JP2000197864A - ド―ム型ごみ処分場の換気構造 - Google Patents

ド―ム型ごみ処分場の換気構造

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JP2000197864A
JP2000197864A JP11002667A JP266799A JP2000197864A JP 2000197864 A JP2000197864 A JP 2000197864A JP 11002667 A JP11002667 A JP 11002667A JP 266799 A JP266799 A JP 266799A JP 2000197864 A JP2000197864 A JP 2000197864A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみに含まれる有害物の安定化を促進し、ま
た、ごみ投入口を開けた際にごみ投入口からのごみの飛
散を防止すること。 【解決手段】 ドーム型ごみ処分場12の底壁14から
一定の高さで周方向に間隔をおいた複数の壁部16箇所
に換気口26が設けられ、前記高さよりも高い一定の高
さの壁部16箇所で周方向に間隔をおいた複数箇所に換
気口27が設けられ、壁部16の上部中央に排気用ファ
ン28が設けられている。下位の各換気口26を開放し
た状態で排気用ファン28を駆動させると、閉塞空間1
8に大きな直径の渦流が生じ、好気性微生物の生態が活
発化し、有害物の安定化が促進される。また、蓋30に
より換気口26、27を閉じた状態で排気用ファン28
を駆動させると閉塞空間18が負圧となり、この状態で
ごみ投入口20を開ければ、ごみ25がごみ投入口20
から外部に飛散されることを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドーム型ごみ処分場
の換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製の底壁と、この底壁上に
設けられた上方に凸のほぼ半球状のコンクリート製の壁
部とからなるドーム型ごみ処分場が、近年提供されつつ
ある。このドーム型ごみ処分場の多くは、膜体を上方に
凸のほぼ半球状に膨らませ、この膜体の上にコンクリー
トを吹き付け、硬化させて構築できることから、コンク
リート型枠の組み立て、撤去作業が不要となり、工期の
短縮化、コストダウンを図れるなどの利点を有してい
る。ドーム型ごみ処分場では、底壁と半球状の壁部によ
りその内部に閉塞空間を形成し、この閉塞空間にごみを
投入していくものであり、閉塞空間内でごみが満杯にな
ったところでドーム型ごみ処分場に盛り土され、跡地と
して公園などに利用されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようなド
ーム型ごみ処分場においては、先々跡地利用できるよう
に、内部に投入されたごみの有害物は安定化(ごみの中
に含まれている有害成分を取り除くか、雨水や地下水に
触れても溶出しないような処理をすること)させておく
必要がある。また、ドーム型ごみ処分場ではダンプトラ
ックなどによりごみがごみ投入口から投入されるが、ご
み投入口を開けた際に、内部のごみがごみ投入口から外
部に飛散しないようにしておく必要がある。本発明は前
記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的
は、ごみに含まれる有害物の安定化を促進でき、また、
ごみ投入口を開けた際にごみ投入口からのごみの飛散を
防止できるようにしたドーム型ごみ処分場の換気構造を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、コンクリート製の底壁と、この底壁上に設け
られた上方に凸のほぼ半球状のコンクリート製の壁部と
からなり、その内部閉塞空間にごみが投入されるドーム
型ごみ処分場において、前記壁部の周方向に間隔をおい
た複数箇所に設けられ、前記壁部の外部から前記閉塞空
間の内部に、前記閉塞空間内で渦流が生じる方向に外気
が導入される換気口と、前記壁部の上部に設けられた排
気用ファンとを備えることを特徴とする。また、本発明
は、前記周方向に間隔をおいて設けられた複数の換気口
は、一定の高さ毎にそれぞれ設けられていることを特徴
とする。また、本発明は、前記各換気口には、該換気口
を密閉するための蓋が設けられていることを特徴とす
る。
【0005】本発明によれば、排気用ファンの駆動によ
り閉塞空間に負圧が生じ、大気が各換気口を通って閉塞
空間内に吸い込まれる。そして、閉塞空間に大きな直径
の渦流が生じ、ごみの表面の全域上において空気が流動
する。これにより好気性微生物の生態が活発化し、有害
物が分解され、有害物の安定化が促進される。更に、密
閉されたドーム内部で作業する必要がある場合、ドーム
内部を安全な環境に保全できる。また、換気口を閉じて
排気用ファンを駆動させると、閉塞空間が負圧となり、
この状態でごみ投入口を開ければ、内部のごみがごみ投
入口から外部に飛散されることを防止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はドーム型ごみ処分場の断面
正面図、図2は換気口部分におけるドーム型ごみ処分場
の断面平面図を示す。ドーム型ごみ処分場12は、コン
クリート製の底壁14と、この底壁上に設けられた上方
に凸のほぼ半球状(ドーム型)のコンクリート製の壁部
16とからなり、それらの内部に閉塞空間18が形成さ
れている。前記底壁14は遮水機能を備え、ドーム型ご
み処分場12は壁部16の下端まで土中に埋設され、側
部にごみ投入口20が設けられ、ごみ投入口20は蓋2
2により開閉されるように構成されている。なお、図1
において符号24はごみ投入口20に至るように盛り土
されたダンプトラック走行用の道路を示し、また、符号
25は閉塞空間18に投入されたごみを示す。
【0007】前記底壁14から一定の高さの壁部16箇
所で周方向に間隔をおいた複数箇所に換気口26がそれ
ぞれ設けられ、前記高さよりも高い一定の高さの壁部1
6箇所で周方向に間隔をおいた複数箇所に換気口27が
それぞれ設けられ、壁部16の上部中央に排気用ファン
28が設けられている。各換気口26、27は、換気口
26、27を通り壁部16の外部から閉塞空間18へ導
入される空気の流れが、前記閉塞空間18内で渦流
(A)を生じさせるような向きで形成されている。具体
的には、換気口26、27の軸心を壁部16に対して斜
めに形成することで、あるいは、導風板などを設けるこ
とで、換気口26、27から導入される空気の流れが渦
流(A)を生じさせるような向きに形成されている。ま
た、各換気口26、27には、換気口26、27を密閉
して閉塞するための蓋30が設けられている。前記排気
用ファン28は、閉塞空間18内の空気を外部に放出さ
せるためのものである。
【0008】本実施の形態によれば、下位の各換気口2
6を開放し上位の各換気口27を閉じた状態で排気用フ
ァン28を駆動させると、排気用ファン28により閉塞
空間内の空気が排気用ファン28を通って外部に放出さ
れる。このような排気用ファン28の駆動により、閉塞
空間18に負圧が生じ、大気が各換気口26を通って閉
塞空間18内に吸い込まれる。そして、各換気口26を
通る空気の流れにより、ごみ25の上の残りの閉塞空間
18に大きな直径の渦流が生じ、ごみ25の表面の全域
上において空気が流動する。これにより、ごみ25中の
好気性微生物の生態が活発化し、好気性微生物が呼吸す
ることで、あるいは体内で吸収することで有害物が分解
され、空気の流れの少ない箇所に生息する嫌気性微生物
と共に有害物を分解し、有害物の安定化が促進される。
【0009】そして、ごみ25の量が増えごみ25の表
面の高さが換気口26よりも大きくなった時には、下位
の各換気口26を閉じ上位の各換気口27を開放した状
態で排気用ファン28を駆動させると、上記と同様に、
ごみ25の上の残りの閉塞空間18に大きな直径の渦流
が生じ、ごみ25中の好気性微生物の生態が活発化し、
有害物の安定化が促進される。また、蓋30により換気
口26、27を閉じた状態で排気用ファン28を駆動さ
せると、閉塞空間18を負圧に維持することができる。
したがって、ごみの投入時、このように閉塞空間18を
負圧に維持した状態でごみ投入口20の蓋22を開けれ
ば、内部のごみ25がごみ投入口20から外部に飛散さ
れることを防止できる。
【0010】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
コンクリート製の底壁と、この底壁上に設けられた上方
に凸のほぼ半球状のコンクリート製の壁部とからなり、
その内部閉塞空間にごみが投入されるドーム型ごみ処分
場において、前記壁部の周方向に間隔をおいた複数箇所
に設けられ、前記壁部の外部から前記閉塞空間の内部
に、前記閉塞空間内で渦流が生じる方向に外気が導入さ
れる換気口と、前記壁部の上部に設けられた排気用ファ
ンとを備える構成とした。そのため、本発明によれば、
排気用ファンにより閉塞空間に負圧が生じ、大気が各換
気口を通って閉塞空間内に吸い込まれる。これにより、
閉塞空間に大きな直径の渦流が生じ、好気性微生物の生
態が活発化し、有害物の安定化が促進される。また、換
気口を閉じて排気用ファンを駆動させると閉塞空間が負
圧となるので、この状態でごみ投入口を開ければ、内部
のごみがごみ投入口から外部に飛散されることを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドーム型ごみ処分場の断面正面図である。
【図2】換気口部分におけるドーム型ごみ処分場の断面
平面図である。
【符号の説明】
12 ドーム型ごみ処分場 16 壁部 18 閉塞空間 26,27 換気口 28 排気用ファン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製の底壁と、この底壁上に
    設けられた上方に凸のほぼ半球状のコンクリート製の壁
    部とからなり、その内部閉塞空間にごみが投入されるド
    ーム型ごみ処分場において、 前記壁部の周方向に間隔をおいた複数箇所に設けられ、
    前記壁部の外部から前記閉塞空間の内部に、前記閉塞空
    間内で渦流が生じる方向に外気が導入される換気口と、 前記壁部の上部に設けられた排気用ファンと、 を備えることを特徴とするドーム型ごみ処分場の換気構
    造。
  2. 【請求項2】 前記周方向に間隔をおいて設けられた複
    数の換気口は、一定の高さ毎にそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のドーム型ごみ処分場の
    換気構造。
  3. 【請求項3】 前記各換気口には、該換気口を密閉する
    ための蓋が設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のドーム型ごみ処分場の換気構造。
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