JP2000197504A - インソ―ル - Google Patents

インソ―ル

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JP2000197504A
JP2000197504A JP11002197A JP219799A JP2000197504A JP 2000197504 A JP2000197504 A JP 2000197504A JP 11002197 A JP11002197 A JP 11002197A JP 219799 A JP219799 A JP 219799A JP 2000197504 A JP2000197504 A JP 2000197504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
insole
foot
liquid
covering material
Prior art date
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Pending
Application number
JP11002197A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Mukumoto
満 椋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOEI SANGYO KK
Original Assignee
SHOEI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芳香、消臭、抗菌等の作用を発揮し、長期間
に渡り、効果的なマッサージ効果が期待できるインソー
ルの提供。 【解決手段】 可撓性を有する被覆材2の内部に液体3
が流動可能に封入されてなるインソール1であって、内
部に封入された液体は、被覆材を介して香りや成分等を
外部へ透過可能とされてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体封入タイプ
のインソール(靴の中敷き)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】可撓性を有するシート材の内部に、水等
の液体が封入されたインソールが提供されている。この
種のインソールは、歩く際に内部の液体が流動すること
により、足をマッサージする効果を発揮する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インソールは、液体の流動によってのみ足をマッサージ
するものであったので、その効果が限られたものであっ
た。また、従来のインソールでは、消臭や芳香等の作用
がなかったので、これらの作用を期待するには別途、消
臭・芳香スプレー等を使用する必要があるが、その場合
でも、持続的な消臭や芳香が期待できなかった。さら
に、本件発明者は、インソール内に封入された液体が被
覆材との相性により透過する特性を知見し、マッサージ
効果を低下させないために、より透過の遅い液体の使用
を模索した。
【0004】そして、インソール内に、アロマテラピー
用オイル等の芳香性等を有する液体を使用することで、
極めて微量ずつ透過させて、インソールに芳香性等を持
たせると共に、好ましくは、水よりも透過の遅いオイル
を使用することでマッサージ効果を長期に渡り期待する
ことのできる本発明をするに至ったものである。しか
も、アロマテラピー用オイルを使用した場合には、足の
マッサージ効果も高めることができるのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明のイ
ンソールは、可撓性を有する被覆材の内部に液体が流動
可能に封入されてなるインソールであって、内部に封入
された液体は、被覆材を介して香りや成分等を外部へ透
過可能とされてなることを特徴とする。なお、前記液体
としては、アロマテラピー用オイル、又は芳香剤を添加
されたグリセリンやオイル等が好適に使用される。
【0006】特に、アロマテラピー用オイルが好適であ
り、その場合には、キャリアオイルにエッセンシャルオ
イルが約0.5〜15%含まれてなるものがよい。な
お、アロマテラピー用オイルとして、消臭、芳香、抗
菌、足のケア等のいずれか1以上の効果を発揮するよう
エッセンシャルオイルを組み合わせるのがよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明のインソール1に
ついて、さらに詳細に説明する。図1は、この発明のイ
ンソール1を示しており、(a)は平面図、(b)はA
−A断面図である。この発明のインソール1は、足形状
に形成された被覆材2(21,22)の中に、芳香性等
を備えるオイル3が封入されてなる。
【0008】被覆材2は、靴の内底に敷いて使用するの
に適した略足形状に形成されてなる。被覆材2の大きさ
は、靴の大きさに応じて各種用意することも可能である
が、使用者が各自の足の大きさに適合するよう一部を切
断可能に形成しておいてもよい。例えば、図示の例で
は、爪先側に、円弧状に切断線23,23を離間させて
描いているので、使用者は適宜この線に沿ってインソー
ル1を切断することができ、1つのインソール1で、例
えば女性用で約21〜25cm、男性用で約24〜27
cm程度まで1cm刻みで対応可能としている。なお、
この線の部分に沿ってインソール1を切断しても、オイ
ル3が洩れないように構成しておくのは当然である。す
なわち、切断線23の部分は、後述するとおり、上下の
シート材21,22が溶着されているので、切り取りが
可能である。
【0009】被覆材2は、可撓性を有するフィルム・シ
ート材からなる。この実施例では、上下2枚の同一形状
のシート材21,22からなり、その周端縁同士が互い
に熱溶着されてなり、内部の密閉隙間にオイル3が封入
されている。なお、歩き易くしたり、マッサージ効果を
高める等のために、適宜の部分で上下のシート材21,
22を溶着して、オイル3の動きを適宜に規制してもよ
い。図示の例では、土踏まず周辺等に、溶着部24,2
4,…がそれぞれ線状に形成されている。
【0010】被覆材2の材質としては、封入されるオイ
ル3を極めて微量ずつ気化させる材料であれば特に問わ
ないが、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)や熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)、
塩化ビニール等を使用することができる。
【0011】被覆材2の内部に封入されるオイル3とし
ては、芳香や消臭、抗菌等のいずれか一以上の効果を備
えるものであれば特に問わないが、アロマテラピー用の
オイル3が好適に使用される。つまり、一般的に無臭の
キャリアオイル(ベースオイル)に、芳香性等を備える
エッセンシャルオイル(精油)が所定割合で混合された
オイル3が使用される。キャリアオイルに対するエッセ
ンシャルオイルの混合割合は、エッセンシャルオイルの
植物の種類や組合せ等によって適宜に変更されるが、通
常の場合、約0.5〜15%程度に設定され、好適には
約0.5〜3%、一層好ましくは約2〜3%に設定され
る。これは、西洋人よりも比較的微香を好むとされる日
本人の好み等を考慮したものである。
【0012】キャリアオイルとしては、具体的には、例
えばフットマッサージに使用されるグレープシードオイ
ルやホホバオイル、それにスイートアーモンドオイルが
使用される。なお、グレープシードオイルは、リノール
酸が主成分でビタミンEを豊富に含んでおり、通常、マ
ッサージ・整肌や乳液・クレンジングとして使用される
代表的オイルである。一方、エッセンシャルオイルとし
ては、具体的には、例えばローズマリー、カモミール
(カモミールローマン)及びペパーミントの組合せが使
用される。この組合せは、一般的に足のケアに良いとさ
れている。しかも、ローズマリーには抗菌性や消臭性等
が、またペパーミントには抗菌性や抗炎症性等があるこ
とがあることが知られており、靴や足への使用に好適と
いえる。
【0013】なお、エッセンシャルオイルの組合せとし
ては、上述のペパーミント・ローズマリー・カモミール
の組合せ(一般的使用用途:むくみ・疲労解消・筋肉疲
労・抗菌浄化)の他、ラベンダー・ローズウッド・マジ
ョラムの組合せ(一般的使用用途:便秘・生理痛・血行
不良・デオドラント)、レモンユーカリ・ティートリー
・プチグレン(一般的使用用途:冷え性・血行不良・む
くみ・肩こり・抗菌浄化)などを採用する等、適宜の変
更が可能なことは言うまでもない。
【0014】この実施例では、上記組合せのエッセンシ
ャルオイルをキャリアオイルに対して約3%添加して構
成している。そして、そのようにして構成されたアロマ
テラピー用のオイル3は、被覆材2の中に例えば約10
〜15cc程度、図示例では約15cc封入されてい
る。なお、封入量は、足の大きさ等により適宜に設定さ
れる。
【0015】オイル3の封入状態において、インソール
1の厚さは、約5mmまで、好ましくは(特に女性用で
は)約2〜3mm程度までに抑えるのがよい。それ以上
の厚さだと、靴を履きにくくなるし、あまりに薄くした
のではマッサージ効果が望み得ないからである。
【0016】上記実施例のインソール1は、靴の内側の
底に敷かれて使用される。なお、表裏を反転することに
より、左右いずれの足にも同一の構成のインソール1で
対応することができる。使用に際しては、靴の大きさに
合わせて、インソール1の先端部をハサミ等で切断して
使用することができる。上下のシート材21,22が熱
溶着された部分23に沿って切断することにより、切断
によって、内部のオイル3が洩れ出す不都合はない。
【0017】本インソール1を敷いた靴を履いて歩く
と、内部のオイル3がクッションの役目を果たすと共
に、その流動によって足の裏をマッサージする効果も発
揮する。しかも、インソール1からは極めて微量ながら
アロマテラピー用のオイル3がしみ出しているので、そ
のオイル3を付けて足をマッサージするのと同様の作
用、効果が期待できる。この効果は、足のケアに適した
エッセンシャルオイル3の組合せを採用することにより
一層効果的となる。また、オイル3に芳香や消臭、抗菌
等の作用を持たせておけば、靴や足の臭いを軽減するこ
とが可能となる。本インソールは、被覆材の透過性と内
容物の特性を利用して、内部に封入された物質の香りや
成分を被覆材の外に出すことに特徴を有する。
【0018】なお、被覆材2からのオイル3の透過は極
めてごく微量ずつであるから、靴や靴下、足等を濡らす
ことはないのみならず、使用に伴うオイル3の減少によ
ってマッサージ効果が減るおそれもない。特に、従来の
ミネラルウォーターと比べてオイル3は透過が遅いとい
う利点もある。
【0019】ところで、上記実施例においては、被覆材
に封入する液体として、アロマテラピー用オイルを使用
した例を示したが、芳香のみを目的とさせる場合等に
は、グリセリンやオイル、水等に、芳香剤等を添加して
使用してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明のインソ
ールによれば、被覆材に封入された液体が、被覆材を透
過して芳香や消臭、足のケア等の各種作用を発揮するの
で、足の使用に適する。また、アロマテラピー用のオイ
ルを使用すれば、そのオイルの極めて微量なしみ出しに
も伴って、歩く際のマッサージ効果を高めることができ
る。しかも、オイルを使用した場合には、水に比べて透
過が比較的遅いので、継続的に、上記各作用、効果を期
待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のインソールの一実施例を示す図であ
り、(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。
【符号の説明】
1 インソール 2 被覆材 3 液体(アロマテラピー用オイル等) 21,22 シート材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する被覆材の内部に液体が流
    動可能に封入されてなるインソールであって、 内部に封入された液体は、被覆材を介して香りや成分等
    を外部へ透過可能とされてなることを特徴とするインソ
    ール。
  2. 【請求項2】 前記液体が、アロマテラピー用オイル、
    又は芳香剤を添加されたグリセリンやオイル等からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のインソール。
  3. 【請求項3】 前記アロマテラピー用オイルは、キャリ
    アオイルにエッセンシャルオイルが約0.5〜15%含
    まれてなることを特徴とする請求項2に記載のインソー
    ル。
JP11002197A 1999-01-07 1999-01-07 インソ―ル Pending JP2000197504A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2440103A (en) * 2006-07-20 2008-01-23 Mark Adam Hood An item of footwear or an insole for an item of footwear which includes a pad for storing a treatment agent
JP2010184098A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Hiroshima Kasei Ltd インソール及びインソールを製造する方法
WO2018232567A1 (zh) * 2017-06-19 2018-12-27 林信璋 鞋用除臭剂组合物及其除臭片结构

Cited By (4)

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