JP2000200735A - 電解コンデンサ駆動用電解液およびこれを用いた電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ駆動用電解液およびこれを用いた電解コンデンサ

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JP2000200735A
JP2000200735A JP11299681A JP29968199A JP2000200735A JP 2000200735 A JP2000200735 A JP 2000200735A JP 11299681 A JP11299681 A JP 11299681A JP 29968199 A JP29968199 A JP 29968199A JP 2000200735 A JP2000200735 A JP 2000200735A
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electrolytic capacitor
electrolytic
electrolyte
acid
driving
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JP11299681A
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Yukihiro Nitta
幸弘 新田
Munehiro Morokuma
宗宏 諸隈
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常温から低温の範囲での伝導度を維持しつ
つ、面実装時の熱ストレスによる電解コンデンサの外観
変形を抑制し、実装時の半田付け不良を改善することが
できる電解コンデンサ駆動用電解液およびそれを用いた
電解コンデンサを提供することを目的とする。 【解決手段】 有機溶媒と電解質塩を含有し、かつ30
℃における伝導度が3.0mS/cm以上であり、かつ
200℃における蒸気圧が2500mmHg以下である
電解コンデンサ駆動用電解液を用いた構成とすることに
より、高信頼性の電解コンデンサを提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に利用
される電解コンデンサの主要部材である電解コンデンサ
駆動用電解液およびこれを用いた電解コンデンサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電解コンデンサ駆動用電解液(以
下、電解液という)としては、エチレングリコール溶媒
に電解質としてホウ酸やアジピン酸のアンモニウム塩を
溶解させたものが知られている。
【0003】また、低温特性の優れた電解液としては、
低温での粘性が低いγ−ブチロラクトンに有機酸や無機
酸またはそれらの塩を電解質として溶解させたものが用
いられており、トリエチルアミン、ジエチルアミン塩を
電解質とした電解液(特開昭54−1024号公報)等
が知られている。さらに、マレイン酸またはシトラコン
酸の第四級アンモニウム塩を電解質とした電解液(特公
平3−6646号公報)や、芳香族カルボン酸の第四級
アンモニウム塩を電解質とした電解液(特公平3−80
92号公報)等も知られている。
【0004】さらには、沸点の高い電解液の溶媒とし
て、N,N’−ジメチル−2−イミダゾリジノン(特開
平6−5471号公報)等が知られている。
【0005】また、封口体に硬質材料を用いる(特開平
5−259008号公報)こと等により、面実装時の熱
ストレスによる電解コンデンサの外観変形を抑制し、こ
れにより実装時の半田付け不良を改善する方法が知られ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の電解液では、エチレングリコール溶媒にホウ酸やアジ
ピン酸のアンモニウム塩を溶解した電解液や、γ−ブチ
ロラクトンにトリエチルアミン塩やジエチルアミン塩や
第四級アンモニウム塩を電解質として溶解した電解液
は、これらの溶媒自身の蒸気圧に加えて高温において発
生する電解質からのガスのために高温での蒸気圧が高く
なりやすく、これらで電解コンデンサを構成し面実装部
品として使用した場合、面実装時の熱処理条件(半田付
けの温度や、リフロー炉を通過する時間)によっては、
内部圧力の上昇により外観の変形が生じ、その結果、面
実装の際に半田付け不良が生じる恐れがあった。
【0007】また、電解コンデンサでは封口部に金属ケ
ースを湾曲させて絞り封止するため、封口体には弾性が
必要であり、硬質材料では金属ケース割れまたは封口体
の割れを生じてしまう場合があった。
【0008】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るものであり、面実装時の熱ストレスによる電解コンデ
ンサの外観変形を抑制し、これにより実装時の半田付け
不良を改善することができる電解コンデンサ駆動用電解
液およびこれを用いた電解コンデンサを提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、有機溶媒と電解質塩を含有し、かつ30℃
における伝導度が3.0mS/cmであり、かつ200
℃における蒸気圧が2500mmHg以下である電解コ
ンデンサ駆動用電解液とし、この電解液の中でも特に有
用な効果を奏する構成として、電解液の溶媒がγ−ブチ
ロラクトンとエチレングリコールを含有し、かつ電解質
塩がトリエチルアミン塩であり、かつ電解質塩の濃度が
7〜15重量%の範囲であり、かつ電解液の水分率が6
%以下である構成としたものである。
【0010】この本発明によれば、電解コンデンサの実
装時の温度は通常200〜250℃の範囲にあるため、
200℃における蒸気圧が2500mmHg以下である
電解液を構成することで、実装時の温度においても電解
液からのガス発生が少なく、内部圧力の上昇を抑制で
き、その結果、実装時の電解コンデンサの外観変形が抑
制でき、これにより半田付け不良を改善することができ
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、有機溶媒と電解質塩を含有し、かつ30℃における
伝導度が3.0mS/cmであり、かつ200℃におけ
る蒸気圧が2500mmHg以下である構成とした電解
コンデンサ駆動用電解液というものであり、これによ
り、200℃付近において蒸気圧の低い電解液を構成す
ることができるので、面実装時の半田付け等の温度にお
いても電解液からの発生ガスが少なく、内部圧力の上昇
を抑制でき、その結果、面実装時の電解コンデンサの外
観変形が抑制でき、これにより半田付け不良を改善する
ことができるという作用を有する。また、本発明の電解
液の構成によれば、常温から低温範囲での著しい伝導度
の低下を生じることがなく、高温での蒸気圧を低く維持
することができるものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、有機溶媒がγ−ブチロラクトンを含有
する構成としたものであり、特に低温範囲における伝導
度を高く保持できる上、比較的安価に熱劣化時の伝導度
変化の少ない電解液を構成することができるという作用
を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、電解質塩を構成する塩基または塩基の
水酸化物の水溶液中における水素イオン濃度が、塩基ま
たは塩基の水酸化物の濃度を1重量%とし測定温度を3
0℃とした時に1.0×10 -13モル/dm3以上である
構成としたものであり、電解コンデンサに実装時の熱ス
トレスが加わった場合、構成材料の熱膨張やその熱膨張
率の違いにより生じる機械的ストレスが封口部分には少
なからず加わり、特に実装時の温度が高い場合において
はその影響は顕著であり、本発明のように特に高い温度
での実装に対応するコンデンサを構成する際には、封口
性能の確保(電解液漏れの防止)は重要であるが、この
構成によれば、コンデンサ内部で電気化学反応が生じる
際に負極部で生じる水酸化物イオンの濃縮を少なく維持
することができるので、塩基または塩基の水酸化物の水
溶液中における水素イオン濃度が、塩基または塩基の水
酸化物の濃度が1重量%とし測定温度30℃とした時、
1.0×10-13モル/dm3未満の電解質塩基(例えば
テトラアルキルアンモニウム)を用いた場合と比較し
て、実装時の過酷な熱ストレスが加わった後においても
負極リード部での封口性能の低下を助長することが少な
く、電解液漏れ等の封口性能の損傷を起こしにくい信頼
性の高い電解コンデンサを構成することができるという
作用を有する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、電解質塩を構成する塩基がアンモニウ
ム、第三級アミン、アルキル置換アミジン基を有する化
合物、アルキル置換アミジン基を有する化合物の4級塩
からなる群より選ばれる1種以上である構成としたもの
であり、実装時の過酷な熱ストレスが加わった後におい
ても負極リード部での封口性能の低下を助長することが
少なく、電解液の漏れ等の封口性能の損傷を起こしにく
い信頼性の高いコンデンサを構成することができる上、
電解質の解離度を高くすることができるので、常温から
低温範囲での著しい伝導度の低下を生じることなく、高
温での蒸気圧を低く維持できる電解液を構成することが
できるという作用を有する。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、電解質塩を構成する塩基が第三級アミ
ンであり、かつ第三級アミンの分子量が88〜102g
/モルの範囲である構成としたものであり、電解質イオ
ンの移動度を高く維持することができる上、第三級アミ
ンを塩基に用いた電解質からの高温でのガス発生量を少
なくすることができるので、常温から低温範囲での著し
い伝導度の低下を生じることなく、高温での蒸気圧を低
く維持できる電解液を構成することができるという作用
を有する。ただし、第三級アミンの分子量がこの範囲未
満では塩基を構成する分子の運動が高温域で活発になり
やすいために電解質からの高温でのガス発生量が多くな
り、高温での蒸気圧を低く維持することができないので
好ましくない。また、第三級アミンの分子量がこの範囲
を超えると電解質イオンの粘性抵抗が大きくなるので移
動度を高く維持することが困難となり、常温から低温範
囲での伝導度の低下が生じやすいので好ましくない。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、電解質塩の濃度を7〜15重量%の範
囲とした構成のものであり、常温から低温範囲での著し
い伝導度の低下を生じることなく、高温での蒸気圧を低
く維持することができる電解液を構成できるという作用
を有する。ただし、電解質濃度がこの範囲未満では電荷
のキャリアであるイオンの数が十分に確保できないた
め、仮に電解質イオンの移動度や解離度を高く維持する
ことができても、十分な伝導度を維持することができな
いので好ましくない。また、電解質濃度がこの範囲を超
える場合においては、仮に第三級アミンを用いてその分
子量を1分子当たりからのガス発生の少ない前述の範囲
に設定したとしても、ガス発生の源である塩基イオンの
絶対数が多すぎるために電解液トータルからの高温での
ガス発生量はむしろ多くなる場合があり、高温での蒸気
圧を低く維持することができないので好ましくない。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、有機溶媒がγ−ブチロラクトンとエチ
レングリコールを含有し、かつ電解質塩がトリエチルア
ミン塩であり、かつ電解質塩の濃度が7〜15重量%の
範囲であり、かつ電解液の水分率が6%以下である構成
としたものであり、蒸気圧を高くする原因の一つである
水分率を低く規定しているので高温での蒸気圧をより一
層低く維持することができ、さらにγ−ブチロラクトン
にエチレングリコールを混合することによりトリエチル
アミン塩の解離度を高くすることができ、常温から低温
範囲における伝導度をより一層高めることができるとい
う作用を有する。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の電解コンデンサ駆動用電解液を用いた面実装用の電解
コンデンサというものであり、さらに請求項9に記載の
発明は、この面実装用の電解コンデンサにおいて、20
0℃における弾性率が450N/cm2以上の弾性体か
らなる封口体を用いた構成としたものであり、この構成
によれば、電解コンデンサの実装時の温度は、通常20
0〜250℃の範囲にあるため封口体の200℃付近に
おける弾性率を450N/cm2に設定することで、実
装時に電解液からガスが発生した際にもその温度におけ
る封口体の機械的強度が強いので、内部圧力の影響によ
る変形率が少なく、その結果、実装時の電解コンデンサ
の外観変形が抑制でき、これにより半田付け不良を改善
することができるという作用を有する。
【0019】請求項10に記載の発明は、200℃にお
けるビッカース硬度が35Hv以上の外装ケースを用い
た構成の電解コンデンサであり、この構成によれば、上
記封口体の場合と同様、実装時の外観変形が抑制できる
という作用を有する。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、外装ケースが少なくともアルミニ
ウムを含有する金属である構成としたものであり、この
構成によれば、外装ケースの硬度を高くすることができ
るという作用を有する。
【0021】請求項12に記載の発明は、請求項8に記
載の発明において、コンデンサ素子から導出されたリー
ド線部の少なくとも表層の一部に鉛を含まない金属層を
設けた構成としたものであり、この構成により、リード
線部のメッキ材を鉛を使用しない金属とした場合にはプ
リント基板への実装時に従来よりもより高い温度を加え
なければ実装不良(リード線メッキ層とプリント基板側
半田層との接着不良)が生じるという問題を解決し、高
温雰囲気においても外観変形が少なく、かつ面実装部品
とした際には、基板実装時の半田付け不良の少ない電解
コンデンサを構成できるので、鉛を含まない金属でリー
ド表層部のメッキを構成しても実装不良の問題を生じな
いという作用を有する。
【0022】以下、本発明の具体的な実施の形態につい
て説明する。
【0023】本発明の基本は、有機溶媒と電解質塩を含
有し、かつ30℃における伝導度が3.0mS/cmで
あり、かつ200℃における蒸気圧が2500mmHg
以下である電解コンデンサ駆動用電解液であり、この電
解液の中でも特に有用な効果を奏する構成として、有機
溶媒がγ−ブチロラクトンとエチレングリコールを含有
し、かつ電解質塩がトリエチルアミン塩であり、かつ電
解質塩の濃度が7〜15重量%の範囲であり、かつ電解
液の水分率が6%以下である電解コンデンサ駆動用電解
液を用いた面実装用電解コンデンサというものである。
【0024】本発明の電解液に用いる三級アミンの例と
しては、必須条件ではないが、分子量が88〜102g
/モルの範囲であるトリアルキルアミン類が最も好まし
い。具体的には、トリメチルアミン、ジメチルエチルア
ミン、メチルジエチルアミン、トリエチルアミン、ジメ
チルn−プロピルアミン、ジメチルイソプロピルアミ
ン、メチルエチルn−プロピルアミン、メチルエチルイ
ソプロピルアミン、ジエチルn−プロピルアミン、ジエ
チルイソプロピルアミン、トリn−プロピルアミン、ト
リイソプロピルアミン、トリn−ブチルアミン、トリt
ert−ブチルアミンなどが挙げられる。
【0025】これらのうち、最も好ましいのは、分子量
が88〜102g/モルの範囲にあるトリエチルアミン
である。
【0026】本発明の電解液に用いるアルキル置換アミ
ジン基を有する化合物の例としては、イミダゾール化合
物、ベンゾイミダゾール化合物、脂環式アミジン化合物
(ピリミジン化合物、イミダゾリン化合物)が挙げられ
る。具体的には、伝導度が高く、低損失の電解コンデン
サを提供できる、1,8−ジアザビシクロ[5,4,
0]ウンデセン−7、1,5−ジアザビシクロ[4,
3,0]ノネン−5、1,2−ジメチルイミダゾリニウ
ム、1,2,4−トリメチルイミダゾリン、1−メチル
−2−エチル−イミダゾリン、1,4−ジメチル−2−
エチルイミダゾリン、1−メチル−2−ヘプチルイミダ
ゾリン、1−メチル−2−(3’ヘプチル)イミダゾリ
ン、1−メチル−2−ドデシルイミダゾリン、1,2−
ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、
1−メチルイミダゾール、1−メチルベンゾイミダゾー
ルが好ましい。
【0027】また、本発明の電解液に用いるアルキル置
換アミジン基を有する化合物の4級塩の例としては、炭
素数1〜11のアルキル基またはアリールアルキル基で
4級化されたイミダゾール化合物、ベンゾイミダゾール
化合物、脂環式アミジン化合物(ピリミジン化合物、イ
ミダゾリン化合物)が挙げられる。具体的には、伝導度
が高く、低損失の電解コンデンサを提供できる、1−メ
チル−1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセ
ン−7、1−メチル−1,5−ジアザビシクロ[4,
3,0]ノネン−5、1,2,3−トリメチルイミダゾ
リニウム、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニ
ウム、1,3−ジメチル−2−エチル−イミダゾリニウ
ム、1,3,4−トリメチル−2−エチルイミダゾリニ
ウム、1,3−ジメチル−2−ヘプチルイミダゾリニウ
ム、1,3−ジメチル−2−(3’ヘプチル)イミダゾ
リニウム、1,3−ジメチル−2−ドデシルイミダゾリ
ニウム、1,2,3−トリメチル−1,4,5,6−テ
トラヒドロピリミジウム、1,3−ジメチルイミダゾリ
ウム、1,3−ジメチルベンゾイミダゾリウムが好まし
い。
【0028】また、本発明の電解液に用いる有機酸の例
としては、ポリカルボン酸(2〜4価):脂肪族ポリカ
ルボン酸[飽和ポリカルボン酸、例えばシュウ酸,マロ
ン酸,コハク酸,グルタル酸,アジピン酸,ピメリン
酸,スベリン酸,アゼライン酸,セバチン酸,1,6−
デカンジカルボン酸,5,6−デカンジカルボン酸:不
飽和ポリカルボン酸、例えばマレイン酸,フマル酸,イ
コタン酸];芳香族ポリカルボン酸、例えばフタル酸,
イソフタル酸,テレフタル酸,トリメリット酸,ピロメ
リット酸;脂環式ポリカルボン酸、例えばテトラヒドロ
フタル酸(シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸
等),ヘキサヒドロフタル酸;これらのポリカルボン酸
のアルキル(炭素数1〜3)もしくはニトロ置換体、例
えばシトラコン酸,ジメチルマレイン酸,ニトロフタル
酸(3−ニトロフタル酸,4−ニトロフタル酸);およ
び硫黄含有ポリカルボン酸、例えばチオプロピオン酸;
モノカルボン酸;脂肪族モノカルボン酸(炭素数1〜3
0)[飽和モノカルボン酸、例えばギ酸,酢酸,プロピ
オン酸,酪酸,イソ酪酸,吉草酸,カプロン酸,エナン
ト酸,カプリル酸,ペラルゴン酸,ラウリル酸,ミリス
チン酸,ステアリン酸,ベヘン酸:不飽和モノカルボン
酸、例えばアクリル酸,メタクリル酸,オレイン酸];
芳香族モノカルボン酸、例えば安息香酸,o−ニトロ安
息香酸、p−ニトロ安息香酸、ケイ皮酸,ナフトエ酸;
オキシカルボン酸、例えばサリチル酸,マンデル酸,レ
ゾルシン酸、これらの内で好ましいのは伝導度が高く熱
的にも安定な、マレイン酸,フタル酸,アジピン酸,安
息香酸である。
【0029】また、電解液を構成する有機酸と塩基との
比率は、電解液のpHにして通常4〜11、好ましくは
6〜9である。この範囲外では電解液の火花電圧が低下
する。
【0030】また、本発明の電解液には必要により水を
含有することもできるが、その含有量は電解液の重量に
基づいて6重量%未満である。さらに好ましくは、電解
コンデンサ素子に含浸する前の状態において1重量%未
満である。水の含有量が6重量%を超えると、水の蒸気
圧の影響により半田耐熱性が著しく低下する。
【0031】また、本発明の電解液には低温特性の改善
や放電電圧の向上を目的にγ−ブチロラクトンやエチレ
ングリコールと相溶する他の有機溶媒を副溶媒として混
合しても良い。
【0032】副溶媒としては、多価アルコール系溶媒;
プロピレングリコール、ジエチレングリコール、1,4
−ブタンジオール、グリセリン、ポリオキシアルキレン
ポリオール、ラクトン系溶媒;γ−バレロラクトン、δ
−バレロラクトン、3−メチル−1,3−オキサゾリジ
ン−2−オン、3−エチル−1,3−オキサゾリジン−
2−オン、N,N’−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン、N,N’−ジエチル−2−イミダゾリジノン、N,
N’−ジn−プロピル−2−イミダゾリジノン、N,
N’−ジイソプロピルイミダゾリジノン、1,3,4−
トリメチル−2−イミダゾリジノン、アミド系溶媒;N
−メチルホルムアミド、N−エチルホルムアミド、N,
N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、
エーテル系溶媒;メチラール、1,2−ジメトキシエタ
ン、1−エトキシ−2−メトキシエタン、1,2−ジエ
トキシエタン、ニトリル系溶媒;アセトニトリル、3−
メトキシプロピオニトリル、フラン系溶媒;2,5−ジ
メトキシテトラヒドロフラン、2−イミダゾリジノン系
溶媒;1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンの単独
もしくは2種以上の混合溶媒が挙げられる。混合溶媒系
の場合、副溶媒の含有量はγ−ブチロラクトン100部
に対して20部以下であることが望ましい。副溶媒含有
量が20部を超えると、電解液の沸点が副溶媒の影響を
受けるため、十分な効果が得られない場合がある。
【0033】また、本発明の電解液は必要により種々の
添加剤を混合しても良い。添加剤としては、リン系化合
物[リン酸、リン酸エステルなど]、ホウ酸系化合物
[ホウ酸、ホウ酸と多糖類(マンニット、ソルビット、
など)との錯化合物、ホウ酸と多価アルコール(エチレ
ングリコール、グリセリン、など)]との錯化合物、ニ
トロ化合物[o−ニトロ安息香酸、m−ニトロ安息香
酸、p−ニトロ安息香酸、o−ニトロフェノール、m−
ニトロフェノール、p−ニトロフェノール、など]が挙
げられる。これらの添加剤を加えることで電解液の火花
電圧が上昇し好ましい場合がある。
【0034】また、本発明の電解液における電解質の含
有量は、電解液の重量に基づいて通常7〜15重量%、
好ましくは10〜14重量%である。この範囲外では常
温から低温範囲での伝導度の低下が生じたり、電解液の
蒸気圧が高まり半田耐熱性が著しく低下する場合があ
る。
【0035】本発明の封口体においては、過酸化物また
は樹脂により加硫されたブチルゴムが最適である。過酸
化物加硫ブチルゴムに用いる加硫剤としては、具体的に
はベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイ
ド、2、5ジメチル−2、5ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサンなどがある。この加硫剤をブチルゴム10
0部に対して0.5〜10重量部混合し、また、カーボ
ンブラックを0〜100重量部、フィラーを0〜200
重量部配合してなるゴム組成物にさらにポリブタジエ
ン、アクリル酸ブチル等の不飽和化合物を0.5重量部
以上添加し加硫成形することにより200℃における弾
性率が450N/cm2としていることが必須である。
上記したゴム組成物には、架橋助剤、軟化剤、老化防止
剤などが含まれてもよい。
【0036】樹脂加硫ブチルゴムに用いる加硫剤として
は、具体的にはアルキルフェノールホルムアルデヒド樹
脂類がある。この加硫物をブチルゴム100部に対して
0.5〜10重量部混合し、また、カーボンブラックを
0〜100重量部、フィラーを0〜200重量部配合し
てなるゴム組成物にさらにポリブタジエン、アクリル酸
ブチル等の不飽和化合物を0.5重量部以上添加し加硫
成形することにより200℃における弾性率が450N
/cm2としているものである。上記したゴム組成物に
は、架橋助剤、軟化剤、老化防止剤などが含まれてもよ
い。
【0037】なお、本発明の実施の形態では、封口体と
してイソブチレン、イソプレン等のブチルゴムを用いる
が、これ以外のエチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、
スチレンブタジエンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴ
ム、天然ゴムのいずれか、または、それとプラスチック
を貼り合わせたものを用いてもよいものである。また、
上記ゴムと貼り合わせることが可能なプラスチックとし
てPTFE、PFA、PP、PPS等が存在する。
【0038】本発明の外装ケースにおいては、Al、M
n、Fe、Mg、Cu、Si、Zn、Ni、Ti、Sn
を含有する金属が挙げられる。
【0039】次に、本発明の具体的な実施の形態につい
て説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。以下、部はすべて重量部を示す。
【0040】γ−ブチロラクトン系電解液は従来から良
く知られている電解液ではあるが、その200℃におけ
る蒸気圧は電解質塩の影響を受けてγ−ブチロラクトン
単独の場合に比較して非常に高い値となっていることを
我々は見いだした。このことより、電解質塩の選定とそ
の配合条件の見極めが蒸気圧を低く維持するポイントで
あり、また面実装時のコンデンサの外観変形の抑制にお
いて大変重要であることが分かった。
【0041】又、我々はγ−ブチロラクトンとエチレン
グリコールを含有する混合溶媒(混合比:γ−ブチロラ
クトン80重量部に対してエチレングリコール20重量
部)にフタル酸トリエチルアミン塩の結晶を種々の濃度
で溶解した電解液の30℃における伝導度と200℃に
おける蒸気圧を測定したところ、電解質濃度の増加に伴
い30℃における伝導度は上昇するが、一方で200℃
における蒸気圧も著しく上昇することが分かった。しか
し、これらの二つの特性は電解質濃度に対して直線的な
変化ではないことから、(1)30℃での高い伝導度
と、(2)200℃での低い蒸気圧の二つの特性を実用
可能範囲で双方兼ね備えるためには、限られた電解質濃
度を選択する必要があることを今回我々は見いだした。
【0042】又、我々はγ−ブチロラクトンとエチレン
グリコールを含有する混合溶媒(混合比:γ−ブチロラ
クトン80重量部に対してエチレングリコール20重量
部)に塩基の分子量の異なる種々のフタル酸トリアルキ
ルアミン塩の結晶を溶解した電解液の30℃における伝
導度と200℃における蒸気圧を測定した結果を示した
ところ、塩基の分子量の増加に伴い30℃における伝導
度は低下し、一方で200℃における蒸気圧は低下する
ことが分かった。しかし、ここでもこれら二つの特性は
電解質塩基の分子量に対して直線的な変化ではないこと
から、(1)30℃での高い伝導度と、(2)200℃
での低い蒸気圧の二つの特性を実用可能範囲で双方兼ね
備えるためには、限られた電解質塩基の分子量を選択す
る必要があることを今回我々は見いだした。
【0043】
【表1】
【0044】(表1)は本発明の実施の形態1〜3およ
び比較例1〜7の電解液の組成、電解質の濃度、含水
率、電解質塩基の分子量、電解質塩基の1重量%水溶液
のpH、30℃で測定した伝導度および200℃で測定
した蒸気圧を示したものである。同実施の形態1〜3の
電解液の配合組成は、前記知見に基づき、いずれも有機
溶媒がγ−ブチロラクトンとエチレングリコールを含有
し、かつ電解質塩基が三級アミンの場合(本発明の実施
の形態2は電解質の塩基が三級アミンではないので除
く)においては電解質塩の塩基の分子量が88〜102
g/モルの範囲であり、かつ電解質塩の濃度が7〜15
重量%の範囲であり、かつ電解液の水分率が6%以下で
ある電解コンデンサ駆動用電解液であるので、30℃に
おける伝導度が3.0mS/cmであり、かつ200℃
における蒸気圧が2500mmHg以下といった条件を
満足する性能の電解コンデンサ駆動用電解液となってい
る。
【0045】これらの本発明の実施の形態1〜3および
比較例1〜7の電解液を使用して面実装型のアルミ電解
コンデンサ(定格電圧6V−静電容量100μF、サイ
ズ;φ6mm×L5.5mm)を作製した。封口ゴムに
は過酸化物過硫のブチルゴムA(25℃でのJIS−A
硬度:87度、200℃での弾性率:460N/c
2)を使用した。コンデンサのリード線の表層には、
鉛を含まないスズにてメッキ処理を施した。このアルミ
電解コンデンサ各々100個をエポキシ基板(厚さ:2
mm)に実装し、半田リフロー炉を通した。この際の外
観変形の発生率を(表2)に示す。また、半田リフロー
炉を通した際のエポキシ基板の時間−温度プロファイル
を図1に示す。なお、温度はエポキシ基板上に熱電対を
接着し、その起電力より間接的に測定したものである。
【0046】
【表2】
【0047】この(表2)から明らかなように、本実施
の形態1〜3の電解液を用いたアルミ電解コンデンサ
は、200℃で測定した蒸気圧が2500mmHgを超
える比較例1、3および4の電解液を用いたアルミ電解
コンデンサと比較して、面実装時の熱ストレスによるコ
ンデンサの外観変形はなく、実装時の半田付け不良を改
善できることが明らかである。
【0048】次に本実施の形態1〜3および比較例6の
電解液を用いて、同じく面実装型のアルミ電解コンデン
サ(定格電圧6V−静電容量100μF、サイズ;φ6
mm×L5.5mm)を作製し、温度105℃ならびに
温度85℃−相対湿度85%での1000hの高温定格
負荷試験を行った。その試験結果を(表3)に示した。
なお、試験数は各条件20個ずつである。
【0049】
【表3】
【0050】この(表3)から明らかなように、本実施
の形態1〜3の構成による面実装型のアルミニウム電解
コンデンサは、二つの試験条件下において、いずれの場
合においても電圧印加時の漏液の抑制に対して有効であ
り、漏液が観察されない。一方、比較例6の構成におい
ては、塩基の水酸化物の水溶液中における水素イオン濃
度が、塩基の水酸化物の濃度が1重量%であり測定温度
30℃の時、1.0×10-13モル/dm3未満(pHに
して13を超えることを意味する)であるため、温度1
05℃の条件下においては漏液は観察されないものの、
より漏液を加速する過酷な温度85℃−相対湿度85%
の条件下においてはわずかながら漏液が発生している。
従って、必須条件ではないものの、電解質塩を構成する
塩基においては、塩基または塩基の水酸化物の水溶液中
における水素イオン濃度が、塩基または塩基の水酸化物
の濃度を1重量%とし測定温度を30℃とした時に、
1.0×10-13モル/dm3以上であることが望まし
い。
【0051】
【表4】
【0052】(表4)は本発明の実施の形態4〜7およ
び比較例8〜13の封口体のポリマーと加硫系、200
℃における弾性率、外装ケースの200℃における硬度
を示したものである。
【0053】これらの本実施の形態4〜7および比較例
8〜13の封口体、外装ケースを使用して面実装型のア
ルミ電解コンデンサ(定格電圧6V−静電容量100μ
F、サイズ;φ6mm×L5.5mm)を作製した。電
解液には、実施の形態1の組成のものを使用した。コン
デンサのリード線の表層には鉛を含まないスズにてメッ
キ処理を施した。このアルミ電解コンデンサ各々100
個をエポキシ基板(厚さ:2mm)に実装し、半田リフ
ロー炉を通した。この際の外観変形の発生率を(表5)
に示す。
【0054】
【表5】
【0055】この(表5)から明らかなように、本実施
の形態4〜7のアルミ電解コンデンサは、200℃にお
ける弾性率が450N/cm2未満である封口体、また
は200℃におけるビッカース硬度が35Hv未満であ
る外装ケースを用いた比較例8〜13の電解コンデンサ
と比較して、面実装時における外観変形はなく、実装時
の半田付け不良を改善することができることが明らかで
ある。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明の電解コンデンサ駆
動用電解液は、30℃における伝導度が3.0mS/c
m以上であり、かつ200℃における蒸気圧が2500
mmHg以下であるので、その結果、常温から低温の範
囲での伝導度を維持しつつ、面実装時の熱ストレスによ
る電解コンデンサの外観変形を抑制し、実装時の半田付
け不良を改善することができるものであり、その工業的
価値は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】半田リフロー炉を通した際のエポキシ基板の時
間−温度の関係を示した特性図

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶媒と電解質塩を含有し、かつ30
    ℃における伝導度が3.0mS/cm以上であり、かつ
    200℃における蒸気圧が2500mmHg以下である
    電解コンデンサ駆動用電解液。
  2. 【請求項2】 有機溶媒がγ−ブチロラクトンを含有す
    る請求項1に記載の電解コンデンサ駆動用電解液。
  3. 【請求項3】 電解質塩を構成する塩基または塩基の水
    酸化物の水溶液中における水素イオン濃度が、塩基また
    は塩基の水酸化物の濃度を1重量%とし測定温度を30
    ℃とした時に1.0×10-13モル/dm3以上である請
    求項1に記載の電解コンデンサ駆動用電解液。
  4. 【請求項4】 電解質塩を構成する塩基がアンモニウ
    ム、第三級アミン、アルキル置換アミジン基を有する化
    合物、アルキル置換アミジン基を有する化合物の4級塩
    からなる群より選ばれる1種以上である請求項1に記載
    の電解コンデンサ駆動用電解液。
  5. 【請求項5】 電解質塩を構成する塩基が第三級アミン
    であり、かつ第三級アミンの分子量が88〜102g/
    モルの範囲である請求項1に記載の電解コンデンサ駆動
    用電解液。
  6. 【請求項6】 電解質塩の濃度が7〜15重量%の範囲
    である請求項1に記載の電解コンデンサ駆動用電解液。
  7. 【請求項7】 有機溶媒がγ−ブチロラクトンとエチレ
    ングリコールを含有し、かつ電解質塩がトリエチルアミ
    ン塩であり、かつ電解質塩の濃度が7〜15重量%の範
    囲であり、かつ電解液の水分率が6%以下である請求項
    1に記載の電解コンデンサ駆動用電解液。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の電解コンデンサ駆動用
    電解液を用いた面実装用の電解コンデンサ。
  9. 【請求項9】 200℃における弾性率が450N/c
    2以上の弾性体からなる封口体を用いた請求項8に記
    載の電解コンデンサ。
  10. 【請求項10】 200℃におけるビッカース硬度が3
    5Hv以上の外装ケースを用いた請求項8に記載の電解
    コンデンサ。
  11. 【請求項11】 外装ケースが少なくともアルミニウム
    を含有する金属である請求項10に記載の電解コンデン
    サ。
  12. 【請求項12】 コンデンサ素子から導出されたリード
    線部の少なくとも表層の一部に鉛を含まない金属層を設
    けた請求項8に記載の電解コンデンサ。
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