JP2000200750A - 光学部材及びこれを用いた光リソグラフィ―用投影光学系 - Google Patents
光学部材及びこれを用いた光リソグラフィ―用投影光学系Info
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- JP2000200750A JP2000200750A JP11303571A JP30357199A JP2000200750A JP 2000200750 A JP2000200750 A JP 2000200750A JP 11303571 A JP11303571 A JP 11303571A JP 30357199 A JP30357199 A JP 30357199A JP 2000200750 A JP2000200750 A JP 2000200750A
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 露光波長が200nm以下の真空紫外光にな
った場合、その真空紫外光が投影光学系に照射される
と、投影光学系のレンズの材質である石英ガラスやフッ
化カルシウム結晶の内部の透過率が低下(内部の損失係
数が増大)し、投影光学系全体としての透過率(スルー
プット)が低下してしまう。 【解決手段】 パルス当たりのエネルギー密度が200
mJ/cm2以下のArFエキシマレーザ光を照射した
とき、ArFエキシマレーザ光照射によって誘起される
内部損失係数△γが、△γ=ks・ε2・P1に従う石英
ガラスからなり、前記ksが9.1×10-13cm-1以下
であることを特徴とする光学部材を提供する。
った場合、その真空紫外光が投影光学系に照射される
と、投影光学系のレンズの材質である石英ガラスやフッ
化カルシウム結晶の内部の透過率が低下(内部の損失係
数が増大)し、投影光学系全体としての透過率(スルー
プット)が低下してしまう。 【解決手段】 パルス当たりのエネルギー密度が200
mJ/cm2以下のArFエキシマレーザ光を照射した
とき、ArFエキシマレーザ光照射によって誘起される
内部損失係数△γが、△γ=ks・ε2・P1に従う石英
ガラスからなり、前記ksが9.1×10-13cm-1以下
であることを特徴とする光学部材を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は第1物体上のパター
ンを第2物体としての基板等に投影するための投影光学
系及びこれに用いられるのに適した光学部材に関するも
のであり、特に、波長200nm以下の真空紫外光を光
源とする光リソグラフィー用投影光学系及びこれに用い
られるのに適した光学部材に関するものである。
ンを第2物体としての基板等に投影するための投影光学
系及びこれに用いられるのに適した光学部材に関するも
のであり、特に、波長200nm以下の真空紫外光を光
源とする光リソグラフィー用投影光学系及びこれに用い
られるのに適した光学部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、IC、LSI等の集積回路パター
ン転写には、主に縮小投影露光装置が用いられる。この
装置に用いられる投影光学系には、集積回路の高集積化
に伴い、広い露光領域と、その露光領域全体にわたって
の、より高い解像力が要求される。投影光学系の解像力
の向上については、露光波長をより短くするか、あるい
は投影光学系の開口数(NA)を大きくすることが考え
られる。
ン転写には、主に縮小投影露光装置が用いられる。この
装置に用いられる投影光学系には、集積回路の高集積化
に伴い、広い露光領域と、その露光領域全体にわたって
の、より高い解像力が要求される。投影光学系の解像力
の向上については、露光波長をより短くするか、あるい
は投影光学系の開口数(NA)を大きくすることが考え
られる。
【0003】露光波長については、g線(436nm)から
i線(365nm)、さらにはKrF(248nm)やArF(19
3nm)エキシマレーザへと短波長化が進められている。
一般に、i線より長波長の光源を用いた縮小投影露光装
置(光リソグラフィー装置)の照明光学系あるいは投影
光学系のレンズ(光学部材)として用いられる光学ガラ
スは、i線よりも短い波長領域では光透過率が急激に低
下し、特に250nm以下の波長領域ではほとんどの光学ガ
ラスでは透過しなくなってしまう。そのため、エキシマ
レーザを光源とした縮小投影露光装置の光学系を構成す
るレンズの材料には、石英ガラスとフッ化カルシウム結
晶のみが使用可能である。この2つの材料はArFエキ
シマレーザの結像光学系で色収差補正を行う上で不可欠
な材料である。
i線(365nm)、さらにはKrF(248nm)やArF(19
3nm)エキシマレーザへと短波長化が進められている。
一般に、i線より長波長の光源を用いた縮小投影露光装
置(光リソグラフィー装置)の照明光学系あるいは投影
光学系のレンズ(光学部材)として用いられる光学ガラ
スは、i線よりも短い波長領域では光透過率が急激に低
下し、特に250nm以下の波長領域ではほとんどの光学ガ
ラスでは透過しなくなってしまう。そのため、エキシマ
レーザを光源とした縮小投影露光装置の光学系を構成す
るレンズの材料には、石英ガラスとフッ化カルシウム結
晶のみが使用可能である。この2つの材料はArFエキ
シマレーザの結像光学系で色収差補正を行う上で不可欠
な材料である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
ArFエキシマレーザを光源として用いた場合のよう
に、露光波長が200nm以下の真空紫外光になった場
合、その真空紫外光が投影光学系に照射されると、投影
光学系のレンズの材質である石英ガラスやフッ化カルシ
ウム結晶の内部の透過率が低下(内部の損失係数が増
大)し、投影光学系全体としての透過率(スループッ
ト)が低下してしまう問題があった。この投影光学系の
スループット低下は、例えば縮小投影露光装置は10年
間稼働することが要求されるのに対し、それよりも短期
間で性能が維持できなくなり、結局その縮小投影露光装
置の寿命を短くしてしまう恐れがあった。
ArFエキシマレーザを光源として用いた場合のよう
に、露光波長が200nm以下の真空紫外光になった場
合、その真空紫外光が投影光学系に照射されると、投影
光学系のレンズの材質である石英ガラスやフッ化カルシ
ウム結晶の内部の透過率が低下(内部の損失係数が増
大)し、投影光学系全体としての透過率(スループッ
ト)が低下してしまう問題があった。この投影光学系の
スループット低下は、例えば縮小投影露光装置は10年
間稼働することが要求されるのに対し、それよりも短期
間で性能が維持できなくなり、結局その縮小投影露光装
置の寿命を短くしてしまう恐れがあった。
【0005】本発明は、波長200nm以下の真空紫外
光を露光光として用いた縮小投影露光装置の投影光学系
において、長期間の稼働に対しても性能を維持すること
ができる投影光学系を提供するものである。
光を露光光として用いた縮小投影露光装置の投影光学系
において、長期間の稼働に対しても性能を維持すること
ができる投影光学系を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、投影光学
系の寿命を決定づける、石英ガラスおよびフッ化カルシ
ウム結晶の、ArFエキシマレーザを照射したときの内
部損失の増大に関する鋭意研究を行った結果、ArFエ
キシマレーザ光照射によって誘起される内部損失係数が
一定の関係を有する石英ガラス、あるいはフッ化カルシ
ウム結晶であれば、その透過率低下を、投影光学系内で
の真空紫外光の強度よりも遙かに高い強度での加速試験
によって予測できることを見いだした。
系の寿命を決定づける、石英ガラスおよびフッ化カルシ
ウム結晶の、ArFエキシマレーザを照射したときの内
部損失の増大に関する鋭意研究を行った結果、ArFエ
キシマレーザ光照射によって誘起される内部損失係数が
一定の関係を有する石英ガラス、あるいはフッ化カルシ
ウム結晶であれば、その透過率低下を、投影光学系内で
の真空紫外光の強度よりも遙かに高い強度での加速試験
によって予測できることを見いだした。
【0007】すなわち、そのような石英ガラス、あるい
はフッ化カルシウム結晶を波長200nm以下の真空紫
外光を光源とする光リソグラフィー用投影光学系に用い
ることにより、内部損失の増大を正確に見積もることが
出来、安定した投影露光を保証できる光リソグラフィー
装置の提供が可能となる。本発明は第1に、パルス当た
りのエネルギー密度が200mJ/cm2以下のArF
エキシマレーザ光を照射したとき、ArFエキシマレー
ザ光照射によって誘起される内部損失係数△γが、△γ
=ks・ε2・P1に従う石英ガラスからなり、前記ksが
9.1×10-13cm-1以下であることを特徴とする光
学部材を提供する。好ましくは、前記石英ガラスはパル
スあたりのエネルギー密度が200mJ/cm2のAr
Fエキシマレーザ光を106パルス照射した時に発生す
るArFエキシマレーザー波長での内部損失係数が0.
036cm-1以下のものを用いる。
はフッ化カルシウム結晶を波長200nm以下の真空紫
外光を光源とする光リソグラフィー用投影光学系に用い
ることにより、内部損失の増大を正確に見積もることが
出来、安定した投影露光を保証できる光リソグラフィー
装置の提供が可能となる。本発明は第1に、パルス当た
りのエネルギー密度が200mJ/cm2以下のArF
エキシマレーザ光を照射したとき、ArFエキシマレー
ザ光照射によって誘起される内部損失係数△γが、△γ
=ks・ε2・P1に従う石英ガラスからなり、前記ksが
9.1×10-13cm-1以下であることを特徴とする光
学部材を提供する。好ましくは、前記石英ガラスはパル
スあたりのエネルギー密度が200mJ/cm2のAr
Fエキシマレーザ光を106パルス照射した時に発生す
るArFエキシマレーザー波長での内部損失係数が0.
036cm-1以下のものを用いる。
【0008】また本発明は第2に、パルス当たりのエネ
ルギー密度が20mJ/cm2以下のArFエキシマレ
ーザ光を照射したとき、ArFエキシマレーザ光照射に
よって誘起される内部損失係数△γが、△γ=kc・ε
αに従うフッ化カルシウム結晶からなり、前記αが0.
1以上1.0以下、前記kcが0.005αcm-1以下
であることを特徴とする光学部材を提供する。好ましく
は、前記フッ化カルシウム結晶はパルスあたりのエネル
ギー密度が20mJ/cm2のArFエキシマレーザ光
を104パルス照射した時に発生するArFエキシマレ
ーザ波長での内部損失係数が0.1cm-1以下のものを
用いる。
ルギー密度が20mJ/cm2以下のArFエキシマレ
ーザ光を照射したとき、ArFエキシマレーザ光照射に
よって誘起される内部損失係数△γが、△γ=kc・ε
αに従うフッ化カルシウム結晶からなり、前記αが0.
1以上1.0以下、前記kcが0.005αcm-1以下
であることを特徴とする光学部材を提供する。好ましく
は、前記フッ化カルシウム結晶はパルスあたりのエネル
ギー密度が20mJ/cm2のArFエキシマレーザ光
を104パルス照射した時に発生するArFエキシマレ
ーザ波長での内部損失係数が0.1cm-1以下のものを
用いる。
【0009】また、本発明は上記石英ガラスからなる光
学部材及び上記フッ化カルシウム結晶からなる光学部材
から構成される光リソグラフィー用投影光学系を提供す
るものである。
学部材及び上記フッ化カルシウム結晶からなる光学部材
から構成される光リソグラフィー用投影光学系を提供す
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者らは投影光学系の寿命を
決定づける因子を決定するために、多数の種類の石英ガ
ラスおよびフッ化カルシウム結晶に対するArFエキシ
マレーザ光照射加速試験を0.5〜200mJ/cm2
という広範囲のエネルギー密度領域で行った。その結
果、ArFエキシマレーザ光照射によって誘起される内
部損失係数△γが以下の式に従う石英ガラスであれば、
光リソグラフィー用投影光学系に組み込んだときのAr
Fエキシマレーザ光照射による内部損失の増大を正確に
見積もることが可能であることを見いだした。 <数式1> △γ=ks・ε2・P1 (ただし0.5mJ/cm2≦ε≦200mJ/cm2) このとき、εはArFエキシマレーザーのパルスあたり
のエネルギー密度、Pはパルス数を表している。
決定づける因子を決定するために、多数の種類の石英ガ
ラスおよびフッ化カルシウム結晶に対するArFエキシ
マレーザ光照射加速試験を0.5〜200mJ/cm2
という広範囲のエネルギー密度領域で行った。その結
果、ArFエキシマレーザ光照射によって誘起される内
部損失係数△γが以下の式に従う石英ガラスであれば、
光リソグラフィー用投影光学系に組み込んだときのAr
Fエキシマレーザ光照射による内部損失の増大を正確に
見積もることが可能であることを見いだした。 <数式1> △γ=ks・ε2・P1 (ただし0.5mJ/cm2≦ε≦200mJ/cm2) このとき、εはArFエキシマレーザーのパルスあたり
のエネルギー密度、Pはパルス数を表している。
【0011】同様にArFエキシマレーザを照射したと
きに誘起される内部損失係数△γが以下の式に従うフッ
化カルシウム結晶であれば、光リソグラフィー用投影光
学系に組み込んだときのArFエキシマレーザ光照射に
よる内部損失の増大を正確に見積もることが可能である
ことを見いだした。。 <数式2> △γ=kc・εα (ただし0.5mJ/cm2≦ε≦20mJ/cm2) このとき、αは0.1以上1.0以下である。
きに誘起される内部損失係数△γが以下の式に従うフッ
化カルシウム結晶であれば、光リソグラフィー用投影光
学系に組み込んだときのArFエキシマレーザ光照射に
よる内部損失の増大を正確に見積もることが可能である
ことを見いだした。。 <数式2> △γ=kc・εα (ただし0.5mJ/cm2≦ε≦20mJ/cm2) このとき、αは0.1以上1.0以下である。
【0012】ここで注目したいのは、石英ガラスでは△
γが照射パルス数に比例しているのに対して、フッ化カ
ルシウム結晶はパルス数に依存していないことである。
すなわち、石英ガラスはパルス数に対して直線的に吸収
が増大するが、フッ化カルシウム結晶は照射開始後吸収
がすぐに飽和点に達してしまうため、その吸収量はパル
ス数には依存せずエネルギー密度にのみ依存しているの
である。
γが照射パルス数に比例しているのに対して、フッ化カ
ルシウム結晶はパルス数に依存していないことである。
すなわち、石英ガラスはパルス数に対して直線的に吸収
が増大するが、フッ化カルシウム結晶は照射開始後吸収
がすぐに飽和点に達してしまうため、その吸収量はパル
ス数には依存せずエネルギー密度にのみ依存しているの
である。
【0013】数式1、2でks、kcは係数でそれぞれ石
英ガラスおよびフッ化カルシウム結晶の耐久性の優劣を
示すパラメータを表している。すなわち、係数の小さい
ものほど耐紫外線性に優れているといえる。したがっ
て、数式1、2に従う石英ガラス、フッ化カルシウム結
晶であって、それぞれの係数ks、kcが適切な範囲のも
のを投影光学系のレンズ材料として用いることにより、
長期間の稼働に対しても性能が劣化しない投影光学系を
提供することが可能になる。
英ガラスおよびフッ化カルシウム結晶の耐久性の優劣を
示すパラメータを表している。すなわち、係数の小さい
ものほど耐紫外線性に優れているといえる。したがっ
て、数式1、2に従う石英ガラス、フッ化カルシウム結
晶であって、それぞれの係数ks、kcが適切な範囲のも
のを投影光学系のレンズ材料として用いることにより、
長期間の稼働に対しても性能が劣化しない投影光学系を
提供することが可能になる。
【0014】以下に、長期間の稼働に対しても性能が劣
化しない投影光学系を提供することを可能にする石英ガ
ラス、フッ化カルシウム結晶のそれぞれks、kc値の範
囲を考察する。ArFエキシマレーザーを光源とした縮
小投影露光装置の投影光学系では収差補正のために様々
な曲率を有するレンズが必要になり、そのため投影光学
系全体の総光路長は1000mmに達する場合がある。
このため、石英ガラス、フッ化カルシウム結晶の波長1
93.4nmにおける内部透過率は厚さ1cm当たりそ
れぞれ99.75%以上、99.80%以上が要求され
る。内部損失係数に換算するとそれぞれ0.0025、
0.0020cm−1以下が必要になる。
化しない投影光学系を提供することを可能にする石英ガ
ラス、フッ化カルシウム結晶のそれぞれks、kc値の範
囲を考察する。ArFエキシマレーザーを光源とした縮
小投影露光装置の投影光学系では収差補正のために様々
な曲率を有するレンズが必要になり、そのため投影光学
系全体の総光路長は1000mmに達する場合がある。
このため、石英ガラス、フッ化カルシウム結晶の波長1
93.4nmにおける内部透過率は厚さ1cm当たりそ
れぞれ99.75%以上、99.80%以上が要求され
る。内部損失係数に換算するとそれぞれ0.0025、
0.0020cm−1以下が必要になる。
【0015】実際にはこの波長193.4nmにおける
内部損失係数には露光光を照射する前の、レンズ材料の
初期損失係数を含んでいる。波長193.4nmにおけ
る初期損失係数は高純度な合成石英ガラス、蛍石におい
てはそれぞれ0.0015cm-1以下、0.0010c
m-1以下である。このときの初期損失係数は石英ガラス
の場合ほとんどは内部の本質的な光散乱損失、フッ化カ
ルシウム結晶の場合、内部光散乱損失と内部吸収とによ
るものである。したがって、ArFエキシマレーザーが
照射されることによって誘起される内部損失(ほとんど
は吸収による)係数の許容範囲は0.001cm-1以下
ということになる。
内部損失係数には露光光を照射する前の、レンズ材料の
初期損失係数を含んでいる。波長193.4nmにおけ
る初期損失係数は高純度な合成石英ガラス、蛍石におい
てはそれぞれ0.0015cm-1以下、0.0010c
m-1以下である。このときの初期損失係数は石英ガラス
の場合ほとんどは内部の本質的な光散乱損失、フッ化カ
ルシウム結晶の場合、内部光散乱損失と内部吸収とによ
るものである。したがって、ArFエキシマレーザーが
照射されることによって誘起される内部損失(ほとんど
は吸収による)係数の許容範囲は0.001cm-1以下
ということになる。
【0016】一方、ArFエキシマレーザー縮小投影露
光装置の投影光学系内で必要な、ArFエキシマレーザ
ー光のパルス当たりのエネルギー密度は約0.1mJ/
cm 2である。さらに、縮小投影露光装置を10年間稼
働させた場合、投影光学系に照射される露光光(ArF
エキシマレーザー光)のパルス数は約1.1×1011パ
ルスに達する。
光装置の投影光学系内で必要な、ArFエキシマレーザ
ー光のパルス当たりのエネルギー密度は約0.1mJ/
cm 2である。さらに、縮小投影露光装置を10年間稼
働させた場合、投影光学系に照射される露光光(ArF
エキシマレーザー光)のパルス数は約1.1×1011パ
ルスに達する。
【0017】したがって、数式1の△γ値が0.001
cm-1以下となるように、ε値に0.1mJ/cm2を
代入し、さらにPに1.1×1011パルスを代入してk
sを求めた。また、kcについても数式2の△γ値が0.
001cm-1以下となるようにkcを求めた。以下にそ
れぞれの数値を示す。 <数式3> ks≦9.1×10-13cm-1 kc≦0.005αcm-1 (但し、αは0.1〜1) すなわち、この条件を満たす石英ガラスおよびフッ化カ
ルシウム結晶を用いて投影光学系を構成することによ
り、長期間(約10年間)にわたる露光装置の稼働期間
中に性能劣化を起こすことのない投影光学系を提供する
ことが可能になる。
cm-1以下となるように、ε値に0.1mJ/cm2を
代入し、さらにPに1.1×1011パルスを代入してk
sを求めた。また、kcについても数式2の△γ値が0.
001cm-1以下となるようにkcを求めた。以下にそ
れぞれの数値を示す。 <数式3> ks≦9.1×10-13cm-1 kc≦0.005αcm-1 (但し、αは0.1〜1) すなわち、この条件を満たす石英ガラスおよびフッ化カ
ルシウム結晶を用いて投影光学系を構成することによ
り、長期間(約10年間)にわたる露光装置の稼働期間
中に性能劣化を起こすことのない投影光学系を提供する
ことが可能になる。
【0018】数式3の条件を加速試験の条件で言い換え
ると以下のようになる。すなわち、ArFエキシマレー
ザー光をパルスあたりのエネルギー密度が200mJ/
cm 2の条件で106パルス照射した時に発生するArF
波長での内部損失係数が0.036cm-1以下である石
英ガラスを材質とするレンズと、ArFエキシマレーザ
光を、パルスあたりのエネルギー密度が20mJ/cm
2の条件で104パルス照射した時に発生するArF波長
での内部損失係数が0.1cm-1以下であるフッ化カル
シウム結晶を材質とするレンズとで構成することによ
り、長期間の稼働に対しても性能を維持することができ
る投影光学系を提供する。
ると以下のようになる。すなわち、ArFエキシマレー
ザー光をパルスあたりのエネルギー密度が200mJ/
cm 2の条件で106パルス照射した時に発生するArF
波長での内部損失係数が0.036cm-1以下である石
英ガラスを材質とするレンズと、ArFエキシマレーザ
光を、パルスあたりのエネルギー密度が20mJ/cm
2の条件で104パルス照射した時に発生するArF波長
での内部損失係数が0.1cm-1以下であるフッ化カル
シウム結晶を材質とするレンズとで構成することによ
り、長期間の稼働に対しても性能を維持することができ
る投影光学系を提供する。
【0019】なお、本発明においては、ArFエキシマ
レーザを照射して加速試験を行うが、このような加速試
験で所定の性能が得られることが確認された石英ガラス
およびフッ化カルシウム結晶光学部材は、ArFエキシ
マレーザを光源とした縮小投影露光装置に限られず、波
長200nm以下の真空紫外光を光源としたいかなる投
影露光装置にも適用可能であり、これも本発明の範疇で
ある。
レーザを照射して加速試験を行うが、このような加速試
験で所定の性能が得られることが確認された石英ガラス
およびフッ化カルシウム結晶光学部材は、ArFエキシ
マレーザを光源とした縮小投影露光装置に限られず、波
長200nm以下の真空紫外光を光源としたいかなる投
影露光装置にも適用可能であり、これも本発明の範疇で
ある。
【0020】
【実施例】図1に本実施例で製作した縮小投影露光装置
の基本構成図を示した。この装置には、表面3aに感光
剤を塗布した基板(ウエハ)Wを置くことの可能なステ
ージ30、露光光として用意されたArFエキシマレー
ザ光を集積回路パターンが描かれているマスク(レチク
ル)Rに均一に照射するための照明光学系10、照明光
学系10に露光光を供給するための光源100(実施例
ではArFエキシマレーザ)、基板W上にマスクRのパ
ターンを縮小投影するために、マスクRが配された最初
の表面P1(物体面)と基板Wの表面と一致させた2番
目の表面P2(像面)との間に設置された投影光学系5
0、を含んでいる。照明光学系10は、マスクRと基板
Wとの間の相対位置を調整するためのアライメント光学
系110も含んでおり、マスクRはウエハステージ30
の表面に対して平行に動くことができるレチクルステー
ジ20に配置される。レチクル交換系200は、レチク
ルステージ20にセットされたレチクルRを交換、運搬
する。レチクル交換系200は、ウエハステージ30の
表面3aに対してレチクルステージを平行に動かすため
のステージドライバーを含んでいる。投影光学系50
は、スキャンタイプの装置に応用されるアライメント光
学系を持っている。
の基本構成図を示した。この装置には、表面3aに感光
剤を塗布した基板(ウエハ)Wを置くことの可能なステ
ージ30、露光光として用意されたArFエキシマレー
ザ光を集積回路パターンが描かれているマスク(レチク
ル)Rに均一に照射するための照明光学系10、照明光
学系10に露光光を供給するための光源100(実施例
ではArFエキシマレーザ)、基板W上にマスクRのパ
ターンを縮小投影するために、マスクRが配された最初
の表面P1(物体面)と基板Wの表面と一致させた2番
目の表面P2(像面)との間に設置された投影光学系5
0、を含んでいる。照明光学系10は、マスクRと基板
Wとの間の相対位置を調整するためのアライメント光学
系110も含んでおり、マスクRはウエハステージ30
の表面に対して平行に動くことができるレチクルステー
ジ20に配置される。レチクル交換系200は、レチク
ルステージ20にセットされたレチクルRを交換、運搬
する。レチクル交換系200は、ウエハステージ30の
表面3aに対してレチクルステージを平行に動かすため
のステージドライバーを含んでいる。投影光学系50
は、スキャンタイプの装置に応用されるアライメント光
学系を持っている。
【0021】次に、図2に図1の縮小投影露光装置の投
影光学系の構成図を示した。図2のように、実施例の投
影光学系は、第1物体としてのレチクルR側より順に、
正のパワーの第1レンズ群G1と、正のパワーの第2レ
ンズ群G2と、負のパワーの第3レンズ群G3と、正の
パワーの第4レンズ群G4と、負のパワーの第5レンズ
群G5と、正のパワーの第6レンズ群G6とを有し、物
体側(レチクルR側)及び像側(ウエハW側)において
ほぼテレセントリックとなっており、縮小倍率を有する
ものである。また、この投影光学系の像側のNAは0.
6、投影倍率が1/4である。表1に、図2の投影光学
系の各レンズの諸元の値を示す。表1中の第1欄の数字
は物体側(レチクルR側)からの各レンズ面の番号、第
2欄rは各レンズ面の曲率半径、第3欄dは各レンズ面
の間隔、第4欄は各レンズの材質、第5欄は各レンズの
属するレンズ群の番号を表す。
影光学系の構成図を示した。図2のように、実施例の投
影光学系は、第1物体としてのレチクルR側より順に、
正のパワーの第1レンズ群G1と、正のパワーの第2レ
ンズ群G2と、負のパワーの第3レンズ群G3と、正の
パワーの第4レンズ群G4と、負のパワーの第5レンズ
群G5と、正のパワーの第6レンズ群G6とを有し、物
体側(レチクルR側)及び像側(ウエハW側)において
ほぼテレセントリックとなっており、縮小倍率を有する
ものである。また、この投影光学系の像側のNAは0.
6、投影倍率が1/4である。表1に、図2の投影光学
系の各レンズの諸元の値を示す。表1中の第1欄の数字
は物体側(レチクルR側)からの各レンズ面の番号、第
2欄rは各レンズ面の曲率半径、第3欄dは各レンズ面
の間隔、第4欄は各レンズの材質、第5欄は各レンズの
属するレンズ群の番号を表す。
【0022】
【表1】
【0023】本実施例では表1に示された石英ガラス、
フッ化カルシウム結晶光学部材として、本発明の光学部
材を用いた。具体的には、ArFエキシマレーザー光を
パルスあたりのエネルギー密度が200mJ/cm2の
条件で106パルス照射した時に発生するArF波長で
の内部損失係数が0.036cm-1以下である石英ガラ
スと、ArFエキシマレーザ光を、パルスあたりのエネ
ルギー密度が20mJ/cm2の条件で104パルス照射
した時に発生するArF波長での内部損失係数が0.1
cm-1以下であるフッ化カルシウム結晶である。
フッ化カルシウム結晶光学部材として、本発明の光学部
材を用いた。具体的には、ArFエキシマレーザー光を
パルスあたりのエネルギー密度が200mJ/cm2の
条件で106パルス照射した時に発生するArF波長で
の内部損失係数が0.036cm-1以下である石英ガラ
スと、ArFエキシマレーザ光を、パルスあたりのエネ
ルギー密度が20mJ/cm2の条件で104パルス照射
した時に発生するArF波長での内部損失係数が0.1
cm-1以下であるフッ化カルシウム結晶である。
【0024】上記のような特性を有する石英ガラス及び
フッ化カルシウム結晶をレンズの材料として図2の投影
光学系を作成した。同時に、上記の石英ガラス、フッ化
カルシウム結晶光学部材は、口径250mm、厚さ70
mmの大きさでの最大屈折率差が△n≦2×10-6であ
り、最大複屈折率が2nm/cm以下の特徴を有するも
のである。
フッ化カルシウム結晶をレンズの材料として図2の投影
光学系を作成した。同時に、上記の石英ガラス、フッ化
カルシウム結晶光学部材は、口径250mm、厚さ70
mmの大きさでの最大屈折率差が△n≦2×10-6であ
り、最大複屈折率が2nm/cm以下の特徴を有するも
のである。
【0025】その結果、製作した投影光学系のスル−プ
ットは80%以上を達成することができた。さらに、投
影光学系の解像度はラインアンドスペースで0.19μ
mを達成し、ArFエキシマレーザステッパとして良好
な結像性能を得ることができた。
ットは80%以上を達成することができた。さらに、投
影光学系の解像度はラインアンドスペースで0.19μ
mを達成し、ArFエキシマレーザステッパとして良好
な結像性能を得ることができた。
【図1】本発明の投影光学系を有する縮小投影露光装置
の基本構成の一例を示す図である。
の基本構成の一例を示す図である。
【図2】実施例の投影光学系の構成図である。
Claims (6)
- 【請求項1】波長200nm以下の真空紫外光を光源と
する光リソグラフィー用投影光学系を構成する光学部材
であって、パルス当たりのエネルギー密度が200mJ
/cm2以下のArFエキシマレーザ光を照射したと
き、ArFエキシマレーザ光照射によって誘起される内
部損失係数△γが、△γ=ks・ε2・P1に従う石英ガ
ラスからなり、前記ksが9.1×10-13cm-1以下で
あることを特徴とする光学部材。(εはパルス当たりの
エネルギー密度、Pはパルス数、ksは比例係数) - 【請求項2】請求項1に記載の光学部材であって、前記
石英ガラスはパルスあたりのエネルギー密度が200m
J/cm2のArFエキシマレーザ光を106パルス照射
した時に発生するArFエキシマレーザー波長での内部
損失係数が0.036cm-1以下であることを特徴とす
る光学部材。 - 【請求項3】波長200nm以下の真空紫外光を光源と
する光リソグラフィー用投影光学系を構成する光学部材
であって、パルス当たりのエネルギー密度が20mJ/
cm2以下のArFエキシマレーザ光を照射したとき、
ArFエキシマレーザ光照射によって誘起される内部損
失係数△γが、△γ=kc・εαに従うフッ化カルシウ
ム結晶からなり、前記αが0.1以上1.0以下、前記
kcが0.005αcm-1以下であることを特徴とする
光学部材。(εはパルス当たりのエネルギー密度、kc
は比例係数) - 【請求項4】請求項3に記載の光学部材であって、前記
フッ化カルシウム結晶はパルスあたりのエネルギー密度
が20mJ/cm2のArFエキシマレーザ光を104パ
ルス照射した時に発生するArFエキシマレーザ波長で
の内部損失係数が0.1cm -1以下であることを特徴と
する光学部材。 - 【請求項5】波長200nm以下の真空紫外光を光源と
する光リソグラフィー用投影光学系において、請求項1
及び請求項3に記載の光学部材を用いたことを特徴とす
る光リソグラフィー用投影光学系。 - 【請求項6】波長200nm以下の真空紫外光を光源と
する光リソグラフィー用投影光学系において、請求項2
及び請求項4に記載の光学部材を用いたことを特徴とす
る光リソグラフィー用投影光学系。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11303571A JP2000200750A (ja) | 1998-10-30 | 1999-10-26 | 光学部材及びこれを用いた光リソグラフィ―用投影光学系 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31031598 | 1998-10-30 | ||
| JP10-310315 | 1998-10-30 | ||
| JP11303571A JP2000200750A (ja) | 1998-10-30 | 1999-10-26 | 光学部材及びこれを用いた光リソグラフィ―用投影光学系 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000200750A true JP2000200750A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=26563554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11303571A Pending JP2000200750A (ja) | 1998-10-30 | 1999-10-26 | 光学部材及びこれを用いた光リソグラフィ―用投影光学系 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000200750A (ja) |
-
1999
- 1999-10-26 JP JP11303571A patent/JP2000200750A/ja active Pending
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