JP2000196604A - ノード装置の制御方法 - Google Patents
ノード装置の制御方法Info
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- JP2000196604A JP2000196604A JP36733598A JP36733598A JP2000196604A JP 2000196604 A JP2000196604 A JP 2000196604A JP 36733598 A JP36733598 A JP 36733598A JP 36733598 A JP36733598 A JP 36733598A JP 2000196604 A JP2000196604 A JP 2000196604A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 端末からノード装置を制御するに際して特別
なプロトコルやハードウェアを必要とせず、一般的なプ
ロトコルを用いて行なう。 【解決手段】 端末201は、制御データをATMセル
に組み立て、これをノード装置21に対して送信する。
ノード装置は、受信した制御セルから各種のヘッダを分
離して制御データを取り出し、その内容に応じた動作を
行なう。ノード装置は、制御セルのATMヘッダを分析
してAセルとBセルとを分離する。またノード装置にお
いて受信した制御セルのぺイロードに含まれるIPヘッ
ダとUDPヘッダからそれぞれIPアドレスとポート番
号とを抽出し、それらの値を用いて端末に送出する制御
セルの宛先を規定する。
なプロトコルやハードウェアを必要とせず、一般的なプ
ロトコルを用いて行なう。 【解決手段】 端末201は、制御データをATMセル
に組み立て、これをノード装置21に対して送信する。
ノード装置は、受信した制御セルから各種のヘッダを分
離して制御データを取り出し、その内容に応じた動作を
行なう。ノード装置は、制御セルのATMヘッダを分析
してAセルとBセルとを分離する。またノード装置にお
いて受信した制御セルのぺイロードに含まれるIPヘッ
ダとUDPヘッダからそれぞれIPアドレスとポート番
号とを抽出し、それらの値を用いて端末に送出する制御
セルの宛先を規定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノード装置の制
御方法に関する。より詳細には、ATM(Asynchronous
Transfer Mode)セルを用いてノード装置の制御を行う
方法に関する。
御方法に関する。より詳細には、ATM(Asynchronous
Transfer Mode)セルを用いてノード装置の制御を行う
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速、大容量の通信手段として光
通信が一般的に用いられるようになっている。特に、互
いに異なる波長の光信号を多重化して1本の光ファイバ
にて伝送する光波長多重通信が用いられている。このよ
うな技術は、たとえば岩下他、「波長多重技術を用いた
光波ネットワーク」、電子情報通信学会 OCS95-33、1
995年7月発行、に示されている。
通信が一般的に用いられるようになっている。特に、互
いに異なる波長の光信号を多重化して1本の光ファイバ
にて伝送する光波長多重通信が用いられている。このよ
うな技術は、たとえば岩下他、「波長多重技術を用いた
光波ネットワーク」、電子情報通信学会 OCS95-33、1
995年7月発行、に示されている。
【0003】図13に、上記の文献に示されているよう
な、波長多重技術を用いた波長選択型の光波長多重通信
ネットワークを示す。このようなネットワークにおいて
は、光ファイバループ伝送路10上に複数のノード装置
が配置されている。ここでは、ノード装置として光パケ
ット送受信器を例に説明する。
な、波長多重技術を用いた波長選択型の光波長多重通信
ネットワークを示す。このようなネットワークにおいて
は、光ファイバループ伝送路10上に複数のノード装置
が配置されている。ここでは、ノード装置として光パケ
ット送受信器を例に説明する。
【0004】光パケット送受信器は、端末から受信した
信号を光ファイバループ伝送路10に供給し、同時に、
光ファイバループ伝送路10から受信した信号を端末に
供給する。それぞれの光パケット送受信器には、それぞ
れ異なる固有の送信波長が割り当てられている。たとえ
ば光パケット送受信器1は波長λ1の光信号を、光パケ
ット送受信器2は波長λ2の光信号を、光ネットワーク
に対して送信する。この結果、光ファイバループ伝送路
10には、光波長多重信号が送信されていることとな
る。
信号を光ファイバループ伝送路10に供給し、同時に、
光ファイバループ伝送路10から受信した信号を端末に
供給する。それぞれの光パケット送受信器には、それぞ
れ異なる固有の送信波長が割り当てられている。たとえ
ば光パケット送受信器1は波長λ1の光信号を、光パケ
ット送受信器2は波長λ2の光信号を、光ネットワーク
に対して送信する。この結果、光ファイバループ伝送路
10には、光波長多重信号が送信されていることとな
る。
【0005】それぞれの光パケット送受信器は、波長多
重分岐部11を有する。たとえば光パケット送受信器1
の送信部から発信されたλ1の送信波長は、波長多重分
岐部11で光ファイバループ伝送路10上に送出され
る。すなわち送信においては、波長多重分岐部11は光
合波器として機能する。波長多重分岐部11はまた、受
信した光波長多重信号から、波長λ1を含む全ての送信
波長を分波して波長選択部へ送るものである。すなわち
受信においては、波長多重分岐部11は光スプリッタと
して機能する。波長多重分岐部11はさらに、受信した
光波長多重信号から、波長λ1を終端する機能を有す
る。すなわち終端においては、波長多重分岐部11は光
波長フィルタとして機能する。
重分岐部11を有する。たとえば光パケット送受信器1
の送信部から発信されたλ1の送信波長は、波長多重分
岐部11で光ファイバループ伝送路10上に送出され
る。すなわち送信においては、波長多重分岐部11は光
合波器として機能する。波長多重分岐部11はまた、受
信した光波長多重信号から、波長λ1を含む全ての送信
波長を分波して波長選択部へ送るものである。すなわち
受信においては、波長多重分岐部11は光スプリッタと
して機能する。波長多重分岐部11はさらに、受信した
光波長多重信号から、波長λ1を終端する機能を有す
る。すなわち終端においては、波長多重分岐部11は光
波長フィルタとして機能する。
【0006】任意の送信波長を受信する場合、端末は光
パケット送受信器に対して、送信信号に重畳して波長選
択情報を送る。波長選択情報分離部12は、波長選択情
報を抜き取り、これを制御部13へ送る。波長選択情報
分離部12は一方で送信信号を送信部14へ送る。制御
部13は、波長選択情報に従い、波長選択部15を駆動
する。波長選択部15は、受信した光波長多重信号か
ら、制御部13から指定された任意の送信波長のみを抜
き取り、これを受信部16へ送る。なお、波長選択部1
5は、波長可変光フィルタにより構成することができ
る。
パケット送受信器に対して、送信信号に重畳して波長選
択情報を送る。波長選択情報分離部12は、波長選択情
報を抜き取り、これを制御部13へ送る。波長選択情報
分離部12は一方で送信信号を送信部14へ送る。制御
部13は、波長選択情報に従い、波長選択部15を駆動
する。波長選択部15は、受信した光波長多重信号か
ら、制御部13から指定された任意の送信波長のみを抜
き取り、これを受信部16へ送る。なお、波長選択部1
5は、波長可変光フィルタにより構成することができ
る。
【0007】このような構成において、ある端末が他の
端末とコネクションを接続し、通信を行なう場合の動作
について説明する。この場合、信号を送出する端末は、
相手先の端末の送信のために割り当てられている波長を
選択するように、波長選択部11を駆動する。
端末とコネクションを接続し、通信を行なう場合の動作
について説明する。この場合、信号を送出する端末は、
相手先の端末の送信のために割り当てられている波長を
選択するように、波長選択部11を駆動する。
【0008】たとえば端末101と端末102とでコネ
クションを接続する場合を考える。端末101は、端末
102の信号の送信のために割り当てられている波長λ
2を選択するよう、波長選択部11を駆動する。同様に
端末102は、端末101の信号の送信のために割り当
てられている波長λ1を選択するよう、波長選択部11
を駆動する。以上の動作により、端末101と端末10
2とは、相互の送信波長を受信し、コネクション接続を
行なうことができる。
クションを接続する場合を考える。端末101は、端末
102の信号の送信のために割り当てられている波長λ
2を選択するよう、波長選択部11を駆動する。同様に
端末102は、端末101の信号の送信のために割り当
てられている波長λ1を選択するよう、波長選択部11
を駆動する。以上の動作により、端末101と端末10
2とは、相互の送信波長を受信し、コネクション接続を
行なうことができる。
【0009】上記に示す光パケット送受信器のようなノ
ード装置と端末とをATM回線で接続し、端末からノー
ド装置を制御することが行われている。この場合に端末
からノード装置に送られる制御データは、AAL5処理
によってATMセルに組み立てられ、また分解される。
ード装置と端末とをATM回線で接続し、端末からノー
ド装置を制御することが行われている。この場合に端末
からノード装置に送られる制御データは、AAL5処理
によってATMセルに組み立てられ、また分解される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような技術におい
ては、制御データがセル1個ないし2個分のような少量
のデータであっても、制御データにAAL5処理を施す
ことになる。よって、フレームの組立処理、およびセル
の組立・分解処理が必要となる。現在のところ、この処
理のためには多くの場合専用のLSIが用いられる。ま
たTCP/IPパケットを処理する場合、ノード装置に
は、TCP/IP処理用のプロセッサも実装される。以
上のように、制御データの処理において、ノード装置と
してのハード量が大きくなるという課題がある。
ては、制御データがセル1個ないし2個分のような少量
のデータであっても、制御データにAAL5処理を施す
ことになる。よって、フレームの組立処理、およびセル
の組立・分解処理が必要となる。現在のところ、この処
理のためには多くの場合専用のLSIが用いられる。ま
たTCP/IPパケットを処理する場合、ノード装置に
は、TCP/IP処理用のプロセッサも実装される。以
上のように、制御データの処理において、ノード装置と
してのハード量が大きくなるという課題がある。
【0011】よって、この発明ではノード装置を制御す
るに際して特別なプロトコルやハードウェアを必要とせ
ず、一般に広く普及しているプロトコルを用いてノード
装置を制御するための構成を提供する。すなわち、ノー
ド装置には特別なハードウェアを必要としないためハー
ドウェア量が大型化せず、一方で端末では一般に普及し
ているプロトコルを用いるために特別なプロトコルが必
要ない。このように、簡易な構成でノード装置を実現す
ることができる。
るに際して特別なプロトコルやハードウェアを必要とせ
ず、一般に広く普及しているプロトコルを用いてノード
装置を制御するための構成を提供する。すなわち、ノー
ド装置には特別なハードウェアを必要としないためハー
ドウェア量が大型化せず、一方で端末では一般に普及し
ているプロトコルを用いるために特別なプロトコルが必
要ない。このように、簡易な構成でノード装置を実現す
ることができる。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明では上記の課題
を解決するため、端末とネットワークとをノード装置を
介して接続するネットワークにおいて、端末は、制御デ
ータをATMセルに組み立てる手段を有する。そして、
この制御用のATMセル(以下、制御セルと称する)を
ノード装置に対して送信する手段を有する。これにより
端末は、ノード装置の制御を行なう。端末はさらに、ノ
ード装置から送られてきた制御セルを受信する手段を有
する。
を解決するため、端末とネットワークとをノード装置を
介して接続するネットワークにおいて、端末は、制御デ
ータをATMセルに組み立てる手段を有する。そして、
この制御用のATMセル(以下、制御セルと称する)を
ノード装置に対して送信する手段を有する。これにより
端末は、ノード装置の制御を行なう。端末はさらに、ノ
ード装置から送られてきた制御セルを受信する手段を有
する。
【0013】一方でノード装置は、端末に送出する制御
セルを組み立てる手段と、組み立てた制御セルを送信す
る手段とを有する。ノード装置はさらに、端末から送ら
れてきた制御セルを受信する手段、受信した制御セルか
ら各種のヘッダを分離して制御データを取り出す手段を
有する。以上の構成において、ノード装置は、取り出し
た制御データに従って作動する。
セルを組み立てる手段と、組み立てた制御セルを送信す
る手段とを有する。ノード装置はさらに、端末から送ら
れてきた制御セルを受信する手段、受信した制御セルか
ら各種のヘッダを分離して制御データを取り出す手段を
有する。以上の構成において、ノード装置は、取り出し
た制御データに従って作動する。
【0014】なおノード装置においては、制御セルに付
与されたATMヘッダを分析し、PTIの有無を判別し
て、AセルとBセルとを分離するようにしてもよい。さ
らに、Aセルが不要である場合にはAセルに関して何ら
の処理も行なわずに廃棄するようにすれば、ノード装置
のハードウェアがそれだけ簡単となる。あるいは、端末
からノード装置に送出する制御データの先頭部分に無効
データを付加して送出してもよい。
与されたATMヘッダを分析し、PTIの有無を判別し
て、AセルとBセルとを分離するようにしてもよい。さ
らに、Aセルが不要である場合にはAセルに関して何ら
の処理も行なわずに廃棄するようにすれば、ノード装置
のハードウェアがそれだけ簡単となる。あるいは、端末
からノード装置に送出する制御データの先頭部分に無効
データを付加して送出してもよい。
【0015】さらに、ノード装置において受信した制御
セルのぺイロードに含まれるIPヘッダとUDPヘッダ
からそれぞれIPアドレスとポート番号とを抽出し、そ
れらの値を用いて端末に送出する制御セルの宛先を規定
するようにしてもよい。
セルのぺイロードに含まれるIPヘッダとUDPヘッダ
からそれぞれIPアドレスとポート番号とを抽出し、そ
れらの値を用いて端末に送出する制御セルの宛先を規定
するようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施形態
を、図1を用いて説明する。すなわち図1は、この発明
の第1の実施形態のノード装置を示すブロック図であ
る。ここでも、ノード装置として光パケット送受信器を
例に説明する。なお、図1に説明する光パケット送受信
器21には、送信波長としてλ1が割り当てられている
ものとする。
を、図1を用いて説明する。すなわち図1は、この発明
の第1の実施形態のノード装置を示すブロック図であ
る。ここでも、ノード装置として光パケット送受信器を
例に説明する。なお、図1に説明する光パケット送受信
器21には、送信波長としてλ1が割り当てられている
ものとする。
【0017】第1の実施形態の光パケット送受信器21
は、端末201と光ファイバループ伝送路10との間に
配置される。光パケット送受信器21は、端末201と
はI/F部202を介して接続される。
は、端末201と光ファイバループ伝送路10との間に
配置される。光パケット送受信器21は、端末201と
はI/F部202を介して接続される。
【0018】この実施形態における光パケット送受信器
21は、波長多重分岐部211を有する。波長多重分岐
部211は、図13にて示した波長多重分岐部11と同
様の機能を有する。すなわち波長多重分岐部211は、
送信すべき光信号を光ファイバループ伝送路10上に多
重する。また波長λ1を含む全ての波長を光ファイバル
ープ伝送路10から受信し、これを波長選択部208に
与える。同時に、自送信部206が送出したλ1を終端
部209において終端する。
21は、波長多重分岐部211を有する。波長多重分岐
部211は、図13にて示した波長多重分岐部11と同
様の機能を有する。すなわち波長多重分岐部211は、
送信すべき光信号を光ファイバループ伝送路10上に多
重する。また波長λ1を含む全ての波長を光ファイバル
ープ伝送路10から受信し、これを波長選択部208に
与える。同時に、自送信部206が送出したλ1を終端
部209において終端する。
【0019】端末201は、送信データを光パケット送
受信器21に入力する。光パケット送受信器21に与え
られたデータは、制御セル分離部203に送られる。制
御セル分離部203は、端末201から送信されたデー
タから制御セルのみを抜き出し、これを制御部204へ
送る。かつ制御セル分離部203は、制御セル以外のセ
ルを送信部206に送る。送信部206は、送信されて
きたデータを電気/光変換して、波長λ1の光信号を生
成する。この光信号は、波長多重分岐部211へ送られ
る。波長多重分岐部211は、波長λ1の光信号を光フ
ァイバループ伝送路10へ多重する。
受信器21に入力する。光パケット送受信器21に与え
られたデータは、制御セル分離部203に送られる。制
御セル分離部203は、端末201から送信されたデー
タから制御セルのみを抜き出し、これを制御部204へ
送る。かつ制御セル分離部203は、制御セル以外のセ
ルを送信部206に送る。送信部206は、送信されて
きたデータを電気/光変換して、波長λ1の光信号を生
成する。この光信号は、波長多重分岐部211へ送られ
る。波長多重分岐部211は、波長λ1の光信号を光フ
ァイバループ伝送路10へ多重する。
【0020】一方で制御部204は、制御セルによって
伝送された制御データに従い、波長選択部208を駆動
する。波長選択部208は、光ファイバループ伝送路1
0から受信した光波長多重信号中から、端末201によ
り指示された波長を選択し、この波長の信号光を受信部
207に与える。受信部207に与えられた信号光はこ
こで光/電気変換され、受信信号として復元される。こ
の受信信号は、制御セル多重部205からI/F部20
2を経由して、端末201へ送られる。
伝送された制御データに従い、波長選択部208を駆動
する。波長選択部208は、光ファイバループ伝送路1
0から受信した光波長多重信号中から、端末201によ
り指示された波長を選択し、この波長の信号光を受信部
207に与える。受信部207に与えられた信号光はこ
こで光/電気変換され、受信信号として復元される。こ
の受信信号は、制御セル多重部205からI/F部20
2を経由して、端末201へ送られる。
【0021】波長選択部208は、前述した信号光以外
に、警報や選択波長の状態情報を制御部204に送って
いる。制御部204は、この状態情報、さらに、送信部
206および受信部207の状態情報を、端末201へ
送っている。
に、警報や選択波長の状態情報を制御部204に送って
いる。制御部204は、この状態情報、さらに、送信部
206および受信部207の状態情報を、端末201へ
送っている。
【0022】次に、端末201から光パケット送受信器
21に向けて制御セルを送信する処理について、図2を
用いて説明する。端末201は、ATMレイヤの機能に
より、光パケット送受信器21との間に双方向のVC
(Virtual Channel)を設定する。このVCは、端末2
01と光パケット送受信器21との1対1接続であり、
PVC(Permanent Virtual Channel)で実現できる。
端末201は次にUDPソケットを生成する。そして光
パケット送受信器21に対して、生成したUDPパケッ
トを送信するために、宛先ポート番号BB、および宛先
IPアドレスYYを設定する。この時、発信元ポート番
号AAと発信元IPアドレスXXとは、送信時にUDP
レイヤの機能により自動的に設定される。
21に向けて制御セルを送信する処理について、図2を
用いて説明する。端末201は、ATMレイヤの機能に
より、光パケット送受信器21との間に双方向のVC
(Virtual Channel)を設定する。このVCは、端末2
01と光パケット送受信器21との1対1接続であり、
PVC(Permanent Virtual Channel)で実現できる。
端末201は次にUDPソケットを生成する。そして光
パケット送受信器21に対して、生成したUDPパケッ
トを送信するために、宛先ポート番号BB、および宛先
IPアドレスYYを設定する。この時、発信元ポート番
号AAと発信元IPアドレスXXとは、送信時にUDP
レイヤの機能により自動的に設定される。
【0023】一方、光パケット送受信器21より制御セ
ルを受信した端末201は、ATMレイヤおよびAAL
5レイヤ機能によりATMヘッダを削除してAAL5フ
レームを組み立てる。さらに、IPレイヤおよびUDP
レイヤ機能により、IPパケットおよびUDPパケット
を処理する。こうして最終的に、送信時に生成したソケ
ットにより制御データが取り出される。
ルを受信した端末201は、ATMレイヤおよびAAL
5レイヤ機能によりATMヘッダを削除してAAL5フ
レームを組み立てる。さらに、IPレイヤおよびUDP
レイヤ機能により、IPパケットおよびUDPパケット
を処理する。こうして最終的に、送信時に生成したソケ
ットにより制御データが取り出される。
【0024】以下、端末201から光パケット送受信器
21に与える制御データを制御セルに構成する方法につ
いて、図3を用いて説明する。制御データの長さ(ビッ
ト数)は、最大でも2つのATMセルに格納できるよ
う、システムの設計時にあらかじめ設定しておく。
21に与える制御データを制御セルに構成する方法につ
いて、図3を用いて説明する。制御データの長さ(ビッ
ト数)は、最大でも2つのATMセルに格納できるよ
う、システムの設計時にあらかじめ設定しておく。
【0025】端末201は、制御データ(図3(a))に
UDPヘッダを付加し、UDPパケットを生成する。こ
れは、UDPレイヤの機能により実現される(図3
b)。次に、このUDPパケットにIPヘッダを付加
し、1次フレームすなわちIPパケットを生成する。こ
れは、IPレイヤの機能により行われる(図3c)。こ
のとき、発信元ポート番号BBと宛先ポート番号AAと
は、UDPヘッダに付与され、発信元IPアドレスYY
と宛先IPアドレスXXとは、IPヘッダに付与され
る。端末201はさらに、IPパケットにAAL5トレ
ーラを付加し、2次フレームすなわちAAL5フレーム
を生成する。これは、AAL5レイヤの機能により行わ
れる(図3d)。
UDPヘッダを付加し、UDPパケットを生成する。こ
れは、UDPレイヤの機能により実現される(図3
b)。次に、このUDPパケットにIPヘッダを付加
し、1次フレームすなわちIPパケットを生成する。こ
れは、IPレイヤの機能により行われる(図3c)。こ
のとき、発信元ポート番号BBと宛先ポート番号AAと
は、UDPヘッダに付与され、発信元IPアドレスYY
と宛先IPアドレスXXとは、IPヘッダに付与され
る。端末201はさらに、IPパケットにAAL5トレ
ーラを付加し、2次フレームすなわちAAL5フレーム
を生成する。これは、AAL5レイヤの機能により行わ
れる(図3d)。
【0026】こうして生成された2次フレームが、AT
Mセルに変換される。すなわち端末201は、先に設定
したPVCよりVPI(Virtual Path Identifier)と
VCI(Virtual Channel Identifier)とを決定する。
そして、これらを書き込んだATMヘッダを生成する。
このATMヘッダをAAL5フレームに付加し、ATM
セルを生成する。ATMヘッダには、PTI(Payload
Type Identifier)が設定される。
Mセルに変換される。すなわち端末201は、先に設定
したPVCよりVPI(Virtual Path Identifier)と
VCI(Virtual Channel Identifier)とを決定する。
そして、これらを書き込んだATMヘッダを生成する。
このATMヘッダをAAL5フレームに付加し、ATM
セルを生成する。ATMヘッダには、PTI(Payload
Type Identifier)が設定される。
【0027】仮にAAL5フレームの長さが、ATMセ
ルのペイロードの長さよりも長い場合には、このAAL
5フレームを途中で分割する。この場合、分割されたA
AL5フレームの後半部分にも同様のATMヘッダを付
加して、別のATMセルを生成する。この場合には、P
TIは後半部分を格納するATMセルのヘッダに設定す
る。この場合、最初に生成された制御セルをAセル、分
割して作られた後半部分を格納するセルをBセルと称す
ることにする(図3(e))。一方、生成されたAAL5
フレームが一つのセルに格納される場合には、このセル
のATMヘッダにPTIが設定されるので、このセルを
Bセルと称することにする。すなわち以下の実施形態で
は、PTIが設定されたセルをBセルと称する。
ルのペイロードの長さよりも長い場合には、このAAL
5フレームを途中で分割する。この場合、分割されたA
AL5フレームの後半部分にも同様のATMヘッダを付
加して、別のATMセルを生成する。この場合には、P
TIは後半部分を格納するATMセルのヘッダに設定す
る。この場合、最初に生成された制御セルをAセル、分
割して作られた後半部分を格納するセルをBセルと称す
ることにする(図3(e))。一方、生成されたAAL5
フレームが一つのセルに格納される場合には、このセル
のATMヘッダにPTIが設定されるので、このセルを
Bセルと称することにする。すなわち以下の実施形態で
は、PTIが設定されたセルをBセルと称する。
【0028】こうして生成されたAセルおよびBセル
は、ATMレイヤ機能により光パケット送受信器21に
送信される。
は、ATMレイヤ機能により光パケット送受信器21に
送信される。
【0029】次に、図4を用いて制御部204の詳細な
構成を説明する。制御部204は、機能的に受信側と送
信側とに分かれている。この場合の受信側とは、端末2
01から制御用のATMセルを受信する側という意味
で、また送信側とは端末201に向けて制御用のATM
セルを送信する側という意味で用いる。
構成を説明する。制御部204は、機能的に受信側と送
信側とに分かれている。この場合の受信側とは、端末2
01から制御用のATMセルを受信する側という意味
で、また送信側とは端末201に向けて制御用のATM
セルを送信する側という意味で用いる。
【0030】制御セル分離部203にて分離された制御
セルは、受信側のATMヘッダ分離部401に入力され
る。受信側には他に、セルレジスタ402、A/Bセル
分離部403、そしてPTIチェック部404が配置さ
れている。
セルは、受信側のATMヘッダ分離部401に入力され
る。受信側には他に、セルレジスタ402、A/Bセル
分離部403、そしてPTIチェック部404が配置さ
れている。
【0031】A/Bセル分離部403から以降の処理の
流れは、Aセル処理とBセル処理とに分かれる。まずA
セル処理は、IPヘッダ分離部405、UDPヘッダ分
離部406、制御データ分離部407、A制御データ保
管部408、IPアドレス保管部409、そしてポート
番号保管部410により行われる。一方、Bセル処理
は、制御データ分離部411、AAL5トレーラ廃棄部
412、そしてB制御データ保管部413により行われ
る。A制御データ保管部408とB制御データ保管部4
13とは、波長選択部208に接続されている。
流れは、Aセル処理とBセル処理とに分かれる。まずA
セル処理は、IPヘッダ分離部405、UDPヘッダ分
離部406、制御データ分離部407、A制御データ保
管部408、IPアドレス保管部409、そしてポート
番号保管部410により行われる。一方、Bセル処理
は、制御データ分離部411、AAL5トレーラ廃棄部
412、そしてB制御データ保管部413により行われ
る。A制御データ保管部408とB制御データ保管部4
13とは、波長選択部208に接続されている。
【0032】また送信側には、送信用制御データ保管部
415、IPヘッダ生成部416、UDPヘッダ生成部
417、1次フレーム生成部418、フレーム長保管部
419、CRC32生成部420、そして2次フレーム
生成部421が配置されている。
415、IPヘッダ生成部416、UDPヘッダ生成部
417、1次フレーム生成部418、フレーム長保管部
419、CRC32生成部420、そして2次フレーム
生成部421が配置されている。
【0033】2次フレーム生成部421から以降の処理
の流れは、Aセル生成処理とBセル生成処理とに分かれ
る。まずAセル生成処理は、Aセル用ATMヘッダ生成
部422、Aセル生成部425により行われる。一方、
Bセル生成処理は、Bセル用ATMヘッダ生成部42
3、Bセル生成部424により行われる。Aセル生成部
425とBセル生成部424とは、制御セル多重部20
5に接続されている。
の流れは、Aセル生成処理とBセル生成処理とに分かれ
る。まずAセル生成処理は、Aセル用ATMヘッダ生成
部422、Aセル生成部425により行われる。一方、
Bセル生成処理は、Bセル用ATMヘッダ生成部42
3、Bセル生成部424により行われる。Aセル生成部
425とBセル生成部424とは、制御セル多重部20
5に接続されている。
【0034】以下、光パケット送受信器21が、端末2
01から送られてきた制御データを受信する処理につい
て説明する。制御セルを受信した光パケット送受信器2
1は、まず制御セル分離部203でATMヘッダをチェ
ックし、制御セルのみをATMヘッダ分離部401に送
る。
01から送られてきた制御データを受信する処理につい
て説明する。制御セルを受信した光パケット送受信器2
1は、まず制御セル分離部203でATMヘッダをチェ
ックし、制御セルのみをATMヘッダ分離部401に送
る。
【0035】ATMヘッダ分離部401は、制御セルを
ATMヘッダとペイロードとに分離し、ATMヘッダを
PTIチェック部404に、ペイロードをセルレジスタ
部402に送る。PTIチェック部404は、Bセルを
示すPTIの有無をチェックする。このチェックの結
果、PTIが検出された場合は、PTIチェック部40
4はA/Bセル分離部403に対して検出信号を送る。
一方でセルレジスタ部402に送られたぺイロードが、
A/Bセル分離部403に送られる。A/Bセル分離部
403は、PTIチェック部404からの検出信号を受
け取っていれば、それに対応するペイロードをBセル処
理へ、受け取っていなければAセル処理へ送る。
ATMヘッダとペイロードとに分離し、ATMヘッダを
PTIチェック部404に、ペイロードをセルレジスタ
部402に送る。PTIチェック部404は、Bセルを
示すPTIの有無をチェックする。このチェックの結
果、PTIが検出された場合は、PTIチェック部40
4はA/Bセル分離部403に対して検出信号を送る。
一方でセルレジスタ部402に送られたぺイロードが、
A/Bセル分離部403に送られる。A/Bセル分離部
403は、PTIチェック部404からの検出信号を受
け取っていれば、それに対応するペイロードをBセル処
理へ、受け取っていなければAセル処理へ送る。
【0036】セルぺイロードを受け取ったAセル処理で
は、IPヘッダ分離部405により、図3に示すAセル
のぺイロードに含まれるIPヘッダを分離し、このIP
ヘッダをIPアドレス保管部409に送る。IPアドレ
ス保管部409は、IPヘッダに含まれる発信元IPア
ドレス:XXと、宛先IPアドレス:YYを保持してお
く。
は、IPヘッダ分離部405により、図3に示すAセル
のぺイロードに含まれるIPヘッダを分離し、このIP
ヘッダをIPアドレス保管部409に送る。IPアドレ
ス保管部409は、IPヘッダに含まれる発信元IPア
ドレス:XXと、宛先IPアドレス:YYを保持してお
く。
【0037】IPヘッダを分離されたペイロードは、U
DPヘッダ分離部406に送られる。UDPヘッダ分離
部406は、ペイロードからUDPヘッダを分離し、こ
のUDPヘッダをポート番号番号保管部410に送る。
ポート番号保管部410は、UDPヘッダに含まれる発
信元ポート番号:AAと、宛先ポート番号:BBを保持
しておく。UDPヘッダを分離された残りのぺイロード
は、A制御データ保管部408に保持しておく。
DPヘッダ分離部406に送られる。UDPヘッダ分離
部406は、ペイロードからUDPヘッダを分離し、こ
のUDPヘッダをポート番号番号保管部410に送る。
ポート番号保管部410は、UDPヘッダに含まれる発
信元ポート番号:AAと、宛先ポート番号:BBを保持
しておく。UDPヘッダを分離された残りのぺイロード
は、A制御データ保管部408に保持しておく。
【0038】一方、Bセルぺイロードを受け取ったBセ
ル処理では、制御データ分離部411により、図3に示
すBセルのぺイロードに含まれるAAL5トレーラを分
離し、これをAAL5トレーラ廃棄部412に送る。A
AL5トレーラ廃棄部412は、受け取ったAAL5ト
レーラを廃棄する。ペイロードの残りの部分、つまり制
御データは、B制御データ保管部413で保持してお
く。
ル処理では、制御データ分離部411により、図3に示
すBセルのぺイロードに含まれるAAL5トレーラを分
離し、これをAAL5トレーラ廃棄部412に送る。A
AL5トレーラ廃棄部412は、受け取ったAAL5ト
レーラを廃棄する。ペイロードの残りの部分、つまり制
御データは、B制御データ保管部413で保持してお
く。
【0039】A制御データ保管部408、そしてB制御
データ保管部413は、それぞれが保持している制御デ
ータの内容に応じて、波長選択部208を制御する。
データ保管部413は、それぞれが保持している制御デ
ータの内容に応じて、波長選択部208を制御する。
【0040】以下、光パケット送受信器21が、端末2
01に対して制御データを送信する処理について説明す
る。送信部206、受信部207、ないし波長選択部2
08から送られる警報や波長選択の状態情報は、送信用
制御データ保管部415に保持される。これらのデータ
は、端末側送信処理と同様に制御データとして扱える。
よって光パケット送受信器21の送信処理においても、
図3に示すパケット構成を適用する。
01に対して制御データを送信する処理について説明す
る。送信部206、受信部207、ないし波長選択部2
08から送られる警報や波長選択の状態情報は、送信用
制御データ保管部415に保持される。これらのデータ
は、端末側送信処理と同様に制御データとして扱える。
よって光パケット送受信器21の送信処理においても、
図3に示すパケット構成を適用する。
【0041】すなわち送信用制御データ保管部415に
保持された制御データは、1次フレーム生成部418に
送られる。そして、UDPヘッダ生成部417およびI
Pヘッダ生成部416により、それぞれUDPヘッダと
IPヘッダを付加され、1次フレームが生成される。
保持された制御データは、1次フレーム生成部418に
送られる。そして、UDPヘッダ生成部417およびI
Pヘッダ生成部416により、それぞれUDPヘッダと
IPヘッダを付加され、1次フレームが生成される。
【0042】UDPヘッダ生成部417では、あらかじ
め用意されているUDPヘッダに、ポート番号保管部4
10に保持されている発信元ポート番号:AAと、宛先
ポート番号:BBを入れ替える。すなわち、発信元ポー
ト番号:BBと、宛先ポート番号:AAと設定する。
め用意されているUDPヘッダに、ポート番号保管部4
10に保持されている発信元ポート番号:AAと、宛先
ポート番号:BBを入れ替える。すなわち、発信元ポー
ト番号:BBと、宛先ポート番号:AAと設定する。
【0043】IPヘッダ生成部416では、あらかじめ
用意されているIPヘッダに、IPアドレス保管部40
9に保持されている発信元IPアドレス:XXと、宛先
IPアドレス:YYを入れ替える。すなわち、発信元I
Pアドレス:YYと、宛先IPアドレス:XXと設定す
る。
用意されているIPヘッダに、IPアドレス保管部40
9に保持されている発信元IPアドレス:XXと、宛先
IPアドレス:YYを入れ替える。すなわち、発信元I
Pアドレス:YYと、宛先IPアドレス:XXと設定す
る。
【0044】こうして生成された1次フレームは、1次
フレーム生成部418からCRC32生成部420に送
られる。ここで4バイトのCRC32が計算される。1
次フレーム、および、計算されたCRC32の値は、2
次フレーム生成部421に送られる。
フレーム生成部418からCRC32生成部420に送
られる。ここで4バイトのCRC32が計算される。1
次フレーム、および、計算されたCRC32の値は、2
次フレーム生成部421に送られる。
【0045】2次フレーム生成部421では、あらかじ
め設定されているフレーム長をフレーム長保管部419
から読み出す。このフレーム長と、CRC32の計算値
とを1次フレームに付加し、2次フレームを生成する。
2次フレームは2等分され、それぞれがAセル生成部4
25とBセル生成部424とに送られる。
め設定されているフレーム長をフレーム長保管部419
から読み出す。このフレーム長と、CRC32の計算値
とを1次フレームに付加し、2次フレームを生成する。
2次フレームは2等分され、それぞれがAセル生成部4
25とBセル生成部424とに送られる。
【0046】Aセル生成部425は、送られてきた2次
フレームからAセルを生成する。すなわちAセル生成部
425は、まずAセル用ATMヘッダ生成部422よ
り、あらかじめ用意されているAセル用ATMヘッダを
読み出す。これを、送られてきた2次フレームに付加す
る。これでAセルが生成される。
フレームからAセルを生成する。すなわちAセル生成部
425は、まずAセル用ATMヘッダ生成部422よ
り、あらかじめ用意されているAセル用ATMヘッダを
読み出す。これを、送られてきた2次フレームに付加す
る。これでAセルが生成される。
【0047】一方、Bセル生成部424も同様にしてB
セルを生成する。すなわち、Bセル用ATMヘッダをB
セル用ATMヘッダ生成部423より読み出し、これを
送られてきた2次フレームに付加する。このとき、Bセ
ルのヘッダにPTIが付与されていることは、端末20
1における処理と同様である。
セルを生成する。すなわち、Bセル用ATMヘッダをB
セル用ATMヘッダ生成部423より読み出し、これを
送られてきた2次フレームに付加する。このとき、Bセ
ルのヘッダにPTIが付与されていることは、端末20
1における処理と同様である。
【0048】こうして生成されたAセル、そしてBセル
は、制御セル多重部205に送られる。なお、まずAセ
ルの生成が行われた後、Bセルの生成を行うものとす
る。制御セル多重部205は、受け取った制御セルをA
セル、次にBセルの順で、端末201に送る。
は、制御セル多重部205に送られる。なお、まずAセ
ルの生成が行われた後、Bセルの生成を行うものとす
る。制御セル多重部205は、受け取った制御セルをA
セル、次にBセルの順で、端末201に送る。
【0049】以下、光パケット送受信器21から送られ
た制御セルを端末201が受信する処理について説明す
る。端末201は、ATMレイヤおよびAAL5レイヤ
機能により、受信した制御セルからATMヘッダを除去
して、AAL5フレームを組み立てる。さらにIPレイ
ヤおよびUDPレイヤ機能により、IPパケットとUD
Pパケットを処理する。そして端末201は最終的に、
送信時に生成したソケットにより、制御データを取り出
す。
た制御セルを端末201が受信する処理について説明す
る。端末201は、ATMレイヤおよびAAL5レイヤ
機能により、受信した制御セルからATMヘッダを除去
して、AAL5フレームを組み立てる。さらにIPレイ
ヤおよびUDPレイヤ機能により、IPパケットとUD
Pパケットを処理する。そして端末201は最終的に、
送信時に生成したソケットにより、制御データを取り出
す。
【0050】以上の通り、端末と光パケット送受信器と
の間のデータの授受に際して、広く普及しているTCP
/IPのUDPソケットを用いることができる。したが
って、ノード装置において、TCP/IP処理をCPU
や専用LSIで行なう必要がない。またATMセルの組
立、分解も専用LSIを用いることなく行なうことがで
きる。このように、少ないハード量でノード装置を実現
することができる。一方、端末においては、ノード装置
との制御データの送受信を1つのソケットで行うことに
より、ソフトの処理として複数プロセスを扱えない端末
であってもノード装置を制御できる。
の間のデータの授受に際して、広く普及しているTCP
/IPのUDPソケットを用いることができる。したが
って、ノード装置において、TCP/IP処理をCPU
や専用LSIで行なう必要がない。またATMセルの組
立、分解も専用LSIを用いることなく行なうことがで
きる。このように、少ないハード量でノード装置を実現
することができる。一方、端末においては、ノード装置
との制御データの送受信を1つのソケットで行うことに
より、ソフトの処理として複数プロセスを扱えない端末
であってもノード装置を制御できる。
【0051】またパケット構成においては、各レイヤの
ヘッダおよびトレーラ以外の領域を制御データ領域とし
て活用できる。さらに端末とノード装置においては、そ
れぞれ相手のIPアドレスとポート番号が既知でなくて
も適当な値で制御データの送受信が可能なため、ネット
ワーク設計が容易になる。
ヘッダおよびトレーラ以外の領域を制御データ領域とし
て活用できる。さらに端末とノード装置においては、そ
れぞれ相手のIPアドレスとポート番号が既知でなくて
も適当な値で制御データの送受信が可能なため、ネット
ワーク設計が容易になる。
【0052】次に、この発明の第2の実施形態を説明す
る。第2の実施形態は、第1の実施形態と、制御データ
の構成、および制御セルをパケットに組み立て・分解す
る方法が異なる。また制御部204の構成が異なる。
る。第2の実施形態は、第1の実施形態と、制御データ
の構成、および制御セルをパケットに組み立て・分解す
る方法が異なる。また制御部204の構成が異なる。
【0053】まず、パケットの構成方法について図5に
示す。図5における個々の手順(a)から(e)まで、
それぞれが第1の実施形態における手順と対応してい
る。図5から理解されるように、制御データを制御セル
に組み立てる手順は第1の実施形態におけると同様であ
るので詳細な説明は省略する。ここで第2の実施形態で
は、制御データの先頭に無効データとしてのPADを設
定することが、第1の実施形態と異なる。PADのデー
タ量は、2次フレームを制御セルに組み立てた際、Aセ
ルのペイロードを占有するだけの大きさに設定する。す
なわち、AセルのペイロードにはIPヘッダ、UDPヘ
ッダとPADが格納され、実際の制御データとAAL5
トレーラとがBセルのペイロードに格納されるようにな
る。
示す。図5における個々の手順(a)から(e)まで、
それぞれが第1の実施形態における手順と対応してい
る。図5から理解されるように、制御データを制御セル
に組み立てる手順は第1の実施形態におけると同様であ
るので詳細な説明は省略する。ここで第2の実施形態で
は、制御データの先頭に無効データとしてのPADを設
定することが、第1の実施形態と異なる。PADのデー
タ量は、2次フレームを制御セルに組み立てた際、Aセ
ルのペイロードを占有するだけの大きさに設定する。す
なわち、AセルのペイロードにはIPヘッダ、UDPヘ
ッダとPADが格納され、実際の制御データとAAL5
トレーラとがBセルのペイロードに格納されるようにな
る。
【0054】ついで図6に、第2の実施形態における制
御部204aの構成を示す。制御部204aは、第1の
実施形態における制御部204と基本的な構成は同様で
ある。よって図6において、制御部204と同様の機能
ブロックには同じ符号を付し、重複する説明は省略す
る。
御部204aの構成を示す。制御部204aは、第1の
実施形態における制御部204と基本的な構成は同様で
ある。よって図6において、制御部204と同様の機能
ブロックには同じ符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0055】受信側において、A/Bセル分離部403
から以降の処理の流れは、Aセル処理とBセル処理とに
分かれる。Aセル処理は、Aセル廃棄部605により行
われる。一方、Bセル処理は、制御データ分離部41
1、AAL5トレーラ廃棄部412、そして制御データ
保管部608により行われる。制御データ保管部608
は、波長選択部208に接続されている。
から以降の処理の流れは、Aセル処理とBセル処理とに
分かれる。Aセル処理は、Aセル廃棄部605により行
われる。一方、Bセル処理は、制御データ分離部41
1、AAL5トレーラ廃棄部412、そして制御データ
保管部608により行われる。制御データ保管部608
は、波長選択部208に接続されている。
【0056】また送信側には、送信用制御データ保管部
415、IPヘッダ生成部610、UDPヘッダ生成部
611、1次フレーム生成部612、フレーム長保管部
419、CRC32生成部420、そして2次フレーム
生成部421が配置されている。
415、IPヘッダ生成部610、UDPヘッダ生成部
611、1次フレーム生成部612、フレーム長保管部
419、CRC32生成部420、そして2次フレーム
生成部421が配置されている。
【0057】2次フレーム生成部421から以降の処理
の流れは、Aセル生成処理とBセル生成処理とに分かれ
る。まずAセル生成処理は、Aセル用ATMヘッダ生成
部422、Aセル生成部425により行われる。一方、
Bセル生成処理は、Bセル用ATMヘッダ生成部42
3、Bセル生成部424により行われる。Aセル生成部
425とBセル生成部424とは、制御セル多重部20
5に接続されている。
の流れは、Aセル生成処理とBセル生成処理とに分かれ
る。まずAセル生成処理は、Aセル用ATMヘッダ生成
部422、Aセル生成部425により行われる。一方、
Bセル生成処理は、Bセル用ATMヘッダ生成部42
3、Bセル生成部424により行われる。Aセル生成部
425とBセル生成部424とは、制御セル多重部20
5に接続されている。
【0058】第2の実施形態においては、IPヘッダ生
成部610とUDPヘッダ生成部611に、それぞれI
Pアドレスとポート番号があらかじめ付与されている。
すなわちIPヘッダ生成部610には、発信元IPアド
レスとしてYY、宛先IPアドレスとしてXXがあらか
じめ設定されている。そしてUDPヘッダ生成部611
には、発信元ポート番号としてBB、宛先ポート番号と
してAAがあらかじめ設定されている。
成部610とUDPヘッダ生成部611に、それぞれI
Pアドレスとポート番号があらかじめ付与されている。
すなわちIPヘッダ生成部610には、発信元IPアド
レスとしてYY、宛先IPアドレスとしてXXがあらか
じめ設定されている。そしてUDPヘッダ生成部611
には、発信元ポート番号としてBB、宛先ポート番号と
してAAがあらかじめ設定されている。
【0059】端末201は、図5に示した手順によりA
セルとBセルとを生成し、これを光パケット送受信器2
1に向けて送信する。制御部204aは、受信した制御
セルをAセルとBセルに分離し、すべてのAセルについ
てペイロードを廃棄する。一方、Bセルぺイロードは、
第1の実施形態と同様に処理され、制御データ保管部6
08に送られる。一方、光パケット送受信器21では、
IPヘッダ生成部610とUDPヘッダ生成部611に
設定されているIPアドレスとポート番号とを用いて1
次フレームを生成する。
セルとBセルとを生成し、これを光パケット送受信器2
1に向けて送信する。制御部204aは、受信した制御
セルをAセルとBセルに分離し、すべてのAセルについ
てペイロードを廃棄する。一方、Bセルぺイロードは、
第1の実施形態と同様に処理され、制御データ保管部6
08に送られる。一方、光パケット送受信器21では、
IPヘッダ生成部610とUDPヘッダ生成部611に
設定されているIPアドレスとポート番号とを用いて1
次フレームを生成する。
【0060】第2の実施形態では、制御セルのうちAセ
ルについては何らの処理も行なわずに廃棄するように
し、端末201に送出する制御セルについては各種アド
レスを固定で設定するようにした。このため、ノード装
置の制御部において、受信の際の処理量が少なくなる。
すなわちノード装置のハード量を削減することができ
る。
ルについては何らの処理も行なわずに廃棄するように
し、端末201に送出する制御セルについては各種アド
レスを固定で設定するようにした。このため、ノード装
置の制御部において、受信の際の処理量が少なくなる。
すなわちノード装置のハード量を削減することができ
る。
【0061】次に、この発明の第3の実施形態を説明す
る。第3の実施形態では、制御データの長さを、セル一
つのペイロードに格納できるだけの長さに設定する。こ
れにともない、制御部204の構成が異なる。以下、第
3の実施形態のパケットの構成方法について図7に、制
御部204cの構成について図8に示す。第3の実施形
態では制御セルは1セルなので、ATMレイヤにおける
ATMヘッダのPTIは、この1セルに付与される。
る。第3の実施形態では、制御データの長さを、セル一
つのペイロードに格納できるだけの長さに設定する。こ
れにともない、制御部204の構成が異なる。以下、第
3の実施形態のパケットの構成方法について図7に、制
御部204cの構成について図8に示す。第3の実施形
態では制御セルは1セルなので、ATMレイヤにおける
ATMヘッダのPTIは、この1セルに付与される。
【0062】図7に示すように、第3の実施形態におい
ても制御データを制御セルに構成する。この実施形態で
は、最終的に生成される制御セルがAセル、Bセルの2
種類となることはない。この制御セルが光パケット送受
信器21の制御部204cに入力される。図8において
も、制御部204と同様の機能ブロックには同じ符号を
付し、重複する説明は省略する。
ても制御データを制御セルに構成する。この実施形態で
は、最終的に生成される制御セルがAセル、Bセルの2
種類となることはない。この制御セルが光パケット送受
信器21の制御部204cに入力される。図8において
も、制御部204と同様の機能ブロックには同じ符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0063】受信側において、制御セルはATMヘッダ
分離部401に入力され、ATMヘッダは、ここで廃棄
される。残りのペイロードがIPヘッダ分離部405に
送られる。次にIPヘッダ分離部405にてIPヘッダ
が分離され、UDPパケットがUDPヘッダ分離部40
6に送られる。こうしてIPヘッダとUDPヘッダを除
いた残りのぺイロードは、AAL5トレーラ廃棄部41
2に送られる。ここでAAL5トレーラが分離、廃棄さ
れ、制御データのみが制御データ保管部608に送られ
る。制御データ保管部608は、波長選択部208に接
続されている。
分離部401に入力され、ATMヘッダは、ここで廃棄
される。残りのペイロードがIPヘッダ分離部405に
送られる。次にIPヘッダ分離部405にてIPヘッダ
が分離され、UDPパケットがUDPヘッダ分離部40
6に送られる。こうしてIPヘッダとUDPヘッダを除
いた残りのぺイロードは、AAL5トレーラ廃棄部41
2に送られる。ここでAAL5トレーラが分離、廃棄さ
れ、制御データのみが制御データ保管部608に送られ
る。制御データ保管部608は、波長選択部208に接
続されている。
【0064】一方、送信側においても、制御セルとして
1セルのみが生成される。すなわちセル生成部915
は、1セルのみを生成する。ヘッダ生成部916は、あ
らかじめ用意されているATMヘッダを2次フレームに
付加する。このATMヘッダには、PTIが付与されて
いる。
1セルのみが生成される。すなわちセル生成部915
は、1セルのみを生成する。ヘッダ生成部916は、あ
らかじめ用意されているATMヘッダを2次フレームに
付加する。このATMヘッダには、PTIが付与されて
いる。
【0065】第3の実施形態においては、制御セルとし
て1セルのみ用いるようにした。このため端末とノード
装置との間でやり取りする制御セルのトラヒックが減少
し、その分、他のユーザ系のトラヒックの帯域を大きく
確保することができる。
て1セルのみ用いるようにした。このため端末とノード
装置との間でやり取りする制御セルのトラヒックが減少
し、その分、他のユーザ系のトラヒックの帯域を大きく
確保することができる。
【0066】次に、この発明の第4の実施形態を説明す
る。第4の実施形態では、送信プロセスと受信プロセス
とを非同期で発生させる。また制御部において、送信用
のIPアドレスは受信した制御セルのヘッダから読み取
って作成し、一方で送信用のポート番号は固定で付与し
ておく。
る。第4の実施形態では、送信プロセスと受信プロセス
とを非同期で発生させる。また制御部において、送信用
のIPアドレスは受信した制御セルのヘッダから読み取
って作成し、一方で送信用のポート番号は固定で付与し
ておく。
【0067】以下図9を用いて、端末201が光パケッ
ト送受信器21に対して制御セルを送信する手順につい
て説明する。端末は、光パケット送受信器21との間に
VCを設定し、次にUDPソケットを生成する。このと
き、送信プロセスでは送信UDPソケットを生成し、受
信プロセスでは受信UDPソケットを生成する。まず制
御データをパケット送受信器21に対して、UDPパケ
ットとして送信するための送信ソケットは、第1の実施
形態と同様に生成する。
ト送受信器21に対して制御セルを送信する手順につい
て説明する。端末は、光パケット送受信器21との間に
VCを設定し、次にUDPソケットを生成する。このと
き、送信プロセスでは送信UDPソケットを生成し、受
信プロセスでは受信UDPソケットを生成する。まず制
御データをパケット送受信器21に対して、UDPパケ
ットとして送信するための送信ソケットは、第1の実施
形態と同様に生成する。
【0068】第4の実施形態では、端末201から光パ
ケット送受信器21に対してUDPパケットを送信する
ため、宛先ポート番号BB、送信元ポート番号YYを設
定する。発信元ポート番号DDと発信元IPアドレスX
Xとは、送信時にUDPレイヤの機能により自動的に設
定される。一方、制御部204に付与されているポート
番号CCを、受信ソケットの発信元ポート番号として設
定する。
ケット送受信器21に対してUDPパケットを送信する
ため、宛先ポート番号BB、送信元ポート番号YYを設
定する。発信元ポート番号DDと発信元IPアドレスX
Xとは、送信時にUDPレイヤの機能により自動的に設
定される。一方、制御部204に付与されているポート
番号CCを、受信ソケットの発信元ポート番号として設
定する。
【0069】こうしてUDPパケットを生成した後の処
理は、第1の実施形態におけると同様である。ただし、
端末201から光パケット送受信装置21への送信は、
すべて送信用プロセスにおいて実行される。
理は、第1の実施形態におけると同様である。ただし、
端末201から光パケット送受信装置21への送信は、
すべて送信用プロセスにおいて実行される。
【0070】次に図10により、光パケット送受信器2
1での送受信処理を説明する。すなわち図10は、第4
の実施形態における制御部204dの構成を示すブロッ
ク図である。この制御部204dにおける受信処理は、
第1の実施形態におけるとほぼ同様である。ただし、U
DPヘッダ分離部1106にはポート番号保管部が接続
されていない。よってUDPヘッダ分離部1106は、
分離したUDPヘッダをただ廃棄するのみである。
1での送受信処理を説明する。すなわち図10は、第4
の実施形態における制御部204dの構成を示すブロッ
ク図である。この制御部204dにおける受信処理は、
第1の実施形態におけるとほぼ同様である。ただし、U
DPヘッダ分離部1106にはポート番号保管部が接続
されていない。よってUDPヘッダ分離部1106は、
分離したUDPヘッダをただ廃棄するのみである。
【0071】光パケット送受信器21の送信処理も、第
1の実施形態におけるとほぼ同様である。ただし、UD
Pヘッダ生成部1114において、発信元ポート番号E
Eと、宛先ポート番号CCとは、あらかじめ固定的に設
定されている。
1の実施形態におけるとほぼ同様である。ただし、UD
Pヘッダ生成部1114において、発信元ポート番号E
Eと、宛先ポート番号CCとは、あらかじめ固定的に設
定されている。
【0072】次に図9に戻って、端末201が光パケッ
ト送受信器21から送られたセルを受信する動作につい
て説明する。すなわち端末201は、光パケット送受信
器21より、Aセル、Bセルの順で制御セルを受信す
る。次いで端末201は、ATMレイヤおよびAAL5
レイヤ機能によりATMヘッダを削除し、図3に示すA
AL5フレームを組み立てる。さらにIPレイヤ及びU
DPレイヤ機能により、IPパケットおよびUDPパケ
ットを処理する。UDPパケット処理では、UDPヘッ
ダに付与されている宛先ポート番号:CCにより、受信
用プロセスの受信用ソケットで、制御データが取り出さ
れる。
ト送受信器21から送られたセルを受信する動作につい
て説明する。すなわち端末201は、光パケット送受信
器21より、Aセル、Bセルの順で制御セルを受信す
る。次いで端末201は、ATMレイヤおよびAAL5
レイヤ機能によりATMヘッダを削除し、図3に示すA
AL5フレームを組み立てる。さらにIPレイヤ及びU
DPレイヤ機能により、IPパケットおよびUDPパケ
ットを処理する。UDPパケット処理では、UDPヘッ
ダに付与されている宛先ポート番号:CCにより、受信
用プロセスの受信用ソケットで、制御データが取り出さ
れる。
【0073】第4の実施形態においては、端末におい
て、送信と受信をそれぞれ送信用プロセスと受信用プロ
セスとで区別するため、端末とノード装置間で送受信を
非同期に動作させることが可能となる。
て、送信と受信をそれぞれ送信用プロセスと受信用プロ
セスとで区別するため、端末とノード装置間で送受信を
非同期に動作させることが可能となる。
【0074】次に、この発明の第5の実施形態を説明す
る。第5の実施形態では、第2の実施形態で述べた制御
部204a(図6参照)で、第4の実施形態のように送
信プロセス、受信プロセスを非同期で動作させるもので
ある。
る。第5の実施形態では、第2の実施形態で述べた制御
部204a(図6参照)で、第4の実施形態のように送
信プロセス、受信プロセスを非同期で動作させるもので
ある。
【0075】すなわち、第5の実施形態における制御部
は、第2の実施形態におけると同様の構成を有する。し
かし、光パケット送受信器21から端末201に向けて
の送信処理において、IPヘッダ生成部、およびUDP
ヘッダ生成部の動作が異なる。以下、第5の実施形態に
おける制御部204eについて、図11を用いて説明す
る。
は、第2の実施形態におけると同様の構成を有する。し
かし、光パケット送受信器21から端末201に向けて
の送信処理において、IPヘッダ生成部、およびUDP
ヘッダ生成部の動作が異なる。以下、第5の実施形態に
おける制御部204eについて、図11を用いて説明す
る。
【0076】端末201が制御セルを送信する際には、
制御部204eに付与されている発信元ポート番号:E
Eと発信元IPアドレス:YYを、宛先ポート番号:E
Eと宛先IPアドレス:YYとして設定する。そしてU
DPヘッダ生成部1202には、発信元ポート番号とし
てEE、宛先ポート番号として受信用ソケットの発信元
ポート番号:CCがあらかじめ設定されている。
制御部204eに付与されている発信元ポート番号:E
Eと発信元IPアドレス:YYを、宛先ポート番号:E
Eと宛先IPアドレス:YYとして設定する。そしてU
DPヘッダ生成部1202には、発信元ポート番号とし
てEE、宛先ポート番号として受信用ソケットの発信元
ポート番号:CCがあらかじめ設定されている。
【0077】これにより光パケット送受信器21から送
信した制御セルは、端末201の受信用プロセスで受け
取られる。この結果、ノード装置において、ハード量を
削減しつつも、かつパケット構成において制御データの
領域を大きくとり、送受信の非同期動作を同時に実現す
ることができる。
信した制御セルは、端末201の受信用プロセスで受け
取られる。この結果、ノード装置において、ハード量を
削減しつつも、かつパケット構成において制御データの
領域を大きくとり、送受信の非同期動作を同時に実現す
ることができる。
【0078】最後に、この発明の第6の実施形態を説明
する。第6の実施形態では、制御セルのトラフィックを
削減しつつ、送信と受信とを非同期に行なおうとするも
のである。すなわち第6の実施形態では、図7に示すの
と同様の制御セルを、端末201と光パケット送受信器
21との間で送受する。以下図12を用いて、この実施
形態における制御部204fの構成および動作を説明す
る。
する。第6の実施形態では、制御セルのトラフィックを
削減しつつ、送信と受信とを非同期に行なおうとするも
のである。すなわち第6の実施形態では、図7に示すの
と同様の制御セルを、端末201と光パケット送受信器
21との間で送受する。以下図12を用いて、この実施
形態における制御部204fの構成および動作を説明す
る。
【0079】この実施形態の制御部204fは、受信側
ではポート番号保管部を有しない。一方で、送信側のU
DPヘッダ生成部1302には、ポート番号があらかじ
め付与されている。
ではポート番号保管部を有しない。一方で、送信側のU
DPヘッダ生成部1302には、ポート番号があらかじ
め付与されている。
【0080】光パケット送受信器21は、端末201か
ら送られた制御セルを受信する。受信された制御セル
は、ATMヘッダ分離部401、IPヘッダ分離部40
5を介してUDPヘッダ分離部1301に与えられる。
ただしUDPヘッダ分離部1301はポート番号保管部
を備えておらず、分離されたUDPヘッダは、単純に廃
棄されるのみである。
ら送られた制御セルを受信する。受信された制御セル
は、ATMヘッダ分離部401、IPヘッダ分離部40
5を介してUDPヘッダ分離部1301に与えられる。
ただしUDPヘッダ分離部1301はポート番号保管部
を備えておらず、分離されたUDPヘッダは、単純に廃
棄されるのみである。
【0081】光パケット送受信器21の送信処理は、第
3の実施例における動作と略同様である。ただし、この
実施形態の制御部204fにはUDPヘッダ生成部13
02が設けられている。このUDPヘッダ生成部130
2には、あらかじめ発信元ポート番号:EEと、宛先ポ
ート番号:CCとが固定的に設定されている。
3の実施例における動作と略同様である。ただし、この
実施形態の制御部204fにはUDPヘッダ生成部13
02が設けられている。このUDPヘッダ生成部130
2には、あらかじめ発信元ポート番号:EEと、宛先ポ
ート番号:CCとが固定的に設定されている。
【0082】そして端末201においては、第4の実施
形態と同様、光パケット送受信器21から送られてきた
制御セルを受信する。ここで第6の実施形態では、制御
セルは1セルであることが第4の実施形態と異なる。
形態と同様、光パケット送受信器21から送られてきた
制御セルを受信する。ここで第6の実施形態では、制御
セルは1セルであることが第4の実施形態と異なる。
【0083】これにより光パケット送受信器21から送
信した制御セルは、端末201の受信用プロセスで受け
取られる。この結果、ノード装置において、ハード量お
よびトラヒックの削減と、送受信の非同期動作を同時に
実現することができる。
信した制御セルは、端末201の受信用プロセスで受け
取られる。この結果、ノード装置において、ハード量お
よびトラヒックの削減と、送受信の非同期動作を同時に
実現することができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明はノード装
置を制御するに際して特別なプロトコルやハードウェア
を必要とせず、一般に広く普及しているプロトコルを用
いてノード装置を制御するための構成を提供する。この
結果、ノード装置のハード量も大型化せず、簡易な構成
でノード装置を実現することができる。なお、上述して
きた各々の実施形態は、実際の端末やノード装置に要求
される条件に応じて、適宜選定し、あるいは組み合わせ
て用いることができる。
置を制御するに際して特別なプロトコルやハードウェア
を必要とせず、一般に広く普及しているプロトコルを用
いてノード装置を制御するための構成を提供する。この
結果、ノード装置のハード量も大型化せず、簡易な構成
でノード装置を実現することができる。なお、上述して
きた各々の実施形態は、実際の端末やノード装置に要求
される条件に応じて、適宜選定し、あるいは組み合わせ
て用いることができる。
【図1】この発明の実施形態のノード装置を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】この発明の第1の実施形態における制御セルの
送信処理を示す図である。
送信処理を示す図である。
【図3】この発明の第1の実施形態の制御セルの構成を
示す図である。
示す図である。
【図4】この発明の第1の実施形態における制御部の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図5】この発明の第2の実施形態の制御セルの構成を
示す図である。
示す図である。
【図6】この発明の第2の実施形態における制御部の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図7】この発明の第3の実施形態の制御セルの構成を
示す図である。
示す図である。
【図8】この発明の第3の実施形態における制御部の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図9】この発明の第4の実施形態における制御セルの
送信処理を示す図である。
送信処理を示す図である。
【図10】この発明の第4の実施形態における制御部の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図11】この発明の第5の実施形態における制御部の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図12】この発明の第6の実施形態における制御部の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図13】一般的な、波長多重技術を用いた波長選択型
の光波長多重通信ネットワークを示すブロック図であ
る。
の光波長多重通信ネットワークを示すブロック図であ
る。
10・・・・光ファイバループ伝送路 21・・・・端末 201・・・光パケット送受信器
Claims (6)
- 【請求項1】 ネットワークを介してデータの送受信を
行なう複数の端末と、これらの端末と前記ネットワーク
とを接続するノードとから構成されるネットワークシス
テムにおいて、 前記端末は、前記ノードに対して送出する制御データを
制御セルに組み立てる手段と、この制御セルを前記ノー
ドに対して送信する手段と、前記ノードから送られてき
た制御セルを受信する手段を有し、 前記ノードは、前記端末から送られてきた制御セルを受
信する手段と、前記端末に送出する制御セルを組み立て
る手段と、この制御セルを前記端末に対して送信する手
段とを有し、 前記ノードはさらに、受信した制御セルから各種のヘッ
ダを分離して前記制御データを取り出す手段を有するこ
とを特徴とする、ネットワークシステム。 - 【請求項2】 請求項1記載のネットワークシステムに
おいて、前記ノードは、 受信した前記制御セルのヘッダを分析する手段と、 この分析手段の分析結果に基づき、前記端末に送出する
制御セルのためのヘッダ情報を生成する手段とを有し、 前記ノードにおける制御セル組み立て手段は、この生成
されたヘッダ情報を制御セルのヘッダに書き込んで前記
制御セルを組み立てることを特徴とする、ネットワーク
システム。 - 【請求項3】 請求項2記載のネットワークシステムに
おいて、 前記端末と前記ノードとはATM回線によって接続さ
れ、 前記ノードは、UDPソケットインタフェースを有して
いることを特徴とする、ネットワークシステム。 - 【請求項4】 請求項3記載のネットワークシステムに
おいて、 前記制御セルは、前記制御データに加えてUDPヘッ
ダ、IPヘッダ、およびAAL5トレーラをペイロード
に格納するATMセルであることを特徴とする、ネット
ワークシステム。 - 【請求項5】 請求項1記載のネットワークシステムに
おいて、前記ノードは、 前記端末に送出する制御セルに格納するためのヘッダ情
報を保管するアドレス保管手段を有し、 前記ノードにおける制御セル組み立て手段は、前記アド
レス保管手段に保管された情報を前記制御セルのペイロ
ードに書き込んで前記制御セルを組み立てることを特徴
とする、ネットワークシステム。 - 【請求項6】 請求項1記載のネットワークシステムに
おいて、 前記端末および前記ノードは、各々送信プロセスと受信
プロセスとを非同期で行なうことを特徴とする、ネット
ワークシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36733598A JP2000196604A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | ノード装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36733598A JP2000196604A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | ノード装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000196604A true JP2000196604A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=18489059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36733598A Withdrawn JP2000196604A (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | ノード装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000196604A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002041547A1 (en) * | 2000-10-23 | 2002-05-23 | Teracom Ab | Device and method for wireless broadcast on a number of carrier waves |
-
1998
- 1998-12-24 JP JP36733598A patent/JP2000196604A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002041547A1 (en) * | 2000-10-23 | 2002-05-23 | Teracom Ab | Device and method for wireless broadcast on a number of carrier waves |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |