JP2000200140A - 力覚提示方法及び力覚ペンタブレット - Google Patents

力覚提示方法及び力覚ペンタブレット

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JP2000200140A
JP2000200140A JP112499A JP112499A JP2000200140A JP 2000200140 A JP2000200140 A JP 2000200140A JP 112499 A JP112499 A JP 112499A JP 112499 A JP112499 A JP 112499A JP 2000200140 A JP2000200140 A JP 2000200140A
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pen
force
tablet
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haptic
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Masaaki Uechi
正昭 上地
Makoto Mizukawa
真 水川
Hiroyuki Ogata
博之 小方
Akio Mitamura
章雄 三田村
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者に対して力(触感)のフィードバック
を返す。 【解決手段】 ペン1は、操作者に対して力を伝達する
ための可動手段を把持部に有している。この可動手段
は、ペン軸Aと垂直な2軸方向に変位動作する可動手段
4,5と、ペン軸A方向に沿った1軸方向に変位動作す
る可動手段6とからなる。ペン1に対してタブレット部
から制御信号を与えることにより、可動手段4〜6を変
位させ、操作者に対して力を伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポインティングデ
バイスとして用いられているペンタブレットに係り、特
にペンタブレットの操作者に対して触感のフィードバッ
クを返すための力覚提示方法と、この力覚提示方法に基
づいた力覚ペンタブレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】物体の遠隔操作や仮想空間での操作、ま
た計算機上でのカーソルの操作には、時として操作者に
対し、力のフィードバックが必要となる。さらに、視覚
障害者がポインティングデバイス等を操作するために
は、視覚以外の感覚代行器として力覚手段を入力装置に
付加することが非常に有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、計算機のポイン
ティングデバイスの多くには、マウスやペンタブレット
が用いられている。これらは、コストパフォーマンスと
携帯性に優れた入力装置ではあるが、操作者へのフィー
ドバックは、原則としてディスプレイなどを介した視覚
からしか得ることができないという問題点があった。ま
た、これらの入力装置に振動手段を付加し、視覚以外の
フィードバックを実現した装置などもいくつか存在する
(例えば、振動子を指先で感知させるボタンのついたマ
ウス)。しかし、これらの装置は、実際の力覚の再現を
目的としたものでなく、操作者が得ることができる情報
量も限られているという問題点があった。
【0004】一方、アームロボットの手先にペンを装備
し、このペンの自由度を操作することによって目標対象
物を操作し、さらにアームロボットのアクチュエータに
よって目標対象物にかかる力を操作者に伝えることが可
能な入出力装置もある。しかしながら、このような装置
では、力の伝達にアームロボットが必要であることか
ら、高価で携帯性が悪いという問題点があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、操作者に対して力(触感)のフィードバッ
クを返すことができ、かつ低コストで省スペース性と携
帯性に優れたポインティングデバイスを実現できる力覚
提示方法及び力覚ペンタブレットを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の力覚提示方法
は、ペンの把持部に設けられた、変位動作する可動手段
により、ペンタブレットを操作する操作者に対して力を
伝達することを特徴とするものである。これにより、ペ
ンタブレットの操作者に1次元、2次元又は3次元方向
の力を伝達することが可能となる。
【0007】本発明の力覚ペンタブレットは、請求項5
に記載のように、座標を指示するためのペン(1a,1
b,1c)と、このペンの操作によって指示された座標
を検出すると共に、ペンの把持部に力を発生させるタブ
レット部(2a,2b,2c)と、上記力のパターンを
算出し、その力パターン情報をタブレット部に出力する
力パターン処理部(3a,3b,3c)とを有し、上記
タブレット部は、上記ペンの操作によって指示された座
標を検出するパネル(21a,21b,21c)と、力
パターン処理部からの力パターン情報に応じた力をペン
に発生させる制御部(22a,22b,22c)とを備
えるものである。また、請求項6に記載のように、上記
タブレット部は、上記ペンの筆圧を検出する基本機能処
理部(23c)を備えるものである。
【0008】請求項7に記載のように、上記ペンは、上
記制御部からの制御信号に応じて変位動作する可動手段
を把持部に備えるものである。また、請求項8に記載の
ように、上記可動手段は、ペン軸と垂直な方向に変位動
作するものである。また、請求項9に記載のように、上
記可動手段は、ペン軸方向に沿って変位動作するもので
ある。また、請求項10に記載のように、上記可動手段
は、ペン軸と垂直な方向に変位動作する第1の可動手段
と、ペン軸方向に沿って変位動作する第2の可動手段と
からなるものである。
【0009】請求項11に記載のように、上記制御部
(22a,22b)は、上記ペンが上記パネル上の任意
の座標位置にあるとき発生させる力の目標値とこれに対
応する上記座標とからなる力パターン情報と、ペンによ
って指示される現在の座標に基づいて、制御信号を出力
し上記可動手段を制御するものである。また、請求項1
2に記載のように、上記力パターン処理部(3a,3
b)は、上記力のパターンを算出し、その力パターン情
報を出力する中央処理部(32a,32b)と、この力
パターン情報をタブレット部に出力する入出力部(31
a,31b)とを備えるものである。また、請求項13
に記載のように、上記力パターン処理部(3c)は、上
記タブレット部(2c)の基本機能処理部(23c)か
ら送出されたペン(1c)の座標及び筆圧の情報を受け
る入出力部(31c)と、入出力部を介して入力された
ペンの座標及び筆圧の情報に応じた処理を行う中央処理
部(32c)とを備えるものである。
【0010】本発明の力覚ペンタブレットは、請求項1
4に記載のように、センサ(94)を備えたアームロボ
ット(91)を有し、上記力パターン処理部(3c)
は、上記タブレット部(2c)の基本機能処理部(23
c)から送出されたペン(1c)の座標及び筆圧の情報
を受けると共に、アームロボットから送出されたセンサ
の情報を受ける入出力部(31c)と、入出力部を介し
て入力されたペンの座標及び筆圧の情報に応じてアーム
ロボットを制御すると共に、入出力部を介して入力され
たセンサの情報に基づいて力のパターンを算出し、その
力パターン情報を入出力部を介してタブレット部に出力
する中央処理部(32c)とを備えるものである。
【0011】請求項15に記載のように、上記可動手段
(4a,5a,6a)は、コイル(42a,52a,6
2a)を内部に有し、コイルに発生する電磁力によって
変位動作するものである。また、請求項16に記載のよ
うに上記可動手段(4c,5c,6c)は、圧電素子
(46c,56c,66c)を内部に有し、圧電素子の
形状変化によって変位動作するものである。また、請求
項17に記載のように、上記可動手段(4b,5b,6
b)は、形状記憶合金(45b,55b,65b)を内
部に有し、形状記憶合金の形状変化によって変位動作す
るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]次に、本発明
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態を示す力覚ペンタブレ
ットの外観図である。本実施の形態の力覚ペンダブレッ
トは、座標を指示するためのペン1と、このペン1の操
作によって指示された座標を検出すると共に、ペン1の
把持部に力を発生させる平板状のタブレット部2とから
構成されている。
【0013】ペン1とタブレット部2との間は、ケーブ
ル等の有線通信手段によって接続されている。この力覚
ペンタブレットにおいては、図1に示すように、タブレ
ット部2の平面と水平な方向をX,Y方向とし、タブレ
ット部2の平面と垂直な方向をZ方向とする。
【0014】図2(a)はペン1の正面図、図2(b)
はペン1の側面図である。ペン1は、操作者に対して力
を伝達するための可動手段を把持部に有している。この
可動手段は、図2(a)、図2(b)に示すように、ペ
ン軸Aと垂直な2軸方向に変位動作する第1の可動手段
4,5と、ペン軸A方向に沿った1軸方向に変位動作す
る第2の可動手段6とからなる。
【0015】ペン1は、操作者の手と各可動手段4〜6
との接触部位が定まるよう、たとえば図2(a)、図2
(b)に示すような形状をとる。このようなペン1に対
してタブレット部2から制御信号を与えることにより、
可動手段4〜6を変位させ、操作者に対して力を伝達す
ることができる。
【0016】次に、このような力覚ペンタブレットの動
作を説明する。図3は、ペン1の把持部に設けられた第
1の可動手段4,5の変位動作を示す図、図4は、第2
の可動手段6の変位動作を示す図である。なお、可動手
段5の変位動作は、その動作方向が可動手段4と直角で
あることを除いて、可動手段4と同様であるので、不図
示とする。
【0017】まず、ペン軸Aと垂直な方向の力を操作者
に与える場合、タブレット部2は、第1の可動手段4,
5を図3(a)あるいは図3(b)のように変位させ
る。また、ペン軸A方向に沿った力を操作者に与える場
合、タブレット部2は、第2の可動手段6を図4(a)
あるいは図4(b)のように変位させる。
【0018】タブレット部2は、意図する力の方向、大
きさに応じて、これら3つの可動手段4〜6の動作を組
み合わせる。また、操作者に対して別の情報を伝達する
場合、タブレット部2は、各可動手段4〜6の変位を任
意の周期で変化させることにより、各可動手段4〜6を
振動させる。
【0019】以上のような動作により、力覚ペンタブレ
ットを介して、ペン軸Aと垂直な方向の力及びペン軸A
方向に沿った力、あるいは振動を操作者に伝えることが
可能となる。
【0020】[実施の形態の2]図5は本発明の第2の
実施の形態を示す力覚ペンタブレットのブロック図であ
る。本実施の形態の力覚ペンタブレットは、座標を指示
するためのペン1aと、このペン1aの操作によって指
示された座標を検出すると共に、ペン1aの把持部に力
を発生させるタブレット部2aと、力のパターンを算出
して、その力パターン情報をタブレット部2aに出力す
る力パターン処理部3aとから構成されている。
【0021】力パターン処理部3aが別途必要なことを
除くと、本実施の形態の力覚ペンタブレットの外観は図
1と同様である。図6(a)はペン1aの第1の可動手
段4aの構造を示す図、図6(b)は第1の可動手段5
aの構造を示す図、図6(c)は第2の可動手段6aの
構造を示す図である。
【0022】ペン1aは、実施の形態の1と同様に、ペ
ン軸Aと垂直な2軸方向に変位動作する第1の可動手段
4a,5aと、ペン軸A方向に沿った1軸方向に変位動
作する第2の可動手段6aとを備えている。本実施の形
態において、可動手段4a〜6aは、電磁石によって変
位動作する。
【0023】可動手段4aは、ペン1aの外装10から
独立して動くことが可能な接触部41aと、接触部41
aに取り付けられたコイル42aと、外装10側に取り
付けられた永久磁石43aと、ばね44aとから構成さ
れている。可動手段5aは、外装10から独立して動く
ことが可能な接触部51aと、接触部51aに取り付け
られたコイル52aと、外装10側に取り付けられた永
久磁石53aと、ばね54aとから構成されている。
【0024】可動手段4aを動作させるには、コイル4
2aに電流を流すことによって電磁力を発生させる。例
えば、接触部41aが図3(a)の方向に移動するとき
に、ばね44aが縮むように構成されている場合、コイ
ル42aと永久磁石43aとの間に働く引力により、接
触部41aは、図3(a)の矢印の方向に移動する。こ
の引力が低下すると、接触部41aは、ばね44aの弾
性によって図3(b)の矢印の方向に押される。
【0025】こうして、可動手段4aの変位動作が行わ
れ、接触部41aに触れている操作者の手にペン軸Aと
垂直な方向の力を伝えることができる。なお、コイル4
2aと永久磁石43aとの間に働く斥力によって接触部
41aが図3(b)の矢印の方向に移動し、この斥力が
低下したとき、接触部41aがばね44aの弾性によっ
て図3(a)の矢印の方向に引っ張られるようにしても
よい。また、コイル42aと永久磁石43aの取付位置
は、逆にしてもよい。
【0026】以上の可動手段4aに関する説明は、電流
がコイル52aに与えられることと、動作方向が可動手
段4aと直角であることを除いて、可動手段5aに関し
ても同様である。可動手段6aは、外装10から独立し
て動くことが可能な可動部61aと、可動部61aに取
り付けられたコイル62aと、外装10側に取り付けら
れた永久磁石63aと、ばね64aとから構成されてい
る。
【0027】可動手段6aを動作させるには、コイル6
2aに電流を流すことによって電磁力を発生させる。例
えば、可動部61aが図4(a)の方向に移動するとき
に、ばね64aが縮むように構成されている場合、コイ
ル62aと永久磁石63aとの間に働く引力により、可
動部61aは、図4(a)の矢印の方向に移動する。こ
の引力が低下すると、可動部61aは、ばね64aの弾
性によって図4(b)の矢印の方向に押される。
【0028】こうして、可動手段6aの変位動作が行わ
れ、外装10を握っている操作者の手にペン軸A方向に
沿った力を伝えることができる。なお、コイル62aと
永久磁石63aとの間に働く斥力によって可動部61a
が図4(b)の矢印の方向に移動し、この斥力が低下し
たとき、可動部61aがばね64aの弾性によって図4
(a)の矢印の方向に引っ張られるようにしてもよい。
また、コイル62aと永久磁石63aの取付位置は、逆
にしてもよい。
【0029】次に、タブレット部2aは、図5に示すよ
うに、ペン1aの操作によって指示された座標X1,Y
1を検出する平板状のパネル21aと、力パターン処理
部3aからの力パターン情報に応じた力をペン1aに発
生させる制御部22aとから構成されている。
【0030】図7は力パターン処理部3aのブロック図
である。計算機によって構成される力パターン処理部3
aは、タブレット部2aとインタフェースをとるための
入出力部31aと、算出した力パターン情報を入出力部
31aを介してタブレット部2aに出力する中央処理部
32aと、画像表示のためのディスプレイ装置33aと
を有している。
【0031】入出力部31aは、RS−232Cあるい
はUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェース
規格に従うインタフェース装置であり、所定のインタフ
ェース規格に従ってタブレット部2aとの間で通信を行
うためのインタフェース変換を行う。アプリケーション
プログラムに従って処理を行う中央処理部32aは、対
象画像の各ピクセルの明度に比例した大きさを有する、
ペン軸A方向に沿った力をペン1aに発生させる処理を
行う。
【0032】次に、本実施の形態の力覚ペンタブレット
の動作を説明する。ここで、ディスプレイ装置33aの
画面に表示される対象画像の各ピクセルの座標とパネル
21aの座標は、予め対応付けがなされているものとす
る。最初に、力パターン処理部3a内の中央処理部32
aは、対象画像の明度をピクセル毎に算出する。
【0033】続いて、中央処理部32aは、大きさが対
象画像の明度に対応した力の目標値をピクセル毎に算出
する(つまり、力パターンを算出する)。対象画像の明
度と力の大きさの関係は、図8に示すような比例関係に
ある。そして、中央処理部32aは、ピクセル毎の力の
目標値Fとこれに対応するピクセル座標X2,Y2とか
らなる力パターン情報を入出力部31aに出力する。力
パターン情報は、入出力部31aを介してタブレット部
2aに送出される。
【0034】タブレット部2a内の制御部22aは、力
パターン処理部3aから送出された力の目標値Fおよび
ピクセル座標X2,Y2と、ペン1aによって指示され
る現在の座標X1,Y1とに基づいて、ペン1aにペン
軸A方向に沿った力を発生させる。
【0035】つまり、制御部22aは、ペン1aの現在
の座標X1,Y1に対応するピクセル座標X2,Y2を
力パターン情報中から選択して、これに対応する力の目
標値Fを力パターン情報から取得する。そして、制御部
22aは、この力の目標値Fを基に可動手段6aの変位
を算出し、算出した変位に応じた制御信号(電力)Cを
ペン1aの可動手段6aに供給する。
【0036】タブレット部2aからの電力は、ペン1a
の可動手段6aのコイル62aに印加される。これによ
り、コイル62aと永久磁石63aとの間に働く引力あ
るいは斥力により、可動手段6aが変位動作すること
で、操作者に対してペン軸A方向に沿った力が伝達され
る。
【0037】例えば、ディスプレイ装置33aの画面に
図9(a)のような対象画像が表示されている場合、パ
ネル21a上の任意の位置をペン1aで指すと、このペ
ン1aの座標X1,Y1に対応したピクセル座標X2,
Y2の明度に応じた力が可動手段6aに発生する。図9
(b)は、図9(a)の対象画像の力パターンを立体的
に表したものである。図9(b)から分かるように、図
9(a)の対象画像において明度が高い位置ほど、ペン
軸A方向の力も強く働くようになっている。
【0038】このようにして、操作者は、ペン軸A方向
に沿った力を受けるので、計算機上の画像情報をディス
プレイ装置33aからの視覚だけではなく、触覚(力
覚)によっても知覚することが可能となる。例えば、計
算機にスキャナを接続して、絵や写真や画像を力パター
ン処理部3aに取り込めば、視覚の感覚代行器とするこ
とが可能である。また、アーム等の力を伝達する装置を
必要としない、優れたコストパフォーマンスと省スペー
ス性及び携帯性が実現可能となる。
【0039】[実施の形態の3]図10は本発明の第3
の実施の形態を示す力覚ペンタブレットのブロック図で
ある。本実施の形態の力覚ペンタブレットは、ペン1b
と、タブレット部2bと、力パターン処理部3bとから
構成されている。図11(a)はペン1bの第1の可動
手段4bの構造を示す図、図10(b)は第1の可動手
段5bの構造を示す図、図10(c)は第2の可動手段
6bの構造を示す図である。
【0040】ペン1bは、実施の形態の2と同様に、ペ
ン軸Aと垂直な2軸方向に変位動作する第1の可動手段
4b,5bと、ペン軸A方向に沿った1軸方向に変位動
作する第2の可動手段6bとを備えている。本実施の形
態において、可動手段4b〜6bは、形状記憶合金によ
って変位動作する。
【0041】可動手段4bは、ペン1bの外装10から
独立して動くことが可能な接触部41bと、形状記憶合
金45bとから構成されている。同様に、可動手段5b
は、ペン1bの外装10から独立して動くことが可能な
接触部51bと、形状記憶合金55bとから構成されて
いる。
【0042】可動手段4bを動作させるには、形状記憶
合金45bに電力を印加することによって、形状記憶合
金45bを伸縮させる。例えば、形状記憶合金45bが
縮むことによって、接触部41bは、図3(a)の矢印
の方向に移動する。また、形状記憶合金45bが伸びる
ことによって、接触部41bは、図3(b)の矢印の方
向に移動する。
【0043】こうして、可動手段4bの変位動作が行わ
れ、接触部41bに触れている操作者の手にペン軸Aと
垂直な方向の力を伝えることができる。以上の可動手段
4bに関する説明は、電力が形状記憶合金55bに印加
されることと、動作方向が可動手段4bと直角であるこ
とを除いて、可動手段5bに関しても同様である。
【0044】可動手段6bは、外装10から独立して動
くことが可能な可動部61bと、形状記憶合金65bと
から構成されている。可動手段6bを動作させるには、
形状記憶合金65bに電力を印加することによって、形
状記憶合金65bを伸縮させる。例えば、形状記憶合金
65bが縮むことによって、接触部61bは、図4
(a)の矢印の方向に移動する。また、形状記憶合金6
5bが伸びることによって、接触部61bは、図4
(b)の矢印の方向に移動する。こうして、可動手段6
bの変位動作が行われ、外装10を握っている操作者の
手にペン軸A方向に沿った力を伝えることができる。
【0045】次に、タブレット部2bは、図10に示す
ように、ペン1bの操作によって指示された座標X1,
Y1を検出する平板状のパネル21bと、力パターン処
理部3bからの力パターン情報に応じた力をペン1bに
発生させる制御部22bとから構成されている。
【0046】図12は力パターン処理部3bのブロック
図である。計算機によって構成される力パターン処理部
3bは、タブレット部2bとインタフェースをとるため
の入出力部31bと、算出した力パターン情報を入出力
部31bを介してタブレット部2bに出力する中央処理
部32bと、画像表示のためのディスプレイ装置33b
とを有している。
【0047】アプリケーションプログラムに従って処理
を行う中央処理部32bは、図13のような対象画像に
おける操作対象物(カーソル)80の背景明度に比例し
た大きさを有する、ペン軸A方向に沿った力をペン1b
に発生させる処理を行う。次に、本実施の形態の力覚ペ
ンタブレットの動作を説明する。最初に、力パターン処
理部3b内の中央処理部32bは、対象画像の明度をピ
クセル毎に算出する。
【0048】続いて、中央処理部32bは、実施の形態
の2と同様に力パターンを算出し、ピクセル毎の力の目
標値Fとこれに対応するピクセル座標X2,Y2とから
なる力パターン情報を入出力部31bに出力する。力パ
ターン情報は、入出力部31bを介してタブレット部2
bに送出される。
【0049】一方、操作者は、ディスプレイ装置33b
に表示された図13のような対象画像を見ながら、従来
のポインティングデバイスのように力覚ペンタブレット
のペン1bを操作する。パネル21bによって検出され
たペン1bの現在の座標X1,Y1は、入出力部31b
を介して中央処理部32bに入力される。
【0050】中央処理部32bは、入出力部32bを介
して入力されたペン1bの座標X1,Y1を処理して、
操作対象物80に反映させる。つまり、ペン1bがパネ
ル21b上で移動すれば、これに応じて操作対象物80
を画面上で移動させる。タブレット部2b内の制御部2
2bは、力パターン処理部3bから送出された力の目標
値Fおよびピクセル座標X2,Y2と、ペン1bによっ
て指示される現在の座標X1,Y1とに基づいて、ペン
1bにペン軸A方向に沿った力を発生させる。
【0051】つまり、制御部22bは、ペン1bの現在
の座標X1,Y1に対応するピクセル座標X2,Y2を
力パターン情報中から選択して、これに対応する力の目
標値Fを力パターン情報から取得する。そして、制御部
22bは、この力の目標値Fを基に可動手段6bの変位
を算出し、算出した変位に応じた制御信号(電力)Cを
ペン1bの可動手段6bに供給する。
【0052】タブレット部2bからの電力は、ペン1b
の可動手段6bの形状記憶合金65bに印加される。こ
の形状記憶合金65bの伸縮により、可動手段6bが変
位動作する。こうして、操作対象物80の現在位置の背
景明度に比例した大きさを有する、ペン軸A方向に沿っ
た力が操作者に伝達される。
【0053】本実施の形態では、ディスプレイ装置33
bに表示された操作対象物(カーソル)80の位置の背
景色の変化を、ペン軸A方向に沿った力のフィードバッ
クによって感知することが可能となる。例えば、カーソ
ルが単色の背景から、任意のフォルダやウィンドウフレ
ームに移動したことを感知できる。また、任意の画像上
でカーソルを操作すれば、その絵や写真の色の変化を感
知することが可能となる。また、アーム等の力を伝達す
る装置を必要としない、優れたコストパフォーマンスと
省スペース性及び携帯性が実現可能となる。
【0054】[実施の形態の4]図14は本発明の第4
の実施の形態を示す力覚ペンタブレットのブロック図、
図15はこの力覚ペンタブレットを使用するアームロボ
ットシステムの外観図である。本実施の形態の力覚ペン
タブレットは、ペン1cと、タブレット部2cと、力パ
ターン処理部3cとから構成されている。
【0055】図16(a)はペン1cの第1の可動手段
4cの構造を示す図、図16(b)は第1の可動手段5
cの構造を示す図、図16(c)は第2の可動手段6c
の構造を示す図である。ペン1cは、ペン軸Aと垂直な
2軸方向に変位動作する第1の可動手段4c,5cと、
ペン軸A方向に沿った1軸方向に変位動作する第2の可
動手段6cとを備えている。本実施の形態において、可
動手段4c〜6cは、圧電素子によって変位動作する。
【0056】可動手段4cは、ペン1cの外装10から
独立して動くことが可能な接触部41cと、圧電素子4
6cとから構成されている。同様に、可動手段5cは、
外装10から独立して動くことが可能な接触部51c
と、圧電素子56cとから構成されている。
【0057】可動手段4cを動作させるには、圧電素子
46cに電力を印加することによって、圧電素子46c
を伸縮させる。例えば、圧電素子46cが縮むことによ
って、接触部41cは、図3(a)の矢印の方向に移動
する。また、圧電素子46cが伸びることによって、接
触部41cは、図3(b)の矢印の方向に移動する。以
上の可動手段4cに関する説明は、電力が圧電素子56
cに印加されることと、動作方向が可動手段4cと直角
であることを除いて、可動手段5cに関しても同様であ
る。
【0058】可動手段6cは、外装10から独立して動
くことが可能な可動部61cと、圧電素子66cとから
構成されている。可動手段6cを動作させるには、圧電
素子66cに電力を印加することによって、圧電素子6
6cを伸縮させる。例えば、圧電素子66cが縮むこと
によって、接触部61cは、図4(a)の矢印の方向に
移動する。また、圧電素子66cが伸びることによっ
て、接触部61cは、図4(b)の矢印の方向に移動す
る。
【0059】次に、タブレット部2cは、図14に示す
ように、平板状のパネル21cと、制御部22cと、ペ
ン1cの筆圧を検出する基本機能処理部23bとから構
成されている。ペン1cとパネル21cは、筆圧を検出
するための手段(不図示)を有している。
【0060】アームロボットシステムは、図15に示す
ように、アームロボット91と、アームロボット91を
制御するロボットコントローラ92と、計算機からなる
ロボット教示装置93とから構成されている。そして、
アームロボット91には、その手先の力を検出する力セ
ンサ94が設けられている。
【0061】図17は力パターン処理部3cのブロック
図である。力パターン処理部3cは、入出力部31c
と、中央処理部32cと、ディスプレイ装置33cとを
有している。なお、本実施の形態の力パターン処理部3
cは、ロボット教示装置93内に組み込まれている。
【0062】入出力部31cは、ロボット教示装置93
のポートへタブレット部2cを接続するための変換装置
となる。中央処理部32cは、アームロボット91の手
先に備えられた力センサ94の値を処理する。
【0063】次に、本実施の形態の力覚ペンタブレット
の動作を説明する。操作者は、ディスプレイ装置33c
に表示された画像あるいはアームロボット91を見なが
ら、従来のポインティングデバイスのように力覚ペンタ
ブレットのペン1cを操作する。基本機能処理部23c
は、ペン1cからの情報と、パネル21cからの情報に
基づいて、ペン1cの筆圧Pを検出する。
【0064】基本機能処理部23cは、パネル21cに
よって検出されたペン1cの現在の座標X1,Y1とペ
ン1cの筆圧Pとを力パターン処理部3cへ送出する。
力パターン処理部3c内の中央処理部32cは、入出力
部31cを介して入力されたペン1cの現在の座標X
1,Y1とペン1cの筆圧Pとを処理して、アームロボ
ット91の手先の動作に反映させる。
【0065】本実施の形態では、ペン1cの座標X1,
Y1をロボット91の手先の目標位置を示すX,Y座標
に反映させ、ペン1cの筆圧を同目標位置を示すZ座標
に反映させる。そして、中央処理部32cは、この目標
位置の座標X,Y,Zを入出力部31cを介してロボッ
トコントローラ92に出力し、ロボットコントローラ9
2は、これに応じてアームロボット91の手先を制御す
る。
【0066】こうして、ペン1cをパネル21c上で操
作することによって、アームロボット91の手先を動か
すことができる。また、中央処理部32cは、入出力部
31cを介して入力された力センサ94の情報を基に、
力の目標値Fとその力の方向(X,Y,Z方向成分)を
示す情報Dとからなる力パターンを算出する。算出され
た力パターン情報は、入出力部31cを介してタブレッ
ト部2cに送出される。
【0067】タブレット部2c内の制御部22cは、力
パターン処理部3cから送出された力の目標値F及びそ
の力の方向を示す情報Dと、ペン1cの現在の座標X
1,Y1を基に、各可動手段4a,5a,6aの変位を
算出し、算出した変位に応じた制御信号(電力)Cをペ
ン1cの各可動手段4a〜6aに供給する。
【0068】タブレット部2cからの電力に応じて可動
手段4a〜6aの圧電素子46a,56a,66aが変
形し、可動手段4a〜6aが変位動作する。こうして、
操作者に対してペン軸Aと垂直な2軸方向の力と、ペン
軸A方向に沿った1軸方向の力が伝達される。
【0069】このように、本実施の形態では、ペンタブ
レットを用いて、3次元方向の力のフィードバックを得
ながらアームロボット91を操作することが可能とな
る。これにより、例えば遠隔地の表面形状を感知するこ
とが可能となり、手先にグリッパーを装着したロボット
の遠隔ハンドリングに用いれば、干渉物や目標対象物を
感知することが可能となる。また、アーム等の力を伝達
する装置を必要としない、優れたコストパフォーマンス
と省スペース性及び携帯性が実現可能となる。
【0070】なお、実施の形態の2では、電磁石によっ
て変位動作する可動手段4a〜6aを備えたペン1aを
用いたが、これに限るものではなく、実施の形態の3,
4のペン1bあるいはペン1cを用いてもよい。また、
実施の形態の3では、形状記憶合金によって変位動作す
る可動手段4b〜6bを備えたペン1bを用いたが、実
施の形態の2,4のペン1aあるいはペン1cを用いて
もよい。同様に、実施の形態の4において、実施の形態
の2,3のペン1aあるいはペン1bを用いてもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、ペンの把持部に設けら
れた変位動作する可動手段によってペンタブレットを操
作する操作者に対して力を伝達することにより、力覚ペ
ンタブレットを介して、その操作者に力(触感)のフィ
ードバックを伝えることができる。また、省スペース性
と携帯性とコストパフォーマンスに優れたポインティン
グデバイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す力覚ペンタ
ブレットの外観図である。
【図2】 図1のペンの正面図及び側面図である。
【図3】 ペンの把持部に設けられた第1の可動手段の
変位動作を示す図である。
【図4】 ペンの把持部に設けられた第2の可動手段の
変位動作を示す図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態を示す力覚ペンタ
ブレットのブロック図である。
【図6】 図5のペンの把持部に設けられた第1、第2
の可動手段の構造を示す図である。
【図7】 図5の力パターン処理部のブロック図であ
る。
【図8】 対象画像の明度と操作者に伝える力の大きさ
の関係を示す図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態における対象画像
と力パターンの関係を示す図である。
【図10】 本発明の第3の実施の形態を示す力覚ペン
タブレットのブロック図である。
【図11】 図10のペンの把持部に設けられた第1、
第2の可動手段の構造を示す図である。
【図12】 図10の力パターン処理部のブロック図で
ある。
【図13】 本発明の第3の実施の形態における対象画
像を示す図である。
【図14】 本発明の第4の実施の形態を示す力覚ペン
タブレットのブロック図である。
【図15】 図14の力覚ペンタブレットを使用するア
ームロボットシステムの外観図である。
【図16】 図14のペンの把持部に設けられた第1、
第2の可動手段の構造を示す図である。
【図17】 図14の力パターン処理部のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c…ペン、2、2a、2b、2c…
タブレット部、3a、3b、3c…力パターン処理部、
4、5、6、4a、5a、6a、4b、5b、6b、4
c、5c、6c…可動手段、21a、21b、21c…
パネル、22a、22b、22c…制御部、23c…基
本機能処理部、31a、31b、31c…入出力部、3
2a、32b、32c…中央処理部、33a、33b、
33c…ディスプレイ装置、41a、51a、41b、
51b…接触部、42a、52a、62a…コイル、4
3a、53a、63a…永久磁石、44a、54a、6
4a…ばね、45b、55b、65b…形状記憶合金、
46c、56c、66c…圧電素子、61a、61b…
可動部、91…アームロボット、92…ロボットコント
ローラ、93…ロボット教示装置、94…力センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小方 博之 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 三田村 章雄 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 3F059 BC01 BC06 EA07 5B068 AA22 AA25 AA36 BB01 BC02 BD02 BD12 BD21 CC11 EE06 5B087 AA05 AA07 AB09 BC03 BC12 BC17 BC31 CC05 CC43 CC47

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者に対して触感のフィードバックを
    返すための力覚提示方法であって、 ペンの把持部に設けられた、変位動作する可動手段によ
    り、ペンタブレットを操作する操作者に対して力を伝達
    することを特徴とする力覚提示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の力覚提示方法において、 前記可動手段は、ペン軸と垂直な方向に変位動作するこ
    とを特徴とする力覚提示方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の力覚提示方法において、 前記可動手段は、ペン軸方向に沿って変位動作すること
    を特徴とする力覚提示方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の力覚提示方法において、 前記可動手段は、ペン軸と垂直な方向に変位動作すると
    共に、ペン軸方向に沿って変位動作することを特徴とす
    る力覚提示方法。
  5. 【請求項5】 ポインティングデバイスであるペンタブ
    レットにおいて、 座標を指示するためのペンと、 このペンの操作によって指示された座標を検出すると共
    に、ペンの把持部に力を発生させるタブレット部と、 前記力のパターンを算出し、その力パターン情報をタブ
    レット部に出力する力パターン処理部とを有し、 前記タブレット部は、前記ペンの操作によって指示され
    た座標を検出するパネルと、力パターン処理部からの力
    パターン情報に応じた力をペンに発生させる制御部とを
    備え、前記ペンに発生させる力により操作者に対して触
    感のフィードバックを返すことを特徴とする力覚ペンタ
    ブレット。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の力覚ペンタブレットにお
    いて、 前記タブレット部は、前記ペンの筆圧を検出する基本機
    能処理部を備えることを特徴とする力覚ペンタブレッ
    ト。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の力覚ペンタブレットにお
    いて、 前記ペンは、前記制御部からの制御信号に応じて変位動
    作する可動手段を把持部に備えることを特徴とする力覚
    ペンタブレット。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の力覚ペンタブレットにお
    いて、 前記可動手段は、ペン軸と垂直な方向に変位動作するこ
    とを特徴とする力覚ペンタブレット。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の力覚ペンタブレットにお
    いて、 前記可動手段は、ペン軸方向に沿って変位動作すること
    を特徴とする力覚ペンタブレット。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 前記可動手段は、ペン軸と垂直な方向に変位動作する第
    1の可動手段と、ペン軸方向に沿って変位動作する第2
    の可動手段とからなることを特徴とする力覚ペンタブレ
    ット。
  11. 【請求項11】 請求項7記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 前記制御部は、前記ペンが前記パネル上の任意の座標位
    置にあるとき発生させる力の目標値とこれに対応する前
    記座標とからなる力パターン情報と、ペンによって指示
    される現在の座標に基づいて、制御信号を出力し前記可
    動手段を制御することを特徴とする力覚ペンタブレッ
    ト。
  12. 【請求項12】 請求項5記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 前記力パターン処理部は、前記力のパターンを算出し、
    その力パターン情報を出力する中央処理部と、 この力パターン情報をタブレット部に出力する入出力部
    とを備えることを特徴とする力覚ペンタブレット。
  13. 【請求項13】 請求項6記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 前記力パターン処理部は、前記タブレット部の基本機能
    処理部から送出されたペンの座標及び筆圧の情報を受け
    る入出力部と、 入出力部を介して入力されたペンの座標及び筆圧の情報
    に応じた処理を行う中央処理部とを備えることを特徴と
    する力覚ペンタブレット。
  14. 【請求項14】 請求項6記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 センサを備えたアームロボットを有し、 前記力パターン処理部は、前記タブレット部の基本機能
    処理部から送出されたペンの座標及び筆圧の情報を受け
    ると共に、アームロボットから送出されたセンサの情報
    を受ける入出力部と、 入出力部を介して入力されたペンの座標及び筆圧の情報
    に応じてアームロボットを制御すると共に、入出力部を
    介して入力されたセンサの情報に基づいて力のパターン
    を算出し、その力パターン情報を入出力部を介してタブ
    レット部に出力する中央処理部とを備えることを特徴と
    する力覚ペンタブレット。
  15. 【請求項15】 請求項7記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 前記可動手段は、コイルを内部に有し、コイルに発生す
    る電磁力によって変位動作することを特徴とする力覚ペ
    ンタブレット。
  16. 【請求項16】 請求項7記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 前記可動手段は、圧電素子を内部に有し、圧電素子の形
    状変化によって変位動作することを特徴とする力覚ペン
    タブレット。
  17. 【請求項17】 請求項7記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 前記可動手段は、形状記憶合金を内部に有し、形状記憶
    合金の形状変化によって変位動作することを特徴とする
    力覚ペンタブレット。
  18. 【請求項18】 請求項7記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 前記可動手段は、圧電素子と形状記憶合金を内部に有
    し、圧電素子の形状変化によって変位動作すると共に、
    形状記憶合金の形状変化によって変位動作することを特
    徴とする力覚ペンタブレット。
  19. 【請求項19】 請求項7記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 前記可動手段は、コイルと圧電素子を内部に有し、コイ
    ルに発生する電磁力によって変位動作すると共に、圧電
    素子の形状変化によって変位動作することを特徴とする
    力覚ペンタブレット。
  20. 【請求項20】 請求項7記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 前記可動手段は、コイルと形状記憶合金を内部に有し、
    コイルに発生する電磁力によって変位動作すると共に、
    形状記憶合金の形状変化によって変位動作することを特
    徴とする力覚ペンタブレット。
  21. 【請求項21】 請求項7記載の力覚ペンタブレットに
    おいて、 前記可動手段は、コイルと圧電素子と形状記憶合金を内
    部に有し、コイルに発生する電磁力によって変位動作
    し、圧電素子の形状変化によって変位動作し、形状記憶
    合金の形状変化によって変位動作することを特徴とする
    力覚ペンタブレット。
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