JP2000194394A - 音声認識制御装置 - Google Patents

音声認識制御装置

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JP2000194394A
JP2000194394A JP10369529A JP36952998A JP2000194394A JP 2000194394 A JP2000194394 A JP 2000194394A JP 10369529 A JP10369529 A JP 10369529A JP 36952998 A JP36952998 A JP 36952998A JP 2000194394 A JP2000194394 A JP 2000194394A
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voice
input
control device
microphone
command
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JP10369529A
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Hiroyuki Iwa
博之 岩
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Kojima Press Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者の位置と想定される位置とは異なる位
置から発生される音声に対しても十分な感度を持って入
力して音声認識処理を行なう。 【解決手段】 音声認識制御装置20は、運転席前方に
設置された第1マイク22および第1認識開始スイッチ
24と、助手席前方に設置された第2マイク23および
第2認識開始スイッチ25とを備える。電子制御ユニッ
ト30は、第1認識開始スイッチ24が操作されたとき
には第1マイク22から入力される音声信号によって音
声認識処理を行ない、第2認識開始スイッチ25が操作
されたときには第2マイク23から入力される音声信号
によって音声認識処理を行なう。この結果、運転者によ
る音声と助手席に座った人による音声とに拘わらず、十
分な感度を持って音声を入力して音声認識処理を行なう
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声認識制御装置
に関し、詳しくは、入力された音声を少なくとも一つの
コマンドと照らすことにより実行コマンドとして認識し
実行する音声認識制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の音声認識装置としては、
音声の発生源と思われる方向に向けられたマイクから入
力された音声をコマンドとして認識して実行する音声認
識制御装置(例えば、運転席にマイクが向けられた車載
されたナビゲーションシステムやオーディオシステム,
空調システムなどの操作のための音声認識制御装置な
ど)が提案されている。この装置は、操作者としての運
転者にマイクが向けられることにより音声のコマンドと
しての認識率を高めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た音声認識制御装置では、運転者にマイクが向けられて
いるため、同乗者によって発生される音声に対しては十
分な感度が得られず、同乗者によって発生される音声を
コマンドとして認識させて実行させることが困難な場合
を生じるといった問題があった。この問題を解決する手
法としてはマイクの指向性をなくし、その感度を高くす
ることも考えられるが、こうした装置では、マイクから
雑音を多く入力するから、音声の認識率の低下を招いて
しまう。
【0004】こうした問題は、車載されるシステムの操
作のための音声認識制御装置にだけ生じることではな
く、船内に設置されたナビゲーションシステムや送受信
システムの操作のための音声認識制御装置,家屋内に設
置された空調システムやオーディオシステムなどを操作
するための音声認識制御装置,工場内に設置された工作
機械などを操作するための音声認識制御装置などあらゆ
る音声認識制御装置においても同様に生じる問題であ
る。
【0005】本発明の音声認識制御装置は、操作者の位
置と想定される位置とは異なる位置から発生される音声
に対しても十分な感度を持って入力し、この音声をコマ
ンドとして認識することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の音声認識制御装置は、上述の目的の少なくとも一
部を達成するために以下の手段を採った。
【0007】本発明の第1の音声認識制御装置は、音声
認識された実行コマンドを実行する音声認識制御装置で
あって、音声を入力する第1音声入力手段と、該第1音
声入力手段とは異なる位置に配置され、該位置において
音声を入力する第2音声入力手段と、前記第1音声入力
手段と前記第2音声入力手段のうちから一方を選択する
選択手段と、該選択された音声入力手段により入力され
た音声に基づいて音声信号を生成する音声信号生成手段
と、少なくとも一つのコマンドを記憶するコマンド記憶
手段と、前記音声信号生成手段により生成された音声信
号と前記コマンド記憶手段により記憶された少なくとも
一つのコマンドとに基づいて前記入力された音声信号を
前記実行コマンドとして認識するコマンド認識手段とを
備えることを要旨とする。
【0008】この本発明の第1の音声認識制御装置で
は、異なる位置に配置された二つの音声入力手段の一方
から入力される音声を選択し、この音声に基づいて音声
の認識がなされるから、感度や入力レベルの高い方の音
声を選択するものとすることにより、音声の認識をより
確実に行なうことができる。
【0009】こうした本発明の第1の音声認識制御装置
において、前記選択手段は、前記第1音声入力手段によ
り入力された音声のレベルと前記第2音声入力手段によ
り入力された音声のレベルとを比較してレベルの高い音
声入力手段を選択する手段であるものとすることもでき
る。こうすれば、より高いレベルの音声に基づいて音声
を認識することができる。この音声認識制御装置におい
て、前記音声信号生成手段は、前記選択手段により選択
された音声入力手段により入力された音声の信号から該
選択手段により選択されなかった音声入力手段により入
力された音声の信号を減じた信号を音声信号として生成
する手段であるものとすることもできる。こうすれば、
雑音の基づく信号を除去して音声に基づく信号をクロー
ズアップするから、より確実に音声を認識することがで
きる。
【0010】本発明の第2の音声認識制御装置は、音声
認識された実行コマンドを実行する音声認識制御装置で
あって、音声に対する指向性が変更可能な音声入力手段
と、該音声入力手段の指向性を設定する指向性設定手段
と、少なくとも一つのコマンドを記憶するコマンド記憶
手段と、前記音声入力手段により入力された音声と前記
コマンド記憶手段により記憶された少なくとも一つのコ
マンドとに基づいて前記入力された音声を実行コマンド
として認識するコマンド認識手段とを備えることを要旨
とする。
【0011】この本発明の第2の音声認識制御装置で
は、音声の発生源に音声入力手段の指向性を変更して音
声の認識を行なうことにより、より確実に音声の認識を
行なうことができる。
【0012】こうした本発明の第2の音声認識制御装置
において、前記音声入力手段は、音声に対して入力指向
の方向および/または位置を変更することによって指向
性を変更する手段であるものとすることもできる。こう
すれば、音声入力手段の指向性を物理的に変更すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は、本発明の一実施例である
音声認識制御装置20の概略を示す構成図である。実施
例の音声認識制御装置20は、車載される空調装置40
とオーディオ装置50とを音声により操作するためのも
のである。
【0014】図示するように、音声認識制御装置20
は、二つの音声入力手段としての第1マイク22および
第2マイク23と、音声認識の開始を入力する第1認識
開始スイッチ24および第2認識開始スイッチ25と、
種々のアナウンスを発声するスピーカ26と、現在選択
可能なコマンドを表示する液晶ディスプレイ28と、音
声認識制御装置20全体を制御する電子制御ユニット3
0とを備える。
【0015】第1マイク22は、運転席前方に運転席の
方に向けて設置されており、運転者の音声を感度よく入
力できるようになっている。一方、第2マイク23は、
助手席前方に助手席の方に向けて設置されており、助手
席に座った人の音声を感度よく入力できるようになって
いる。
【0016】第1認識開始スイッチ24は、運転席前方
に設置されており、運転者に操作されることにより、第
1マイク22により入力される音声の認識による空調装
置40やオーディオ装置50の操作を開始するスイッチ
信号SW1を電子制御ユニット30に出力する。第2認
識開始スイッチ25は、助手席前方に設置されており、
助手席に座った人に操作されることにより、第2マイク
23により入力される音声の認識による空調装置40や
オーディオ装置50の操作を開始するためのスイッチ信
号SW2を電子制御ユニット30に出力する。なお、第
1認識開始スイッチ24と第2認識開始スイッチ25と
は選択的であり、一方を操作すると、操作された認識開
始スイッチのスイッチ信号がONとなり、他方の認識開
始スイッチのスイッチ信号がOFFとなる。
【0017】電子制御ユニット30は、CPU32を中
心として構成された1チップマイクロコンピュータであ
り、その内部には処理プログラムや図2に例示する階層
構造のコマンドを予め記憶した内部ROM34と、デー
タを一時的に記憶する内部RAM36と、各種入力ポー
トおよび出力ポートとが備えられている。入力ポートに
は、第1および第2マイク22,23により入力される
音声信号VS1,VS2や第1および第2認識開始スイ
ッチ24,25からのスイッチ信号SW1,SW2の
他、図示しないクロック発振回路から出力されるクロッ
ク信号などが入力されており、出力ポートからは、スピ
ーカ26へのアナウンス信号ASや液晶ディスプレイ2
8へのディスプレイ信号DS,空調装置40への制御信
号C1,オーディオ装置50への制御信号C2など出力
されている。なお、説明の容易のために、マイク22や
スピーカ26等と電子制御ユニット30とに介在する増
幅回路やアナログ信号をデジタル信号に変換する符号化
回路,デジタル信号をアナログ信号に復号化回路、電子
制御ユニット30と液晶ディスプレイ28とに介在する
グラフィックコントローラなどの図示は省略した。
【0018】こうして構成された実施例の音声認識制御
装置20は、第1認識開始スイッチ24が操作される
と、図示しない音声認識制御ルーチンに基づいて、運転
席前方に設置された第1マイク22により入力された音
声信号を、内部ROM34に記憶された階層構造のコマ
ンドのいずれであるかを認識する認識処理を行ない、認
識されたコマンドを実行コマンドとして実行し、空調装
置40やオーディオ装置50を操作する。また、第2認
識開始スイッチ25が操作されると、音声認識制御装置
20は、第1認識開始スイッチ24が操作されたときと
同様に、図示しない音声認識制御ルーチンに基づいて、
助手席前方に設置された第2マイク23により入力され
た音声信号によってコマンドの認識処理を行ない、認識
されたコマンドを実行コマンドとして実行し、空調装置
40やオーディオ装置50を操作する。
【0019】以上説明した実施例の音声認識制御装置2
0によれば、運転席前方と助手席前方にそれぞれマイク
を設置し、使用するマイクを選択できるようにしたの
で、運転者の音声によるコマンドの認識処理と助手席に
座った人の音声によるコマンドの認識処理とを同様に高
い認識率で行なうことができる。
【0020】実施例の音声認識制御装置20では、第1
認識開始スイッチ24と第2認識開始スイッチ25を選
択的なものとし、第1マイク22から入力された音声に
よるコマンドの認識処理と第2マイク23から入力され
た音声によるコマンドの認識処理とを択一的なものとし
たが、第1認識開始スイッチ24と第2認識開始スイッ
チ25とを並列なものとし、第1マイク22から入力さ
れた音声によるコマンドの認識処理と第2マイク23か
ら入力された音声によるコマンドの認識処理とを並列に
同時に行ないうるものとしてもよい。
【0021】実施例の音声認識制御装置20では、第1
マイク22を運転席前方に設置し、第2マイク23を助
手席前方に設置したが、第1マイク22についてはステ
アリングやアームレスト,サンバイザーなどに設置し、
第2マイク23についてもアームレストやサンバイザー
などに設置するものとしてもよい。
【0022】次に本発明の第2の実施例としての音声認
識制御装置120について説明する。図3は、第2実施
例の音声認識制御装置120の概略を示す構成図であ
る。第2実施例の音声認識制御装置120は、認識開始
スイッチとして認識開始スイッチ124を一つだけしか
備えない点と電子制御ユニット130が波形合成回路1
38を備える点とを除いて第1実施例の音声認識制御装
置20と同一の構成をしている。したがって、第2実施
例の音声認識制御装置120の構成のうち第1実施例の
音声認識制御装置20の構成と同一の構成については、
その説明は省略する。なお、第2実施例の音声認識制御
装置120の構成の符号は第1実施例の音声認識制御装
置20の構成の符号に100を加えたものとして表示
し、各信号の符号については同一のものとした。
【0023】認識開始スイッチ124は、運転席前方と
助手席前方の間に設置されており、運転者または助手席
に座った人に操作されることにより、第1マイク122
および第2マイク123により入力される音声の認識に
よる空調装置40やオーディオ装置50の操作を開始す
るスイッチ信号SWを電子制御ユニット30に出力す
る。
【0024】波形合成回路138は、後述する音声認識
制御ルーチンに従って、二つのマイク122,123の
うちの主マイクとされたマイクから入力された音声信号
からもう一方のマイクから入力された音声信号を減じて
入力音声信号CSを生成する回路である。
【0025】こうして構成された第2実施例の音声認識
制御装置120は、図4に例示する音声認識制御ルーチ
ンを繰り返し実行することにより、入力された音声をコ
マンドとして認識し実行することにより空調装置40や
オーディオ装置50を操作する。なお、この音声認識制
御ルーチンは、認識開始スイッチ124が操作されてス
イッチ信号SWがONとされた後に、所定時間毎に繰り
返し実行される。
【0026】音声認識制御ルーチンが実行されると、C
PU32は、まず二つのマイク122,123から入力
される音声信号を読み込む処理を実行し(ステップS1
00)、読み込んだそれぞれの音声信号の音声レベルの
高低を判定する(ステップS110)。そして、音声レ
ベルの高い音声信号が得られるマイクを主マイクと決定
すると共に他方を副マイクと決定する(ステップS12
0)。このように決定することは、音声に対して感度の
高いマイクを主マイクに設定すると共に、感度の低いマ
イクを副マイクに設定することに相当する。
【0027】続いて、二つのマイク122,123が決
定した主マイクと副マイクのいずれであるかを伝達する
信号を波形合成回路138に出力することにより、波形
合成回路138で波形合成される際の減じられる音声信
号を主マイクにより入力される音声信号とし、減じる音
声信号を副マイクにより入力される音声信号として、合
成波形である入力音声信号CSを生成する(ステップS
130)。このように音声レベルの高い音声信号から音
声レベルの低い音声信号を減じて入力音声信号CSを生
成することにより、音声以外の雑音を除去し、音声をク
ローズアップすることができる。
【0028】こうして生成された入力音声信号CSが内
部ROM34に記憶された階層構造のコマンドのうちの
いずれに該当するか認識するコマンドの認識処理を行な
い(ステップS140)、認識されたコマンドを実行コ
マンドとして実行することにより(ステップS15
0)、空調装置40やオーディオ装置50の操作を行な
う。なお、コマンドの認識処理やコマンドの実行につい
ての詳細な説明は、本発明の説明に不要であるから、こ
れ以上の詳細な説明は省略する。
【0029】以上説明した第2実施例の音声認識制御装
置120によれば、音声に対して感度の高いマイクを主
マイクに設定すると共に感度の低いマイクを副マイクに
設定するから、音声を発した者が運転者であるか助手席
に座った人であるかに拘わらず、高い認識率で音声を認
識することができる。しかも、主マイクと副マイクの設
定に対して音声を発するだけで他の何らの操作も必要と
しない。また、実施例の音声認識制御装置120によれ
ば、主マイクにより入力される音声信号から副マイクに
より入力される音声信号を減じて音声認識用の音声信号
である入力音声信号CSを生成するから、音声以外の雑
音を除去して音声をクローズアップすることができる。
この結果、音声の認識率を向上させることができる。
【0030】第2実施例の音声認識制御装置120で
は、第1マイク122と第2マイク123とから入力さ
れた音声のレベルによって主マイクと副マイクとを決定
したが、第1実施例の音声認識制御装置20のように、
運転席前方と助手席前方にそれぞれ認識開始スイッチを
設置し、運転席前方に設置された認識開始スイッチが操
作されたときには運転席前方に設置された第1マイク1
22を主マイクに設定し、助手席前方に設置された認識
開始スイッチが操作されたときには助手席前方に設置さ
れた第2マイク123を主マイクに設定するものとして
もよい。
【0031】また、第2実施例の音声認識制御装置12
0では、主マイクにより入力される音声信号から副マイ
クにより入力される音声信号を減じて入力音声信号CS
を生成する波形合成回路138を備えたが、波形合成回
路138を備えず、主マイクから入力された音声信号を
用いてコマンドの認識処理を行なうものとしてもよい。
【0032】さらに、第2実施例の音声認識制御装置1
20では、コマンドの音声認識処理を開始する必要から
認識開始スイッチ124を備えたが、コマンドの音声認
識処理を開始する特定のコマンド(例えば「認識開始」
など)を予め内部ROM34の所定アドレスに記憶して
おき、第1マイク122または第2マイク123のいず
れかから入力された音声信号を特定のコマンドとして認
識したときに、コマンドの認識処理を開始するものとし
てもよい。こうすれば、認識開始スイッチ124を不要
にすることができる。
【0033】次に、本発明の第3の実施例である音声認
識制御装置220について説明する。図5は、第3実施
例の音声認識制御装置220の概略を示す構成図であ
る。第3実施例の音声認識制御装置220は、一つのマ
イク222だけを備える点を除いて第1実施例の音声認
識制御装置20と同一の構成をしている。したがって、
第3実施例の音声認識制御装置220の構成のうち第1
実施例の音声認識制御装置20の構成と同一の構成につ
いては、その説明は省略する。なお、第3実施例の音声
認識制御装置220の構成の符号は第1実施例の音声認
識制御装置20の構成の符号に200を加えたものとし
て表示し、各信号の符号については同一のものとした。
【0034】マイク222は、運転席と助手席との中間
位置の前方に取り付けられた水平方向に回転可能な台座
222aに取り付けられている。台座222aには、駆
動モータ222bが取り付けられており、駆動モータ2
22bによりその水平方向の向きを変更できるようにな
っている。そして、この駆動モータ222bは、電子制
御ユニット230と接続されており、電子制御ユニット
230からの駆動信号により制御されている。
【0035】こうして構成された第3実施例の音声認識
制御装置220は、次のように動作する。運転席前方に
設置された第1認識開始スイッチ224が操作される
と、この第1認識開始スイッチ224から出力されるス
イッチ信号SW1の入力に従って、CPU232は、電
子制御ユニット230から駆動モータ222bにマイク
222を運転者に向けるための駆動信号を出力する。こ
の結果、マイク222は運転者に向けられるから、運転
者による音声を感度よく入力することができる。一方、
助手席前方に設置された第2認識開始スイッチ225が
操作されると、この第2認識開始スイッチ225から出
力されるスイッチ信号SW2の入力に従って、CPU2
32は、電子制御ユニット230から駆動モータ222
bにマイク222を助手席に向けるための駆動信号を出
力する。この結果、マイク222は助手席に向けられる
から、助手席に座った人による音声を感度よく入力する
ことができる。
【0036】第3実施例の音声認識制御装置220で
は、方向を変えて入力された音声信号に基づいてコマン
ドの認識処理を行ない、認識されたコマンドを実行する
ことにより、空調装置240やオーディオ装置250の
操作を行なう。
【0037】以上説明した第3実施例の音声認識制御装
置220によれば、運転席と助手席の中間位置の前方に
水平方向に回転可能なマイク222を発声者に向けて音
声を入力するから、運転者による音声と助手席に座った
人による音声に拘わらず、高い音声の認識率を維持する
ことができる。この結果、コマンドの音声認識処理にお
ける認識率を向上させることができる。
【0038】第3実施例の音声認識制御装置220で
は、運転席前方と助手席前方にそれぞれ認識開始スイッ
チ224,225を設置したが、音声を入力する際に駆
動モータ222bを制御してマイク222を水平方向に
若干回転させ、回転中にマイク222から入力する音声
信号のレベルを判定し、音声信号のレベルが最も高い位
置にマイク222の向きを設定するものとしてもよい。
こうすれば認識開始スイッチが不要となるだけでなく、
最も感度のよい方向にマイク222を向けることができ
る。この結果、コマンドの認識処理における認識率を向
上させることができる。この構成の場合、常にマイク2
22から入力される音声信号のレベルを検出してマイク
222の向き最も感度のよい方向に向けるフィードバッ
ク制御を行なうものとしてもよい。
【0039】以上説明した第1実施例ないし第3実施例
の音声認識制御装置20,120,220では、車載に
搭載される空調装置40,140,240やオーディオ
装置50,150,250の操作を音声の認識により行
なうものとした構成に適用して説明したが、車載される
ナビゲーションシステムの操作を音声の認識により行な
うものとした構成に適用する場合は勿論、船内に設置さ
れたナビゲーションシステムや送受信システムなどの操
作を音声の認識により行なうものとした構成や家屋内に
設置された空調システムやオーディオシステムなどの操
作を音声の認識により行なうものとした構成,工場内に
設置された工作機械などの操作を音声の認識により行な
うものとした構成などあらゆるシステムの操作を音声の
認識により行なうものとした構成に適用することができ
る。
【0040】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である音声認識制御装置2
0の概略を示す構成図である。
【図2】 実施例の音声認識制御装置20の内部ROM
34に予め記憶されている階層構造のコマンドの一例を
示す説明図である。
【図3】 本発明の第2実施例の音声認識制御装置12
0の概略を示す構成図である。
【図4】 第2実施例の音声認識制御装置120で実行
される音声認識制御ルーチンの一例を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の第3実施例の音声認識制御装置220
の概略を示す構成図である。
【符号の説明】
20,120,220 音声認識制御装置、22,12
2 第1マイク、23,123 第2マイク、24,2
24 第1認識開始スイッチ、25,225第2認識開
始スイッチ、124 認識開始スイッチ、26,12
6,226 スピーカ、28,128,228 液晶デ
ィスプレイ、30,130,230 電子制御ユニッ
ト、32,132,232 CPU、34 内部RO
M、36 内部RAM、40,140,240 空調装
置、50,150,250 オーディオ装置、222
マイク、222a 台座、222b 駆動モータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声認識された実行コマンドを実行する
    音声認識制御装置であって、 音声を入力する第1音声入力手段と、 該第1音声入力手段とは異なる位置に配置され、該位置
    において音声を入力する第2音声入力手段と、 前記第1音声入力手段と前記第2音声入力手段のうちか
    ら一方を選択する選択手段と、 該選択された音声入力手段により入力された音声に基づ
    いて音声信号を生成する音声信号生成手段と、 少なくとも一つのコマンドを記憶するコマンド記憶手段
    と、 前記音声信号生成手段により生成された音声信号と前記
    コマンド記憶手段により記憶された少なくとも一つのコ
    マンドとに基づいて前記入力された音声信号を前記実行
    コマンドとして認識するコマンド認識手段とを備える音
    声認識制御装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、前記第1音声入力手段
    により入力された音声のレベルと前記第2音声入力手段
    により入力された音声のレベルとを比較してレベルの高
    い音声入力手段を選択する手段である請求項1記載の音
    声認識制御装置。
  3. 【請求項3】 前記音声信号生成手段は、前記選択手段
    により選択された音声入力手段により入力された音声の
    信号から該選択手段により選択されなかった音声入力手
    段により入力された音声の信号を減じた信号を音声信号
    として生成する手段である請求項2記載の音声認識制御
    装置。
  4. 【請求項4】 音声認識された実行コマンドを実行する
    音声認識制御装置であって、 音声に対する指向性が変更可能な音声入力手段と、 該音声入力手段の指向性を設定する指向性設定手段と、 少なくとも一つのコマンドを記憶するコマンド記憶手段
    と、 前記音声入力成手段により入力された音声と前記コマン
    ド記憶手段により記憶された少なくとも一つのコマンド
    とに基づいて前記入力された音声を実行コマンドとして
    認識するコマンド認識手段とを備える音声認識制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記音声入力手段は、音声に対して入力
    指向の方向および/または位置を変更することによって
    指向性を変更する手段である請求項4記載の音声認識制
    御装置。
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