JP2000199913A - 電気光学装置 - Google Patents

電気光学装置

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JP2000199913A
JP2000199913A JP2000034520A JP2000034520A JP2000199913A JP 2000199913 A JP2000199913 A JP 2000199913A JP 2000034520 A JP2000034520 A JP 2000034520A JP 2000034520 A JP2000034520 A JP 2000034520A JP 2000199913 A JP2000199913 A JP 2000199913A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規な電気光学装置を提供する。 【解決手段】本発明による電気光学装置は、第1の基板
と、第1の基板に向かい合った第2の基板と、前記第1
の基板と前記第2の基板との間に狭持された調光層と、
前記第1の基板上に形成された少なくとも一つの画素と
を有する電気光学装置であって、前記画素は薄膜トラン
ジスタと、ドレイン電極と、ゲイト電極と、前記ドレイ
ン電極に平行に形成されたコモン電極と、前記コモン電
極と接続されたコモン線とを有し、前記ドレイン電極と
前記コモン電極との間に第1の基板と平行な電場を形成
され、前記調光層はゲスト−ホストモードで動作し、偏
光板を持たないことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本明細書で開示する発明は、
良好な電気特性と良好なコントラストを持ち、画面全体
に明るく均一な表示が得られる液晶電気光学装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶電気光学装置は、一般的に有機物材
料である液晶材料を、一対の基板間に挟持した構造を有
している。そして、前記一対の基板に形成された電極よ
り発せられる電界の強度を変化させることで、液晶材料
を進行する光を変調する。この光学変調の結果が表示と
なる。
【0003】従って、前記電極に特定の電気信号を印加
すれば、電気信号を視覚的に認識可能な状態として表示
させることが可能である。さらに前記電極を複数組み合
わせ、画像データを印加すれば所望の画像を形成するこ
とができる。
【0004】この従来の液晶電気光学装置においては、
光の変調は前記電界を基板に対して垂直に印加し、さら
にその電界強度を変化させることで、一般的に棒状の形
状を有する前記液晶分子の配向方向を、基板と平行、あ
るいは基板に垂直と変化させることで実現していた。
【0005】一般的にこの場合、液晶材料の示す特徴の
一つである、光学的異方性を利用して光を変調させる。
このため、前記装置には偏光板を配置し、入射光を直線
偏光となるようにしていた。
【0006】しかし、このような動作方法をとる液晶電
気光学装置は、表示面に対して垂直な方向から見たとき
は正常な表示状態でも、斜めから見ると表示が暗く、不
鮮明になり、さらにカラー表示であれば変色してしまう
現象が見られた。
【0007】この現象は、液晶電気光学装置からの出力
光と液晶分子の配向方向の関係から、次のように説明さ
れる。
【0008】液晶分子を基板に垂直な方向に配する構成
を採用した場合、所定の表示に際して、液晶分子の長軸
方向が揃った配向状態が実現される。この状態では、液
晶分子の垂直方向面より出力光を観測することになる。
【0009】この状態において、基板に垂直方向から少
しずれた方向から見た場合は、液晶分子の長軸に対して
少し傾いた視線からのものとなる。これは、出力光の観
測面積が表示を見る方向により大きく異なることを意味
している。
【0010】このため、観察者に対する視野角特性は、
前記垂直方向からずれるほど大きく劣化する。
【0011】上記問題を解決する方法として、従来の液
晶電気光学装置の動作モードと異なる方法が提案されて
いる。これは、液晶分子が基板に平行な方向にのみ回転
することにより、光学特性を変化させる動作モードであ
る。その詳細は、特公昭63−21907号公報等に示
されている。以下、この動作モードをIPSモードと称
する。
【0012】前記IPSモードでは、一枚の基板上に形
成された一対の電極間において電界を形成する。この電
界は、基板および液晶層に平行な方向にその主な成分を
有している。この電界でもって、液晶分子を基板に平行
な面内において回転させる。
【0013】このため、動作の過程で液晶分子が垂直に
配向することに起因していた前述の視野角の問題を解決
することができる。
【0014】しかし、IPSモードは液晶材料の光学異
方性による複屈折性を利用して明暗を表示するため、偏
光板は必要不可欠である。しかしながら、偏光板による
光の吸収は大きく、光透過率を下げる原因となってい
た。
【0015】上述したような偏光板による光透過率の低
下を改善した液晶電気光学装置は、各種提案されてい
る。
【0016】その中で、偏光板不要型ゲスト−ホストモ
ードは、従来の液晶電気光学装置の作製技術をそのまま
利用できる方法として知られている。特にWhite とTayl
orにより考案されたものは、その代表的なものとして知
られている。以下この動作モードをWT型と言う。
【0017】一般に、ゲストーホストモードとは、液晶
材料中に二色性色素を添加したものを利用する動作モー
ドである。ゲスト−ホストモードと言われる所以は、液
晶分子をホスト、また二色性色素をゲストと見立てた所
による。
【0018】その中でWT型は電圧無印加−電圧印加の
スイッチングでコレステリック液晶がネマチック相に相
転移する。これにより、光の吸収、透過が選択される。
【0019】上記偏光板不要のゲストホストモードにつ
いては、「『液晶ディスプレイ』、テレビジョン学会
編、大越孝敬監修、84〜94頁」に記載されている。
また、「『液晶とディスプレイ応用の基礎』、コロナ
社、吉野雅美、尾崎雅則共著、143〜147頁」に記
載されている。
【0020】しかし、従来のゲスト−ホスト型の液晶電
気光学装置においては、光透過時に、液晶分子光軸が基
板面に対して垂直な方向にそろう状態となる。この結
果、ゲスト−ホスト型液晶電気光学装置においても前述
した視野角の問題が生じてしまう。
【0021】例えば、電界を印加し、無着色状態とした
ときも、視野角によっては、色が付いて見える状態とな
ってしまう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、I
PSモードで動作する液晶電気光学装置は、視野角が広
いという特徴を有している。しかし、偏光板の使用によ
り、画面が暗くなるという欠点を有する。
【0023】これに対して偏光板不要型ゲスト−ホスト
モードは、偏光板を必要とせず入射光をそのまま出力で
き、光の有効利用が可能であるという特徴がある。しか
し、従来の液晶電気光学装置に見られるように視野角依
存性が大きいという欠点を有している。
【0024】本明細書で開示する発明は、上記の欠点が
無くし、かつ上記の有意性、即ちIPSモードの高視野
角特性、及び上記ゲスト−ホストモードの光の有効利用
という、2つの特徴を兼ね備えた液晶電気光学装置を提
供するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本明細書で開示する発明
は、横方向電界駆動の液晶電気光学装置において、液晶
が形成する調光層により光の透過と吸収を行うことを特
徴とする。特に偏光板を用いることなく表示が可能であ
ることを特徴とする。
【0026】即ち本明細書で開示する発明の一つは、少
なくとも一枚が透光性を有する一対の基板と、前記基板
間に狭持された調光層と、前記基板に平行な方向に電界
を印加する手段とを有し、前記調光層は少なくとも液
晶、光学活性物質、及び二色性色素より構成されること
を特徴とする。
【0027】また、別の発明は、少なくとも一枚が透光
性を有する一対の基板と、前記基板間に狭持された二色
性色素を含有する液晶材料からなる調光層と、前記調光
層を配向させる手段と、前記基板に平行な方向に電界を
印加する手段とを有し、前記調光層は少なくとも液晶、
光学活性物質、及び二色性色素より構成されることを特
徴とする。
【0028】本明細書で開示する発明を利用した液晶電
気光学装置の具体的な例として、図2に示す構成を挙げ
ることができる。
【0029】図2において、第一および第二の基板(1
01)および(201)は、透光性を有し、かつ外力に
対しある程度の強度を有する材料で構成されている。こ
れら第1および第2の基板(101、201)を構成す
る材料としては、例えばガラス、石英などの無機材料を
利用することができる。
【0030】前記基板間には、液晶材料が調光層(20
4)として挟持される。液晶材料とは、液晶中に二色性
色素及び光学活性物質を添加した。
【0031】電界を印加する手段としては、銅、アルミ
ニウム、タンタル、チタンまたはクロムなどの金属材料
やシリサイド材料が用いられる。また、ITO(酸化イ
ンジウム・スズ)、酸化スズまたは酸化インジウム等の
透光性導電材料を用いることができる。
【0032】また、前記一対の基板(101、201)
を固定するために、接着剤としてシール剤(202)を
所望のパターンに形成する。
【0033】さらに、前記一対の基板(101、20
1)の間隔をセル全体に一定に保持するためスペーサー
(203)を配置する。
【0034】本明細書に開示する液晶電気光学装置で
は、良好な表示を得るために、セルパラメータを以下の
ようにする。
【0035】(1)入射光の波長λ(一般に380nm
〜780nm)、屈折率異方性Δn、及び螺旋ピッチp
の関係が、λ≧Δn・pである。 (2)螺旋ピッチpを、1≦p≦15(単位:μm)の
範囲とする。 (3)セル厚dを、1≦d≦10(単位:μm)の範囲
とする。 (4)液晶分子の上下基板での配向ねじれ角θを、θ≦
300゜の範囲とする。 (5)電極間距離Lを、L<25μmの範囲とする。
(下限は1μm程度)
【0036】駆動方法としては、アクティブマトリクス
方式、マルチプレックス方式等を利用することができ
る。
【0037】マルチプレックス方式では第一の基板(1
01)上に形成するのは表示用電極、基準電極の2種だ
けでよいが、アクティブマトリクス方式の場合、このほ
かにスイッチング素子として非線形素子、例えば薄膜ト
ランジスタ(TFT)やダイオードを各画素毎に形成す
る。
【0038】TFTとしては活性層にa−Si(アモル
ファスシリコン)又はP−Si(多結晶)シリコンを用
いたものを用いることが出来る。アクティブマトリクス
方式の場合、上記駆動素子の構成は、スタガー型、逆ス
タガー型といった公知の構成を利用することが出来る。
【0039】また、電極断面は矩形、台形だけでなく、
なだらかな曲面状になるようにしても良い。電極断面が
なだらかであれば、強度変化がなだらかに連続的な横電
界を形成することができる。
【0040】一方、対向基板(201)についてはTF
Tを形成した基板と同種の材料を用いることが可能であ
る。また、対向基板には特に電極を形成する必要はない
が、場合によっては基板の一部もしくは全面に電極を形
成しても構わない。この時の電極材料としては上記の金
属の他、透光性を有する材料、例えばITO等を使用す
ることが出来る。
【0041】また、対向基板(201)上もしくはTF
T基板(101)、あるいは両方の基板上にコントラス
ト向上のため表示に関係しない部分を遮光する手段(ブ
ラックマトリクス)を配置することは有効である。この
遮光手段は、Cr等の金属もしくは黒色の顔料が分散さ
れた高分子材料などにより構成することができる。
【0042】液晶としては、ネマチック液晶等を用いる
ことができる。また、前記液晶材料には光学活性物質を
加え、コレステリック相を示すようにする。さらに、二
色性色素の液晶に対する濃度は、1重量パーセント前後
が望ましい。なお、液晶はネマチック型に限定されるも
のではなく、使用状態において、コレステリック相を示
すものであればよい。
【0043】ここでは、光学活性物質を加えたネマチッ
ク液晶と、二色性色素(ポジ型)との組み合わせにおい
て使用する。
【0044】また、表示の形態として、反射型と透過型
が挙げられる。反射型では、前記一対の基板のうちいず
れか一方に金属等からなる反射板を形成する。また上記
金属性の反射板は画素電極を兼ねることも可能である。
【0045】本明細書で開示する発明の液晶電気光学装
置のスイッチング原理について説明する。
【0046】電界無印加時の調光層において、液晶/二
色性色素分子の配向状態は、図3に示すように螺旋を描
いた状態となっている。
【0047】この状態においては、液晶中に含有された
二色性色素の分子長軸は、基板に平行であり、かつ基板
に垂直な方向を軸にして、いずれの方向にも配向してい
る。従って、入射する自然光はいずれの偏光成分も吸収
される。この結果、暗状態が実現される。
【0048】一方、電界印加時には、液晶/二色性色素
の分子長軸は電界の方向の配向する。ここで、電界は基
板に平行な方向に印加されるから、液晶分子及び液晶材
料中に含有された二色性色素の分子長軸は、基板に平行
であり、かつ所定の方向にそろって配向する。
【0049】この時、ポジ型色素を使用していれば、二
色性色素の長軸方向の光は吸収される。しかし、長軸方
向より、ずれた方向の光の吸収はそれ程大きくはない。
このため、入射光は調光層を透過する。
【0050】前記光の透過量は、多少二色性色素に吸収
されるとはいえ、従来の偏光板を用いるIPSモード駆
動による液晶電気光学装置よりはるかに大きい。これに
より、明るいディスプレイが実現される。
【0051】また、液晶の駆動について、基板に平行な
電界により液晶分子のスイッチングを行うことにより、
従来の液晶ディスプレイにみられる、視野角依存性を低
減できる。
【0052】また、偏光板形成工程がなくなるため、従
来のIPSモードに比べ、少ない工程で液晶電気光学装
置を作製することができる。
【0053】次に各種パラメータの限定理由について説
明する。本明細書に開示する液晶電気光学装置の特性
は、 (1)セル厚d (2)電極間距離L (3)液晶の屈折率異方性Δn (4)螺旋ピッチp 等のセルパラメータに依存する。
【0054】調光層に自然光が吸収されるようにするた
めには、屈折率異方性Δn、螺旋ピッチpの関係をλ≧
Δn・pを満たすように設定する。
【0055】なおピッチpは、液晶分子の螺旋構造が3
60°旋回する距離として定義される。
【0056】上記の関係式を満たすようにすることによ
って、入射光の各偏光成分を効果的に調光層において吸
収させることができる。
【0057】各パラメータが上記の関係式を満たさない
場合は、調光層への入射光の偏光成分の中で調光層に吸
収されない成分が残ることになる。この場合、暗状態で
も光が透過してしまう。このことは、表示コントラスト
を低下させる原因となる。
【0058】本明細書に開示する発明においては、螺旋
ピッチpを小さくすることによって、調光層による光の
吸収をより効果的に行わすことができる。従って、表示
コントラストをより高めることができる。
【0059】しかし、螺旋ピッチpを小さくしすぎると
閾値が高くなり、駆動電圧が大きくなってしまう。この
ため、消費電力が大きくなり、液晶ディスプレイの低消
費電力特性を活かしきれない。これは、マルチプレクス
方式、あるいはアクティブマトリクス方式液晶ディスプ
レイの両方に共通する問題である。
【0060】また駆動電圧が大きいと薄膜トランジスタ
への負担が大きくなり、ディスプレイの耐久性が低くな
る。
【0061】また別の問題として、螺旋ピッチpが小さ
くなるにつれ、液晶材料の閾値の急峻性が低くなるとい
う現象が生じる。従って、螺旋ピッチpが小さくなる
と、スイッチングが高速に行われなくなる。
【0062】こうなると、電圧無印加状態から電圧印加
状態へとスイッチングする場合に、光吸収状態がしばら
く続くことになり、光透過状態が速やかに実現されな
い。
【0063】また、逆に電圧印加状態から電圧無印加状
態へとスイッチングすると、速やかに光吸収状態が実現
されず、しばらくの間、光は調光層を透過する状態とな
ってしまう。このため、高速表示のディスプレイを実現
するのが困難となる。
【0064】上記のようにコントラストと閾値特性の関
係はトレードオフの関係にある。そしてその関係は、螺
旋ピッチに左右される。
【0065】本明細書に開示する発明においては、螺旋
ピッチpが、1≦p≦15(μm)の範囲に収めるよう
にする。このようにすれば、上記コントラストと閾値特
性の両方の特性を満たすることができる。そして、ディ
スプレイとしての表示状態を損なわないものとすること
ができる。
【0066】また、表示特性はセル厚dにも依存する。
また、セル厚だけではなく、添加する光学活性物質の粘
性、液晶の螺旋ピッチpによっても、表示状態が左右さ
れる。
【0067】このため、それらの影響を小さくするた
め、添加による液晶層に対する増粘効果の比較的少ない
といわれる二色性色素を用いる。
【0068】以下に上記二色性色素として、アゾ染料を
用いた場合におけるセル厚dの影響を調べた結果を示
す。
【0069】ここでは、光学活性物質の添加量を調節
し、液晶の螺旋ピッチpを一定なものとする。
【0070】閾値特性、コントラスト、立ち上がり時
間、セル厚方向の表示の均一性は、ある特定の螺旋ピッ
チpを持つ調光層全体のセル厚に依存する。
【0071】セル厚dが低下すると、閾値が高くなり、
駆動電圧が大きくなってしまう。このため、低消費電力
の実現が難しくなる。また、従来の駆動回路の電圧設定
範囲を超える電圧が必要となる。このため、新規な回路
設計が必要となってしまう。
【0072】しかし、セル厚dが増加すると、電界の強
度が一様でなくなりなる。この結果、電界印加時の液晶
材料の立ち上がり時間(基板平行方向であり、かつ所定
の向きに、液晶材料の配向が変化する時間)において、
ばらつきが生じる。このため、二色性色素による色相変
化時に、色表示のふらつきが生じる。
【0073】また、セル厚dの増加に伴い、コントラス
トの低下が生じる。このため、コントラストの向上のた
めには、セル厚を薄くすることが望ましい。
【0074】特に本明細書に開示する発明においては、
セル厚dを、1≦d≦10(μm)の範囲とする。この
ことにより、閾値、コントラスト、立ち上がり時間、セ
ル厚方向の表示の均一性において、比較的良好な表示を
得ることができる。
【0075】また液晶分子の配向ねじれ角θを大きくす
ると、コントラストが上昇することが確かめられてい
る。
【0076】一方、前記ねじれ角θが大きすぎると、電
界ON時の立ち上がり特性と、電界OFF時の立ち下が
り特性が一致しなくなり、表示装置として好ましくな
い。
【0077】上記コントラスト、閾値特性の二つの特性
が良好である範囲は、θ≦300゜とすることが好まし
い。
【0078】以下に電極間距離Lを25μm以下とする
点について説明する。
【0079】まず、二色性色素分子の電界による配向状
態を説明する。二色性色素は液晶分子の配向と同じ向き
に配向する。つまり、横方向電界印加時には、液晶分子
は長軸方向が基板に平行であり、かつ所定の向きに配向
される。二色性色素分子も、これにならい、長軸方向が
基板に平行であり、かつ所定の向きに並ぶ。
【0080】本明細書に開示する発明においては、ポジ
型の二色性色素を横方向電界によりスイッチングしてい
る。このため電界印加時でも、二色性色素の長軸方向に
光の吸収があるため、ある程度の光の吸収は起こってし
まう。
【0081】従来の縦方向電界駆動時には、二色性色素
は垂直に配向する。従って、ポジ型の二色性色素による
光吸収は起こらない。つまり横方向電界駆動による方法
は、縦方向電界駆動方法に比べて、理論的にコントラス
トの低下は避けられない。
【0082】従って、形成される横電界が調光層の光透
過状態を左右する。二色性色素は上述の通り、長軸方向
が基板面に平行である。しかし、電極近傍の電界は基板
に対し垂直な方向である。即ち、電極近傍の二色性色素
分子の長軸は、基板に対し垂直に配向する。
【0083】ポジ型二色性色素は、長軸方向に大きな吸
収係数を持つ。また、該色素の分子短軸方向は、光吸収
はほとんどない。つまり、電極近傍の垂直に配向した二
色性色素は光をほとんど吸収しない。
【0084】従って、電極間距離Lが比較的短い方が二
色性色素による全体の光吸収は小さくなる。これは電極
間距離が短い方が、電極近傍の形成電界の立ち上がりが
急峻であるためである。
【0085】本明細書で開示する発明においては、横方
向電界印加時に光透過状態を実現している。従って、電
界印加時に光透過量を多くした方が全体のコントラスト
を高めることができる。つまり、電極間距離Lが小さい
方が、コントラストの点で望ましい。
【0086】また、閾値特性においても、電極間距離L
が影響する。電極間距離Lを大きくすると閾値が高くな
り、駆動電圧が大きくなってしまう。このため、低電圧
駆動が実現されにくい。
【0087】本発明人の実験によると、電極間距離Lを
変化させてコントラストの変化を測定したところ、L<
25μm(加減は1μm程度)にすると、比較的良好な
コントラストが得られることが判明した。
【0088】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図3を用い
て説明する。図3に示すのは、調光層を入射光が透過し
ない状態とした場合、即ち暗状態となっている場合の模
式図である。
【0089】この場合、調光層の配向状態は図3に示す
ように、液晶分子(301)の短軸方向を軸に、前記液
晶分子(301)の配向ベクトルが、液晶分子(30
1)の形成する層が変わる毎に徐々に角度を変えた螺旋
状態となっている。
【0090】図3に示す状態は、液晶分子(301)及
び二色性色素(302)の分子長軸が、基板(101)
から基板(201)へと、基板に垂直な方向を軸として
180゜回転した配向状態を有している場合の例であ
る。
【0091】基板に平行な方向の電界を印加しない状態
においては、図3に示すように液晶に添加された二色性
色素は、基板に垂直な方向を軸として全方向に配向して
いる。
【0092】従って、自然光のどの成分の光が入射して
も前記二色性色素分子の長軸方向成分を有することにな
る。この場合、入射した光のほとんどは二色性色素分子
に吸収されるため、調光層を入射光が透過しない状態が
実現される。即ち、暗状態が得られる。
【0093】他方、電界印加時は図4に示すように、調
光層(204)を構成する分子が基板に平行な電界方向
にその長軸を配向した状態となる。
【0094】従って、入射する自然光のうち、分子長軸
方向に平行な偏光成分は吸収を受けるものの、他の成分
は吸収を受けず調光層を透過する。従って、見た目には
透過状態が得られる。即ち明状態が得られる。
【0095】そして、上記の電界無印加状態、及び電界
印加状態をスイッチングさせることで黒、及び透明状態
を表示できる。
【0096】
【実施例】本実施例では、図2に示される液晶電気光学
装置の作製工程を示す。図2は本実施例の液晶電気光学
装置の断面概略図である。図2における液晶電気光学装
置は、図1に示すようなTFT及び配線等が形成された
基板を一方の基板として用いる。
【0097】図1において、図1(A)は画素部の概略
の上面図である。図1(B)は図1(A)における線A
−A’における断面の概略図である。
【0098】まず、ガラス基板(101)上に、下地膜
(102)として酸化珪素膜をプラズマCVD法または
熱CVD法により2000Åの厚さに成膜する。
【0099】この時基板(以下TFT基板とする)10
1には、コーニング#1737等の無アルカリガラスや
石英ガラスを用いることが望ましい。
【0100】また、液晶電気光学装置の軽量化を目的と
する場合、複屈折性の少ないフィルム、例えばPES
(ポリエチレンサルフェート)などを用いることもでき
る。
【0101】次に、プラズマCVD法によりアモルファ
スシリコン膜を300〜2000Å、例えば500Å形
成する。
【0102】次に、600℃以下、好ましくは550℃
以下の温度で熱アニールを行い、結晶化を行なった。熱
アニール後、レーザー光またはそれと同等な強光により
アニールを行ない、結晶性を高めてもよい。
【0103】特に熱結晶化の際に、アモルファスシリコ
ン膜にニッケル等の結晶化を助長する触媒元素を微量に
添加することで、結晶化が助長され、安価なガラス基板
上に高い結晶性を有するポリシリコン膜を形成すること
ができる。詳細は、特開平6−244103号公報等に
示されている。
【0104】こうして得られたシリコン膜をエッチング
して島状のシリコン膜(103)を得る。次に、ゲート
絶縁膜(104)としての酸化珪素膜を、TEOSを用
いたプラズマCVD法にて500〜1200Åの厚さ、
例えば1000Åの厚さに成膜する。
【0105】その後、スパッタ法によりアルミニウムを
2000〜6000Åの厚さに形成し、これをパターニ
ングしてゲート線(105)を得る。ゲート線(10
5)の幅は8μmとする。
【0106】ゲート線(105)は、その表面に弱酸溶
液を化成液として陽極酸化を施し、陽極酸化膜(10
6)を形成する。この陽極酸化膜(106)は緻密な膜
質を有している。この陽極酸化膜(106)の膜厚の厚
さは700Åとする。
【0107】この陽極酸化膜(106)は、ゲイト電極
を機械的に及び電気的に保護する機能を有している。
【0108】次に、イオンドーピング法により、島状シ
リコン領域(103)に対して、ゲート線(105)を
マスクとして自己整合的に不純物イオンを打ち込み、n
型またはp型の導電型を付与し、導電域(107)を形
成する。この導電層(107)の一方がソース領域とな
り、他方がドレイン領域となる。
【0109】なお、アクティブマトリクス領域の外側周
辺に、ポリシリコンよりなる薄膜トランジスタで図示し
ない周辺駆動回路を構成して設ける、いわゆるモノリシ
ック型とすることは有効である。その際には、pチャネ
ル型とnチャネル型の薄膜トランジスタ相補型に作製す
る。
【0110】その上に窒化珪素膜をプラズマCVD法に
よって厚さ3000〜6000Å例えば4000Å形成
し、第1の層間絶縁膜(108)とする。これは、酸化
珪素膜または酸化珪素膜と窒化珪素膜の多層膜としても
よい。
【0111】次に薄膜トランジスタのソース領域及びド
レイン領域(107)上の第1の層間絶縁膜(108)
に、エッチングによりコンタクトホールを形成する。そ
の上にスパッタ法等により厚さ2000〜6000Å、
例えば3000Åのアルミニウム、またはチタンとアル
ミニウムの多層膜を成膜、パターニングして、ソース線
(109)及びドレイン電極(110)を形成する。ソ
ース線(109)の幅は6μm、またドレイン電極(1
10)の幅は8μmとする。
【0112】この上に、ポリイミドやアクリル系の透光
性有機樹脂膜を4000〜10000Å例えば5000
Å形成し、第2の層間絶縁膜(111)を形成する。な
お、この層間絶縁膜には酸化珪素、窒化珪素、あるいは
酸化窒化珪素等の無機材料を利用できるのは言うまでも
ないが、前記ポリイミドもしくはアクリル系の有機材料
を用いると、電極、素子等による凹凸を平坦化すること
ができる。
【0113】そして、アルミニウム、銅、クロム、チタ
ン、ITO等の導電性被膜をスパッタ法等の公知の方法
で形成、パターンニングし、コモン線(112)を形成
する。コモン線(112)の幅は8μmとする。また、
図1に示すように、コモン線(112)はドレイン電極
(110)と平行な部分を有し、この部分のコモン線
(112)とドレイン電極(110)との間隔は12μ
mとする。
【0114】ここで、図1(B)においては前記電極の
断面形状を矩形状に示したが、斜面を有する台形状、あ
るいは曲面としてもよい。この場合、フォトレジストを
形成したのち、等方性プラズマエッチングあるいはウェ
ットエッチングを施す。
【0115】さらにこの上に、図示しない保護膜として
酸化硅素を5000〜10000Å、例えば5000Å
形成した。
【0116】次に、図2に示すように、一方の基板(2
01)の周辺にエポキシ樹脂によりシール材(202)
を形成して基板(101)、(201)を貼り合わせ、
セルを形成する。
【0117】本実施例では、前記一対の基板は、基板間
に直径4μmの球状スペーサー(203)を挟み、パネ
ル面内全体で均一な基板間隔となるようにした。なお、
図2には図1に示すTFT素子、配線等は図示していな
い。
【0118】また、前記シール材(202)はエポキシ
樹脂に限定されるものではなく、他の樹脂、例えばウレ
タンアクリレート系の樹脂を用いても問題はない。さら
に前記球状スペーサーの材料は無機材料、有機材料等の
性質を問わない。
【0119】本実施例においては、セル厚を4μmとす
る。
【0120】その後真空注入法等により、前記一対の基
板(101)、(201)間に、液晶等を注入し、調光
層(204)を形成する。
【0121】調光層(204)を構成する材料として
は、液晶材料に二色性色素及び光学活性物質を混合した
材料を使用する。
【0122】本実施例では液晶材料は、ネマチック液晶
にアゾ系染料が添加された、ZLI−3200(メルク
製)を用いる。その誘電率異方性は−4.8、屈折率異
方性は+0.0437である。前記染料は3.46%添
加されている。
【0123】なお、ネマチック液晶材料は前記材料に限
定するものではなく、室温でネマチック性を示す材料は
いずれも使用することができる。
【0124】また、二色性色素としては、液晶に対する
溶解度が高く、光化学的にも安定なものが望ましい。具
体的には、アゾ系染料、アントラキノン系染料、ナフト
キノン系染料、ペリレン系染料、キノフタロン系染料、
テトラジン系染料、クマリン系染料等を用いることが可
能である。
【0125】また、二色性色素の添加により液晶(調光
層204)の粘性は変化する。粘性の変化は添加する二
色性色素により異なり、アゾ染料はアントラキノン系及
びその他の色素より増粘効果が小さい。
【0126】さらに、前記液晶材料に光学活性物質とし
てS−811(メルク製)を添加した。前記液晶材料に
前記光学活性物質を混合すると、室温でコレステリック
相を示すようになる。
【0127】図3に示すのは、調光層を入射光が透過し
ない状態とした場合、即ち暗状態となっている場合の模
式図である。
【0128】この場合には、調光層(204)の配向状
態は図3に示すように、液晶分子(301)の短軸方向
を軸に、前記液晶分子(301)の配向ベクトルが、液
晶分子(301)の形成する層が変わる毎に徐々に角度
を変えた螺旋状態となっている。
【0129】なお、図3は液晶分子(301)、及び二
色性色素分子(302)を模式的に示したもので、基板
(101、102)と縮尺は一致してない。また、図1
に示すようなTFT素子、配線等、及び図2にあるよう
なスペーサー、シール材は図3には図示していない。ま
た実際には、基板(101)、(201)間で前記分子
は無数に存在する。さらに、光学活性物質(図示せず)
は前記材料に限定されるものではなく、前記液晶材料に
溶解するものであれば、いずれの材料を用いても良い。
【0130】本実施例では、前記光学活性物質につい
て、螺旋ピッチpがp=8μmとなるように添加量を調
整する。このような構成とすることで、液晶分子(30
1)及び二色性色素(302)の分子長軸は、基板(1
01)から基板(201)へと、基板に垂直な方向を軸
として180゜回転した配向状態となる。
【0131】本実施例に示す液晶電気光学装置は、その
間隔がLで示されるドレイン電極(110)−コモン電
極(112)間に電界が印加されない状態では、液晶材
料に添加された二色性色素(302)は、基板に垂直な
方向を軸として全方向に配向している。
【0132】ここで自然光のどの成分の光が入射しても
前記二色性色素分子(302)の長軸方向成分を有する
ことになる。従って、入射した光は前記色素分子に吸収
され、黒表示を行う。即ち、調光層(204)を入射光
が透過しない状態が実現される。
【0133】一方、電界印加時は図4に示すように、調
光層(204)を構成する分子が基板(101)に平行
な電界方向にその長軸を配向した状態となっている。
【0134】従って、入射する自然光のうち、分子長軸
方向に平行な偏光成分は吸収を受けるものの、他の成分
は吸収を受けず調光層を透過する。従って、見た目には
透過状態が得られる。即ち明状態が得られる。
【0135】上記の電界無印加状態、及び電界印加状態
をスイッチングさせることで黒、及び透明状態を表示で
きる。
【0136】本実施例において、基板(101)及び
(201)の少なくとも一方に配向膜を設け液晶等に配
向規制力を及ぼしても良い。配向膜を形成すると配向規
制力により、一様な液晶配向が実現され、色ムラの少な
いディスプレイが実現される。また、ディスクリネーシ
ョン等の配向欠陥の発生低下がはかられる。
【0137】
【発明の効果】本発明で開示する発明を利用することに
より、偏光板が不要になり、明るく、高コントラスト比
で、視野角依存性の少ない、優れた液晶電気光学装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の液晶電気光学装置のTFT基板概要
図。
【図2】 実施例の液晶電気光学装置断面概要図。
【図3】 本実施例の液晶電気光学装置の光吸収状態を
表す図。
【図4】 実施例の液晶電気光学装置の光透過状態を表
す図。
【図5】 従来の液晶電気光学装置の光透過状態を表す
図。
【符号の説明】
101、201、501、502 基板 102 下地膜 103 シリコン膜 104 ゲート絶縁膜 105 ゲート線 106 陽極酸化膜 107 導電域 108 第1層間絶縁膜 109 ソース線 110 ドレイン電極 111 第2層間絶縁膜 112 コモン線 202 シール材 203 スペーサー 204 調光層 301、503 液晶分子 302、504 二色性色素

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の基板と、 第1の基板に向かい合った第2の基板と、 前記第1の基板と前記第2の基板との間に狭持された調
    光層と、 前記第1の基板上に形成された少なくとも一つの画素と
    を有する電気光学装置であって、 前記画素は薄膜トランジスタと、ドレイン電極と、ゲイ
    ト電極と、前記ドレイン電極に平行に形成されたコモン
    電極と、前記コモン電極と接続されたコモン線とを有
    し、 前記ドレイン電極と前記コモン電極との間に第1の基板
    と平行な電場を形成され、 前記調光層はゲスト−ホストモードで動作し、 偏光板を持たないことを特徴とする電気光学装置。
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