JP2000193231A - 触媒燃焼装置 - Google Patents

触媒燃焼装置

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JP2000193231A
JP2000193231A JP10369195A JP36919598A JP2000193231A JP 2000193231 A JP2000193231 A JP 2000193231A JP 10369195 A JP10369195 A JP 10369195A JP 36919598 A JP36919598 A JP 36919598A JP 2000193231 A JP2000193231 A JP 2000193231A
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JP
Japan
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exhaust
intake
section
top portion
pipe
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Withdrawn
Application number
JP10369195A
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English (en)
Inventor
Katsuzo Konakawa
勝蔵 粉川
Mitsuyoshi Nakamoto
充慶 中本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/30Technologies for a more efficient combustion or heat usage

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気温度が低くなると、熱交換量を少なくし
て排気温度を上昇させて結露を防止し、熱交換して利用
できる熱量が低下する。このため、熱量不足による使用
不具合と熱効率の低下を生じたことを解消することを課
題とするものである。 【解決手段】 触媒燃焼器9で燃焼熱を完全に熱交換を
させ、燃焼排気ガスを低温とし、排出通路中で凝縮した
水分をトラップ部19から排気管20の外部に放出する
と共に、排気管20から出た燃焼ガスは多孔部30を通
過する時に分散され温度が低下して後排気トップ部27
から外気に放出する。このため、排気ガスの結露による
排気管20の閉塞等の不具合を生じなく高効率に熱交換
ができ、さらに排気温度を低下でき安全性の高いもので
あり、排気トップ部27の一部に燃焼ガスが集中して出
る部分に結露し服を濡らす不具合も防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃焼により発生する
高温ガスの熱を利用する触媒燃焼装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】燃焼により発生した高温の燃焼ガスによ
り熱交換して熱を利用する従来の触媒燃焼器は、燃焼反
応により生じる水分の凝縮を防止するため、熱交換器で
熱交換した燃焼ガスの温度を露点温度以上に設定してい
た。この種の燃焼装置としては特開平5−302712
号公報に記載するものがある。この燃焼装置は、図7に
示すように、バーナ1へ燃料を送り、燃焼室2で燃焼を
完結し、熱交換室3を通り排気口4より排気する。燃焼
室2には燃焼空気を燃焼用送風機5により供給し、熱交
換室3には対流用送風機6で熱交換空気を流し、排気路
には温度検出器7を設けた構成とされている。
【0003】そして、排気温度を検出する温度検出器7
が低温を検出すると、対流用送風機6を停止させて熱交
換空気を低減し熱交換器室3での熱交換量を少なくする
とともに、燃焼用送風機5の回転数を通常より若干多く
することにより燃焼空気を多くして排気中の露点温度を
低下させ結露を防止するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の燃焼装置の
構成では、排気温度が低くなると対流用送風機6を停止
させて熱交換空気を低減し熱交換器室3での熱交換量を
少なくして排気温度を上昇させて結露を防止する為に、
熱交換して利用できる熱量が低下する。このため、熱量
不足による使用不具合と熱効率の低下を生じた。また、
燃焼用送風機5の回転数を通常より若干多くすることに
より燃焼空気を多くして排気中の露点温度を低下させ結
露を防止するようになっていた。燃焼空気を多くするこ
とは、熱交換室3を通過する排気の温度が低下し排気量
が増加するため、熱交換器室3での熱交換効率が低下す
るため、より多くの燃料を必要とするという課題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、燃料タンクに接続したノズル部と、このノ
ズル部とデフューザによりエゼクタを構成する吸気部
と、被加熱体の内部に設けた触媒燃焼器と、外気に連通
して設けた吸気管および、排気管を備え、吸気管、吸気
部、触媒燃焼器、排気管を順次接続するとともに、前記
排気管の先端に排気トップ部を設け、この排気トップ部
内に前記排気管の出口を覆う多孔部を設ける構成とした
ものである。
【0006】このため、燃焼によって生じた高温の燃焼
ガスを触媒燃焼器にて燃焼熱を完全に熱交換させ、排気
の燃焼ガスが低温になり排出通路中で凝縮した水分を排
気管の外部に放出するとともに、排気管から出た燃焼ガ
スは多孔部を通過する時に分散され温度が低下して後排
気トップ部から外気に放出できる。
【0007】上記発明によれば、排気ガスの結露による
排気管閉塞等の不具合を生じることが無く高効率に熱交
換ができ、さらに排気温度を低下出来安全性の高いもの
であり、排気トップ部の一部に燃焼ガスが集中して出る
部分に結露し服を濡らす不具合も防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項に記載した構成
を実施形態とすることができるのであるが、本発明の構
成部分の定義と機能を明示するため、以下に構成に加え
て作用を併設する。すなわち請求項1記載に係る発明
は、燃料タンクに接続したノズル部と、このノズル部と
デフューザによりエゼクタを構成する吸気部と、被加熱
体の内部に設けた触媒燃焼器と、外気に連通して設けた
吸気管および、排気管を備え、吸気管、吸気部、触媒燃
焼器、排気管を順次接続するとともに、前記排気管の先
端に排気トップ部を設け、この排気トップ部内に前記排
気管の出口を覆う多孔部を設ける構成としたものであ
る。
【0009】そのため、燃焼によって生じた高温の燃焼
ガスを触媒燃焼器にて燃焼熱を完全に熱交換させ、排気
の燃焼ガスが低温になり排出通路中で凝縮した水分を排
気管の外部に放出するとともに、排気管から出た燃焼ガ
スは多孔部を通過する時に分散され温度が低下して後排
気トップ部から外気に放出する。このため、排気ガスの
結露による排気管閉塞等の不具合を生じることが無く高
効率に熱交換ができ、さらに排気温度を低下出来安全性
の高いものであり、排気トップ部の一部に燃焼ガスが集
中して出る部分に結露し服を濡らす不具合も防止でき
る。
【0010】また、請求項2記載に係る発明は排気トッ
プ部内に多孔部を間隙をあけて設けたことにより、排気
管から出た燃焼ガスは多孔部を通過した後この間隙を通
り排気トップ全体から均一に広がって放出できるため、
より分散され温度がさらに低下して外気に放出し高温度
に対して安全性の高いものであり、排気トップの一部が
閉塞された場合も排気管と外気の通路が確保でき安全で
ある。
【0011】また、請求項3記載に係る発明は、燃料タ
ンクに接続したノズル部と、このノズル部とデフューザ
によりエゼクタを構成する吸気部と、被加熱体の内部に
設けた触媒燃焼器と、外気に連通して設けた吸気管およ
び、排気管を備え、吸気管、吸気部、触媒燃焼器、排気
管を順次接続するとともに、前記吸気管の先端に吸気ト
ップ部を設け、この吸気トップ部内に前記吸気管の入り
口を覆う多孔部を設ける構成としたことにより、排気ト
ップ部の隙間から流入したゴミはこの多孔部で濾過して
燃焼器に流入することを防止できる。
【0012】また、請求項4記載に係る発明は、吸気ト
ップ部内に多孔部を間隙をあけて設けた構成により、吸
気トップ部の一部が閉塞された場合も吸気管と外気の通
路が常に確保でき、燃焼に必要な空気を確実に供給でき
るものである。
【0013】また、請求項5記載に係る発明は、吸気ト
ップ部と排気トップ部を一体とし、排気管の出口を覆う
多孔部と吸気管の入り口を覆う多孔部を一体としたこと
により、高温である排気ガスにより排気トップ部から吸
気トップ部を通り吸気空気を加熱でき、熱交換効率をさ
らに向上でき、また排気トップ部と吸気トップ部の一体
化は全体をコンパクトとして、装着感と動作性能を高め
ることができる。
【0014】また、請求項6記載に係る発明は、排気ト
ップ部内側または外側の少なくとも一方に低熱伝導材料
を設けたことにより、排気ガスの熱が排気トップ部を通
り外部に放出する量が少なくなる。このため、排気トッ
プ部内での排気ガス温度の低下が小さくなり、排気トッ
プ部での結露量が非常に少なくでき、装着して体温が低
い時や外気温度が極端に低い時などでも服を濡らす不具
合を防止できる。
【0015】また、請求項7記載に係る発明は、排気ト
ップ部を金属板で構成し、この金属板に植毛したことに
より、排気トップ部は金属により強度を十分に維持しな
がら薄くかつ安くでき、かつ、植毛の断熱性能により排
気ガスの熱が排気トップ部を通り外部に放出する量が少
なくでき排気トップ部での結露による服を濡らす不具合
を防止できる。そして、植毛の柔軟性により体の一部が
接触しても感触が良く装着感を向上できる。
【0016】また、請求項8記載に係る発明は、排気ト
ップ部を樹脂等の低熱伝導材料で構成することにより、
低熱伝導材料の断熱性能により排気ガスの熱が排気トッ
プ部を通り外部に放出する量が少なくでき排気トップ部
での結露による服を濡らす不具合を防止できる。そし
て、樹脂等の成型により、軽量かつ自由な形状に構成で
き装着感を向上できる。
【0017】また、請求項9記載に係る発明は、排気ト
ップ部または吸気トップ部の内面に凸部を構成したこと
により、排気トップ部または吸気トップ部の内面と多孔
部はこの凸部により確実に間隙を形成でき、吸気トップ
部または排気トップ部の一部が閉塞された場合も排気
管、吸気管と外気の通路が常に確保でき、安全でありか
つ燃焼に必要な空気を確実に供給できるものである。
【0018】また、請求項10記載に係る発明は、排気
トップ部と接続した排気管を、前記排気トップ部内に突
出させた構成としたことにより、排気管から流出する燃
焼ガスは、排気トップ部内で広く拡散し、その後排気ト
ップ部から外気へと流れ出る。そのため、より分散され
温度がさらに低下して外気に放出し高温度に対して安全
性の高いものであり、排気トップ部の一部が閉塞された
場合も排気管と外気の通路が確保でき安全である。
【0019】また、請求項11記載に係る発明は、排気
トップ部内に突出させた排気管に複数の開口を構成した
ことにより、排気ガスはこの開口からさらに均一に分散
して排気トップ部内に流出するため、温度がさらに低下
して外気に放出し高温度に対して安全性の高いものであ
り、排気トップ部の一部が閉塞された場合も排気管と外
気の通路が確保でき安全である。
【0020】また、請求項12記載に係る発明は、排気
トップ部または吸気トップ部の外面に突起部を構成した
ことにより、排気トップ部または吸気トップ部と衣服の
間に空間を形成でき、排気トップ部から流出する燃焼ガ
スの一部はこの空間を通って外気に流出し、衣服により
排気トップ部の一部が閉塞された場合も排気管と外気の
通路が確保でき安全である。また、排気トップの表面が
排気ガスの結露により濡れた場合も衣服まで濡れにくく
でき爽快感を維持できる。
【0021】そして、前記突起部の一部を衣服に固定す
ることにより、衣服と排気トプ部が固定でき、排気トッ
プが衣服で塞がれることを防止でき安全性が向上でき
る。
【0022】また、同様に吸気トップ部と衣服の間にも
突起部により空間が形成でき吸気トップ部の一部が閉塞
された場合も吸気管と外気の通路が確保でき、燃焼に必
要な空気を常に確保できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0024】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おける触媒燃焼装置の要部を示す断面図である。図2
は、この触媒燃焼装置全体の具体構成図、図3は、この
触媒燃焼装置を衣服に装着した部分断面であり、図4
は、吸気トップ部と排気トップ部の断面図である。
【0025】図1〜図4において、8は燃料ケースであ
り、9は触媒燃焼器である。燃料ケース8の内部にブタ
ンやプロパン等の液化燃料の燃料タンク10と燃料の開
閉と流量を調節する燃料調節コック11を装着し、触媒
燃焼器9の吸気部12に装着したノズル部13を燃料タ
ンク10に燃料ホース14により接続し、ノズル部13
とデフューザ15によりエゼクタを構成している。外気
に連通して設けた吸気管16を吸気部12に接続し、デ
フューザ15、触媒燃焼部17、点火燃焼部18、排気
通路を構成するトラップ部19、排気管20を順次接続
してある。吸気管16と排気管20の先端には、外気に
連通する連通穴21を有する吸気トップ部と排気トップ
部を一体とした吸排気トップ22を装着してある。触媒
燃焼器9はアルミニウム材のダイカスト成形による一体
成型等で構成して燃焼による発熱を外部に放散する熱交
換器を兼ねている。また、23は点火用放電電極であ
り、制御回路24により点火時高電圧放電を繰り返し燃
料ガスに着火させる。25は衣服であり、燃焼熱による
加熱空間と外気を遮断している。そして、図4に示すよ
うに、吸気トップ部26と排気トップ部27を一体とし
た吸排気トップ22は低熱伝導性のある合成樹脂を成型
して構成し、おのおのの内部に間隙28、29を設けて
多孔部30を吸気管16、排気管20の出口を覆って設
けてある。
【0026】次に動作、作用について説明する。燃料タ
ンク10内の液化燃料は、イソブタンの場合、常温で約
2kg/cm2と、都市ガスの圧力300mmAqに比べ非常
に高圧力である。この高圧燃料ガスを燃料タンク10か
ら開閉と流量を調節する燃料調節コック11を通じ触媒
燃焼器9の吸気部12に装着したノズル部13へと燃料
ホース14により接続している。このため、ノズル部1
3のノズル径を小さく設定することにより燃料が高速で
噴出する。そして、ノズル部13とデフューザ15によ
りエゼクタを構成し、ノズル部13より高速で噴出した
燃料ガスにより外気の空気を吸排気トップ22、吸気管
16から吸気部12に吸引する。エゼクタは、ノズルか
ら噴出する燃料ガスの運動量により空気を吸引する原理
のため、高圧力により高速度で噴出させることにより、
単位燃焼あたり多くの空気を吸引でき、吸気管16なら
びに排気管20に流れの抵抗が生じても十分な空気量を
吸引できる。
【0027】ノズル部13から噴出した燃料ガスと、吸
気管16より吸気部12に吸引した空気とは、デフュー
ザ15内で十分に混合され触媒燃焼部17から点火燃焼
部18に流れる。制御回路24により点火用放電電極2
3で高電圧放電を繰り返しこの混合ガスに着火させる。
すると、火炎は触媒燃焼部17の先端で保炎しこの燃焼
熱により触媒燃焼部17が加温され、触媒燃焼部17で
触媒燃焼を開始する。触媒燃焼した高温排気ガスは、触
媒燃焼器9と熱交換をおこない、燃焼による発熱を触媒
燃焼器9を通じて外部に放散し、衣服25内を暖房す
る。そして、熱交換後の比較的低温となった排気ガス
は、トラップ部19、排気管20、吸排気トラップ22
を順次通り外気に排出する。燃焼熱による加熱空間であ
る人体と外気は、断熱材である衣服25により遮断して
いる。このため、加熱した熱量は有効に人体を暖め、外
部に放散するのを防止でき、衣服で断熱した内部の放熱
に相当する熱量を触媒燃焼による燃焼熱で加熱し、温度
低下を防止でき一定温度に保ち快適感を維持する。
【0028】そして、吸気管16を吸排気トップ22に
より外気に連通しているため、触媒燃焼に必要な燃焼空
気は常に外気から導入できる。このため、酸素が21%
含まれる空気を燃焼に供給でき酸素不足による一酸化炭
素、未焼ガスの発生や燃焼熱量の低下を生じることがな
い。このため、長時間の運転をしても性能が維持できる
ものであり、また、燃料の高圧を利用したエゼクタによ
り燃焼用空気の吸排気を行えるため、ファン等が不要で
あり、外部からの動力の必要が無い。そのため、省電力
でかつ軽く、コンパクトなものとなり機動性が向上でき
るものである。
【0029】また、燃焼によって生じた高温の燃焼ガス
を触媒燃焼器9によって燃焼熱を完全に熱交換させ、排
気の燃焼ガスが低温になり排出通路中で凝縮した水分を
トラップ部19から排気管20を全て外部に放出すると
ともに、排気管20から出た燃焼ガスは吸排気トップ2
2内の多孔部30を通過する時分散され温度が低下して
後吸排気トップ22の排気トップ部27から外気に放出
する。このため、排気ガスの結露による排気管20の閉
塞等の不具合を生じることが無く高効率に熱交換がで
き、さらに吸排気トップ22の排気トップ部27から出
る排気温度を低下出来安全性の高いものであり、吸排気
トップ22の一部に燃焼ガスが集中して出る部分に結露
し服を濡らす不具合も防止できる。
【0030】また、吸排気トップ22内に多孔部30を
間隙29をあけて設けたことにより、排気管20から出
た燃焼ガスは多孔部30を通過した後この間隙29を通
り吸排気トップ22の排気トップ部27全体から均一に
拡がって放出できるため、より分散され温度がさらに低
下して外気に放出し高温度に対して安全性の高いもので
ある。そして、吸排気トップ22の排気トップ部27の
一部が閉塞された場合も排気管20と外気の通路が確保
でき燃焼に必要な空気を常に供給できる。
【0031】また、燃料ガスタンク10に接続したノズ
ル部13と、このノズル部13とデフューザ15により
エゼクタを構成する吸気部12と、被加熱体の内部に設
けた触媒燃焼器9と、外気に連通して設けた吸気管16
および、排気管20とトラップ部19を備え、吸気管1
6、吸気部12、触媒燃焼部17、トラップ部19、排
気管20を順次接続するとともに、前記吸気管16の先
端に吸排気トップ22の吸気トップ部26を設け、この
吸排気トップ22内に前記吸気管16の入り口を覆う多
孔部30を設ける構成としてある。このことにより、外
からこの吸排気トップ22の隙間に流入したゴミはこの
多孔部30で濾過して触媒燃焼器9に流入することを防
止できる。
【0032】また、吸排気トップ22内の吸気トップ部
26に多孔部30を間隙28をあけて設けた構成によ
り、吸排気トップ22の吸気トップ部26の一部が閉塞
された場合でも、吸気管16と外気の通路が常に確保で
き、燃焼に必要な空気を確実に供給できるものである。
【0033】また、吸気トップ部26と排気トップ部2
7を一体とした吸排気トップ22に、排気管20の出口
を覆う金属製の多孔部30と吸気管16の入り口を覆う
金属製の多孔部30とは一体としてある。このことによ
り、高温である排気ガスにより吸排気トップ22の排気
トップ部27から吸気トップ部26に熱が流れ吸気空気
を加熱でき、熱交換効率をさらに向上でき、また排気ト
ップ部27と吸気トップ部26の一体化は別々に排気ト
ップと吸気トップを構成するよりもコンパクトとなり、
装着感と動作性能を高めることができる。
【0034】また、排気トップ部27の内側または外側
の少なくとも一方に低熱伝導材料を設けたことにより、
排気ガスの熱が排気トップ部27を通り外部に放出する
量が少なくなる。このため、排気トップ部27内での排
気ガス温度の低下が小さくなり、排気トップ部27での
結露量が非常に少なくでき、装着して体温が低い時や外
気温度が極端に低い時などでも服を濡らす不具合を防止
できる。
【0035】(実施例2)また、図5に本発明の実施例
2における吸排気トップ22の断面図を示す。排気トッ
プはパンチング材の金属板31をプレス成形で構成し、
この金属板31に植毛32をした構成により、排気トッ
プは金属により強度を十分に維持しながら薄くかつ安く
でき、かつ、植毛32の断熱性能により排気ガスの熱が
排気トップを通り外部に放出する量が少なくでき吸排気
トップ22での結露による服を濡らす不具合を防止でき
る。そして、植毛32の柔軟性により体の一部が接触し
ても感触が良く装着感を向上できる。
【0036】また、吸排気トップ22を樹脂等の低熱伝
導材料で構成したことにより、低熱伝導材料の断熱性能
により排気ガスの熱が吸排気トップ22を通り外気に放
出する量が少なくでき吸排気トップ22での結露による
服を濡らす不具合を防止できる。そして、樹脂等の成型
により、軽量かつ自由な形状に構成でき装着感を向上で
きる。
【0037】また、排気トップ部27または吸気トップ
部26の内面に凸部33を構成したことにより、排気ト
ップ部27または吸気トップ部26の内面と前記多孔部
30はこの凸部33により確実に間隙28、29を形成
でき、吸気トップ部26または排気トップ部27の一部
が閉塞された場合も排気管20、吸気管16と外気の通
路が常に確保でき、燃焼に必要な空気を確実に供給でき
るものである。
【0038】(実施例3)つぎに、図6に本発明の実施
例3における吸排気トップ部22の断面図を示す。排気
トップ部27と接続した排気管20は、排気トップ部2
7内に突出させた構成としてある。このことにより、排
気管20から流出する燃焼ガスは、排気トップ部27内
で広く拡散し、その後排気トップ部27から外気へと流
れ出る。そのため、より分散され温度がさらに低下して
外気に放出し高温度に対して安全性の高いものであり、
排気トップ部27の一部が閉塞された場合も排気管20
と外気の通路が確保でき安全である。さらに、この排気
トップ部27内に突出させた排気管20には複数の開口
34を構成したことにより、排気ガスはこの開口34か
らも流出しさらに均一に分散して排気トップ部27内に
流出するため、温度がさらに低下して外気に放出し高温
度の危険に対して安全性の高いものであり、排気トップ
部27の一部が閉塞された場合も排気管20と外気の通
路が確保でき安全である。
【0039】また、排気トップ部27の外面に突起部3
5を構成したことにより、排気トップ部27と衣服の間
に空間を形成でき、排気トップ部27から流出する燃焼
ガスの一部はこの空間を通って外気に流出し、衣服によ
り排気トップ部27の一部が閉塞された場合も排気管2
0と外気の通路が確保できる。また、排気トップ部27
の表面が排気ガスの結露により濡れた場合も衣服まで濡
れにくくでき爽快感を維持できる。そして、前記突起部
35の一部を衣服に固定することにより、衣服と排気ト
ップ部27が固定でき、排気トップ部27が衣服で塞が
れることを防止でき安全性が向上できる。
【0040】また、燃料が燃料タンク10からノズル部
13を経て噴出しているのに、点火部が動作しない等燃
料ガスが未焼のまま吸気管16あるいは排気管20を通
り吸排気トップ22から流出した時、吸排気トップ22
に炎を近づけると引火し過熱類焼する等の危険である。
この場合も、吸排気トップ22内に多孔部30を設ける
ことにより、燃焼ガスは吸排気トップ22から広く拡散
して出るため、吸排気トップ22の表面で一瞬は薄い炎
を形成するが保炎が弱く吹き飛んで消炎し安全性の高い
ものである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明の触媒燃焼装
置は、燃料ガスタンクに接続したノズル部と、このノズ
ル部とデフューザによりエゼクタを構成する吸気部と、
被加熱体の内部に設けた触媒燃焼器と、外気に連通して
設けた吸気管および、排気管とトラップ部を備え、吸気
管、吸気部、触媒燃焼部、トラップ部、排気管を順次接
続するとともに、前記排気管の先端に排気トップ部を設
け、この排気トップ部内に前記排気管の出口を覆う多孔
部を設けたため、排気ガスの結露による排気管閉塞等の
不具合を生じることが無く高効率に熱交換ができ、さら
に排気温度を低下出来安全性の高いものであり、排気ト
ップ部の一部に燃焼ガスが集中して出る部分に結露し服
を濡らす不具合も防止できる効果がある。
【0042】また、排気トップ部内に多孔部を間隙をあ
けて設けたことにより、より分散され温度がさらに低下
して外気に放出し高温度に対して安全性の高いものであ
り、排気トップ部の一部が閉塞された場合も排気管と外
気の通路が確保できる。
【0043】また、吸気管の先端に吸気トップ部を設
け、この吸気トップ部内に前記吸気管の入り口を覆う多
孔部を設ける構成としたことにより、吸気トップ部の隙
間から流入したゴミはこの多孔部で濾過して燃焼器に流
入することを防止できる効果がある。
【0044】また、吸気トップ部内に前記多孔部を間隙
をあけて設けた構成により、燃焼に必要な空気を確実に
供給できる効果がある。
【0045】また、吸気トップ部と排気トップ部を一体
とし、前記排気管の出口を覆う金属製の多孔部と吸気管
の入り口を覆う多孔部を一体としたことにより、熱交換
効率をさらに向上でき、また吸気トップと排気トップの
一体化はコンパクトとなり、装着感と動作性能を高める
ことができる効果がある。
【0046】また、排気トップ部の内側または外側の少
なくとも一方に低熱伝導材料を設けたことにより、装着
して体温が低い時や外気温度が極端に低い時などでも服
を濡らす不具合を防止できる効果がある。
【0047】また、排気トップ部を金属板で構成し、こ
の金属板に植毛した構成により、排気トップ部は金属に
より強度を十分に維持しながら薄くかつ安くでき、か
つ、植毛の断熱性能により排気トップ部での結露による
服を濡らす不具合を防止できる。そして、植毛の柔軟性
により体の一部が接触しても感触が良く装着感を向上で
きる効果がある。
【0048】また、排気トップ部を樹脂等の低熱伝導材
料で構成したことにより、排気トップ部での結露による
服を濡らす不具合を防止できる。そして、樹脂等の成型
により、軽量かつ自由な形状に構成でき装着感を向上で
きる効果がある。
【0049】また、排気トップ部または吸気トップ部の
内面に凸部を構成したことにより、燃焼に必要な空気を
確実に供給できるものであり、また、排気トップ部と接
続した排気管を、前記排気トップ部内に突出させた構成
としたことにより、より分散され温度がさらに低下して
外気に放出し高温度に対して安全性の高いものであり、
排気トップ部の一部が閉塞された場合も排気管と外気の
通路が確保でき安全である。
【0050】また、この排気トップ部内に突出させた排
気管に複数の開口を構成したことにより、温度がさらに
低下して外気に放出し高温度に対して安全性の高いもの
であり、排気トップ部の一部が閉塞された場合も排気管
と外気の通路が確保でき安全である。
【0051】また、排気トップ部または吸気トップ部の
外面に突起部を構成したことにより、燃焼に必要な空気
を常に供給できる。また、排気トップ部の表面が排気ガ
スの結露により濡れた場合も衣服まで濡れにくくでき爽
快感を維持できる。そして、前記突起部の一部を衣服に
固定することにより、排気トップ部が衣服で塞がれるこ
とを防止でき安全性が向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における触媒燃焼装置の要部
を示す断面図
【図2】同触媒燃焼装置全体の具体構成図
【図3】同触媒燃焼装置を装着した部分断面図
【図4】同触媒燃焼装置の吸気トップ部と排気トップ部
の断面図
【図5】本発明の実施例2における吸気トップ部と排気
トップ部の断面図
【図6】本発明の実施例3における吸気トップ部と排気
トップ部の一部を断面で示した斜視図
【図7】従来の触媒燃焼器の外観断面図
【符号の説明】
9 触媒燃焼器 10 燃料タンク 12 吸気部 13 ノズル部 15 デフューザ 16 吸気管 17 触媒燃焼部 19 トラップ部 20 排気管 22 吸排気トップ 26 吸気トップ部 27 排気トップ部 28、29 間隙 30 多孔部 32 植毛 33 凸部 34 開口 35 突起部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクに接続したノズル部と、この
    ノズル部とデフューザによりエゼクタを構成する吸気部
    と、被加熱体の内部に設けた触媒燃焼器と、外気に連通
    して設けた吸気管および、排気管を備え、吸気管、吸気
    部、触媒燃焼器、排気管を順次接続するとともに、前記
    排気管の先端に排気トップ部を設け、この排気トップ部
    内に前記排気管の出口を覆う多孔部を設けた触媒燃焼装
    置。
  2. 【請求項2】 排気トップ部内に多孔部を間隙をあけて
    設けた請求項1記載の触媒燃焼装置。
  3. 【請求項3】 燃料タンクに接続したノズル部と、この
    ノズル部とデフューザによりエゼクタを構成する吸気部
    と、被加熱体の内部に設けた触媒燃焼器と、外気に連通
    して設けた吸気管および、排気管を備え、吸気管、吸気
    部、触媒燃焼器、排気管を順次接続するとともに、前記
    吸気管の先端に吸気トップ部を設け、この吸気トップ部
    内に前記吸気管の入り口を覆う多孔部を設けた触媒燃焼
    装置。
  4. 【請求項4】 吸気トップ部内に多孔部を間隙をあけて
    設けた請求項3記載の触媒燃焼装置。
  5. 【請求項5】 吸気トップ部と排気トップ部を一体と
    し、排気管の出口を覆う多孔部と吸気管の入り口を覆う
    多孔部を一体とした請求項1または3記載の触媒燃焼装
    置。
  6. 【請求項6】 排気トップ部の内側または外側の少なく
    とも一方に低熱伝導材料を設けた請求項1または2記載
    の触媒燃焼装置。
  7. 【請求項7】 排気トップ部を金属板で構成し、この金
    属板に植毛した請求項6記載の触媒燃焼装置。
  8. 【請求項8】 排気トップ部を樹脂等の低熱伝導材料で
    成型した請求項1または2記載の触媒燃焼装置。
  9. 【請求項9】 排気トップ部または吸気トップ部の内面
    に凸部を設けた請求項1または3記載の触媒燃焼装置。
  10. 【請求項10】 排気トップ部と接続した排気管を、前
    記排気トップ部内に突出させる構成とした請求項1記載
    の触媒燃焼装置。
  11. 【請求項11】 排気トップ部内に突出させた排気管に
    複数の開口を構成した請求項10記載の触媒燃焼装置。
  12. 【請求項12】 排気トップ部または吸気トップ部の外
    面に突起部を構成した請求項1または3記載の触媒燃焼
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002286222A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Osaka Gas Co Ltd 熱源機用排気部材

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JP4559653B2 (ja) * 2001-03-27 2010-10-13 大阪瓦斯株式会社 熱源機用排気部材

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