JP2000201389A - ヘッドホン - Google Patents

ヘッドホン

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JP2000201389A
JP2000201389A JP11001064A JP106499A JP2000201389A JP 2000201389 A JP2000201389 A JP 2000201389A JP 11001064 A JP11001064 A JP 11001064A JP 106499 A JP106499 A JP 106499A JP 2000201389 A JP2000201389 A JP 2000201389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音源部を含む全体を軽量小型化して使用感
を良好にし、音源部分で発生する音響特性をフラットに
して高品位な音を出す。さらに外見を良くする。 【解決手段】後頭部に掛け渡すヘッドバンド12の各自
由端部に各耳の孔側へバーチカル方式の音源部用のハウ
ジング16を一体的に突設するケース14を設ける。ハ
ウジング16内の空間をケース14内の空間から隔てる
壁部分を貫通する開口を穿設し、若しくはパイプを配置
し、又はこの壁部分に小開口を穿設しこれをダンパで塞
ぐように構成し、音源で発生した音のピーク特性を改善
し高品位な音を直接鼓膜に伝える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヘッドバンドを
後頭部に渡って掛けるバーチカル方式のヘッドホンに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テープレコーダやラジオ等の音
響機器で音楽やその他の音声信号などを聞く場合には、
ヘッドホンが使用されている。従来、ヘッドホンには、
人間の頭部の上側にヘッドバンドを掛ける上掛けタイプ
のヘッドホン、頭部の下側にヘッドバンドを回して掛け
る下掛けタイプのヘッドホン、後頭部側にヘッドバンド
を掛ける後掛けタイプのヘッドホン等がある。
【0003】また、音源となるヘッドホンのドライバユ
ニットからの音声の出力口の配置としては、その音声出
力口部分を側頭部に垂直方向に向けて耳の孔を覆うよう
に配置されるオープンエア方式のヘッドホンの他に、使
用感向上等を目的として、このドライバユニットの音声
出力口部分を人間の耳孔内の頭部の前側に向いた耳孔部
分へ真直に音声出力がなされるように配置したいわゆる
バーチカル方式のヘッドホンも近年使用されるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のヘッ
ドホンでは、高品位の音を出そうとするとドライバユニ
ットが大型化して重くなり、上掛け式のヘッドバンドを
使用者の頭部に載せるようにして自重を支えるか、又は
外耳の耳輪部分にめがねのつる(テンプル)状の係止具
を引掛けることにより自重を支えることになり使用感が
悪くなる。
【0005】また、ヘッドホンのドライバユニットを小
型で軽くすると高品位の音を出すのが困難になるととも
に、小型化に伴い音響特性を向上させるため設けられる
空気放出口の開口部や空気通路の設定が難しくなる。
【0006】本発明は上述の点に鑑み、軽量小型化して
使用感を良好にするとともに、高品位の音を出せるよう
にしたヘッドホンを新たに提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のヘッドホンは、弾性変形可能な細棒状で、後頭部に掛
け渡せるように弧状に形成されたヘッドバンドと、ヘッ
ドバンドの各自由端側にそれぞれ折り返すよう曲げて形
成され、各耳の上側に当接して支持される部分を構成す
る耳回り部と、各耳回り部の自由端からそれぞれ各耳の
孔側へバーチカル方式の音源部用のハウジングを一体的
に突設するよう、ヘッドバンドの両端部にそれぞれ一体
的に設けられたケースと、ハウジング内の空間をケース
内の空間から隔てる壁部分を貫通する開口と、を有する
ことを特徴とする。
【0008】上述のように構成することにより、ヘッド
バンドを後頭部に掛け渡すように着用し、耳回り部が適
度に各耳の上側部位に圧接してヘッドホンの自重の大部
分を支え、各ハウジングを耳孔内の所定の着用位置に保
持して使用感を良好にできる。さらに、バーチカル方式
の音源用のハウジングを、音の発射方向が顔面前方方向
へ延びる耳孔方向に適合する状態に適切に保持して良好
なリスニング状態を安定して設定できる。
【0009】また、ハウジング側の空間とケース内の音
響的に開放された空間とを仕切る壁部分に貫通して設け
られた開口により、音源で発生した音の低音域ピーク特
性をより低い音域に低音のピークが移るようにし、より
高品位な音を直接鼓膜に伝えるようにして良い音を聴取
可能とする。さらに、この開口をケースの内部に配置さ
れる壁部分に設けるためケースやハウジングの外表面に
穴形状が露出しないので、外観上良好なデザインが得ら
れる。
【0010】本発明の請求項2に記載のヘッドホンは、
弾性変形可能な細棒状で、後頭部に掛け渡せるように弧
状に形成されたヘッドバンドと、ヘッドバンドの各自由
端側にそれぞれ折り返すよう曲げて形成され、各耳の上
側に当接して支持される部分を構成する耳回り部と、各
耳回り部の自由端からそれぞれ各耳の孔側へバーチカル
方式の音源部用のハウジングを一体的に突設するよう、
ヘッドバンドの両端部にそれぞれ一体的に設けられたケ
ースと、ハウジング内の空間をケース内の空間から隔て
る壁部分を貫通する小開口と、小開口を塞ぐように配置
されるダンパと、を有することを特徴とする。
【0011】上述のように構成することにより、ヘッド
バンドを後頭部に掛け渡すように着用し、耳回り部が適
度に各耳の上側部位に圧接してヘッドホンの自重の大部
分を支え、各ハウジングを耳孔内の所定の着用位置に保
持して使用感を良好にできる。さらに、バーチカル方式
の音源用のハウジングを、音の発射方向が顔面前方方向
へ延びる耳孔方向に適合する状態に適切に保持して良好
なリスニング状態を安定して設定できる。
【0012】また、ハウジング側の空間とケース内の音
響的に開放された空間とを仕切る壁部分に穿設した小開
口を塞ぐダンパにより、音源で発生した音のピーク値を
低く押さえるようにし、より高品位な音を直接鼓膜に伝
えるようにして良い音を聴取可能とする。さらに、この
小開口を塞ぐダンパをケースの内部に配置される壁部分
に設けるためケースやハウジングの外表面にダンパが露
出しないので、外観上良好なデザインが得られる。
【0013】請求項3に記載の発明は請求項1記載のヘ
ッドホンにおいて、開口に配置され、一方の孔の口をハ
ウジング内に開口するとともに、他方の孔の口をケース
内に開口する所定長さを有する筒状体を設けることを特
徴とする。
【0014】上述のように構成することにより、ハウジ
ング側の空間とケース内の音響的に開放された空間とを
仕切る壁部分に貫通して配設された筒状体により、音源
で発生した音の低音域ピーク特性を適切により低い音域
に低音のピークが移るようにし、より高品位な音を直接
鼓膜に伝えるようにして良い音を聴取可能とする。さら
に、この筒状体をケースの内部に配置される壁部分を貫
通させて設けるためケースやハウジングの外表面に筒状
体の筒穴端部が露出しないので、外観上良好なデザイン
が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のヘッドホンの実施の形態
が図1乃至図7に示されている。図示するように、本実
施例の形態に係るヘッドホン10は、人間の後頭部Hに
掛け渡すように細棒状の部材であるつるを弧状に形成し
たヘッドバンド12の両自由端部にそれぞれバーチカル
方式の音源部を構成するためのケース14が設けられて
いる。
【0016】このヘッドバンド12は、弾性に富む合成
樹脂、例えばポリプロピレン製で、図示しないがその内
部に両自由端を互いに接近させる方向に働く弾性力を調
整する弧形状の弾性線材と、電気信号を伝達するリード
線とが配設されている。
【0017】また、ヘッドバンド12の両自由端部に
は、それぞれヘッドバンド12と連続して設けられるケ
ース14とが相俟って、略半円弧状の耳回り部が構成さ
れている。
【0018】本実施の形態では、図3に示すように各耳
回り部の湾曲部中央から各自由端にかけての部分がケー
ス14によって構成されている。
【0019】図4乃至図7に示すように、ケース14は
主にハウジング16と一体の内ケース部24と、外ケー
ス部26と、カバー20とで構成されている。
【0020】この内ケース部24は、平板をノ字形状に
形成した内側部24Aの太幅端部から内側部24Aの平
面に直交する方向へ略小ドーム形状(略中空小半球形
状)のハウジング16が一体的に形成されている。
【0021】ハウジング16には、その内側部24Aと
の付け根部分における自由端側に音響特性調整用の小円
孔28が穿設されるとともに、この小円孔28より内側
部24Aの延出側へ隣接した部位に音響特性調整用の細
長変形形状の小開口30が穿設されている。
【0022】ハウジング16の小円孔28には、軟質の
可撓性プラスチック製の小形の筒状体であるパイプ32
が、その基端部を小円孔28にぴったりと嵌め込むよう
に貫通させて取り付けられている。このように取り付け
られたパイプ32は、その一方の端部開口をドーム形ハ
ウジング16の内側中央の最も凹んだ部分に臨ませ、他
方の端部開口を内ケース部24の内側部24Aから外ケ
ース部26側へ向けて小量突出するように設置されてい
る。なお、ハウジング16に小円孔28だけを設け、パ
イプ32を設置しない構成としても良い。
【0023】またハウジング16の小開口30は、通気
性を有するスポンジ状の材料、例えばウレタンで形成し
たダンパ34で蓋をするように塞がれている。このダン
パ34を配置するため、図5及び図6に示すように内ケ
ース部24における外ケース部26側の側面部は小開口
30の周囲に一回り大きな平面形状の浅溝凹部36が形
成されている。そしてこの凹部36内に略同形のダンパ
34を嵌め込むことにより小開口30に蓋をするように
して塞ぐよう構成されている。
【0024】図3及び図4に示すようにハウジング16
におけるヘッドバンド12の各自由端側の矢印A方向
(ヘッドホンの使用時に着用者の顔の向く方向)の開口
部分には、音源部としてのドライバユニット22と音声
出力口用の小孔18を多数穿設したカバー20とが配設
されている。すなわち、カバー20とハウジング16と
で囲まれた空間内部には、図示しないコイル及び振動板
等で構成された小型音源としてのドライバユニット22
を配置し、カバー20の小孔18等を通じて矢印A方向
に音声を発するよう構成されている。このときドライバ
ユニット22とハウジング16は音響特性を良好に保つ
ため、密閉状に取付けられる。
【0025】図1乃至図4に示すように、各外ケース部
26は、それぞれ対応する内ケース部24と平面形状が
一致し、かつ断面U字状となるよう形成されるもので、
その外側面部がヘッドバンド12との接続部から自由端
部にかけて徐々に太くなってから先細りとなる流線形状
に形成されている。さらに、外ケース部26には先端に
マイクジャック(図示せず)を付けたコード38を通す
透孔が穿孔され、この透孔を通したコード38は内ケー
ス部24に取り付けられたパイプ32のパイプ孔内に遊
挿されて一方のハウジング16内に導入され、一方のド
ライバユニット22に接続される。
【0026】また、コード38はヘッドバンド12に通
された図示しないリード線に接続される。なお、ヘッド
バンド12のリード線は外ケース部26の内部を通り、
内ケース部24のパイプ32の孔に遊挿されて他方のハ
ウジング16内に導入され、他方のドライバユニット2
2に接続される。
【0027】外ケース部26には、その凹んだ部分の開
口を塞ぐように内ケース部24が一体的に嵌め付けられ
る。このとき、外ケース部26と内ケース部24との合
わせ目に微小の隙間を残しておき、外ケース部26と内
ケース部24で囲まれた空間内部の空気が外気と流通可
能とし、この空間内部が音響上外気に開放されたと同様
に扱えるようにされている。
【0028】上述のように構成されたケース14では、
ハウジング16内のドライバユニット22で発生する音
をパイプ32を通して内ケース部24と外ケース部26
とで囲まれた空間へ出すことにより、低音域ピーク特性
をより低い音域に低音のピークが移るように設定する。
なお、ドライバユニット22で発生する音をハウジング
16の小円孔28を通して内ケース部24と外ケース部
26とで囲まれた空間へ出すことにより、低音域ピーク
特性をより低い音域に低音のピークが移るように設定し
ても良い。
【0029】また、ケース14では、ハウジング16の
空間と内ケース部24と外ケース部26とで囲まれた空
間との隔壁に開口する小開口30に設けられたダンパ3
4によって、ドライバユニット22で発生する音のピー
ク値を低く押さえるようにする。
【0030】このようにケース14内のドライバユニッ
ト22から発生された音をパイプ32又は小円孔28
と、ダンパ34との作用により、フラットで高品位な音
響特性にしてハウジング16のカバー20側から音を出
すので、聴取者はより高品位な音を開くことができる。
【0031】さらに、上述の効果と相俟ってハウジング
16はバーチカル方式となっているので、そのカバー2
0側から発射される音が耳の孔の壁に反射することな
く、直接鼓膜に伝達されるので、より良好で高品位な音
を聴取可能となる。
【0032】図1、図2及び図3に示すようにヘッドホ
ン10におけるヘッドバンド12には、その各自由端の
図に矢印Aで示した方向に対する先端からハウジング1
6までの距離Lを置いた部分に頭部Hに対する当接支持
部12Aを構成する。
【0033】この当接支持部12Aは、ヘッドバンド1
2の頭部Hに向いた側部を他の部分より幅広で滑らかな
平面状に形成し、その両側の角側部を丸めて形成されて
いる。図1に示すように各当接支持部12Aは、ヘッド
ホン10を頭部に着用した際にヘッドバンドト12が全
体的に弾性変形してハウジング16の延出方向に対し略
直交する状態となるよう構成されている。
【0034】また、各当接支持部12A部分には、頭部
Hとの当接を良好にし、違和感を与えないようにするた
め凹凸を付けて滑り止めとしたり、スポンジを被せて表
面を柔らかく、かつ冷たい感じを与えないようにするよ
う構成しても良い。
【0035】なお、各ケース14を各当接支持部12A
部分の位置まで一体的に延出するよう構成し、各ケース
14自体に各当接支持部12Aを設けても良い。
【0036】ヘッドホン10は、図示しないがその一方
のケース14から先端にマイクジャックを付けたコード
が引き出され、このマイクジャックをテープレコーダ、
ラジオ等の音響機器に接続することにより、音響機器か
らコードを介して送られた電気信号を一方のケース14
のドライバユニット22に入力するとともに、他方のケ
ース14のドライバユニット22に電気信号を入力し、
これら2個のドライバユニット22を駆動して音を発生
させるよう構成されている。
【0037】次に、上述のように構成した本実施の形態
のヘッドホンの使用法及び作用について説明する。
【0038】図1及び図2に示すように、ヘッドホン1
0は頭部Hの後頭部にヘッドバンド12を渡すように掛
け、各当接支持部12Aが頭部Hの各耳の上側に当接
し、かつ各ハウジング16が各耳孔Eの中に入る状態と
なるように着用する。
【0039】この着用状態では、ヘッドバンド12が図
1に想像線で示す位置から実線で示す位置まで弾性変形
したことによる付勢力によって、各当接支持部12Aが
頭部Hの各耳の上側へ適度な押圧力で弾性的に圧接す
る。これとともに、各ハウジング16が各耳孔E内へ所
定量侵入した状態に保持される。なお、各ハウジング1
6は各当接支持部12Aに対して頭部H側へ突出する長
さが一定となるように構成されているので、ヘッドバン
ド12が弾性変形したときの付勢力が各当接支持部12
Aで受けられることによって各ハウジング16を耳孔E
の奥へ押し込む力として働くことはない。よって、ハウ
ジング16が耳孔E内へ強く押し込まれることはない。
【0040】また、ヘッドホン10は、全体として頭部
Hの両耳の上側部分に対し各当接支持部12Aを適度に
圧接して自重の大部分を支持するとともに、各ハウジン
グ16を両耳孔Eに挿入して着用位置を保持するので、
適切に着用状態を保持でき、しかも着用者が多少動いて
も外れ落ちるようなことを防止し、違和感なく良好に使
用できる。
【0041】また、このヘッドホン10では、バーチカ
ル方式に構成されているので、当接支持部12Aの働き
で耳孔Eに対する適正位置に保持された各ハウジング1
6が矢印A方向に音を発生すると、その音は適正に耳孔
Eの向いた方向へ発射され耳孔Eの壁等に反射すること
なく直接鼓膜へ届き、良好な音響効果が得られる状態を
確実に維持できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明のヘッドホン
によれば、音源部を含む全体を軽量小型化して使用感を
良好にし、さらに音源部分で発生する音響特性をフラッ
トにして高品位な音を出せるとともに、穴形状等の開口
が表面に露出しないので良好な外観を得られるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るヘッドホンの使用状
態を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るヘッドホンの使用状
態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るヘッドホンを示す全
体斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るヘッドホンのケース
部分を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るヘッドホンのケース
部分の内ケース部を取り出して示す側面図である。
【図6】図5のVI−VI線による断面図である。
【図7】図6のVII−VII線に対応する断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ヘッドホン 12 ヘッドバンド 12A 当接支持部 14 ケース 16 ハウジング 22 ドライバユニット 28 小円孔 30 小開口 32 パイプ 34 ダンパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性変形可能な細棒状で、後頭部に掛け
    渡せるように弧状に形成されたヘッドバンドと、 前記ヘッドバンドの各自由端側にそれぞれ折り返すよう
    曲げて形成され、各耳の上側に当接して支持される部分
    を構成する耳回り部と、 前記各耳回り部の自由端からそれぞれ各耳の孔側へバー
    チカル方式の音源部用のハウジングを一体的に突設する
    よう、前記ヘッドバンドの両端部にそれぞれ一体的に設
    けられたケースと、 前記ハウジング内の空間を前記ケース内の空間から隔て
    る壁部分を貫通する開口と、 を有することを特徴とするヘッドホン。
  2. 【請求項2】 弾性変形可能な細棒状で、後頭部に掛け
    渡せるように弧状に形成されたヘッドバンドと、 前記ヘッドバンドの各自由端側にそれぞれ折り返すよう
    曲げて形成され、各耳の上側に当接して支持される部分
    を構成する耳回り部と、 前記各耳回り部の自由端からそれぞれ各耳の孔側へバー
    チカル方式の音源部用のハウジングを一体的に突設する
    よう、前記ヘッドバンドの両端部にそれぞれ一体的に設
    けられたケースと、 前記ハウジング内の空間を前記ケース内の空間から隔て
    る壁部分を貫通する小開口と、 前記小開口を塞ぐように配置されるダンパと、 を有することを特徴とするヘッドホン。
  3. 【請求項3】 前記開口に配置され、一方の孔の口をハ
    ウジング内に開口するとともに、他方の孔の口をケース
    内に開口する所定長さを有する筒状体を設けることを特
    徴とする請求項1記載のヘッドホン。
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