JP2000196191A - レ―ザ―およびその製造方法 - Google Patents
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- H01S5/3031—Si
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- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
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- Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】Si基板上に作成することができ、Si基板上
に光メモリなどの光デバイスの製造を可能とするレーザ
ーおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】Si基板上に形成された酸化膜層の上に希
土類元素をドープしたナノ微結晶Si膜層のストライプ
構造を作成し、上記希土類元素をドープしたナノ微結晶
Si膜層のストライプ構造の上に酸化膜層を堆積し、上
記ストライプ構造の上に酸化膜層を堆積した後に劈開を
施して光導波路を作成した。
に光メモリなどの光デバイスの製造を可能とするレーザ
ーおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】Si基板上に形成された酸化膜層の上に希
土類元素をドープしたナノ微結晶Si膜層のストライプ
構造を作成し、上記希土類元素をドープしたナノ微結晶
Si膜層のストライプ構造の上に酸化膜層を堆積し、上
記ストライプ構造の上に酸化膜層を堆積した後に劈開を
施して光導波路を作成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザーおよびそ
の製造方法に関し、さらに詳細には、希土類元素を添加
(ドープ)したシリコン(Si)材料、即ち、希土類元
素ドープSi材料を用いたレーザーおよびその製造方法
に関し、特に、Si基板上に光メモリなどの光デバイス
の製造を可能とするレーザーおよびその製造方法に関す
る。
の製造方法に関し、さらに詳細には、希土類元素を添加
(ドープ)したシリコン(Si)材料、即ち、希土類元
素ドープSi材料を用いたレーザーおよびその製造方法
に関し、特に、Si基板上に光メモリなどの光デバイス
の製造を可能とするレーザーおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【発明の背景および発明が解決しようとする課題】本願
出願人は、特願平8−132846号「希土類元素ドー
プSi材料およびその製造方法」(出願日 平成8年4
月30日:特開平9−295891号)として、発光効
率が高く、光デバイスへの応用が可能な希土類元素ドー
プSi材料およびその製造方法に関する発明の特許出願
を行っている。
出願人は、特願平8−132846号「希土類元素ドー
プSi材料およびその製造方法」(出願日 平成8年4
月30日:特開平9−295891号)として、発光効
率が高く、光デバイスへの応用が可能な希土類元素ドー
プSi材料およびその製造方法に関する発明の特許出願
を行っている。
【0003】この特願平8−132846号「希土類元
素ドープSi材料およびその製造方法」においては、例
えば、平均粒径が3nmなどのようなnmオーダーの超
微結晶により形成されたSi(以下、「ナノ微結晶S
i」と称する。)材料にエルビウム(Er)などの希土
類元素をドープ(添加)した希土類元素ドープSi材料
を作成し、ナノ微結晶Siの可視発光と希土類元素の赤
外発光および可視発光とを発現することができることが
開示されている。
素ドープSi材料およびその製造方法」においては、例
えば、平均粒径が3nmなどのようなnmオーダーの超
微結晶により形成されたSi(以下、「ナノ微結晶S
i」と称する。)材料にエルビウム(Er)などの希土
類元素をドープ(添加)した希土類元素ドープSi材料
を作成し、ナノ微結晶Siの可視発光と希土類元素の赤
外発光および可視発光とを発現することができることが
開示されている。
【0004】また、特願平8−132846号「希土類
元素ドープSi材料およびその製造方法」には、高純度
のアモルファスSi薄膜の中に希土類元素をイオン注入
し、希土類元素の原子を核にして希土類元素ドープSi
材料を製造したり、レーザー・アブレーションを用い
て、希土類元素添加のSiターゲットから直接的に、希
土類元素ドープSi材料を製造したりすることができる
ことが開示されている。
元素ドープSi材料およびその製造方法」には、高純度
のアモルファスSi薄膜の中に希土類元素をイオン注入
し、希土類元素の原子を核にして希土類元素ドープSi
材料を製造したり、レーザー・アブレーションを用い
て、希土類元素添加のSiターゲットから直接的に、希
土類元素ドープSi材料を製造したりすることができる
ことが開示されている。
【0005】本発明は、本願出願人による特願平8−1
32846号「希土類元素ドープSi材料およびその製
造方法」に開示された発明をさらに発展させ、Si基板
上に作成することができ、Si基板上に光メモリなどの
光デバイスの製造を可能とするレーザーおよびその製造
方法を提供しようとするものである。
32846号「希土類元素ドープSi材料およびその製
造方法」に開示された発明をさらに発展させ、Si基板
上に作成することができ、Si基板上に光メモリなどの
光デバイスの製造を可能とするレーザーおよびその製造
方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるレーザーおよびその製造方法は、希土
類元素ドープSi材料が室温で強い発光を示すことに着
目してなされたものである。
に、本発明によるレーザーおよびその製造方法は、希土
類元素ドープSi材料が室温で強い発光を示すことに着
目してなされたものである。
【0007】例えば、レーザー・アブレーションにより
作成された希土類としてErをドープされたナノ微結晶
Siたる希土類元素ドープSi(以下、「希土類として
Erをドープされたナノ微結晶Siたる希土類元素ドー
プSi」を「Er添加ナノ微結晶Si」と称する。)薄
膜は、室温で強いEr発光を示す。
作成された希土類としてErをドープされたナノ微結晶
Siたる希土類元素ドープSi(以下、「希土類として
Erをドープされたナノ微結晶Siたる希土類元素ドー
プSi」を「Er添加ナノ微結晶Si」と称する。)薄
膜は、室温で強いEr発光を示す。
【0008】このようにEr添加ナノ微結晶Si薄膜が
室温で強いEr発光を示すのは、Siの微細化によるエ
ネルギー・バンド構造の変化と酸素同時添加などに起因
するものと考えられる。
室温で強いEr発光を示すのは、Siの微細化によるエ
ネルギー・バンド構造の変化と酸素同時添加などに起因
するものと考えられる。
【0009】また、レーザー・アブレーションを用いる
と、Erを固溶度以上にナノ微結晶Siに添加すること
ができ、室温で強いEr発光を示す要因となっているも
のと考えられる。
と、Erを固溶度以上にナノ微結晶Siに添加すること
ができ、室温で強いEr発光を示す要因となっているも
のと考えられる。
【0010】本発明は、Si基板上にEr添加ナノ微結
晶Siの光導波路を作成してレーザーを構成したもので
あり、室温においてErの誘導放出発光を得るようにし
たものである。
晶Siの光導波路を作成してレーザーを構成したもので
あり、室温においてErの誘導放出発光を得るようにし
たものである。
【0011】即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明
は、Si基板上に形成された希土類元素をドープしたナ
ノ微結晶Si導波路を有するようにしたものである。
は、Si基板上に形成された希土類元素をドープしたナ
ノ微結晶Si導波路を有するようにしたものである。
【0012】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、Si基板上に形成された酸化膜層と、上記酸化膜層
内に形成された希土類元素をドープしたナノ微結晶Si
膜層よりなる光導波路とを有するようにしたものであ
る。
は、Si基板上に形成された酸化膜層と、上記酸化膜層
内に形成された希土類元素をドープしたナノ微結晶Si
膜層よりなる光導波路とを有するようにしたものであ
る。
【0013】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、Si基板上に形成された希土類元素をドープしたナ
ノ微結晶Siのp−n接合を有する導波路を有するよう
にしたものである。
は、Si基板上に形成された希土類元素をドープしたナ
ノ微結晶Siのp−n接合を有する導波路を有するよう
にしたものである。
【0014】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、本発明のうち請求項1、2または3のいずれか1項
に記載の発明において、上記希土類元素をドープしたナ
ノ微結晶Si層は、酸素を添加されているようにしたも
のである。
は、本発明のうち請求項1、2または3のいずれか1項
に記載の発明において、上記希土類元素をドープしたナ
ノ微結晶Si層は、酸素を添加されているようにしたも
のである。
【0015】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
は、本発明のうち請求項1、2、3または4のいずれか
1項に記載の発明において、上記希土類元素は、Erま
たはNdであるようにしたものである。
は、本発明のうち請求項1、2、3または4のいずれか
1項に記載の発明において、上記希土類元素は、Erま
たはNdであるようにしたものである。
【0016】また、本発明のうち請求項6に記載の発明
は、Si基板上に形成された酸化膜層の上に希土類元素
をドープしたナノ微結晶Si膜層のストライプ構造を作
成し、上記希土類元素をドープしたナノ微結晶Si膜層
のストライプ構造の上に酸化膜層を堆積し、上記ストラ
イプ構造の上に酸化膜層を堆積した後に劈開を施して光
導波路を作成したものである。
は、Si基板上に形成された酸化膜層の上に希土類元素
をドープしたナノ微結晶Si膜層のストライプ構造を作
成し、上記希土類元素をドープしたナノ微結晶Si膜層
のストライプ構造の上に酸化膜層を堆積し、上記ストラ
イプ構造の上に酸化膜層を堆積した後に劈開を施して光
導波路を作成したものである。
【0017】また、本発明のうち請求項7に記載の発明
は、本発明のうち請求項6に記載の発明において、Si
基板上に形成された酸化膜層の上にレーザー・アブレー
ションとリフト・オフ法とを用いて希土類元素をドープ
したナノ微結晶Si膜層のストライプ構造を作成するよ
うにしたものである。
は、本発明のうち請求項6に記載の発明において、Si
基板上に形成された酸化膜層の上にレーザー・アブレー
ションとリフト・オフ法とを用いて希土類元素をドープ
したナノ微結晶Si膜層のストライプ構造を作成するよ
うにしたものである。
【0018】また、本発明のうち請求項8に記載の発明
は、本発明のうち請求項6または7のいずれか1項に記
載の発明において、上記希土類元素をドープしたナノ微
結晶Si層は、酸素を添加されているようにしたもので
ある。
は、本発明のうち請求項6または7のいずれか1項に記
載の発明において、上記希土類元素をドープしたナノ微
結晶Si層は、酸素を添加されているようにしたもので
ある。
【0019】また、本発明のうち請求項9に記載の発明
は、本発明のうち請求項6、7または8のいずれか1項
に記載の発明において、上記希土類元素は、ErまたN
dであるようにしたものである。
は、本発明のうち請求項6、7または8のいずれか1項
に記載の発明において、上記希土類元素は、ErまたN
dであるようにしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明によるレーザーおよびその製造方法の実施の形態の
一例を詳細に説明するものとする。
発明によるレーザーおよびその製造方法の実施の形態の
一例を詳細に説明するものとする。
【0021】図1は、レーザー・アブレーションによっ
て、サンプル・ホルダー(Sample Holde
r)10に保持された(100)Siウェハ((10
0)SiWafer)よりなるSi(100)基板(S
ubstrate)(以下、単に「Si基板」と称す
る。)12上に、Er添加ナノ微結晶Si薄膜を作成す
る手法を概念的に示している。
て、サンプル・ホルダー(Sample Holde
r)10に保持された(100)Siウェハ((10
0)SiWafer)よりなるSi(100)基板(S
ubstrate)(以下、単に「Si基板」と称す
る。)12上に、Er添加ナノ微結晶Si薄膜を作成す
る手法を概念的に示している。
【0022】即ち、ターゲット・ホルダー(Targe
t Holder)14上には、ターゲット(Targ
et)としてErの添加濃度が1wt%のSi:Er1
6が配設されている。なお、このときのErの密度は、
0.73×1020cm−3である。
t Holder)14上には、ターゲット(Targ
et)としてErの添加濃度が1wt%のSi:Er1
6が配設されている。なお、このときのErの密度は、
0.73×1020cm−3である。
【0023】このターゲットたるSi:Er16に対
し、波長(Wavelength)が248nmであ
り、パルス幅(Pulse Width)が15nsで
あり、パワー密度(Power Density)が1
J/cm2であるKrFエキシマ・レーザー(KrF
Excimer Laser)を照射すると、Si:E
rが分解し、Si:Erのイオン、原子、ラジカルなど
からなるプルーム(Plume)が発生されて、Si基
板12上にEr添加ナノ微結晶Si薄膜(Er−Dop
ed nc−Thin Film)が形成されるもので
ある。
し、波長(Wavelength)が248nmであ
り、パルス幅(Pulse Width)が15nsで
あり、パワー密度(Power Density)が1
J/cm2であるKrFエキシマ・レーザー(KrF
Excimer Laser)を照射すると、Si:E
rが分解し、Si:Erのイオン、原子、ラジカルなど
からなるプルーム(Plume)が発生されて、Si基
板12上にEr添加ナノ微結晶Si薄膜(Er−Dop
ed nc−Thin Film)が形成されるもので
ある。
【0024】上記したレーザー・アブレーションによっ
て、Erを固溶度以上にナノ微結晶Siに添加すること
ができる。
て、Erを固溶度以上にナノ微結晶Siに添加すること
ができる。
【0025】なお、上記したレーザー・アブレーション
は、真空チャンバー(図示せず)内で行われるものであ
り、デポジション温度(Deposition Tem
perature))は室温(RT)とし、真空度(背
景圧力(Background Pressure)は
5×10−8Torrとした。
は、真空チャンバー(図示せず)内で行われるものであ
り、デポジション温度(Deposition Tem
perature))は室温(RT)とし、真空度(背
景圧力(Background Pressure)は
5×10−8Torrとした。
【0026】なお、真空チャンバー内に10−5〜10
−1Torrで酸素(O2)を流して酸素流(O2 F
low)を生じさせ、Er添加ナノ微結晶Siに酸素を
添加すると、後述するようにEr発光の劣化を減少する
ことができる。
−1Torrで酸素(O2)を流して酸素流(O2 F
low)を生じさせ、Er添加ナノ微結晶Siに酸素を
添加すると、後述するようにEr発光の劣化を減少する
ことができる。
【0027】また、上記のようにして形成されたEr添
加ナノ微結晶Si薄膜(Si:ErFilm)は、窒素
ガス流(N2 Gas Flow)の中において、40
0〜900℃の温度で、1分〜80分(1min〜80
min)の時間だけアニーリング(Annealin
g)するものである。
加ナノ微結晶Si薄膜(Si:ErFilm)は、窒素
ガス流(N2 Gas Flow)の中において、40
0〜900℃の温度で、1分〜80分(1min〜80
min)の時間だけアニーリング(Annealin
g)するものである。
【0028】こうして得られたEr添加ナノ微結晶Si
薄膜におけるEr密度は、1×10 20cm−3であっ
た。
薄膜におけるEr密度は、1×10 20cm−3であっ
た。
【0029】図2には、上記したような手法によって得
られたEr添加ナノ微結晶Si薄膜について、温度変化
に対する発光強度の変化を表すグラフが示されている。
なお、この図2に示すグラフは、横軸に温度の逆数(I
nverse Temperature 1000/T
(1/K))をとり、縦軸に発光強度(PL Int
ensity (arb.unit))をとっている。
られたEr添加ナノ微結晶Si薄膜について、温度変化
に対する発光強度の変化を表すグラフが示されている。
なお、この図2に示すグラフは、横軸に温度の逆数(I
nverse Temperature 1000/T
(1/K))をとり、縦軸に発光強度(PL Int
ensity (arb.unit))をとっている。
【0030】そして、この図2に示すグラフにおいて
は、Er添加ナノ微結晶Si薄膜(nc−Si:Er)
はErの添加濃度が1wt%であり、600℃の温度で
3分間だけアニーリングしたものについての実験結果を
示している。
は、Er添加ナノ微結晶Si薄膜(nc−Si:Er)
はErの添加濃度が1wt%であり、600℃の温度で
3分間だけアニーリングしたものについての実験結果を
示している。
【0031】この図2に示すグラフから明らかなよう
に、レーザー・アブレーションを行う際に1×10−3
torrのO2の供給がなされた場合の方が、レーザー
・アブレーションを行う際にO2の供給がなされない場
合に比べて、温度が上がった際におけるEr発光の劣化
を減少することができる。
に、レーザー・アブレーションを行う際に1×10−3
torrのO2の供給がなされた場合の方が、レーザー
・アブレーションを行う際にO2の供給がなされない場
合に比べて、温度が上がった際におけるEr発光の劣化
を減少することができる。
【0032】図3には、上記したレーザー・アブレーシ
ョンの手法によって形成したEr添加ナノ微結晶Si薄
膜(nc−Si:Er)の光導波路により構成したレー
ザーを示している。
ョンの手法によって形成したEr添加ナノ微結晶Si薄
膜(nc−Si:Er)の光導波路により構成したレー
ザーを示している。
【0033】即ち、このレーザー100は、Si(10
0)基板(Si Sub)102の表面に酸化膜(Si
O2)104を形成し、この酸化膜104の上にレーザ
ー・アブレーションとリフト・オフ法とを用いてEr添
加ナノ微結晶Si薄膜(nc−Si:Er)106のス
トライプ構造を作成し、さらにその上に酸化膜(SiO
2)108を堆積した後に劈開を施し、光導波路110
を作成したものである。
0)基板(Si Sub)102の表面に酸化膜(Si
O2)104を形成し、この酸化膜104の上にレーザ
ー・アブレーションとリフト・オフ法とを用いてEr添
加ナノ微結晶Si薄膜(nc−Si:Er)106のス
トライプ構造を作成し、さらにその上に酸化膜(SiO
2)108を堆積した後に劈開を施し、光導波路110
を作成したものである。
【0034】即ち、レーザー・アブレーションによるE
r添加ナノ微結晶Siの堆積、パターニングと酸化膜掩
膜により光導波路110が作成されているものである。
r添加ナノ微結晶Siの堆積、パターニングと酸化膜掩
膜により光導波路110が作成されているものである。
【0035】ここで、Er添加ナノ微結晶Si薄膜10
6におけるErの添加濃度は1wt/%とし、光導波路
110の大きさは、例えば、幅(W)が5μmであり、
深さ(d)が0.2μmであり、長さ(L)が1〜10
mmである。また、SiO2の酸化膜104,108の
厚さは、両者とも380nmとした。
6におけるErの添加濃度は1wt/%とし、光導波路
110の大きさは、例えば、幅(W)が5μmであり、
深さ(d)が0.2μmであり、長さ(L)が1〜10
mmである。また、SiO2の酸化膜104,108の
厚さは、両者とも380nmとした。
【0036】なお、この光導波110を作成するにあた
っては、窒素ガス流の中において800℃の温度で3分
間だけアニーリングしたものである。
っては、窒素ガス流の中において800℃の温度で3分
間だけアニーリングしたものである。
【0037】上記のようにして構成された光導波路11
0に対して、励起レーザーとして波長が532nmであ
り、周波数が20Hzであり、パルス幅が3nsであ
り、励起パワー密度が1〜1000MW/cm2である
QスイッチYAG(Q−SWYAG)レーザーを照射す
ると、劈開面(Cleavage Facet)から波
長が1540nm(1.54μm)のErの誘導放出発
光が得られたものであり、光導波路110がレーザーと
して機能していることが確認された。
0に対して、励起レーザーとして波長が532nmであ
り、周波数が20Hzであり、パルス幅が3nsであ
り、励起パワー密度が1〜1000MW/cm2である
QスイッチYAG(Q−SWYAG)レーザーを照射す
ると、劈開面(Cleavage Facet)から波
長が1540nm(1.54μm)のErの誘導放出発
光が得られたものであり、光導波路110がレーザーと
して機能していることが確認された。
【0038】図4には、図3に示す光導波路110の長
さを6mmとした場合における、光導波路110からの
Er発光の励起強度依存性が示されている。なお、図4
においては、横軸にQスイッチYAGレーザーの励起パ
ワー密度(PumpingPower density
(MW/cm2)をとり、縦軸に光導波路110の劈
開面からの波長が1540nmのErの誘導放出発光の
出力値をとっている。
さを6mmとした場合における、光導波路110からの
Er発光の励起強度依存性が示されている。なお、図4
においては、横軸にQスイッチYAGレーザーの励起パ
ワー密度(PumpingPower density
(MW/cm2)をとり、縦軸に光導波路110の劈
開面からの波長が1540nmのErの誘導放出発光の
出力値をとっている。
【0039】図4に示されているように、QスイッチY
AGレーザーの励起パワー密度が低く低励起のときに
は、明確なスーパー・リニア特性が観測され、発光の閾
値(P th)が観測される。この閾値は、温度が20K
のときには3.5MW/cm2であり、温度が300K
のときには5.2MW/cm2であって、低温に比べ室
温では閾値も大きくなる。
AGレーザーの励起パワー密度が低く低励起のときに
は、明確なスーパー・リニア特性が観測され、発光の閾
値(P th)が観測される。この閾値は、温度が20K
のときには3.5MW/cm2であり、温度が300K
のときには5.2MW/cm2であって、低温に比べ室
温では閾値も大きくなる。
【0040】一方、QスイッチYAGレーザーの励起パ
ワー密度が高く強励起のときには、発光の飽和が観測さ
れる。
ワー密度が高く強励起のときには、発光の飽和が観測さ
れる。
【0041】なお、このような発光の飽和が生ずるの
は、Erイオンの励起そのものが飽和するか、あるいは
素子構造に起因しているのではないかと考えられる。
は、Erイオンの励起そのものが飽和するか、あるいは
素子構造に起因しているのではないかと考えられる。
【0042】また、閾値近傍ではQスイッチYAGレー
ザーの励起パワー密度の増加に伴い、Erの発光寿命が
大幅に減少していることより、Erの誘導放出による発
光が生じているものと認められ、両方の劈開面により共
振器が形成されて光導波路110がレーザーとして機能
していることが理解される。
ザーの励起パワー密度の増加に伴い、Erの発光寿命が
大幅に減少していることより、Erの誘導放出による発
光が生じているものと認められ、両方の劈開面により共
振器が形成されて光導波路110がレーザーとして機能
していることが理解される。
【0043】従って、両方の劈開面をコーティングして
反射率を上げると、両方の劈開面により効率の良い共振
器が形成され、光導波路110のレーザーとして機能を
一層向上させることができるようになる。
反射率を上げると、両方の劈開面により効率の良い共振
器が形成され、光導波路110のレーザーとして機能を
一層向上させることができるようになる。
【0044】なお、図3に示す光導波路110の長さを
3mmとした場合においては、光導波路110の長さを
6mmとした場合と比べてErの数が少ないので、温度
が20Kで閾値が20MW/cm2となり、光導波路1
10の長さを6mmとした場合と比べて閾値が高くなっ
ている。
3mmとした場合においては、光導波路110の長さを
6mmとした場合と比べてErの数が少ないので、温度
が20Kで閾値が20MW/cm2となり、光導波路1
10の長さを6mmとした場合と比べて閾値が高くなっ
ている。
【0045】また、図5には、光導波路110内におい
て、長さ方向に沿ってp型のEr添加ナノ微結晶Si薄
膜106aを形成し、このp型のEr添加ナノ微結晶S
i薄膜106aに沿って真性(intrinsic)E
r添加ナノ微結晶Si薄膜106bを形成し、真性Er
添加ナノ微結晶Si薄膜106bに沿ってn型のEr添
加ナノ微結晶Si薄膜106cを形成したものである。
て、長さ方向に沿ってp型のEr添加ナノ微結晶Si薄
膜106aを形成し、このp型のEr添加ナノ微結晶S
i薄膜106aに沿って真性(intrinsic)E
r添加ナノ微結晶Si薄膜106bを形成し、真性Er
添加ナノ微結晶Si薄膜106bに沿ってn型のEr添
加ナノ微結晶Si薄膜106cを形成したものである。
【0046】従って、この図5に示す構成の光導波路1
10において、図5に示すように電流を印加することに
より、電流注入型レーザーを形成することができる。
10において、図5に示すように電流を印加することに
より、電流注入型レーザーを形成することができる。
【0047】また、図6に示すように波長1.54μm
の1/4波長毎に回折格子を設けるようにすると、分布
帰還型レーザー(DFB型レーザー)(Distrib
uted Feedback(DFB) Laser)
を構成することができ、図7に示すよう表面に光が出力
されるようにすると表面発光レーザーを構成することが
できる。
の1/4波長毎に回折格子を設けるようにすると、分布
帰還型レーザー(DFB型レーザー)(Distrib
uted Feedback(DFB) Laser)
を構成することができ、図7に示すよう表面に光が出力
されるようにすると表面発光レーザーを構成することが
できる。
【0048】また、上記したようにEr添加ナノ微結晶
Siは1.54μmの波長の光を発生するので、Er添
加ナノ微結晶Siを用いて同一のSi基板に電子回路と
光回路とを集積することが可能になる。
Siは1.54μmの波長の光を発生するので、Er添
加ナノ微結晶Siを用いて同一のSi基板に電子回路と
光回路とを集積することが可能になる。
【0049】具体的には、図8に示すように、同一のS
i基板上に、SiによりLSIメモリー(LSI Me
mory)やLSIコントローラー(LSI Cont
roller)を作成するとともに、Er添加ナノ微結
晶Si(nc−Si:Er)によりフォトダイオード・
アレイ(Photodiode Array)やLDア
レイあるいはLEDアレイ(LD or LED Ar
ray)を作成することができるようになる。
i基板上に、SiによりLSIメモリー(LSI Me
mory)やLSIコントローラー(LSI Cont
roller)を作成するとともに、Er添加ナノ微結
晶Si(nc−Si:Er)によりフォトダイオード・
アレイ(Photodiode Array)やLDア
レイあるいはLEDアレイ(LD or LED Ar
ray)を作成することができるようになる。
【0050】この図8に示す例においては、フォトダイ
オード・アレイから情報を持った光を入力し、LDアレ
イあるいはLEDアレイから情報を持った光を出射する
ように構成されている。
オード・アレイから情報を持った光を入力し、LDアレ
イあるいはLEDアレイから情報を持った光を出射する
ように構成されている。
【0051】なお、上記においては、ナノ微結晶Siに
希土類元素としてErをドープした場合について説明し
たが、ナノ微結晶Siにドープされる希土類元素はEr
に限られるものではないことは勿論であり、希土類元素
としてネオジウム(Nd)をナノ微結晶Siにドープし
たNd添加ナノ微結晶Siも発光する。
希土類元素としてErをドープした場合について説明し
たが、ナノ微結晶Siにドープされる希土類元素はEr
に限られるものではないことは勿論であり、希土類元素
としてネオジウム(Nd)をナノ微結晶Siにドープし
たNd添加ナノ微結晶Siも発光する。
【0052】図9には、Nd2O3をナノ微結晶Siに
ドープしたNd添加ナノ微結晶Siの発光特性が示され
ており、波長1.06μmにおいて、最も強い発光を示
している。
ドープしたNd添加ナノ微結晶Siの発光特性が示され
ており、波長1.06μmにおいて、最も強い発光を示
している。
【0053】従って、上記したEr添加ナノ微結晶Si
の場合と同様にして、Nd添加ナノ微結晶Siにより波
長1.06μmにおいて発振するレーザーを作成するこ
とができる。
の場合と同様にして、Nd添加ナノ微結晶Siにより波
長1.06μmにおいて発振するレーザーを作成するこ
とができる。
【0054】また、希土類元素としてYbをナノ微結晶
SiにドープしたYb添加ナノ微結晶Siは波長1.0
μmにおいて発光し、希土類元素としてHoをナノ微結
晶SiにドープしたHo添加ナノ微結晶Siは波長1.
13μmにおいて発光し、希土類元素としてTbをナノ
微結晶SiにドープしたTb添加ナノ微結晶Siは可視
光の波長領域において発光し、希土類元素としてEuを
ナノ微結晶SiにドープしたEu添加ナノ微結晶Siは
可視光〜近赤外の波長領域において発光するものである
ので、ナノ微結晶Siにドープする希土類元素を適宜に
選択することにより、所望の波長で発振するレーザーや
光デバイスを構成することができる。
SiにドープしたYb添加ナノ微結晶Siは波長1.0
μmにおいて発光し、希土類元素としてHoをナノ微結
晶SiにドープしたHo添加ナノ微結晶Siは波長1.
13μmにおいて発光し、希土類元素としてTbをナノ
微結晶SiにドープしたTb添加ナノ微結晶Siは可視
光の波長領域において発光し、希土類元素としてEuを
ナノ微結晶SiにドープしたEu添加ナノ微結晶Siは
可視光〜近赤外の波長領域において発光するものである
ので、ナノ微結晶Siにドープする希土類元素を適宜に
選択することにより、所望の波長で発振するレーザーや
光デバイスを構成することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、Si基板上に作成することができ、Si基
板上に光デバイスの製造を可能とするレーザーおよびそ
の製造方法を提供することができるという優れた効果を
奏する。
ているので、Si基板上に作成することができ、Si基
板上に光デバイスの製造を可能とするレーザーおよびそ
の製造方法を提供することができるという優れた効果を
奏する。
【図1】レーザー・アブレーションによって、Si(1
00)基板上にEr添加ナノ微結晶Si薄膜を作成する
手法を概念的に示す説明図である。
00)基板上にEr添加ナノ微結晶Si薄膜を作成する
手法を概念的に示す説明図である。
【図2】Er添加ナノ微結晶Si薄膜について、温度変
化に対する発光強度の変化を表すグラフである。
化に対する発光強度の変化を表すグラフである。
【図3】レーザー・アブレーションの手法によって形成
したEr添加ナノ微結晶Si薄膜の光導波路により構成
したレーザーを示す概念構成説明図である。
したEr添加ナノ微結晶Si薄膜の光導波路により構成
したレーザーを示す概念構成説明図である。
【図4】図3に示す光導波路110の長さを6mmとし
た場合における、光導波路からのEr発光の励起強度依
存性を示すグラフである。
た場合における、光導波路からのEr発光の励起強度依
存性を示すグラフである。
【図5】電流注入型レーザーを示す概念構成説明図であ
る。
る。
【図6】分布帰還型レーザー(DFB型レーザー)を示
す概念構成説明図である。
す概念構成説明図である。
【図7】表面発光レーザーを示す概念構成説明図であ
る。
る。
【図8】同一のSi基板上にLSIと光デバイスとを形
成した場合の一例を示す概念構成説明図である。
成した場合の一例を示す概念構成説明図である。
【図9】Nd2O3をナノ微結晶SiにドープしたNd
添加ナノ微結晶Siの発光特性を示すグラフである。
添加ナノ微結晶Siの発光特性を示すグラフである。
10 サンプル・ホルダー(Sample Hol
der) 12 Si(100)基板(Substrate) 14 ターゲット・ホルダー(Target Ho
lder) 16 ターゲット(Target)としてのSi:
Er 100 レーザー 102 Si(100)基板(Si Sub) 104 酸化膜(SiO2) 106 Er添加ナノ微結晶Si薄膜(nc−S
i:Er) 106a p型のEr添加ナノ微結晶Si薄膜 106b 真性Er添加ナノ微結晶Si薄膜 106c n型のEr添加ナノ微結晶Si薄膜 108 酸化膜(SiO2) 110 光導波路
der) 12 Si(100)基板(Substrate) 14 ターゲット・ホルダー(Target Ho
lder) 16 ターゲット(Target)としてのSi:
Er 100 レーザー 102 Si(100)基板(Si Sub) 104 酸化膜(SiO2) 106 Er添加ナノ微結晶Si薄膜(nc−S
i:Er) 106a p型のEr添加ナノ微結晶Si薄膜 106b 真性Er添加ナノ微結晶Si薄膜 106c n型のEr添加ナノ微結晶Si薄膜 108 酸化膜(SiO2) 110 光導波路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月9日(1999.12.
9)
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明
は、Si基板上に形成された希土類元素をドープしたナ
ノ微結晶Si導波路を有するレーザーであって、上記希
土類元素をドープしたナノ微結晶Si層は、酸素を添加
されているようにしたものである。
は、Si基板上に形成された希土類元素をドープしたナ
ノ微結晶Si導波路を有するレーザーであって、上記希
土類元素をドープしたナノ微結晶Si層は、酸素を添加
されているようにしたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、Si基板上に形成された酸化膜層と、上記酸化膜層
内に形成された希土類元素をドープしたナノ微結晶Si
膜層よりなる光導波路とを有し、上記希土類元素をドー
プしたナノ微結晶Si層は、酸素を添加されているよう
にしたものである。
は、Si基板上に形成された酸化膜層と、上記酸化膜層
内に形成された希土類元素をドープしたナノ微結晶Si
膜層よりなる光導波路とを有し、上記希土類元素をドー
プしたナノ微結晶Si層は、酸素を添加されているよう
にしたものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、Si基板上に形成された希土類元素をドープしたナ
ノ微結晶Siのp−n接合を有する導波路を有するレー
ザーであって、上記希土類元素をドープしたナノ微結晶
Si層は、酸素を添加されているようにしたものであ
る。
は、Si基板上に形成された希土類元素をドープしたナ
ノ微結晶Siのp−n接合を有する導波路を有するレー
ザーであって、上記希土類元素をドープしたナノ微結晶
Si層は、酸素を添加されているようにしたものであ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、本発明のうち請求項1、2または3のいずれか1項
に記載の発明において、上記希土類元素は、Erまたは
Ndであるようにしたものである。
は、本発明のうち請求項1、2または3のいずれか1項
に記載の発明において、上記希土類元素は、Erまたは
Ndであるようにしたものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
は、Si基板上に形成された酸化膜層の上に希土類元素
をドープしたナノ微結晶Si膜層のストライプ構造を作
成し、上記希土類元素をドープしたナノ微結晶Si膜層
のストライプ構造の上に酸化膜層を堆積し、上記ストラ
イプ構造の上に酸化膜層を堆積した後に劈開を施して光
導波路を作成したものであるレーザーの製造方法であっ
て、上記希土類元素をドープしたナノ微結晶Si層は、
酸素を添加されているようにしたものである。
は、Si基板上に形成された酸化膜層の上に希土類元素
をドープしたナノ微結晶Si膜層のストライプ構造を作
成し、上記希土類元素をドープしたナノ微結晶Si膜層
のストライプ構造の上に酸化膜層を堆積し、上記ストラ
イプ構造の上に酸化膜層を堆積した後に劈開を施して光
導波路を作成したものであるレーザーの製造方法であっ
て、上記希土類元素をドープしたナノ微結晶Si層は、
酸素を添加されているようにしたものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、本発明のうち請求項6に記載の発明
は、本発明のうち請求項5に記載の発明において、Si
基板上に形成された酸化膜層の上にレーザー・アブレー
ションとリフト・オフ法とを用いて希土類元素をドープ
したナノ微結晶Si膜層のストライプ構造を作成するよ
うにしたものである。
は、本発明のうち請求項5に記載の発明において、Si
基板上に形成された酸化膜層の上にレーザー・アブレー
ションとリフト・オフ法とを用いて希土類元素をドープ
したナノ微結晶Si膜層のストライプ構造を作成するよ
うにしたものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、本発明のうち請求項7に記載の発明
は、本発明のうち請求項5または6のいずれか1項に記
載の発明において、上記希土類元素は、ErまたNdで
あるようにしたものである。
は、本発明のうち請求項5または6のいずれか1項に記
載の発明において、上記希土類元素は、ErまたNdで
あるようにしたものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一色 秀夫 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究所 内 (72)発明者 青柳 克信 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究所 内 (72)発明者 菅野 卓雄 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究所 内 Fターム(参考) 5F073 AA64 AB05 AB19 CA24 DA07 DA16 EA02
Claims (9)
- 【請求項1】 Si基板上に形成された希土類元素をド
ープしたナノ微結晶Si導波路を有するレーザー。 - 【請求項2】 Si基板上に形成された酸化膜層と、 前記酸化膜層内に形成された希土類元素をドープしたナ
ノ微結晶Si膜層よりなる光導波路とを有するレーザ
ー。 - 【請求項3】 Si基板上に形成された希土類元素をド
ープしたナノ微結晶Siのp−n接合を有する導波路を
有するレーザー。 - 【請求項4】 請求項1、2または3のいずれか1項に
記載のレーザーにおいて、 前記希土類元素をドープしたナノ微結晶Si層は、酸素
を添加されているものであるレーザー。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4のいずれか1
項に記載のレーザーにおいて、 前記希土類元素は、ErまたはNdであるものであるレ
ーザー。 - 【請求項6】 Si基板上に形成された酸化膜層の上に
希土類元素をドープしたナノ微結晶Si膜層のストライ
プ構造を作成し、 前記希土類元素をドープしたナノ微結晶Si膜層のスト
ライプ構造の上に酸化膜層を堆積し、 前記ストライプ構造の上に酸化膜層を堆積した後に劈開
を施して光導波路を作成したものであるレーザーの製造
方法。 - 【請求項7】 請求項6に記載のレーザーの製造方法に
おいて、 Si基板上に形成された酸化膜層の上にレーザー・アブ
レーションとリフト・オフ法とを用いて希土類元素をド
ープしたナノ微結晶Si膜層のストライプ構造を作成す
るものであるレーザーの製造方法。 - 【請求項8】 請求項6または7のいずれか1項に記載
のレーザーの製造方法において、 前記希土類元素をドープしたナノ微結晶Si層は、酸素
を添加されているものであるレーザーの製造方法。 - 【請求項9】 請求項6、7または8のいずれか1項に
記載のレーザーの製造方法において、 前記希土類元素は、ErまたNdであるものであるレー
ザーの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10372032A JP3076019B2 (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | レーザーおよびその製造方法 |
US10/309,192 US20030118064A1 (en) | 1998-12-28 | 2002-12-04 | Laser and method for production thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10372032A JP3076019B2 (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | レーザーおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000196191A true JP2000196191A (ja) | 2000-07-14 |
JP3076019B2 JP3076019B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=18499732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10372032A Expired - Fee Related JP3076019B2 (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | レーザーおよびその製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US20030118064A1 (ja) |
JP (1) | JP3076019B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006514445A (ja) * | 2003-03-21 | 2006-04-27 | インテル・コーポレーション | 改良された発光装置のシステム及び方法 |
JP2010109366A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Sharp Corp | 高量子効率シリコンナノ結晶を含むシリコン酸化物を用いた光導波路および光増幅方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2340039C2 (ru) * | 2002-11-19 | 2008-11-27 | Уильям Марш Райс Юнивесити | Способ осаждения неорганического материала из реакционного раствора и устройство для его осуществления |
US20040151461A1 (en) * | 2003-01-22 | 2004-08-05 | Hill Steven E. | Broadband optical pump source for optical amplifiers, planar optical amplifiers, planar optical circuits and planar optical lasers fabricated using group IV semiconductor nanocrystals |
US20040252738A1 (en) * | 2003-01-22 | 2004-12-16 | Hill Steven E. | Light emitting diodes and planar optical lasers using IV semiconductor nanocrystals |
US8542437B1 (en) * | 2010-03-09 | 2013-09-24 | Translucent, Inc. | Earth abundant photonic structures |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10372032A patent/JP3076019B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-12-04 US US10/309,192 patent/US20030118064A1/en not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006514445A (ja) * | 2003-03-21 | 2006-04-27 | インテル・コーポレーション | 改良された発光装置のシステム及び方法 |
JP2010109366A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Sharp Corp | 高量子効率シリコンナノ結晶を含むシリコン酸化物を用いた光導波路および光増幅方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
US20030118064A1 (en) | 2003-06-26 |
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