JP2000196697A - デ―タ通信方法、デ―タ通信システム及びデ―タ通信プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

デ―タ通信方法、デ―タ通信システム及びデ―タ通信プログラムを記録した記録媒体

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JP2000196697A
JP2000196697A JP10371550A JP37155098A JP2000196697A JP 2000196697 A JP2000196697 A JP 2000196697A JP 10371550 A JP10371550 A JP 10371550A JP 37155098 A JP37155098 A JP 37155098A JP 2000196697 A JP2000196697 A JP 2000196697A
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bit
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side terminal
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JP10371550A
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Hitoshi Matsushima
松島  均
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 S/N比を向上させることが可能なデータ通
信方法、データ通信システム及びデータ通信プログラム
を記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 送信側のモデム11の制御部14で送信
処理ルーチンR1が実行されると、送信側端末データか
ら、その各1ビットと同一情報を有する8ビットの伸張
ビット帯と、それを反転させた反転ビット帯とが形成さ
れ、これがRFユニット16によって搬送波に乗せられ
る。そして、相手モデム11のRFユニット16とA/
Dコンバータ15とによって受信データが生成され、そ
の受信データのうち反転ビット帯に対応する部分が削除
され、伸張ビット帯との対応部分の中央ビットから情報
が取り出されて、受信側端末データが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信方法、
データ通信システム及びデータ通信プログラムを記録し
た記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ通信が著しく普及し、これ
に伴って通信機器が多様化してきており、種々の出力の
通信機器が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無線モデム
の1つとして、例えば400MHz程度の帯域を使って
小電力で無線通信するものがある。しかしながら、従来
の小電力無線モデムは、通常の無線モデムの出力を単に
小さくしただけなので、ノイズの影響を受け易かった。
このため、通信可能距離が短かく、この距離を延ばすこ
とが求められていた。一方、通常の無線モデムや有線モ
デムにおいても、出力を上げずに、S/N比を向上させ
ることが求められていた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、S/N比を向上させることが可能なデータ通信方
法、データ通信システム及びデータ通信プログラムを記
録した記録媒体の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係るデータ通信方法は、一方のデ
ータ端末装置から出力される送信側端末データを、一対
のモデムにより、ビット直列にして、他方のデータ端末
装置に伝送するデータ通信方法において、送信側では、
送信側端末データから、その各1ビットの情報を互いに
同一の複数ビットからなる伸張ビット帯を形成して、そ
れらを受信側に出力し、受信側では、受信信号のうち伸
張ビット帯との対応部分の情報に基づき、送信側端末デ
ータの各1ビットを再現して他方のデータ端末装置に与
えるところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明に係るデータ通信システム
は、一方のデータ端末装置から出力される送信側端末デ
ータを、一対のモデムにより、ビット直列に無線伝送し
て、他方のデータ端末装置への受信側端末データとする
データ通信システムにおいて、送信側に設けられて、送
信側端末データから、その各1ビットの情報を互いに同
一の複数ビットから構成して伸張ビット帯を形成すると
共に、それらの伸張ビット帯を送信側端末データの各ビ
ットの順に並べて送信データを生成する送信データ生成
手段と、送信データに基づき搬送波を変調して出力する
無線送信手段と、受信側に設けられて、受信信号を復調
して受信データを生成する無線受信手段と、受信データ
のうち各伸張ビット帯に対応する複数ビットを、それら
の中間に位置するビットの情報に基づいて送信側端末デ
ータの各1ビットを再現して受信側端末データを生成す
る受信側端末データ生成手段とを備えたところに特徴を
有する。
【0007】請求項3の発明に係る記録媒体は、一方の
データ端末装置から出力される送信側端末データを、一
対のモデムにより、ビット直列に無線伝送して、他方の
データ端末装置への受信側端末データとするときに、送
信側で、送信側端末データから、その各1ビットの情報
を互いに同一の複数ビットから構成して伸張ビット帯を
形成するステップと、それらの伸張ビット帯を送信側端
末データの各ビットの順に並べて、無線出力手段に出力
するための送信データを生成するステップと、一方、受
信側で、無線受信手段から受け取った受信データのうち
各伸張ビット帯に対応する複数ビットを、それらの中間
に位置するビットの情報に基づいて送信側端末データの
各1ビットを再現して受信側端末データを生成するステ
ップとを有するデータ通信方法をコンピュータに実行さ
せるためのデータ通信プログラムを記録したところに特
徴を有する。
【0008】請求項4の発明に係るデータ通信システム
は、一方のデータ端末装置から出力される送信側端末デ
ータを、一対のモデムにより、ビット直列に無線伝送し
て、他方のデータ端末装置への受信側端末データとする
データ通信システムにおいて、送信側には、送信側端末
データから、その各1ビットの情報を互いに同一の複数
ビットから構成して伸張ビット帯を形成する伸張ビット
帯形成手段と、伸張ビット帯の反転情報を同一の複数ビ
ットから構成して反転ビット帯を形成する反転ビット帯
形成手段と、それらの伸張ビット帯と反転ビット帯とを
送信側端末データの各ビットの順に交互に並べて送信デ
ータを生成する送信データ生成手段と、送信データに基
づき搬送波を変調して出力する無線送信手段とが備えら
れ、一方、受信側には、受信信号を復調して受信データ
を生成する無線受信手段と、受信データのうち各反転ビ
ット帯に対応する部分を削除すると共に、受信データの
うち伸張ビット帯との対応部分の情報から、送信側端末
データの各1ビットを再現して受信側端末データを生成
する受信側端末データ生成手段とが備えられているとこ
ろに特徴を有する。
【0009】請求項5の発明は、請求項4記載のデータ
通信システムにおいて、受信側端末データ生成手段は、
受信データのうち各伸張ビット帯に対応する複数ビット
を、それらの中間に位置するビットの情報に基づいて送
信側端末データの各1ビットを再現しているところに特
徴を有する。
【0010】請求項6の発明に係る記録媒体は、一方の
データ端末装置から出力される送信側端末データを、一
対のモデムにより、ビット直列に無線伝送して、他方の
データ端末装置への受信側端末データとするときに、送
信側で、送信側端末データから、その各1ビットの情報
を互いに同一の複数ビットから構成して伸張ビット帯を
形成するステップと、伸張ビット帯の反転情報を同一の
複数ビットから構成して反転ビット帯を形成するステッ
プと、それらの伸張ビット帯と反転ビット帯とを送信側
端末データの各ビットの順に並べて、無線出力手段に出
力するための送信データを生成するステップと、一方、
受信側で、無線受信手段から受け取った受信データのう
ち各反転ビット帯に対応する部分を削除するステップ
と、受信データのうち伸張ビット帯との対応部分の情報
から、送信側端末データの各1ビットを再現して受信側
端末データを生成するステップとを有するデータ通信方
法をコンピュータに実行させるためのデータ通信プログ
ラムを記録したところに特徴を有する。
【0011】
【発明の作用】請求項1の発明によれば、送信側では、
送信側端末データの各1ビットの情報が伸張ビット帯に
伸張され、それが有線又は無線の伝送路を介して、受信
側に送られる。そして、受信側で、受信信号のうち伸張
ビット帯との対応部分の情報に基づき、送信側端末デー
タの各1ビットが再現されてデータ端末装置に与えられ
る。
【0012】請求項2又は請求項3の発明によれば、送
信側で、送信側端末データの各1ビットから伸張ビット
帯を形成し、それらを並べて送信データを生成して、こ
れを無線送信手段の搬送波に乗せる。受信側では、受信
信号から受信データが生成されかつ各伸張ビット帯に対
応する複数ビットの中間に位置するビットの情報に基づ
いて送信側端末データの各1ビットが再現され、これが
受信側端末データとなる。
【0013】請求項4又は請求項6の発明によれば、送
信側で、送信側端末データの各1ビットを伸張した伸張
ビット帯と、その反転情報を有する反転ビット帯とを交
互に並べて送信データが形成され、これが無線送信手段
によって搬送波に乗せられる。受信側では、無線受信手
段が受信信号から受信データを生成し、その受信データ
のうち反転ビット帯に対応する部分が削除され、かつ、
伸張ビット帯との対応部分の情報から送信側端末データ
の各1ビットが再現されて、受信側端末データが生成さ
れる。
【0014】請求項5の発明によれば、受信データのう
ち伸張ビット帯に対応する複数ビットの中間に位置する
ビット情報に基づいて、送信側端末データの各1ビット
が再現される。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、仮にモデム間で送受信
される信号にノイズが乗っても、送信側端末データの各
ビット情報は伸張されてノイズと区別できるから、受信
側モデムで送信側端末データを正確に再現でき、S/N
比を向上させることが可能となる。また、請求項2、請
求項3又は請求項5の発明では、受信データのうち各伸
張ビット帯の中間に位置するビットの情報に基づいて送
信側端末データの各1ビットを再現しているから、伸張
ビット帯の端部にノイズが乗ってもその影響を受けな
い。さらに、請求項4又は請求項6の発明によれば、伸
張ビット帯に反転ビット帯を付加することで、同じ情報
が無制限に連続することがなくなり、無変調によるデー
タ通信不良を防げる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図に基づいて説明する。本実施形態のデータ通信システ
ムは、図1に示されており、互いに遠隔した位置に配さ
れた一対のデータ端末装置10,10のそれぞれに、同
じ構成のモデム11,11を連ねてなる。
【0017】データ端末装置10は、例えばパソコン、
プリンタ等からなり、各データ端末装置10とモデム1
1との間はラインL1によってオンライン接続されてい
る。そして、このラインL1を介して、データ端末装置
10とモデム11との間で、パラレルのデジタル信号が
送受信される。
【0018】両モデム11,11は、無線伝送路L2を
介して結ばれており、電波を空間伝搬させることによっ
て両モデム11,11間でデータが送受信される。モデ
ム11は、図2に電気的構成が示されており、前記ライ
ンL1に接続されるI/Oポート12に、制御部14、
A/Dコンバータ15、RFユニット16を同図の左側
から順に連ねて備える。
【0019】制御部14は、内蔵したROMに信号処理
用プログラムを記憶しており、モデム11が送信モード
になったときに、その信号処理用プログラムに備えた送
信処理ルーチンR1(図5参照)によって後述する送信
データ(図8(B)参照)を生成してA/Dコンバータ
15に出力する。一方、モデム11が受信モードになっ
たときには、制御部14は、前記信号処理用プログラム
に備えた受信処理ルーチンR2(図10参照)によって
後述する受信側端末データ(図8(H)参照)を生成
し、I/Oポート12に出力する。
【0020】RFユニット16には、前記送信データに
基づき搬送波を変調して出力する送信回路17と、相手
モデム11から受信した無線信号を受信データに復調す
る受信回路18とが備えられ、これら両回路17,18
は、スイッチ19を介してアンテナ13に選択的に接続
されている。そして、このスイッチ19は、常には受信
回路18とアンテナ13とを接続し、モデム11が送信
モードとなったときに作動して、送信回路17とアンテ
ナ13とを接続する。
【0021】なお、本実施形態のRFユニット16は、
400MHzの帯域の搬送波を利用しかつ小電力で無線
通信が可能な仕様となっている。
【0022】さて、本実施形態のデータ送信システムの
ハード的な構成は、上述した通りであり、以下、このデ
ータ通信システムの動作を説明すると共に、前記各ルー
チンR1,R2の内容の詳細を併せて説明する。
【0023】図1において、左側のデータ端末装置10
(以下、適宜、「送信側データ端末装置10L」とい
う)から右側のデータ端末装置10(以下、適宜、「受
信側データ端末装置10R」という)に、例えば「アイ
ウエオ」という文字列情報を送る場合を例に挙げると以
下のようである。
【0024】送信側データ端末装置10Lに、送信命令
が与えられると、「アイウエオ」という送信側端末デー
タを含んだ情報が、ラインL1にパラレルのデジタル信
号として出力される。より具体的には、本データ通信シ
ステムでは、「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」という文
字は、例えば図3に示した1バイト(=8ビット)から
なるコードで扱われており、従って、送信側端末データ
は、「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」に対応した5バイ
トの情報からなり、その前後に同期文字やEOF等を含
むヘッダ及びフッタが付加された状態で送信側のモデム
11に送られる。
【0025】送信側端末データのヘッダがモデム11の
I/Oポート12に入力されると、その情報に基づい
て、モデム11が送信モードとなり、送信側端末データ
は、モデム11の制御部14に備えた出力バッファ(図
示せず)に蓄えられる。
【0026】送信モードにおけるモデム11の動作フロ
ーは、図4に示されている。なお、この動作フローで
は、送受信回路17,18の切り換え動作や、相手モデ
ム11とのリンク接続動作等の一般的な動作を省略して
あり、これらの送信準備動作が全て完了した後で行われ
る動作が、STEP1〜3に示されている。
【0027】STEP1では、制御部14が、送信側端
末データから送信データを生成する。このとき、制御部
14は、信号処理用プログラムの送信処理ルーチンR1
(本発明の「送信データ生成手段」に相当する)に従っ
て駆動される。この送信処理ルーチンR1は、フローが
図5に示されており、そのSTEP32で、前記出力バ
ッファに蓄えた送信側端末データのうち1バイトのデー
タが、例えば制御部に内蔵されたCPU(図示せず)の
主記憶領域に取り込まれる。具体的には、「アイウエ
オ」のうちまず「ア」を示す送信側端末データ「101
10001」の各ビットの情報が、図6に示すように、
前記主記憶領域の例えば101〜108番地の8つのア
ドレスに分けて収められる。
【0028】そして、STEP33(本願の「伸張ビッ
ト帯形成手段」に相当する)で、前記送信側端末データ
「10110001」の各1ビットの情報から、それと
同一の情報を有する8ビットよりなる伸張ビット帯が形
成される。具体的には、STEP33は、まず、送信側
端末データの最下位ビット(以下、「LSB」という)
に相当する主記憶領域の101番地の内容と同じデータ
「1」を、主記憶領域の201〜208番地のそれぞれ
に格納する。これにより、8ビットの伸張ビット帯「1
1111111」が形成される(図7上段参照)。
【0029】次いで、STEP34(本願の「反転ビッ
ト帯形成手段」に相当する)において、前記伸張ビット
帯の反転情報を有する8ビットからなる反転ビット帯を
形成する。具体的には、図6に示した主記憶領域の10
1番地にあるデータ「1」の反転データ「0」を、同図
に示した主記憶領域の301〜308番地に格納する。
これにより、8ビットの反転ビット帯「0000000
0」が形成される(図7上段参照)。
【0030】次いで、STEP35,36によって、こ
れら伸張ビット帯と反転ビット帯のデータが、シリアル
信号化されて制御部14のポートに出力される。
【0031】そして、STEP37で、所定のカウンタ
をインクリメントしてSTEP33に戻る。STEP3
3では、今度は、主記憶領域の102番地に格納された
データ「0」に対応した伸張ビット帯「0000000
0」を、上述した手順と同様にして形成する共に、ST
EP34で、やはり同様の手順で反転ビット帯「111
11111」を形成し、これらをSTEP35、36で
出力する(図7下段参照)。
【0032】再び、STEP37で所定のカウンタがイ
ンクリメントされ、これを繰り返すことによって、主記
憶領域の101〜108番地の8つのデータが、順次に
処理されて、8組の伸張ビット帯及び反転ビット帯が制
御部14から出力される。これらをまとめると、図8
(A)に示した送信側端末データ「10110001」
のうちLSB側(同図の右側)のビット情報から、同図
(B)に示した送信データが同図の右側から生成され、
生成された順の1バイト毎に、ビット直列にして制御部
14から出力される。また、図には示されていないが、
送信データには、同期文字を含むヘッダとEOFを含む
フッタとが付加されて出力される。
【0033】文字「ア」の送信側端末データに対応した
送信データの生成が完了すると、STEP37のYES
の枝に進み、STEP38で、出力バッファにデータが
残っているか否かがチェックされる。そして、「ア」を
除いた「イウエオ」が出力バッファに残されているか
ら、STEP38ではYESの枝に進み、STEP32
に戻る。
【0034】STEP32では、今度は「イ」を示す送
信側端末データ「10110010」の各ビットの情報
が、主記憶領域の101〜108番地の8つのアドレス
に分けて収められ、以下、上記した「ア」を示す送信側
端末データ「10110001」の場合と同様にして、
処理される。
【0035】この処理が、「ウ」「エ」「オ」において
も同様に行われると、STEP38において、出力バッ
ファにデータが残っていないと判断され、この送信処理
ルーチンR1を抜ける。
【0036】送信処理ルーチンR1によって制御部14
から出力された送信データ(図8(B)参照)は、A/
Dコンバータ15によって、図8(C)に示す矩形波を
理想としたアナログ信号に変換されて、RFユニット1
6に取り込まれる。そして、RFユニット16では、こ
のアナログ信号に基づいて、図8(D)に示すように、
搬送波を周波数変調し、これがアンテナ13から出力さ
れる。
【0037】そして、図4のフローのうちSTEP2に
おいて、相手モデム11からのACK信号を受信したと
判断すると、送信処理が終了され、ACK信号を受信で
きないときには、再度、STEP1に戻って上述した送
信処理を繰り返す。
【0038】一方、受信側では、以下のように処理され
る。まず、受信側モデム11では、アンテナ13でキャ
ッチした電波から、RFユニット16に備えた受信回路
によって、図8(E)に示すような信号波を検波し、こ
れをA/Dコンバータ15で、図8(F)に示すデジタ
ルの受信データに変換する。これが、制御部14のポー
トに与えられ、以下、図9に示すフローに従って処理さ
れる。
【0039】同フローのSTEP7では、制御部14
が、受信データ(図8(F)参照)から受信側端末デー
タ(図8(H)参照)を生成する。この処理は、図10
に示した受信処理ルーチンR2(本発明の「受信側端末
データ生成手段」に相当する)によって行われる。
【0040】受信処理ルーチンR2では、STEP71
で、8ビットごと受信データを取り込み、これが同期文
字か否かをSTEP73で判断する。同期文字の場合に
は、これに基づいて同期処理が取られると共に、STE
P71に戻り、再度、受信データが取り込まれる。
【0041】さて、本実施形態では、前述したように同
期文字に続いて送信データが図8(B)、そのLSB側
から送られてくる。ここで、最初に取り込まれる8ビッ
トは、理想的には送信データ(図8(B)参照)のLS
B側の8ビットと同一データの「11111111」で
ある。しかし、受信データが送信データと一致しない場
合がある。即ち、伸張ビットにその伸張ビットと異なる
情報を有したデータが連なるときに、伸張ビットの端部
に間違ったデータが含まれて、本来「1111111
1」である信号が、例えば「01111101」のよう
になる場合がある(図8(E)参照)。ところが、伸張
ビットの中央部、より具体的には各伸張ビットのLSB
側から4つ目のビットには、正しい情報が伝えられるこ
とが本実施形態のモデムを実験して判明した。そこで、
STEP74では、取り込んだ8ビット(1バイト)の
データを、例えば制御部14に備えた比較回路に与え
て、その8ビットのうちLSB側から4つ目のデータの
みを取り出すというデータマスク処理を施している。こ
れにより、前記した「01111101」となったデー
タのうちLSB側から4ビット目の「1」という情報が
取り出される。
【0042】次いで、STEP75では、STEP74
で取り込まれた1バイトが偶数番目に取り込まれたもの
か否かを判断して、YES、NOの枝に分ける。ここ
で、最初に取り込まれた1バイトは奇数番目だから、N
Oの枝に進み、前記STEP74で取り出された「1」
というデータが、STEP76にて、制御部14に備え
た文字バッファ(図示せず)に格納される。
【0043】そして、STEP77で、前記文字バッフ
ァに格納された情報が8ビットに満たないか否かが判断
されて、YES,NOの枝に分けられる。ここで、最初
の1ビットの情報が格納されたばかりであるから、NO
の枝に進みSTEP71に戻る。STEP71で、今度
は、受信データのうち図8(F)の右から2番目の8ビ
ット(反転ビット帯に対応する部分)が取り込む。しか
し、ここで取り込んだ1バイトは、偶数番目(2番目)
のものであるから、STEP75まで進んだときに、Y
ESの枝に進んで再びSTEP71に戻る。
【0044】これらを繰り返して、文字バッファに8ビ
ットの情報が格納されると、STEP77でYESの枝
に進み、文字バッファの8ビットの情報が受信バッファ
(図示せず)に格納されて「10110001」という
文字「ア」に対応した1バイトの受信側端末データ(図
8(H)参照)が生成される。そして、STEP79に
進む。
【0045】STEP79では、送信データの最後に付
加されたEOFデータを、取り込まないうちは、NOの
枝に進んで上記したSTEP71〜78が繰り返され
る。また、STEP79で、EOFデータが取り込まれ
ると、YESの枝に進んで、本ルーチンR2を抜ける。
このとき、「アイウエオ」という文字データに対応した
5バイトの受信側端末データが受信バッファに貯められ
た状態となる。
【0046】そして、図9のフローにおけるSTEP9
において、正常に受信したか否かが判断がされ、仮に上
述したSTEP7のルーチン処理において、同期処理の
エラーや、受信バッファに格納されたデータが1バイト
単位とはならなかったときには、STEP11でNAK
データがセットされ、通信が正常に行われた場合には、
STEP12にてACKデータがセットされてSTEP
13にて送信側モデム11に返される。また、受信バッ
ファに蓄えられたデータは、制御部14の出力ポートか
らパラレル信号化されて、受信側データ端末装置10R
に与えられ、以上をもってデータの送受信が終了する。
【0047】このように本実施形態のデータ通信システ
ムによれば、仮にモデム11,11間で信号にノイズが
乗っても、送信側端末データの各ビット情報は伸張され
てノイズと区別できるから、受信側モデム11Rで送信
側端末データを正確に再現でき、S/N比を向上させる
ことが可能となる。しかも、デジタル信号のビット数を
増やすことによって伸張処理を行っているから、既存の
IC等を使って容易にモデムを製作でき、コストを抑え
ることが可能である。
【0048】また、本実施形態では、受信データのうち
各伸張ビット帯との対応部分の中間ビットから情報を取
り出すことによって送信側端末データを受信側で再現し
ているから、伸張ビット帯の端部にノイズが乗ってもそ
の影響を受ず、さらに、一般に行われるアナログ回路で
積分してノイズと取り除く処理に比べて、短時間かつ簡
単な構成で処理できる。
【0049】その上、本実施形態では、伸張ビット帯に
反転ビット帯を付加することで、同じ情報が無制限に連
続することがなくなり、無変調によるデータ通信不良を
防げる。
【0050】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0051】(1)前記実施形態では、両モデム間を無
線伝送路によって連絡していたが、有線伝送路で連絡し
たデータ通信システムに本発明を適用してもよい。
【0052】(2)前記実施形態では、モデムが送信デ
ータ及び受信側端末データを生成していたがは、例え
ば、データ端末装置がそれらを生成する構成としてもよ
い。
【0053】(3)また、前記実施形態では、モデムの
制御部のROMに信号処理用プログラムが記憶されてい
たが、例えば、フロッピーディスクにプログラムを記録
し、これをパソコン等のデータ端末装置にロードするも
のにも本発明を適用できる。
【0054】(4)前記実施形態の受信処理ルーチンR
2では、伸張ビット帯に対応する8ビットの中間ビット
から「0」か「1」の情報を抽出していたが、例えば、
「0」と「1」のうち伸張ビット帯に対応する8ビット
により多く格納された方を情報として抽出する構成とし
てもよい。
【0055】(5)前記実施形態のデータ通信システム
では、伸張ビット帯に反転ビット帯を付加していたが、
反転ビット帯を付加しないでデータを送受信するシステ
ムであってもよい。
【0056】(6)また、反転ビット帯と伸張ビット帯
とのビット数は、必ずしも同一でなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデータ通信システムの
ブロック図
【図2】モデムの構成を示すブロック図
【図3】データのコードを示す表
【図4】送信処理を示すフロー
【図5】送信処理ルーチンを示すフロー
【図6】主記憶装置の各番地の内容を示す概念図
【図7】伸張ビット帯と反転ビット帯の形成状況を示す
ブロック図
【図8】送信側端末データ、送信データ、信号波等を対
比して示す概念図
【図9】受信処理を示すフロー
【図10】受信処理ルーチンを示すフロー
【符号の説明】
10…データ端末装置 11…モデム 14…制御部 15…A/Dコンバータ(無線送信手段、無線受信手
段) 16…RFユニット(無線送信手段、無線受信手段) R1…送信処理ルーチン(送信データ生成手段) R2…受信処理ルーチン(受信側端末データ生成手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K004 AA01 BA02 BB06 5K014 AA01 BA00 DA00 EA01 EA03 FA06 5K034 AA06 DD01 EE03 FF05 FF13 HH01 HH02 HH05 HH12 HH16 KK02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のデータ端末装置から出力される送
    信側端末データを、一対のモデムにより、ビット直列に
    して、他方のデータ端末装置に伝送するデータ通信方法
    において、 送信側では、前記送信側端末データから、その各1ビッ
    トの情報を互いに同一の複数ビットからなる伸張ビット
    帯を形成して、それらを受信側に出力し、 受信側では、受信信号のうち前記伸張ビット帯との対応
    部分の情報に基づき、前記送信側端末データの各1ビッ
    トを再現して他方のデータ端末装置に与えることを特徴
    とするデータ通信方法。
  2. 【請求項2】 一方のデータ端末装置から出力される送
    信側端末データを、一対のモデムにより、ビット直列に
    無線伝送して、他方のデータ端末装置への受信側端末デ
    ータとするデータ通信システムにおいて、 送信側に設けられて、前記送信側端末データから、その
    各1ビットの情報を互いに同一の複数ビットから構成し
    て伸張ビット帯を形成すると共に、それらの伸張ビット
    帯を前記送信側端末データの各ビットの順に並べて送信
    データを生成する送信データ生成手段と、 前記送信データに基づき搬送波を変調して出力する無線
    送信手段と、 受信側に設けられて、受信信号を復調して受信データを
    生成する無線受信手段と、 前記受信データのうち各伸張ビット帯に対応する複数ビ
    ットを、それらの中間に位置するビットの情報に基づい
    て前記送信側端末データの各1ビットを再現して前記受
    信側端末データを生成する受信側端末データ生成手段と
    を備えたことを特徴とするデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 一方のデータ端末装置から出力される送
    信側端末データを、一対のモデムにより、ビット直列に
    無線伝送して、他方のデータ端末装置への受信側端末デ
    ータとするときに、 送信側で、前記送信側端末データから、その各1ビット
    の情報を互いに同一の複数ビットから構成して伸張ビッ
    ト帯を形成するステップと、 それらの伸張ビット帯を前記送信側端末データの各ビッ
    トの順に並べて、無線出力手段に出力するための送信デ
    ータを生成するステップと、 一方、受信側で、無線受信手段から受け取った受信デー
    タのうち各伸張ビット帯に対応する複数ビットを、それ
    らの中間に位置するビットの情報に基づいて前記送信側
    端末データの各1ビットを再現して前記受信側端末デー
    タを生成するステップとを有するデータ通信方法をコン
    ピュータに実行させるためのデータ通信プログラムを記
    録した記録媒体。
  4. 【請求項4】 一方のデータ端末装置から出力される送
    信側端末データを、一対のモデムにより、ビット直列に
    無線伝送して、他方のデータ端末装置への受信側端末デ
    ータとするデータ通信システムにおいて、 送信側には、前記送信側端末データから、その各1ビッ
    トの情報を互いに同一の複数ビットから構成して伸張ビ
    ット帯を形成する伸張ビット帯形成手段と、前記伸張ビ
    ット帯の反転情報を同一の複数ビットから構成して反転
    ビット帯を形成する反転ビット帯形成手段と、 それらの伸張ビット帯と反転ビット帯とを前記送信側端
    末データの各ビットの順に交互に並べて送信データを生
    成する送信データ生成手段と、 前記送信データに基づき搬送波を変調して出力する無線
    送信手段とが備えられ、 一方、受信側には、受信信号を復調して受信データを生
    成する無線受信手段と、 前記受信データのうち前記各反転ビット帯に対応する部
    分を削除すると共に、 前記受信データのうち前記伸張ビット帯との対応部分の
    情報から、前記送信側端末データの各1ビットを再現し
    て前記受信側端末データを生成する受信側端末データ生
    成手段とが備えられていることを特徴とするデータ通信
    システム。
  5. 【請求項5】 前記受信側端末データ生成手段は、前記
    受信データのうち各伸張ビット帯に対応する複数ビット
    を、それらの中間に位置するビットの情報に基づいて前
    記送信側端末データの各1ビットを再現していることを
    特徴とする請求項4記載のデータ通信システム。
  6. 【請求項6】 一方のデータ端末装置から出力される送
    信側端末データを、一対のモデムにより、ビット直列に
    無線伝送して、他方のデータ端末装置への受信側端末デ
    ータとするときに、 送信側で、前記送信側端末データから、その各1ビット
    の情報を互いに同一の複数ビットから構成して伸張ビッ
    ト帯を形成するステップと、 前記伸張ビット帯の反転情報を同一の複数ビットから構
    成して反転ビット帯を形成するステップと、 それらの伸張ビット帯と反転ビット帯とを前記送信側端
    末データの各ビットの順に並べて、無線出力手段に出力
    するための送信データを生成するステップと、一方、受
    信側で、無線受信手段から受け取った受信データのうち
    前記各反転ビット帯に対応する部分を削除するステップ
    と、 前記受信データのうち前記伸張ビット帯との対応部分の
    情報から、前記送信側端末データの各1ビットを再現し
    て前記受信側端末データを生成するステップとを有する
    データ通信方法をコンピュータに実行させるためのデー
    タ通信プログラムを記録した記録媒体。
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