JP2000200111A - 加速されたスイッチングのための制御電流源 - Google Patents

加速されたスイッチングのための制御電流源

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JP2000200111A
JP2000200111A JP11230943A JP23094399A JP2000200111A JP 2000200111 A JP2000200111 A JP 2000200111A JP 11230943 A JP11230943 A JP 11230943A JP 23094399 A JP23094399 A JP 23094399A JP 2000200111 A JP2000200111 A JP 2000200111A
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David Canard
カナール ダヴィド
Vincent Fillatre
フィヤートル ヴァンサン
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Koninklijke Philips Electronics NV
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    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、パワートランジスタの寄生
容量の影響を最小化した制御電流源を供給することであ
る。 【解決手段】 基準端子と、電流源の出力に共に接続さ
れた伝送端子及びバイアス端子とを有する平行に配置さ
れた複数のパワートランジスタと、制御信号を受ける入
力と、パワートランジスタをオンする信号を供給する出
力とを有する制御モジュールとを有し、制御信号を受け
る制御入力と制御信号値に依存する出力電流を供給する
出力とを有する制御電流源において、パワートランジス
タの基準端子は、制御モジュールの出力に共に接続さ
れ、前記出力は制御信号値に依存した電流を供給し、電
流源の動作状態では、パワートランジスタのバイアス端
子は、パワートランジスタを潜在的に導通状態とするこ
とが可能な所定の電圧値が常に与えられるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御信号を受ける
制御入力と、制御信号値に依存する出力電流を供給する
出力とを有する制御電流源に関する。制御電流源は、基
準端子と伝送端子とバイアス端子を有する平行に配置さ
れた複数のパワートランジスタと、制御モジュールとを
有する。パワートランジスタの伝送端子は電流源の出力
に接続され、制御モジュールは、制御信号を受ける入力
と、パワートランジスタをオンする信号を供給する出力
とを有する。
【0002】
【従来の技術】このような電流源は、電圧制御発振器の
出力信号の周波数制御を行う位相同期ループの容量性要
素の充放電を制御する電流パルスを供給するチャージポ
ンプを構成するのに使用される。このような位相同期ル
ープは、欧州特許出願番号0670629A1に記載さ
れている。このループに含まれるチャージポンプは前述
の形式の制御電流源を使用し、その制御電流源では、パ
ワートランジスタはPNP型で、そのベース、エミッ
タ、コレクタは、バイアス端子、基準端子及び伝送端子
をそれぞれ構成する。パワートランジスタは正の電源端
子から常に供給されるエミッタ電流でバイアスされ、制
御モジュールに制御信号が与えられたとき、適切なベー
ス電圧によって制御モジュールによりオンされる。パワ
ートランジスタはバイアス電流をエミッタからコレクタ
に送り、制御電流源から出力する。
【0003】パワートランジスタは、発振器の出力信号
が例えばGHz等の非常に高周波のときには高速にオン
されなければならない。そのような場合には、遮断から
飽和に変わるスイッチング周波数は、MHzのオーダー
となる。導通しているときの制御電流源の出力電流公称
値は、しばしば重要である。これにより、各制御電流源
を構成するために、幾つかのトランジスタは、位相同期
ループで使用されているトランジスタよりも寸法の大き
なトランジスタを使用することとなる。このような構成
は、特にコレクタ−ベース間接合でかなりの寄生容量を
持ち、実効的なターンオンが遅れ、制御電流源の出力す
る電流パルスは、形が変化する。この変化は、本質的
に、パワートランジスタのスイッチング間の正及び負の
電流ピークからなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、上記問題点を解決した、パワートランジスタの寄生
容量の影響を最小化した制御電流源を供給することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、以下により達成される。前述の制御電流源におい
ては、パワートランジスタの基準端子は、制御モジュー
ルの出力に接続され、前記出力は制御信号値に依存した
電流を出力し、電流源の動作状態では、パワートランジ
スタのバイアス端子は、パワートランジスタを導通状態
とすることが可能な所定の電圧値が与えられる。
【0006】このような制御電流源では、バイアス端子
に印加されるバイアス電圧は、寄生容量をプリチャージ
し、これらのトランジスタを潜在的に導通状態とする。
パワートランジスタを導通状態にするには、基準端子に
電流を与えるだけで十分であり、これは擬似的に瞬時に
行われる。寄生容量はプリチャージされているので、知
られた制御電流源とは反対に、電圧の不連続の影響を受
けない。パワートランジスタのスイッチングによる制御
電流源の出力電流の形の変化は、本発明の制御電流源で
は、かなり低減される。
【0007】1つの実施例では、上述の制御電流源で
は、制御モジュールは、第1差動ペアを構成しそのバイ
アス端子に制御信号を受ける第1及び第2のトランジス
タと、主電流経路が正の電源端子と制御モジュールの出
力との間に且つ第1の抵抗と直列に配置された第3のト
ランジスタとを有し、第1のトランジスタの伝送端子は
正の電源端子に接続され、第2のトランジスタの伝送端
子は、一方では第2の抵抗を介して正の電源端子に接続
され、他方では、第3のトランジスタのバイアス端子に
接続されることを特徴とする。
【0008】本実施例は、制限された数の要素を使用す
るので単純で、有利である。加えて、制御電流源の出力
電流の公称値は第1の抵抗値に直接依存することが示さ
れる。それによって、電流源の出力電流の調整が簡単と
なる。他の実施例では、制御モジュールは、第2差動ペ
アを構成しそのバイアス端子に選択信号を受ける第4及
び第5のトランジスタを有し、第4のトランジスタの伝
送端子は正の電源端子に接続され、第5のトランジスタ
の伝送端子は、一方では電圧調整素子を介して正の電源
端子に接続され、他方では、第3の抵抗を介して第3の
トランジスタのバイアス端子に接続される。
【0009】このような変形例では、2つの所定値か
ら、出力電流の公称値を選択でき、容量要素の充放電を
大きくしたり小さくしたりすることを可能とする。本発
明の変形の特定の実施例では、電圧調整要素は、ダイオ
ードで構成される。上述のように、本発明の電流源は、
チャージポンプを構成するのに有利である。本発明は、
また、制御信号を受ける2つの制御入力と、方向と値が
制御信号に依存する出力電流を供給する出力とを有する
チャージポンプであって、請求項1記載の第1及び第2
の制御電流源を有し、前記制御電流源の制御入力はチャ
ージポンプの制御入力を構成し、第1及び第2の制御電
流源の出力はカレントミラーの第1及び第2の分岐に接
続され、制御電流源の一つの出力もチャージポンプの出
力に接続されることを特徴とする。
【0010】有利な実施例に従って、チャージポンプ
は、チャージポンプの動作状態において、チャージポン
プの出力電流の最大値と比べて無視できる公称値の電流
を常に供給するドレーン電流源であって、チャージポン
プの出力に接続されない第1及び第2の制御電流源の出
力と、負の電源端子との間に配置されたドレーン電流源
を有することを特徴とする請求項5記載のチャージポン
プ。
【0011】ドレーン電流源は、カレントミラーを構成
するトランジスタに蓄積された電荷の放電を行い、第1
の電流源の導通の中断の後に、これらの電荷を負の電源
端子に向かって放電する寄生漏洩電流が前記カレントミ
ラーの1つの分岐に現れるのを防ぐ。このような漏洩電
流は、チャージポンプの出力で、負電流の持続を起こ
し、チャージポンプのスイッチング周波数が高くなるの
禁止する現象となる。
【0012】このようなチャージポンプは、位相同期ル
ープで有利に使用し得る。このようなループは、現在、
例えばテレビジョンや、無線電話などの無線電気信号受
信機の周波数変換に適用される。本発明は、また、無線
電気信号を受信する装置に関し、周波数の所定範囲内で
選択された周波数の信号の受信と無線信号と称する電気
信号への変換をさせるアンテナ及びフィルタシステムを
有し、その装置では、選択された周波数から所定の中間
周波数への変換が、無線信号を受信するために、ミキサ
ーと同調電圧の値によって決まる周波数の局部発振器の
出力信号とによって行われ、前記装置はまた、発振器の
出力信号の周波数と基準信号の出力信号の周波数とを比
較し、前記比較の結果に依存する制御信号をチャージポ
ンプに供給する位相/周波数検出器を有し、チャージポ
ンプの出力は、その端子で同調電圧を発生するキャパシ
タに接続された無線電気信号を受信する装置であって、
該チャージポンプは上述のチャージポンプであることを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、制御信号Viを受ける入
力と、制御信号Viの値に依存した値の電流IOiを供
給する出力OUTiを有する制御電流源CSiの概略を
示す。この電流IOiの値は、例えば、制御信号Viが
負又はゼロのときはゼロ、制御信号が正のときは所定の
非零の公称値と等しい。例えば、制御信号Viは電圧で
構成される。制御電流源CSiは、・パワーモジュール
PAiは複数の平行に配置されたパワートランジスタを
有し、各トランジスタは基準端子、伝送端子およびバイ
アス端子を持ち、パワートランジスタの伝送端子は共に
電流源の出力に接続され、そして、・制御モジュールC
NTiは制御信号Viを受ける入力と、パワートランジ
スタをオンする信号を供給する出力を有する。
【0014】図1に示した例では、パワートランジスタ
はPNP型のバイポーラトランジスタである。基準端
子、伝送端子およびバイアス端子は、エッミッタ、コレ
クタ及びベースでそれぞれ構成される。パワートランジ
スタのエミッタは共に制御モジュールCNTiの出力に
接続され、一方、電流源CSiの動作中は、ベースに
は、所定の電圧VCC−3.Vdが常に与えられる。こ
の電圧は、正の電源端子VCCと回路のグランドの間に
接続された、ダイオードD1i、D2i及びD3iと、
直列に接続された抵抗Rdiの組立体により発生され
る。3つのダイオードで発生される電圧は、3.Vdに
等しい。Vdはダイオードのしきい値である。これによ
り、パワートランジスタのエミッタ−ベース電圧は3V
d−Vcntiに等しい。ここでVcntiは、制御モ
ジュールGNTiで発生する電圧降下を表す。以後説明
するが、制御電流源CSiを構成する要素は、3Vd−
Vcnti>Vebthとなるように必要な大きさにする
ことが簡単にできる。ここで、Vebthはパワートラン
ジスタが導通するのに必要なエミッタ−ベース電圧の最
小値を表す。パワートランジスタのベースに印加するバ
イアス電圧VCC−3.Vdは、前記トランジスタの寄
生容量をプリチャージし、これらのトランジスタは潜在
的に導通する。この配置では、パワートランジスタを導
通状態にするには、基準端子に電流Iiを与えるだけで
十分であり、これは擬似的に瞬時に行われる。
【0015】図2は、上述の型の2つのチャージポンプ
を有するCPの機能回路図である。このチャージポンプ
CPは、制御信号V1とV2を受ける2つの制御入力
と、方向と値が制御信号V1とV2の値に依存する出力
電流を供給する出力OUTを有する。チャージポンプC
Pは、上述の型の第1の制御電流源CS1と第2の制御
電流源CS2とを有し、その制御入力は、チャージポン
プCPの制御入力を構成し、第1及び第2の電流源の出
力OUT1とOUT2はカレントミラー(M1,M2)
の第1及び第2の分岐に接続され、第2電流源CS2の
出力もまたチャージポンプCPの出力OUTに接続され
る。カレントミラー(M1,M2)は、2つのトランジ
スタM1とM2により構成され、コレクタはそれぞカレ
ントミラーの第1及び第2分岐を形成し、ベースは共に
第1のトランジスタM1のコレクタに接続され、エミッ
タは負の電源端子GNDに接続される。第2制御電流源
CS2の制御電圧V2が指示する時には、前記電流源C
S2は電流IO2を出力する。第1電流源CS1は電流
を流さないので、第2電流源CS2の出力電流IO2は
チャージポンプCPの出力OUTに向かい、正の電流を
供給する。逆に、第1制御電流源CS1の制御電圧V1
が前記制御電流源CS1の導通を指示する時には、この
電流源はカレントミラー(M1,M2)の第1分岐に電
流IO1を供給し、カレントミラーは第2分岐に前記電
流IO1を生成する。第2電流源CS2は電流を流さな
いので、電流IO1の像であるカレントミラー(M1,
M2)の第2分岐を流れる電流はチャージポンプCPの
出力OUTから電流を引き、これにより負の電流を供給
する。チャージポンプCPは、第1電流源CS1の出力
と負の電源端子GNDの間に配置されたドレーン電流源
を有する。この電流源は、チャージポンプCPが動作中
は、チャージポンプCPの出力電流IO1またはIO2
の最大値と比較して無視できる公称値の電流Idを常に
供給する。ドレーン電流源は、カレントミラー(M1,
M2)を構成するトランジスタM1とM2の寄生容量に
蓄積された電荷を放電し、第1の電流源CS1の導通の
中断の後に、これらの電荷を負の電源端子GNDに向か
って放電する寄生漏洩電流が前記カレントミラーの1つ
の分岐に現れるのを防ぐ。このような漏洩電流は、チャ
ージポンプCPの出力OUTで、負電流の持続を起こ
し、チャージポンプCPのスイッチング周波数が高くな
るの禁止する現象となる。
【0016】図3は、本発明の好適な実施例の制御電流
源CS1の概略図である。同一の参照記号は前述の電流
源と同一の要素を示す。制御電流源CS1では、制御モ
ジュールCNT1は、第1の差動ペアを形成しベースで
制御電圧V1を受ける第1のトランジスタT1と第2の
トランジスタT2と、、主電流経路即ちコレクタ−エミ
ッタ経路が正の電源端子VCCと制御モジュールCNT
1の出力の間に配置され且つ第1の抵抗R11と直列に
接続された第3のトランジスタを有し、第1のトランジ
スタのコレクタは正の電源端子VCCに接続され、第2
のトランジスタのコレクタは、一方では第2の抵抗R2
1を介して正の電源端子に接続され、他方では、第3の
トランジスタのベースに接続される。制御モジュールC
NT1はまた、第2差動ペアを構成し、そのベースに選
択信号Vx1を受ける第4のトランジスタT4と第5の
トランジスタT5とを有し、第4のトランジスタT4の
コレクタは正の電源端子VCCに接続され、第5のトラ
ンジスタT5のコレクタは、一方ではダイオード型に配
置されたトランジスタQ5を介して正の電源端子VCC
に接続され、他方では、第3の抵抗R31を介して第3
のトランジスタのベースに接続される。ダイオードD1
i、D2i及びD3iは、ここではトランジスタQ1、
Q2とQ3により構成され、当業者には良く知られた技
術に従って、前述のトランジスタと直列に配置されたト
ランジスタQ4によりバイアスされる。
【0017】この実施例では、使用しているトランジス
タはバイポーラトランジスタであるが、ゲート、ドレイ
ン、ソースがそれぞれバイアス端子、伝送端子、基準端
子を構成するMOS型のトランジスタも代わりに使用で
きることは明らかである。電流源CS1は以下のように
動作する。制御電圧V1が負の場合、第2トランジスタ
T2はオンし、一方第1トランジスタT1はオフする。
第3トランジスタT3は電圧フォロワで、前記第3トラ
ンジスタT3のベース電圧を、ベース−エミッタ間電圧
だけシフトした電圧をエミッタより出力する。第2の抵
抗R21を大きな電流が流れ、その端子に電圧降下を発
生する。パワートランジスタをオフするトランジスタT
3のエミッタとパワートランジスタのベース間電圧差を
発生する電圧降下の最小値よりもこの電圧降下は十分に
大きい。第2の抵抗R21の端子の電圧降下は、このよ
うに、パワートランジスタをオフのままとすることを保
証する。制御モジュールCNT1より供給される電流I
1はこのようにゼロであるので、パワーモジュールPA
1は活性化されない。
【0018】制御電圧V1が正の場合、第2トランジス
タT2はオフし、一方第1トランジスタT1はオンす
る。第3トランジスタのベースは、正の電源端子VCC
の電圧とほぼ等しくなり、第3トランジスタのエミッタ
はトランジスタを潜在的に導通させるのに十分に高くな
る。次に、第3のトランジスタは非零の電流I1を第1
の抵抗R11を介して制御モジュールから出力する。こ
の電流I1は、パワートランジスタのエミッタに到達す
ると、パワートランジスタをすぐに導通させ、制御電流
源CS1は非零の出力電流IO1を供給する。この出力
電流の公称値は以下のように決定される。第1の回路方
程式は、Vbe(T3)+V11+Veb=Vbe(Q
1)+Vbe(Q2)+Vbe(Q3)となる。ここ
で、Vbe(Ti)とVbe(Qi)はNPNトランジ
スタTiとQiのベース−エミッタ電圧である。Veb
はPNPパワートランジスタのエミッタ−ベース電圧で
あり、V11は第1の抵抗R11の端子間の電圧であ
る。様々なトランジスタのベース−エミッタ電圧とエミ
ッタ−ベース電圧は、その構成により、実質的に0.6
Vオーダーの値Vbeに等しい。これは、V11=Vb
e又は、オームの法則を適用することにより、I1=V
be/R11と書ける。選択電圧Vx1が正の場合、制
御電流源CS1の出力電流IO1は、公称値としてVe
b/R11となる。第1の抵抗R11の選択によって、
出力電流IO1は簡単に調整できる。
【0019】選択電圧Vx1が負の場合、上記の考え方
は適用できるが、第1回路方程式はもはや有効ではな
い。負の選択電圧Vx1は、第5トランジスタT5をオ
ンし、第4トランジスタT4をオフする。ダイオード接
続されたトランジスタQ5は導通し、電圧分割ブリッジ
を構成する第2及び第3の抵抗R21とR31の直列接
続配置の端子間を電圧Vbeとする。電圧x.Vbeが
第2の抵抗R21の端子に現れる。ここで、x=R21
/(R21+R31)である。第2回路方程式は、x.
Vbe+Vbe(T3)+V11+Veb=Vbe(Q
1)+Vbe(Q2)+Vbe(Q3)又はV11=V
be(1−x)となる。これは、I1=(1−x).V
be/R11となる。選択電圧が負の場合、制御電圧源
CS1の出力電流IO1は、選択電圧Vx1が正の場合
の出力電流IO1の公称値の分数となる。このように、
選択電圧Vx1は、2つの所定値から、出力電流IO1
の公称値を選択できる。1つは他の(1−x)倍であ
る。次に、この応用例を、図を参照して説明する。
【0020】図4は、部分的な無線電気信号の受信装置
を示し、その装置は、上述の型の2つの制御電流源CS
1とCS2を基に構成されたチャージポンプCPを有す
る。この装置は、周波数の所定範囲内で選択された周波
数の信号の受信と、無線周波数と称する周波数FRを持
つ無線信号と称する電気信号Vfrへの変換を行えるア
ンテナとフィルタシステムAFを有する。
【0021】その装置では、無線信号Vfrを受信する
ために、ミキサーMXと同調電圧Vtunの値によって
決まる発振周波数FLOの局部発振器OSCの出力信号
Vcoによって、選択された無線周波数FRから所定の
中間周波数FIへの変換が行われる。この装置はまた、
発振器OSCの出力信号Vcoの周波数FLOと基準信
号Vrefの周波数FREFとを比較し、前記比較の値
に依存する制御信号V1,V2と選択信号Vx1,Vx
2をチャージポンプに供給する位相/周波数検出器PD
を有する。チャージポンプCPの出力は、端子で同調電
圧Vtunを発生するキャパシタCsに接続される。
【0022】ミキサMXは、FI=FR−FLOとなる
ように設計され、例えば、ミキサMXの出力に配置され
たフィルタ装置(図示していない)により中間周波数F
Iの値は固定される。FR=FLO+FIなので、発振
周波数FLOは、選択された無線の無線周波数FRを決
定する。受信機のユーザによって行われる基準周波数F
REFの値の選択で、選択される無線周波数を決定す
る。発振周波数FLOはチャージポンプCPを有する位
相同期ループにより制御される。このループは以下のよ
うに動作する。発振周波数FLOが基準周波数FREF
よりも低い場合には、位相/周波数検出器PDはチャー
ジポンプCPへ正の電圧V2を出力し、チャージポンプ
CPはキャパシタCsに正の出力電流Icsを供給す
る。キャパシタCsの端子に現れる同調電圧Vtunは
上昇し、発振周波数FREFを上昇させる。このサイク
ルは、発振周波数FLOが基準周波数FREFと等しく
なるループがロックオン状態となるまで繰り返される。
(この理論は、発振周波数FLOが基準周波数FREF
よりも高い場合にも適用され、位相/周波数検出器PD
はチャージポンプCPへ正の電圧V1を出力し、負の出
力電流Icsにより、同調電圧値Vtunを下げ、発振
周波数FLOを下げる。)ロックオン状態に達したと
き、即ち、位相/周波数検出器PDが周波数FREFと
FLOの差がゼロではないが所定のしきい値よりも小さ
いときに、前記位相/周波数検出器PDは負の制御電圧
Vx2を正の制御電圧V2と共にチャージポンプCPに
供給できる。これにより、チャージポンプCPの出力電
流Icsの公称値はかなり減少し、補正に際し大きなオ
ーバーシュートを防止できる。このようなオーバーシュ
ートは、出力電流Icsが高すぎると、同調電圧Vtu
nの上昇が強すぎ、これによって、発振周波数FLOの
値が上がり、これによって、基準周波数FREFよりも
高くなり、位相/周波数検出器PDがチャージポンプC
Pの出力電流Icsを反転するときに起こる。このよう
な現象は、ループの不安定性を導く。負の選択電圧Vx
2による補正範囲の減少で、ループはロックオン状態に
さらにすばやく達することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、パワートランジスタの
寄生容量の影響を最小化した制御電流源を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御電流源の電気回路図である。
【図2】本発明の制御電流源を有するチャージポンプの
機能回路図である。
【図3】本発明の好適な実施例の制御電流源の電気回路
図である。
【図4】本発明を使用した無線電気信号の受信装置の部
分的な機能回路図である。
【符号の説明】
CSi 制御電流源 CNTi 制御モジュール PAi パワーモジュール D1i ダイオード Rdi 抵抗 CP チャージポンプ R11,R21,R31 抵抗 V1 制御信号 Vx1 選択信号 AF アンテナとフィルタシステム MX ミキサ PD 位相/周波数検出器 OSC 発振器 Vtun 同調電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 ヴァンサン フィヤートル フランス国,14610 タオン,リュト・サ ン・オターラン 11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準端子と、電流源の出力に共に接続さ
    れた伝送端子及びバイアス端子とを有する平行に配置さ
    れた複数のパワートランジスタと、 制御信号を受ける入力と、パワートランジスタをオンす
    る信号を供給する出力とを有する制御モジュールとを有
    し、 制御信号を受ける制御入力と制御信号値に依存する出力
    電流を供給する出力とを有する制御電流源において、 パワートランジスタの基準端子は、制御モジュールの出
    力に共に接続され、前記出力は制御信号値に依存した電
    流を供給し、電流源の動作状態では、パワートランジス
    タのバイアス端子は、パワートランジスタを潜在的に導
    通状態とすることが可能な所定の電圧値が常に与えられ
    ることを特徴とする制御電流源。
  2. 【請求項2】 制御モジュールは、第1差動ペアを構成
    しそのバイアス端子に制御信号を受ける第1及び第2の
    トランジスタと、主電流経路が正の電源端子と制御モジ
    ュールの出力との間に且つ第1の抵抗と直列に配置され
    た第3のトランジスタとを有し、第1のトランジスタの
    伝送端子は正の電源端子に接続され、第2のトランジス
    タの伝送端子は、一方では第2の抵抗を介して正の電源
    端子に接続され、他方では、第3のトランジスタのバイ
    アス端子に接続されることを特徴とする請求項1記載の
    制御電流源。
  3. 【請求項3】 制御モジュールは、第2差動ペアを構成
    しそのバイアス端子に選択信号を受ける第4及び第5の
    トランジスタを有し、第4のトランジスタの伝送端子は
    正の電源端子に接続され、第5のトランジスタの伝送端
    子は、一方では電圧調整素子を介して正の電源端子に接
    続され、他方では、第3の抵抗を介して第3のトランジ
    スタのバイアス端子に接続されることを特徴とする請求
    項2記載の制御電流源。
  4. 【請求項4】 電圧調整素子は、ダイオードで構成され
    ることを特徴とする請求項3記載の制御電流源。
  5. 【請求項5】 制御信号を受ける2つの制御入力と、方
    向と値が制御信号に依存する出力電流を供給する出力と
    を有するチャージポンプであって、 請求項1記載の第1及び第2の制御電流源を有し、前記
    制御電流源の制御入力はチャージポンプの制御入力を構
    成し、第1及び第2の制御電流源の出力はカレントミラ
    ーの第1及び第2の分岐に接続され、制御電流源の一つ
    の出力もチャージポンプの出力に接続されることを特徴
    とするチャージポンプ。
  6. 【請求項6】 チャージポンプの動作状態において、チ
    ャージポンプの出力電流の最大値と比べて無視できる公
    称値の電流を常に供給するドレーン電流源であって、チ
    ャージポンプの出力に接続されない第1及び第2の制御
    電流源の出力と、負の電源端子との間に配置されたドレ
    ーン電流源を有することを特徴とする請求項5記載のチ
    ャージポンプ。
  7. 【請求項7】周波数の所定範囲内で選択された周波数の
    信号の受信と無線信号と称する電気信号への変換をさせ
    るアンテナ及びフィルタシステムを有し、 その装置では、選択された周波数から所定の中間周波数
    への変換が、無線信号を受信するために、ミキサーと同
    調電圧の値によって決まる周波数の局部発振器の出力信
    号とによって行われ、 前記装置はまた、発振器の出力信号の周波数と基準信号
    の出力信号の周波数とを比較し、前記比較の結果に依存
    する制御信号をチャージポンプに供給する位相/周波数
    検出器を有し、 チャージポンプの出力は、その端子で同調電圧を発生す
    るキャパシタに接続された無線電気信号を受信する装置
    であって、該チャージポンプは請求項5記載のチャージ
    ポンプであることを特徴とする受信装置。
JP11230943A 1998-08-18 1999-08-17 加速されたスイッチングのための制御電流源 Pending JP2000200111A (ja)

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