JP2000198007A - 特殊シャンク - Google Patents
特殊シャンクInfo
- Publication number
- JP2000198007A JP2000198007A JP11036176A JP3617699A JP2000198007A JP 2000198007 A JP2000198007 A JP 2000198007A JP 11036176 A JP11036176 A JP 11036176A JP 3617699 A JP3617699 A JP 3617699A JP 2000198007 A JP2000198007 A JP 2000198007A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shank
- diamond bit
- drilling
- special
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Drilling Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】１．コンクリート穿孔用ダイヤモンドビットを
使用した穿孔作業における作業能率の向上及び原価の低
減。 ２．セパレート型シャンク連結部の強度を増し原価の低
減をはかる。 【解決手段】１．コンクリート穿孔用ダイヤモンドビッ
トの動力受伝部を分離出来るようにしその分離物に鍵状
溝と突起状物を設け簡単にシャンク部本体を取り外しコ
ンクリートコアー取り除き作業を行なえるようにする。
尚、その連結部の気密性は、Ｏリング状弾性体を設けて
行なう。 ２．コンクリート穿孔用ダイヤモンドビットのビット部
シャンクのセパレート型であってビット部シャンクを雌
状連結にし、シャンク部本体を雄状連結部にする。
使用した穿孔作業における作業能率の向上及び原価の低
減。 ２．セパレート型シャンク連結部の強度を増し原価の低
減をはかる。 【解決手段】１．コンクリート穿孔用ダイヤモンドビッ
トの動力受伝部を分離出来るようにしその分離物に鍵状
溝と突起状物を設け簡単にシャンク部本体を取り外しコ
ンクリートコアー取り除き作業を行なえるようにする。
尚、その連結部の気密性は、Ｏリング状弾性体を設けて
行なう。 ２．コンクリート穿孔用ダイヤモンドビットのビット部
シャンクのセパレート型であってビット部シャンクを雌
状連結にし、シャンク部本体を雄状連結部にする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築工事、改修工
事、機械、ダクト、配管などの据え付け工事等に使用さ
れるダイヤモンドドリルのシャンク部に関する。
事、機械、ダクト、配管などの据え付け工事等に使用さ
れるダイヤモンドドリルのシャンク部に関する。
【０００２】
【従来の技術】ダイヤモンドドリルには、主に細径に使
用されるノンコアータイプと、太径が主体となるコアー
タイプとがある、ノンコアータイプは、１０¢以下くら
いのサイズが主に使用されており、コアータイプは１０
¢以上のサイズが主に使用されている。
用されるノンコアータイプと、太径が主体となるコアー
タイプとがある、ノンコアータイプは、１０¢以下くら
いのサイズが主に使用されており、コアータイプは１０
¢以上のサイズが主に使用されている。
【０００３】特にコアータイプについては、筒状シャン
クの後端部が動力モーター部と接続し閉ざされており、
筒状シャンクの中に侵入してきたコアーを取り除く事が
大変な作業となる。一般には、筒状シャンクを金属物な
どにより衝撃を与えてダイヤモンドビットの溶着された
開口部より取り出している。それでも取り除く事が出来
ない場合には、シャンクを動力モーター部より取り外し
金属棒などにより突き出したりしている。
クの後端部が動力モーター部と接続し閉ざされており、
筒状シャンクの中に侵入してきたコアーを取り除く事が
大変な作業となる。一般には、筒状シャンクを金属物な
どにより衝撃を与えてダイヤモンドビットの溶着された
開口部より取り出している。それでも取り除く事が出来
ない場合には、シャンクを動力モーター部より取り外し
金属棒などにより突き出したりしている。
【０００４】最近では、ビット部が分離出来るセパレー
トタイプも市販されている。現状のセパレートタイプ
は、ダイヤモンドビットの溶着されたシャンク部を雄ネ
ジ状にし、シャンク部本体を雌ネジ状にし連結させたも
のである。この構造によってダイヤモンドビットシャン
ク部を取り外しコアーを取り除きやすくしている。又、
ダイヤモンドビットシャンク部のみを交換することで安
価にし、穿孔原価の低減もはかっている。しかし、一見
改善されたように見えるコアー取り除き作業であるが、
シャンクをパイプレンチ等で押さえスパナでダイヤモン
ドビットを一穴穿孔ごとに取り外す事は、これもまた大
変な作業である。
トタイプも市販されている。現状のセパレートタイプ
は、ダイヤモンドビットの溶着されたシャンク部を雄ネ
ジ状にし、シャンク部本体を雌ネジ状にし連結させたも
のである。この構造によってダイヤモンドビットシャン
ク部を取り外しコアーを取り除きやすくしている。又、
ダイヤモンドビットシャンク部のみを交換することで安
価にし、穿孔原価の低減もはかっている。しかし、一見
改善されたように見えるコアー取り除き作業であるが、
シャンクをパイプレンチ等で押さえスパナでダイヤモン
ドビットを一穴穿孔ごとに取り外す事は、これもまた大
変な作業である。
【０００５】又、ダイヤモンドビットシャンク部が雄ネ
ジでシャンク部本体が雌ネジになっているため、穿孔時
に発生するノロ、又は、コンクリート内壁との摩擦によ
って、表面に出ているシャンク本体の雌ネジ部が磨耗
し、接続強度が低下し、もげてしまうトラブルが発生し
てる。
ジでシャンク部本体が雌ネジになっているため、穿孔時
に発生するノロ、又は、コンクリート内壁との摩擦によ
って、表面に出ているシャンク本体の雌ネジ部が磨耗
し、接続強度が低下し、もげてしまうトラブルが発生し
てる。
【０００６】又、以上のような現状の機能で実施工を行
なった場合、１６¢〜２０¢の穿孔径で約６０穴／日が
穿孔能力の目安で有り、耐震補強工事等で一番使用され
る２５¢クラスで約４０〜５０穴／日が穿孔能力の目安
である。
なった場合、１６¢〜２０¢の穿孔径で約６０穴／日が
穿孔能力の目安で有り、耐震補強工事等で一番使用され
る２５¢クラスで約４０〜５０穴／日が穿孔能力の目安
である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術でも述べた
ように、コアータイプのダイヤモンドビットの場合、コ
アー取出し作業を簡単にした作業時間の短縮が大きな課
題である。通常、コアータイプのダイヤモンドビット
は、筒状シャンクの内壁面よりも内側に迫り出した形と
なっている。そのため、進入してきたコンクリートコア
ーをダイヤモンドビット開口部より取り出そうとして
も、ダイヤモンドビットが邪魔をして取り出せないのは
あたりまえの事である。特に細径の穿孔刃の場合には、
発生するコアーの形状が細いため、折れやすく細分化し
冷却剤の流路を塞ぎ、コアー進入路を塞ぐ、そのため、
ダイヤモンドビットが焼けてしまったり、作業能率を著
しく低下させたりする。コアーを自動的に排出する事が
出来ない現状であれば、シャンク部の取り外しを簡単に
し、コアーの取出し作業の効率を向上する事が最良と考
える。
ように、コアータイプのダイヤモンドビットの場合、コ
アー取出し作業を簡単にした作業時間の短縮が大きな課
題である。通常、コアータイプのダイヤモンドビット
は、筒状シャンクの内壁面よりも内側に迫り出した形と
なっている。そのため、進入してきたコンクリートコア
ーをダイヤモンドビット開口部より取り出そうとして
も、ダイヤモンドビットが邪魔をして取り出せないのは
あたりまえの事である。特に細径の穿孔刃の場合には、
発生するコアーの形状が細いため、折れやすく細分化し
冷却剤の流路を塞ぎ、コアー進入路を塞ぐ、そのため、
ダイヤモンドビットが焼けてしまったり、作業能率を著
しく低下させたりする。コアーを自動的に排出する事が
出来ない現状であれば、シャンク部の取り外しを簡単に
し、コアーの取出し作業の効率を向上する事が最良と考
える。
【０００８】更に、ダイヤモンドビットシャンク部とシ
ャンク部本体とのセパレートタイプであるが、ダイヤモ
ンドビットとシャンク部が一体となっている使い捨てタ
イプの従来品に比べ、安価であり低コスト化につなが
る。このような優位性のある商品であれば、現状のシャ
ンク部本体がもげるという問題点を解決し、一本のシャ
ンク部本体で何本ものダイヤモンドビットを交換して使
用出来るようにする事によって、更に原価の低減がはか
れる。又、このような課題は、本当に現場作業に従事
し、いかに改善するか苦慮した人間でなければ感じ取れ
ないものである。
ャンク部本体とのセパレートタイプであるが、ダイヤモ
ンドビットとシャンク部が一体となっている使い捨てタ
イプの従来品に比べ、安価であり低コスト化につなが
る。このような優位性のある商品であれば、現状のシャ
ンク部本体がもげるという問題点を解決し、一本のシャ
ンク部本体で何本ものダイヤモンドビットを交換して使
用出来るようにする事によって、更に原価の低減がはか
れる。又、このような課題は、本当に現場作業に従事
し、いかに改善するか苦慮した人間でなければ感じ取れ
ないものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】第一に、コアー取出し作
業を簡単にするという課題であるが、これについては、
シャンク本体部後端部の動力受伝部を取り外す事無く、
シャンク本体を簡単に分離出来るようにし、後端開口部
より簡単にコアーを取り除けるようにする。
業を簡単にするという課題であるが、これについては、
シャンク本体部後端部の動力受伝部を取り外す事無く、
シャンク本体を簡単に分離出来るようにし、後端開口部
より簡単にコアーを取り除けるようにする。
【００１０】第二に、ダイヤモンドビットシャンク部分
離タイプの強度の向上であるが、現状の生産メーカー
は、加工のしやすさからダイヤモンドビットシャンク部
を雄状ネジかんごうにし、シャンク部本体を雌状かんご
うにしている。これは大きな過ちでありせっかくの工夫
がシャンク部本体連結部のもげにつながり効果が無くな
ってしまう。このような課題を解決する手段として考案
されたのが特殊シャンクである。本考案による特殊シャ
ンクは、ダイヤモンドビットシャンク部を雌状連結化し
シャンク部本体を雄状連結化する。この手段によって、
シャンク部本体連結部は雄状かんごうとなり、表面に出
たダイヤモンドビットシャンク部によって、のろ、コン
クリート穿孔内壁面等との磨耗から保護され、シャンク
連結部より磨耗して破損することがなくなる。
離タイプの強度の向上であるが、現状の生産メーカー
は、加工のしやすさからダイヤモンドビットシャンク部
を雄状ネジかんごうにし、シャンク部本体を雌状かんご
うにしている。これは大きな過ちでありせっかくの工夫
がシャンク部本体連結部のもげにつながり効果が無くな
ってしまう。このような課題を解決する手段として考案
されたのが特殊シャンクである。本考案による特殊シャ
ンクは、ダイヤモンドビットシャンク部を雌状連結化し
シャンク部本体を雄状連結化する。この手段によって、
シャンク部本体連結部は雄状かんごうとなり、表面に出
たダイヤモンドビットシャンク部によって、のろ、コン
クリート穿孔内壁面等との磨耗から保護され、シャンク
連結部より磨耗して破損することがなくなる。
【００１１】
【発明の実施の形態】第一に、シャンク部のワンタッチ
化であるが、図１は、特殊シャンク全体の斜視図であ
る。シャンク部をワンタッチ化するためには、動力モー
ター部と連結する図２動力受伝部と、図３シャンク部本
体に分離出来るようにする。図２動力受伝部と、図３シ
ャンク部本体のかんごうについては、１突起状物と、２
鍵状溝部に加工し、図２動力受伝部を動力モーター部よ
り取り外す事無く脱着を可能 な形態にする。
化であるが、図１は、特殊シャンク全体の斜視図であ
る。シャンク部をワンタッチ化するためには、動力モー
ター部と連結する図２動力受伝部と、図３シャンク部本
体に分離出来るようにする。図２動力受伝部と、図３シ
ャンク部本体のかんごうについては、１突起状物と、２
鍵状溝部に加工し、図２動力受伝部を動力モーター部よ
り取り外す事無く脱着を可能 な形態にする。
【００１２】尚、図２動力受伝部と、図３シャンク部本
体のかんごうの気密性を良くするために、図２動力受伝
部に３シールパッキンを設ける。
体のかんごうの気密性を良くするために、図２動力受伝
部に３シールパッキンを設ける。
【００１３】第二に、図４ダイヤモンドビット部シャン
クの雌ネジ化と図３シャンク部本体の雄ネジ化である
が、図３、図４の通りである。
クの雌ネジ化と図３シャンク部本体の雄ネジ化である
が、図３、図４の通りである。
【００１４】
【実施例】市販品スーパードリルＯＪ−２による実施工
に導入し、従来品と本考案品における施工能率及びシャ
ンク連結部の強度比較行なった。
に導入し、従来品と本考案品における施工能率及びシャ
ンク連結部の強度比較行なった。
【００１５】 施工条件 穿孔方法 手動による壁面穿孔 穿孔径 １６¢ ２５¢ 穿孔の深さ ９０ｍｍ（１６¢）２００ｍｍ（２５¢） 特殊シャンク使用ダイヤンドビット 従来品セパレート型シャンク使用ダイヤモンドビット 使用ドリル スーパードリルＯＪ−２ 稼働時間 ４２０分 施工者 ５名
【００１６】
【００１７】
【００１８】
【００１９】
【発明の効果】１．実施例の結果、施工能率が従来品セ
パレート型に比べ１６¢で２．５倍向上し、２５¢で
１．８倍向上している事がわかった。 ２．実施例の結果、シャンク部強度は従来品セパレート
型に比べ１６¢で３．３倍に向上し、２５¢で３．９倍
向上している事がわかつた。 ３．施工能率の向上、及びシャンク連結部の強度向上に
ともない施工原価が大幅に低減した。
パレート型に比べ１６¢で２．５倍向上し、２５¢で
１．８倍向上している事がわかった。 ２．実施例の結果、シャンク部強度は従来品セパレート
型に比べ１６¢で３．３倍に向上し、２５¢で３．９倍
向上している事がわかつた。 ３．施工能率の向上、及びシャンク連結部の強度向上に
ともない施工原価が大幅に低減した。
【図面の簡単な説明】
【図１】 特殊シャンク全体の斜視図
【図２】 動力受伝部の斜視図
【図３】 シャンク部本体の斜視図
【図４】 ダイヤモンドビット部シャンクの
斜視図
斜視図
１ 突起状物 ２ 鍵状溝部 ３ シールパッキン
Claims (4)
- 【請求項１】コンクリート穿孔用ダイヤモンドビットの
溶着されたシャンク部であって、動力モーター部からの
動力受伝部が、分離可能となる構造であつて、その連結
方法が、鍵状溝と突起状物のかんごうによる連結方法で
ある特殊シャンク - 【請求項２】請求項１の特殊シャンクであって、そのか
んごう部に弾性体を設け、シール性を向上させた特殊シ
ャンク - 【請求項３】コンクリート穿孔用ダイヤモンドビットの
溶着されたシャンク部であって、ダイヤモンドビットの
溶着部シャンクと、シャンク部本体が分離可能なシャン
クであって、ダイヤモンドビット溶着部シャンクが雌状
連結である特殊シャンク。又、シャンク部本体が雄状連
結である特殊シャンク - 【請求項４】請求項１、請求項２、請求項３の機能を組
み合わせた特殊シャンク
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11036176A JP2000198007A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | 特殊シャンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11036176A JP2000198007A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | 特殊シャンク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000198007A true JP2000198007A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=12462443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11036176A Pending JP2000198007A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | 特殊シャンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000198007A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002361626A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Hori Kouichiro | コンクリート用の穿孔装置 |
| JP2003011113A (ja) * | 2001-07-04 | 2003-01-15 | J P Ii Kk | 湿式コアドリル用ノンコアタイプビット |
| US6908264B1 (en) * | 2002-11-06 | 2005-06-21 | William P. Gundy | Quick change drill bit |
| US20150343540A1 (en) * | 2012-12-21 | 2015-12-03 | Hilti Aktiengesellschaft | Drill Bit with an Exchangeable Cutting Portion |
-
1999
- 1999-01-06 JP JP11036176A patent/JP2000198007A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002361626A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Hori Kouichiro | コンクリート用の穿孔装置 |
| JP2003011113A (ja) * | 2001-07-04 | 2003-01-15 | J P Ii Kk | 湿式コアドリル用ノンコアタイプビット |
| US6908264B1 (en) * | 2002-11-06 | 2005-06-21 | William P. Gundy | Quick change drill bit |
| US20150343540A1 (en) * | 2012-12-21 | 2015-12-03 | Hilti Aktiengesellschaft | Drill Bit with an Exchangeable Cutting Portion |
| US10201860B2 (en) * | 2012-12-21 | 2019-02-12 | Hilti Aktiengesellschaft | Drill bit with an exchangeable cutting portion |
| US10717137B2 (en) | 2012-12-21 | 2020-07-21 | Hilti Aktiengesellschaft | Drill bit with an exchangeable cutting portion |
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