JP4033277B2 - ドーム型ごみ処分場の換気構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドーム型ごみ処分場の換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート製の底壁と、この底壁上に設けられた上方に凸のほぼ半球状のコンクリート製の壁部とからなるドーム型ごみ処分場が、近年提供されつつある。
このドーム型ごみ処分場の多くは、膜体を上方に凸のほぼ半球状に膨らませ、この膜体の上にコンクリートを吹き付け、硬化させて構築できることから、コンクリート型枠の組み立て、撤去作業が不要となり、工期の短縮化、コストダウンを図れるなどの利点を有している。
ドーム型ごみ処分場では、底壁と半球状の壁部によりその内部に閉塞空間を形成し、この閉塞空間にごみを投入していくものであり、閉塞空間内でごみが満杯になったところでドーム型ごみ処分場に盛り土され、跡地として公園などに利用されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのようなドーム型ごみ処分場においては、先々跡地利用できるように、内部に投入されたごみの有害物は安定化(ごみの中に含まれている有害成分を取り除くか、雨水や地下水に触れても溶出しないような処理をすること)させておく必要がある。
また、ドーム型ごみ処分場ではダンプトラックなどによりごみがごみ投入口から投入されるが、ごみ投入口を開けた際に、内部のごみがごみ投入口から外部に飛散しないようにしておく必要がある。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、ごみに含まれる有害物の安定化を促進でき、また、ごみ投入口を開けた際にごみ投入口からのごみの飛散を防止できるようにしたドーム型ごみ処分場の換気構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、コンクリート製の底壁と、この底壁上に設けられた上方に凸のほぼ半球状のコンクリート製の壁部とからなり、その内部閉塞空間にごみが投入されるドーム型ごみ処分場において、前記壁部の周方向に間隔をおいた複数箇所に設けられ、前記壁部の外部から前記閉塞空間の内部に、前記閉塞空間内で渦流が生じる方向に外気が導入される換気口と、前記壁部の上部に設けられた排気用ファンとを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記周方向に間隔をおいて設けられた複数の換気口は、一定の高さ毎にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記各換気口には、該換気口を密閉するための蓋が設けられていることを特徴とする。
【0005】
本発明によれば、排気用ファンの駆動により閉塞空間に負圧が生じ、大気が各換気口を通って閉塞空間内に吸い込まれる。そして、閉塞空間に大きな直径の渦流が生じ、ごみの表面の全域上において空気が流動する。
これにより好気性微生物の生態が活発化し、有害物が分解され、有害物の安定化が促進される。更に、密閉されたドーム内部で作業する必要がある場合、ドーム内部を安全な環境に保全できる。
また、換気口を閉じて排気用ファンを駆動させると、閉塞空間が負圧となり、この状態でごみ投入口を開ければ、内部のごみがごみ投入口から外部に飛散されることを防止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はドーム型ごみ処分場の断面正面図、図2は換気口部分におけるドーム型ごみ処分場の断面平面図を示す。
ドーム型ごみ処分場12は、コンクリート製の底壁14と、この底壁上に設けられた上方に凸のほぼ半球状(ドーム型)のコンクリート製の壁部16とからなり、それらの内部に閉塞空間18が形成されている。
前記底壁14は遮水機能を備え、ドーム型ごみ処分場12は壁部16の下端まで土中に埋設され、側部にごみ投入口20が設けられ、ごみ投入口20は蓋22により開閉されるように構成されている。なお、図1において符号24はごみ投入口20に至るように盛り土されたダンプトラック走行用の道路を示し、また、符号25は閉塞空間18に投入されたごみを示す。
【0007】
前記底壁14から一定の高さの壁部16箇所で周方向に間隔をおいた複数箇所に換気口26がそれぞれ設けられ、前記高さよりも高い一定の高さの壁部16箇所で周方向に間隔をおいた複数箇所に換気口27がそれぞれ設けられ、壁部16の上部中央に排気用ファン28が設けられている。
各換気口26、27は、換気口26、27を通り壁部16の外部から閉塞空間18へ導入される空気の流れが、前記閉塞空間18内で渦流(A)を生じさせるような向きで形成されている。具体的には、換気口26、27の軸心を壁部16に対して斜めに形成することで、あるいは、導風板などを設けることで、換気口26、27から導入される空気の流れが渦流(A)を生じさせるような向きに形成されている。
また、各換気口26、27には、換気口26、27を密閉して閉塞するための蓋30が設けられている。
前記排気用ファン28は、閉塞空間18内の空気を外部に放出させるためのものである。
【0008】
本実施の形態によれば、下位の各換気口26を開放し上位の各換気口27を閉じた状態で排気用ファン28を駆動させると、排気用ファン28により閉塞空間内の空気が排気用ファン28を通って外部に放出される。
このような排気用ファン28の駆動により、閉塞空間18に負圧が生じ、大気が各換気口26を通って閉塞空間18内に吸い込まれる。そして、各換気口26を通る空気の流れにより、ごみ25の上の残りの閉塞空間18に大きな直径の渦流が生じ、ごみ25の表面の全域上において空気が流動する。
これにより、ごみ25中の好気性微生物の生態が活発化し、好気性微生物が呼吸することで、あるいは体内で吸収することで有害物が分解され、空気の流れの少ない箇所に生息する嫌気性微生物と共に有害物を分解し、有害物の安定化が促進される。
【0009】
そして、ごみ25の量が増えごみ25の表面の高さが換気口26よりも大きくなった時には、下位の各換気口26を閉じ上位の各換気口27を開放した状態で排気用ファン28を駆動させると、上記と同様に、ごみ25の上の残りの閉塞空間18に大きな直径の渦流が生じ、ごみ25中の好気性微生物の生態が活発化し、有害物の安定化が促進される。
また、蓋30により換気口26、27を閉じた状態で排気用ファン28を駆動させると、閉塞空間18を負圧に維持することができる。
したがって、ごみの投入時、このように閉塞空間18を負圧に維持した状態でごみ投入口20の蓋22を開ければ、内部のごみ25がごみ投入口20から外部に飛散されることを防止できる。
【0010】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明は、コンクリート製の底壁と、この底壁上に設けられた上方に凸のほぼ半球状のコンクリート製の壁部とからなり、その内部閉塞空間にごみが投入されるドーム型ごみ処分場において、前記壁部の周方向に間隔をおいた複数箇所に設けられ、前記壁部の外部から前記閉塞空間の内部に、前記閉塞空間内で渦流が生じる方向に外気が導入される換気口と、前記壁部の上部に設けられた排気用ファンとを備える構成とした。
そのため、本発明によれば、排気用ファンにより閉塞空間に負圧が生じ、大気が各換気口を通って閉塞空間内に吸い込まれる。
これにより、閉塞空間に大きな直径の渦流が生じ、好気性微生物の生態が活発化し、有害物の安定化が促進される。
また、換気口を閉じて排気用ファンを駆動させると閉塞空間が負圧となるので、この状態でごみ投入口を開ければ、内部のごみがごみ投入口から外部に飛散されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドーム型ごみ処分場の断面正面図である。
【図2】換気口部分におけるドーム型ごみ処分場の断面平面図である。
【符号の説明】
12 ドーム型ごみ処分場
16 壁部
18 閉塞空間
26,27 換気口
28 排気用ファン

Claims (3)

  1. コンクリート製の底壁と、この底壁上に設けられた上方に凸のほぼ半球状のコンクリート製の壁部とからなり、その内部閉塞空間にごみが投入されるドーム型ごみ処分場において、
    前記壁部の周方向に間隔をおいた複数箇所に設けられ、前記壁部の外部から前記閉塞空間の内部に、前記閉塞空間内で渦流が生じる方向に外気が導入される換気口と、
    前記壁部の上部に設けられた排気用ファンと、
    を備えることを特徴とするドーム型ごみ処分場の換気構造。
  2. 前記周方向に間隔をおいて設けられた複数の換気口は、一定の高さ毎にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載のドーム型ごみ処分場の換気構造。
  3. 前記各換気口には、該換気口を密閉するための蓋が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のドーム型ごみ処分場の換気構造。
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