JP2000199020A - 装飾用銀合金 - Google Patents
装飾用銀合金Info
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- JP2000199020A JP2000199020A JP10374688A JP37468898A JP2000199020A JP 2000199020 A JP2000199020 A JP 2000199020A JP 10374688 A JP10374688 A JP 10374688A JP 37468898 A JP37468898 A JP 37468898A JP 2000199020 A JP2000199020 A JP 2000199020A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silver alloy
- weight
- pink
- decoration
- discolored
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 銀と金との中間色であるピンク系の銀合金で
あって、経時的色変化の少ないものの提供。 【解決手段】 Ａｇ３５〜４５重量％、Ｐｄ２〜６重量
％、Ａｕ０．５〜６重量％、残が不可避成分およびＣｕ
である装飾用銀合金。
あって、経時的色変化の少ないものの提供。 【解決手段】 Ａｇ３５〜４５重量％、Ｐｄ２〜６重量
％、Ａｕ０．５〜６重量％、残が不可避成分およびＣｕ
である装飾用銀合金。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、金と銀との中間色
としてのピンク色の銀合金に関する。
としてのピンク色の銀合金に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のピンク系銀合金は、Ａｇ４５〜５
５重量％、Ｐｄ５重量％、残が不可避成分およびＣｕで
あった。
５重量％、Ｐｄ５重量％、残が不可避成分およびＣｕで
あった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のピンク系銀合金
は、その色が比較的白っぽい印象を与え、面白みに欠け
るきらいがあった。また、経時的に変色し易い欠点もあ
った。そこで本発明は、よりピンクに近い銀合金を提供
すると共に、そのピンク系の色が経時的に変色し難いも
のを獲得することを課題とする。
は、その色が比較的白っぽい印象を与え、面白みに欠け
るきらいがあった。また、経時的に変色し易い欠点もあ
った。そこで本発明は、よりピンクに近い銀合金を提供
すると共に、そのピンク系の色が経時的に変色し難いも
のを獲得することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、Ａｇ３５〜４５重量％、Ｐｄ２〜６重量％、Ａｕ
０．５〜６重量％、残が不可避成分およびＣｕである装
飾用銀合金である。請求項２に記載の本発明は、Ａｇ３
８〜４１重量％、Ｐｄ３〜５重量％、Ａｕ０．８〜１．
５重量％、残が不可避成分およびＣｕである装飾用銀合
金である。
は、Ａｇ３５〜４５重量％、Ｐｄ２〜６重量％、Ａｕ
０．５〜６重量％、残が不可避成分およびＣｕである装
飾用銀合金である。請求項２に記載の本発明は、Ａｇ３
８〜４１重量％、Ｐｄ３〜５重量％、Ａｕ０．８〜１．
５重量％、残が不可避成分およびＣｕである装飾用銀合
金である。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明は、各種実験研究の結果、
Ａｇ３５〜４５重量％、Ｐｄ２〜６重量％、Ａｕ０．５
〜６重量％、残が不可避成分およびＣｕである装飾用銀
合金である。このように特定したのは、次の理由によ
る。先ず、より鮮やかなピンク系の銀合金とするために
白っぽいＡｇとＰｄとの比率を従来のそれよりも低く抑
え、その分Ａｕ及びＣｕの量を増大させた。また、この
銀合金は実験によれば、ＰｄとＡｕとを夫々上記値にす
ることにより、両者の相乗効果が生じ、経時的に変色し
難いものであることが判った。逆にいえば、Ａｕが０．
５重量％未満であっても、Ｐｄ２重量％未満であって
も、時間と共に変色し易い銀合金となる。また、Ｐｄま
たはＡｕを６重量％以上とするのは、両者とも比較的高
価な貴金属であるために得策ではない。
Ａｇ３５〜４５重量％、Ｐｄ２〜６重量％、Ａｕ０．５
〜６重量％、残が不可避成分およびＣｕである装飾用銀
合金である。このように特定したのは、次の理由によ
る。先ず、より鮮やかなピンク系の銀合金とするために
白っぽいＡｇとＰｄとの比率を従来のそれよりも低く抑
え、その分Ａｕ及びＣｕの量を増大させた。また、この
銀合金は実験によれば、ＰｄとＡｕとを夫々上記値にす
ることにより、両者の相乗効果が生じ、経時的に変色し
難いものであることが判った。逆にいえば、Ａｕが０．
５重量％未満であっても、Ｐｄ２重量％未満であって
も、時間と共に変色し易い銀合金となる。また、Ｐｄま
たはＡｕを６重量％以上とするのは、両者とも比較的高
価な貴金属であるために得策ではない。
【０００６】次に、本発明の最も良い実施の形態は、Ａ
ｇ３８〜４１重量％、Ｐｄ３〜５重量％、Ａｕ０．８〜
１．５重量％である。この範囲にすることにより、最も
美しいピンク系銀合金となると共に、変色し難く且つ経
済性のあるものとなる。
ｇ３８〜４１重量％、Ｐｄ３〜５重量％、Ａｕ０．８〜
１．５重量％である。この範囲にすることにより、最も
美しいピンク系銀合金となると共に、変色し難く且つ経
済性のあるものとなる。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の実施例につき説明する。次頁
の表１は本発明の実施例であり、 (1)〜(18)の各成分を
有する。これらは共にその色が従来に比べて、より鮮や
かなピンク系であると共に、経時的に変色し難いもので
あることが判った。特に、この中で (8)の実施例である
Ａｇ３９重量％，Ｐｄ４重量％，Ａｕ１重量％，Ｃｕ５
６重量％が、最も鮮やかなピンク系で且つ、経時的に変
色し難い経済的なものであることが判った。
の表１は本発明の実施例であり、 (1)〜(18)の各成分を
有する。これらは共にその色が従来に比べて、より鮮や
かなピンク系であると共に、経時的に変色し難いもので
あることが判った。特に、この中で (8)の実施例である
Ａｇ３９重量％，Ｐｄ４重量％，Ａｕ１重量％，Ｃｕ５
６重量％が、最も鮮やかなピンク系で且つ、経時的に変
色し難い経済的なものであることが判った。
【０００８】
【表１】
【０００９】
【比較例】次に、比較例として表２に示す(20)〜(21)
は、Ａｕ若しくはＰｄの何れが一方が０である例であ
り、この場合には、時間と共に変色の度合いが大きいも
のであることが判った。なお、変色の実験は夫々表１及
び表２の試験体を容器に収納し、内部に塩酸蒸気を吹き
込み２４時間経過後にその色の変化を比較検討したもの
である。次に、比較例の(22)の銀合金は、Ａｇが３０重
量％であり、Ａｕ及びＣｕの合計が６６重量％であった
ため、赤っぽい銀合金となってしまった。また、比較例
の(23)の銀合金は、Ａｇ及びＰｄの合計が５４重量％で
あり、この場合は白っぽい銀合金となり、本発明の銀合
金に比べて鮮やかさが足りなかった。なお、本発明の最
も鮮やかな (8)の実施例のビッカース硬さは２０７〜２
１５であり、その焼き鈍し後のビッカース硬さは１６４
〜１７５であった。
は、Ａｕ若しくはＰｄの何れが一方が０である例であ
り、この場合には、時間と共に変色の度合いが大きいも
のであることが判った。なお、変色の実験は夫々表１及
び表２の試験体を容器に収納し、内部に塩酸蒸気を吹き
込み２４時間経過後にその色の変化を比較検討したもの
である。次に、比較例の(22)の銀合金は、Ａｇが３０重
量％であり、Ａｕ及びＣｕの合計が６６重量％であった
ため、赤っぽい銀合金となってしまった。また、比較例
の(23)の銀合金は、Ａｇ及びＰｄの合計が５４重量％で
あり、この場合は白っぽい銀合金となり、本発明の銀合
金に比べて鮮やかさが足りなかった。なお、本発明の最
も鮮やかな (8)の実施例のビッカース硬さは２０７〜２
１５であり、その焼き鈍し後のビッカース硬さは１６４
〜１７５であった。
【００１０】
【表２】
【００１１】
【発明の作用・効果】本発明の装飾用銀合金によれば、
シルバーと金との中間色としてピンク色の装飾的価値の
高い銀合金を得ると共に、経時的変色の少ないものを提
供できる。
シルバーと金との中間色としてピンク色の装飾的価値の
高い銀合金を得ると共に、経時的変色の少ないものを提
供できる。
Claims (2)
- 【請求項１】 Ａｇ３５〜４５重量％、Ｐｄ２〜６重量
％、Ａｕ０．５〜６重量％、残が不可避成分およびＣｕ
である装飾用銀合金。 - 【請求項２】 Ａｇ３８〜４１重量％、Ｐｄ３〜５重量
％、Ａｕ０．８〜１．５重量％、残が不可避成分および
Ｃｕである装飾用銀合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10374688A JP2000199020A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 装飾用銀合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10374688A JP2000199020A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 装飾用銀合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000199020A true JP2000199020A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=18504268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10374688A Pending JP2000199020A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 装飾用銀合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000199020A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2791363A1 (fr) * | 1999-03-25 | 2000-09-29 | Kyocera Corp | Alliage d'argent et objet decoratif le contenant |
| KR20020071678A (ko) * | 2001-03-07 | 2002-09-13 | 임재선 | 핑크색상을 가지는 금의 합금 |
| WO2006129334A2 (en) * | 2005-05-31 | 2006-12-07 | Patrizia Lingua | Metal alloy for jewels and similar products |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10374688A patent/JP2000199020A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2791363A1 (fr) * | 1999-03-25 | 2000-09-29 | Kyocera Corp | Alliage d'argent et objet decoratif le contenant |
| KR20020071678A (ko) * | 2001-03-07 | 2002-09-13 | 임재선 | 핑크색상을 가지는 금의 합금 |
| WO2006129334A2 (en) * | 2005-05-31 | 2006-12-07 | Patrizia Lingua | Metal alloy for jewels and similar products |
| WO2006129334A3 (en) * | 2005-05-31 | 2007-03-08 | Patrizia Lingua | Metal alloy for jewels and similar products |
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