JP2000198572A - シ―ト材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シ―ト材搬送装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2000198572A
JP2000198572A JP11004067A JP406799A JP2000198572A JP 2000198572 A JP2000198572 A JP 2000198572A JP 11004067 A JP11004067 A JP 11004067A JP 406799 A JP406799 A JP 406799A JP 2000198572 A JP2000198572 A JP 2000198572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
main roller
rollers
sub
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11004067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3581588B2 (ja
Inventor
Norio Sasaki
規夫 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP00406799A priority Critical patent/JP3581588B2/ja
Publication of JP2000198572A publication Critical patent/JP2000198572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3581588B2 publication Critical patent/JP3581588B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数の低加圧ローラ対からなり、かつ各ロー
ラ対の搬送速度の大小関係(すなわち加圧バランス)を
崩すことなく加圧調整可能なシート材搬送装置、及びこ
れを有する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 主ローラ17と、該主ローラに対向配置
された複数の副ローラ18とを離接方向に移動可能に支
持する結合手段とによって一体化されたローラ対ユニッ
ト手段と、主ローラの軸部を加圧する加圧手段13と、
複数の副ローラの軸部を支持する支持手段と、連結手段
とからなるケース手段とを有し、ケース手段は、連結手
段によって加圧手段と支持手段とを連結することによ
り、ローラ対ユニット手段を収納可能であると共に、主
ローラと複数の副ローラとの間でニップが同時形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二以上の対向する
ローラにてシート材を挟持搬送するシート材搬送装置で
あって、搬送速度を崩すことなくニップ力の調整を可能
とし、さらに前記複数のローラを一体に着脱可能とした
シート材搬送装置及びこれを備える画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、特に電子写真方式の記録手段
を有する画像形成装置においては、記録媒体であるシー
ト材に熱と圧力を印加するための定着器が設けられてい
る。図19に、従来の定着器の第一の例を示す。図19にお
いて定着器100はケーシング101内にメインローラ102と
ニップローラ104とが収納されている。
【0003】メインローラ102は図示しない駆動手段に
よって回転駆動されると共に、内部にヒータ103を有し
てシート材Sを加熱する。ニップローラ104は加圧手段1
05によってメインローラ102に加圧されており、回転自
在に支持されてメインローラ102の駆動に従動する。こ
のメインローラ102とニップローラ104の少なくとも一方
は軟質材表面層を有し、これらのニップによりシート材
Sを挟持して搬送する。
【0004】より大きなニップ幅を形成するとシート材
Sへの熱伝達の効率が向上するため、従来はニップロー
ラ104に大きな加圧力を加えていた。しかし多大な加圧
をローラ対に加えると、ローラ自身に機械的変形が生じ
るため、安定したローラ回転が行われず、シート材Sの
搬送速度にムラが生じてしまう。この搬送速度ムラは供
給熱エネルギーの変動という形でシート材表面に定着ム
ラを引き起こし、その結果記録画像の品位悪化を招いて
しまう場合があった。
【0005】そこで従来から、加圧力によるローラ変形
を防止し、ローラに過大な加重をかけずに所定量のニッ
プ幅形成を行うために、図20に示す如き定着器106が提
供されている。第二の従来例である定着器106は上記第
一の従来例に比して二つのニップローラ104を有し、そ
の夫々が加圧手段105によってメインローラ102に加圧さ
れ、二つのニップ部が形成されている。
【0006】このように構成することにより、ニップロ
ーラ104一本あたりの加圧力を低減しすると共に、ニッ
プ幅をより多く生成することができる。従ってローラの
機械的変形を減少させるには有効であるが、加圧手段10
5を二つ同時に調整する必要が生じてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般的に対向するロー
ラ対でシート材搬送を行う場合、シート材の真の搬送量
は主ローラ径と回転数から算出される搬送量とは異なる
ことが実験的に確認されている。その原因としてローラ
加圧力、加圧によって変形した主ローラ表面形状、主ロ
ーラ硬度、シート材硬度、ローラとシート材表面の摩擦
抵抗等多くの要素に起因しているが、概ね使用するシー
ト材、ローラ材(主に硬度)を規定することにより、 (ローラ回転数から算出する搬送量)≦(真の搬送量) となる特性がある。この特性は周知の事例として取り扱
われ、モデル解析も多くなされている。
【0008】例えば、日本ゴム協会誌1989年第62巻第11
号〜「紙送り装置とゴム材料」河内政隆氏〜には、下記
の通り本特性に関する報告がなされている。
【0009】ゴムの体積一定の性質から、加重に対する
ゴムローラの変形量の関係を求め、それを基にシート材
の搬送誤差量を算出する。ローラとシート材の間には滑
りが発生しないという条件で、ゴムローラと剛体ローラ
の組み合わせを考え、それぞれの回転量の差として搬送
誤差量を求める。
【0010】図21にその解析モデルを示す。変形前のゴ
ムローラ107の半径をr0、ゴムローラ107のゴム部107a
の肉厚をb、ニップ幅をh、剛体ローラ108によって排
除されたゴム部107aの体積を△Vとすると、ゴムロー
ラ107の仮想半径Rは次式 R={r02(1+△V/hb)}1/2 で表記できる。ニップ幅や体積△Vはある程度補正係数
をもって修正計算することになる。
【0011】図22は加圧力Wと回転数誤差(比率)、す
なわち(R-r0)/r0の関係を示す。ここで(I)は上述の排除
されたゴム体積△Vの変形域の体積に対する割合から求
めた計算結果を示す。(II)はニップ部における剛体ロー
ラの周長とゴムローラの周長の比率から求めた結果であ
る。●印は実験値であり、(I)の計算方法が実際と非常
によく一致していることがわかる。
【0012】更に図23はゴムローラ107の変形量δと回
転数誤差(比率)を求めたものでいずれも実験結果と計
算結果が一致していることがわかる。このように、搬送
(回転数)誤差は (搬送(回転数)誤差)=(ローラ回転数から算出する搬送
量)-(真の搬送量) で表される。この特性は、現実には他にもゴムの物性、
シート材の物性、ゴムとシート材との接点の問題:例え
ば摩擦搬送のメカニズム、滑り現象などのゴム材料と機
構系ダイナミクスとが入り組む難しい問題である。
【0013】従って図20に示す第二従来例においては、
上述したローラ回転量とシート材搬送量との大小比較を
鑑みて搬送対象となるシート材Sに対するローラ材を選
定し、さらにシート材搬送量に関して搬送路の上流/下
流に位置するニップ部で下流側が速くなる条件を満足す
るよう各加圧手段105のバランス調整を行わなければな
らない。その調整が適切に行われなければ図示の如くシ
ート材Sは二つのニップ間で搬送量の大小関係が逆転、
すなわち上流側が速くなってしまい、ジャムを起こして
しまう。
【0014】そこで本発明は、ローラ対で構成されたシ
ート材搬送手段が誤差特性として変形量δが大きくなる
(加圧力Wが大きくなる)と搬送(回転数)誤差も数%
発生するという条件を鑑みて、複数の低加圧ローラ対か
らなり、かつ各ローラ対の搬送速度の大小関係(すなわ
ち加圧バランス)を崩すことなく加圧調整可能なシート
材搬送装置、及びこれを有する画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にかかるシート搬送装置及び画像形成装置の
代表的な構成は、主ローラと、該主ローラに対向配置さ
れた複数の副ローラと、前記主ローラと前記複数の副ロ
ーラとを離接方向に移動可能に支持する結合手段とによ
って一体化されたローラ対ユニット手段と、前記主ロー
ラの軸部を加圧する加圧手段と、前記複数の副ローラの
軸部を支持する支持手段と、連結手段とからなるケース
手段とを有し、前記ケース手段は、前記連結手段によっ
て前記加圧手段と前記支持手段とを連結することによ
り、前記ローラ対ユニット手段を収納可能であると共
に、前記主ローラと前記複数の副ローラとの間でニップ
が同時形成されるよう構成したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]本発明にかかる
シート搬送装置及び画像形成装置の第一実施形態につい
て、図を用いて説明する。図1は本実施形態に係るシー
ト搬送装置を示す図、図2はシート搬送装置の構成を示
す詳細図、図3はローラの構成を説明する図、図4は主
ローラと副ローラのリンク手段を説明する側面図、図5
はリンク手段を説明する上面図、図6はシート搬送装置
の加圧力の配分を説明する図、図7はシート搬送手段に
よるシートの搬送状態を説明する図、図8は本発明を満
たさない構成において生じる不具合を説明する図、図9
は加圧力と搬送速度の関係を説明する図、図10は画像形
成装置の全体構成図である。 (全体構成)図10に示す画像形成装置1は、図示しない
ホストコンピュータなどから送出される画像信号に基づ
いて画像形成が行われる。まずシートカセット2に積載
したシート材Sを給送ローラ3によってピックアップ
し、搬送ローラ対4aによって記録部へと搬送する。シ
ート材Sは初期状態においてインクを透過可能な表面コ
ート層と、その下層でインクを吸収保持しうる保持層と
を有する多層構造からなり、表面コート層を加熱するこ
とによって平滑化させ、保持層を庇護し得るよう構成さ
れている。
【0017】記録部には画像形成手段であるインクジェ
ット記録手段5が設けられている。インクジェット記録
手段4はシャフト6に沿って搬送方向と直交方向(主走
査方向)に往復移動可能であり、記録ヘッド5aからイ
ンクを吐出して画像を記録することができる。そして搬
送ローラ対4a、4bによって間欠搬送(副走査方向)
しながら画像を記録することにより、シート材全面に画
像が記録される。また記録ヘッド5aの下方にはプラテ
ン7が設けられており、シート材Sの平面を担保するよ
う構成されている。
【0018】インクジェット記録手段5の下流側にはシ
ート搬送手段である定着器8が設けられており、その詳
細については後述する。この定着器8によって熱と圧力
を加えられることによりシート材Sのコート層が溶融し
て平滑化し、保持層が庇護されると共に、インクの蒸発
を促進して定着を確実なものとすることができる。定着
器8を通過したシート材Sは、排出ローラ対9によって
機外に排出される。
【0019】なお、本発明にかかるシート搬送装置は、
シート材を加熱搬送する場合に汎用性を有するものであ
り、インクジェット記録手段と共にシート材表面のコー
ト層を溶かすために限定されるものではない。 (シート搬送装置)図1に示すように、本実施形態に係
るシート搬送装置である定着器8は、ケース手段である
ユニットケース10の内部に、ローラユニット16を収納し
て構成されている。以下、それぞれについて説明する。
【0020】ローラユニット16は一本の主ローラである
メインローラ17と、二本の副ローラであるニップローラ
18を有し、これらを四本のリンク19によって連結して構
成している。これらのローラは図3に示す如くアルミニ
ウム製のローラの外周に軟質材料のシリコン樹脂によっ
て覆っている。本実施形態においてはメインローラ17の
表面厚さtは約3mm、ニップローラ18の表面厚さtは1
mmとし、それぞれの表面硬度を60°、80°としている。
【0021】リンク19は図4(a)に示すように、一端に
丸孔19a、他端に長穴19bを有している。そして図4
(b)に示すように、丸孔19aにメインローラの軸部17a
を連結し、長穴19bにニップローラ18の軸部を連結する
ことにより、二本のニップローラ18はメインローラ17に
対して離接可能に、且つメインローラ17を中心に独立し
て遊星運動できる一体構成となっている。なお図5に示
すように、メインローラの軸部17a端部には軸受20が取
り付けられており、該軸受20を介して二枚のリンク19の
丸孔19aが嵌合されている。同様にニップローラの軸部
18aの端部には軸受21が取り付けられており、これを介
してリンク19の長穴19bが嵌合されている。
【0022】ユニットケース10は図2に示すように上ケ
ース10aと下ケース10bとからなり、これらを回転支持
ダボ11によって開閉可能に連結し、連結手段である加圧
ネジ12によって閉じてローラユニット16を所定の状態で
固定保持している。またユニットケース10には、メイン
ローラ17を加熱するヒータ22が図示しない支持手段によ
って支持されている。
【0023】上ケース10aにはメインローラの軸部17a
を加圧する加圧手段として加圧部13が形成されており、
一方下ケース10bにはニップローラの軸部18aを受ける
支持手段として凹形状の隅部14が二つ形成されている。
加圧部13は下流側に所定角θ傾斜して形成されており、
メインローラの軸部17aに当接して加圧する。また二つ
の隅部14の略中央にはガイド板15が設けられており、搬
送されるシート材Sを下流側のニップへと導いている。
【0024】ローラユニット16は二つのニップローラ18
を下ケース10b側に回転させて挿入し、上ケース10aを
閉じることによりメインローラ17を加圧され、メインロ
ーラ17と二つのニップローラ18との間にそれぞれニップ
が形成される。この状態で図示しない駆動手段からメイ
ンローラ17に駆動力が伝達され、二つのニップローラ18
はこれに従動する。このようにローラ対を一体に着脱す
ることにより、組付作業の簡易化を図ることができる。
【0025】また加圧部13が所定角θ傾斜していること
から、図6に示す如くメインローラの軸部17aは下流側
に傾斜した加圧力を受けるために、二つのニップ間の加
圧力に差異が生じ、すなわち下流側のニップ力の方が大
きくなる。
【0026】ここで従来例にて説明した如く、ローラ対
のニップによる挟持搬送においては、加圧力に応じた搬
送誤差が生じる。例えば本実施形態に使用したローラ対
の構成においても、40Kgfの加圧を行った場合、約3%
のシート材搬送誤差が発生することが実験的に確認され
ている。この傾向は図9に示すように、加圧力が大きく
なるほど搬送誤差も大きくなり、ローラ回転量による搬
送速度よりも実際のシート材搬送速度の方が大きくな
る。
【0027】従って仮に図8に示す如く加圧部13が所定
角θを有さないとすれば、V1とV2とが等しくなる
か、また上流側の搬送速度V2の方が速くなる場合もあ
り得る。この場合は両ニップ間でシート材Sが圧縮され
て座屈を生じ、ジャムの要因となるおそれがある。
【0028】しかし上記構成により下流側のニップロー
ラ18における加圧力の方が高くなるため、上流側ニップ
の搬送速度V2よりも下流側ニップの搬送速度V1の方
が速くなることを保証することができる。 [第二実施形態]次に、本発明にかかるシート搬送装置
の第二実施形態について、図を用いて説明する。図11及
び図12は本実施形態に係るシート搬送装置を説明する構
成図であって、上記第一実施形態と説明の重複する部分
については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0029】上記第一実施形態においては、加圧部13は
単に上ケース10aの一部に傾斜を設けた構成であった。
しかしこの傾斜角によって二つのニップローラ18の加圧
力の配分が略決定されるものであり、また使用による摩
耗によって所定の加圧力の配分が維持できなくなる場合
もある。
【0030】そこで本実施形態に係る定着器8において
は図11に示すように、加圧部13の代わりに加圧手段とし
て上ケース10aとは別体の加圧部材23を設けている。加
圧部材23は円弧状のスリット23aを有し、該スリット23
aを締結部材24によって上ケース10aに取り付けてい
る。従ってこの締結部材24をゆるめることによりメイン
ローラの軸部17aを中心に回動可能であり、メインロー
ラの軸部17aに当接する角度を調整することが可能とな
っている。
【0031】また図12に示すように、締結部材24の代わ
りに係止手段25を用いて加圧部材23を摺動可能に支持
し、加圧部材駆動手段26を用いて当接角度を調整するよ
う構成してもよい。これにより当接角度を機械的、電気
的に調整、制御することができ、常に最適な加圧力の配
分を維持することが可能となる。 [第三実施形態]次に、本発明にかかるシート搬送装置
の第三実施形態について図を用いて説明する。図13及び
図14は本実施形態に係るシート搬送装置を説明する構成
図であって、上記第一実施形態と説明の重複する部分に
ついては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】上記第一実施形態においては、上ケース10
aと下ケース10bとは連結手段である加圧ネジ12によっ
て単に固定保持されるだけであった。しかしメインロー
ラ17とニップローラ18との加圧力は専ら上ケース10aと
下ケース10bとの位置関係により決定されている。
【0033】そこで図13に示すように、本実施形態にお
いては加圧ネジ12部分における上ケース10aと下ケース
10bとの間に隙間10cを設け、加圧ネジ12の締結力を変
化させることによりメインローラ17とニップローラ18と
の加圧力を調整可能に構成している。このように加圧部
13による加圧力を増減させた場合にも、加圧部13が所定
角度θをもって形成されていることから、常に下流側の
ニップの加圧力が上流側よりも高いという配分を維持す
ることができ、加圧バランスを崩すことなく加圧調整が
可能である。従って上記第一実施形態と同様に、上流側
ニップの搬送速度V2よりも下流側ニップの搬送速度V
1の方が速くなることを保証することができる。
【0034】また図14に示すように、加圧ネジ12の代わ
りに駆動連結手段27を配置しして加圧力を調整可能に構
成することでも良い。これにより加圧力を機械的、電気
的に調整、制御することができ、常に最適な加圧力を得
る事ができる。 [他の実施形態]また、上記第二又は第三実施形態に示
した加圧手段、連結手段を任意に組み合わせたものでも
良い。すなわち図15は上ケース10aと別体の加圧部材23
を設けると共に上ケース10aと下ケース10bとの間に隙
間10cを形成した例であり、同様に図16は別体の加圧部
材23と駆動連結手段27とを用いた例、図17は加圧部材駆
動手段26と隙間10cを設けた例、図18は加圧部材駆動手
段26と駆動連結手段27を用いた例である。これらのよう
に構成することにより、加圧力及びその配分の調整を容
易に、または自動で行うことが可能となる。
【0035】
【発明の効果】上記説明した如く、本発明にかかるシー
ト搬送装置及び画像形成装置においては、リンクにより
主ローラと複数の副ローラとを一体に構成したことによ
り、これらの着脱等取り回しが容易となり、組付が簡易
化する。
【0036】また主ローラに対する複数の副ローラの加
圧配分をケース手段に設けた加圧手段の角度によって決
定するよう構成したことにより、加圧力の配分を簡易か
つ確実に設定することができ、ジャムの発生を抑えるこ
とができる。
【0037】またこのように構成したことにより、加圧
力を調整可能に構成した場合にも加圧力の配分を必然的
に維持することができ、すなわち両ニップ間の搬送速度
関係を崩すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係るシート搬送装置を示す図で
ある。
【図2】シート搬送装置の構成を示す詳細図である。
【図3】ローラの構成を説明する図である。
【図4】主ローラと副ローラのリンク手段を説明する側
面図である。
【図5】リンク手段を説明する上面図である。
【図6】シート搬送装置の加圧力の配分を説明する図で
ある。
【図7】シート搬送手段によるシートの搬送状態を説明
する図である。
【図8】本発明を満たさない構成において生じる不具合
を説明する図である。
【図9】加圧力と搬送速度の関係を説明する図である。
【図10】画像形成装置の全体構成図である。
【図11】第二実施形態に係るシート搬送装置を説明す
る構成図である。
【図12】第二実施形態に係るシート搬送装置を説明す
る構成図である。
【図13】第三実施形態に係るシート搬送装置を説明す
る構成図である。
【図14】第三実施形態に係るシート搬送装置を説明す
る構成図である。
【図15】本発明にかかるシート搬送装置の他の実施形
態を説明する図である。
【図16】本発明にかかるシート搬送装置の他の実施形
態を説明する図である。
【図17】本発明にかかるシート搬送装置の他の実施形
態を説明する図である。
【図18】本発明にかかるシート搬送装置の他の実施形
態を説明する図である。
【図19】シート搬送装置の第一の従来例を説明する図
である。
【図20】シート搬送装置の第二の従来例を説明する図
である。
【図21】ゴムローラと剛体ローラの解析モデルを説明
する図である。
【図22】加圧加重と回転数誤差(比率)の関係を説明
する図である。
【図23】ゴムローラの変形量と回転数誤差(比率)の
関係を説明する図である。
【符号の説明】
S …シート材 1 …画像形成装置 2 …シートカセット 3 …給送ローラ 4a …搬送ローラ対 5 …インクジェット記録手段 5a …記録ヘッド 6 …シャフト 7 …プラテン 8 …定着器 9 …排出ローラ対 10 …ユニットケース 10a …上ケース 10b …下ケース 10c …隙間 11 …回転支持ダボ 12 …加圧ネジ 13 …加圧部 14 …隅部 15 …ガイド板 16 …ローラユニット 17 …メインローラ 17a …軸部 18 …ニップローラ 18a …軸部 19 …リンク 19a …丸孔 19b …長穴 20 …軸受 21 …軸受 22 …ヒータ 23 …加圧部材 23a …スリット 24 …締結部材 25 …係止手段 26 …加圧部材駆動手段 27 …駆動連結手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ローラと、該主ローラに対向配置され
    た複数の副ローラと、前記主ローラと前記複数の副ロー
    ラとを離接方向に移動可能に支持する結合手段とによっ
    て一体化されたローラ対ユニット手段と、 前記主ローラの軸部を加圧する加圧手段と、前記複数の
    副ローラの軸部を支持する支持手段と、連結手段とから
    なるケース手段とを有し、 前記ケース手段は、前記連結手段によって前記加圧手段
    と前記支持手段とを連結することにより、前記ローラ対
    ユニット手段を収納可能であると共に、前記主ローラと
    前記複数の副ローラとが同時に加圧されるよう構成した
    ことを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記主ローラと前記複数の副ローラとの
    加圧による各ニップ量が意図的に差異を持って形成され
    るように、前記ケース手段によって前記主ローラの軸部
    と前記複数の副ローラの軸部とを保持するよう構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のシート材搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記結合手段とはリンク手段であって、
    前記リンク手段の両端部のうち一端を主ローラの軸部
    に、他端を前記複数の副ローラ夫々の軸部に結合し、 前記各副ローラは前記主ローラを中心として遊星運動可
    能に構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のシ
    ート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記副ローラの軸部を支持する支持手段
    は、前記ケース手段に形成された凹形状の隅部であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のシ
    ート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記加圧手段の前記主ローラの軸部に対
    する当接角度を可変とすることにより、前記主ローラと
    前記複数の副ローラとの加圧力の配分を調整可能に構成
    したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記
    載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記連結手段の締結力を可変とすること
    により、前記主ローラと前記複数の副ローラとの加圧力
    を調整可能に構成したことを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項記載のシ
    ート搬送装置と、画像形成手段とを有することを特徴と
    する画像形成装置。
JP00406799A 1999-01-11 1999-01-11 シート材搬送装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP3581588B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00406799A JP3581588B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 シート材搬送装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00406799A JP3581588B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 シート材搬送装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000198572A true JP2000198572A (ja) 2000-07-18
JP3581588B2 JP3581588B2 (ja) 2004-10-27

Family

ID=11574493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00406799A Expired - Fee Related JP3581588B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 シート材搬送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3581588B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140504A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Samsung Electronics Co Ltd 定着装置及びその制御方法
KR102465971B1 (ko) * 2021-11-10 2022-11-10 김영균 Pla 부직포 원단 제조방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140504A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Samsung Electronics Co Ltd 定着装置及びその制御方法
US8150303B2 (en) 2005-11-14 2012-04-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Adjustable compression unit for an image fixing apparatus
KR102465971B1 (ko) * 2021-11-10 2022-11-10 김영균 Pla 부직포 원단 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3581588B2 (ja) 2004-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5195430A (en) Dual roller apparatus for pressure fixing sheet material
JP3814554B2 (ja) 給紙装置
JP3109924B2 (ja) シート搬送装置
US7590378B2 (en) Device and method for guiding a continuous web by means of a pivotable apparatus
US7384034B2 (en) Sheet convey apparatus
EP2008802A1 (en) Embossing device
US7929003B2 (en) Thermal printer unit
JPH07267423A (ja) 用紙搬送装置
JP2000198572A (ja) シ―ト材搬送装置及び画像形成装置
US5978645A (en) Heat roller fixing device having curl correction mechanism
JP3647768B2 (ja) 画像形成装置の記録用紙排出機構
JP6880927B2 (ja) シート給送装置
US7151554B2 (en) Thermal image recording apparatus
JP3760974B2 (ja) ローラ支持装置および記録媒体送り装置並びに記録装置
JPH1179435A (ja) 自動給紙装置
US11178299B2 (en) Image reading apparatus
JP4628989B2 (ja) 用紙分離装置
JP3548554B2 (ja) 記録装置
WO2023112888A1 (ja) 箔転写装置
JPH08146800A (ja) 定着装置
KR100490426B1 (ko) 전자사진방식 화상형성장치
JPH1111717A (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置
JP4473098B2 (ja) 用紙分離装置
JP2000177877A (ja) シート搬送装置ならびにこれを備えた画像形成装置及び画像読取装置
JP2000351470A (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040723

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees