JP2000201207A - 移動体通信端末装置 - Google Patents

移動体通信端末装置

Info

Publication number
JP2000201207A
JP2000201207A JP11001472A JP147299A JP2000201207A JP 2000201207 A JP2000201207 A JP 2000201207A JP 11001472 A JP11001472 A JP 11001472A JP 147299 A JP147299 A JP 147299A JP 2000201207 A JP2000201207 A JP 2000201207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication terminal
mobile communication
key
case
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11001472A
Other languages
English (en)
Inventor
Rina Satou
里奈 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP11001472A priority Critical patent/JP2000201207A/ja
Publication of JP2000201207A publication Critical patent/JP2000201207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース本体に耳を当てたまま通話中に音声品
質調整を正確に、かつ容易に行うことができる操作性の
良い移動体通信端末装置を提供する。 【解決手段】 機器の外装を形成したフロントケース1
を設け、このフロントケース1と嵌合して機器の外装を
形成するとともに背面に開口する開口部2aを形成した
リアケース2を設け、このフロントケース1とリアケー
ス2との内部に収納されてLCD14、スピーカ16、
マイク18などの電子部品と電気的に接続または実装し
た回路基板10を設け、このリアケース2の開口部2a
から突出するとともにケース内部の回路基板10まで延
在するように形成された背面キー12を備え、機器の通
話中にリアケース2の背面から突出する背面キー12に
より音声品質調整機能を操作可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信端末装置
に係り、より詳しくは、ケースの背面に配置される背面
キーを備えたPHS電話機あるいは携帯電話機などの移
動体通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PHS(パーソナルハンディフォ
ーンシステム)電話機、携帯電話機などの移動体通信端
末装置には、種々の機能が付加されて多機能化されてい
る一方、使用者が所定の機能を容易に且つ確実に操作し
て実行できるように様々な操作キーを配置して操作性を
向上している。図15は、携帯電話機に種々の操作キー
を配置した従来の移動体通信端末装置を示す斜視図であ
る。また、図16は、携帯電話機に更なる他の操作キー
を配置した従来の移動体通信端末装置を示す斜視図であ
る。
【0003】図15及び図16に示すように、携帯電話
機に種々の操作キーを配置した従来の移動体通信端末装
置は、使用者が所定の機能を容易に且つ確実に実行でき
るように、ケース80、90の操作面(前面)に種々の
操作キー82、92を配置している。この操作キー8
2、92には、例えば、付加される機能に応じて所定の
機能を割り当てて追加する追加キー82a、92a、頻
繁に使用する操作キーを目立つように大きく形成した拡
大キー82b、及び一つの操作キーで複数の機能を実行
できる多方向キー92bなどの様々な操作キーがある。
この操作キー82、92は、通常、使用者が容易に操作
できるようにケース80、90の操作面(前面)に配置
されている。
【0004】一方、このように操作面(前面)に種々の
操作キーを配置した移動体通信端末装置とは別に、ケー
ス本体の背面に操作キーを配置した従来の移動体通信端
末装置がある。このような、従来技術としては、例え
ば、実開平4−96160号公報、実開平4−1030
54号公報、特開平7−111674号公報などに開示
されている。この背面に操作キーを配置した従来の移動
体通信端末装置は、例えば、コードレス電話機の子機に
おいて操作面を下部にして充電装置に設置した場合に背
面に操作キーを設けているため、この背面に配置した操
作キーにより所定の機能を操作することが可能になる。
従来、このようにケース本体の背面に配置した背面キー
には、例えば、通話の開始及び終了(オンフック及びオ
フフック)、通話音声の録音及び再生などの機能を割り
当てて操作性を向上していた。
【0005】ところで、このような移動体通信端末装置
には、通話中に音声を調整(例えば、音量、エコーの調
整)する操作キーを配置している。従来、このような音
声品質調整用の操作キーとしては、前述した図15及び
図16に示した追加キー82a、92a、拡大キー82
b、及び多方向キー92bなどの操作キーを使用してい
た。しかしながら、このような音声品質調整用の操作キ
ーでは、ケース80、90の操作面(前面)側に配置さ
れているため、例えば、通話中に通話音量の調整が必要
になった場合、音量調整キーが使用者の顔側を向いてい
るため、耳に当てたままでは音量調整キーを操作して調
整することが困難であった。従って、通常は、一旦ケー
ス本体を耳から離して胸元まで移動して使用者側に操作
面を向けて音量調整キーを操作した後、再度、ケース本
体を耳に当てる動作を行っていた。しかるに、上述した
方法では、ケース本体が一旦耳から離れ、その間、相手
側の話を聞き漏らしてしまうため、非常に不便であり、
せっかく設けた音量調整キーも使われることが少なかっ
た。また、ケース本体を耳に当てた状態で音量調整する
場合、正確に希望の操作キーを押すことができず、他の
操作キーを押して誤動作させてしまうという不具合があ
った。
【0006】このような不具合を解決するため、図16
に示したように、音量調整キーをケース本体の側面に配
置して操作性を向上させた従来の移動体通信端末装置が
ある。このように音量調整キーをケース本体の側面に配
置した従来の移動体通信端末装置によると、通話中にお
いてケース本体を耳から離す必要がないため、操作性が
より向上する。しかし、このような音量調整キーをケー
ス本体の側面に配置した従来の移動体通信端末装置で
は、音量調整キーを配置するケース内の設置スペースが
狭いため、音量調整キーの大きさが小さくなってしま
う。これにより音量調整キーは、使用者がケース本体を
耳に当てたままでキー操作するには慣れが必要であり、
容易に操作することは困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の移
動体通信端末装置では、図15及び図16に示した追加
キー82a、92a、拡大キー82b、多方向キー92
bなどの操作キーをケース本体の操作面に配置した場
合、この操作キーを通話中に操作するためには一度ケー
ス本体を使用者の耳から離して操作するため、通話の途
中で耳からケース本体を離す動作、及び操作キーを探す
動作などに時間がかかり操作性が悪くなるという不具合
があった。また、使用者がケース本体を耳に当てた通話
中の状態で操作すると、目的とは違う他の操作キーを押
して誤動作させてしまうという不具合があった。また、
追加キー82a、92a、拡大キー82b、多方向キー
92bなどの操作キーを複数配置すると、操作面に配置
スペースが必要となり小型化、軽量化の妨げになるとい
う不具合があった。また、従来の移動体通信端末装置で
は、図16に示したようにケース本体の側面に音量調整
キーを配置した場合、ケース本体の側面に配置する配置
スペースが狭いために音量調整キーの大きさが小さくな
ってしまう。これにより音量調整キーは、使用者がケー
ス本体の操作面側を耳に当ててキー操作するためには慣
れが必要があり、容易に操作することは困難であるとい
う不具合があった。さらに、従来の移動体通信端末装置
では、ケース本体の背面に配置した背面キーがあるが、
この背面キーは通話の開始または終了、通話音声の録音
または再生などの機能を実行するためのものであり、通
話中の音声品質調整用に使用するものではなかった。
【0008】本発明はこのような課題を解決し、ケース
本体に耳を当てたまま通話中に音声品質調整を正確に、
かつ容易に行うことができる操作性の良い移動体通信端
末装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、機器の外装を形成して背面に操作キー用
の開口部を有したケースを設け、このケース内の回路基
板に一端が配置されて他端が開口部に延在して突出する
背面キーを備え、この背面キーにより機器の通話中に音
声品質調整機能を操作可能に設ける。ここで、音声品質
調整機能は、通話中に音量またはエコーキャンセラのい
ずれか一方または両方を調整することが好ましい。ま
た、背面キーは、ケースの全長をtとしたとき、ケース
の把持部の上部に位置する2t/4〜3t/4の範囲内
に設けることが好ましい。また、背面キーは、シリコン
ゴムなどの軟質材からなりケースの内部で回路基板に形
成された回路パターンを短絡する接点スイッチ、或い
は、回路基板に設けた回路パターンを金属板バネにより
短絡する板バネ接点スイッチのいずれかであることが好
ましい。また、回路パターンは、複数の部品を実装した
プリント基板、またはプリント基板に電気的に接続した
フレキシブル基板のいずれかに形成することが好まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による移動体通信端末装置の実施の形態を詳細に説明す
る。図1は、本発明による携帯電話機に採用した移動体
通信端末装置の第1の実施の形態を示す断面図である。
また、図2は、図1に示した移動体通信端末装置の電気
的回路図である。また、図3は、図1に示した移動体通
信端末装置の背面キーの配置位置を示す図である。ま
た、図4は、図3に示したA−A線の断面を示す断面図
である。
【0011】図1に示すように、本発明による携帯電話
機に採用した移動体通信端末装置の第1の実施の形態
は、携帯電話機の外装を形成するフロントケース1及び
リアケース2を備え、このフロントケース1の操作面
(前面)に表示面を露出させて配置するLCD14と、
このLCD14の下部に配置する操作キー13と、この
操作キー13の下部に配置するマイク18と、LCD1
4の上部に配置するスピーカ16と、LCD14、スピ
ーカ16、マイク18を電気的に接続または実装した回
路基板10と、LCD14を実装した回路基板10の裏
面に配置されて一端がリアケース2に設けた開口部2a
に突出する背面キー12と、回路基板10に電気的に接
続されてフロントケース1とリアケース2との一端から
内部に伸縮可能に収納されるアンテナ19(図3参照)
とを備えている。
【0012】ここで、LCD14は、フロントケース1
の操作面に所定の大きさの開口部を設けて表示内容を確
認できるように露出させている。また、操作キー13
は、LCD14と同様に、フロントケース1の操作面に
複数の開口部を設け、操作面に突出させて操作できるよ
うに配置されている。また、マイク18は、集音穴をフ
ロントケース1の操作面に形成し、外部から発せられる
音声を集音できるように配置されている。また、スピー
カ16は、マイク18と同様に放音穴をフロントケース
1の操作面に形成し、フロントケース1の外側に音声が
放音されるように設けられている。
【0013】また、回路基板10には、所定の回路パタ
ーンを形成し、図2に示す回路構成を備えている。図2
において、アンテナ19が接続される送受信回路部3
は、携帯電話機における送受信処理を、マイクロコンピ
ュータを内蔵したCPU4により制御することで実行す
る回路である。すなわち、送受信回路部3は、音声メッ
セージや文字メッセージまたは制御信号等を高周波によ
り変調してアンテナ19より送出したり、アンテナ19
より受信した音声メッセージや文字メッセージまたは制
御信号等を復調してCPU4に出力する。
【0014】CPU4は、ROM8に記憶されたプログ
ラムに従って、操作キー13および送受信回路部3から
の制御信号により動作し、送受信回路部3、LCDドラ
イバ5および音声処理部7を制御する。また、CPU4
は、RAM9に接続され、ROM8に記憶されたプログ
ラムを実行するときにRAM9をワークエリアとして使
用する。
【0015】LCDドライバ5は、CPU4の制御に従
ってLCD14を駆動して表示を行う。すなわち、LC
Dドライバ5は、CPU4からの制御信号に対応する文
字パターン(英数字も含む)やアイコン(図形)パター
ンをフォントROM6から読み出し、LCD14に表示
する。音声処理部7は、スピーカ18およびマイク12
に接続され、CPU4から入力した音声信号を増幅して
スピーカ16で出力したり、マイク18で入力した音声
信号を増幅してCPU4に出力する処理を実行してい
る。
【0016】背面キー12は、音声処理部7に接続さ
れ、この音声処理部7を制御して、通話中の音声品質を
調整するものである。ここで、背面キー12は、図1に
示したように、リアケース2内の背面側に設けられ、且
つ、リアケース2の背面に開口部2aを2箇所(図3参
照)設けて背面前方に突出させて操作できるように配置
している。この際、背面キー12は、図3に示すよう
に、リアケース2の背面の全長をtとして、t/2の位
置から上端側に位置するt/4の範囲内、即ち、リアケ
ース2の下部から3t/4の位置近傍に配置することが
好ましい。これは、リアケース2の下部からt/2の位
置までを使用者が把持し、図3に示すように指を伸ばし
た位置が、ほぼt/4の範囲内に位置するためである。
従って、背面キー12は、好ましくは、アケース2の背
面の全長をtとしたとき、2t/4(t/2)〜3t/
4の範囲内に設けることが望ましい。
【0017】また、背面キー12は、図4に示すよう
に、シリコンゴムなどの軟質材からなり、リアケース2
の背面に突出する操作部12bと、この操作部12bか
ら下部に傾斜して延在するスカート部12aとを各々2
箇所一対に突出させて形成している。この背面キー12
は、スカート部12aの内部が空洞になっており、この
空洞内の上端部には導電部材12cを装着している。こ
の導電部材12cは、導電材からなり内部に電気が流れ
るように形成されている。また、このように形成された
背面キー12は、回路基板10の上面に載置して使用さ
れる。ここで、回路基板10の表面には、背面キー12
を載置した際に導電部材12cと近接するように接点パ
ターンを形成している。この接点パターンは、図4に示
すように、回路基板10の表面にお互いに対向するよう
に配列させた一対の第1パターン10a及び第2パター
ン10bを形成している。また、回路基板44は、第1
パターン10aから第2パターン10bに電流が流れる
ことにより携帯電話機の所定の機能を実行できるように
形成されている。
【0018】このように形成された第1の実施の形態に
よる動作を図5及び図6を参照して詳細に説明する。図
5は、図1に示した移動体通信端末装置を使用している
状態を示す図である。また、図6は、図4に示した背面
キーに押し圧を加えた状態を示す断面図である。
【0019】図5に示すように、使用者20は、移動体
通信端末装置を使用する場合、まず、リアケース2の下
部位置(図3参照)を把持して耳22にスピーカ16
(図1参照)部を当てて通話を開始する。この際、背面
キー12には、例えば、音量またはエコーキャンセラな
どの音声品質調整機能を割り当てている。これにより、
使用者20は、図5に示したように、通話中でもリアケ
ース2の背面に設けた背面キー12により、音量または
エコーキャンセラなどの音声品質を調整することが可能
になる。
【0020】ここで、使用者20が背面キー12に指を
伸ばして押し圧を加えると、図6に示すように、スカー
ト部12aが変形して導電部材12cが降下する。これ
により、導電部材12cは、回路基板10の第1パター
ン10aと第2パターン10bとに各々当接する。そし
て、回路基板10では、導電部材12cが降下して第1
パターン10aと第2パターン10bとに各々当接する
ことで、短絡して第1パターン10aから導電部材12
cを介して第2パターン10bに電流が流れ、移動体通
信端末装置の所定の音声品質調整機能が実行される。ま
た、背面キー12に加えられた押し圧を解除すると、ス
カート部12aの復元力により図4に示した状態に戻
る。
【0021】このように形成された第1の実施の形態に
よると、ケースの背面に音声品質を調整する背面キーを
設けているため、通話中でも容易に使用者が片手で音量
またはエコーキャンセラなどの音声品質調整を実行する
ことが可能になる。また、背面キーは、特別な部品を使
用することなく通常のに使われている操作キーを使用で
きるため、改造に必要なコストを低減することができ
る。
【0022】次に、図7乃至図11を参照して、本発明
による移動体通信端末装置の第2の実施の形態を詳細に
説明する。図7は、本発明による携帯電話機に採用した
移動体通信端末装置の第2の実施の形態を示す斜視図で
ある。また、図8は、図7に示したB−B線の断面を示
す断面図である。また、図9は、図8に示したC部の詳
細を示す斜視図である。また、図10は、図8に示した
背面キーに押し圧を加えた状態を示す断面図である。ま
た、図11は、図10に示したD部の詳細を示す斜視図
である。ここで、第2の実施の形態では、回路基板から
フレキシブル基板によりシールドの上面に接点部を設け
たものであり、回路構成は図2示した第1の実施の形態
と同様である。従って、重複する回路構成の説明は省略
する。
【0023】図7に示すように、本発明による携帯電話
機に採用した移動体通信端末装置の第2の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態と異なり、LCD4
4及びスピーカ、マイク(図示せず)などの電子部品を
電気的に接続または実装した回路基板40を設け、この
回路基板40に高周波回路部を密閉するシールド47を
設けている。また、回路基板40には、コネクタ49を
設け、このコネクタ49に接続されてシールド47の上
部に延在するフレキシブル基板50を接続している。こ
のフレキシブル基板50には、所定の機能を実行するた
めの接点スイッチとして板バネ接点部52を設けてあ
る。尚、この板バネ接点部52については、通常用いら
れているキーパターン構造(ゴム接点スイッチ構造)で
あってもよいし、ダイヤグラム構造(板バネ接点スイッ
チ構造)をとってもよいことは言うまでもない。
【0024】また、このような回路基板40は、図1に
示した第1の実施の形態と同様に、フロントケース(図
示せず)及びリアケース30の内部に収納される。ま
た、リアケース30には、第1の実施の形態と異なり、
背面に2箇所対向するように開口した開口部30aが形
成されている。この開口部30aは、図3に示した背面
キー2と同様に、リアケース30の背面の全長をtとし
たとき、2t/4(t/2)〜3t/4の範囲内に配置
されるように設けることが望ましい。また、開口部30
aには、リアケース30の内部から突出するように背面
キー53が装着されている。
【0025】ここで、背面キー53は、図8に示すよう
に、支点部53aを中心として両側に所定の角度で傾斜
して延在するように形成し、この延在する両側に各々突
出する凸部53bを形成している。また、背面キー53
の凸部53bは、フレキシブル基板50に設けた板バネ
接点部52に近接するように配置されている。従って、
背面キー53は、フレキシブル基板50の上面で支点部
53aを中心として傾き、板バネ接点部52に凸部53
bが押し圧を加えるように形成されている。
【0026】また、板バネ接点部52は、図9に示すよ
うに、フレキシブル基板50の表面に形成されており、
このフレキシブル基板50の表面に円形状に形成された
第2パターン52bと、この第2パターン52bを囲む
ように円環状に形成された第1パターン52aと、この
第1パターン52aに電気的に接続されて弾性を備える
略半球状に形成した板バネ52cとにより形成されてい
る。そして、フレキシブル基板50は、第1パターン5
2aから第2パターン52bに電流が流れることにより
携帯電話機の所定の機能を実行できるように形成されて
いる。従って、板バネ接点部52は、図9に示した凸部
53bを降下させて押し圧を加えることにより、板バネ
52cが変形して第2パターン52bに当接する。これ
により、フレキシブル基板50は、第1パターン52a
から板バネ52cを介して第2パターン52bに電流が
流れて携帯電話機の所定の機能を実行するように設けて
ある。
【0027】このように形成された第2の実施の形態に
よる動作を図10及び図11を参照して詳細に説明す
る。まず、使用者は、図5に示した第1の実施の形態と
同様に、リアケース30の下部位置を把持して耳にズピ
ーカ部を当てて通話を開始する。この際、背面キー53
には、例えば、音量またはエコーキャンセラなどの音声
品質調整機能を割り当てている。これにより、使用者
は、通話中でもリアケース30の背面に設けた背面キー
53により、音量またはエコーキャンセラなどの音声品
質を調整することが可能になる。
【0028】ここで、背面キー53は、図10に示す矢
印方向から押し圧を加えることにより、支点部53aを
中心として傾き、凸部53bが降下して板バネ接点部5
2に押し圧を加える。この際、板バネ接点部52は、図
11に示すように、凸部53bの降下動作により、板バ
ネ52cが変形して第2パターン52bに当接する。こ
のように、凸部53bが降下して板バネ52cを第2パ
ターン52bに当接させると、第1パターン52aから
板バネ52cを介して第2パターン52bに電流が流れ
て携帯電話機の所定の機能が実行される。そして、押し
圧を解除すると背面キー53は、板バネ52cの弾性力
により押し上げれて図8に示した元の状態に戻る。
【0029】このように形成された第2の実施の形態に
よると、回路基板の背面にシールドを設けていてもフレ
キシブル基板により背面キーを配置できるため、第1の
実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、板
バネ接点部を設けているため、一定の操作荷重により操
作可能になり、第1の実施の形態に比べて操作感を向上
することができる。
【0030】次に、図12乃至図14を参照して、本発
明による移動体通信端末装置の第3の実施の形態を詳細
に説明する。図12は、本発明による携帯電話機に採用
した移動体通信端末装置の第3の実施の形態を示す斜視
図である。また、図13は、図12に示したE−E線の
断面を示す断面図である。また、図14は、図13に示
した背面キーに押し圧を加えた状態を示す断面図であ
る。ここで、第3の実施の形態は、第1の実施の形態で
回路基板に形成した第1及び第2パターンを図9に示し
た板バネ接点部にしたものであり、回路構成は図2示し
た第1の実施の形態と同様である。従って、重複する回
路構成の説明は省略する。
【0031】図12に示すように、本発明による携帯電
話機に採用した移動体通信端末装置の第3の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態と同様に、LCD7
4及びスピーカ、マイク(図示せず)などの電子部品を
電気的に接続または実装した回路基板70を設け、この
回路基板70をフロントケース(図示せず)及びリアケ
ース60の内部に収納している。また、リアケース60
には、第1の実施の形態とは異なり、図3に示した背面
キーを90°回転させて全長tの方向に延在するように
2箇所開口した開口部60aが形成されている。この開
口部60aは、図3に示した背面キーのように、リアケ
ース60の背面の全長をtとしたとき、2t/4(t/
2)〜3t/4の範囲内に位置するように設けることが
望ましい。また、開口部60aには、リアケース60の
内部から突出するように背面キー73が装着されてい
る。
【0032】図13に示すように、背面キー73は、第
1の実施の形態と同様に、シリコンゴムなどの軟質材か
らなり、リアケース60の開口部60a(図12参照)
を介して突出する操作部73bと、この操作部73bか
ら下部に傾斜して延在するスカート部73aとを備え、
この操作部73bとスカート部73aとを各々2箇所一
対に突出させて一体に形成している。また、背面キー7
3は、第1の実施の形態とは異なり、スカート部73a
内側の空洞内に突出する凸部73cを一体に形成してい
る。そして、この凸部73cの下端には、回路基板70
に設けた板バネ接点部72が配置されている。ここで、
板バネ接点部72は、図9に示した板バネ接点部と同様
のものであり、重複する説明は省略する。
【0033】このように形成された第3の実施の形態に
よる動作を図14を参照して詳細に説明する。まず、使
用者は、図5に示した第1の実施の形態と同様に、リア
ケース60の下部位置を把持して耳にズピーカ部を当て
て通話を開始する。この際、背面キー73には、例え
ば、音量またはエコーキャンセラなどの音声品質調整機
能を割り当てている。これにより、使用者は、通話中で
もリアケース60の背面に設けた背面キー73により、
音量またはエコーキャンセラなどの音声品質を調整する
ことが可能になる。
【0034】ここで、背面キー73は、図14に示す矢
印方向から押し圧を加えることにより、スカート部73
aが変形して凸部73cが降下する。これにより凸部7
3cは、図11に示す第2の実施の形態と同様に、板バ
ネ接点部72に押し圧を加えて板バネを変形させて第2
パターンに当接させる。これにより、回路基板70で
は、第1パターンから板バネを介して第2パターンに電
流が流れて携帯電話機の所定の機能が実行される。そし
て、押し圧を解除すると背面キー73は、板バネの弾性
力及びスカート部73aの復元力により押し上げれて図
13に示した元の状態に戻る。
【0035】このように形成された第3の実施の形態に
よると、第1の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きるとともに、板バネの弾性力及びスカート部73aの
復元力により、第2の実施の形態に比べて、より効果的
な操作感を得ることが可能になる。
【0036】以上、本発明による移動体通信端末装置の
実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述の実施の
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で変更可能である。例えば、携帯電話機に採用した
移動体通信端末装置の実施の形態を説明したが、これに
限定されるものではなく、PHS電話機、トランシーバ
などの移動体通信端末にも採用することが可能である。
【0037】
【発明の効果】このように本発明による移動体通信端末
装置によれば、機器本体を把持する背面において指が当
たる所定の位置(2t/4〜3t/4)に背面キーを配
置しているため、操作に慣れる必要がなく簡単に取り扱
うことができ、電話中でも耳から携帯電話機を離さずに
キー操作ができる操作性の良い操作キーを得ることがで
きる。また、機器本体の背面には、アンテナまたはバッ
テリー蓋などの突起以外は配置されておらず、操作キー
を操作面または側面に配置するのに比べて大きな操作キ
ーを配置できるため、目的とは違う他の操作キーを押し
て誤動作させてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯電話機に採用した移動体通信
端末装置の第1の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1に示した移動体通信端末装置の電気的回路
図である。
【図3】図1に示した移動体通信端末装置の背面キーの
配置位置を示す図。
【図4】図3に示したA−A線の断面を示す断面図。
【図5】図1に示した移動体通信端末装置を使用してい
る状態を示す図。
【図6】図4に示した背面キーに押し圧を加えた状態を
示す断面図。
【図7】本発明による携帯電話機に採用した移動体通信
端末装置の第2の実施の形態を示す斜視図。
【図8】図7に示したB−B線の断面を示す断面図。
【図9】図8に示したC部の詳細を示す斜視図。
【図10】図8に示した背面キーに押し圧を加えた状態
を示す断面図。
【図11】図10に示したD部の詳細を示す斜視図。
【図12】本発明による携帯電話機に採用した移動体通
信端末装置の第3の実施の形態を示す斜視図。
【図13】図12に示したE−E線の断面を示す断面
図。
【図14】図13に示した背面キーに押し圧を加えた状
態を示す断面図。
【図15】携帯電話機に種々の操作キーを配置した従来
の移動体通信端末装置を示す斜視図。
【図16】携帯電話機に更なる他の操作キーを配置した
従来の移動体通信端末装置を示す斜視図。
【符号の説明】
1 フロントケース 2 リアケース 2a 開口部 10 回路基板 12 背面キー 13 操作キー 14 LCD 16 スピーカ 18 マイク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の外装を形成して背面に操作キー用
    の開口部を有したケースを設け、このケース内の回路基
    板に一端が配置されて他端が前記開口部に延在して突出
    する背面キーを備え、この背面キーにより前記機器の通
    話中に音声品質調整機能を操作可能に設けたことを特徴
    とする移動体通信端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動体通信端末装置に
    おいて、 前記音声品質調整機能は、通話中に音量またはエコーキ
    ャンセラのいずれか一方または両方を調整することを特
    徴とする移動体通信端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の移動体通信端末装置に
    おいて、 前記背面キーは、前記ケースの全長をtとしたとき、前
    記ケースの把持部の上部に位置する2t/4〜3t/4
    の範囲内に設けたことを特徴とする移動体通信端末装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の移動体通信端末装置に
    おいて、 前記背面キーは、シリコンゴムなどの軟質材からなり、
    前記ケースの内部で前記回路基板に形成された回路パタ
    ーンを短絡する接点スイッチであることを特徴とする移
    動体通信端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の移動体通信端末装置に
    おいて、 前記背面キーは、前記回路基板に設けた回路パターンを
    金属板バネにより短絡する板バネ接点スイッチであるこ
    とを特徴とする移動体通信端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項4及び請求項5のいずれかに記載
    の移動体通信端末装置において、 前記回路パターンは、複数の部品を実装したプリント基
    板またはプリント基板に電気的に接続したフレキシブル
    基板のいずれかに形成されていることを特徴とする移動
    体通信端末装置。
JP11001472A 1999-01-06 1999-01-06 移動体通信端末装置 Pending JP2000201207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11001472A JP2000201207A (ja) 1999-01-06 1999-01-06 移動体通信端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11001472A JP2000201207A (ja) 1999-01-06 1999-01-06 移動体通信端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000201207A true JP2000201207A (ja) 2000-07-18

Family

ID=11502413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11001472A Pending JP2000201207A (ja) 1999-01-06 1999-01-06 移動体通信端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000201207A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002329439A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子情報機器
WO2003019373A1 (fr) * 2001-08-23 2003-03-06 I'm Co., Ltd. Dispositif d'entree utilisant la sensibilite tactile de l'extremite des doigts et assistant numerique personnel comprenant ce dernier

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002329439A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子情報機器
JP4697760B2 (ja) * 2001-04-27 2011-06-08 パナソニック株式会社 電子情報機器
WO2003019373A1 (fr) * 2001-08-23 2003-03-06 I'm Co., Ltd. Dispositif d'entree utilisant la sensibilite tactile de l'extremite des doigts et assistant numerique personnel comprenant ce dernier

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2182642B1 (en) wrist watch type mobile terminal
JP2658928B2 (ja) 携帯通信機
JP2002368853A (ja) 携帯無線装置
KR20070014311A (ko) 이동통신 단말기의 사이드 버튼 구조
EP1030496B1 (en) Portable phone device
EP2080352B1 (en) Speaker module for electronic device
JP2821376B2 (ja) 携帯無線機
JP2000201207A (ja) 移動体通信端末装置
KR20020014143A (ko) 외장 액세서리가 착탈가능한 휴대폰
JP3716251B2 (ja) 携帯端末および携帯端末の操作方法
JP2000354094A (ja) 携帯無線機
JP4436013B2 (ja) 携帯端末装置
KR100619856B1 (ko) 휴대용 단말기의 사이드 키
JP2970587B2 (ja) 携帯無線情報端末装置
KR200280101Y1 (ko) 휴대폰의 키버튼 장치
US20030153282A1 (en) Mobile phone with replaceable key assemblies
JP2000286939A (ja) 腕時計型携帯用無線電話機
JPH10224439A (ja) 携帯無線機
KR100595642B1 (ko) 휴대용 단말기
JP4196796B2 (ja) 文字入力ユニットおよびそれを用いた携帯電話機
KR20020031572A (ko) 휴대용 무선단말기의 버튼 홀딩장치
KR101553951B1 (ko) 휴대 단말기
JP4457944B2 (ja) 携帯端末
JP2002111824A (ja) 携帯電話端末
KR20010008874A (ko) 표준자판이 부착된 휴대용 무선전화기

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050302

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329