JP2000201373A - 通信装置および音声・デ―タ同時通信方法 - Google Patents

通信装置および音声・デ―タ同時通信方法

Info

Publication number
JP2000201373A
JP2000201373A JP119699A JP119699A JP2000201373A JP 2000201373 A JP2000201373 A JP 2000201373A JP 119699 A JP119699 A JP 119699A JP 119699 A JP119699 A JP 119699A JP 2000201373 A JP2000201373 A JP 2000201373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
rate
voice
processing means
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP119699A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Kobayashi
和久 小林
Yasuaki Takahara
保明 高原
Toru Nakamura
徹 仲村
Yukio Takeuchi
幸男 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Xanavi Informatics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Xanavi Informatics Corp filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP119699A priority Critical patent/JP2000201373A/ja
Publication of JP2000201373A publication Critical patent/JP2000201373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基地局でデータ通信のエラー訂正を行うときに
も、音声・データ同時通信を行うことができる通信装置
を提供する。 【解決手段】音声データと非音声データとの同時通信
を、基地局を介して行う音声・データ同時通信方法であ
って、前記音声データについてハーフレートで送信処理
を行い、前記非音声データについて送信処理を行い、送
信処理された音声データと非音声データとを多重化し、
多重化された音声データと非音声データとについてさら
にフルレートによる送信処理を行う。また、受信時に
は、他の通信装置から受信した受信データについてフル
レートによる受信処理を行い、受信処理された受信デー
タを、音声データと非音声データとに分離し、分離され
た音声データについてハーフレートによる受信処理を行
い、分離された非音声データの受信処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の無線
通信端末において、音声データと非音声データとを同時
通信する通信方法及びこれを用いた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル方式携帯電話(以下、PDC
(Personal Digital Cellular)と記す)、あるいは、
簡易型携帯電話(PHS)等の無線通信端末を用いて、
パーソナルコンピュータ等に接続させて、無線通信回線
を介した非音声データ通信を可能とするデータ通信アダ
プタが従来利用されている。
【0003】また、近年になって非音声データ通信中に
非音声のデータだけでなく、音声データも混在させるこ
とにより、音声・データの同時伝送を可能とするデータ
通信アダプタ(以下、同時伝送アダプタと記す)が製品
化されている。この同時伝送アダプタとしては、例え
ば、1997年電子情報通信学会誌P590に報告され
ているものがある。本報告にある同時伝送アダプタにお
ける通信方法は、(財)電波システム開発センターのデ
ジタル方式自動車電話システム標準規格(以下、RCR
(Research & Development Center for Radio System
s)規格と記す)で規格化されている高速データ通信方
法を基に実現している。
【0004】PDCは基地局と無線回線を確立して通信
を行うが、ここでの無線通信方法は、 RCR規格で示
されるように、時分割多重方法を採用している。本方法
は、1キャリアを時分割し、通信フレームを形成して、
無線通信を行う。
【0005】PDCでは、無線回線における通信速度と
して、通信フレームを3多重して通信を行うフルレート
と、6多重して通信を行うハーフレートがある。音声通
信の場合は、PDCと基地局のネゴシエーションによっ
て、ハーフレートまたはフルレートのいずれかで通信が
行われ、高速データ通信の場合は、常にフルレートで通
信が行われる。
【0006】図2に、音声通信、高速データ通信及び音
声・データ同時通信の各場合のフレーム通信模式図を示
す。図2において、Vは音声フレーム、Dは非音声デー
タフレームを示しており、添字のhはハーフレート、f
はフルレート時に対応した音声データ処理を行ったフレ
ームであることを示している。
【0007】図2(a)は、音声通信時のフレーム通信
模式図であり、ハーフレートの場合を示している。この
場合、1ユーザーは、40ms間隔で音声フレーム(図
中Vh)の送信、受信を行う。図2(b)は高速データ
通信の場合であり、フルレートで通信が行われる。フル
レートでは、ハーフレート時の2倍の速度で通信が行わ
れる事になり、図示したように、20ms間隔でデータ
フレーム(図中D)の送受信が行われる。
【0008】このように規格化された音声通信及びデー
タ通信の通信方法において、音声・データ同時通信は、
上記報告に示されるように、まずデータ通信を確立させ
た状態(フルレート)で通信を行う。図2(c)に音声
・データ同時通信時のフレーム通信模式図を示す。図示
するように、音声フレーム(Vh)とデータフレーム
(D)を交互に通信させることにより、音声・データ同
時通信を実現している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
音声・データ同時通信方法は、高速データ通信を確立
し、これを基に、ハーフレートの音声フレームとデータ
フレームとを多重分離することにより、音声・データ同
時通信を実現する。しかし、この通信方法は、データ通
信中にデータフレームとはフレームフォーマットの異な
るハーフレートの音声フレームを多重する為、基地局を
介した際、基地局における処理において、データ通信に
かかるエラー訂正処理が行われない場合に限り、成立す
る方法である。すなわち、基地局側においてデータ通信
にかかるエラー訂正処理がなされれば、ハーフレート音
声フレームは、データフレームとフレームフォーマット
が異なる為、規定の位置にエラーチェック符号が存在せ
ず、すべてエラーデータとして基地局内で処理されてし
まう。したがって、通信相手には、音声フレームは届か
ないことになる為、同時通信可能なケースが基地局によ
って限られてしまう課題が生じる。
【0010】本発明は、上記課題を解決するために、音
声・データ同時通信方法を行う無線通信端末において、
音声通信中の通信フレームに非音声データを入れること
により、基地局でデータ通信のエラー訂正を行うときに
も、音声・データ同時通信を行うことができる通信装置
およびその通信方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為
に、本発明は、音声データと非音声データとの同時通信
を行う通信装置であって、ハーフレートで音声データの
送信処理を行うハーフレート送信処理手段と、非音声デ
ータの送信処理を行う非音声データ送信処理手段と、前
記ハーフレート送信処理手段で処理された音声データ
と、前記非音声データ送信処理手段で処理された非音声
データとを多重化して出力する音声・データ多重処理手
段と、前記音声・データ多重処理手段の出力データに、
フルレートによる送信処理を行うフルレート送信処理手
段とを有する。
【0012】また、前記音声・データ多重処理手段は、
前記ハーフレート送信処理手段により処理された音声デ
ータについて、予め定めたデータフレームを構成するビ
ットのうち予め定めた位置のビットを廃棄する。例え
ば、ハーフレートの保護対象外ビットのあらかじめ定め
たビットを廃棄することにより、フルレートのビット数
に合わせることができる。
【0013】もしくは、前記音声・データ多重処理手段
は、前記ハーフレート送信処理手段により処理された音
声データについて、予め定めたデータフレームを構成す
るビットのうち予め定めた位置のビットを、前記非音声
データのビットとして送信する。
【0014】また、前記非音声データ送信処理手段は、
前記非音声データを、受信側でエラー訂正可能とする為
に、送信順序番号、エラー検出符号等を付加するパケッ
ト化処理した後、前記フルレートにおける保護対象ビッ
トと保護対象外ビットとに分離することができる。
【0015】さらに、他の通信装置から受信した受信デ
ータについてフルレートによる受信処理を行うフルレー
ト受信処理手段と、前記フルレート受信処理手段により
処理された受信データを、音声データと非音声データと
に分離する音声・データ分離処理手段と、前記音声・デ
ータ分離処理手段により分離された音声データについて
ハーフレートによる受信処理を行うハーフレート受信処
理手段と、前記音声・データ分離処理手段により分離さ
れた非音声データの受信処理を行う非音声データ受信処
理手段とをさらに有することができる。
【0016】音声データと非音声データとの同時通信を
行う通信装置であって、第1の送信処理を行う第1送信
処理部と、第2の送信処理を行う第2送信処理部と、前
記第1送信処理部と前記第2送信処理部とに対する前記
音声データと前記非音声データとの入力を切り替える切
り換え部とを有し、前記第1送信処理部は、ハーフレー
トで音声データの送信処理を行うハーフレート送信処理
手段と、非音声データの送信処理を行う非音声データ送
信処理手段と、前記ハーフレート送信処理手段で処理さ
れた音声データと、前記非音声データ送信処理手段で処
理された非音声データとを多重化して出力する音声・デ
ータ多重処理手段と、前記音声・データ多重処理手段の
出力データに、フルレートによる送信処理を行うフルレ
ート送信処理手段とを備え、前記第2送信処理部は、ハ
ーフレートで音声データの送信処理を行うハーフレート
送信処理手段と、前記音声データを構成するビットのう
ち予め定めたビットを、前記非音声データのビットに置
き換えて送信する手段とを備えることができる。
【0017】第1のデータと、第2のデータとの同時通
信を行う通信装置であって、ハーフレートで第1のデー
タの送信処理を行うハーフレート送信処理手段と、第2
のデータの送信処理を行う第2データ送信処理手段と、
前記ハーフレート送信処理手段で処理された第1のデー
タと、前記第2のデータ送信処理手段で処理された第2
のデータとを多重化して出力する第1および第2データ
多重処理手段と、前記第1および第2データ多重処理手
段の出力データに、フルレートによる送信処理を行うフ
ルレート送信処理手段とを備えるようにしてもよい。
【0018】これにより、通信フレームの半分はハーフ
レート対応の音声データ処理を施した音声データと置き
換え、他の半分には非音声データと置き換える。そし
て、この音声データと非音声データのおのおのに対して
フルレート時に行われる音声データ処理と同じ処理を施
して、通信フレームの送受信を行うことにより、基地局
を介した無線通信端末同志での音声・データ同時通信を
実現することができる。
【0019】上記手段により、音声・データ同時通信時
にもフルレート対応の音声データ処理と同じ処理を施し
た通信フレームを使用するので、基地局においてエラー
処理が行われても、電波状態等による対外的なエラー以
外でエラーとして扱われることはなく、基地局の処理に
限定されない音声・データ同時通信が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0021】図3に本実施の形態におけるデジタル方式
携帯電話PDC301の全体構成図、図4にフルレート
時の音声データ処理部の処理構成図、図5にハーフレー
ト時の音声データ処理部の処理構成図を示す。また、図
1に、音声・データ同時通信を行う場合の音声データ処
理部308の構成を示す。
【0022】まず、図3に示すPDC301の構成及び
通信フレームの送受信処理を説明する。
【0023】図3において、主制御部302は、PDC
301全体の制御を司る。図3に示したように、主制御
部302と接続される各構成要素は、主制御部302に
よる処理が介在する。また、図1、図4および図5に示
す音声データ処理部308内の各処理には、主制御部3
02による処理が介在する。PDC301の通信レート
には、フルレートとハーフレートとがあり、通信レート
の選択は、PDC301と基地局の間のネゴシエーショ
ンにより決定され、決定された通信レートにしたがって
処理を行う音声データ処理部308が選択される。
【0024】マイク303とスピーカ304とは、PD
C301の送受話部に相当する。操作部305は、ダイ
ヤリング等で使用する操作用テンキーである。表示部3
06は、PDC301の各種状態表示を行う。
【0025】オーディオI/F部307は、マイク30
3からのアナログ音声信号をデジタル化するA/D変
換、規定のデータ処理のなされたデジタル音声データを
アナログ信号に変換し、スピーカ304へ出力するD/
A変換、音声信号のレベル調整等の処理を行う。音声デ
ータ処理部308は、音声データの圧縮伸長処理及びエ
ラー訂正、インターリーブ処理等の音声データ処理をR
CR規格にしたがって行う。音声データ処理部308内
の構成については、後で詳細を説明する。
【0026】チャネルコーデック部309は、送信時
に、同期ワード等を付加して、送信フレームを形成する
コーディング処理し、受信時に、受信フレームの同期検
出及びデコーディング処理を行う。更に、フルレートま
たはハーフレートのタイミングに合わせて、時分割多重
によるフレーム通信制御を行う。また、基地局と無線回
線を確立する時のネゴシエーション等で通信される制御
用通信フレームのコーディング、デコーディング処理も
行う。
【0027】変復調部310は、基地局との間で取り決
められるキャリア周波数に合わせて、送信フレームの変
調及び受信フレームの復調処理を行う。無線I/F部3
11は、電力増幅等の処理を行い、アンテナ312は、
基地局と信号を送受信する。また、アンテナ312より
受信される受信フレームは無線I/F部311を介し
て、変復調部310へ入力される。
【0028】PDC301は、以上のように無線通信回
線上でやり取りされる送受信フレームを処理する。
【0029】次に、音声データ処理部308について説
明する。
【0030】音声データ処理部308の処理は、RCR
規格に示されるようにフルレート時とハーフレート時と
で処理内容が異なる。以下、図4及び図5を用いて、通
常のフルレート時及びハーフレート時の音声データの処
理を説明する。図中、図3と同一構成要素には同一符号
を付している。
【0031】図4において、フルレート送信処理部40
1は、オーディオI/F部307からデータを入力し、
送信時の音声データ処理を行う。フルレート受信処理部
402はチャネルコーデック部309からデータを入力
し、受信時の音声データ処理を行う。また、図5におい
て、ハーフレート送信処理部501は、オーディオI/
F部307からデータを入力し、送信時の音声データ処
理を行う。ハーフレート受信処理部502はチャネルコ
ーデック部309からデータを入力し、受信時の音声デ
ータ処理を行う。
【0032】また、フルレート音声符号化処理部403
とハーフレート音声符号化処理部503とは、音声デー
タの圧縮処理を行う。音声符号化方法は、それぞれ、V
SELP(Vector Sum Excited Linear Predictive cod
ing)方法とPSI−CELP(Pitch Synchronous Inn
ovation-Code Excited Linear Prediction)方法であ
る。音声符号化処理後、得られた送信音声データは、ま
ず、データ列中誤りに弱いビットを誤り保護対象ビッ
ト、それ以外のビットを誤り保護対象外ビットとして分
類する。図6に、フルレート時の誤り保護対象ビットの
並び順を示す。図6に示す並び順は、後述する畳み込み
符号化処理部406へのビット入力順序になっている。
そして、図示したパラメータ名は、規格化されており、
CRC以外は音声符号化処理によって得られる音声デー
タのパラメータである。従って、まず、音声符号化処理
部403からの音声データの内、図6に示されるパラメ
ータ名に該当するビットを誤り保護対象ビットとして分
離し、畳み込み入力データ並び替え処理部404に入力
する。図6に示されていないデータは、誤り保護対象外
ビットとなる。畳み込み入力データ並び替え処理部40
4では、図6に示した送出順になるようにデータ(各パ
ラメータ)の並び替え処理を行う。フルレート時は、図
6に示した誤り保護対象ビットのデータを更に聴覚的最
重要ビットとして定義されるビットとそれ以外とを分
け、聴覚的最重要ビットは、受信時にCRC符号による
エラー検出を行う。聴覚的最重要ビットは、図6に示す
送出順で4〜24と57〜78に位置するデータとが定
義されており、送信時は、ここに位置するデータをフル
レートCRC符号化処理部405へ入力し、CRC符号
を生成する。得られたCRC符号が図6のパラメータ名
欄のCRC(送信順0〜4および79〜81)に相当す
る。CRC符号化された聴覚的最重要ビットと、それ以
外の誤り保護対象ビットとは、図6に示す送出順でフル
レート畳み込み符号化処理部406へ入力され、受信時
にエラー訂正可能なように符号化処理を行われる。畳み
込み符号化処理後のデータは、フルレートインターリー
ブ処理部407へ入力される。一方、誤り保護対象外ビ
ットについては、図4に示すように、フルレート音声符
号化処理部403から、直接フルレートインターリーブ
処理部407へ入力される。フルレートインターリーブ
処理部403では、上記処理直後の現音声データと、1
フレーム前に処理済の前音声データとを混在させ、RC
R規格に定義される無線回線上におけるビット送出順に
したがって、ビットの並び替え処理を行う。
【0033】ハーフレート時においても、上記フルレー
ト時と同様に、まず、ハーフレート音声符号化処理部5
03が得られるデータを誤り保護対象ビットと誤り保護
対象外ビットとにデータを分類する。ハーフレート時
は、聴覚的最重要ビットを分類して処理する規定はな
く、図5に示すように誤り保護対象ビットは、すべてハ
ーフレートCRC符号化処理部504へ入力し、CRC
符号化処理が行われる。そして、CRC符号化した誤り
保護対象ビットは更に、エラー訂正用にハーフレート畳
み込み符号化処理部505でエラー訂正符号化処理が行
われ、ハーフレートインターリーブ処理部506へ入力
される。誤り保護対象外ビットは、ハーフレート音声符
号化処理部503から直接ハーフレートインターリーブ
処理部506へ入力される。ハーフレートインターリー
ブ処理部506では、RCR規格で規定される無線回線
上のビット送出順に合わせてビット並び替え処理を行
う。
【0034】以上、説明したように、音声データの場合
には、フルレート送信処理部401またはハーフレート
送信処理部501で音声データの送信時処理を行う。処
理された音声データは、先に説明したようにチャネルコ
ーデック部309、変復調部310、無線I/F部31
1を介して、アンテナ312から送信される。
【0035】PDC301から送信された送信音声フレ
ームは、まず基地局で受信され、上記で付加したCRC
符号のチェックが行われる。ここで、エラー有りが検出
されると、音声品質上問題なので、音声データのマスク
処理が行われる。基地局でエラーが検出されなければ、
通信相手に音声データが送られる。通信相手が他の携帯
電話すなわち、PDC301同志で通信を行う場合は、
基地局では、音声データの復号化処理を行うことなく、
相手PDC301に音声データが転送される。
【0036】次に、フレーム受信時の処理について説明
する。フレーム受信時は、前述した送信処理の逆の手順
で処理を行い、相手の送信音声信号を再生する。
【0037】アンテナ312にて受信された受信フレー
ムは、無線I/F部311、変復調部310及びチャネ
ルコーデック部309を介し、音声データ処理部308
へ入力される。フルレートの場合は、入力された音声デ
ータは、フルレートデインタリーブ処理部408におい
て、送信時のインタリーブ処理の逆でビット並び替え処
理が行われる。デインタリーブされたデータのうち、誤
り保護対象ビットに該当するデータは、フルレート畳み
込み復号化処理部409へ入力され、エラー訂正処理が
施される。復号化したデータは、畳み込み出力データ並
び替え処理部410において、聴覚的最重要ビットとそ
れ以外とが分離され、聴覚的最重要ビットについては、
次のフルレートCRCエラー検出部411でエラーチェ
ックが行われる。ここでエラーが検出された場合は、上
記基地局での処理と同様マスク処理が施される。エラー
がなければ、畳み込み復号化処理部409で処理された
誤り保護対象ビット及びデインタリーブ時に得られる誤
り保護対象外ビットは、フルレート音声復号化処理部4
12へ入力され、前記音声符号化方法に従って、音声デ
ータの伸長処理が行われる。フルレート受信処理部40
2で処理されたデータはオーディオI/F部307を介
して、スピーカー304へ受信音声信号として出力され
る。
【0038】一方、ハーフレート時においては、図5の
ハーフレート受信処理部502に示すように、ハーフレ
ートデインターリーブ処理部507にてビット並び替え
処理を行い、誤り保護対象ビットと誤り保護対象外ビッ
トとに分ける。そして誤り保護対象ビットは、ハーフレ
ート畳み込み復号化処理部508においてエラー訂正処
理が行われ、次にハーフレートCRCエラー検出部50
9でエラー検出処理が行われる。ここでエラーがなけれ
ば、誤り保護対象ビット及び誤り保護対象外ビットを、
ハーフレート音声復号化処理部510に入力し、音声デ
ータの伸長処理を行い、相手送信音声フレームの再生を
行う。
【0039】つぎに、本実施例における音声・データ同
時通信を行う場合の構成について説明する。通信フレー
ムの送受信処理を行って、音声通信を行うPDC301
において、音声通信をベースとした音声・データ同時通
信を実現する為には、図1に示すような音声データ処理
部308において処理を行う。図1に、音声・データ同
時通信を行う場合の音声データ処理部308の構成を示
す。
【0040】図1において、図3、図4及び図5に示し
た構成要素と同一構成要素には、同一符号を付してい
る。また、図7に、本実施の形態における音声・データ
同時通信時のフレーム通信模式図を示す。本実施の形態
では、両端がPDC301同志のフルレート音声通信を
行う場合について説明する。図7(a)に示すフルレー
トのフレームフォーマットで送受信するデータの内、図
7(b)に示すように、半分を音声データ、半分を非音
声データに割り当てる。音声データについては、ハーフ
レートの符号化方法で処理を行い、得られたデータに対
して、さらに基地局におけるエラー訂正が行われた場合
にも対応するようにフルレートの音声データ処理を行う
(Vhfと記す)。そして、非音声データについては、
予め定めたエラー訂正処理を行った後、更にフルレート
時の音声データ処理も行うようにする(Dfと記す)。
【0041】以下、図1を参照して、本方法の詳細を説
明する。
【0042】図1において、第1同時通信時送信処理部
101及び第1同時通信時受信処理部102は、同時通
信時における送受信処理をそれぞれ行う。
【0043】まず、送信処理について説明する。図1に
おいて、オーディオI/F部307から入力される音声
データは、ハーフレート音声符号化処理部503へ入力
される。図7(b)のように、音声データと非音声デー
タとを多重するために、ハーフレート音声符号化処理部
503では、ハーフレート時の音声符号化方法に従って
音声データについて圧縮処理を行う。そして、図6に示
す誤り保護対象ビットは、従来のハーフレート時処理同
様、ハーフレートCRC符号化処理部504へ入力さ
れ、誤り保護対象外ビットは、そのまま音声・データ多
重処理部103へ入力される。誤り保護対象ビットは、
ハーフレートCRC符号化処理部504にてCRC符号
化処理が施される。CRC符号化した誤り保護対象ビッ
ト及び誤り保護対象外ビットは、音声・データ多重処理
部103で多重化の処理が施される。
【0044】一方、非音声データについては、まず、非
音声データ入出力部104にユーザー通信データとして
入力される。非音声データ入出力部104は、図3に示
した操作部305及び表示部306であってもよいし、
あるいは、PDC301の外に接続したパーソナルコン
ピュータによる通信ターミナル等であってもよい。非音
声データ入出力部104からの非音声データは、非音声
データ送信処理部105へ入力される。非音声データ送
信処理部105では、エラー処理を行う為のパケット化
処理を行う。例えば、図8に示すように、非音声データ
のパケットフォーマットを定めておく。ここでは、受信
確認ビット、受信フレーム番号、送信フレーム番号、ユ
ーザーデータ長及びCRC符号を、非音声データ(ユー
ザーデータ)に付加するパケット化処理を行うこととす
る。また、1パケットのデータ長は、フルレートに対応
させるため、134ビットに定義しておく。従来のPD
C301による高速データ通信方法においても、RCR
規格にデータフレームフォーマットが規定されており、
受信時にエラーを検出したときに、再送要求を送り、正
常に受信されるまで再送を繰り返すことにより、エラー
フリーのデータ通信を行う。本実施の形態においても、
同様な処理を行うようにしてもよい。
【0045】非音声データ送信処理部105でパケット
化したデータは、誤り保護対象ビット分離処理部106
へ入力される。本実施の形態では、非音声データについ
ても、フルレート時の音声データ処理と同じ処理を施す
為、非音声データについても誤り保護対象ビットと誤り
保護対象外ビットとを分離する処理を行う。ここで、フ
ルレート時の誤り保護対象ビットと誤り保護対象外ビッ
トとは、ビット数が決められているので、これに対応し
て分離される。例えば、データの先頭から75ビット
は、保護対象ビットとし、それ以後の59ビットを保護
対象外ビットと定義しておくことができる。分離された
データは、双方音声・データ多重処理部103へ入力さ
れる。音声・データ多重処理部103では、入力された
音声データと非音声データとを1フレームごとに交互に
出力する処理を行う。出力されたデータは、以降、フル
レート時と同様の手順で送信データ処理が施される。
【0046】ここで、ハーフレート音声符号化処理を行
った時に得られる誤り保護対象ビット及び誤り保護対象
外ビットは、フルレート音声符号化処理部403より出
力される誤り保護対象ビット及び誤り保護対象外ビット
とは、それぞれビット数が異なる。フルレートとハーフ
レートとのビット長の説明図を図11に示す。具体的に
は、図11に示すように、ハーフレート音声符号化処理
部503から得られる誤り保護対象ビットは66ビッ
ト、誤り保護対象外ビットは72ビットであるのに対
し、フルレート音声符号化処理部403より得られる誤
り保護対象ビットは75ビット、誤り保護対象外ビット
は59ビットである。従って、ハーフレートによる音声
符号化処理を施したデータをそのまま、フルレート音声
データ処理することはできない。この為、ビット数を合
わせる必要がある。ハーフレート時の誤り保護対象ビッ
トの66ビットについては、先に説明したように、音声
・データ多重処理部103へ入力される前に、ハーフレ
ートCRC符号化処理504にてCRC符号が付加され
る。ここで得られるCRC符号は9ビットである為、上
記66ビットと合わせると75ビットとなる。このデー
タは、上記フルレート音声符号化処理部403より得ら
れる誤り保護対象ビットの75ビットとビット数が同じ
になるので、誤り保護対象ビットについては、ハーフレ
ート処理時のCRC符号の付加によりビット数が合う。
一方、誤り保護対象外ビットに関しては、エラー検出用
処理等、何も行わないので、ビット数があわず、ハーフ
レート音声符号化処理部503によって得られるデータ
数の方が多くなってしまう。
【0047】そこで、データ数を合わせる手段として、
例えば、次の2つがある。1つは、余るデータは誤り保
護対象外ビットなので、音声品質上は重要度が高くない
と考え、音質劣化が生じる可能性は有るが、13ビット
を捨ててしまう。もう1つは、音質を犠牲にしないよう
にする為に、非音声データ送信時のフレームの予め定め
た位置に、余る13ビットの誤り保護対象外ビットを入
れ、2フレームにまたいで送るといったことが可能であ
る。この時は、誤り保護対象外ビットについては、エラ
ーチェックする必要はないので、図8に示したパケット
内には含める必要はない。従って、1フレーム内のデー
タにおいて、非音声データ分となるパケット長を13ビ
ット分短くし、開けた箇所に音声データ分となる余った
13ビットの誤り保護対象外ビットを入れればよい。後
でも説明するが、フルレートインターリーブ処理部40
7では、1フレーム前の前フレームと受信時の現フレー
ムのデータを使用して、データの並び替えを行う。従っ
て、余った誤り保護対象外ビットを上記のようにして分
けて送っても、受信時のデインターリーブ処理時におい
て、2フレームにわたったデータを結合させることが可
能である。例えば、このような手段により、データ数を
合わせることが可能である。
【0048】以上のような処理も含め、音声データと非
音声データの多重処理を音声・データ多重処理部103
にて行う。音声・データ多重処理部103では、ハーフ
レート処理した音声データ/非音声データ(+余り誤り
保護対象外ビット)において、まず、誤り保護対象ビッ
トとして割り当てた部分のデータを、畳み込み入力デー
タ並び替え処理部404に入力する。畳み込み入力デー
タ並び替え処理部404では、図6に示すようにデータ
をならべる。しかし、ここにおけるデータ自体は、フル
レート時の音声符号化処理を行ったものではないので、
図6に示したパラメータ名のデータは無いので、例え
ば、送信データを最上位ビットから順番にデータをなら
べる等の処理を行う。ここで、フルレートにおけるCR
C結果を入れるビット位置部分は、次に処理するので空
けておく。そして、フルレート時は、更に聴覚的最重要
ビットを分けて、CRC符号化処理を行うので、畳み込
み入力データ並び替え処理部404でならべたデータの
内、これに該当するビットを分離する。聴覚的最重要ビ
ットは、図6において、先に述べたビット位置にあるデ
ータと定義されているので、同位置にあるデータを抜き
出し、フルレートCRC符号化処理部405へ入力さ
れ、符号化処理が行われる。CRC符号化したデータ及
びそれ以外の誤り保護対象ビットは、フルレート畳み込
み符号化処理部407でエラー訂正の為の符号化処理が
行われ、フルレートインターリーブ処理部407へ入力
される。そして、音声・データ多重処理部103より出
力される誤り保護対象外ビットとして割り当てたデータ
もフルレートインターリーブ処理部407へ入力され、
フルレート時の無線回線におけるビット送出順にあわせ
てビット並び替え処理を行う。以降、チャネルコーデッ
ク部309からアンテナ312までの処理を介し、送信
フレームを形成し、通信相手に送信する。
【0049】PDC301からの送信フレームは、まず
基地局にて受信され、CRCエラーチェックが行われ
る。本実施の形態では、上記のように音声・データ同時
通信時であっても、フルレート音声通信時と同じデータ
処理を施して、送信フレームを生成しているので、CR
C符号はフルレート処理した通常の音声フレームと同じ
位置に存在する。従って、基地局において、フルレート
音声通信時と同じCRCエラーチェックが行われても、
無線回線状態の劣化等による対外的要因によってエラー
が生じるとき以外は、CRCチェックでエラーとなるこ
とはない。すなわち音声通信時と全く同様に処理が行わ
れる。ゆえに、従来の音声・データ同時通信方法のよう
に、音声だけ、あるいは、非音声データだけはフォーマ
ットが異なって、基地局がエラー検出符号を認識できず
にエラーデータとして処理してしまうことはなくなる。
【0050】そして、PDC301同志の通信であれ
ば、基地局内では、音声データ部分を復号化(音声伸長
処理)することはないので、送信フレームは、そのまま
通信相手のPDC301へ送ることが可能である。
【0051】次に、音声・データ同時通信時の受信処理
を説明する。
【0052】図1に示すように、チャネルコーデック部
309より出力される受信データは、第1同時通信時受
信処理部102で、まずフルレート時の受信データ処理
が行われる。
【0053】フルレートデインターリーブ処理部408
では、インターリーブの逆手順で、ビットの並び替えを
行い、現フレームデータと前フレームデータとを分離す
る。前フレームデータについては、図示していないが、
例えばフルレートデインターリーブ処理部408にバッ
ファを設けて記憶させておく。次に、フルレートで定め
られた誤り保護対象ビットと誤り保護対象外ビットとに
該当するビットを分離する処理を行う。そして、誤り保
護対象ビットは、フルレート畳み込み復号化処理部40
9において、エラー訂正処理を行う。フルレート時の受
信の場合は、畳み込み復号化処理でエラー訂正されたデ
ータは、次に、聴覚的最重要ビットについて計算された
CRC符号のチェックを行うが、本実施の形態では、デ
ータの内容は、フルレートの音声データ処理を行ったも
のではなく、ハーフレート時の処理をした音声データか
非音声データである。そこで、CRCエラー検出処理
は、フルレートによるCRCエラー検出は行わず、図示
するように、ハーフレートCRCエラー検出処理部41
1で、ハーフレート時のCRCエラー検出処理を行う。
CRCエラーチェックを行ったデータは、次に音声・デ
ータ分離処理部115へ入力される。ハーフレートCR
Cエラー検出処理部411では、ハーフレート処理した
音声データ側が正常に受信されていれば、CRCチェッ
ク結果は、エラー無しとなる。そして、非音声データ側
が受信されれば、これについては、ハーフレート時の音
声データ処理に基づいたCRC符号化処理は行っていな
いので、CRCチェック結果では、必ずエラー有りとな
る。このため、CRCチェック結果により、交互に受信
される音声データ、非音声データの識別することができ
る。無線回線状態劣化等による対外的な要因で音声デー
タ側で有ってもCRCチェック結果がエラーとなること
はあるが、音声データにおいて、CRCチェック結果が
エラーとなったものについては、先にものべたように、
マスク処理されるべきデータである。したがって、CR
Cエラーとなったデータについては、非音声データ処理
を行ってしまっても問題ない。当然CRCエラーとなっ
た音声データは、後述する非音声データ受信処理部10
8において、受信処理を行ったとしても、図8に示した
フォーマットで受信されないので、非音声データフレー
ムがエラーになって受信されたのと同様に処理すればよ
い。
【0054】また、音声データ側のCRCチェックと合
わせて、非音声データ側のCRCチェック結果も用い
て、両方の結果から判定すれば、より正確に非音声デー
タと音声データの区別をつけることが可能である。音声
データ側のCRCチェックでエラー無し、非音声データ
側のCRCチェックではエラー有りとなれば、音声デー
タと判断でき、逆に音声データ側のCRCチェックでエ
ラー有り、非音声データ側のCRCチェックでエラー無
しであれば、非音声データと判断することができる。両
方共エラー有りもしくは、エラー無しで判断がつかない
場合は、音声データとして扱うとノイズとして出力され
てしまう可能性が高いので、非音声データの受信処理を
行うようにしておく。
【0055】音声・データ分離処理部115には、CR
Cエラーチェック後の誤り保護対象ビット、フルレート
デインターリーブ処理後に得られる誤り保護対象外ビッ
ト及び上記CRCエラーチェック結果を入力する。そし
て、例えば上記のようなCRCチェック結果による判定
を行い、音声データと非音声データとを分離する処理を
行う。音声データについては、誤り保護対象ビット及び
誤り保護対象外ビットをハーフレート音声復号化処理部
412に出力され、ハーフレート音声復号化処理部41
2で音声データの伸長処理が行われる。ここで、上述の
ように1フレームで収まらない余りの誤り保護対象外ビ
ットを分けて2フレームにまたがっている場合であれ
ば、デインターリーブ処理時に、バッファに記憶させた
前フレームデータからこの余り分の誤り保護対象外ビッ
トを読み出し、これも合わせてハーフレート音声復号化
処理部412に入力すれば、すべての音声パラメータが
揃い、ハーフレート時の処理が完全に再現することが可
能である。そして、伸長処理された音声データは、オー
ディオI/F部307を介して音声信号として再生され
る。
【0056】一方、音声・データ分離処理部115は、
非音声データについては、フルレート時の音声データと
みなして並び替えた誤り保護対象ビット及び誤り保護対
象外ビットをデータフレーム構成部107に出力する。
データフレーム構成部107では、図8に示したフォー
マットが認識できるようにデータを並び替え、次の非音
声データ受信処理部108で非音声データの受信処理を
行う。非音声データ受信処理部108では、図8に示し
たフォーマットにおけるCRC符号によるエラーチェッ
ク及び相手から付加された送信フレーム番号を管理し、
順番通りに正常受信できたら、ユーザーデータ長分のデ
ータを抜き出し、非音声データ入出力部104へ出力す
る。そして、相手に受信確認ビットで正常受信を示す受
信結果及びその受信フレーム番号をセットして送信す
る。CRCチェック結果でエラーとなったら、受信確認
ビットでデータエラーを示す受信結果と本来受信しなけ
ればならない受信フレーム番号をセットし、相手に再送
要求を出す。再送要求を受信した場合には、確認の取れ
なかった受信番号に相当するフレーム番号のデータを再
度送信し、エラーフリーの非音声データ通信を行う。
【0057】以上、述べてきた通信方法により、フルレ
ートの音声通信時に音声・データ同時通信を実現でき
る。本方法によれば、音声・データ同時通信において、
音声データ、非音声データともフルレートの音声通信時
と同じデータ処理を行って通信するので、両者とも規格
通りの位置にCRCエラー検出符号が位置することにな
る。したがって、基地局側では、音声通信時のCRCエ
ラーチェックを行っても、無線回線状態劣化等による対
外的要因によるエラー以外では、CRCエラーとなるこ
とはない。そして、PDC301同志による通信であれ
ば、基地局において音声データ部分に位置するデータの
復号化は行わないので、データの内容が音声データであ
っても、非音声データであっても相手PDC301にデ
ータを送ることが可能である。従って、RCR規格に従
った基地局を介して通信を行っているPDC301であ
って、本音声・データ同時通信方法で通信可能なもので
あれば、音声・データ同時通信が可能となる。
【0058】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。
【0059】第2の実施の形態は、フルレートにおける
フレームフォーマットの誤り保護対象ビット位置に音声
データ入れ、誤り保護対象外ビット位置に非音声データ
入れることにより、音声・データ同時通信を行うもので
ある。前述したようにフルレート時でもハーフレート時
でも音声符号化処理して得られたデータは、誤り保護対
象ビットと誤り保護対象外ビットとに分離され、データ
処理が行われる。誤り保護対象外ビットは、音声品質上
重要度の高くないデータである為、エラー検出の処理は
行われない。したがって、誤り保護対象外ビット部の音
声データを、非音声データにおきかえれば、最低限の音
声品質劣化で音声・データ同時通信を行うことが可能で
ある。本実施の形態では、音声品質劣化を最小にする為
に、非音声データがある場合のみ誤り保護対象外ビット
部のデータとおきかえるようにする。非音声データがな
い場合は、通常の音声通信時同様に誤り保護対象外ビッ
トも音声符号化処理によって得られたデータを送信する
ようにしている。
【0060】図9に、第2の実施の形態における音声・
データ同時通信を可能とする音声データ処理部308の
構成を示す。図9において、前述と同一構成要素には同
一符号を付している。図9はフルレート時の処理構成を
示している。
【0061】図9において、第2同時通信時送信処理部
901と、第2同時通信時受信処理部902とは、同時
通信時における送受信処理をそれぞれ行う。また、非音
声データ挿入判定処理部903は、非音声データが入力
されたことを検出する。
【0062】非音声データ入出力部104からのデータ
は、非音声データ送信処理部105で送信データ処理が
施され、非音声データ挿入判定処理部903へ入力され
る。また、フルレート音声符号化処理部403における
データの内、誤り保護対象外ビットも非音声データ挿入
判定処理部903へ入力される。非音声データ挿入判定
部903では、非音声データ送信処理部105より入力
されたデータのユーザーデータ長をチェックし、0か否
かで非音声データを挿入するか否かを判定する。ユーザ
ーデータ長が0で送る非音声データがなければ、フルレ
ート音声符号化処理部403より入力された誤り保護対
象外ビットを次段のフルレートインターリーブ処理部4
07へ出力し、非音声データがあればフルレート音声符
号化処理部403における誤り保護対象外ビットの代わ
りに、非音声データ送信処理部105より入力されたデ
ータをフルレートインターリーブ処理部407へ出力す
る。ここで非音声データは、図8に示したようにパケッ
ト化するが、ユーザーデータ長により、パケット長を変
えて、そのパケット長分だけ誤り保護対象外ビットをお
きかえることとする。この場合、置き換えたビット位置
およびビット数を示す情報を付加する。
【0063】受信時は、フルレートデインターリーブ処
理後、誤り保護対象ビットは前述と同様に処理する。そ
して、誤り保護対象外ビットについては、フルレート音
声復号化処理部412と非音声データ受信処理部108
との両方へ入力する。フルレート復号化処理部412に
は、非音声データに置き換えたデータが入っている場合
が有るが、そのまま伸長処理を実施する。非音声データ
の場合、音声パラメータとは無関係のデータが入ること
になる為、音質劣化になることが考えられるが、音声品
質上重要ビットについては、従来通りのエラー訂正処理
を行うので、音質劣化を最小限に押さえることができ
る。そして、非音声データ受信処理部108では、入力
データから非音声データ通信用にパケット化したデータ
を抜き出し、上記第1の実施の形態で説明したように再
送によるエラー処理を行う。
【0064】以上のように処理することで、音声品質劣
化を最小限に押さえつつ非音声データも通信させること
が可能である。以上、フルレート時の処理を説明した
が、ハーフレート時も同様に、誤り保護対象外ビット部
を非音声データと置き換えて通信することで、音声・デ
ータ同時通信することが可能である。
【0065】次に、第3の実施の形態を説明する。
【0066】本実施の形態では、上記第1、第2の実施
の形態に示した音声・データ同時通信方法を基地局より
指示されるフルレート、ハーフレートの通信レートによ
り切り替え可能とした通信方法を示す。
【0067】PDC301は、音声通信時は、上述のよ
うにフルレート、ハーフレートがあり、通信レートの選
択は、PDC301と基地局の間のネゴシエーションに
より決定される。ネゴシエーションには、RCR規格に
定義されるメッセージを使用することで行われる。メッ
セージの中には、PDC301自身のサポートする通信
レートを基地局に報知する為のメッセージと、これに対
して基地局が応答を送る為のメッセージとが用意されて
いる。PDC301は、まず、フルレートのみか、フル
レートとハーフレート両方サポートしているかを報知す
る為のメッセージをコーディングし、送信フレームを形
成して基地局に送信する。これを受けた基地局は、自身
の通信可能レート及び通信相手PDC301から報知さ
れる通信レート情報から判断して、可能な通信レートを
決定する。決定結果は、応答メッセージにてPDC30
1に報知され、PDC301は基地局により指示された
通信レートに応じて音声データ処理を行う。そこで、P
DC301は、音声・データ同時通信を行いたいときに
は、基地局に対してフルレートのみをサポートするとい
う報知メッセージを送れば、第1の実施の形態に示した
方法で音声・データ同時通信を行うことができる。フル
レートを強制的に指定して、音声・データ同時通信を行
えば、非音声データ部の通信速度をより高速にすること
ができる効果がある。しかし、フルレートでは、占有す
る無線回線容量が多くなってしまうので、通信レートは
基地局の決定に依存し、これに応じて、音声・データ同
時通信方法を切り替ることも可能である。第3の実施の
形態においては、第1の実施の形態に示した音声・デー
タ同時通信と、第2の実施の形態に示したハーフレート
における音声・データ同時通信とを切り換え可能な構成
を示す。
【0068】図10に、第3の実施の形態における音声
データ処理部の処理構成図を示す。図中、図1、図3、
図9と同一構成要素には同一符号を付している。
【0069】図10において、第1パス切り替え部10
01および第2パス切り替え部1002は、音声データ
と非音声データとのパスを切り替える。第1パス切り替
え部1001および第2パス切り替え部1002の切り
替え制御は、チャネルコーデック部309の通信レート
検出結果に基づいて行う。したがって、チャネルコーデ
ック部309において、基地局から指示された通信レー
トがフルレートを検出した場合は、第1同時通信時送信
処理部101と第1同時通信時受信処理部102とが選
択されるように第1、第2パス切り替え部1001、1
002をそれぞれ切り替え制御する。また、ハーフレー
トを検出した場合は、第2同時通信時送信処理部901
と第2同時通信時受信処理部902が選択されるように
第1、第2パス切り替え部1001、1002を切り替
え制御すればよい。
【0070】以上のように音声データ処理部308を構
成すれば、基地局より指示される通信レートに応じて音
声・データ同時通信方法を切り替えることができる。ま
た、基地局から指示されるフルレート/ハーフレートの
通信速度に応じて、音声・データ同時通信方法を切り替
えて対応できるので、フルレートでしか通信できず、常
に無線回線容量を多く占有してしまうといった問題も回
避することができる。
【0071】つぎに、上記第1〜第3の実施の形態にお
ける通信装置(以下、同時伝送処理装置という)を、ナ
ビゲーション装置に通信機能を付加する形態への適用を
例にとり説明する。
【0072】図12に、本実施形態に係る通信装置の構
成を示す。
【0073】図示するように本実施形態に係る通信装置
は、携帯電話装置1200、ナビゲーション装置130
0、同時伝送処理装置1100から構成される。また、
本実施形態に係る通信装置は、自動車などの移動体に搭
載される。
【0074】携帯電話装置1200は、たとえば、デジ
タルセルラー通信端末であり、無線通信回線を介して受
信した信号の周波数変換や復調を行って伝送フレームを
復元し、同時伝送処理装置1100に出力し、同時伝送
処理装置1100から入力する伝送フレームに変調や周
波数変換を行って無線通信回線に送信する機能を有す
る。
【0075】次に、ナビゲーション装置1300は、C
PU1301、記憶装置1302、道路地図データを記
憶したCD-ROMなどが搭載されるCD-ROMドライバなどの外
部記憶装置1304、表示装置1306、音声処理装置
1307、スピーカ1308、マイクロフォン130
9、GPS受信機や車速センサや地磁気センサやジャイロ
センサなどの各種測定装置1315、各種インタフェー
ス処理部1310、1311、1312、1313、1
303、1305、1314などを備えている。
【0076】ナビゲーション装置1300のCPU130
1は、記憶装置1302に記憶されたプログラムを実行
し、インタフェース部314を介して読みとった測定装
置1315の測定値と、インタフェース部1303を介
して外部記憶装置1304から読み出した道路地図デー
タに基づいて、移動体の現在位置を算出し、算出した現
在位置周辺の道路地図と共に、インタフェース部130
5を介して表示装置1306に表示する処理を行う。ま
た、CPU1301は、同時伝送処理装置1100からイ
ンタフェース部1312を介して入力する非音声データ
を処理する。非音声データの処理の内容は、非音声デー
タの種別によって異なり、たとえば、非音声データがユ
ーザへの通知情報である場合、これを表示装置1306
に表示する処理などが考えられる。また、CPU1301
は、通信回線を介して送信すべき非音声データを、イン
タフェース部1313を介して同時伝送処理装置110
0に出力する処理を行う。送信すべき非音声データとし
ては、ナビゲーション装置1300の状態を示すデータ
や、ユーザから入力するデータなどが考えられる。ま
た、音声処理装置1307は、CPU1301の制御下
で、同時伝送処理装置1100からインタフェース部1
310を介して送られた音声データの表す音声をスピー
カ1308から出力する。また、音声処理装置1307
は、CPU1301の制御下で、マイクロフォン1309
から入力する音声を音声データに変換し、インタフェー
ス部1312を介して同時伝送処理装置100に出力す
る。
【0077】このように、上述した実施の形態における
通信装置を、ナビゲーションに適用することが可能であ
る。また、同時伝送処理装置の機能を携帯電話装置内も
しくはナビゲーション装置内に備えるようにしてもよ
い。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、音声・データ同時通信
時において、音声データ、非音声データともフルレート
の音声通信時と同じデータ処理を行って通信するので、
基地局側においてエラー処理が行われたとしても、フレ
ームフォーマットの違いによって、エラーとして扱われ
ることはなくなり、通信相手のPDCと同時通信を継続
することが可能である。そして、RCR規格に基づい
て、音声通信処理を行う基地局であれば、どれを介して
も音声・データ同時通信できるので、より広範囲で使用
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す音声データ処
理部の処理構成図
【図2】従来における音声・データ同時方法のフレーム
通信模式図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるPDCの内
部構成図
【図4】従来のフルレート時における音声データ処理部
の処理構成図
【図5】従来のハーフレート時における音声データ処理
部の処理構成図
【図6】フルレート時における誤り保護対象ビットを示
す図
【図7】本発明による音声・データ同時通信時のフレー
ム通信模式図
【図8】非音声データ部のフレームフォーマット例を示
す図
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す音声データ処
理部の処理構成図
【図10】通信レートに応じて、音声・データ同時通信
方法を切り替え可能とした音声データ処理部の処理構成
【図11】フルレートとハーフレートとのビット長の説
明図
【図12】通信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101…第1同時通信時送信処理部 102…第1同時通信時受信処理部 103…音声・データ多重処理部 104…非音声データ入出力部 105…非音声データ送信処理部 106…誤り保護対象ビット分離処理部 107…データフレーム構成部 108…非音声データ受信処理部 301…PDC 302…主制御部 303…マイク 304…スピーカ 305…操作部 306…表示部 307…オーディオI/F部 308…音声データ処理部 309…チャネルコーデック部 310…変復調部 311…無線I/F部 312…アンテナ 401…フルレート送信処理部 402…フルレート受信処理部 403…フルレート音声符号化処理部 404…畳み込み入力データ並び替え処理部 405…フルレートCRC符号化処理部 406…フルレート畳み込み符号化処理部 407…フルレートインターリーブ処理部 408…フルレートデインターリーブ処理部 409…フルレート畳み込み復号化処理部 410…畳み込み出力データ並び替え処理部 411…フルレートCRCエラー検出処理部 412…フルレート音声復号化処理部 501…ハーフレート送信処理部 502…ハーフレート受信処理部 503…ハーフレート音声符号化処理部 504…ハーフレートCRC符号化処理部 505…ハーフレート畳み込み符号化処理部 506…ハーフレートインターリーブ処理部 507…ハーフレートデインターリーブ処理部 508…ハーフレート畳み込み復号化処理部 509…ハーフレートCRCエラー検出処理部 503…ハーフレート音声復号化処理部 901…第2同時通信時送信処理部 902…第2同時通信時受信処理部 1001…第1パス切り替え部 1002…第2パス切り替え部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高原 保明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 仲村 徹 神奈川県座間市広野台2丁目4991番地 株 式会社ザナヴィ・インフォマティクス内 (72)発明者 竹内 幸男 神奈川県座間市広野台2丁目4991番地 株 式会社ザナヴィ・インフォマティクス内 Fターム(参考) 5K067 AA13 AA23 BB04 BB21 CC04 DD01 DD54 EE71 GG03 GG11 HH24 HH25

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声データと非音声データとの同時通信を
    行う通信装置であって、ハーフレートで音声データの送
    信処理を行うハーフレート送信処理手段と、非音声デー
    タの送信処理を行う非音声データ送信処理手段と、前記
    ハーフレート送信処理手段で処理された音声データと、
    前記非音声データ送信処理手段で処理された非音声デー
    タとを多重化して出力する音声・データ多重処理手段
    と、前記音声・データ多重処理手段の出力データに、フ
    ルレートによる送信処理を行うフルレート送信処理手段
    とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の通信装置において、前記
    音声・データ多重処理手段は、前記ハーフレート送信処
    理手段により処理された音声データについて、予め定め
    たデータフレームを構成するビットのうち予め定めた位
    置のビットを廃棄することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の通信装置において、前記
    音声・データ多重処理手段は、前記ハーフレート送信処
    理手段により処理された音声データについて、予め定め
    たデータフレームを構成するビットのうち予め定めた位
    置のビットを、前記非音声データのビットとして送信す
    ることを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の通信装置において、前記
    非音声データ送信処理手段は、前記非音声データを、前
    記フルレートにおける保護対象ビットと保護対象外ビッ
    トとに分離することを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の通信装置において、他の
    通信装置から受信した受信データについてフルレートに
    よる受信処理を行うフルレート受信処理手段と、前記フ
    ルレート受信処理手段により処理された受信データを、
    音声データと非音声データとに分離する音声・データ分
    離処理手段と、前記音声・データ分離処理手段により分
    離された音声データについてハーフレートによる受信処
    理を行うハーフレート受信処理手段と、前記音声・デー
    タ分離処理手段により分離された非音声データの受信処
    理を行う非音声データ受信処理手段とをさらに有するこ
    とを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】音声データと非音声データとの同時通信を
    行う通信装置であって、他の通信装置から受信した受信
    データについてフルレートによる受信処理を行うフルレ
    ート受信処理手段と、前記フルレート受信処理手段によ
    り処理された受信データを、音声データと非音声データ
    とに分離する音声・データ分離処理手段と、前記音声・
    データ分離処理手段により分離された音声データについ
    てハーフレートによる受信処理を行うハーフレート受信
    処理手段と、前記音声・データ分離処理手段により分離
    された非音声データの受信処理を行う非音声データ受信
    処理手段とをさらに有することを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】音声データと非音声データとの同時通信を
    行う通信装置であって、第1の送信処理を行う第1送信
    処理部と、第2の送信処理を行う第2送信処理部と、前
    記第1送信処理部と前記第2送信処理部とに対する前記
    音声データと前記非音声データとの入力を切り替える切
    り換え部とを有し、前記第1送信処理部は、ハーフレー
    トで音声データの送信処理を行うハーフレート送信処理
    手段と、非音声データの送信処理を行う非音声データ送
    信処理手段と、前記ハーフレート送信処理手段で処理さ
    れた音声データと、前記非音声データ送信処理手段で処
    理された非音声データとを多重化して出力する音声・デ
    ータ多重処理手段と、前記音声・データ多重処理手段の
    出力データに、フルレートによる送信処理を行うフルレ
    ート送信処理手段とを備え、前記第2送信処理部は、ハ
    ーフレートで音声データの送信処理を行うハーフレート
    送信処理手段と、前記音声データを構成するビットのう
    ち予め定めたビットを、前記非音声データのビットに置
    き換えて送信する手段とを備えることを特徴とする通信
    装置。
  8. 【請求項8】第1のデータと、第2のデータとの同時通
    信を行う通信装置であって、ハーフレートで第1のデー
    タの送信処理を行うハーフレート送信処理手段と、第2
    のデータの送信処理を行う第2データ送信処理手段と、
    前記ハーフレート送信処理手段で処理された第1のデー
    タと、前記第2のデータ送信処理手段で処理された第2
    のデータとを多重化して出力する第1および第2データ
    多重処理手段と、前記第1および第2データ多重処理手
    段の出力データに、フルレートによる送信処理を行うフ
    ルレート送信処理手段とを備えることを特徴とする通信
    装置。
  9. 【請求項9】音声データと非音声データとの同時通信
    を、基地局を介して行う音声・データ同時通信方法であ
    って、前記音声データについてハーフレートで送信処理
    を行い、前記非音声データについて送信処理を行い、送
    信処理された音声データと非音声データとを多重化し、
    多重化された音声データと非音声データとについてさら
    にフルレートによる送信処理を行うことを特徴とする音
    声・データ同時通信方法。
  10. 【請求項10】音声データと非音声データとの同時通信
    を、基地局を介して行う音声・データ同時通信方法であ
    って、他の通信装置から受信した受信データについてフ
    ルレートによる受信処理を行い、受信処理された受信デ
    ータを、音声データと非音声データとに分離し、分離さ
    れた音声データについてハーフレートによる受信処理を
    行い、分離された非音声データの受信処理を行うことを
    特徴とする音声・データ同時通信方法。
JP119699A 1999-01-06 1999-01-06 通信装置および音声・デ―タ同時通信方法 Pending JP2000201373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP119699A JP2000201373A (ja) 1999-01-06 1999-01-06 通信装置および音声・デ―タ同時通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP119699A JP2000201373A (ja) 1999-01-06 1999-01-06 通信装置および音声・デ―タ同時通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000201373A true JP2000201373A (ja) 2000-07-18

Family

ID=11494712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP119699A Pending JP2000201373A (ja) 1999-01-06 1999-01-06 通信装置および音声・デ―タ同時通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000201373A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003003780A1 (fr) * 2001-06-29 2003-01-09 Yozan Inc. Procede de communication d'urgence, telephone mobile, programme telephonique et de controle
JP2011019283A (ja) * 2010-10-08 2011-01-27 Fujitsu Ltd 無線通信システム及び無線通信方法
US8514739B2 (en) 2006-03-14 2013-08-20 Fujitsu Limited Wireless communication device and wireless communication method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003003780A1 (fr) * 2001-06-29 2003-01-09 Yozan Inc. Procede de communication d'urgence, telephone mobile, programme telephonique et de controle
US8514739B2 (en) 2006-03-14 2013-08-20 Fujitsu Limited Wireless communication device and wireless communication method
US9408088B2 (en) 2006-03-14 2016-08-02 Fujitsu Limited Wireless communication system and wireless communication method
JP2011019283A (ja) * 2010-10-08 2011-01-27 Fujitsu Ltd 無線通信システム及び無線通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7653350B2 (en) Wireless terminals and methods for communicating over cellular and enhanced mode bluetooth communication links
US5870675A (en) Method for improving handover
US5606548A (en) Mobile terminal having improved digital control channel (DCCH) search procedure
JP2003509957A (ja) 無線チャンネルでヘッダを復号する方法とシステム
US5862178A (en) Method and apparatus for speech transmission in a mobile communications system
JP2002525911A (ja) コーデックモード情報の交互送信方法およびシステム
JP2001500693A (ja) 無線通信チャンネル用会議発呼システム及び方法
US6658064B1 (en) Method for transmitting background noise information in data transmission in data frames
US5802076A (en) Audio error mitigation technique for a TDMA communication system
EP0680034B1 (en) Mobile radio communication system using a sound or voice activity detector and convolutional coding
US6914885B2 (en) Methods, wireless radio receivers, and systems for selecting a data stream from concurrently demodulated radio signals
KR20040053345A (ko) 음성 정보 전송 방법 및 장치
US6622275B2 (en) Method and apparatus supporting TDD/TTY modulation over vocoded channels
US20080021702A1 (en) Wireless communication apparatus including a mechanism for suppressing uplink noise
EP1188259B1 (en) Multi-user time slots for tdma
JP2000201373A (ja) 通信装置および音声・デ―タ同時通信方法
US7702319B1 (en) Communication apparatus including a mechanism for reducing loss of text telephone information during normal traffic channel preempting
JP2002524965A (ja) 送信方法及び無線システム
JPH086595A (ja) 通信システム
US20050180402A1 (en) Method for improving the quality of a voice transmission via an air interface
JP3669960B2 (ja) データ通信装置
JPH09139980A (ja) 受信装置
US11990144B2 (en) Reducing perceived effects of non-voice data in digital speech
JPH11252280A (ja) 通信装置
AU773419B2 (en) Method and apparatus supporting TDD/TTY modulation over vocoded channels