JP2000201473A - Dc/dcコンバ―タ - Google Patents

Dc/dcコンバ―タ

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JP2000201473A
JP2000201473A JP11199457A JP19945799A JP2000201473A JP 2000201473 A JP2000201473 A JP 2000201473A JP 11199457 A JP11199457 A JP 11199457A JP 19945799 A JP19945799 A JP 19945799A JP 2000201473 A JP2000201473 A JP 2000201473A
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Japan
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load
voltage
output
switching transistor
output side
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JP11199457A
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Kouji Ichiba
弘児 市場
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチングトランジスタにおける消費電流
の低減化、軽負荷時の電源効率の向上を図ること。 【解決手段】 負荷で消費される負荷電流の軽重を検出
する負荷電流検出手段(12)と、負荷出力側出力直流
電圧の目標電圧値からのずれ量を検出する誤差検出増幅
手段(11)と、誤差検出増幅信号に基づいてスイッチ
ングトランジスタのパルス幅変調制御用の負荷制御信号
を生成するコントローラ(18)と、複数のスイッチン
グトランジスタ(M2,M3)の中から活性化すべきス
イッチングトランジスタを負荷軽重検出信号に応じて選
択して活性化したスイッチングトランジスタに負荷制御
信号を供給するゲートサイズ変更手段(16)とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源用の半導体装
置に関し、特に、電池等の外部供給電源から与えられる
外部供給電圧を所定の定電圧に変換して出力する際に定
電圧の出力先における重負荷状態と軽負荷状態とを判別
して負荷状態に応じてスイッチングトランジスタを最適
にスイッチング制御して軽負荷時の電源効率の向上を図
るスイッチング型定電圧電源の一種であるDC/DCコ
ンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のDC/DCコンバータとし
ては、例えば、特開平7−322608号公報に示すよ
うなものがある(図6参照)。
【0003】すなわち、従来のDC/DCコンバータ2
Aは、DCモータ駆動回路等の重負荷回路12Aと、制
御信号を発生するIC回路等の軽負荷回路15Aとに共
通の電源ライン18Aを介して電力を供給するものであ
って、重負荷及び軽負荷に対して直列あるいは並列に挿
入された電源ライン18Aに対してスイッチング制御を
行うスイッチ8Aと、トランジスタ5Aのスイッチング
の期間を電源ライン18Aの負荷出力側の電圧V001
応じてこの電圧V001が一定になるようにパルス幅変調
制御(Pulse Width Moduratio
n:PWM)を行う制御回路6Aと、所定の周期でトラ
ンジスタ5AをONあるいはOFFさせてパルス周波数
制御(Pulse Frequency Modura
tion:PFM)を行う発振回路7Aとを有してい
た。
【0004】この様な回路構成のDC/DCコンバータ
2Aにおける制御手段20A(MCU)は、重負荷回路
12Aに電力を供給するときには、スイッチ8Aを介し
て電池16Aの電池電圧Vccを制御回路6Aに供給して
この制御回路6Aを動作させてパルス幅変調制御を実行
させ、また、軽負荷回路15Aだけが動作するときに
は、電池16Aの電池電圧Vccから制御回路6Aを切り
離してこの制御回路6Aの動作を停止させると同時にス
イッチ8Aを介して電池16Aの電池電圧Vccを発振回
路7Aに供給して発振回路7Aを動作させてパルス周波
数制御を実行させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のDC/DCコンバータ2Aにおいて、負荷状
態に応じてパルス幅変調制御とパルス周波数制御とを切
り替えて使用していたため、軽負荷時パルス周波数制御
に切り替わった際に効率は向上するものの、コンバータ
が供給する出力側出力直流電圧にランダムな周波数ノイ
ズが重畳してしまうという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、第1に、パルス幅変調制御
を保持した状態で、すなわち、出力側出力直流電圧にラ
ンダムな周波数ノイズが重畳していない状態で軽負荷時
の電源効率の向上を図ることを目的とし、第2に、内部
クロックを発生させる際に必要とされる消費電流の中で
負荷出力側出力直流電圧を発生するドライバトランジス
タであるスイッチングトランジスタのゲート容量をチャ
ージあるいはディスチャージするために必要とされる電
流量が最も大きいことに着目し、負荷電流が小さくなっ
た軽負荷時にスイッチングトランジスタ(ドライバトラ
ンジスタ)のゲートサイズを小さくする制御を実行する
ことにより、スイッチングトランジスタにおける消費電
流の低減化を図り、これによって軽負荷時の電源効率の
向上を図ることを目的としている。
【0007】また、同様の主旨で、負荷電流が小さくな
った軽負荷時にスイッチングトランジスタ(ドライバト
ランジスタ)のパルス幅変調制御における周波数を低く
する制御を実行することにより、スイッチングトランジ
スタのゲート容量をチャージあるいはディスチャージす
る回数の低減化を図り、これによって軽負荷時の電源効
率の向上を図ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
成された請求項1に記載の発明(図4参照)は、外部供
給電源から与えられる外部供給電圧を所定の定電圧に変
換して出力するようにスイッチングトランジスタをスイ
ッチング制御するスイッチング型定電圧電源の一種であ
って、負荷出力側の出力直流電圧が低下した際にスイッ
チングトランジスタのON時間を長くする一方で、負荷
出力側出力直流電圧が上昇した際にスイッチングトラン
ジスタのON時間を短くするようにスイッチング周波数
を一定に保持した状態でスイッチングトランジスタのデ
ューティ率(ON時間とOFF時間の合計に対するON
時間の割合)を変更して負荷出力側出力直流電圧を一定
電圧に制御するパルス幅変調制御方式のDC/DCコン
バータにおいて、前記負荷出力側出力直流電圧の供給先
の負荷で消費される負荷電流の軽重を検出すると共に、
当該負荷の軽重にかかる負荷軽重検出信号を生成する負
荷電流検出手段(12)と、前記負荷出力側出力直流電
圧の目標電圧値からのずれ量を検出すると共に、当該上
昇電圧または当該低下電圧に応じた誤差検出増幅信号を
生成する誤差検出増幅手段(11)と、前記誤差検出増
幅信号に基づいて前記負荷出力側出力直流電圧が低下し
たと判断した際に前記スイッチングトランジスタのON
時間を長くしまた前記誤差検出増幅信号に基づいて前記
負荷出力側出力直流電圧が上昇したと判断した際に前記
スイッチングトランジスタのON時間を短くするよう
に、前記スイッチング周波数を一定に保持した状態で当
該スイッチングトランジスタの前記デューティ率を変更
するパルス幅変調制御用の負荷制御信号を生成するコン
トローラ(18)と、負荷及び前記負荷制御信号ならび
に前記負荷軽重検出信号に対して各々並列に接続され当
該負荷制御信号に応じて当該負荷に前記負荷出力側出力
直流電圧を供給する複数の前記スイッチングトランジス
タと、当該複数のスイッチングトランジスタの中から活
性化すべきスイッチングトランジスタを前記負荷軽重検
出信号に応じて選択して当該活性化したスイッチングト
ランジスタに当該負荷制御信号を供給するドライバ選択
部(162)とを備えたゲートサイズ変更手段とを有す
るDC/DCコンバータである。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、コントロ
ーラが、誤差検出増幅信号に基づいて負荷出力側出力直
流電圧が低下したと判断した際にスイッチングトランジ
スタのON時間を長くしまた誤差検出増幅信号に基づい
て負荷出力側出力直流電圧が上昇したと判断した際にス
イッチングトランジスタのON時間を短くするように、
スイッチング周波数を一定に保持した状態でスイッチン
グトランジスタのデューティ率を変更するパルス幅変調
制御用の負荷制御信号を生成し、ゲートサイズ変更手段
が、複数のスイッチングトランジスタの中から活性化す
べきスイッチングトランジスタを負荷軽重検出信号に応
じて選択して活性化したスイッチングトランジスタに負
荷制御信号を供給して負荷電流が小さくなった軽負荷時
のスイッチングトランジスタのゲートサイズを小さくす
る制御を実行することにより、内部クロックを発生させ
る際に必要とされる消費電流の中で負荷出力側出力直流
電圧を発生するスイッチングトランジスタのゲート容量
をチャージあるいはディスチャージするために必要とさ
れる電流量を低減できるようになり、その結果、スイッ
チングトランジスタにおける消費電流の低減化を図り、
これによって軽負荷時の電源効率の向上を図ることがで
きるようになる。
【0010】また、請求項2に記載の発明(図5参照)
は、外部供給電源から与えられる外部供給電圧を所定の
定電圧に変換して出力するようにスイッチングトランジ
スタをスイッチング制御するスイッチング型定電圧電源
の一種であって、負荷出力側の出力直流電圧が低下した
際にスイッチングトランジスタのON時間を長くする一
方で、負荷出力側出力直流電圧が上昇した際にスイッチ
ングトランジスタのON時間を短くして負荷出力側出力
直流電圧を一定電圧に制御するパルス幅変調制御方式の
DC/DCコンバータにおいて、前記負荷出力側出力直
流電圧の供給先の負荷で消費される負荷電流の軽重を検
出すると共に、当該負荷の軽重にかかる負荷軽重検出信
号を生成する負荷電流検出手段(12)と、前記負荷軽
重検出信号に基づいて前記負荷出力側出力直流電流が小
さいと判断した際に前記スイッチングトランジスタのO
Nする周波数が低いパルス幅変調制御を実行するための
制御パラメータにかかるPWM制御信号を生成するため
のクロックを発生し、また前記負荷軽重検出信号に基づ
いて前記負荷出力側出力直流電流が大きいと判断した際
に前記スイッチングトランジスタのONする周波数が高
いパルス幅変調制御を実行するための制御パラメータに
かかるPWM制御信号を生成するためのクロックを発生
するPWM制御周波数発生用オシレータ(14)と、前
記負荷出力側出力直流電圧の目標電圧値からのずれ量を
検出すると共に、当該上昇電圧または当該低下電圧に応
じた誤差検出増幅信号を生成する誤差検出増幅手段(1
1)と、前記誤差検出増幅信号に基づいて前記負荷出力
側出力直流電圧が低下と判断した際に前記スイッチング
トランジスタのON時間を長くし、また前記誤差検出増
幅信号に基づいて前記負荷出力側出力直流電圧が上昇し
たと判断した際に前記スイッチングトランジスタのON
時間を短くするように、前記スイッチング周波数を一定
に保持した状態で当該スイッチングトランジスタのデュ
ーティ率を変更するパルス幅変調制御用の負荷制御信号
を前記クロックに基づいて生成するコントローラ(1
8)と、前記負荷制御信号に応じて当該負荷に前記負荷
出力側出力直流電圧を供給する単一のスイッチングトラ
ンジスタ(M2)とを有するDC/DCコンバータであ
る。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、PWM制
御周波数発生用オシレータが、負荷軽重検出信号に基づ
いて負荷出力側出力直流電流が小さいと判断した際にス
イッチングトランジスタのONする周波数が低いパルス
幅変調制御を実行するための制御パラメータにかかるP
WM制御信号を生成するためのクロックを発生し、また
負荷軽重検出信号に基づいて負荷出力側出力直流電流が
大きいと判断した際にスイッチングトランジスタのON
する周波数が高いパルス幅変調制御を実行するための制
御パラメータにかかるPWM制御信号を生成するための
クロックを発生し、誤差検出増幅手段が、負荷出力側出
力直流電圧の目標電圧値からのずれ量を検出すると共
に、上昇電圧または低下電圧に応じた誤差検出増幅信号
を生成し、コントローラが、誤差検出増幅信号とPWM
制御周波数発生用オシレータに基づいて負荷出力側出力
直流電圧が低下したと判断した際にスイッチングトラン
ジスタのON時間を長くし、また誤差検出増幅信号とP
WM制御周波数発生用オシレータに基づいて負荷出力側
出力直流電圧が上昇したと判断した際にスイッチングト
ランジスタのON時間を短くするように、スイッチング
周波数を一定に保持した状態でスイッチングトランジス
タのON時間とOFF時間との割合であるデューティを
変更するパルス幅変調制御用の負荷制御信号を生成し、
単一のスイッチングトランジスタに負荷制御信号を供給
して負荷電流が小さくなった軽負荷時にスイッチングト
ランジスタのパルス幅変調制御における周波数を低くす
る制御を実行することにより、内部クロックを発生させ
る際に必要とされる消費電流の中で負荷出力側出力直流
電圧を発生するスイッチングトランジスタのゲート容量
をチャージあるいはディスチャージするために必要とさ
れる電流量を低減できるようになり、その結果、スイッ
チングトランジスタのゲート容量をチャージあるいはデ
ィスチャージする回数の低減化を図り、これによって軽
負荷時の電源効率の向上を図ることができるようにな
る。
【0012】また、請求項3に記載の発明(図1参照)
は、外部供給電源から与えられる外部供給電圧を所定の
定電圧に変換して出力するようにスイッチングトランジ
スタをスイッチング制御するスイッチング型定電圧電源
の一種であって、負荷出力側の出力直流電圧が低下した
際にスイッチングトランジスタのON時間を長くする一
方で、負荷出力側出力直流電圧が上昇した際にスイッチ
ングトランジスタのON時間を短くして負荷出力側出力
直流電圧を一定電圧に制御するパルス幅変調制御方式の
DC/DCコンバータにおいて、前記負荷出力側出力直
流電圧の供給先の負荷で消費される負荷電流の軽重を検
出すると共に、当該負荷の軽重にかかる負荷軽重検出信
号を生成する負荷電流検出手段(12)と、前記負荷軽
重検出信号に基づいて前記負荷出力側出力直流電流が小
さいと判断した際に前記スイッチングトランジスタのO
Nする周波数が低いパルス幅変調制御を実行するための
制御パラメータにかかるPWM制御信号を生成するため
のクロックを発生し、また前記負荷軽重検出信号に基づ
いて前記負荷出力側出力直流電流が大きいと判断した際
に前記スイッチングトランジスタのONする周波数が高
いパルス幅変調制御を実行するための制御パラメータに
かかるPWM制御信号を生成するためのクロックを発生
するPWM制御周波数発生用オシレータ(14)と、前
記負荷出力側出力直流電圧の目標電圧値からのずれ量を
検出すると共に、当該上昇電圧または当該低下電圧に応
じた誤差検出増幅信号を生成する誤差検出増幅手段(1
1)と、前記誤差検出増幅信号と前記PWM制御周波数
発生用オシレータに基づいて前記負荷出力側出力直流電
圧が低下したと判断した際に前記スイッチングトランジ
スタのON時間を長くし、また前記誤差検出増幅信号と
前記PWM制御周波数発生用オシレータに基づいて前記
負荷出力側出力直流電圧が上昇したと判断した際に前記
スイッチングトランジスタのON時間を短くするよう
に、前記スイッチング周波数を一定に保持した状態で当
該スイッチングトランジスタのデューティ率を変更する
パルス幅変調制御用の負荷制御信号を前記クロックに基
づいて生成するコントローラ(18)と、負荷及び前記
負荷制御信号ならびに前記負荷軽重検出信号に対して各
々並列に接続され当該負荷制御信号に応じて当該負荷に
前記負荷出力側出力直流電圧を供給する複数の前記スイ
ッチングトランジスタ(M2,M3)と、当該複数のス
イッチングトランジスタの中から活性化すべきスイッチ
ングトランジスタを前記負荷軽重検出信号に応じて選択
して当該活性化したスイッチングトランジスタに当該負
荷制御信号を供給するドライバ選択部(162)とを備
えたゲートサイズ変更手段とを有するDC/DCコンバ
ータである。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、PWM制
御周波数発生用オシレータが、負荷軽重検出信号に基づ
いて負荷出力側出力直流電流が小さいと判断した際にス
イッチングトランジスタのONする周波数が低いパルス
幅変調制御を実行するための制御パラメータにかかるP
WM制御信号を生成するためのクロックを発生し、また
前記負荷軽重検出信号に基づいて負荷出力側出力直流電
流が大きいと判断した際にスイッチングトランジスタの
ONする周波数が高いパルス幅変調制御を実行するため
の制御パラメータにかかるPWM制御信号を生成するた
めのクロックを発生し、誤差検出増幅手段が、負荷出力
側出力直流電圧の目標電圧値からのずれ量を検出すると
共に、上昇電圧または低下電圧に応じた誤差検出増幅信
号を生成し、コントローラが、誤差検出増幅信号とPW
M制御周波数発生用オシレータに基づいて負荷出力側出
力直流電圧が低下したと判断した際にスイッチングトラ
ンジスタのON時間を長くし、また誤差検出増幅信号と
PWM制御周波数発生用オシレータに基づいて負荷出力
側出力直流電圧が上昇したと判断した際にスイッチング
トランジスタのON時間を短くするように、スイッチン
グ周波数を一定に保持した状態でスイッチングトランジ
スタのデューティ率を変更するパルス幅変調制御用の負
荷制御信号を生成し、ゲートサイズ変更手段が、複数の
スイッチングトランジスタの中から活性化すべきスイッ
チングトランジスタを負荷軽重検出信号に応じて選択し
て活性化したスイッチングトランジスタに負荷制御信号
を供給して負荷電流が小さくなった軽負荷時のスイッチ
ングトランジスタのゲートサイズを小さくする制御、及
びスイッチングトランジスタのパルス幅変調制御におけ
る周波数を低くする制御を実行することにより、内部ク
ロックを発生させる際に必要とされる消費電流の中で負
荷出力側出力直流電圧を発生するスイッチングトランジ
スタのゲート容量をチャージあるいはディスチャージす
るために必要とされる電流量を低減できるようになり、
その結果、スイッチングトランジスタにおける消費電流
の低減化を図り、これによって軽負荷時の電源効率の向
上を図ることができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のDC/DCコン
バータ10の一実施形態を説明するための機能ブロック
図である。
【0015】図1に示すDC/DCコンバータ10は、
リチウムイオンバッテリー(電池)等の外部供給電源か
ら定電圧発生用インダクタL(定電圧発生手段)を介し
て電源接続端子Lxから与えられる外部供給電圧Vsply
を、定電圧発生用インダクタLと定電圧発生コンデンサ
Cと整流ダイオードDとで構成される定電圧発生手段を
用いて一定電圧の(ボルテージレギュレーションされ
た)出力直流電圧Voutとして出力するようにスイッチ
ングトランジスタM2,M3をスイッチング制御するスイ
ッチング型定電圧電源(ボルテージレギュレータ)の一
種であり、負荷出力側の出力直流電圧Voutが低下した
際にスイッチングトランジスタM2,M3のON時間を長
くする一方で、負荷出力側出力直流電圧Voutが上昇し
た際にスイッチングトランジスタM2,M3のON時間を
短くするようにスイッチングPWM制御変調周波数fを
一定に保持した状態で、スイッチングトランジスタ
2,M3のON時間(導通時間)とOFF時間(非導通
時間)の合計に対するON時間の割合であるデューティ
率Duty(図1参照)を変更して負荷出力側出力直流
電圧Voutを一定電圧に制御するパルス幅変調制御(P
WM)を実行することができる。
【0016】更に加えて、図1のDC/DCコンバータ
10は、負荷出力側の出力直流電流Ioutが所定値未満
に低下した際にスイッチングトランジスタM2,M3のO
NするPWM制御変調周波数f(=パルス幅変調制御の
周波数)を低くする一方で、負荷出力側出力直流電流I
outが所定値以上に保たれている間にスイッチングトラ
ンジスタM2,M3のONするPWM制御変調周波数fを
低下させないようにパルス幅変調制御を保持した状態で
負荷出力側出力直流電圧Voutを一定電圧に制御するパ
ルス幅変調制御(PWM)を実行することもできる。
【0017】このようなDC/DCコンバータ10は、
負荷電流検出手段12、誤差検出増幅手段11、コント
ローラ18、ゲートサイズ変更手段16、PWM制御周
波数発生用オシレータ14、信号バッファー168を中
心とするハードウェア構成となっている。
【0018】図1に示す誤差検出増幅手段11は、エラ
ーアンプ(errAmp)とも呼ばれ、負荷出力側出力
直流電圧Voutの目標電圧値(=DC/DCコンバータ
10の定電圧値)からのずれ量を検出すると同時に、上
昇電圧または低下電圧に比例した誤差検出増幅信号11
aを発生する機能を有し、具体的には、オペアンプを用
いて実現している。
【0019】具体的には、誤差検出増幅手段11は、レ
ファレンス抵抗素子Rref1とレファレンス抵抗素子R
ref2とで負荷出力側出力直流電圧Voutを所定比率(=
ref2/(Rref1+Rref2))に分圧したフィードバッ
ク(FB)電圧(=Vout・Rr ef2/(Rref1
ref2))をオペアンプの非反転入力端子(+)に入力
し、定電圧発生手段であるツェナーダイオードDzのツ
ェナー電圧Vzを反転入力端子(−)に入力し、電圧V
out・Rref1/(Rref1+Rref2)とツェナー電圧Vz
の差を、前述の目標電圧値からのずれ量(=誤差検出増
幅信号11a(errAmp(エラーアンプ)出力))
として出力している。
【0020】PWM制御周波数発生用オシレータ14
は、MOSFETM4(M5)、論理素子NOT、電流
源、遅延コンデンサC1(C2)で構成される論理回路が
カスコード接続されて成るリングオシレータを基本回路
とし、負荷軽重検出信号12a(図1中の検出器出力)
に基づいて負荷出力側出力直流電流Ioutが所定値未満
に低下したと判断した際にスイッチングトランジスタM
2,M3のON(活性化状態)するPWM制御変調周波数
fが低い(本実施例では、例えば30kHz)パルス幅
変調制御を実行するための制御パラメータ(具体的に
は、パルス幅やパルス周波数)を指定するPWM制御信
号を生成するためのクロック14aを発生し、また負荷
軽重検出信号12aに基づいて負荷出力側出力直流電流
outが所定値以上に上昇したと判断した際にはスイッ
チングトランジスタM2,M3のONするPWM制御変調
周波数fが高い(本実施例では、例えば100kHz)
パルス幅変調制御を実行するための制御パラメータを指
定するPWM制御信号を生成するためのクロック14a
を発生する機能を有している。
【0021】図1に示す負荷電流検出手段12(図中の
検出器)は、負荷出力側出力直流電圧Voutの供給先の
負荷で消費される負荷電流の軽重を検出すると同時に、
軽負荷または重負荷を識別するための負荷軽重検出信号
12aを発生する機能を有している。
【0022】図1に示す負荷電流検出手段12がパルス
幅変調制御(PWM)に関与する場合、具体的には、e
rrAmp出力11aの信号レベルは、出力電流(負荷
電流)Ioutが大きくなるとデューティDutyを広げ
るために低い電位にシフトしていく。このとき、ドライ
バ選択部162はスイッチングトランジスタM2,M3
ゲートサイズを小さくする動作を行わない。一方、er
rAmp出力11aの信号レベルは、出力電流(負荷電
流)Ioutが小さくなるとデューティDutyを狭くす
るために高い電位にシフトしていく。このとき、err
Amp出力11aのレベルが所定レベルよりも高くなる
と、スイッチングトランジスタM1による定電流インバ
ータが反転動作を行い、スイッチングトランジスタM3
のゲートが接地電位(GND)に固定される。これによ
り、スイッチングトランジスタM 2のみが実際に活性化
されることになり、その結果、スイッチングトランジス
タM2,M3のゲート容量Cgate1,Cgate2をチャージし
たりディスチャージするために必要とされる電流量を低
減できるようになり、その結果、スイッチングトランジ
スタM2,M3における消費電流の低減化を図り、これに
よって軽負荷時であっても高い電源効率を実現すること
ができるようになる。
【0023】ここで、電源効率は、[(出力直流電圧V
out)×(出力直流電流Iout)]/[(外部供給電源V
sply)×(入力電流)]×100[%]で算出される。
【0024】また負荷電流検出手段12がパルス幅変調
制御(PWM)に関与する場合、具体的には、出力電流
(負荷電流)Ioutが大きいとき、errAmp出力1
1aの信号レベルは低レベルにあるのでスイッチングト
ランジスタM1による定電流インバータは反転しないの
で、PWM制御変調周波数fは切り替わらない。一方、
出力電流(負荷電流)Ioutが小さいとき、errAm
p出力11aの信号レベルが高い電位にシフトしてい
き、そのレベルが所定レベルよりも高くなると、スイッ
チングトランジスタM1による定電流インバータが反転
動作を行い、PWM制御周波数発生用オシレータ14の
スイッチングトランジスタM4,M5がOFFとなる。こ
れにより、PWM制御変調周波数fを決定している遅延
コンデンサC1,C2をディスチャージする定電流値が少
なくなり、その結果、PWM制御周波数発生用オシレー
タ14のPWM制御変調周波数fが低くなる。
【0025】これにより、内部クロックを発生させる際
に必要とされる消費電流の中で負荷出力側出力直流電圧
outを発生するスイッチングトランジスタM2,M3
ゲート容量Cgate1,Cgate2をチャージしたりディスチ
ャージするために必要とされる電流量を低減できるよう
になり、その結果、スイッチングトランジスタM2,M3
のゲート容量Cgate1,Cgate2をチャージしたりディス
チャージする回数を少なくし、これによって軽負荷時で
あっても高い電源効率を実現することができるようにな
る。
【0026】図2は、図1のDC/DCコンバータ10
におけるヒステリシス特性を有する負荷電流検出手段1
2(検出器)の一実施形態を説明するための回路図であ
る。
【0027】図2に示す負荷電流検出手段12は、負荷
出力側出力直流電圧VCoutの供給先の軽負荷または重
負荷で消費される負荷電流の軽重を検出する際の識別レ
ベルにヒステリシス特性を持たせた負荷軽重検出信号1
2aを発生する点に特徴を有している。
【0028】このようなヒステリシス特性は、MOSト
ランジスタM6,M7から構成されるカレントミラー回路
において、MOSトランジスタM7に流れる電流を決定
するためにレファレンス電圧irefを用いてMOSトラ
ンジスタM8,M10を駆動する際に、MOSトランジス
タM8,M10を同時にONする制御、MOSトランジス
タM9をOFFしてMOSトランジスタM8のみONする
制御を切り替えることによって、負荷検知電流Iをヒス
テリシス制御することにより実現している。
【0029】図1に示すコントローラ18は、errA
mp出力11aに基づいて負荷出力側出力直流電圧V
outが低下したと判断した際にスイッチングトランジス
タM2,M3のON時間を長くしまたerrAmp出力1
1aに基づいて負荷出力側出力直流電圧Voutが上昇し
たと判断した際にスイッチングトランジスタM2,M3
ON時間を短くするように、スイッチングPWM制御変
調周波数fを一定に保持した状態で、スイッチングトラ
ンジスタM2,M3のデューティ率Dutyを変更するパ
ルス幅変調制御用の負荷制御信号18aを発生する機能
を有している。
【0030】図1に示す信号バッファー168は、コン
トローラ18からの負荷制御信号18aをバッファリン
グしてバッファリング信号168aとして第1ドライバ
161とドライバ選択部162とに供給する機能を有し
ている。
【0031】図1に示すゲートサイズ変更手段16は、
負荷電流が小さくなった軽負荷時のスイッチングトラン
ジスタM2,M3のゲートサイズを小さくする制御を実行
する機能を実現するために、第1ドライバ161、第2
ドライバ163、ドライバ選択部162を中心とするハ
ードウェア構成となっている。
【0032】図1に示す第1ドライバ161は、ドレイ
ンが共通に電源接続端子Lxに接続されたソース接地の
nチャネルMOSFETをスイッチングトランジスタM
2として有し、バッファリング信号168aをスイッチ
ングトランジスタM2のゲートに出力する論理素子NO
Tが直列に3段接続された論理回路で構成されている。
【0033】このとき、スイッチングトランジスタM2
は、負荷制御信号18aに応じて負荷に負荷出力側出力
直流電圧Voutを供給する機能を有している。
【0034】図1に示すドライバ選択部162は、負荷
軽重検出信号12aが入力される論理素子NOT、この
論理素子NOTの出力とバッファリング信号168aと
の論理NOR演算を行う論理素子NORを備え、負荷軽
重検出信号12aに応じてスイッチングトランジスタM
3を選択して活性化するため負荷制御信号18aを第2
ドライバ163に供給する論理構成となっている。
【0035】図1に示す第2ドライバ163は、ドレイ
ンが共通に電源接続端子Lxに接続されたソース接地の
nチャネルMOSFETをスイッチングトランジスタM
3として有し、ドライバ選択部162からの論理出力が
スイッチングトランジスタM 3のゲートに出力する論理
素子NOTが直列に2段接続された論理回路で構成され
ている。
【0036】このとき、スイッチングトランジスタM3
は、負荷制御信号18aに応じて負荷に負荷出力側出力
直流電圧Voutを供給する機能を有している。
【0037】図3は、図1のDC/DCコンバータ10
の基本動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0038】上述のDC/DCコンバータ10におい
て、図3のA部に示すように、検出器12は、負荷出力
側出力直流電圧Voutの供給先の負荷で消費される負荷
電流I0を低負荷電流I2を下限値とし重負荷電流I1
上限値として負荷電流I0の軽重を検出すると同時に、
軽負荷検出時にLレベルの負荷軽重検出信号12aを出
力し、重負荷検出時にHレベルの負荷軽重検出信号12
aを出力する。なお、図中横軸Tは時間軸を意味してい
る。
【0039】パルス幅変調制御を行う場合、これに同期
してコントローラ18が、errAmp出力11aの信
号レベルに基づいて負荷出力側出力直流電圧Voutが低
下したと判断した際にスイッチングトランジスタM2
3のON時間を長くしまたerrAmp出力11aに
基づいて負荷出力側出力直流電圧Voutが上昇したと判
断した際にスイッチングトランジスタM2,M3のON時
間を短くするように、スイッチングPWM制御変調周波
数fを一定に保持した状態で、スイッチングトランジス
タM2,M3のデューティ率Dutyを変更するパルス幅
変調制御用の負荷制御信号18aを発生する。
【0040】これに同期してゲートサイズ変更手段16
が、複数のスイッチングトランジスタM2,M3の中から
活性化すべきスイッチングトランジスM2,M3を負荷軽
重検出信号12aに応じて選択して活性化したスイッチ
ングトランジスタM2,M3のゲート端子に負荷制御信号
18aを供給する(図3のM2ゲート電位、M3ゲート電
位参照)。
【0041】具体的には、パルス幅変調制御(PWM)
を実行する場合、errAmp出力11aの信号レベル
は、出力電流(負荷電流)Ioutが大きくなるとデュー
ティDutyを広げるために低い電位にシフトしてい
く。このとき、ドライバ選択部162はスイッチングト
ランジスタM2,M3のゲートサイズを小さくする動作を
行わない。一方、errAmp出力11aの信号レベル
は、出力電流(負荷電流)Ioutが小さくなるとデュー
ティDutyを狭くするために高い電位にシフトしてい
く。このとき、errAmp出力11aのレベルが所定
レベルよりも高くなると、スイッチングトランジスタM
1による定電流インバータが反転動作を行い、スイッチ
ングトランジスタM3のゲート電位が接地電位(GN
D)に固定される。これにより、スイッチングトランジ
スタM2のみが実際に活性化されることになり、その結
果、スイッチングトランジスタM2,M3のゲート容量C
gate1,Cgate2をチャージしたりディスチャージするた
めに必要とされる電流量を低減できるようになり、その
結果、スイッチングトランジスタM2,M3における消費
電流の低減化を図り、これによって軽負荷時であっても
高い電源効率を実現することができるようになる。
【0042】同様の主旨で、パルス幅変調制御を実行す
る場合、図3のB部に示すように、検出器12の出力に
同期してPWM制御周波数発生用オシレータ14が、負
荷軽重検出信号12aに基づいて負荷出力側出力直流電
流Ioutが低下したと判断した際にスイッチングトラン
ジスタM2,M3のONするPWM制御変調周波数fを低
くした(具体的には、100kHz→30kHzに周波
数を落とした)パルス幅変調制御を実行するための制御
パラメータを指定するPWM制御信号14aを発生し、
また負荷軽重検出信号12aに基づいて負荷出力側出力
直流電流Ioutが上昇したと判断した際にスイッチング
トランジスタM2,M3のONするPWM制御変調周波数
fを特に変化させない(具体的には、f=100kHz
を保持する)パルス幅変調制御を実行するための制御パ
ラメータを指定するPWM制御信号を生成するためのク
ロック14aを発生する。
【0043】これに同期して誤差検出増幅手段11が、
負荷出力側出力直流電圧Voutの目標電圧値(=DC/
DCコンバータ10の定電圧値)からのずれ量を検出す
ると同時に、上昇電圧または低下電圧に比例したerr
Amp出力11aを発生する。
【0044】これに同期してコントローラ18が、er
rAmp出力11aに基づいて負荷出力側出力直流電圧
outが低下したと判断した際にスイッチングトランジ
スタM2,M3のON時間を長くし、またerrAmp出
力11aに基づいて負荷出力側出力直流電圧Voutが上
昇したと判断した際にスイッチングトランジスタM2
3のON時間を短くするように、スイッチングPWM
制御変調周波数fを一定に保持した状態で、スイッチン
グトランジスタM2,M3のデューティ率Dutyを変更
するパルス変調制御用の負荷制御信号18aを発生す
る。
【0045】これにより、内部クロックを発生させる際
に必要とされる消費電流の中で負荷出力側出力直流電圧
outを発生するスイッチングトランジスタM2,M3
ゲート容量Cgate1,Cgate2をチャージしたりディスチ
ャージするために必要とされる電流量を低減できるよう
になり、その結果、スイッチングトランジスタM2,M3
のゲート容量Cgate1,Cgate2をチャージしたりディス
チャージする回数を少なくし、これによって軽負荷時で
あっても高い電源効率を実現することができるようにな
る。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の発明(図4参照)によ
れば、負荷電流が小さくなった軽負荷時のスイッチング
トランジスタのゲートサイズを小さくする制御を実行す
ることにより、内部クロックを発生させる際に必要とさ
れる消費電流の中で負荷出力側出力直流電圧を発生する
スイッチングトランジスタのゲート容量をチャージある
いはディスチャージするために必要とされる電流量を低
減できるようになり、その結果、スイッチングトランジ
スタにおける消費電流の低減化を図り、これによって軽
負荷時の電源効率の向上を図ることができるようにな
る。
【0047】また請求項2に記載の発明(図5参照)に
よれば、負荷電流が小さくなった軽負荷時にスイッチン
グトランジスタのパルス幅変調制御における周波数を低
くする制御を実行することにより、内部クロックを発生
させる際に必要とされる消費電流の中で負荷出力側出力
直流電圧を発生するスイッチングトランジスタのゲート
容量をチャージあるいはディスチャージするために必要
とされる電流量を低減できるようになり、その結果、ス
イッチングトランジスタのゲート容量をチャージあるい
はディスチャージする回数の低減化を図り、これによっ
て軽負荷時の電源効率の向上を図ることができるように
なる。
【0048】また請求項3(図1参照)に記載の発明に
よれば、負荷電流が小さくなった軽負荷時のスイッチン
グトランジスタのゲートサイズを小さくする制御、及び
スイッチングトランジスタのパルス幅変調制御における
周波数を低くする制御を実行することにより、内部クロ
ックを発生させる際に必要とされる消費電流の中で負荷
出力側出力直流電圧を発生するスイッチングトランジス
タのゲート容量をチャージあるいはディスチャージする
ために必要とされる電流量を低減できるようになり、そ
の結果、スイッチングトランジスタにおける消費電流の
低減化を図り、これによって軽負荷時の電源効率の向上
を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDC/DCコンバータの一実施形態を
説明するための機能ブロック図である(請求項3対応
図)。
【図2】図1のDC/DCコンバータにおけるヒステリ
シス特性を有する負荷電流検出手段(検出器)の一実施
形態を説明するための回路図である。
【図3】図1のDC/DCコンバータの基本動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図4】本発明のDC/DCコンバータの一実施形態を
示す機能ブロック図である(請求項1対応図)。
【図5】本発明のDC/DCコンバータの一実施形態を
示す機能ブロック図である(請求項2対応図)。
【図6】従来のDC/DCコンバータを説明するための
回路図である。
【符号の説明】
10…DC/DCコンバータ 11…誤差検出増幅手段(エラーアンプ) 11a…誤差検出増幅信号(エラーアンプ出力) 12…負荷電流検出手段(検出器) 12a…負荷軽重検出信号(検出器出力) 14…PWM制御周波数発生用オシレータ 14a…PWM制御信号 16…ゲートサイズ変更手段手段 161…第1ドライバ 162…ドライバ選択部 163…第2ドライバ 168…信号バッファー 18…コントローラ 18a…負荷制御信号 L…定電圧発生用リアクタンス(定電圧発生手段) Lx…電源接続端子 C…定電圧発生コンデンサ(定電圧発生手段) C1,C2…遅延コンデンサ D…整流ダイオード(定電圧発生手段) Dz…定電圧発生手段(ツェナーダイオード) I…負荷検知電流(定電流) Iout…出力電流 M1〜M10…MOSFET Rref1…レファレンス抵抗素子 Rref2…レファレンス抵抗素子 Vout…負荷出力側の出力直流電圧 Vsply…外部供給電源(電池) Vz…ツェナー電圧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部供給電源から与えられる外部供給電
    圧を所定の定電圧に変換して出力するようにスイッチン
    グトランジスタをスイッチング制御するスイッチング型
    定電圧電源の一種であって、負荷出力側の出力直流電圧
    が低下した際にスイッチングトランジスタのON時間を
    長くする一方で、負荷出力側出力直流電圧が上昇した際
    にスイッチングトランジスタのON時間を短くするよう
    にスイッチング周波数を一定に保持した状態でスイッチ
    ングトランジスタのON時間とOFF時間の合計に対す
    るON時間の割合であるデューティ率(デューティファ
    クタ)を変更して負荷出力側出力直流電圧を一定電圧に
    制御するパルス幅変調制御方式のDC/DCコンバータ
    において、 前記負荷出力側出力直流電圧の供給先の負荷で消費され
    る負荷電流の軽重を検出すると共に、当該負荷の軽重に
    かかる負荷軽重検出信号を生成する負荷電流検出手段
    と、 前記負荷出力側出力直流電圧の目標電圧値からのずれ量
    を検出すると共に、当該上昇電圧または当該低下電圧に
    応じた誤差検出増幅信号を生成する誤差検出増幅手段
    と、 前記誤差検出増幅信号に基づいて前記負荷出力側出力直
    流電圧が低下したと判断した際に前記スイッチングトラ
    ンジスタのON時間を長くしまた前記誤差検出増幅信号
    に基づいて前記負荷出力側出力直流電圧が上昇したと判
    断した際に前記スイッチングトランジスタのON時間を
    短くするように、前記スイッチング周波数を一定に保持
    した状態で当該スイッチングトランジスタの前記デュー
    ティ率を変更するパルス幅変調制御用の負荷制御信号を
    生成するコントローラと、 負荷及び前記負荷制御信号ならびに前記負荷軽重検出信
    号に対して各々並列に接続され当該負荷制御信号に応じ
    て当該負荷に前記負荷出力側出力直流電圧を供給する複
    数の前記スイッチングトランジスタと、当該複数のスイ
    ッチングトランジスタの中から活性化すべきスイッチン
    グトランジスタを前記負荷軽重検出信号に応じて選択し
    て当該活性化したスイッチングトランジスタに当該負荷
    制御信号を供給するドライバ選択部とを備えたゲートサ
    イズ変更手段とを有することを特徴とするDC/DCコ
    ンバータ。
  2. 【請求項2】 外部供給電源から与えられる外部供給電
    圧を所定の定電圧に変換して出力するようにスイッチン
    グトランジスタをスイッチング制御するスイッチング型
    定電圧電源の一種であって、負荷出力側の出力直流電圧
    が低下した際にスイッチングトランジスタのON時間を
    長くする一方で、負荷出力側出力直流電圧が上昇した際
    にスイッチングトランジスタのON時間を短くして負荷
    出力側出力直流電圧を一定電圧に制御するパルス幅変調
    制御方式のDC/DCコンバータにおいて、 前記負荷出力側出力直流電圧の供給先の負荷で消費され
    る負荷電流の軽重を検出すると共に、当該負荷の軽重に
    かかる負荷軽重検出信号を生成する負荷電流検出手段
    と、 前記負荷軽重検出信号に基づいて前記負荷出力側出力直
    流電流が小さいと判断した際に前記スイッチングトラン
    ジスタのONする周波数が低いパルス幅変調制御を実行
    するための制御パラメータにかかるPWM制御信号を生
    成するためのクロックを発生し、また前記負荷軽重検出
    信号に基づいて前記負荷出力側出力直流電流が大きいと
    判断した際に前記スイッチングトランジスタのONする
    周波数が高いパルス幅変調制御を実行するための制御パ
    ラメータにかかるPWM制御信号を生成するためのクロ
    ックを発生するPWM制御周波数発生用オシレータと、 前記負荷出力側出力直流電圧の目標電圧値からのずれ量
    を検出すると共に、当該上昇電圧または当該低下電圧に
    応じた誤差検出増幅信号を生成する誤差検出増幅手段
    と、 前記誤差検出増幅信号に基づいて前記負荷出力側出力直
    流電圧が低下したと判断した際に前記スイッチングトラ
    ンジスタのON時間を長くし、また前記誤差検出増幅信
    号に基づいて前記負荷出力側出力直流電圧が上昇したと
    判断した際に前記スイッチングトランジスタのON時間
    を短くするように、前記スイッチング周波数を一定に保
    持した状態で当該スイッチングトランジスタのON時間
    とOFF時間の合計に対するON時間の割合であるデュ
    ーティ率(デューティファクタ)を変更するパルス幅変
    調制御用の負荷制御信号を前記クロックに基づいて生成
    するコントローラと、 前記負荷制御信号応じて当該負荷に前記負荷出力側出力
    直流電圧を供給する単一のスイッチングトランジスタと
    を有することを特徴とするDC/DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 外部供給電源から与えられる外部供給電
    圧を所定の定電圧に変換して出力するようにスイッチン
    グトランジスタをスイッチング制御するスイッチング型
    定電圧電源の一種であって、負荷出力側の出力直流電圧
    が低下した際にスイッチングトランジスタのON時間を
    長くする一方で、負荷出力側出力直流電圧が上昇した際
    にスイッチングトランジスタのON時間を短くするよう
    にスイッチング周波数を一定に保持した状態でスイッチ
    ングトランジスタのON時間とOFF時間の合計に対す
    るON時間の割合であるデューティ率(デューティファ
    クタ)を変更して負荷出力側出力直流電圧を一定電圧に
    制御するパルス幅変調制御方式のDC/DCコンバータ
    において、 前記負荷出力側出力直流電圧の供給先の負荷で消費され
    る負荷電流の軽重を検出すると共に、当該負荷の軽重に
    かかる負荷軽重検出信号を生成する負荷電流検出手段
    と、 前記負荷軽重検出信号に基づいて前記負荷出力側出力直
    流電流が小さいと判断した際に前記スイッチングトラン
    ジスタのONする周波数を低くしたパルス幅変調制御を
    実行するための制御パラメータにかかるPWM制御信号
    を生成するためのクロックを発生し、また前記負荷軽重
    検出信号に基づいて前記負荷出力側出力直流電流が大き
    いと判断した際に前記スイッチングトランジスタのON
    する周波数が高いパルス幅変調制御を実行するための制
    御パラメータにかかるPWM制御信号を生成するための
    クロックを発生するPWM制御周波数発生用オシレータ
    と、 前記負荷出力側出力直流電圧の目標電圧値からのずれ量
    を検出すると共に、当該上昇電圧または当該低下電圧に
    応じた誤差検出増幅信号を生成する誤差検出増幅手段
    と、 前記誤差検出増幅信号と前記PWM制御周波数発生用オ
    シレータに基づいて前記負荷出力側出力直流電圧が低下
    したと判断した際に前記スイッチングトランジスタのO
    N時間を長くし、また前記誤差検出増幅信号と前記PW
    M制御周波数発生用オシレータに基づいて前記負荷出力
    側出力直流電圧が上昇したと判断した際に前記スイッチ
    ングトランジスタのON時間を短くするように、前記ス
    イッチング周波数を一定に保持した状態で当該スイッチ
    ングトランジスタのデューティ率を変更するパルス幅変
    調制御用の負荷制御信号を前記クロックに基づいて生成
    するコントローラと、 負荷及び前記負荷制御信号ならびに前記負荷軽重検出信
    号に対して各々並列に接続され当該負荷制御信号に応じ
    て当該負荷に前記負荷出力側出力直流電圧を供給する複
    数の前記スイッチングトランジスタと、当該複数のスイ
    ッチングトランジスタの中から活性化すべきスイッチン
    グトランジスタを前記負荷軽重検出信号に応じて選択し
    て当該活性化したスイッチングトランジスタに当該負荷
    制御信号を供給するドライバ選択部とを備えたゲートサ
    イズ変更手段とを有することを特徴とするDC/DCコ
    ンバータ。
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