JP2000197475A - 種麹の製造装置 - Google Patents
種麹の製造装置Info
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- JP2000197475A JP2000197475A JP26899A JP26899A JP2000197475A JP 2000197475 A JP2000197475 A JP 2000197475A JP 26899 A JP26899 A JP 26899A JP 26899 A JP26899 A JP 26899A JP 2000197475 A JP2000197475 A JP 2000197475A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】雑菌のない種麹を製造する。
【解決手段】種菌供給装置を水平円筒状をした圧力容器
1、該容器に連通設置された種菌供給装置16、および
該種菌供給装置16に連通設置された加圧装置19で構
成して、加圧装置19を作動させ圧力容器1内を大気圧
より高圧に保持したまま種菌供給装置16に収納された
種菌を圧力容器1へ供給し、雑菌の混入を防止する。
1、該容器に連通設置された種菌供給装置16、および
該種菌供給装置16に連通設置された加圧装置19で構
成して、加圧装置19を作動させ圧力容器1内を大気圧
より高圧に保持したまま種菌供給装置16に収納された
種菌を圧力容器1へ供給し、雑菌の混入を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、種麹を加圧下で培地
に接種する装置に関する。
に接種する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】醤油あるいは酒等を製造するに際して用
いられる種麹を製造する装置として、「種麹製造装置」
(特公昭54−19476)を挙げることができる。こ
の装置は、種麹原料を蒸煮する密閉圧力容器に、蒸煮さ
れた種麹原料を冷却するための真空発生装置と、容器内
の減圧を利用して種菌を密閉圧力容器内へ供給する吸引
管と、そして密閉圧力容器内を加熱・冷却するためのジ
ャッケトを備えた種麹製造装置である。また、最近の例
として、「無雑菌製造装置」(実開昭63−19700
0)、および「固体培養装置」(特開昭64−3427
5)を挙げることができる。
いられる種麹を製造する装置として、「種麹製造装置」
(特公昭54−19476)を挙げることができる。こ
の装置は、種麹原料を蒸煮する密閉圧力容器に、蒸煮さ
れた種麹原料を冷却するための真空発生装置と、容器内
の減圧を利用して種菌を密閉圧力容器内へ供給する吸引
管と、そして密閉圧力容器内を加熱・冷却するためのジ
ャッケトを備えた種麹製造装置である。また、最近の例
として、「無雑菌製造装置」(実開昭63−19700
0)、および「固体培養装置」(特開昭64−3427
5)を挙げることができる。
【0003】まず、前者は、製麹缶に麹原料蒸煮用の蒸
気噴射管、蒸煮された麹原料を冷却するための真空発生
装置、種麹を真空供給するための種麹供給装置、製麹缶
内の空気を循環させるための循環用送風機、および空気
加熱・冷却機等を設置した無雑菌製麹装置である。ま
た、後者は、培養原料を加圧蒸煮可能な圧力容器内に、
空気循環ファン、冷却コイル、およびヒーターを設置し
た固体培養装置である。
気噴射管、蒸煮された麹原料を冷却するための真空発生
装置、種麹を真空供給するための種麹供給装置、製麹缶
内の空気を循環させるための循環用送風機、および空気
加熱・冷却機等を設置した無雑菌製麹装置である。ま
た、後者は、培養原料を加圧蒸煮可能な圧力容器内に、
空気循環ファン、冷却コイル、およびヒーターを設置し
た固体培養装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置に
おいて、種菌を培地へ接種する手段は、いずれも圧力容
器が冷却される際その内部がマイナス圧になる現象を利
用して行われている。このような接種手段であると、外
部より雑菌が混入することもあり好ましい方法とは言い
難い。かかる現状に鑑み本願発明者は、鋭意研究の結
果、圧力容器を大気圧より高圧に保持したまま高圧空気
を利用して種菌を圧力容器に導入し培地に接種すれば、
外部より雑菌の混入が防止されることを知検し本願発明
を完成させた。
おいて、種菌を培地へ接種する手段は、いずれも圧力容
器が冷却される際その内部がマイナス圧になる現象を利
用して行われている。このような接種手段であると、外
部より雑菌が混入することもあり好ましい方法とは言い
難い。かかる現状に鑑み本願発明者は、鋭意研究の結
果、圧力容器を大気圧より高圧に保持したまま高圧空気
を利用して種菌を圧力容器に導入し培地に接種すれば、
外部より雑菌の混入が防止されることを知検し本願発明
を完成させた。
【0005】すなわち、本願発明は、水平円筒状をした
圧力容器、該容器に連通設置された種菌供給装置、およ
び該種菌供給装置に連通設置された加圧装置より構成さ
れ、加圧装置を作動させ圧力容器内を大気圧より高圧に
保持したまま種菌を圧力容器へ供給することを特徴とす
る種麹の製造装置である。
圧力容器、該容器に連通設置された種菌供給装置、およ
び該種菌供給装置に連通設置された加圧装置より構成さ
れ、加圧装置を作動させ圧力容器内を大気圧より高圧に
保持したまま種菌を圧力容器へ供給することを特徴とす
る種麹の製造装置である。
【0006】
【課題を解決するための具体的手段】図1において、1
は、水平円筒状をした密閉型圧力容器で、一方の端部例
えば左端部はカバー2で覆われており、該カバー2は、
フランジ継手式あるいはクラッチリング式等により開閉
自在に設置されている。そして、圧力容器1の内部下方
にはレール3が架設されており、該レール3上には種菌
の培地を多段に収納する種菌培地棚4が移動自在に載置
されている。種菌培地棚4の各段には、コムギあるいは
フスマ等からなる培地が盛り込まれたトレイ5が収納さ
れている。
は、水平円筒状をした密閉型圧力容器で、一方の端部例
えば左端部はカバー2で覆われており、該カバー2は、
フランジ継手式あるいはクラッチリング式等により開閉
自在に設置されている。そして、圧力容器1の内部下方
にはレール3が架設されており、該レール3上には種菌
の培地を多段に収納する種菌培地棚4が移動自在に載置
されている。種菌培地棚4の各段には、コムギあるいは
フスマ等からなる培地が盛り込まれたトレイ5が収納さ
れている。
【0007】6は、圧力容器1に設けられた蒸気供給口
で、ボイラーに連通され飽和水蒸気を該圧力容器1へ導
入する作用を有する。該蒸気供給口6より導入された飽
和水蒸気は、圧力容器1の殺菌あるいは種菌培地の蒸煮
等に利用される。このとき、飽和水蒸気は蒸気バルブ7
で制御される。8は、カバー2の内側に設置された送風
機で、ダクト9を介して種菌培地棚4に連通されてお
り、該送風機8からの風が培地に集中するよう構成され
ている。そして、ダクト9には、フィンチューブで構成
された加熱・冷却装置10が介装されており、送風機8
の空気温度を制御する作用をする。11は、加熱・冷却
装置9と連通される温・冷水供給装置で、温水あるいは
冷水をそれらの間で循環させる作用を有する。加熱・冷
却装置10と温・冷水供給装置11は、カバー2の開閉
に支障ないようにフレキシブルパイプ12で連結されて
いる。
で、ボイラーに連通され飽和水蒸気を該圧力容器1へ導
入する作用を有する。該蒸気供給口6より導入された飽
和水蒸気は、圧力容器1の殺菌あるいは種菌培地の蒸煮
等に利用される。このとき、飽和水蒸気は蒸気バルブ7
で制御される。8は、カバー2の内側に設置された送風
機で、ダクト9を介して種菌培地棚4に連通されてお
り、該送風機8からの風が培地に集中するよう構成され
ている。そして、ダクト9には、フィンチューブで構成
された加熱・冷却装置10が介装されており、送風機8
の空気温度を制御する作用をする。11は、加熱・冷却
装置9と連通される温・冷水供給装置で、温水あるいは
冷水をそれらの間で循環させる作用を有する。加熱・冷
却装置10と温・冷水供給装置11は、カバー2の開閉
に支障ないようにフレキシブルパイプ12で連結されて
いる。
【0008】13は、種菌培地の蒸煮後の冷却装置で、
圧力容器1の上方に設けられる。冷却装置13は、冷水
パイプ14にノズル15を設置したもので構成されてお
り、圧力容器1の外周面に冷水を散水することによりそ
の作用を行う。この方式により、冷却水の蒸発潜熱を利
用することができる。16は、種菌供給装置で、種菌容
器17、除菌フィルター18、およびコンプレッサー等
の加圧装置19より成る。種菌容器17は、円筒状をし
た密閉構造をしており、種菌パイプ20を介して圧力容
器1に連通されており、該パイプ20の他端は、種菌容
器17の底部近辺まで延設されている。種菌パイプ20
には、種菌バルブ21が介装されている。
圧力容器1の上方に設けられる。冷却装置13は、冷水
パイプ14にノズル15を設置したもので構成されてお
り、圧力容器1の外周面に冷水を散水することによりそ
の作用を行う。この方式により、冷却水の蒸発潜熱を利
用することができる。16は、種菌供給装置で、種菌容
器17、除菌フィルター18、およびコンプレッサー等
の加圧装置19より成る。種菌容器17は、円筒状をし
た密閉構造をしており、種菌パイプ20を介して圧力容
器1に連通されており、該パイプ20の他端は、種菌容
器17の底部近辺まで延設されている。種菌パイプ20
には、種菌バルブ21が介装されている。
【0009】その吸入口に除菌フィルター18を装着さ
れた加圧装置19は、圧力パイプ22を介して種菌容器
17に連通されており、加圧装置18の無菌化された圧
縮空気は、圧力容器1へ導入される構成となっている。
23は、空気バルブ24を備え種菌容器17をバイパス
して配管された加圧空気パイプで、後述するごとく種菌
接種後加圧状態で培養するときに利用する。また、加圧
空気パイプ23の分岐点30と加圧装置19の間に、圧
力バルブ25を介装する。
れた加圧装置19は、圧力パイプ22を介して種菌容器
17に連通されており、加圧装置18の無菌化された圧
縮空気は、圧力容器1へ導入される構成となっている。
23は、空気バルブ24を備え種菌容器17をバイパス
して配管された加圧空気パイプで、後述するごとく種菌
接種後加圧状態で培養するときに利用する。また、加圧
空気パイプ23の分岐点30と加圧装置19の間に、圧
力バルブ25を介装する。
【0010】26は、飽和水蒸気源に連通される加湿装
置で、例えば蒸気噴霧ノズルで構成され種菌培地の乾燥
を防止するため圧力容器1内の湿度を保持する作用を
し、噴霧バルブ27により調整される。その他、水を霧
状にして噴霧してもよく、この場合二流体ノズル等が好
適に利用できる。この加湿であるが、特に種菌培地の冷
却時に重要な作用をする。すなわち、種菌培地の蒸煮時
は、圧力容器1内の圧力は後述するごとく2.0kg/
cm2 ・G程度になっており、圧力容器1を冷却するこ
とにより種菌培地を冷却するのであるが、この際圧力容
器1内の圧力は降下する。よってこのとき種菌培地の乾
燥を防止するため、加湿装置26により加湿するのであ
る。そして同時に、圧力容器1内に加圧装置19よりの
高圧空気を導き、該容器1内を大気圧より高圧に保持す
るのである。
置で、例えば蒸気噴霧ノズルで構成され種菌培地の乾燥
を防止するため圧力容器1内の湿度を保持する作用を
し、噴霧バルブ27により調整される。その他、水を霧
状にして噴霧してもよく、この場合二流体ノズル等が好
適に利用できる。この加湿であるが、特に種菌培地の冷
却時に重要な作用をする。すなわち、種菌培地の蒸煮時
は、圧力容器1内の圧力は後述するごとく2.0kg/
cm2 ・G程度になっており、圧力容器1を冷却するこ
とにより種菌培地を冷却するのであるが、この際圧力容
器1内の圧力は降下する。よってこのとき種菌培地の乾
燥を防止するため、加湿装置26により加湿するのであ
る。そして同時に、圧力容器1内に加圧装置19よりの
高圧空気を導き、該容器1内を大気圧より高圧に保持す
るのである。
【0011】28は、排気口で、圧力容器1内の蒸気あ
るいは空気を排出するためのもので、蒸気バルブ7ある
いは圧力バルブ25と該排気口28に設けられた排気バ
ルブ29を調整することにより、圧力容器1内の圧力が
コントロールされる。また、この排気口28は、圧力容
器1内の空気を適宜排出させて外気を取り入れることに
より、酸素の補給をする作用も有する。
るいは空気を排出するためのもので、蒸気バルブ7ある
いは圧力バルブ25と該排気口28に設けられた排気バ
ルブ29を調整することにより、圧力容器1内の圧力が
コントロールされる。また、この排気口28は、圧力容
器1内の空気を適宜排出させて外気を取り入れることに
より、酸素の補給をする作用も有する。
【0012】
【作用】まず、カバー2を開き種菌培地が盛り込まれた
トレイ5を種菌培地棚4に載置し、圧力容器1に導入後
カバー2を閉じる。そして、容器1に連なる圧力バルブ
25、噴霧バルブ28を閉にし、蒸気供給口6の蒸気バ
ルブ7を開にして飽和水蒸気を圧力容器1に導く。この
とき排気口28の排気バルブ28、および種菌供給装置
16の種菌バルブ21、および空気バルブ24は開にし
ておく。
トレイ5を種菌培地棚4に載置し、圧力容器1に導入後
カバー2を閉じる。そして、容器1に連なる圧力バルブ
25、噴霧バルブ28を閉にし、蒸気供給口6の蒸気バ
ルブ7を開にして飽和水蒸気を圧力容器1に導く。この
とき排気口28の排気バルブ28、および種菌供給装置
16の種菌バルブ21、および空気バルブ24は開にし
ておく。
【0013】そして、圧力容器1内の温度が100℃以
上となり、排気口28より蒸気が充分排出される状態に
なったときに、排気バルブ29を閉にし圧力容器1の内
部、および種菌供給装置16を蒸気殺菌した後、種菌バ
ルブ21、空気バルブ24を閉にする。かくして、蒸気
供給口6より飽和水蒸気を供給して種菌培地を蒸煮す
る。蒸煮条件としては、圧力1.0〜2.0kg/cm
2 ・G、時間30〜90分程度である。蒸煮後、冷却装
置13を作動させ圧力容器1の外周面に冷却水を散水す
ると、飽和水蒸気で満たされている圧力容器1は、冷却
され水蒸気の凝縮により圧力は降下し始める。このと
き、噴霧バルブ27を開にし加湿装置26より水蒸気を
噴霧して、圧力容器1内を加湿し種菌培地の乾燥を防止
する。同時に、空気バルブ24、圧力バルブ25を開に
し、圧力容器1内を大気圧より高圧に保持する。圧力と
しては0.1kg/cm2 ・G以上あればよい。
上となり、排気口28より蒸気が充分排出される状態に
なったときに、排気バルブ29を閉にし圧力容器1の内
部、および種菌供給装置16を蒸気殺菌した後、種菌バ
ルブ21、空気バルブ24を閉にする。かくして、蒸気
供給口6より飽和水蒸気を供給して種菌培地を蒸煮す
る。蒸煮条件としては、圧力1.0〜2.0kg/cm
2 ・G、時間30〜90分程度である。蒸煮後、冷却装
置13を作動させ圧力容器1の外周面に冷却水を散水す
ると、飽和水蒸気で満たされている圧力容器1は、冷却
され水蒸気の凝縮により圧力は降下し始める。このと
き、噴霧バルブ27を開にし加湿装置26より水蒸気を
噴霧して、圧力容器1内を加湿し種菌培地の乾燥を防止
する。同時に、空気バルブ24、圧力バルブ25を開に
し、圧力容器1内を大気圧より高圧に保持する。圧力と
しては0.1kg/cm2 ・G以上あればよい。
【0014】次いで、種菌培地がおよそ25〜35℃に
冷却された時点で、空気バルブ24を閉じ、種菌バルブ
21を開き、圧力容器1内へ圧入される空気の流れに乗
せて種菌容器17に収納されている種菌を圧力容器1に
供給し、培地に散布した後、種菌バルブ21を閉にす
る。そして次に、循環送風機8および加熱・冷却装置1
0を作動させて種菌培地に空気を供給して種菌の生育を
促進させる。このとき、排気口28の排気バルブ29を
開閉して外気と循環空気が少しづつ入れ替わるように
し、かつ空気バルブ24を開き、圧力バルブ25を操作
し、圧力容器1内の圧力を前記のごとく大気圧より高く
保持して、雑菌の侵入を防止する。
冷却された時点で、空気バルブ24を閉じ、種菌バルブ
21を開き、圧力容器1内へ圧入される空気の流れに乗
せて種菌容器17に収納されている種菌を圧力容器1に
供給し、培地に散布した後、種菌バルブ21を閉にす
る。そして次に、循環送風機8および加熱・冷却装置1
0を作動させて種菌培地に空気を供給して種菌の生育を
促進させる。このとき、排気口28の排気バルブ29を
開閉して外気と循環空気が少しづつ入れ替わるように
し、かつ空気バルブ24を開き、圧力バルブ25を操作
し、圧力容器1内の圧力を前記のごとく大気圧より高く
保持して、雑菌の侵入を防止する。
【0015】循環空気の温度・湿度の調整は、加熱・冷
却装置10、外気の導入、ノズル26からの蒸気の噴霧
等を適宜組み合わせて、目的とする温度・湿度にコント
ロールする。循環空気の条件は、菌に応じて決めればよ
く、一般的には温度20〜40℃、湿度90%以上で、
循環空気量は単位培地当たり400L/min・kg、
外気の導入量はおよそ1.0L/min・kg程度であ
る。かくして、およそ4〜7日間程度培養された種菌は
回収され、醤油あるいは酒等の製麹に用いられる。
却装置10、外気の導入、ノズル26からの蒸気の噴霧
等を適宜組み合わせて、目的とする温度・湿度にコント
ロールする。循環空気の条件は、菌に応じて決めればよ
く、一般的には温度20〜40℃、湿度90%以上で、
循環空気量は単位培地当たり400L/min・kg、
外気の導入量はおよそ1.0L/min・kg程度であ
る。かくして、およそ4〜7日間程度培養された種菌は
回収され、醤油あるいは酒等の製麹に用いられる。
【0016】
【発明の効果】本願発明は以上のように構成されてお
り、種菌を加圧状態で培地に散布するので外部より雑菌
が入りにくく、種菌のみを純粋に培養できる。
り、種菌を加圧状態で培地に散布するので外部より雑菌
が入りにくく、種菌のみを純粋に培養できる。
【図1】 種菌培養装置の正面断面図
1 圧力容器 6 蒸気供給口 8 送風機 10 加熱・冷却装置 11 温・冷水供給装置 13 冷却装置 16 種菌供給装置 18 除菌フィルター 19 加圧源 24 排気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤枝 敏夫 千葉県野田市野田339番地 キッコーマン 株式会社内 (72)発明者 深井 孝之 千葉県野田市 (72)発明者 大沢 学 千葉県野田市野田339番地 キッコーマン 株式会社内 (72)発明者 永井 芳輝 千葉県野田市野田339番地 キッコーマン 株式会社内 Fターム(参考) 4B029 AA03 BB08 CC02 CC07 EA07 EA11 EA12 EA14 EA16 EA20 4B039 LP23 LP24
Claims (2)
- 【請求項1】水平円筒状をした圧力容器、該容器に連通
設置された種菌供給装置、および該種菌供給装置に連通
設置された加圧装置より構成され、加圧装置を作動させ
圧力容器内を大気圧より高圧に保持したまま種菌を圧力
容器へ供給することを特徴とする種麹の製造装置。 - 【請求項2】水平円筒状をした圧力容器、該容器に連通
設置された種菌供給装置、該種菌供給装置に連通設置さ
れた加圧装置、および圧力容器内に設置された加湿装置
より構成され、加圧装置を作動させ圧力容器内を大気圧
より高圧に保持したまま種菌を圧力容器へ供給すること
を特徴とする種麹の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26899A JP2000197475A (ja) | 1999-01-05 | 1999-01-05 | 種麹の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26899A JP2000197475A (ja) | 1999-01-05 | 1999-01-05 | 種麹の製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000197475A true JP2000197475A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11469174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26899A Pending JP2000197475A (ja) | 1999-01-05 | 1999-01-05 | 種麹の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000197475A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002085051A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-26 | Marubishi Baioenji:Kk | 無菌固体培養装置 |
JP2005021068A (ja) * | 2003-07-01 | 2005-01-27 | Nagata Brewing Machinery Co Ltd | 種麹の散布方法及び装置 |
KR101199549B1 (ko) | 2012-06-04 | 2012-11-12 | 장활석 | 종균 배양장치 및 이를 이용한 종균 배양방법 |
KR20230101457A (ko) * | 2021-12-29 | 2023-07-06 | 씨제이제일제당 (주) | 배양장치 및 배양장치를 포함하는 배양시스템 |
-
1999
- 1999-01-05 JP JP26899A patent/JP2000197475A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002085051A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-26 | Marubishi Baioenji:Kk | 無菌固体培養装置 |
JP4576496B2 (ja) * | 2000-09-13 | 2010-11-10 | 株式会社丸菱バイオエンジ | 無菌固体培養装置 |
JP2005021068A (ja) * | 2003-07-01 | 2005-01-27 | Nagata Brewing Machinery Co Ltd | 種麹の散布方法及び装置 |
KR101199549B1 (ko) | 2012-06-04 | 2012-11-12 | 장활석 | 종균 배양장치 및 이를 이용한 종균 배양방법 |
KR20230101457A (ko) * | 2021-12-29 | 2023-07-06 | 씨제이제일제당 (주) | 배양장치 및 배양장치를 포함하는 배양시스템 |
KR102690052B1 (ko) * | 2021-12-29 | 2024-07-31 | 씨제이제일제당 (주) | 배양장치 및 배양장치를 포함하는 배양시스템 |
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