JP2000200962A - バンプ付きフレキシブルプリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

バンプ付きフレキシブルプリント配線板およびその製造方法

Info

Publication number
JP2000200962A
JP2000200962A JP11001619A JP161999A JP2000200962A JP 2000200962 A JP2000200962 A JP 2000200962A JP 11001619 A JP11001619 A JP 11001619A JP 161999 A JP161999 A JP 161999A JP 2000200962 A JP2000200962 A JP 2000200962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bump
opening hole
diameter
bonding force
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11001619A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Yamaoka
誠一 山岡
Hiroyuki Kojima
啓之 児嶋
Takafumi Uemiya
崇文 上宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP11001619A priority Critical patent/JP2000200962A/ja
Publication of JP2000200962A publication Critical patent/JP2000200962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭ピッチ回路のフレキシブルプリント配線板
であっても、回路を端子等にハンダ付けした後に、振動
等で、バンプによる接合部分がちぎれて、はずれるとい
ったトラブルを生じないようにすることを目的とする。 【解決手段】 バンプのための絶縁層の開口孔の形状
が、断面形状に段差を有し、絶縁層表面の開口径より、
回路導体との界面の開口径の方が大きい形状とすること
により、バンプ接合力の強いバンプを備えたバンプ付き
フレキシブルプリント配線板とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願はハードデイスクドライ
ブの読み取り書き込み用磁気ヘッドと信号処理用基板と
の間を中継することなどに使用されるピッチの狭い回路
を有するフレキシブルプリント配線板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ハードデイスクドライブの読み取り書き
込み用磁気ヘッドと信号処理用基板との間を中継するの
に、従来は、リード線が使用されていたが、配線接続作
業の効率向上のため、フレキシブルプリント配線板(以
下FPCという)が使用されるようになってきた。そし
て、こうした用途に用いられるFPCの回路の端部に
は、ハンダ付け接続作業をやりやすくするために、銅メ
ッキ及びハンダメッキによる凸状金属部(以下バンプと
いう)が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の磁気デイスク装
置のダウンサイジング化に伴い、端子部は小さく、且
つ、隣接する端子間隔はますます狭くなってきており、
その中継接続に使用されるFPCの回路もピッチの狭い
ものが用いられている。その狭いピッチの回路の端部に
パンプを設けて、ハンダ付け作業の効率アップを図って
いるわけだが、ハンダ付け後、振動その他の原因によ
り、接合部分が、ちぎれるといったトラブルが生じる傾
向が見られるようになった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、こうした
トラブル防止のため、種々検討した。そして、次のよう
にして測定するバンプ接合力が所定の値より大きいバン
プ付きFPCを使用すれば、こうしたトラブルを防止で
きることを見出した。 バンプ接合力の測定方法 FPCのバンプ1個と、厚さ18μm、幅 3mmの短
冊状銅箔とを接触させ、FPCの回路と反対側の絶縁層
の側から300℃、5秒間、熱バーを押し当てて、FP
Cの回路と銅箔とをハンダ付けする。次に、FPCを固
定したまま、短冊状銅箔を90度上方に引き上げ、短冊
状銅箔が、FPCから、ちぎれてはずれるときの強度
を、引っ張り試験機で測定し、その値をバンプ接合力と
定義する。
【0005】バンプの径を大きくすれば、バンプ接合力
は大きくなるが、FPCの設計、特に、回路のピッチに
より、おのずからバンプの径の大きさは限定されてしま
う。バンプが複数の回路に跨ってはまずいからである。
本願発明者等は、バンプのための開口孔の形状を工夫す
ることにより、バンプの径が限定された範囲でも、バン
プ接合力を大きくすることが出来ることを見出した。
【0006】本願発明では、FPCのバンプは、FPC
の端部において、回路導体の上の絶縁層に所定の開口孔
を設け、その開口孔により露出した回路導体に、銅メッ
キ、及びハンダメッキにより設けた金属凸部のことを言
っている。また、絶縁層に開口孔を設ける方法として
は、次のような方法が適用できる。 出来上がったFPCに、レーザー、プラズマエッチン
グにより開口孔を設ける。 感光性樹脂による絶縁層の場合、開口孔の部分を硬化
させずに除去する。 あらかじめ開口孔を設けたカバーレイフィルムを張り
合わせる。
【0007】そして、開口孔の形状を、絶縁表面の開口
径の方が、導体との界面の開口径より小さいものとする
ことにより、バンプ接合力を所定の値より大きくするこ
とが出来、そのFPCを用いて、端子等にハンダ付けす
れば、振動等により、バンプ部が、ちぎれるといったト
ラブルを生じないことを見出した。その際、絶縁表面に
向けて、開口孔の径をテーパー状に徐々に小さくするよ
りも、絶縁表面に向けて、段差状に、絶縁表面の開口径
を導体との界面の開口径より小さくする方が、バンプ接
合力が安定することも見出した。
【0008】
【実施例】本願発明について、出来上がったFPC
に、レーザーを用いて、開口孔を設ける方法の場合を例
に挙げて、以下に説明する。厚さ25μmのポリイミド
フィルムに、厚さ18μmの銅箔を、エポキシ系接着剤
で張りあわせた銅張り基板を使用して、通常のエッチン
グ等の方法で、ピッチ350μm、回路幅200μmの
回路を形成し、この回路を、ポリイミドフィルムと接着
剤層からなるカバーレイフィルムで覆い、フレキシブル
プリント配線板(FPC)を作製した。このFPCのカ
バーレイフィルムの側で、回路上に、炭酸ガスレーザー
を用いて、基板フィルム表面での直径200μmで、回
路が露出する穴をあけた。
【0009】続いて、レーザー加工の残りカスの除去の
ためのデスミア処理を行った。デスミア処理液として
は、 過マンガン酸カリ 40〜80g/リットル カセイソーダ 40〜80g/リットル の混合溶液を使用し、この溶液を60〜85℃に保持し
た中に、FPCを所定の時間浸漬した。その際、浸漬時
間を1分、2分、4分、8分と変化させることにより、
開口孔の形状を変化させた。
【0010】すなわち、浸漬時間により、開口孔の回路
導体との界面での径を、夫々、次のように変化させた。 実験浸漬時間1分:開口孔の回路導体との界面での径
173μm 実験浸漬時間2分:開口孔の回路導体との界面での径
182μm 実験浸漬時間4分:開口孔の回路導体との界面での径
220μm 実験浸漬時間8分:開口孔の回路導体との界面での径
227μm その結果、実験、実験では、開口孔断面に段差はで
きず、図2のような形状となったが、実験、実験で
は、接着剤層がえぐれて、ポリイミド層が突き出して、
図1のように、開口孔断面に段差ができた形状になっ
た。
【0011】こうして設けた開口孔に、銅メッキおよび
ハンダメッキで、バンプを形成させ、夫々のバンプにつ
いて、バンプ接合力を測定した。その結果は、次の通り
であった。 実験の場合:バンプ接合力 38g 実験の場合:バンプ接合力 42g 実験の場合:バンプ接合力 64g 実験の場合:バンプ接合力 112g
【0012】
【発明の効果】実験の場合や、実験の場合の如く、
バンプ接合力が、50gに満たない条件で作製したバン
プを用いて、端子等にハンダ付けしたものは、製品の運
搬や、使用時の振動等により、パンプ部がちぎれて、は
ずれるといったトラブルを生じたが、実験の場合や、
実験の場合の如く、バンプ接合力が大きい条件で作製
したバンプを用いて、端子等にハンダ付けしたものは、
そうしたトラブルが全く生じなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバンプ接合力の大きいバンプを得るた
めの開口孔の例の断面を示す。
【図2】従来のバンプの開口孔の断面を示す。
【図3】本発明のバンプ接合力の大きいバンプの例の断
面を示す。
【図4】従来のバンプの断面を示す。
【符号の説明】
1 開口孔 2 ポリイミドフィルム 3 接着剤層 4 回路導体 5 接着剤層 6 ポリイミドフィルム 7 銅メッキ 8 ハンダメッキ
フロントページの続き (72)発明者 上宮 崇文 大阪府大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 Fターム(参考) 5E319 AC03 AC15 BB04 5E338 AA12 BB61 EE51 5E344 BB05 CC24 DD02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピッチ0.5mm以下の狭ピッチ回路の
    フレキシブルプリント配線板であって、バンプ接合力が
    50g以上のバンプを備えたことを特徴とするバンプ付
    きフレキシブルプリント配線板。
  2. 【請求項2】 バンプのための絶縁層の開口孔の形状
    が、断面形状に段差を有し、絶縁層表面の開口径より、
    回路導体との界面の開口径の方が大きい形状となってい
    ることを特徴とするバンプを備えたバンプ付きフレキシ
    ブルプリント配線板。
  3. 【請求項3】 レーザーにより、回路を露出させる開口
    孔を絶縁層にあけた後、デスミア処理によって、開口孔
    の形状を、断面形状に段差を有し、絶縁層表面の開口径
    より、回路導体との界面の開口径の方が大きい形状と
    し、この開口孔に、銅メッキおよび、ハンダメッキで、
    バンプを形成させることを特徴とするバンプ付きフレキ
    シブルプリント配線板の製造方法。
JP11001619A 1999-01-07 1999-01-07 バンプ付きフレキシブルプリント配線板およびその製造方法 Pending JP2000200962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11001619A JP2000200962A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 バンプ付きフレキシブルプリント配線板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11001619A JP2000200962A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 バンプ付きフレキシブルプリント配線板およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000200962A true JP2000200962A (ja) 2000-07-18

Family

ID=11506552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11001619A Pending JP2000200962A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 バンプ付きフレキシブルプリント配線板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000200962A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003069103A (ja) * 2001-08-22 2003-03-07 Fuji Xerox Co Ltd 格子状配列構造の圧電/電歪アクチュエータ及びその製造方法
US7759795B2 (en) 2006-09-06 2010-07-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Printed circuit board having reliable bump interconnection structure, method of fabricating the same, and semiconductor package using the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003069103A (ja) * 2001-08-22 2003-03-07 Fuji Xerox Co Ltd 格子状配列構造の圧電/電歪アクチュエータ及びその製造方法
US6891314B2 (en) 2001-08-22 2005-05-10 Fuji Xerox Co., Ltd Lattice array-structured piezoelectric actuator and method for producing the same
US7759795B2 (en) 2006-09-06 2010-07-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Printed circuit board having reliable bump interconnection structure, method of fabricating the same, and semiconductor package using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3606785B2 (ja) 配線基板の製造方法
US3850711A (en) Method of forming printed circuit
JP2000200962A (ja) バンプ付きフレキシブルプリント配線板およびその製造方法
JP2006100301A (ja) 配線回路基板装置および接続構造
JP2009277987A (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープ、その製造方法、および、半導体装置
JPH0685425A (ja) 電子部品搭載用基板
KR100641781B1 (ko) 연성회로기판 제작 방법
JP2700259B2 (ja) プリント配線板における凹所を有する半田層の形成方法
JP2002324968A (ja) 配線基板の製造方法
JP2006100300A (ja) プリント配線板の製造方法、およびプリント配線板
JPH1041597A (ja) プリント配線板及びその製造方法
JP2002198639A (ja) プリント配線板とその製造方法および電子部品の実装方法
JP3816928B2 (ja) 配線基板の製造方法
JPS60263494A (ja) 記録電極板の製造法
JPS59124794A (ja) 電子回路基板の製造方法
JPH03125444A (ja) 改良されたフィルムキャリヤー
JP2675592B2 (ja) スルーホール基板の製造方法
JP2000077812A (ja) 基板の接続方法
JP2001352155A (ja) フレキシブル配線板および電子部品の実装方法
JP2580607B2 (ja) 回路基板及び回路基板の製造方法
JP2003197676A (ja) フレキシブル配線基板
JP2776361B2 (ja) 印刷配線板
JPH05327184A (ja) 電子部品搭載用基板の製造方法
JPH1168289A (ja) 樹脂成形基板
JP2005136339A (ja) 基板接合方法およびその接合構造