JP2000197702A - 珊瑚を用いて発生させる機能生理活性負イオン空気製造装置 - Google Patents

珊瑚を用いて発生させる機能生理活性負イオン空気製造装置

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JP2000197702A JP10378639A JP37863998A JP2000197702A JP 2000197702 A JP2000197702 A JP 2000197702A JP 10378639 A JP10378639 A JP 10378639A JP 37863998 A JP37863998 A JP 37863998A JP 2000197702 A JP2000197702 A JP 2000197702A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 珊瑚を用いて発生させる有害物質を含まない
機能生理活性負イオン空気製造装置の提供 【構成】 焼成手段1が風化珊瑚粉を100〜1,00
0℃で焼成して珊瑚炭酸カルシウム(CaCO)2を
造成し、解離手段3が焼成手段1からの珊瑚炭酸カルシ
ウム(CaCO)2を微細外力によってカルシウムイ
オン(Ca2+)5と炭酸イオン(CO 2−)6で解
離する。そして、水分反応手段7が上記の炭酸イオン6
を空気中の水分(HO)と反応させて暖衝塩基−生理
機能活性イオンである重炭酸塩(HCO)8及び生
理活性イオン−負イオンIである水酸イオン(OH
9を得る。 【効果】 明細書に記したデータのごとき多大な効果が
生じた。また、消臭効果をも有した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは負イオン空
気の製造装置に関するものであり、特に機能生理活性の
負イオン空気の製造装置に関するものである。就中、焼
成した珊瑚粉を用いて発生させた機能生理活性負イオン
空気の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】なお、ここから[0016]迄は、本願
特許出願人が平成10年12月24日に提出した特許願
「風化珊瑚を用いて発生させた機能生理活性負イオン空
気」のの明細書の文章と殆ど同一であるが、出願が異な
る故に、ここに改めて記載する。しかして、空気イオン
には、正イオンと負イオンがある。正イオン空気は、都
市空間や汚染空気などに多くて、たくさんあるところで
は偏頭痛、自律神経失調、不睡眠、欝病、不安感増加、
神経症、交感神経活動興奮などが起こるが、負イオン空
気の空間では爽快感、熟睡、副交感神経活動の増加、学
習効果の増進などがあると言われている。このような空
気イオンは、レナード効果、コロナ放電効果、電子放電
式や電気石吸着繊維などによって作られる。
【0003】水滴を強い外力で小さな水滴に分裂させた
とき、レナード効果により水滴自身は正イオン、水滴周
囲の空気を負イオン化させる手法による方法があるが、
原水の汚染があるとき、バクテリアなどを空気中に分射
するという短所がある。また、コロナ放電手法は、正・
負電極に高電圧を加えてプラズマによる正・負イオンを
発生させるものであるが、副産物として人体に有害なオ
ゾン、窒素酸化物を発生してしまうという問題がある。
電子放射式はコロナ放電効果に似るもので、正電極がな
くて、電子ビームを空中に放射する方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】負イオンの生理的な良
い作用としては、虚弱高齢者や高血圧症によくみられる
興奮した交感神経活動抑制、迷走神経活動増進、脳内物
質分泌促進による睡眠作用、疲労回復作用、鎮痛作用、
利尿作用等が知られており、このような負イオン空気発
生装置等が数多く紹介されている。しかして、上述のコ
ロナ放電式による負イオンには、人体に有害なオゾンや
窒素酸化物が混在している。また、レナード効果に基づ
いた高速ファン噴射による水滴分裂式による負イオン発
生には、その装置の構造の複雑性と原水の汚染の危険性
などの短所が取り上げられる。
【0005】また、自然界、特に滝付近、森林中に存在
する負イオンと人工的に作られるいわゆる負イオンの実
体も異なることも考えなければならない。A.P.Kr
uegerは、空気イオンを四つの分子式で表現したこ
とがある。(International Journ
al of Bioneterology,vol.1
6,no.4,pp313−322,1972)。すな
わち、陽イオンは、H(HO)(HO)(H
O),負イオンはO (HO),OH(H
O)と分けた。ここで(HO)と言うものは、
水イオンクラスターであって、H,O ,OH
は水イオンの解離から生じるもので、いわゆる空気イオ
ンの正体である。このイオン解離方法として、上記のコ
ロナー放電か強制水滴分裂式が用いられたと考えられ
る。
【0006】人体に有害な物質であるオゾンを発生させ
ないレオナード効果を利用し、水滴を分裂させて活性的
なイオン空気を作る装置とその負イオンの生理活性は、
特開平4−141179号公報(陰イオン製造及びその
装置)、特開平8−308914(高湿度活性空気)に
示されている。ところが、これらの装置によって作られ
た負イオンを生理活性と表現するが、A.P.Krue
gerが言ったような生物学的に、あるいは生理学的な
活性を起こす機序を全く提供していない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる風化珊瑚
を用いて発生させた機能生理活性負イオン空気製造装置
は、以上の技術的な問題点に鑑みて、肺組織から吸入さ
れ、電解質溶液として血液の酸塩基平衡性の維持に大事
な役割を果たす物質、すなわち生理的な機能活性化させ
る負イオン空気を製造するものである。なお、この項は
通常は簡潔なものであるが、本発明は従来にない画期的
なもの故に理解しにくいと思われる。それで、その関連
技術をも以下に詳細に述べた。
【0008】上記の目的を達成させるために、本発明に
かかる風化珊瑚を用いて発生させた機能生理活性負イオ
ン空気製造装置は、風化珊瑚粉による炭酸カルシウムと
水と空気とを圧力や摩擦力や振動力とかの微細外力を加
えることによって機能生理活性負イオン空気を製造する
ものである。
【0009】しかして、その作用と製造方法を以下に述
べる。まず、風化珊瑚粉が含む炭酸カルシウムが外力に
より CaCO ←→ Ca2− + CO 2−
(式1)のように、カルシウムイオンと炭酸カルシウム
に解離する。水溶液では、水の分子と水素イオンの間
に、 HO ←→ H + OH (式2) の
平衡が常に成立している。圧力や摩擦力や振動等の外部
運動エネルギーによって、水分子は水のクラスター構
造、すなわち水の分子が複合的に付いたイオンクラスタ
ー複合体として、 (HO)(HO) ←→ H
(HO) +OH(HO) (式3) で
示される。ここで、(HO)を生理活性負イオンと
言う。
【0010】式1にあるが、発生した炭酸ガスは、水溶
液に溶けるとHOと可逆的に統合して炭酸(HCO
)となり、これが酸として(式4)のように水素イオ
ン(H)と重炭酸イオン(HCO )に可逆的に解
離する。ここで、COとHCO を一緒にして、
解離炭酸HCO を結合炭酸、すなわち機能活性イ
オンと定義する。 CO + HO ←→ H
←→ HCO + H (式4)
【0011】炭酸の第2段の解離は、HCO が酸
となって、 HCO ←→ HCO 2+ (式
5) のように行われる。以上のイオンの構成によっ
て、炭酸の第1段の熱学的解離定数(Kl)は、 Kl
= [(H)(HCO ]/[CO)] pH=
pKl + log[(HCO )]/[(C
)] (式6) で定義される。
【0012】水溶液に山が加えられてHが増加すれ
ば、OH低下する。もしアルカリが加えられOH
増加したとき、Hが低下してその状態で平衡する。人
体の生理的な水溶液の濃度(pH値)は、−log[H
]あるいはpK + log{[HCO ]/[C
]}であらわされるが、たとえば血液のpH値は平
均約7.4である。
【0013】生体内におけるpH値を恒常に保つため
に、生体には種々のpH緩衝系が備わっている。血液と
間質液における主要な緩衝系は、CO + H
←→HCO +Hのシステムであると言うこと
で、食物摂取および物質代謝による生体機能的な恒常
性、すなわち酸−塩基平衡性は、HCO 、H、C
、OHと言うイオンによって調節されるので、機
能生理活性イオンと呼ばれる。空気中に、このような機
能生理活性負イオンを発生させ、人体の恒常性を維持さ
せるようにすることが本発明の趣旨である。
【0014】本発明は、機能生理活性イオンを発生させ
る手段として、風化珊瑚粉を用いたものである。風化珊
瑚粉は、炭酸カルシウムを35〜45%程度含んでい
る。炭酸カルシウム(CaCO)に水の微細外力(圧
力や摩擦力等)を加えるとカルシウムイオン(C
2+)と炭酸イオン(CO )で解離し、炭酸イオ
ンが水(HO)と反応すれば、生体活性イオンである
重炭酸塩(HCO)と生理活性イオンである負イオン
(OH)が発生する。
【0015】このような負イオン(OH)発生は、水
イオンから解離された水素イオン(H)を減少させる
ことによって、空気中は生体機能活性イオンと生理活性
イオンである負イオン数が増加する。もし、この反応が
液体の中で起これば、液体はアルカリ化する。機能生理
活性負イオンの増加量及び速度は、炭酸カルシウムに不
純物の混入率、微細外力、水量(湿度)に左右されるこ
とが分かる。
【0016】本発明に於て、炭酸カルシウムは、風化珊
瑚粉から検出して、120〜1000℃で焼成し、純度
を高め、粉粒化したものである。微細外力は、受動的な
摩擦力及び圧力や超音波振動式などがある。
【0017】以下に、本発明にかかる珊瑚を用いて発生
させる機能生理活性負イオン空気製造装置の具体的な構
成を詳細に記載する。最初に、本発明の請求項1に記載
した発明の構成を説明する。この発明は、まず、焼成手
段がある。この焼成手段は、風化珊瑚粉を焼成して珊瑚
炭酸カルシウム(CaCO)を造成するものである。
つぎに、解離手段がある。
【0018】この解離手段は、上記の焼成手段からの珊
瑚炭酸カルシウム(CaCO)を微細外力(圧力や風
力、摩擦力等)によってカルシウムイオン(Ca2+
と炭酸イオン(CO 2−)で解離するものである。そ
して、水分反応手段がある。この水分反応手段は、上記
の炭酸イオンを空気中の水分(HO)と反応させて暖
衝塩基−生理機能活性イオンである重炭酸塩(HCO
)及び生理活性イオン−負イオンである水酸イオン
(OH)を得るものである。
【0019】つぎに、本発明にかかる珊瑚を用いて発生
させる機能生理活性負イオン空気製造装置の請求項2に
記載した発明の構成を説明する。この発明は、風化珊瑚
が、100〜1000℃で焼成され、空気と水とに反応
させ、水分付きの負イオン空気(OH(HO)
n)、よりなるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる珊瑚を用
いて発生させる機能生理活性負イオン空気製造装置の一
般的な実施の形態を述べる。焼成手段が、風化珊瑚粉を
100〜1,000℃で焼成して珊瑚炭酸カルシウム
(CaCO)を造成する。つぎに、解離手段が、上記
の焼成手段からの珊瑚炭酸カルシウム(CaCO)を
微細外力によってカルシウムイオン(Ca2+)と炭酸
イオン(CO 2−)で解離する。
【0021】そして、水分反応手段が、上記の炭酸イオ
ンを空気中の水分(HO)と反応させて暖衝塩基−生
理機能活性イオンである重炭酸塩(HCO)及び生
理活性イオン−負イオンである水酸イオン(OH)を
得る。
【0022】
【実施例】しかして、本発明にかかる珊瑚を用いて発生
させる機能生理活性負イオン空気製造装置をその具体的
な実施例を用いて添付の図面と共に詳細に述べる。ま
ず、図1に示すブロックダイアグラムのごとくに、焼成
手段1がある。この焼成手段1は、風化珊瑚粉を100
〜1,000℃で焼成して珊瑚炭酸カルシウム(CaC
)2を造成するものである。
【0023】つぎに、解離手段3がある。この解離手段
3は、上記の焼成手段1からの珊瑚炭酸カルシウム(C
aCO)2を微細外力(圧力や風力、摩擦力等)4
(図2においてはピストン4a、図3においてはスプレ
ーボタン4b、図4においては超音波発信子4c、)に
よってカルシウムイオン(Ca2+)5と炭酸イオン
(CO 2−)6で解離するものである。
【0024】そして、水分反応手段7がある。この水分
反応手段7は、上記の炭酸イオン6を空気中の水分(H
O)と反応させて暖衝塩基−生理機能活性イオンであ
る重炭酸塩(HCO)8及び生理活性イオン−負イ
オンIである水酸イオン(OH)9を得るものであ
る。この水酸イオン(OH)、すなわち負イオンIを
がたくさん発生すれば、水分子から解離された水素イオ
ン(H)を減少させることになり、空気中に生理機能
活性イオンである負イオン数が増加する。
【0025】図2〜図4に、本発明の負イオン空気製造
装置の具体的な実施例をあげた。まず、図2のものは、
ピストン式のものである。これは、シリンダSの中に上
述により焼成した珊瑚炭酸カルシウム2を入れ、そのシ
リンダSの中のピストンPをそのロットRで上下に駆動
させ、噴射口Oからその負イオンIを噴射させるもので
ある。図3のものは、スプレー式のものである。これ
は、そのスプレー缶Cの中に上述により焼成した珊瑚炭
酸カルシウム2と圧縮ガスGを入れ、スプレーボタンB
を押して負イオンIを噴射させる。または、圧縮ガスG
なしで、スプレーボタンBを押してその圧力で負イオン
Iを噴射させる。図4のものは、超音波式のものであ
る。これは、そのハウジングHの中に上述により焼成し
た珊瑚炭酸カルシウム2と超音波発信子Uを入れ、バル
ブVを通して落ちてきた炭酸カルシウム水を、この超音
波発信子Uで振動させ、負イオンIを発生させ、ファン
Fにて、その噴射口Oからその負イオンを噴射させるも
のである。
【0026】以下に、以上のものの試験データを示す。
表1,2,3は、珊瑚カルシウム水のマイナスイオン数
のデータであって、図5,6,7,8,9,10,1
1,12,13はその基となったデータである。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】表4,5,6は、珊瑚カルシウムPW(パ
ウダー)のマイナスイオン数のデータであって、図1
4,15,16,17,18,19,20,21,22
はその基となったデータである。
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】
【表6】
【0034】
【発明の効果】本発明にかかる風化珊瑚を用いて発生さ
せた機能生理活性負イオン空気は、以上のごとくになし
たゆえに、上記の課題を解決して上記したデータのごと
き多大な効果が生じた。また、消臭効果をも有した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる風化珊瑚を用いて発生させた機
能生理活性負イオン空気製造装置の一実施例のブロック
ダイアグラムを示したものである。
【図2】本発明にかかる風化珊瑚を用いて発生させた機
能生理活性負イオン空気製造装置のピストン式の一実施
例の側面一部断面図を示したものである。
【図3】図2のもののスプレー式の実施例の側面断面図
を示したものである。
【図4】図2のものの超音波式の実施例の側面断面図を
示したものである。
【図5】表1のもののデータの1部であってその棒グラ
フを示したものである。
【図6】表1のもののデータの別の1部であってその棒
グラフを示したものである。
【図7】表1のもののデータのさらに別の1部であって
その棒グラフを示したものである。
【図8】表2のもののデータの1部であってその棒グラ
フを示したものである。
【図9】表2のもののデータの別の1部であってその棒
グラフを示したものである。
【図10】表2のもののデータのさらに別の1部であっ
てその棒グラフを示したものである。
【図11】表3のもののデータの1部であってその棒グ
ラフを示したものである。
【図12】表3のもののデータの別の1部であってその
棒グラフを示したものである。
【図13】表3のもののデータのさらに別の1部であっ
てその棒グラフを示したものである。
【図14】表4のもののデータの1部であってその折れ
線グラフを示したものである。
【図15】表4のもののデータの別の1部であってその
折れ線グラフを示したものである。
【図16】表4のもののデータのさらに別の1部であっ
てその折れ線グラフを示したものである。
【図17】表5のもののデータの1部であってその折れ
線グラフを示したものである。
【図18】表5のもののデータの別の1部であってその
折れ線クラフを示したものである。
【図19】表5のもののデータのさらに別の1部であっ
てその折れ線グラフを示したものである。
【図20】表6のもののデータの1部であってその折れ
線グラフを示したものである。
【図21】表6のもののデータの別の1部であってその
折れ線グラフを示したものである。
【図22】表6のもののデータのさらに別の1部であっ
てその折れ線グラフを示したものである。
【符号の説明】
1 風化珊瑚粉焼成手段 2 珊瑚炭酸カルシウム 3 微細外力 4 解離手段 5 カルシウムイオン 6 炭酸イオン 7 水分反応手段 8 重炭酸塩 9 水酸イオン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】風化珊瑚粉を焼成して珊瑚炭酸カルシウム
    (CaCO)を造成する焼成手段、該焼成手段からの
    珊瑚炭酸カルシウム(CaCO)を微細外力(圧力や
    風力、摩擦力等)によってカルシウムイオン(C
    2+)と炭酸イオン(CO 2−)で解離する解離手
    段、その炭酸イオンを空気中の水分(HO)と反応さ
    せて暖衝塩基−生理機能活性イオンである重炭酸塩(H
    CO)及び生理活性イオン−負イオンである水酸イ
    オン(OH)を得る水分反応手段、より成ることを特
    徴とした風化珊瑚を用いて発生させた機能生理活性負イ
    オン空気製造装置。
  2. 【請求項2】風化珊瑚が、100〜1000℃で焼成さ
    れ、空気と水とに反応させ、水分付きの負イオン空気
    (OH(HO)n)、よりなるものであることを特
    徴とした特許請求の範囲1に記載の風化珊瑚を用いて発
    生させた機能生理活性負イオン空気製造装置。
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