JP2000195171A - 信号処理装置および方法、ならびに、再生装置 - Google Patents

信号処理装置および方法、ならびに、再生装置

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JP2000195171A
JP2000195171A JP10367229A JP36722998A JP2000195171A JP 2000195171 A JP2000195171 A JP 2000195171A JP 10367229 A JP10367229 A JP 10367229A JP 36722998 A JP36722998 A JP 36722998A JP 2000195171 A JP2000195171 A JP 2000195171A
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value
reference amplitude
data
signal
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JP10367229A
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English (en)
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Masaaki Isozaki
正明 五十崎
Tomokazu Miyazaki
智和 宮崎
Masaaki Hara
雅明 原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビタビ復号におけるメトリック演算に用いら
れる基準振幅レベルを、入力信号に対して適切に追従さ
せる。 【解決手段】 比較回路21で入力レベルと基準振幅レ
ベルとが比較される。結果がカウンタ26に供給され、
基準振幅レベルを入力レベルに近付けるように、カウン
タ26のアップ/ダウンが制御され、カウント値に応じ
て基準振幅レベルが更新される。一方、比較回路25で
は、基準振幅レベルの可変範囲の最大値及び最小値と基
準振幅レベルとが夫々比較される。パスが更新されてい
る条件下で、回路21及び25の比較結果に基づきカウ
ンタ26の動作が制御される。基準振幅レベルが所定期
間、最大値或いは最小値と等しければ、入力が異常とさ
れカウント値がデフォルトにされる。基準振幅レベルが
最大値及び最小値を越えることがない。カウンタ26の
カウント毎のカウント値は、CountValで適宜選
択され、基準振幅レベル更新の時定数が変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体から再
生された信号をビタビ復号を用いて復号化するようにし
た信号処理装置および方法、ならびに、再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルオーディオデータおよ
びディジタルビデオデータを記録媒体に記録し、また記
録媒体から再生するような装置、例えばディジタルビデ
オテープレコーダ(以下、DVTRと略称する)が普及
しつつある。このような記録再生装置において、磁気テ
ープなどの記録媒体からの再生信号は、所定の方法で復
号化されてディジタル信号にされる。このデータ復号化
方法として、パーシャルレスポンスとビタビ復号を組み
合わせた方法が広く用いられている。
【0003】ビタビ復号では、パーシャルレスポンスで
の特性を有効に利用してデータ検出が行われ、複数の弁
別点の再生信号から総合的に復号化を行う。そのため、
1個の弁別点だけでビット判別する方法に比べて、より
高い復号能力を有する。
【0004】もっとも簡単な適用例として、NRZI(N
on-Return-to-Zero Inverted) 信号の復号に用いるビタ
ビ復号について説明する。図17は、NRZIの状態遷
移図を示す。また、図18〜図21は、ビタビ復号の動
作原理を示す。
【0005】NRZIの記録側では、入力データ列IN
(k)に対して、 a(k)=a(k−1) EXOR IN(k) ・・・(1) このようなプリコード処理が行われる。なお、ここで、
a(k)は、2値の値である。図18は、このプリコー
ドを行う構成の一例を概略的に示す。Dフリップフロッ
プにラッチされたデータが入力データに加算され、加算
結果が再びDフリップフロップにラッチされる。
【0006】一方、再生側では、再生信号をA/D変換
により多ビット幅を持つデータ列にしたA(k)に対し
て、 Ds(k)=A(k)−A(k−1) ・・・(2) として、3値データとする。図19は、この再生側の2
値/3値変換を行う構成の一例を概略的に示す。入力デ
ータから、Dフリップフロップにラッチされた1クロッ
ク前の入力データが減じられる。
【0007】そして、このDs(k)と、TOP値、B
OTTOM値および0値からなる基準振幅レベルとの差
を、 b10=(TOP−Ds(k))2 ・・・(3) b01=(BOTTOM−Ds(k))2 ・・・(4) b00=Ds(k)2 ・・・(5) このように計算する。
【0008】したがって、各状態のメトリック値は、 m00=mq0+b00 ・・・(6) m01=mq0+b01 ・・・(7) m10=mq1+b10 ・・・(8) m11=mq1+b00 ・・・(9) mq0=MIN(m00,m10) ・・・(10) mq1=MIN(m01,m11) ・・・(11) このようになる。
【0009】ここで、図20に例が示されるように、m
00>m10のときC0=1とし、それ以外の場合は、
C0=0とする(図20A)。また、m01>m11の
ときC1=1とし、それ以外の場合は、C1=0とする
(図20B)。これらの大きさの比較から、生き残りパ
スを求め、パスが切れたところ(すなわち、C0=1ま
たはC1=1)でパスメモリの値を1にし、反対側のパ
スメモリのデータをコピーする。パスが確定しない場合
は、パスメモリの値を0にする。最終的には、S0およ
びS1のパスメモリの値は、どちらも等しくなる。この
パスメモリの出力をUpdateとし、この値をOUT
(k)とすると、上述した入力データ列IN(k)と一
致する。これが復号結果とされる。
【0010】図21は、このようにビタビ復号を用いて
行われる、復号化の様子を示す。図21Aに示されるよ
うに、記録側では、入力データIN(k)に対してプリ
コードが行われ、データ列a(k)が生成される。この
データ列a(k)がDフリップフロップでラッチされ、
記録媒体に対して記録される。
【0011】再生側では、再生データがDフリップフロ
ップでラッチされ、データ列Ddとされる。このデータ
列Ddが再生データ列A(k)から減算され、データ列
Ds(k)が生成される。図21Bは、データ列Ds
(k)の波形を示す。この波形に基づきメトリック値が
計算され、パスが求められる(図21C)。a(k)が
反転したところでデータが確定され、出力データ列OU
T(k)とされる。
【0012】上述のように、生き残りパスの決定には、
メトリックの値を比較ならびに参照している。したがっ
て、入力信号の振幅レベルが変動した場合には、その変
動に応じて基準振幅レベルを追従させるようにすると、
より確度の高いパスとして判断できることになる。そこ
で、入力信号に振幅レベルに応じて基準レベルを追従さ
せることで、復号能力を高めることができるようにな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の基準振幅レベル
追従方法では、基準振幅レベルを更新するとき、すなわ
ち、Update=1であるとき、入力値と、基準振幅
値との差が小さくなるように、基準振幅値を与えるカウ
ンタUPDの値を1ずつ変化させている。
【0014】しかしながら、入力データの振幅が非常に
大きく、またそのようなデータが長期間にわたり連続的
に入力された場合、振幅レベルのTOPは、上昇し続
け、BOTTOMは、下降し続けてしまうことになる。
すると、カウンタUPDにおいて、TOPおよびBOT
TOMのカウント値がオーバーフローを起こしてしま
い、TOPおよびBOTTOMの関係が逆転してしまう
可能性がある。
【0015】図22は、この基準振幅レベルの更新の様
子の一例を示す。入力データの振幅レベルに追従して、
TOPおよびBOTTOMの基準振幅レベルが変動され
る。入力データの振幅が大きいと、これら基準振幅レベ
ルがカウンタUPDにおいてオーバーフローし、基準振
幅レベルの逆転ならびにループが生じる。
【0016】このように、基準振幅レベルのTOP値お
よびBOTTOM値が逆転すると、適正なメトリック値
が計算できなくなり、ビタビ復号の結果が誤った値を示
す可能性があるという問題点があった。
【0017】また、従来の方法では、カウンタUPDの
カウント値の変化量が一定のため、入力信号の振幅が大
きい場合などに、振幅の変動に追従できないことがある
という問題点があった。一方で、再生信号のドロップア
ウトなどのような急激な振幅レベルの変化に敏感に反応
しすぎて、適正なレベルの追従が行えないという問題点
があった。
【0018】したがって、この発明の目的は、ビタビ復
号におけるメトリック演算に用いられる基準振幅レベル
を、入力信号に対して適切に追従させるようにした信号
処理装置および方法、ならびに、再生装置を提供するこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、ビタビ復号の復号化を行う際に、
基準振幅レベルを入力信号の振幅レベルに追従させるよ
うにした信号処理装置において、入力信号の振幅レベル
と基準振幅レベルとを比較する第1の比較手段と、基準
振幅レベルを入力信号の振幅レベルに近付けるように、
第1の比較手段の比較結果に基づき基準振幅レベルの値
を与えるカウント値のインクリメントおよび/またはデ
クリメントを行い、基準振幅レベルの更新を行うカウン
ト手段と、基準振幅レベルの可変範囲の最大値と最小値
とが与えられ、最大値および最小値と、基準振幅レベル
とをそれぞれ比較する第2の比較手段とを有し、カウン
ト手段は、パスが更新されている条件下で、第1の比較
手段の比較結果と第2の比較手段の比較結果とに基づき
動作が制御されるようにしたことを特徴とする信号処理
装置である。
【0020】また、この発明は、記録媒体に記録された
ディジタル信号を再生し、再生信号をビタビ復号によっ
て復号化する際に、基準振幅レベルを再生信号の振幅レ
ベルに追従させるようにした再生装置において、入力信
号の振幅レベルと基準振幅レベルとを比較する第1の比
較手段と、基準振幅レベルを入力信号の振幅レベルに近
付けるように、第1の比較手段の比較結果に基づき基準
振幅レベルの値を与えるカウント値のインクリメントお
よび/またはデクリメントを行い、基準振幅レベルの更
新を行うカウント手段と、基準振幅レベルの可変範囲の
最大値と最小値とが与えられ、最大値および最小値と、
基準振幅レベルとをそれぞれ比較する第2の比較手段と
を有し、カウント手段は、パスが更新されている条件下
で、第1の比較手段の比較結果と第2の比較手段の比較
結果とに基づき動作が制御されるようにしたことを特徴
とする再生装置である。
【0021】また、この発明は、ビタビ復号の復号化を
行う際に、基準振幅レベルを入力信号の振幅レベルに追
従させるようにした信号処理方法において、入力信号の
振幅レベルと基準振幅レベルとを比較する第1の比較の
ステップと、基準振幅レベルを入力信号の振幅レベルに
近付けるように、第1の比較のステップの比較結果に基
づき基準振幅レベルの値を与えるカウント値のインクリ
メントおよび/またはデクリメントを行い、基準振幅レ
ベルの更新を行うカウントのステップと、基準振幅レベ
ルの可変範囲の最大値と最小値とが与えられ、最大値お
よび最小値と、基準振幅レベルとをそれぞれ比較する第
2の比較のステップとを有し、カウントのステップは、
パスが更新されている条件下で、第1の比較のステップ
の比較結果と第2の比較のステップの比較結果とに基づ
き動作が制御されるようにしたことを特徴とする信号処
理方法である。
【0022】上述したように、この発明は、入力信号の
振幅レベルと基準振幅レベルとを比較して第1の比較結
果を得、基準振幅レベルを入力信号の振幅レベルに近付
けるように、第1の比較結果に基づき、カウンタによっ
て基準振幅レベルの値を与えるカウント値のインクリメ
ントおよび/またはデクリメントを行うことで基準振幅
レベルの更新を行うようにされ、与えられた基準振幅レ
ベルの可変範囲の最大値および最小値と、基準振幅レベ
ルとをそれぞれ比較して第2の比較結果を得、パスが更
新されている条件下で、第1の比較結果と第2の比較結
果とに基づきカウンタの動作が制御されるようにしてい
るため、基準振幅レベルが予め定められた最大値および
最小値を越えることがない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明をディジタルVT
Rに対して適用した一実施形態について説明する。この
一実施形態は、放送局の環境で使用して好適なもので、
互いに異なる複数のフォーマットのビデオ信号の記録・
再生を可能とするものである。例えば、NTSC方式に
基づいたインターレス走査で有効ライン数が480本の
信号(480i信号)およびPAL方式に基づいたイン
ターレス走査で有効ライン数が576本の信号(576
i信号)の両者を殆どハードウエアを変更せずに記録・
再生することが可能とされる。さらに、インターレス走
査でライン数が1080本の信号(1080i信号)、
プログレッシブ走査(ノンインターレス)でライン数が
それぞれ480本、720本、1080本の信号(48
0p信号、720p信号、1080p信号)などの記録
・再生も行うようにできる。
【0024】また、この一実施形態では、ビデオ信号お
よびオーディオ信号は、MPEG2方式に基づき圧縮符
号化される。周知のように、MPEG2は、動き補償予
測符号化と、DCTによる圧縮符号化とを組み合わせた
ものである。MPEG2のデータ構造は、階層構造をな
しており、下位から、ブロック層、マクロブロック層、
スライス層、ピクチャ層、GOP層およびシーケンス層
となっている。
【0025】ブロック層は、DCTを行う単位であるD
CTブロックからなる。マクロブロック層は、複数のD
CTブロックで構成される。スライス層は、ヘッダ部
と、行間をまたがらない任意個のマクロブロックより構
成される。ピクチャ層は、ヘッダ部と、複数のスライス
とから構成される。ピクチャは、1画面に対応する。G
OP(Group Of Picture)層は、ヘッダ部と、フレーム内
符号化に基づくピクチャであるIピクチャと、予測符号
化に基づくピクチャであるPおよびBピクチャとから構
成される。
【0026】GOPには、最低1枚のIピクチャが含ま
れ、PおよびBピクチャは、存在しなくても許容され
る。最上層のシーケンス層は、ヘッダ部と複数のGOP
とから構成される。
【0027】MPEGのフォーマットにおいては、スラ
イスが1つの可変長符号系列である。可変長符号系列と
は、可変長符号を復号化しなければデータの境界を検出
できない系列である。
【0028】また、シーケンス層、GOP層、ピクチャ
層、スライス層およびマクロブロック層の先頭には、そ
れぞれ、バイト単位に整列された所定のビットパターン
を有する識別コード(スタートコードと称される)が配
される。なお、上述した各層のヘッダ部は、ヘッダ、拡
張データまたはユーザデータをまとめて記述したもので
ある。シーケンス層のヘッダには、画像(ピクチャ)の
サイズ(縦横の画素数)等が記述される。GOP層のヘ
ッダには、タイムコードおよびGOPを構成するピクチ
ャ数等が記述される。
【0029】スライス層に含まれるマクロブロックは、
複数のDCTブロックの集合であり、DCTブロックの
符号化系列は、量子化されたDCT係数の系列を0係数
の連続回数(ラン)とその直後の非0系列(レベル)を
1つの単位として可変長符号化したものである。マクロ
ブロックならびにマクロブロック内のDCTブロックに
は、バイト単位に整列した識別コードは付加されない。
すなわち、これらは、1つの可変長符号系列ではない。
【0030】マクロブロックは、画面(ピクチャ)を1
6画素×16ラインの格子状に分割したものである。ス
ライスは、例えばこのマクロブロックを水平方向に連結
してなる。連続するスライスの前のスライスの最後のマ
クロブロックと、次のスライスの先頭のマクロブロック
とは連続しており、スライス間でのマクロブロックのオ
ーバーラップを形成することは、許されていない。ま
た、画面のサイズが決まると、1画面当たりのマクロブ
ロック数は、一意に決まる。
【0031】一方、復号および符号化による信号の劣化
を避けるためには、符号化データ上で編集することが望
ましい。このとき、PピクチャおよびBピクチャは、そ
の復号に、時間的に前のピクチャあるいは前後のピクチ
ャを必要とする。そのため、編集単位を1フレーム単位
とすることができない。この点を考慮して、この一実施
形態では、1つのGOPが1枚のIピクチャからなるよ
うにしている。
【0032】また、例えば1フレーム分の記録データが
記録される記録領域が所定のものとされる。MPEG2
では、可変長符号化を用いているので、1フレーム期間
に発生するデータを所定の記録領域に記録できるよう
に、1フレーム分の発生データ量が制御される。さら
に、この一実施形態では、磁気テープへの記録に適する
ように、1スライスを1マクロブロックから構成すると
共に、1マクロブロックを、所定長の固定枠に当てはめ
る。
【0033】図1は、この一実施形態による記録再生装
置の記録側の構成の一例を示す。記録時には、所定のイ
ンターフェース例えばSDI(Serial Data Interface)
の受信部を介してディジタルビデオ信号が端子101か
ら入力される。SDIは、(4:2:2)コンポーネン
トビデオ信号とディジタルオーディオ信号と付加的デー
タとを伝送するために、SMPTEによって規定された
インターフェイスである。入力ビデオ信号は、ビデオエ
ンコーダ102においてDCT(Discrete Cosine Trans
form) の処理を受け、係数データに変換され、係数デー
タが可変長符号化される。ビデオエンコーダ102から
の可変長符号化(VLC)データは、MPEG2に準拠
したエレメンタリストリームである。この出力は、セレ
クタ103の一方の入力端に供給される。
【0034】一方、入力端子104を通じて、ANSI
/SMPTE 305Mによって規定されたインターフ
ェイスである、SDTI(Serial Data Transport Inter
face) のフォーマットのデータが入力される。この信号
は、SDTI受信部105で同期検出される。そして、
バッファに一旦溜め込まれ、エレメンタリストリームが
抜き出される。抜き出されたエレメンタリストリーム
は、セレクタ103の他方の入力端に供給される。
【0035】セレクタ103で選択され出力されたエレ
メンタリストリームは、ストリームコンバータ106に
供給される。ストリームコンバータ106では、MPE
G2の規定に基づきDCTブロック毎に並べられていた
DCT係数を、1マクロブロックを構成する複数のDC
Tブロックを通して、周波数成分毎にまとめ、まとめた
周波数成分を並べ替える。並べ替えられた変換エレメン
タリストリームは、パッキングおよびシャフリング部1
07に供給される。
【0036】エレメンタリストリームのビデオデータ
は、可変長符号化されているため、各マクロブロックの
データの長さが不揃いである。パッキングおよびシャフ
リング部107では、マクロブロックが固定枠に詰め込
まれる。このとき、固定枠からはみ出た部分は、固定枠
のサイズに対して余った部分に順に詰め込まれる。ま
た、タイムコード等のシステムデータが入力端子108
からパッキングおよびシャフリング部107に供給さ
れ、ピクチャデータと同様にシステムデータが記録処理
を受ける。また、走査順に発生する1フレームのマクロ
ブロックを並び替え、テープ上のマクロブロックの記録
位置を分散させるシャフリングが行われる。シャフリン
グによって、変速再生時に断片的にデータが再生される
時でも、画像の更新率を向上させることができる。
【0037】パッキングおよびシャフリング部107か
らのビデオデータおよびシステムデータ(以下、特に必
要な場合を除き、システムデータを含む場合も単にビデ
オデータと言う。)が外符号エンコーダ109に供給さ
れる。ビデオデータおよびオーディオデータに対するエ
ラー訂正符号としては、積符号が使用される。積符号
は、ビデオデータまたはオーディオデータの2次元配列
の縦方向に外符号の符号化を行い、その横方向に内符号
の符号化を行い、データシンボルを2重に符号化するも
のである。外符号および内符号としては、リードソロモ
ンコード(Reed-Solomon code) を使用できる。
【0038】外符号エンコーダ109の出力がシャフリ
ング部110に供給され、複数のECC(Error Correct
ig Code)ブロックにわたってシンクブロック単位で順番
を入れ替える、シャフリングがなされる。シンクブロッ
ク単位のシャフリングによって特定のECCブロックに
エラーが集中することが防止される。シャフリング部1
10でなされるシャフリングをインターリーブと称する
こともある。シャフリング部110の出力が混合部11
1に供給され、オーディオデータと混合される。なお、
混合部111は、後述のように、メインメモリにより構
成される。
【0039】112で示す入力端子からオーディオデー
タが供給される。この一実施形態では、非圧縮のディジ
タルオーディオ信号が扱われる。ディジタルオーディオ
信号は、入力側のSDI受信部(図示しない)またはS
DTI受信部105で分離されたもの、またはオーディ
オインターフェースを介して入力されたものである。入
力ディジタルオーディオ信号が遅延部113を介してA
UX付加部114に供給される。遅延部113は、オー
ディオ信号とビデオ信号と時間合わせ用のものである。
入力端子115から供給されるオーディオAUXは、補
助的データであり、オーディオデータのサンプリング周
波数等のオーディオデータに関連する情報を有するデー
タである。オーディオAUXは、AUX付加部114に
てオーディオデータに付加され、オーディオデータと同
等に扱われる。
【0040】AUX付加部114からのオーディオデー
タおよびAUX(以下、特に必要な場合を除き、AUX
を含む場合も単にオーディオデータと言う。)が外符号
エンコーダ116に供給される。外符号エンコーダ11
6は、オーディオデータに対して外符号の符号化を行
う。外符号エンコーダ116の出力がシャフリング部1
17に供給され、シャフリング処理を受ける。オーディ
オシャフリングとして、シンクブロック単位のシャフリ
ングと、チャンネル単位のシャフリングとがなされる。
【0041】シャフリング部117の出力が混合部11
1に供給され、ビデオデータとオーディオデータが1チ
ャンネルのデータとされる。混合部111の出力がID
付加部118が供給され、ID付加部118にて、シン
クブロック番号を示す情報等を有するIDが付加され
る。ID付加部118の出力が内符号エンコーダ119
に供給され、内符号の符号化がなされる。さらに、内符
号エンコーダ119の出力が同期付加部120に供給さ
れ、シンクブロック毎の同期信号が付加される。同期信
号が付加されることによってシンクブロックが連続する
記録データが構成される。この記録データは、記録アン
プ121を介して回転ヘッド122に供給され、磁気テ
ープ123上に記録される。なお、記録に当たって、記
録データに対して、例えば記録アンプ121で、従来技
術で既に述べた、数式(1)に示されるプリコード処理
が施される。回転ヘッド122は、実際には、隣接する
トラックを形成するヘッドのアジマスが互いに異なる複
数の磁気ヘッドが回転ドラムに取り付けられたものであ
る。
【0042】記録データに対して必要に応じてスクラン
ブル処理を行っても良い。また、記録時にディジタル変
調を行っても良く、さらに、パーシャル・レスポンスク
ラス4とビタビ符号を使用しても良い。
【0043】図2は、この発明の一実施形態の再生側の
構成の一例を示す。磁気テープ123から回転ヘッド1
22で再生された再生信号が再生アンプ131を介して
同期検出部132に供給される。再生信号に対して、等
化や波形整形などがなされる。また、ディジタル変調の
復調、ビタビ復号等が必要に応じてなされる。同期検出
部132は、シンクブロックの先頭に付加されている同
期信号を検出する。同期検出によって、シンクブロック
が切り出される。
【0044】同期検出ブロック132の出力が内符号デ
コーダ133に供給され、内符号のエラー訂正がなされ
る。内符号デコーダ133の出力がID補間部134に
供給され、内符号によりエラーとされたシンクブロック
のID例えばシンクブロック番号が補間される。ID補
間部134の出力が分離部135に供給され、ビデオデ
ータとオーディオデータとが分離される。上述したよう
に、ビデオデータは、MPEGのイントラ符号化で発生
したDCT係数データおよびシステムデータを意味し、
オーディオデータは、PCM(Pulse Code Modulation)
データおよびAUXを意味する。
【0045】分離部135からのビデオデータがデシャ
フリング部136において、シャフリングと逆の処理が
なされる。デシャフリング部136は、記録側のシャフ
リング部110でなされたシンクブロック単位のシャフ
リングを元に戻す処理を行う。デシャフリング部136
の出力が外符号デコーダ137に供給され、外符号によ
るエラー訂正がなされる。訂正できないエラーが発生し
た場合には、エラーの有無を示すエラーフラグがエラー
有りを示すものとされる。
【0046】外符号デコーダ137の出力がデシャフリ
ングおよびデパッキング部138に供給される。デシャ
フリングおよびデパッキング部138は、記録側のパッ
キングおよびシャフリング部107でなされたマクロブ
ロック単位のシャフリングを元に戻す処理を行う。ま
た、デシャフリングおよびデパッキング部138では、
記録時に施されたパッキングを分解する。すなわち、マ
クロブロック単位にデータの長さを戻して、元の可変長
符号を復元する。さらに、デシャフリングおよびデパッ
キング部138において、システムデータが分離され、
出力端子139に取り出される。
【0047】デシャフリングおよびデパッキング部13
8の出力が補間部140に供給され、エラーフラグが立
っている(すなわち、エラーのある)データが修整され
る。すなわち、変換前に、マクロブロックデータの途中
にエラーがあるとされた場合には、エラー箇所以降の周
波数成分のDCT係数が復元できない。そこで、例えば
エラー箇所のデータをブロック終端符号(EOB)に置
き替え、それ以降の周波数成分のDCT係数をゼロとす
る。同様に、高速再生時にも、シンクブロック長に対応
する長さまでのDCT係数のみを復元し、それ以降の係
数は、ゼロデータに置き替えられる。さらに、補間部1
40では、ビデオデータの先頭に付加されているヘッダ
がエラーの場合に、ヘッダ(シーケンスヘッダ、GOP
ヘッダ、ピクチャヘッダ、ユーザデータ等)を回復する
処理もなされる。
【0048】DCTブロックに跨がって、DCT係数が
DC成分および低域成分から高域成分へと並べられてい
るため、このように、ある箇所以降からDCT係数を無
視しても、マクロブロックを構成するDCTブロックの
それぞれに対して、満遍なくDCならびに低域成分から
のDCT係数を行き渡らせることができる。
【0049】補間部140の出力がストリームコンバー
タ141に供給される。ストリームコンバータ141で
は、記録側のストリームコンバータ106と逆の処理が
なされる。すなわち、DCTブロックに跨がって周波数
成分毎に並べられていたDCT係数を、DCTブロック
毎に並び替える。これにより、再生信号がMPEG2に
準拠したエレメンタリストリームに変換される。
【0050】また、ストリームコンバータ141の入出
力は、記録側と同様に、マクロブロックの最大長に応じ
て、十分な転送レート(バンド幅)を確保しておく。マ
クロブロックの長さを制限しない場合には、画素レート
の3倍のバンド幅を確保するのが好ましい。
【0051】ストリームコンバータ141の出力がビデ
オデコーダ142に供給される。ビデオデコーダ142
は、エレメンタリストリームを復号し、ビデオデータを
出力する。すなわち、ビデオデコーダ142は、逆量子
化処理と、逆DCT処理とがなされる。復号ビデオデー
タが出力端子143に取り出される。外部とのインター
フェースには、例えばSDIが使用される。また、スト
リームコンバータ141からのエレメンタリストリーム
がSDTI送信部144に供給される。SDTI送信部
144には、経路の図示を省略しているが、システムデ
ータ、再生オーディオデータ、AUXも供給され、SD
TIフォーマットのデータ構造を有するストリームへ変
換される。SDTI送信部144からのストリームが出
力端子145を通じて外部に出力される。
【0052】分離部135で分離されたオーディオデー
タがデシャフリング部151に供給される。デシャフリ
ング部151は、記録側のシャフリング部117でなさ
れたシャフリングと逆の処理を行う。デシャフリング部
117の出力が外符号デコーダ152に供給され、外符
号によるエラー訂正がなされる。外符号デコーダ152
からは、エラー訂正されたオーディオデータが出力され
る。訂正できないエラーがあるデータに関しては、エラ
ーフラグがセットされる。
【0053】外符号デコーダ152の出力がAUX分離
部153に供給され、オーディオAUXが分離される。
分離されたオーディオAUXが出力端子154に取り出
される。また、オーディオデータが補間部155に供給
される。補間部155では、エラーの有るサンプルが補
間される。補間方法としては、時間的に前後の正しいデ
ータの平均値で補間する平均値補間、前の正しいサンプ
ルの値をホールドする前値ホールド等を使用できる。補
間部155の出力が出力部156に供給される。出力部
156は、エラーであり、補間できないオーディオ信号
の出力を禁止するミュート処理、並びにビデオ信号との
時間合わせのための遅延量調整処理がなされる。出力部
156から出力端子157に再生オーディオ信号が取り
出される。
【0054】なお、図1および図2では省略されている
が、入力データと同期したタイミング信号を発生するタ
イミング発生部、記録再生装置の全体の動作を制御する
システムコントローラ(マイクロコンピュータ)等が備
えられている。
【0055】この一実施形態では、磁気テープへの信号
の記録は、回転する回転ヘッド上に設けられた磁気ヘッ
ドにより、斜めのトラックを形成する、ヘリカルスキャ
ン方式によって行われる。磁気ヘッドは、回転ドラム上
の、互いに対向する位置に、それぞれ複数個が設けられ
る。すなわち、磁気テープが回転ヘッドに180°程度
の巻き付け角で以て巻き付けられている場合、回転ヘッ
ドの180°の回転により、同時に複数本のトラックを
形成することができる。また、磁気ヘッドは、互いにア
ジマスの異なる2個で一組とされる。複数個の磁気ヘッ
ドは、隣接するトラックのアジマスが互いに異なるよう
に配置される。
【0056】図3は、上述した回転ヘッドにより磁気テ
ープ上に形成されるトラックフォーマットの一例を示
す。これは、1フレーム当たりのビデオおよびオーディ
オデータが8トラックで記録される例である。例えばフ
レーム周波数が29.97Hz、レートが50Mbp
s、有効ライン数が480本で有効水平画素数が720
画素のインターレス信号(480i信号)およびオーデ
ィオ信号が記録される。また、フレーム周波数が25H
z、レートが50Mbps、有効ライン数が576本で
有効水平画素数が720画素のインターレス信号(57
6i信号)およびオーディオ信号も、図3と同一のテー
プフォーマットによって記録できる。
【0057】互いに異なるアジマスの2トラックによっ
て1セグメントが構成される。すなわち、8トラック
は、4セグメントからなる。セグメントを構成する1組
のトラックに対して、アジマスと対応するトラック番号
〔0〕とトラック番号〔1〕が付される。図3に示され
る例では、前半の8トラックと、後半の8トラックとの
間で、トラック番号が入れ替えられると共に、フレーム
毎に互いに異なるトラックシーケンスが付される。これ
により、アジマスが異なる1組の磁気ヘッドのうち一方
が、例えば目詰まりなどにより読み取り不能状態に陥っ
ても、前フレームのデータを利用してエラーの影響を小
とできる。
【0058】トラックのそれぞれにおいて、両端側にビ
デオデータが記録されるビデオセクタが配され、ビデオ
セクタに挟まれて、オーディオデータが記録されるオー
ディオセクタが配される。なお、この図3および後述す
る図4は、テープ上のオーディオセクタの配置を示すも
のである。
【0059】図3のトラックフォーマットでは、8チャ
ンネルのオーディオデータを扱うことができるようにさ
れている。A1〜A8は、それぞれオーディオデータの
1〜8chのセクタを示す。オーディオデータは、セグ
メント単位で配列を変えられて記録される。オーディオ
データは、1フィールド期間で発生するオーディオサン
プル(例えばフィールド周波数が29.97Hzで、サン
プリング周波数が48kHzの場合には、800サンプル
または801サンプル)が偶数番目のサンプルと奇数番
目のサンプルとにわけられ、各サンプル群とAUXによ
って積符号の1ECCブロックが構成される。
【0060】図3では、1フィールド分のデータが4ト
ラックに記録されるので、オーディオデータの1チャン
ネル当たりの2個のECCブロックが4トラックに記録
される。2個のECCブロックのデータ(外符号パリテ
ィを含む)が4個のセクタに分割され、図3に示すよう
に、4トラックに分散されて記録される。2個のECC
ブロックに含まれる複数のシンクブロックがシャフリン
グされる。例えばA1の参照番号が付された4セクタに
よって、チャンネル1の2ECCブロックが構成され
る。
【0061】また、ビデオデータは、この例では、1ト
ラックに対して4ECCブロック分のデータがシャフリ
ング(インターリーブ)され、Upper Sideお
よびLower Sideで各セクタに分割され記録さ
れる。Lower Sideのビデオセクタには、所定
位置にシステム領域が設けられる。
【0062】なお、図3において、SAT1(Tr)お
よびSAT2(Tm)は、サーボロック用の信号が記録
されるエリアである。また、各記録エリアの間には、所
定の大きさのギャップ(Vg1,Sg1,Ag,Sg
2,Sg3およびVg2)が設けられる。
【0063】図3は、1フレーム当たりのデータを8ト
ラックで記録する例であるが、記録再生するデータのフ
ォーマットによっては、1フレーム当たりのデータを4
トラック、6トラックなどでの記録することができる。
図4Aは、1フレームが6トラックのフォーマットであ
る。この例では、トラックシーケンスが
〔0〕のみとさ
れる。
【0064】図4Bに示すように、テープ上に記録され
るデータは、シンクブロックと称される等間隔に区切ら
れた複数のブロックからなる。図4Cは、シンクブロッ
クの構成を概略的に示す。詳細は後述するが、シンクブ
ロックは、同期検出するためのSYNCパターン、シン
クブロックのそれぞれを識別するためのID、後続する
データの内容を示すDID、データパケットおよびエラ
ー訂正用の内符号パリティから構成される。データは、
シンクブロック単位でパケットとして扱われる。すなわ
ち、記録あるいは再生されるデータ単位の最小のものが
1シンクブロックである。シンクブロックが多数並べら
れて(図4B)、例えばビデオセクタが形成される(図
4A)。
【0065】図5は、記録/再生の最小単位である、ビ
デオデータのシンクブロックのデータ構成をより具体的
に示す。この一実施形態においては、記録するビデオデ
ータのフォーマットに適応して1シンクブロックに対し
て1個乃至は2個のマクロブロックのデータ(VLCデ
ータ)が格納されると共に、1シンクブロックのサイズ
が扱うビデオ信号のフォーマットに応じて長さが変更さ
れる。図5Aに示されるように、1シンクブロックは、
先頭から、2バイトのSYNCパターン、2バイトのI
D、1バイトのDID、例えば112バイト〜206バ
イトの間で可変に規定されるデータ領域および12バイ
トのパリティ(内符号パリティ)からなる。なお、デー
タ領域は、ペイロードとも称される。
【0066】先頭の2バイトのSYNCパターンは、同
期検出用であり、所定のビットパターンを有する。固有
のパターンに対して一致するSYNCパターンを検出す
ることで、同期検出が行われる。
【0067】図6Aは、ID0およびID1のビットア
サインの一例を示す。IDは、シンクブロックが固有に
持っている重要な情報を持っており、各2バイト(ID
0およびID1)が割り当てられている。ID0は、1
トラック中のシンクブロックのそれぞれを識別するため
の識別情報(SYNC ID)が格納される。SYNC
IDは、例えば各セクタ内のシンクブロックに対して
付された通し番号である。SYNC IDは、8ビット
で表現される。ビデオのシンクブロックとオーディオの
シンクブロックとでそれぞれ別個にSYNC IDが付
される。
【0068】ID1は、シンクブロックのトラックに関
する情報が格納される。MSB側をビット7、LSB側
をビット0とした場合、このシンクブロックに関して、
ビット7でトラックの上側(Upper)か下側(Lo
wer)かが示され、ビット5〜ビット2で、トラック
のセグメントが示される。また、ビット1は、トラック
のアジマスに対応するトラック番号が示され、ビット0
は、このシンクブロックがビデオデータおよびオーディ
オデータを区別するビットである。
【0069】図6Bは、ビデオの場合のDIDのビット
アサインの一例を示す。DIDは、ペイロードに関する
情報が格納される。上述したID1のビット0の値に基
づき、ビデオおよびオーディオで、DIDの内容が異な
る。ビット7〜ビット4は、未定義(Reserve
d)とされている。ビット3および2は、ペイロードの
モードであり、例えばペイロードのタイプが示される。
ビット3および2は、補助的なものである。ビット1で
ペイロードに1個あるいは2個のマクロブロックが格納
されることが示される。ビット0でペイロードに格納さ
れるビデオデータが外符号パリティであるかどうかが示
される。
【0070】図6Cは、オーディオの場合のDIDのビ
ットアサインの一例を示す。ビット7〜ビット4は、R
eservedとされている。ビット3でペイロードに
格納されているデータがオーディオデータであるか、一
般的なデータであるかどうかが示される。ペイロードに
対して、圧縮符号化されたオーディオデータが格納され
ている場合には、ビット3がデータを示す値とされる。
ビット2〜ビット0は、NTSC方式における、5フィ
ールドシーケンスの情報が格納される。すなわち、NT
SC方式においては、ビデオ信号の1フィールドに対し
てオーディオ信号は、サンプリング周波数が48kHz
の場合、800サンプルおよび801サンプルの何れか
であり、このシーケンスが5フィールド毎に揃う。ビッ
ト2〜ビット0によって、シーケンスの何処に位置する
かが示される。
【0071】図5に戻って説明すると、図5B〜図5E
は、上述のペイロードの例を示す。図5Bおよび図5C
は、ペイロードに対して、1および2マクロブロックの
ビデオデータ(可変長符号化データ)が格納される場合
の例をそれぞれ示す。図5Bに示される、1マクロブロ
ックが格納される例では、先頭の3バイトに、後続する
マクロブロックの長さを示す長さ情報LTが配される。
なお、長さ情報LTには、自分自身の長さを含んでも良
いし、含まなくても良い。また、図5Cに示される、2
マクロブロックが格納される例では、先頭に第1のマク
ロブロックの長さ情報LTが配され、続けて第1のマク
ロブロックが配される。そして、第1のマクロブロック
に続けて第2のマクロブロックの長さを示す長さ情報L
Tが配され、続けて第2のマクロブロックが配される。
長さ情報LTは、デパッキングのために必要な情報であ
る。
【0072】図5Dは、ペイロードに対して、ビデオA
UX(補助的)データが格納される場合の例を示す。先
頭の長さ情報LTには、ビデオAUXデータの長さが記
される。この長さ情報LTに続けて、5バイトのシステ
ム情報、12バイトのPICT情報、および92バイト
のユーザ情報が格納される。ペイロードの長さに対して
余った部分は、Reservedとされる。
【0073】図5Eは、ペイロードに対してオーディオ
データが格納される場合の例を示す。オーディオデータ
は、ペイロードの全長にわたって詰め込むことができ
る。オーディオ信号は、圧縮処理などが施されない、例
えばPCM形式で扱われる。これに限らず、所定の方式
で圧縮符号化されたオーディオデータを扱うようにもで
きる。
【0074】この一実施形態においては、各シンクブロ
ックのデータの格納領域であるペイロードの長さは、ビ
デオシンクブロックとオーディオシンクブロックとでそ
れぞれ最適に設定されているため、互いに等しい長さで
はない。また、ビデオデータを記録するシンクブロック
の長さと、オーディオデータを記録するシンクブロック
の長さとを、信号フォーマットに応じてそれぞれ最適な
長さに設定される。これにより、複数の異なる信号フォ
ーマットを統一的に扱うことができる。
【0075】図7Aは、MPEGエンコーダのDCT回
路から出力されるビデオデータ中のDCT係数の順序を
示す。DCTブロックにおいて左上のDC成分から開始
して、水平ならびに垂直空間周波数が高くなる方向に、
DCT係数がジグザグスキャンで出力される。その結
果、図7Bに一例が示されるように、全部で64個(8
画素×8ライン)のDCT係数が周波数成分順に並べら
れて得られる。
【0076】このDCT係数がMPEGエンコーダのV
LC部によって可変長符号化される。すなわち、最初の
係数は、DC成分として固定的であり、次の成分(AC
成分)からは、ゼロのランとそれに続くレベルに対応し
てコードが割り当てられる。従って、AC成分の係数デ
ータに対する可変長符号化出力は、周波数成分の低い
(低次の)係数から高い(高次の)係数へと、AC1
AC2 ,AC3 ,・・・と並べられたものである。可変
長符号化されたDCT係数をエレメンタリストリームが
含んでいる。
【0077】ストリームコンバータ106では、供給さ
れた信号のDCT係数の並べ替えが行われる。すなわ
ち、それぞれのマクロブロック内で、ジグザグスキャン
によってDCTブロック毎に周波数成分順に並べられた
DCT係数がマクロブロックを構成する各DCTブロッ
クにわたって周波数成分順に並べ替えられる。
【0078】図8は、このストリームコンバータ106
におけるDCT係数の並べ替えを概略的に示す。(4:
2:2)コンポーネント信号の場合に、1マクロブロッ
クは、輝度信号Yによる4個のDCTブロック(Y1
2 ,Y3 およびY4 )と、色度信号Cb,Crのそれ
ぞれによる2個ずつのDCTブロック(Cb1 ,C
2 ,Cr1 およびCr2 )からなる。
【0079】上述したように、ビデオエンコーダ102
では、MPEG2の規定に従いジグザグスキャンが行わ
れ、図8Aに示されるように、各DCTブロック毎に、
DCT係数がDC成分および低域成分から高域成分に、
周波数成分の順に並べられる。一つのDCTブロックの
スキャンが終了したら、次のDCTブロックのスキャン
が行われ、同様に、DCT係数が並べられる。
【0080】すなわち、マクロブロック内で、DCTブ
ロックY1 ,Y2 ,Y3 およびY4、DCTブロックC
1 ,Cb2 ,Cr1 およびCr2 のそれぞれについ
て、DCT係数がDC成分および低域成分から高域成分
へと周波数順に並べられる。そして、連続したランとそ
れに続くレベルとからなる組に、〔DC,AC1 ,AC
2 ,AC3 ,・・・〕と、それぞれ符号が割り当てられ
るように、可変長符号化されている。
【0081】ストリームコンバータ106では、可変長
符号化され並べられたDCT係数を、一旦可変長符号を
解読して各係数の区切りを検出し、マクロブロックを構
成する各DCTブロックに跨がって周波数成分毎にまと
める。この様子を、図8Bに示す。最初にマクロブロッ
ク内の8個のDCTブロックのDC成分をまとめ、次に
8個のDCTブロックの最も周波数成分が低いAC係数
成分をまとめ、以下、順に同一次数のAC係数をまとめ
るように、8個のDCTブロックに跨がって係数データ
を並び替える。
【0082】並び替えられた係数データは、DC
(Y1 ),DC(Y2 ),DC(Y3 ),DC
(Y4 ),DC(Cb1 ),DC(Cb2 ),DC(C
1 ),DC(Cr2 ),AC1 (Y1 ),AC1 (Y
2 ),AC1 (Y3 ),AC1 (Y4 ),AC1 (Cb
1 ),AC1 (Cb2 ),AC1 (Cr1 ),AC
1 (Cr2 ),・・・である。ここで、DC、AC1
AC2 、・・・は、図7を参照して説明したように、ラ
ンとそれに続くレベルとからなる組に対して割り当てら
れた可変長符号の各符号である。
【0083】ストリームコンバータ106で係数データ
の順序が並べ替えられた変換エレメンタリストリーム
は、パッキングおよびシャフリング部107に供給され
る。マクロブロックのデータの長さは、変換エレメンタ
リストリームと変換前のエレメンタリストリームとで同
一である。また、ビデオエンコーダ102において、ビ
ットレート制御によりGOP(1フレーム)単位に固定
長化されていても、マクロブロック単位では、長さが変
動している。パッキングおよびシャフリング部107で
は、マクロブロックのデータを固定枠に当てはめる。
【0084】図9は、パッキングおよびシャフリング部
107でのマクロブロックのパッキング処理を概略的に
示す。マクロブロックは、所定のデータ長を持つ固定枠
に当てはめられ、パッキングされる。このとき用いられ
る固定枠のデータ長を、記録および再生の際のデータの
最小単位であるシンクブロック長と一致させている。こ
れは、シャフリングおよびエラー訂正符号化の処理を簡
単に行うためである。図9では、簡単のため、1フレー
ムに8マクロブロックが含まれるものと仮定する。
【0085】可変長符号化によって、図9Aに一例が示
されるように、8マクロブロックの長さは、互いに異な
る。この例では、固定枠である1シンクブロックの長さ
と比較して、マクロブロック#1のデータ,#3のデー
タおよび#6のデータがそれぞれ長く、マクロブロック
#2のデータ,#5のデータ,#7のデータおよび#8
のデータがそれぞれ短い。また、マクロブロック#4の
データは、1シンクブロックと略等しい長さである。
【0086】パッキング処理によって、マクロブロック
が1シンクブロック長の固定長枠に詰め込まれる。過不
足無くデータを詰め込むことができるのは、1フレーム
期間で発生するデータ量が固定量に制御されているから
である。図9Bに一例が示されるように、1シンクブロ
ックと比較して長いマクロブロックは、シンクブロック
長に対応する位置で分割される。分割されたマクロブロ
ックのうち、シンクブロック長からはみ出た部分(オー
バーフロー部分)は、先頭から順に空いている領域に、
すなわち、長さがシンクブロック長に満たないマクロブ
ロックの後ろに、詰め込まれる。
【0087】図9Bの例では、マクロブロック#1の、
シンクブロック長からはみ出た部分が、先ず、マクロブ
ロック#2の後ろに詰め込まれ、そこがシンクブロック
の長さに達すると、マクロブロック#5の後ろに詰め込
まれる。次に、マクロブロック#3の、シンクブロック
長からはみ出た部分がマクロブロック#7の後ろに詰め
込まれる。さらに、マクロブロック#6のシンクブロッ
ク長からはみ出た部分がマクロブロック#7の後ろに詰
め込まれ、さらにはみ出た部分がマクロブロック#8の
後ろに詰め込まれる。こうして、各マクロブロックがシ
ンクブロック長の固定枠に対してパッキングされる。
【0088】各マクロブロックの長さは、ストリームコ
ンバータ106において予め調べておくことができる。
これにより、このパッキング部107では、VLCデー
タをデコードして内容を検査すること無く、マクロブロ
ックのデータの最後尾を知ることができる。
【0089】図10は、一実施形態で使用されるエラー
訂正符号の一例を示し、図10Aは、ビデオデータに対
するエラー訂正符号の1ECCブロックを示し、図10
Bは、オーディオデータに対するエラー訂正符号の1E
CCブロックを示す。図10Aにおいて、VLCデータ
がパッキングおよびシャフリング部107からのデータ
である。VLCデータの各行に対して、SYNCパター
ン、ID、DIDが付加され、さらに、内符号のパリテ
ィが付加されることによって、1SYNCブロックが形
成される。
【0090】すなわち、VLCデータの配列の垂直方向
に整列する所定数のシンボル(バイト)から10バイト
の外符号のパリティが生成され、その水平方向に整列す
る、ID、DIDおよびVLCデータ(または外符号の
パリティ)の所定数のシンボル(バイト)から内符号の
パリティが生成される。図10Aの例では、10個の外
符号パリティのシンボルと、12個の内符号のパリティ
のシンボルとが付加される。具体的なエラー訂正符号と
しては、リードソロモン符号が使用される。また、図1
0Aにおいて、1SYNCブロック内のVLCデータの
長さが異なるのは、59.94Hz、25Hz、23.
976Hzのように、ビデオデータのフレーム周波数が
異なるのと対応するためである。
【0091】図10Bに示すように、オーディオデータ
に対する積符号もビデオデータに対するものと同様に、
10シンボルの外符号のパリティおよび12シンボルの
内符号のパリティを生成するものである。オーディオデ
ータの場合は、サンプリング周波数が例えば48kHz
とされ、1サンプルが16ビットに量子化される。1サ
ンプルを他のビット数例えば24ビットに変換しても良
い。上述したフレーム周波数の相違に応じて、1SYN
Cブロック内のオーディオデータの量が相違している。
前述したように、1フィールド分のオーディオデータ/
1チャンネルによって2ECCブロックが構成される。
1ECCブロックには、偶数番目および奇数番目の一方
のオーディオサンプルとオーディオAUXとがデータと
して含まれる。
【0092】次に、この発明の主旨をなす、再生アンプ
131あるいは同期検出部132で行われるビタビ復号
について説明する。ビタビ復号処理は、再生アンプ13
1側で行うこともできるし、同期検出部132側で行う
ようにしてもよい。ここでは、再生アンプ131側で行
うとして説明する。
【0093】図11は、この一実施形態に適用できるビ
タビ復号回路の構成の一例を示す。従来技術で既に述べ
たように、再生データは、数式(2)に示される処理が
施され、3値データとされる。このデータが入力データ
として入力端10に入力される。入力データは、入力端
10からブランチメトリック演算(BMC)回路11に
供給されると共に、ディレイ回路12に供給される。デ
ィレイ回路12に供給された再生データは、(N−1)
クロックだけ遅延されて基準振幅レベル更新(RAU)
回路13に供給される。RAU回路13については、後
述する。
【0094】BMC回路11では、従来技術で述べた数
式(3)、(4)および(5)により、供給された入力
データと、基準振幅レベルのTOP値、BOTTOM値
および0値のそれぞれの値との差が計算される。なお、
TOP値、BOTTOM値および0値は、後述するRA
U回路13から供給される。BMC回路11から出力さ
れたデータが加算・比較・選択(ACS)回路14に供
給される。
【0095】ACS回路14では、従来技術で述べた数
式(6)〜(11)により、BMC回路11からのデー
タと過去のメトリック値とが加算される。そして、累積
メトリック値の小さい方が選択され、予測されるシリア
ルデータ(C0,C1)がパス記憶(PMU)回路15
に供給される。PMU回路15では、ACS回路14か
らの出力データをNクロック分保持し、正しいと思われ
るパスへ更新していく。PMU回路15において、異な
る状態(S0からS1、あるいは、S1からS0)に遷
移する場合に、後述するUpdate値が〔1〕とされ
る。Update値は、RAU回路15に供給される。
また、PMU回路15の出力が復号された再生データと
して出力端16に導出される。
【0096】図12は、この発明によるRAU回路13
の構成の一例を示す。このRAU回路13は、基準振幅
レベルのTOP値およびBOTTOM値のそれぞれにつ
いて設けられる。ここでは、TOP値に対応した例につ
いて説明する。BOTTOM値に対する回路13も、こ
のTOP値の回路と同様の処理が行われる。
【0097】ディレイ回路12で(N−1)クロック分
遅延された入力データが入力端20から入力され、第1
の比較回路21に供給される。第1の比較回路21に
は、後述するアップダウンカウンタ(UDC)26の出
力データ、すなわち、このRAU回路13の出力データ
も供給される。第1の比較回路21では、これら入力デ
ータおよび出力データとを比較し、比較結果としてUp
/Down値を出力する。第1の比較回路21では、A
>Bである場合にUp/Down値〔1〕を出力する。
Up/Down値は、第1の比較回路21からUDC2
6のUp/Down入力端に供給される。UDC26
は、このUp/Down値に基づき、アップカウントを
行うか、ダウンカウントを行うかが制御される。
【0098】上述したPMU回路15から出力されたU
pdate値が入力端22に入力される。Update
値は、入力端22から第2の比較回路25に供給され
る。第2の比較回路25には、固定値であるMAX値お
よびMIN値も供給される。さらに、第2の比較回路2
5には、UDC26の出力および第1の比較回路21の
比較結果も供給される。
【0099】MAX値およびMIN値は、基準振幅レベ
ルのTOP値の上限および下限をそれぞれ定める値であ
る。第2の比較回路25では、UDC26の出力と、こ
れらMAX値およびMIN値とがそれぞれ比較される。
比較結果は、それぞれチェック回路27に供給される。
それと共に、比較結果は、さらにUpdate値と比較
される。第2の比較回路25の比較結果に基づき、UD
C26のカウント動作が制御され、カウント値のオーバ
ーフローが起きないようにされる。
【0100】第2の比較回路25による処理を、さらに
詳細に説明する。第2の比較回路25において、TOP
値(あるいはBOTTOM値)の逆転現象を防ぐため、
先ず、基準振幅レベルの上限の最大値(MAX値)およ
び最小値(MIN値)がそれぞれ設定される。UDC2
6のカウント値がMAX値およびMIN値に達したかど
うかが検出され、上述のUp/Down値によるアップ
カウント/ダウンカウント指示を参照し、 a)アップカウント指示で、且つ、カウント値がMAX
値に等しいか、 b)ダウンカウント指示で、且つ、カウント値がMIN
値に等しい このa,b何方かの条件を満たした場合に、UDC26
によるカウント動作を行い、カウント値がMAX値およ
びMIN値と等しいかどうかを判定することによって、
オーバーフローが起きないようにしている。
【0101】この一実施形態では、図13に一例が示さ
れるように、第2の比較回路25は、複数のゲートと2
つの比較回路から構成される。入力端22から入力され
たUpdate値がANDゲート40および41の一方
の入力端に供給される。第1の比較回路21から出力さ
れたUp/Down値がANDゲート40の他方の入力
端に供給されると共に、反転されてANDゲート41の
他方の入力端に供給される。ANDゲート40の出力が
ANDゲート42の一方の入力端に供給される。AND
ゲート41の出力がANDゲート43の一方の入力端に
供給される。
【0102】入力端23から入力されたMAX値が比較
回路45の入力端Aに供給される。入力端24から入力
されたMIN値が比較回路46の入力端Aに供給され
る。比較回路45および46の入力端Bには、UDC2
6から出力された基準振幅レベルが供給される。比較回
路45の出力は、チェック回路27に供給されると共
に、ANDゲート42の他方の入力端に反転されて供給
される。また、比較回路46の出力は、チェック回路2
7に供給されると共に、ANDゲート43の他方の入力
端に反転されて供給される。ANDゲート42および4
3の出力は、ORゲート44に供給される。ORゲート
44の出力は、後述するイネーブル(EN)信号として
出力され、UDC26のEN入力端に供給される。
【0103】このような構成において、以下のような処
理が行われる。すなわち、 (1) Update=1 (2) 且つ、第1の比較回路21での比較結果が真、すな
わち入力データAが出力データBより大きい (3) 且つ、MAX値と出力データBとが等しくない か、または、 (4) Update=1 (5) 且つ、第1の比較回路21での比較結果が偽、すな
わち入力データAが出力データBと等しいか小さい (6) 且つ、MIN値と出力データBとが等しくない という条件を満たす場合に、イネーブル(EN)信号を
〔1〕(イネーブル状態)とする。すなわち、出力デー
タBがMAX値およびMIN値の間にあって、且つ、パ
スが分岐した場合に、信号ENが〔1〕とされる。
【0104】チェック回路27では、第2の比較回路2
5の比較回路45および46の出力に基づき、RAU回
路13の出力データが所定期間、MAX値あるいはMI
N値をとり続けているかどうかが検出される。すなわ
ち、第2の比較回路25は、カウンタを有し、RAU回
路13の出力データがMAX値およびMIN値を越えた
回数がカウントされる。MAX値およびMIN値の内の
何れか一方に関するカウントが所定期間tだけ続けられ
ると、チェック回路27から〔1〕が出力される。チェ
ック回路27の出力は、3入力のOR回路28に入力さ
れる。
【0105】OR回路28には、端子29から入力され
る信号SWと、端子30から入力される信号PBDTC
がさらに供給される。OR回路28では、チェック回路
27からの出力と、これら信号SWおよび信号PBDT
Cの3入力のORをとって、UDC26のセット信号入
力端に供給する。
【0106】なお、信号SWおよび信号PBDTCは、
共に磁気ヘッドに係わる信号である。例えば、互いにア
ジマスの異なるヘッドAおよびB、ヘッドCおよびDが
それぞれ一組とされ、回転ドラム上でヘッドA、Bの組
と、ヘッドC、Dの組とが互いに対向した位置に配置さ
れるとする。信号PBDTCは、ヘッドAで読み出しを
行っている状態から、ヘッドBで読み出しを行う状態へ
と遷移する際に変化する信号である。一方、信号SW
は、ヘッドA、Bで読み出しを行っている状態から、ヘ
ッドC、Dで読み出しを行う状態へと遷移する際に変化
する信号であって、例えば回転ヘッドの180°の回転
に対応する。実際には、これら信号SWおよび信号PB
DTCのエッジが検出され、OR回路28に供給され
る。
【0107】UDC26は、上述したPMU回路から出
力される、Update値が〔1〕となり、上述した第
2の比較回路25から出力される信号ENが〔1〕とな
ったときに動作するカウンタである。カウント毎のカウ
ント値は、外部から与えられる値である、CountV
al値によって決定される。CountVla値は、例
えば図示されないシステムコントローラから、端子32
を介してUDC26のCountVal入力端に供給さ
れる。
【0108】UDC26によるカウント動作は、信号E
Nの値が〔1〕とされイネーブル状態のときに行われ
る。なお、上述した第2の比較回路25での条件によ
り、信号ENがイネーブル状態であれば、Update
値が〔1〕であり、パスが更新されている。UDC26
において、カウント値のインクリメントを行うか、デク
リメントを行うかは、第1の比較回路21から供給され
るUp/Down値によって決められる。Up/Dow
n値は、上述もしたように、出力データと入力データの
比較結果に基づく。出力データは、すなわち現在の基準
振幅レベル値(3値データ)であり、これが入力データ
と比較され、基準振幅レベルが入力データの振幅に近づ
く方向に変化させられる。
【0109】UDC26のカウント値は、セット信号入
力端に供給されるセット信号によって、デフォルト値に
セットされる。例えばカウント値は、チェック回路27
の出力によりデフォルト値にセットされる。
【0110】図14は、チェック回路27の出力による
UDC26のカウント値のセットの様子を示す。一例と
して、期間AではMAX値に対応したカウントがなさ
れ、期間BではMIN値に対応したカウントがなされ
る。そして、期間Cでは、MAX値あるいはMIN値の
何方か一方(この例では、MAX値)のカウントが連続
的に長期間行われる。このカウントが所定期間tだけ続
けられると、入力データが異常であるとして、次のタイ
ミングで、チェック回路27から〔1〕が出力され(図
14のD)、UDC26のカウント値がデフォルト値、
例えば
〔0〕にセットされる。一方、期間A、Bでは、
同一カウントが期間tだけ継続されないため、UDC2
6のカウント値のデフォルト値へのセットは、行われな
い。このように制御を行うことで、UDC26の制御を
行う回路の暴走を防ぐことができる。
【0111】また、UDC26のカウント値は、信号S
Wおよび信号PBDTCに基づき、磁気ヘッドの切り替
え毎にデフォルト値にセットされる。図15Aに例示さ
れる磁気ヘッドからの再生信号のように、磁気ヘッドの
切り替えや、再生信号レベルが一定値以下に低下した点
では、入力信号の振幅の大きさが急激に変化し、その前
後のレベル追従の動作が不安定になる。信号SWや信号
PBDTCによって、UDC26のカウント値をデフォ
ルト値にセットすることで、このような場合でも、レベ
ル追従を行うころができるようになる。
【0112】また、図15Bおよび図15Cは、それぞ
れ信号SWおよび信号PBTDCの例を示す。この例で
は、信号SWでは、変化点のエッジが検出されて用いら
れ、信号PBDTCでは、立ち上がりのエッジが用いら
れている。磁気ヘッドAおよびCの切り替え時には、信
号SWに基づきUDC26のカウント値がデフォルト値
とされる。また、信号レベルが低下した部分では、信号
PBDTCによってカウント値がデフォルト値にされ
る。再生信号のドロップアウト期間などで、この信号P
BDTCによってカウント値がデフォルトにされる。
【0113】なお、上述したように、RAU回路13
は、TOP値およびBOTTO値のそれぞれに対して設
けられている。Update値が〔1〕とされ信号EN
が〔1〕となったときに、ディレイ回路12の出力デー
タのMSBを見て、TOPあるいはBOTTOMの何方
に対応したカウンタを更新するかが決められる。
【0114】図16は、この一実施形態によるRAU回
路13による基準振幅レベル追従が有効に作用する例を
示す。図16Aは、磁気ヘッドの1回のトレース中にド
ロップアウトなどが生じ信号が欠落すると共に、その前
後での再生信号の振幅レベルに急激な変化がある場合で
ある。例えば、記録時と異なるテープ速度で再生を行う
変速再生時に、磁気ヘッドが1回のトレースで複数トラ
ックを跨がるような場合に、このような現象が生ずる。
UDC26のカウント値は、信号PBDTCによりドロ
ップアウト時にデフォルト値とされる。そのため、ドロ
ップアウト前後での信号レベルの急変に対応できる。
【0115】図16Bは、再生信号の振幅の変化が小さ
い場合の例である。このような場合には、CountV
al値によってUDC26のカウント毎のカウント値を
小さく設定することで、振幅に対する追従性能を向上さ
せることができる。一方、図16Cに示すように、再生
信号の振幅の変化が大きい場合には、CountVal
値によってUDC26のカウント値を大きく設定するこ
とで、振幅に対する追従性能を向上させることができ
る。
【0116】この発明では、このように、CountV
al値によって基準振幅レベルの更新の時定数を変更す
ることができ、再生信号の振幅の大小に柔軟に対応する
ことができ、基準振幅レベルの追従性能が向上する。こ
のような、再生信号に応じたCountVal値の設定
は、例えば再生アンプ131の出力信号レベルを常にシ
ステムコントローラで監視することで行うことができ
る。
【0117】また、この一実施形態のようなディジタル
VTRでは、記録時と同一のテープ速度で再生を行う通
常再生時には、再生信号の振幅レベルが安定している
が、例えば変速再生時には、再生信号の振幅レベルが急
激に変化する。このような場合、それぞれの再生モード
で適正な時定数となるようにCountVal値を設定
することで、常にビタビ復号の復号性能を高く保つこと
ができる。
【0118】なお、上述では、この発明が磁気テープに
対してディジタルビデオ信号およびディジタルオーディ
オ信号を記録する、ディジタルVCRに適用するように
説明したが、これはこの例に限定されない。この発明
は、記録媒体からの再生信号をビタビ復号によって復号
化する、他の装置にも適用させることができる。例え
ば、ハードディスク装置や光磁気ディスクを記録媒体と
して用いた装置にも、この発明を適用することができ
る。また、記録媒体から再生された信号に限らず、例え
ば所定の伝送路を介して供給された信号に対して、この
発明を適用することも可能である。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ビタビ復号での生き残りパスを求める際の基準振幅
レベルの、入力信号に追従させた更新の時定数を、入力
信号の性質に応じて適応的に選択することができる。そ
のため、ビタビ復号における基準振幅レベルの、入力信
号に追従した更新を行う際に、入力信号の状況に合わせ
て、常に適正な追従性能を確保できるという効果があ
る。
【0120】そのため、この一実施形態によれば、例え
ば通常再生および変速再生のそれぞれの再生モードにお
いて適正な時定数を設定することで、常にビタビ復号の
復号性能を高く保つことができる効果がある。
【0121】また、この一実施形態によれば、信号SW
および信号PBDTCによって、アップダウンカウンタ
のカウント値をデフォルト値に戻すようにしている。そ
のため、入力信号の振幅レベルが急激に変化する場合で
も、アップダウンカウンタが異常動作に陥らず、安定し
た復号動作を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の記録側の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】この発明の一実施形態の再生側の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】トラックフォーマットの一例を示す略線図であ
る。
【図4】トラックフォーマットの他の例を示す略線図で
ある。
【図5】シンクブロックの構成の複数の例を示す略線図
である。
【図6】シンクブロックに付加されるIDおよびDID
の内容を示す略線図である。
【図7】ビデオエンコーダの出力の方法と可変長符号化
を説明するための略線図である。
【図8】ビデオエンコーダの出力の順序の並び替えを説
明するための略線図である。
【図9】順序の並び替えられたデータをシンクブロック
にパッキングする処理を説明するための略線図である。
【図10】ビデオデータおよびオーディオデータに対す
るエラー訂正符号を説明するための略線図である。
【図11】一実施形態に適用できるビタビ復号回路の構
成の一例を示すブロック図である。
【図12】この発明による基準振幅レベル更新回路の構
成の一例を示す
【図13】第2の比較回路の構成の一例を示すブロック
図である。
【図14】チェック回路の出力によるアップダウンカウ
ンタのカウント値のセットの様子を示す略線図である。
【図15】信号SWと信号PBDTCを説明するための
略線図である。
【図16】一実施形態による基準振幅レベル更新回路に
よる基準振幅レベル追従が有効に作用できる例を示す略
線図である。
【図17】NRZIの状態遷移図である。
【図18】ビタビ復号の動作原理を示す略線図である。
【図19】ビタビ復号の動作原理を示す略線図である。
【図20】ビタビ復号の動作原理を示す略線図である。
【図21】ビタビ復号の動作原理を示す略線図である。
【図22】基準振幅レベルの更新の様子の一例を示す略
線図である。
【符号の説明】
11・・・ブランチメトリック演算(BMC)回路、1
2・・・ディレイ回路、13・・・基準振幅レベル更新
(RAU)回路、14・・・加算・比較・選択(AC
S)回路、15・・・パス記憶(PMU)回路、21・
・・第1の比較回路、25・・・第2の比較回路、26
・・・アップダウンカウンタ(UDC)、27・・・チ
ェック回路、28・・・OR回路、121・・・記録ア
ンプ、123・・・磁気テープ、131・・・再生アン
プ、132・・・SYNC検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 雅明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D044 FG04 FG06 GL31 GL32 5J065 AA01 AB02 AB05 AC03 AD10 AE06 AF02 AG05 AH08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビタビ復号の復号化を行う際に、基準振
    幅レベルを入力信号の振幅レベルに追従させるようにし
    た信号処理装置において、 入力信号の振幅レベルと基準振幅レベルとを比較する第
    1の比較手段と、 上記基準振幅レベルを上記入力信号の振幅レベルに近付
    けるように、上記第1の比較手段の比較結果に基づき上
    記基準振幅レベルの値を与えるカウント値のインクリメ
    ントおよび/またはデクリメントを行い、上記基準振幅
    レベルの更新を行うカウント手段と、 上記基準振幅レベルの可変範囲の最大値と最小値とが与
    えられ、上記最大値および上記最小値と、上記基準振幅
    レベルとをそれぞれ比較する第2の比較手段とを有し、 上記カウント手段は、パスが更新されている条件下で、
    上記第1の比較手段の比較結果と上記第2の比較手段の
    比較結果とに基づき動作が制御されるようにしたことを
    特徴とする信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の信号処理装置におい
    て、 上記基準振幅レベルと上記最大値あるいは上記最小値と
    が一定時間以上等しい場合に、上記カウンタ手段の上記
    カウント値を所定の値に設定するようにしたことを特徴
    とする信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の信号処理装置におい
    て、 上記入力信号の振幅レベルが一定値以下に低下した場合
    に、上記カウンタ手段の上記カウント値を所定の値に設
    定するようにしたことを特徴とする信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の信号処理装置におい
    て、 上記カウンタ手段での上記インクリメントおよび/また
    はデクリメント毎のカウント値が上記入力信号の性質に
    応じて適応的に選択されるようになし、上記基準振幅レ
    ベルの更新を行う時定数を可変としたことを特徴とする
    信号処理装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に記録されたディジタル信号を
    再生し、再生信号をビタビ復号によって復号化する際
    に、基準振幅レベルを再生信号の振幅レベルに追従させ
    るようにした再生装置において、 入力信号の振幅レベルと基準振幅レベルとを比較する第
    1の比較手段と、 上記基準振幅レベルを上記入力信号の振幅レベルに近付
    けるように、上記第1の比較手段の比較結果に基づき上
    記基準振幅レベルの値を与えるカウント値のインクリメ
    ントおよび/またはデクリメントを行い、上記基準振幅
    レベルの更新を行うカウント手段と、 上記基準振幅レベルの可変範囲の最大値と最小値とが与
    えられ、上記最大値および上記最小値と、上記基準振幅
    レベルとをそれぞれ比較する第2の比較手段とを有し、 上記カウント手段は、パスが更新されている条件下で、
    上記第1の比較手段の比較結果と上記第2の比較手段の
    比較結果とに基づき動作が制御されるようにしたことを
    特徴とする再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の再生装置において、 上記基準振幅レベルと上記最大値あるいは上記最小値と
    が一定時間以上等しい場合に、上記カウンタ手段の上記
    カウント値を所定の値に設定するようにしたことを特徴
    とする再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の再生装置において、 上記入力信号の振幅レベルが一定値以下に低下した場合
    に、上記カウンタ手段の上記カウント値を所定の値に設
    定するようにしたことを特徴とする再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の再生装置において、 上記カウンタ手段での上記インクリメントおよび/また
    はデクリメント毎のカウント値が上記入力信号の性質に
    応じて適応的に選択されるようになし、上記基準振幅レ
    ベルの更新を行う時定数を可変としたことを特徴とする
    再生装置。
  9. 【請求項9】 ビタビ復号の復号化を行う際に、基準振
    幅レベルを入力信号の振幅レベルに追従させるようにし
    た信号処理方法において、 入力信号の振幅レベルと基準振幅レベルとを比較する第
    1の比較のステップと、上記基準振幅レベルを上記入力
    信号の振幅レベルに近付けるように、上記第1の比較の
    ステップの比較結果に基づき上記基準振幅レベルの値を
    与えるカウント値のインクリメントおよび/またはデク
    リメントを行い、上記基準振幅レベルの更新を行うカウ
    ントのステップと、 上記基準振幅レベルの可変範囲の最大値と最小値とが与
    えられ、上記最大値および上記最小値と、上記基準振幅
    レベルとをそれぞれ比較する第2の比較のステップとを
    有し、 上記カウントのステップは、パスが更新されている条件
    下で、上記第1の比較のステップの比較結果と上記第2
    の比較のステップの比較結果とに基づき動作が制御され
    るようにしたことを特徴とする信号処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1317709C (zh) * 2003-01-27 2007-05-23 三星电子株式会社 用于光记录/再现设备的故障信号检测设备和方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1317709C (zh) * 2003-01-27 2007-05-23 三星电子株式会社 用于光记录/再现设备的故障信号检测设备和方法

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