JP2000196693A - ダイレクト受信機及びその較正方法 - Google Patents

ダイレクト受信機及びその較正方法

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JP2000196693A
JP2000196693A JP11297358A JP29735899A JP2000196693A JP 2000196693 A JP2000196693 A JP 2000196693A JP 11297358 A JP11297358 A JP 11297358A JP 29735899 A JP29735899 A JP 29735899A JP 2000196693 A JP2000196693 A JP 2000196693A
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port
signal
circuit
output signal
passive
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JP11297358A
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Dragan Krupezevic
ドラガン クルペシェビッチ
Veselin Brancovic
ベズリン ブランコビッチ
Masami Abe
雅美 阿部
Tino Konschak
ティノ コンシャック
Thomas Doelle
トーマス ドレ
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Sony Deutschland GmbH
Sony Corp
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Sony International Europe GmbH
Sony Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
    • H03D3/007Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by converting the oscillations into two quadrature related signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/30Circuits for homodyne or synchrodyne receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/38Demodulator circuits; Receiver circuits

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Abstract

(57)【要約】 【課題】6ポート技術より回路構成が簡単であり、簡単
な手順で較正することができるダイレクト受信機、移動
通信装置、ダイレクト受信機の較正方法及び受信方法を
提供する。 【解決手段】第1のポート2に受信されたディジタル変
調RF信号が供給され、第2のポート5に出力信号を生
成するパワーセンサ4が接続された受動線形3ポート回
路1と、複数の所定の信号を切り換え選択して受動線形
3ポート回路1の第3のポート3に入力する入力選択手
段とを備え、ディジタル変調RF信号を復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ダイレクト受信
機、移動通信装置、ダイレクト受信機の較正方法、受信
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、6ポートの技術(six-port t
echnology)が知られており、この6ポートの技術は、
近年まで、RF信号の複素測定(complex measurement
s)、受信及び検出に用いられてきた。この技術に関し
ては、例えばヨーロッパ特許A-805561号に記載されてい
る。6ポート受信機は、直接変換方式で動作し、ミリ波
帯やマイクロ波帯から直接ベースバンドに変換を行うこ
とができる。同時に、従来の(ディジタル方式又はアナ
ログ方式の)I/Q復調チップ(I/Q-demodulationchi
p)を使用する必要がない。受動RF部品が理想的でな
くても、適切な較正方法(calibration procedure)を
用いることによって、製造公差(manufacturing tolera
nce)を含む影響を低減することができる。6ポート受
信機は、2つの入力RF信号の相対位相と相対的な大き
さを検出する。6ポート受信機の回路は、RF信号の相
対位相と相対的な大きさを検出するためのダイオードを
組み込んだ受動部品のみを用いて実現される。6ポート
受信機の重要な特徴の1つは、組立公差(fabrication
tolerance)を較正によって補償することができること
であり、本質的に製造コストを低くすることができる。
また、6ポート受信機については、例えば1994年5
月にアメリカ合衆国サンフランシスコ州サンディエゴで
開催された1994年度IEEE、MTTシンポジウム
の要録ボリューム3の1659〜1662頁(Dogest o
f 1994, IEEE MTT symposium, Vol.3, p.1659-1662, Sa
n diego, May 1994)にて、ボッシシオ(Bossisio)及
びウー(Wu)により、「6ポートダイレクトミリ波受信
機」が提案されている。
【0003】6ポート受信機の主な特徴は、入力される
2つのベクトル信号間のベクトル比が、パワーセンサで
検出されることである。なお、6ポート技術の不利な点
は、4つのパワーセンサと、複雑な較正手順が必要とさ
れることである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、6ポート技術と同様に効果的であるが、より回
路構成が簡単であり、簡単な手順で較正することができ
るダイレクト受信機、移動通信装置、ダイレクト受信機
の較正方法及び受信方法を適用することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るダイレクト
受信機は、第1のポートに受信されたディジタル変調R
F信号が供給され、第2のポートに出力信号を生成する
パワーセンサが接続された受動3ポート回路と、複数の
所定の信号を切り換え選択して受動3ポート回路の第3
のポートに入力する入力選択手段とを備え、ディジタル
変調RF信号を復調する。
【0006】また、本発明に係る移動通信装置は、第1
のポートに受信されたディジタル変調RF信号が供給さ
れ、第2のポートに出力信号を生成するパワーセンサが
接続された受動3ポート回路と、複数の所定の信号を切
り換え選択して受動3ポート回路の第3のポートに入力
する入力選択手段とを備え、ディジタル変調RF信号を
復調するダイレクト受信機を用いる。
【0007】また、本発明に係るダイレクト受信機の較
正方法は、受動3ポート回路の第1のポートに所定のシ
ーケンスの変調されたRF信号が供給される。
【0008】また、本発明に係るダイレクト受信機の受
信方法は、ディジタル変調RF信号を直接受信する受信
方法において、受動3ポート回路の第1のポートに受信
されたディジタル変調RF信号を供給するディジタル変
調RF信号供給ステップと、上記受動3ポート回路の第
2のポートから出力される出力信号の電力レベルをパワ
ーセンサで検出する電力検出ステップと、上記受動3ポ
ート回路の第3のポートに複数の所定の信号のうちの1
つを選択的に入力する所定の信号入力ステップとを有す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るダイレクト受
信機、このダイレクト受信機を用いた移動通信装置、ダ
イレクト受信機の較正方法及び受信方法について、図面
を参照しながら説明する。
【0010】図1は、本発明を適用した3ポートダイレ
クト受信機の構成を示すブロック図である。この図1に
示すように、空中を介して伝送されてくるディジタル変
調されたRF信号(以下、単にディジタル変調RF信号
という。)は、アンテナ13によって受信され、バンド
パスフィルタ(以下、BPFという。)15に供給され
る。なお、図1に示すように、BPF15の前段にダウ
ンコンバータ14を設け、このダウンコンバータ14で
ディジタル変調RF信号を中間周波数の信号に変換し
て、BPF15に供給するようにしてもよい。すなわ
ち、ダウンコンバータ14は、任意(オプション)であ
る。BPF15は、アンテナ13から直接供給されるデ
ィジタル変調RF信号、又は中間周波数に変換されたデ
ィジタル変調RF信号の高域及び低域の雑音成分を除去
して、低雑音増幅器16に供給する。この低雑音増幅器
16の利得は、後述するシステムコントローラの一部で
ある制御回路18によって制御される。低雑音増幅器1
6の出力は、受動線形3ポート回路(passive linear t
hree-port circuitry)1に供給される。この受動線形
3ポート回路1は、ディジタル変調R信号が供給される
第1のポート2と、出力端子である第3のポート3と、
他のRF信号が入力される第2のポート5とを有する。
なお、受動線形3ポート回路1は、例えば、動作してい
るポートと見なされないように、インピーダンス整合抵
抗によって接地電位に終端されたポートを有してよい。
【0011】受動線形3ポート回路1の第3のポート3
からの出力は、パワーセンサ4に供給される。パワーセ
ンサ4の出力は、ローパスフィルタ(以下、LPFとい
う。)17を介してDCインターフェイスに供給され
る。
【0012】この具体例では、受動線形3ポート回路1
は、少なくとも1つの切換スイッチと、位相をシフトす
る機能を有する少なくとも1つの移相器とを備える。受
動線形3ポート回路1の第2のポート5には、所謂PL
L回路を含む局部発振器6からの信号が供給される。局
部発振器6の発振周波数及び位相は、制御回路18によ
って制御される。したがって、本発明に基づくトポロジ
(topology)は、2つのRF信号入力ポート2,5と、
パワーセンサ4に接続された出力ポート3とを有する受
動線形3ポート回路1である。
【0013】つぎに、本発明を適用した3ポートダイレ
クト受信機のより詳細な構成について、図2を参照しな
がら説明する。なお、図2に示す3ポートダイレクト受
信機を構成する回路のうち、図1に示す回路と同じ回路
には同じ符号を付して、それらの詳細な説明は省略す
る。
【0014】本発明を適用した3ポートダイレクト受信
機は、図2に示すように、受動線形3ポート回路1と、
2つのRF切換スイッチ7,11と、少なくとも1つの
移相器9,10とを備える。パワーセンサ4、RF切換
スイッチ7,11及び移相器9,10のインピーダンス
は、システムインピーダンスである50Ωに整合してい
る。
【0015】局部発振器6の周波数及び位相は、制御回
路18によって制御される。局部発振器6からの高周波
の信号(以下、RF信号という。)は、2つの切換位置
#1,#2を有するRF切換スイッチ11に供給され
る。局部発振器6からのRF信号は、RF切換スイッチ
11の第1の被選択端子(切換位置#1)を介して、移
相器9に供給され、この移相器9で位相がシフトされた
RF信号が、RF切換スイッチ7の第2の被選択端子
(切換位置#2)に供給される。
【0016】また、局部発振器6からのRF信号は、R
F切換スイッチ11の第2の被選択端子(切換位置#
2)を介して、直接RF切換スイッチ7の第3の被選択
端子(切換位置#3)に供給される。なお、図2に示す
ように、RF切換スイッチ11の第2の被端選択端子
と、RF切換スイッチ7の第3の被選択端子との間に移
相器10を設け、局部発振器6からのRF信号の位相を
移相器10でシフトした後、RF切換スイッチ7に供給
するようにしてもよい。この移相器10のシフト量は、
移相器9のシフト量とは異なる。
【0017】RF切換スイッチ7は、図2に示すよう
に、局部発振器6からのRF信号が供給される上述した
第2及び第3の被選択端子(切換位置#2,#3)と、
システムインピーダンスである50Ωの抵抗12を介し
て接地電位8に終端された第1の被選択端子(切換位置
#1)とを有する。
【0018】RF切換スイッチ7,11の最大切換周波
数は、それぞれ、受信される入力変調信号の変調状態継
続期間(modulation state duration)、すなわち変調
ビットの継続期間(duration of a modulation bit)の
逆数の3倍、2倍である。ここで、変調状態継続期間
(変調ビットの継続期間)は、RF信号の変調状態が変
化しない時間である。
【0019】変調継続期間をTとし、RF切換スイッチ
7の切換位置#1から切換位置#2に切り換わる時間を
τ1とし、RF切換スイッチ11の切換位置#2から切
換位置#3に切り換わる時間をτ2とし、この切換時間
τ2がRF切換スイッチ7の切換時間τ1と等しいとする
と、最小切換時間は、次式で表される。
【0020】
【数1】
【0021】ここで、図2に示す3ポートダイレクト受
信機の動作について説明する。
【0022】例えばRF切換スイッチ7の各切換位置#
1,#2,#3に割り当てられた切換時間が等しいと
き、変調状態継続期間(変調ビットの継続期間)の3分
の1の最初の期間において、制御回路18は、RF切換
スイッチ7が切換位置#1となるように制御する。この
状態においては、受動線形3ポート回路1には、アンテ
ナ13で受信されたディジタル変調RF信号のみが第1
のRF入力ポート2を介して供給されるので、受動線形
3ポート回路1は、ディジタル変調RF信号のみの電力
レベルに関する情報を出力する。受動線形3ポート回路
1は、電力レベルに所定の係数をかけて、パワーセンサ
4に出力する。パワーセンサ4で得られるDC信号は、
後述するLPF17を介してDCインターフェイスに供
給される。
【0023】第2の期間、すなわち変調状態継続期間
(変調ビットの継続期間)の3分の1の2番目の期間に
おいて、制御回路18は、RF切換スイッチ7が切換位
置#2に、RF切換スイッチ11が切換位置#1となる
ように制御する。この状態においては、局部発振器6が
発生したRF信号が、RF切換スイッチ11、移相器9
及びRF切換スイッチ7を介して、受動線形3ポート回
路1の第2の入力ポート5に入力され、受動線形3ポー
ト回路1は、このRF信号と、第1の入力ポート2を介
して入力される受信されたディジタル変調RF信号とを
混合して、混合したRF信号をパワーセンサ4に供給す
る。
【0024】第3の期間、すなわち変調状態継続期間
(変調ビットの継続期間)の3分の1の3番目の期間に
おいて、制御回路18は、RF切換スイッチ7が切換位
置#3に、RF切換スイッチ11が切換位置#2となる
ように制御する。この状態においては、局部発振器6が
発生したRF信号が、RF切換スイッチ11及びRF切
換スイッチ7を介して直接、又は移相器9とは異なるシ
フト量を有する移相器10で位相がシフトされて、受動
線形3ポート回路1の第2の入力ポート5に入力され、
受動線形3ポート回路1は、この位相がシフトされてい
ないRF信号、又は変調状態継続期間の3分の1の2番
目の期間におけるシフト量とは異なる量だけシフトされ
たRF信号と、第1の入力ポート2を介して入力される
受信されたディジタル変調RF信号とを混合して、混合
したRF信号をパワーセンサ4に供給する。
【0025】ここで、受信されるディジタル変調RF信
号の振幅及び位相は、上述した切換処理の間は一定であ
り、雑音のみの影響を受けるものと仮定することができ
る。
【0026】上述した切換処理によって、3つの異なる
電力レベルの情報が順次生成され、得られるDC信号が
DCインターフェイスに供給される。パワーセンサ4の
検出(応答)時間は、受信され、受動線形3ポート回路
1の第1の入力ポート2に供給されるディジタル変調R
F信号の変調状態継続期間の少なくと3倍である。
【0027】つぎに、図2に示す3ポートダイレクト受
信機を変形した3ポートダイレクト受信機について、図
3を参照しながら説明する。なお、以下の3ポートダイ
レクト受信機の変形例においても、図1又は図2に示す
回路と同じ又は対応する回路には、同じ符号を付して、
それらの詳細な説明は省略する。
【0028】図3に示すように、受動線形3ポート回路
1は、図2を参照して説明したような機能を有する3つ
の動作中の(アクティブな)ポートと、50Ωの抵抗を
介して接地電位に終端された第4のポートとを有する9
0度ハイブリッド回路(90°hybrid)からなる。この9
0度ハイブリッド回路は、局部発振器6の出力信号(以
下、LO信号)とRF信号の(LO/RF)分離機能を
有する。
【0029】図4は、さらに変形した3ポートダイレク
ト受信機の具体的な構成を示すブロック図である。この
3ポートダイレクト受信機は、例えば反射等を防止する
ために、選択されていない切換位置が終端される吸収形
スイッチ(absorptive switch)7と、図2に示すRF
切換スイッチ11の代わりに電力分配器11’とが用い
られる。RF切換スイッチ11を電力分配器11’に置
き換えることによって、図2に示す3ポートダイレクト
受信機よりも、回路構成を簡単にすることができるとと
もに、コストを安くすることができるが、LO信号が部
分的に失われ、消費電力がより高くなる。
【0030】図5は、図4に示す受動線形3ポート回路
1を、受動ポートを有する90度ハイブリッド回路で置
き換えた3ポートダイレクト受信機の具体的な構成を示
すブロック図であり、この受動ポートは、50Ωの抵抗
19を介して接地電位に終端されている。この90度ハ
イブリッド回路も、LO/RF分離機能を有する。
【0031】図6は、90度ハイブリッド回路20によ
って、局部発振器6からのRF信号を相対的に位相が異
なる2つのRF信号に分割して供給する3ポートダイレ
クト受信機の具体的な構成を示すブロック図である。9
0度ハイブリッド回路20の1つのポートは、50Ωの
抵抗21を介して接地電位に終端されている。90度ハ
イブリッド回路20の2つの出力RF信号は、互いに位
相が90度シフトしており、吸収形スイッチ7に供給さ
れる。
【0032】図7は、図6に示す3ポートダイレクト受
信機を変形した3ポートダイレクト受信機の具体的な構
成を示すブロック図であり、この3ポートダイレクト受
信機では、第2のRF切換スイッチ11が、局部発振器
6と90度ハイブリッド回路20の間に接続されてい
る。この構成においては、RF切換スイッチ7は、吸収
形スイッチである必要はなく、局部発振器6の出力信号
は、減衰しない。
【0033】図8は、図2又は図4に示す受動線形3ポ
ート回路1を、LO/RF分離機能を有する90度又は
180度ハイブリッド回路で実現した3ポートダイレク
ト受信機の具体的な構成を示すブロック図である。この
3ポートダイレクト受信機の目的は、LO/RF分離機
能である。
【0034】つぎに、パワーセンサ4の後段のDCイン
ターフェイス以降の復調処理を行う回路について説明す
る。
【0035】図9は、パワーセンサ4の後段の復調処理
を行う回路の具体的な構成を示すブロック図である。パ
ワーセンサ4の出力信号は、LPF17において、その
高周波雑音成分が除去された後、高速アナログ/ディジ
タル変換器(以下、高速A/D変換器という。)22に
供給される。この高速A/D変換器22のサンプリング
レートは、従来のI/Q復調器で用いられているA/D
変換器のサンプリングレートの少なくとも3倍速く、高
速A/D変換器22は、フィルタリングされたパワーセ
ンサ4の出力信号をディジタル化してデータを生成し、
このデータをディジタル処理器23に供給する。ディジ
タル処理器23は、高速A/D変換器22とともに制御
回路18によって制御され、データからI/Q成分を再
生して復調器24に供給する。復調器24は、I/Q成
分から元のデータを再生して出力する。なお、直接復調
の場合には、ディジタル処理器23において復調処理を
行い、復調器24をなくすようにしてもよい。
【0036】図10は、図9に示す復調処理回路の他の
具体的な構成を示すブロック図である。この復調処理回
路では、パワーセンサ4のDC出力信号をアナログ処理
によって処理し、アナログのI/Q信号を出力するよう
になっている。具体的には、パワーセンサ4の出力信号
は、LPF17でフィルタリングされた後、高速DC切
換スイッチ25に供給される。高速DC切換スイッチ2
5は、図2に示すRF切換スイッチ7,11に対する制
御回路18からの切換制御信号と同じ信号によって制御
される。これによって、パワーセンサ4の出力信号は、
直接又は異なる遅延線26,27を介し、互いに異なる
量遅延されてアナログ処理回路28に供給される。
【0037】換言すると、高速DC切換スイッチ25
は、3つの被選択位置#1,#2,#3を有し、図2に
示すRF切換スイッチ7,11と同期するように制御さ
れ、パワーセンサ4の出力信号を、順次遅延線26,2
7を介して及び直接アナログ処理回路28に供給する。
なお、パワーセンサ4の出力信号を、アナログ処理回路
28の入力端子No.1,No.2、No.3に供給す
るとともに、アナログ処理回路28の入力端子No.4
に、制御回路18によって制御されたDC電圧を供給す
るようにしてもよい。
【0038】また、アナログ処理回路28は、制御回路
18によって較正されるようにしてもよい。
【0039】2つの遅延線26,27は、互いに異なる
遅延量、例えば変調状態継続時間(modulation state t
ime duration)Tの1/3,2/3にそれぞれ対応した
τ1,τ1+τ2を有する。高速DC切換スイッチ25か
ら順次、すなわち時分割的に出力される3つの出力信号
と、制御回路18によって制御されたDC電圧は、アナ
ログ処理回路28に供給される。アナログ処理回路28
からは、例えばI/Q成分や、QPSK出力信号が直接
出力される。I/Q成分を出力するときは、アナログ信
号がディジタル信号に変換された後、復調される。
【0040】図11は、図10に示すアナログ処理回路
28のより詳細な構成を示すブロック図である。
【0041】図11に示すDC増幅器の利得は、下記式
(19)〜(22)で定義され、特別な場合の値は、下
記式(23)と(24)で与えられる。
【0042】以下、本発明に係るダイレクト受信機の較
正方法に基づいた数学的表現を示し、これらの式で用い
られている変数の説明を表1に示す。
【0043】
【数2】
【0044】
【数3】
【0045】
【数4】
【0046】
【数5】
【0047】
【数6】
【0048】
【数7】
【0049】
【数8】
【0050】
【数9】
【0051】
【数10】
【0052】
【数11】
【0053】
【数12】
【0054】
【数13】
【0055】
【数14】
【0056】
【数15】
【0057】
【数16】
【0058】
【数17】
【0059】
【数18】
【0060】
【数19】
【0061】
【数20】
【0062】
【数21】
【0063】
【数22】
【0064】
【数23】
【0065】
【数24】
【0066】
【数25】
【0067】
【表1】
【0068】なお、制御回路18による利得係数g1
4の制御は、遅延線26,27の制御と同様に、任意
であり、これらは較正特性を与える。
【0069】図12及び図13に、上述の式で用いられ
る3ポート接合素子の理想的及び現実的な機能図を示
す。図14に、抵抗によって構成した3ポート接合素子
の具体的な回路構成を示す。
【0070】ポート#1とポート#2は分離されてお
り、抵抗R1,R2の値は、下記式を満たすように選択
される。
【0071】
【数26】
【0072】ここで、Zcは、全てのポートにおける負
荷に対応した入力インピーダンスであり、通常50Ωで
ある。
【0073】出力ポート#3における信号は、下記式に
よって表される。
【0074】
【数27】
【0075】S1,S2は、それぞれRF入力ポート#
1,#2に供給される信号である。
【0076】図15は、4ポート接合素子の1つのポー
トをシステムインピーダンスである50Ωで終端した3
ポート接合素子の構成を示すブロック図である。図15
に示す4ポート接合素子のS行列は、4ポート接合素子
の理論的な伝達関数を表す。
【0077】
【数28】
【0078】ここで、s12=s34=a、S14=s23
b、|a|2+|b|2=1である。
【0079】1つのポートがシステムインピーダンスに
整合している。また、ポート#1とポート#3は分離し
ており、ポート#2とポート#4は分離している。RF
信号は、ポート#1,#3に供給される。ポート#2と
ポート#4のいずれか一方に、パワーセンサが接続され
る。残りのポートは、システムインピーダンスで終端さ
れる。
【0080】図16に、3ポート接合素子の機能を有す
るマイクロストリップで構成した4ポート接合素子の具
体的な構造を示す。
【0081】図17〜図22に、ディスクリート抵抗部
品又はコプレーナ導波路で構成した3ポート接合素子の
具体的な構成又は構造を示す。図19〜図22に示すト
ポロジは、1つのポートをシステムインピーダンスであ
る50Ωで終端した4ポート接合素子で構成することも
できる。また、図19〜図22に示すトポロジのポート
間の角度は、ポート間の分離及び同時に整合させるため
に、最適化することができる。
【0082】図23は、局部発振器6の具体的な内部構
成を示すブロック図である。局部発振器6は、図23に
示すように、局部発振回路30と、分離機能を有する分
離回路31と、局部発振回路30の発振位相を制御する
PLL回路32と、局部発振回路30の出力電力を制御
する電力制御回路33と、局部発振回路30の発振周波
数を制御する周波数制御回路34とを備える。なお、分
離回路31〜電力制御回路33はなくてもよい(オプシ
ョンである)。図23に示す局部発振器6の機能は、欧
州特許出願97 122438.1号に記載されてい
る。
【0083】図24は、パワーセンサ4の具体的な構成
を示すブロック図である。パワーセンサ4は、図24に
示すように、例えば温度補償された検出ダイオード37
と、検出ダイオード37にバイアスをかけるバイアス回
路36とを備える。なお、検出ダイオード37の代わり
にFETを用いてもよい。また、パワーセンサ4は、整
合回路35と、非線形動作を行わせるためのアナログ補
償回路38とを備える。なお、整合回路35、バイアス
回路36及びアナログ補償回路38は、オプションであ
る。図24に示すパワーセンサ4の機能は、欧州特許出
願97 122438.1号に記載されている。
【0084】図25〜図33は、本発明を適用した上述
の3ポートダイレクト受信機で得られるシミュレーショ
ン結果を示す図である。提案した方法及び受信技術を立
証するために、簡単なシミュレーションを行った。本発
明の一般的な効果を見るために、下記条件下でシミュレ
ーションを実施した。
【0085】・パワーセンサとして、線形で動作し、入
力インピーダンスがディスクリートの抵抗の組合せと同
じ公差(リアクタンス部は整合している)有する検出ダ
イオードを用いる。
【0086】・3ポート接合素子のアンバランスは、1
0%(抵抗値の反対方向の標準偏差の20%に等しい)
である。
【0087】・振幅及び位相の雑音は、受信変調信号の
変調状態が一定である期間の連続した3つの期間におい
てランダムに変化するものと仮定する。
【0088】・1つの90度の移相器を用いる。
【0089】・200回のシミュレーション結果を表示
する。
【0090】また、以下の異なる条件(オプション)下
でシミュレーションを実施した。
【0091】a)16QAM変調信号が3ポートダイレ
クト受信機に入力される。
【0092】b)AGCは、理想的な動作を行い、平均
信号レベルがLOレベルより10dB低い。
【0093】c)AGCが不動作、又は不完全に動作
し、平均信号レベルがLOレベルと同じである。
【0094】d)AGCがなく、平均信号レベルがLO
レベルよりも20dB低い。
【0095】以上の全ての条件において、高速A/D変
換器22のDCインターフェイスにおけるビット数を
8,10,12ビットとする。RFレベルがLOレベル
と同じときに最大値が検出されるとする。また、上述し
たケースb),c),d)は、変調度が一定でなく、R
F電力が40dBレンジであり、送信機の出力バックオ
フ(output back-off)が10dBであり、AGCが完
全に動作していると解釈することができる。
【0096】図6に示すように、検出信号のオフセット
は、較正方法によって補償することができる。nQAM
又はnPSK変調された信号では、試験信号の平均値の
みが、補償される。
【0097】本発明を適用した3ポート接合素子のRF
入力ポートに、所定のシーケンスの信号、例えばnPS
K変調された信号を供給することによって、較正を行う
ことができる。
【0098】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るダイレクト受信機又はこのダイレクト受信機を用
いた移動通信装置は、第1のポートに受信されたディジ
タル変調RF信号が供給され、第2のポートに出力信号
を生成するパワーセンサが接続された受動3ポート回路
と、複数の所定の信号を切り換え選択して受動3ポート
回路の第3のポートに入力する入力選択手段とを備え、
ディジタル変調RF信号を復調するので、より簡単な回
路構成を用いて、6ポート技術と同様の効果を有する。
【0099】また、本発明に係るダイレクト受信機の較
正方法では、受動線形3ポート回路の第1のポートに所
定のシーケンスの変調されたRF信号、例えばnPSK
変調された信号を供給することによって、較正を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機の
構成を示すブロック図である
【図2】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機の
より詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機の
他の具体的な構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機の
他の具体的な構成を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機の
他の具体的な構成を示すブロック図である。
【図6】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機の
他の具体的な構成を示すブロック図である。
【図7】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機の
他の具体的な構成を示すブロック図である。
【図8】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機の
他の具体的な構成を示すブロック図である。
【図9】パワーセンサの後段の復調処理を行う回路の具
体的な構成を示すブロック図である。
【図10】パワーセンサの後段の復調処理を行う回路の
他の具体的な構成を示すブロック図である。
【図11】アナログ処理回路のより詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図12】理想的な3ポート接合素子の機能を示す図で
ある。
【図13】実現することができる3ポート接合素子の機
能を示す図である。
【図14】抵抗によって実現した3ポート接合素子の具
体的な構成を示す回路図である。
【図15】3ポート接合素子の機能を有する4ポート接
合素子の構成を示すブロック図である。
【図16】3ポート接合素子の機能を有する4ポート接
合素子の具体的な構造を示す図である。
【図17】3ポート接合素子の具体的な構成を示す回路
図である。
【図18】3ポート接合素子の他の具体的な構成を示す
回路図である。
【図19】3ポート接合素子の具体的な構造を示す図で
ある。
【図20】3ポート接合素子の具体的な構造を示す図で
ある。
【図21】3ポート接合素子の具体的な構造を示す図で
ある。
【図22】3ポート接合素子の具体的な構造を示す図で
ある。
【図23】局部発振器の具体的な構成を示すブロック図
である。
【図24】パワーセンサの具体的な構成を示すブロック
図である。
【図25】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機
で得られるシミュレーション結果を示す図である。
【図26】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機
で得られるシミュレーション結果を示す図である。
【図27】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機
で得られるシミュレーション結果を示す図である。
【図28】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機
で得られるシミュレーション結果を示す図である。
【図29】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機
で得られるシミュレーション結果を示す図である。
【図30】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機
で得られるシミュレーション結果を示す図である。
【図31】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機
で得られるシミュレーション結果を示す図である。
【図32】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機
で得られるシミュレーション結果を示す図である。
【図33】本発明を適用した3ポートダイレクト受信機
で得られるシミュレーション結果を示す図である。
【符号の説明】
1 受動線形3ポート回路、2 第1のポート、3 第
3のポート、4 パワーセンサ、5 第2のポート、6
局部発振器、7、11 RF切換スイッチ、9、10
移相器、12 抵抗、13 アンテナ、14 ダウン
コンバータ、15BPF、16 低雑音増幅器、17
LPF、18 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クルペシェビッチ ドラガン ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハシュトゥットゥガルター シュト ラーセ 106 ソニー インターナショナ ル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミ ット ベシュレンクテル ハフツングシュ トゥットゥガルト テクノロジーセンター 内 (72)発明者 ブランコビッチ ベズリン ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハシュトゥットゥガルター シュト ラーセ 106 ソニー インターナショナ ル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミ ット ベシュレンクテル ハフツングシュ トゥットゥガルト テクノロジーセンター 内 (72)発明者 阿部 雅美 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 コンシャック ティノ ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハシュトゥットゥガルター シュト ラーセ 106 ソニー インターナショナ ル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミ ット ベシュレンクテル ハフツングシュ トゥットゥガルト テクノロジーセンター 内 (72)発明者 ドレ トーマス ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハシュトゥットゥガルター シュト ラーセ 106 ソニー インターナショナ ル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミ ット ベシュレンクテル ハフツングシュ トゥットゥガルト テクノロジーセンター 内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のポートに受信されたディジタル変
    調RF信号が供給され、第2のポートに出力信号を生成
    するパワーセンサが接続された受動3ポート回路と、 複数の所定の信号を切り換え選択して上記受動3ポート
    回路の第3のポートに入力する入力選択手段とを備え、 ディジタル変調RF信号を復調するダイレクト受信機。
  2. 【請求項2】 上記入力選択手段によって、上記受動3
    ポート回路の第3のポートに選択的に接続される局部発
    振器を備える請求項1記載のダイレクト受信機。
  3. 【請求項3】 上記入力選択手段は、上記局部発振器の
    出力信号と、接地電位との少なくとも2つを切り換え選
    択する被選択位置を有し、選択した信号を上記受動3ポ
    ート回路に供給する第1の切換スイッチからなることを
    特徴とする請求項1又は2記載のダイレクト受信機。
  4. 【請求項4】 上記第1の切換スイッチは、上記局部発
    振器の第1の出力信号を切り換え選択する第1の被選択
    位置と、上記局部発振器の第2の出力信号を切り換え選
    択する第2の被選択位置と、上記接地電位を切り換え選
    択する第3の被選択位置との3つの被選択位置を有し、
    選択した信号を上記受動3ポート回路に供給する切換ス
    イッチからなり、上記局部発振器の第2の出力信号は、
    上記第1の出力信号を少なくとも2つの移相器によって
    相対的に位相シフトした信号からなることを特徴とする
    請求項3記載のダイレクト受信機。
  5. 【請求項5】 上記接地電位と上記第1の切換スイッチ
    間に接続された抵抗を備える請求項4記載のダイレクト
    受信機。
  6. 【請求項6】 上記第1の切換スイッチの最大切換周波
    数は、上記受信されたディジタル変調RF信号の状態継
    続期間の逆数の少なくとも3倍であることを特徴とする
    請求項3乃至5のいずれか1項記載のダイレクト受信
    機。
  7. 【請求項7】 上記少なくとも2つの移相器は、互いに
    異なる位相量を有し、 上記局部発振器の出力信号が上記移相器のいずれか1つ
    を通るように切り換え選択する第2の切換スイッチを備
    える請求項4乃至6のいずれか1項記載のダイレクト受
    信機。
  8. 【請求項8】 上記第2の切換スイッチの最大切換周波
    数は、上記受信されたディジタル変調RF信号の状態継
    続期間の逆数の少なくとも2倍であることを特徴とする
    請求項7記載のダイレクト受信機。
  9. 【請求項9】 上記パワーセンサの検出時間は、上記受
    信されたディジタル変調RF信号の状態継続期間の1/
    3未満であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれ
    か1項記載のダイレクト受信機。
  10. 【請求項10】 上記パワーセンサの出力信号は、上記
    受信されたディジタル変調RF信号のI/Q成分を検出
    するアナログ処理回路に供給されることを特徴とする請
    求項1乃至9のいずれか1項記載のダイレクト受信機。
  11. 【請求項11】 上記パワーセンサの出力信号は、選択
    的な所定の量だけ遅延されて、上記アナログ処理回路に
    供給されることを特徴とする請求項10記載のダイレク
    ト受信機。
  12. 【請求項12】 上記パワーセンサに接続され、上記第
    1の切換スイッチに同期して動作するDCスイッチと、 上記DCスイッチに接続された複数の遅延線とを備える
    請求項11記載のダイレクト受信機。
  13. 【請求項13】 上記パワーセンサの出力信号をディジ
    タル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器と、 上記受信されたディジタル変調RF信号のI/Q成分又
    は復調状態を検出するディジタル信号処理回路とを備え
    る請求項1乃至9のいずれか1項記載のダイレクト受信
    機。
  14. 【請求項14】 上記受動3ポート回路は、ディスクリ
    ート部品によって実現されていることを特徴とする請求
    項1乃至13のいずれか1項記載のダイレクト受信機。
  15. 【請求項15】 上記受動3ポート回路は、マイクロス
    トリップを用いた分布定数技術によって実現されている
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項記載
    のダイレクト受信機。
  16. 【請求項16】 上記受動3ポート回路は、コプレーナ
    導波路を用いた分布定数技術によって実現されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項記載の
    ダイレクト受信機。
  17. 【請求項17】 上記パワーセンサの出力にローパスフ
    ィルタを備える請求項1乃至16のいずれか1項記載の
    ダイレクト受信機。
  18. 【請求項18】 上記受動3ポート回路は、1ポートが
    システムインピーダンスで終端された90度又は180
    度のハイブリッド回路からなることを特徴とする請求項
    1乃至17のいずれか1項記載のダイレクト受信機。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至18のいずれか1項記載
    のダイレクト受信機を用いた移動通信装置。
  20. 【請求項20】 公衆通信ネットワーク又は専用通信ネ
    ットワークの移動端末であることを特徴とする請求項1
    9記載の移動通信装置。
  21. 【請求項21】 請求項1乃至18のいずれか1項記載
    のダイレクト受信機を較正する較正方法において、 受動3ポート回路の第1のポートに所定のシーケンスの
    変調されたRF信号が供給されることを特徴とするダイ
    レクト受信機の較正方法。
  22. 【請求項22】 ディジタル変調RF信号を直接受信す
    る受信方法において、 受動3ポート回路の第1のポートに受信されたディジタ
    ル変調RF信号を供給するディジタル変調RF信号供給
    ステップと、 上記受動3ポート回路の第2のポートから出力される出
    力信号の電力レベルをパワーセンサで検出する電力検出
    ステップと、 上記受動3ポート回路の第3のポートに複数の所定の信
    号のうちの1つを選択的に入力する所定の信号入力ステ
    ップとを有する受信方法。
  23. 【請求項23】 上記所定の信号入力ステップは、局部
    発振器で発生された出力信号を上記受動3ポート回路の
    第3のポートに入力するステップを有すること特徴とす
    る請求項22記載の受信方法。
  24. 【請求項24】 上記所定の信号入力ステップは、上記
    局部発振器で発生された出力信号を入力するステップ
    と、上記受動3ポート回路の第3のポートに接地電位を
    印加するステップとを有することを特徴とする請求項2
    2又は23記載の受信方法。
  25. 【請求項25】 上記所定の信号入力ステップは、上記
    受動3ポート回路の第3のポートに接地電位を印可する
    接地電位印加ステップと、上記局部発振器からの第1の
    出力信号を上記受動3ポート回路の第3のポートに入力
    する第1の出力信号入力ステップと、上記局部発振器か
    らの第1の出力信号を相対的に位相シフトして得られる
    第2の出力信号を上記受動3ポート回路の第3のポート
    に入力する第2の出力信号入力ステップとを時分割的に
    繰り返すことを特徴とする請求項24記載の受信方法。
  26. 【請求項26】 上記接地電位印加ステップ、上記第1
    の出力信号入力ステップ、上記第2の出力信号入力ステ
    ップは、上記受信されたディジタル変調RF信号の状態
    継続期間毎に実行され、その実行順序は不同であること
    を特徴とする請求項25記載の受信方法。
  27. 【請求項27】 上記電力検出ステップは、上記受信さ
    れたディジタル変調RF信号の状態継続期間の1/3以
    下の時間で行われることを特徴とする請求項22乃至2
    6のいずれか1項記載の受信方法。
  28. 【請求項28】 上記パワーセンサの出力信号は、上記
    受信されたディジタル変調RF信号のI/Q成分を検出
    するためのアナログ処理が施されることを特徴とする請
    求項22乃至27のいずれか1項記載の受信方法。
  29. 【請求項29】 上記パワーセンサの出力信号は、複数
    の所定の遅延量の中から順次選択された量だけ遅延され
    てアナログ処理回路に供給されることを特徴とする請求
    項28記載の受信方法。
  30. 【請求項30】 上記複数の所定の遅延量の切換は、上
    記受動3ポート回路の第3のポートに選択的に入力され
    る所定の信号の切換に同期していることを特徴とする請
    求項29記載の受信方法。
  31. 【請求項31】 上記パワーセンサの出力信号をアナロ
    グ/ディジタル変換器によってディジタル信号に変換し
    た後、上記受信されたディジタル変調RF信号のI/Q
    成分をディジタル的に再生することを特徴とする請求項
    22乃至28のいずれか1記載の受信方法。
  32. 【請求項32】 上記パワーセンサの出力信号をローパ
    スフィルタに通すことを特徴とする請求項22乃至31
    のいずれか1項記載の受信方法。
JP11297358A 1998-12-18 1999-10-19 ダイレクト受信機及びその較正方法 Withdrawn JP2000196693A (ja)

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