JP2000192970A - 潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受及びその製造方法 - Google Patents

潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000192970A
JP2000192970A JP10370549A JP37054998A JP2000192970A JP 2000192970 A JP2000192970 A JP 2000192970A JP 10370549 A JP10370549 A JP 10370549A JP 37054998 A JP37054998 A JP 37054998A JP 2000192970 A JP2000192970 A JP 2000192970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
containing polymer
outer ring
inner ring
filled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10370549A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Yabe
俊一 矢部
Morio Tanmachi
守男 反町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP10370549A priority Critical patent/JP2000192970A/ja
Priority to US09/464,751 priority patent/US6296393B1/en
Publication of JP2000192970A publication Critical patent/JP2000192970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内輪及び外輪のいずれか一方の端面より外方
に突出している構造の転がり軸受であっても、簡単な方
法で保持器が潤滑剤含有ポリマによって被われた潤滑剤
含有ポリマ充填転がり軸受及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 内輪2、外輪3、内輪2と外輪3との間
に介装される複数の転動体4と、転動体4を保持しかつ
内輪2及び外輪3のいずれか一方の端面より外方に突出
している保持器5と、を備え、内輪2、外輪3、転動体
4及び保持器5により形成される空間内に充填された潤
滑剤含有ポリマ6によって、保持器5が被われている構
造を備えた潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、潤滑剤含有ポリマ
を充填した転がり軸受及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、転がり軸受の外輪及び内輪(軌
道輪)及び転動体の間の空間には、潤滑性を付与するた
めに、潤滑油やグリースが充填されている。しかしこれ
らの潤滑油やグリースは液体または半固体状の物質であ
るため、軸受回転中に飛散したり、流動化するという問
題があった。そこで、この飛散や流動化を防止するた
め、転がり軸受をシール板等で密封する方法が一般に行
われている。このため、小型の特殊用途軸受には、その
潤滑性を付与するために、潤滑剤やグリースを使用する
ことが困難であった。
【0003】この問題を解決するため、近年では、潤滑
剤を含有するポリマを軸受の内輪及び外輪と、転動体の
間の空間に充填する方法が提案されている。例えば、特
公昭63−23239号公報には、グリースとポリエチ
レンからなる潤滑剤含有ポリマ(プラスチックグリー
ス)を軸受の内輪、外輪及び転動体により形成された空
間内に充填することが開示されている。
【0004】この潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受の一
例としては、内輪端面と外輪端面とが一致する深溝玉軸
受、円筒ころ軸受、自動調心ころ軸受等が知られてい
る。潤滑剤含有ポリマの充填方法としては、軸受の端面
と潤滑剤含有ポリマが一致するフルパックが一般的であ
る。
【0005】これらの潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受
は、一般の深溝玉軸受、円筒ころ軸受、自動調心ころ軸
受等のように、内輪と外輪の端面が一致し、保持器がそ
の端面から突出していない構造を備えているため、比較
的簡単な方法によって、前記フルパックを製造すること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た一般の潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受と違って、内
輪及び外輪の厚さが高さ方向(幅方向)で異なり、保持
器が内輪または外輪の端面より突出し、前記内輪と外輪
の端面の軸方向位置が一致しない構造の転がり軸受、す
なわち円すいころ軸受などでは、例えば、平板で挟んで
加熱成形して作るような簡単な方法によって、前記フル
パックに相当するようなものを製造することは困難であ
るという問題があった。
【0007】したがって、このような構造を備えた潤滑
剤含有ポリマ充填転がり軸受を提供することは、現実的
に困難であった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題とするものであり、内輪及び外輪の厚さ
が高さ方向で異なり、保持器が内輪及び外輪のいずれか
一方の端面より外方に突出している構造の転がり軸受で
あっても、簡単な方法によって製造されることが可能
な、保持器が潤滑剤含有ポリマによって被われた潤滑剤
含有ポリマ充填転がり軸受を提供することを目的とする
ものである。また、その製造方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、一対の内輪及び外輪と、当該両内輪及び
外輪の間に介装される複数の転動体と、当該転動体を保
持すると共に、前記内輪及び外輪のいずれか一方の端面
より外方に突出している保持器と、前記内輪及び外輪、
転動体及び保持器により形成される空間内に充填される
潤滑剤含有ポリマと、を備えた潤滑剤含有ポリマ充填転
がり軸受であって、前記保持器は、前記潤滑剤含有ポリ
マによって被われている潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸
受を提供するものである。
【0010】この構造を備えた潤滑剤含有ポリマ充填転
がり軸受は、潤滑剤含有ポリマが、潤滑剤供給部材とし
て働くだけでなく、水等の異物の侵入に対してシールと
して働くため、信頼性が向上する。
【0011】また、本発明に係る潤滑剤含有ポリマ充填
転がり軸受は、前記転動体を円すいころから構成するこ
ともできる。
【0012】そしてまた、本発明は、内輪及び外輪と、
当該内輪と外輪との間に介装される複数の転動体と、当
該転動体を保持すると共に、前記内輪及び外輪のいずれ
か一方の端面より外方に突出している保持器と、前記内
輪、外輪、転動体及び保持器により形成される空間内に
充填される潤滑剤含有ポリマと、を備えた潤滑剤含有ポ
リマ充填転がり軸受の製造方法であって、転がり軸受を
組立てた後、前記内輪の外周面、前記外輪の内周面、前
記転動体の表面、及び前記保持器の表面に離型剤あるい
はグリースを塗布する工程と、前記離型剤を塗布した
後、前記内輪の幅が広い方の端面が接触し、かつ前記外
輪の幅が狭い方の端面及び保持器が接触しない構造を備
えた下側治具と、前記外輪の幅が広い方の端面が接触
し、かつ前記内輪の幅が狭い方の端面及び保持器が接触
しない構造を備えた上側治具と、の間に、前記転がり軸
受を位置させて、前記内輪、外輪、転動体及び保持器に
より形成される空間内に充填された潤滑剤含有ポリマを
固化する工程と、を備えた潤滑剤含有ポリマ充填転がり
軸受の製造方法を提供するものである。
【0013】本発明で使用可能な潤滑剤含有ポリマとし
ては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
チレン、ポリメチルペンテン等の基本的に同じ化学構造
を有するポリオレフィン系樹脂の群から選択された合成
樹脂に、潤滑剤としてポリα−オレフィン油のようなパ
ラフィン系炭化水素油、ナフテン系炭化水素油、鉱油、
ジアルキルジフェニルエーテル油のようなエーテル油、
フタル酸エステルのようなエステル油等の何れか単独も
しくは混合油の形で混ぜて調整した原料を、樹脂の融点
以上で加熱して可塑化し、その後冷却することで固形状
にしたものであり、潤滑剤の中に予め酸化防止剤、錆止
め剤、摩耗防止剤、消泡剤、極圧剤等の各種添加剤を加
えたものでもよい。
【0014】前記潤滑剤含有ポリマの組成比は、全重量
に対してポリオレフィン系樹脂10〜50重量%、潤滑
剤90〜50重量%である。
【0015】ポリオレフィン系樹脂が10重量%未満の
場合は、あるレベル以上の硬さ及び強度が得られず、例
えば、軸受の回転などによって、負荷がかかった時に、
初期の形状を維持するのが難しくなり、軸受の内部空間
から脱着する等の不具合を生じる可能性が高くなる。
【0016】また、ポリオレフィン系樹脂が50重量%
を超える場合(すなわち、潤滑剤が50重量%未満の場
合)は、軸受への潤滑剤の供給が少なくなり、軸受の寿
命が短くなる。
【0017】前記合成樹脂の群は、基本構造は同じでそ
の平均分子量が異なっており、700〜5×106の範
囲に及んでいる。すなわち、平均分子量が700〜1×
104というワックス(例えば、ポリエチレンワック
ス)に分類されるものと、平均分子量が1×104〜1
×106という比較的低分子量のものと、平均分子量が
1×106〜5×106という超高分子量のものとを、単
独もしくは必要に応じて混合して用いる。比較的低分子
量のものと潤滑剤との組合わせによって、ある程度の機
械的強度、潤滑剤供給能力、保油性を持つ潤滑剤含有ポ
リマが得られる。この中の比較的低分子量のものの一部
を、ワックスに分類されるものに置き換えると、ワック
スに分類されるものと、潤滑油との分子量の差が小さい
ために、潤滑油との親和性が高くなり、結果として潤滑
剤含有ポリマの保油性が向上し、長時間に亘っての潤滑
剤の供給が可能になる。但し、その反面、機械的強度は
低下する傾向にある。
【0018】ワックスとしては、ポリエチレンワックス
のようなポリオレフィン系樹脂の他、融点が100〜1
30℃以上の範囲にある炭化水素系のもの(例えば、パ
ラフィン系合成ワックス)であれば使用できる。
【0019】これに対して、超高分子量のものに置き換
えると、超高分子量のものと潤滑油との分子量の差が大
きいために潤滑油との親和性が低くなり、結果として保
油性が低下し、潤滑油含有ポリマからの潤滑剤の滲み出
しが速くなる。それによって、潤滑剤含有ポリマから供
給可能な潤滑剤量に達する時間が短くなり、軸受の寿命
が短くなる。ただし、機械的強度は向上する。
【0020】成形性、機械的強度、保油性、潤滑剤供給
量のバランスを考慮すると、潤滑剤含有ポリマの組成比
は、ワックスに分類されるものが0〜5重量%、比較的
低分子量のものが8〜48%、超高分子量のものが2〜
15重量%、3つの樹脂分の合計が10〜50重量%
(残りが潤滑剤90〜50重量%)が好適である。
【0021】機械的強度の一つとして、本発明の潤滑剤
含有ポリマの硬さ「HDA」は、65〜85の範囲にあ
ることが好ましく、より好ましくは、70〜80の範囲
である。硬さ「HDA」が65未満の場合は、強度的に
弱く軸受の回転によって破損する虞がある。これに対し
て、硬さ「HDA」が85を超える場合は、ころ(転動
体)を拘束する力が大きく、それによって軸受のトルク
が大きくなったり、軸受の回転による発熱が大きくなっ
て軸受の温度が高くなる虞がある。
【0022】本発明の潤滑剤含有ポリマの機械的強度を
向上させるため、前記ポリオレフィン系樹脂に、以下の
ような熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂を添加したものを
使用してもよい。
【0023】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド、ポリ
カーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェ
ニレンサルファイド、ポリエーテルスルフォン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリスチレ
ン、ABS樹脂等の各樹脂を使用することができる。
【0024】熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステ
ル樹脂、尿素樹脂、メラニン樹脂、フェノール樹脂、ポ
リイミド樹脂、エポキシ樹脂等の各樹脂を使用すること
ができる。これらの樹脂は、単独または混合して用いて
もよい。
【0025】さらに、ポリオレフィン系樹脂と、それ以
外の樹脂とを、より均一な状態で分散させるために、必
要に応じて適当な相溶化剤を加えてもよい。
【0026】また、機械的強度を向上させるために、充
填剤を添加してもよい。この充填剤としては、例えば、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、チタン酸カリウム
ウイスカーやホウ酸アルミニウムウイスカー等の無機ウ
イスカー類、あるいはガラス繊維や金属繊維等の無機繊
維類及びこれらを布状に編組したもの、また有機化合物
では、カーボンブラック、黒鉛粉末、カーボン繊維、ア
ラミド繊維やポリエステル繊維等を添加してもよい。
【0027】さらに、ポリオレフィン系樹脂の熱による
劣化を防止する目的で、N,N'-ジフェニル-p-フェニルジ
アミン、2,2'-メチレンビス(4-エチル-6-t-ブチルフェ
ノール)等の老化防止剤、また、光による劣化を防止す
る目的で、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノ
ン、2-(2'-ヒロドキシ-3'-t-ブチル-5'-メチル-フェニ
ル)-5-クロロベンゾトリアゾール等の紫外線吸収剤を
添加してもよい。
【0028】以上の全ての添加剤(ポリオレフィン系樹
脂と潤滑剤以外)の添加量としては、添加剤全体とし
て、成形原料全量の20重量%以下であることが、潤滑
剤の供給能力を維持するうえで好ましい。
【0029】本発明で用いることのできるポリマ材料と
しては、前述したようなポリオレフィン系樹脂をベース
にしたものの他、射出成形可能な熱可塑性樹脂であれば
使用でき、その中で含油量を多くすることができるもの
としては、例えば、ポリエステル系エラストマー等があ
る。また、熱可塑性樹脂の他に、ポリウレタン、ポリウ
レアエラストマー等の熱硬化性樹脂も用いることができ
る。
【0030】ポリウレタンの場合は、潤滑剤としてグリ
ースを用いて反応原料となるイソシアネート基を含有す
るウレタンプレポリマーと、アミン系硬化剤を、それぞ
れあるいはどちらか一方をグリースに均一に混合した
後、2つの混合物をさらに混合し、軸受に充填して、必
要に応じて加熱して反応させ、グリースを含有させた状
態で硬化させる。
【0031】一方、ポリウレアエラストマーの場合は、
分子鎖にソフトセグメントを含有する芳香族ポリアミン
化合物及び芳香族ジアミンの混合物からなるアミン成分
を、それと相溶性のある潤滑油あるいはその潤滑油を基
油とするグリースと均一に混合した混合物に、さらにポ
リイソシアナート成分を加えて混合し、目的の形状の金
型に充填して、必要に応じて加熱して反応させ、潤滑剤
を含有させた状態で硬化させる。
【0032】また、本発明に係る潤滑剤含有ポリマ充填
転がり軸受の製造方法は、前記保持器を被うように潤滑
剤含有ポリマを充填・固化させることが可能な、一対の
下側治具及び上側治具からなる特殊治具を用いて行なわ
れる。
【0033】この下側治具は、外輪の端面及び保持器に
接触しない構成を備えているが、外輪の端面との間に
は、0.1〜0.5mm程度の隙間が形成されることが
好ましい。また、保持器との間には、0.5〜2mm程
度の隙間が形成されることが好ましい。
【0034】一方、前記上側治具は、内輪の端面及び保
持器に接触しない構成を備えているが、内輪の端面との
間には、0.1〜0.5mm程度の隙間が形成されるこ
とが好ましい。また、保持器との間には、0.5〜2m
m程度の隙間が形成されることが好ましい。
【0035】本発明に係る潤滑剤含有ポリマ充填転がり
軸受の製造方法には、例えば、加熱成形や、射出成形
(インサート成形)などを利用することができる。
【0036】加熱成形を利用する場合には、例えば、以
下の方法を採用することができる。
【0037】先ず、前記離型剤あるいはグリースを塗布
した後、前記内輪、外輪、転動体及び保持器により形成
される空間内に、潤滑剤含有ポリマを充填する。次に、
この転がり軸受を、前記下側治具の所定位置に、内輪の
幅の広い方の端面が接触するように載置する。次いで、
前記下側の治具を加熱し、前記空間に充填された潤滑剤
含有ポリマを融解させる。この時、前記上側の治具も加
熱するが、転がり軸受とは非接触状態となるようにして
おく。次に、前記潤滑剤含有ポリマの融解後、前記下側
の治具に載置されている転がり軸受上に、前記上側治具
を載置して、前記外輪の幅の広い方の端面に接触させて
加圧し、この状態で両治具を急冷し、前記潤滑剤含有ポ
リマを固化する。
【0038】この加圧によって、外輪、ころ、内輪の順
に力が加わり、正規なころ位置が確保されると共に、保
持器の周りに潤滑剤含有ポリマがまんべんなく行き渡る
ため、当該潤滑剤含有ポリマによって保持器を被うこと
ができる。
【0039】一方、射出成形を利用する場合には、例え
ば、以下の方法を採用することができる。
【0040】前述した一対の上側治具及び下側治具(但
し、この上側治具(金型)には、材料注入用のピンゲー
トが形成されている)と同様の治具(金型)を用意し、
この両治具の間に、前記離型剤あるいはグリースを塗布
した転がり軸受を配置する。次に、前記内輪、外輪、転
動体及び保持器により形成される空間内に、前記ピンゲ
ートから潤滑剤含有ポリマを圧入する。その後、この圧
入された潤滑剤含有ポリマが冷却されて、固化する。
【0041】前記ピンゲートから圧入された潤滑剤含有
ポリマは、保持器の周りに潤滑剤含有ポリマがまんべん
なく行き渡るため、当該潤滑剤含有ポリマによって保持
器を被うことができる。また、射出成形することによっ
て、潤滑剤含有ポリマの強度が上昇するため、保持器の
突出部分に被覆された潤滑剤含有ポリマが破損する危険
性を減少させることができる。
【0042】前記離型剤としては、フッ素系離型剤が好
適に用いられる。具体的には、炭素数4〜20のパーフ
ルオロアルキル基含有リン酸エステルまたはその塩とシ
リコンオイルとの混合物(例えば、特公昭53−232
70号公報、特公昭53−23271号公報に記載)、
炭素数4〜20のパーフルオロアルキル基含有リン酸エ
ステルまたはその塩とシリコンワニスとの混合物(例え
ば、特公昭57−48035号公報に記載)、パーフル
オロアルキル基含有ポリエーテル化合物とシリコンオイ
ル等との混合物(例えば、特公昭59−32513号に
記載)、パーフルオロアルキル基含有ウレタン化合物と
オルガノシルセスキオキサンのラダー重合体等との混合
物(例えば、特開昭63−104804号公報に記載)
等を挙げることができる。また、前記混合物において、
シリコン化合物を含有しないものも使用できる。さら
に、フッ素系離型剤は、前記の化合物を主成分とし、適
当な溶媒(例えば、水、イソオクタン、HCFC−14
1b等)を含有してもよい。
【0043】一方、前記グリースとしては、その種類は
特に限定されるものではないが、前述した潤滑剤含有ポ
リマを形成する樹脂及び潤滑剤との親和性を考慮するこ
とが好ましい。
【0044】つまり、本発明においては、潤滑剤含有ポ
リマは、充填の際、一度溶融状態になるが、その際、潤
滑剤含有ポリマを構成する樹脂と潤滑剤とが相溶した状
態になっており、樹脂はそれと相溶性を有する他の成分
を最も取り込みやすい状態となっている。したがって、
転動体の表面に成膜されたグリースと樹脂とが相溶性が
ある場合には、グリースが溶融した樹脂に取り込まれて
しまい、潤滑剤含有ポリマが転動体に接触するようにし
て固化する可能性が高くなり、その結果転動体の回転が
拘束され、前述した離型剤と同様のグリース被膜による
トルク低減効果があまり発揮されない場合がでてくる。
【0045】したがって、本発明においては、潤滑剤含
有ポリマを形成する樹脂及び潤滑剤と、グリースとは相
溶性が低い組合わせをすることが好ましい。
【0046】例えば、潤滑剤含有ポリマの樹脂がポリオ
レフィン系樹脂の場合は、被覆用のグリースとしては、
炭化水素系の化合物と相溶性のほとんどないフッ素グリ
ース(増ちょう剤:PTFE、基油:パーフルオロポリ
エーテル)、シリコングリース(増ちょう剤:リチウム
石鹸、基油:フェニルメチルポリシロキサン、ジメチル
ポリシロキサン)、フロロシリコーングリース(増ちょ
う剤:リチウム石鹸、基油:フロロシリコーン)等が最
も好適である。また、その他の炭化水素系であっても極
性が高いことで相溶性が低いエステル油を基油とするエ
ステルグリース(増ちょう剤:ウレア、リチウム石鹸
等)、ペンタフェニルエーテル・テトラフェニルエーテ
ル等のポリフェニルエーテルを基油とするポリフェニル
エーテル系グリース(増ちょう剤:ベントナイト等)も
使用することができる。
【0047】また、潤滑剤含有ポリマの樹脂がポリエス
テル系エラストマー、ポリウレアエラストマー、ポリウ
レタン等のように極性の高い炭化水素系の化合物の場合
は、上記で示したような炭化水素系の化合物と相溶性の
ほとんどないフッ素系グリース、シリコングリース、フ
ロロシリコーングリース等が最も好適である。炭化水素
系のグリースは、上記のものとは逆に、極性の低い鉱
油、ポリα−オレフィン油、オクタデシルジフェニルエ
ーテルなどのように長い炭化水素鎖がついたフェニルエ
ーテル、エイコシルナフタレンのように長い炭化水素鎖
がついたナフタレンを基油とし、ウレア、リチウム石鹸
等を増ちょう剤とする相溶性が低いものを使用すること
ができる。
【0048】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態に係る
潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受について図面を参照し
て説明する。
【0049】図1は、本実施の形態に係る潤滑剤含有ポ
リマ充填転がり軸受の一部を示す断面図、図2は、本実
施の形態に係る潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受の製造
工程の一部を示す断面図、図3は、図2の一部拡大図で
ある。
【0050】図1に示すように、本実施の形態に係る潤
滑剤含有ポリマ充填転がり軸受1は、内輪2及び外輪3
と、内輪2と外輪3との間に介装される転動体である複
数の円すいころ4と、転動体4を保持する保持器5と、
を備えた円すいころ軸受である。
【0051】この円すいころ軸受の内輪2、外輪3、円
すいころ4及び保持器5により形成される空間内には、
保持器5を被う潤滑剤含有ポリマ6が充填・固化されて
いる。
【0052】本実施の形態では、以下の組成の潤滑剤含
有ポリマ6を使用した。
【0053】 (組成) 高密度ポリエチレン(比較的低分子量に分類される) 10重量% 超高分子量ポリエチレン(超高分子量に分類される) 12.5重量% ポリエチレンワックス(ワックスに分類される) 2.5重量% 鉱油 75重量% 次に、本実施の形態に係る潤滑剤含有ポリマ充填転がり
軸受1の製造方法について説明する。
【0054】本実施の形態で使用した治具は、図2及び
図3に示すように、下側治具11と、上側治具12と、
から構成されている。
【0055】下側治具11は、内輪2の幅が広い側を嵌
め入れる凹部21が形成されており、外周部には、外輪
3の幅が狭い側の端面3Aに対向する鍔部22が形成さ
れている。また、凹部21と鍔部22との間には、円す
いころ4と保持器5を収容する凹部23が形成されてい
る。この下側治具11は、円すいころ軸受を載置した際
に、内輪2の幅が広い方の端面2Aが凹部21の底面に
接触し、かつ外輪3の端面3Aと、顎部22の上面との
間、及び保持器5と凹部23との間に隙間7が形成され
る構造を有している。
【0056】上側治具12は、内輪3の幅が狭い側を嵌
め入れる凹部31が形成されており、外周部に、外輪3
の幅が広い側の端面3Bと接触する接触部32が形成さ
れている。また、凹部31と接触部32との間には、円
すいころ4と保持器5を収容する凹部33が形成されて
いる。この上側治具12は、円すいころ軸受上に載置し
た際に、外輪3の幅が広い方の端面3Bが接触部32に
接触し、かつ内輪2の端面2Bと凹部31との間、及び
保持器5と凹部33との間に隙間8が形成される構造を
有している。
【0057】潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受1を製造
するには、先ず、円すいころ軸受を通常の方法で組み立
てた後、通常の脱脂洗浄を行う。その後、内輪2の外周
面、外輪3の内周面、円すいころ4の表面、及び保持器
5の表面に離型剤あるいはグリースを塗布し、離型剤の
塗膜を形成する。
【0058】この離型剤の塗膜の形成は、例えば、フッ
素系離型剤をそのまま、あるいは適当な希釈剤(例え
ば、水、イソオクタン、ガソリン、HCFC−141b
等)で希釈して、前記各部位にスプレーや刷毛により塗
布するか、あるいは、円すいころ軸受を、前記離型剤を
含む溶媒または分散液中に浸漬する等の方法で行われ
る。この時、離型剤の塗布量には特に限定はないが、
0.1〜1.0μm程度の膜厚となるよう、均一に塗布
されることが好ましい。
【0059】また、グリースの被膜(塗膜)を形成する
方法は、特に制限されないが、例えば、軸受中にグリー
スを少量充填後、軸受を回転させて、外輪の内周面、内
輪の外周面、転動体、場合によっては保持器の表面にグ
リースの被膜を形成する方法がある。その他の方法とし
ては、グリースを基油が溶解し、増ちょう剤が均一に分
散するような溶剤に適当な濃度で溶かしてから、その溶
液中に浸漬させた後、乾燥させて溶剤を除去することで
形成させることもできる。グリース被膜の膜厚は、10
〜1000μmにすることが好ましい。
【0060】次に、離型剤あるいはグリースの塗膜が形
成された内輪2の外周面、外輪3の内周面、円すいころ
4の表面、及び保持器5の表面によって形成される空間
内に、ペースト状の潤滑剤含有ポリマ6を充填する。
【0061】次いで、この潤滑剤含有ポリマ6が充填さ
れた円すいころ軸受を下側治具11の所定位置に載置す
る。次に、これを加熱プレス機に入れて下側治具11を
約150℃の温度で加熱し、潤滑剤含有ポリマ6を融解
させる。この時、上側治具12も加熱するが、この円す
いころ軸受とは非接触状態となるようにしておく。この
加熱によって、潤滑剤含有ポリマ6は、前記空間内及び
隙間7及び8に隙間なく充填される。このため、内輪及
び外輪の厚さが高さ方向で異なり、保持器が内輪及び外
輪のいずれか一方の端面より外方に突出している構造の
転がり軸受であっても、潤滑剤含有ポリマで保持器をま
んべんなく被うことができる。
【0062】次に、潤滑剤含有ポリマ6の融解後、下側
治具11と共に円すいころ軸受を冷却プレス機に移し、
この円すいころ軸受上に、上側治具12を載置して、外
輪3の幅の広い方の端面3Bに接触させて加圧する。こ
の加圧によって、上側治具12から下側治具11に向け
て、外輪3、円すいころ4、内輪2の順に力が加わり、
正規なころ位置を確保することができる。この状態で急
冷し(図2参照)、潤滑剤含有ポリマ6を固化した。
【0063】その後、円すいころ軸受を治具から取出
し、必要に応じて所望の仕上げ加工を行い、潤滑剤含有
ポリマ充填転がり軸受1を得た。
【0064】以上の操作によって得られた潤滑剤含有ポ
リマ充填転がり軸受1は、低トルクでスムーズに回転
し、良好な潤滑性を示した。
【0065】次に、本実施の形態に係る潤滑剤含有ポリ
マ充填転がり軸受1を射出成形によって形成する方法に
ついて説明する。
【0066】この射出成形は、上側の金型に、材料注入
用のピンゲートが形成されている以外は、前述した下側
治具11及び上側治具12に準じた形状を備えた、上下
一対の金型を用いて行った。また、本実施の形態では、
特開平8−309793号公報に開示されているスクリ
ュウ式の射出成形機のホッパー部を改良した装置を使用
して射出成形を行った。
【0067】先ず、通常の方法で円すいころ軸受を組み
立て、これに通常の脱脂洗浄を行う。次に、この円すい
ころ軸受の内輪2の外周面、外輪3の内周面、円すいこ
ろ4の表面、及び保持器5の表面に離型剤あるいはグリ
ースを塗布し、離型剤あるいはグリースの塗膜を形成す
る。
【0068】次いで、この円すいころ軸受を、下側の金
型の所定位置に載置し、これに上側の金型を合わせてセ
ットする。
【0069】次いで、図示しない射出成形機のホッパに
潤滑剤含有ポリマ6を圧送し、融点以上に加熱したもの
をスクリュウで押圧して、上側の金型に形成されたピン
ゲートから、内輪2、外輪3、円すいころ4、及び保持
器5により形成される空間内に、潤滑剤含有ポリマ6を
射出する。この時、上側の金型には、上型治具12と同
様に、保持器5と凹部33との間、及び内輪2の端面2
Bと凹部31との間に、隙間8が形成されているため、
潤滑剤含有ポリマ6は、この隙間8にも注入される。ま
た、下側の金型にも同様に隙間7が形成されており、こ
こにも潤滑剤含有ポリマ6が注入される。射出された潤
滑剤含有ポリマ6は、金型内で金型温度に近づくように
冷却され、固化する。
【0070】その後、円すいころ軸受を治具から取出
し、必要に応じて所望の仕上げ加工を行い、潤滑剤含有
ポリマ充填転がり軸受1を得た。
【0071】この射出成形を利用して製造した潤滑剤含
有ポリマ充填転がり軸受1も、低トルクでスムーズに回
転し、良好な潤滑性を示した。
【0072】なお、射出成形を利用して本発明に係る潤
滑剤含有ポリマ充填転がり軸受を製造する場合は、金型
が上下に配置される縦型成形機を使用することがより望
ましい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内輪及び外輪のいずれか一方の端面より外方に突出して
いる構造の保持器を備えた転がり軸受であっても、潤滑
剤含有ポリマによって簡単にまんべんなく保持器を被う
ことができる。この結果、例えば、円すいころ軸受のよ
うな、保持器が内輪及び外輪のいずれか一方の端面より
外方に突出している構造の転がり軸受であっても、高速
・高荷重の使用条件下での信頼性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る潤滑剤含有ポリマ充填転が
り軸受の一部を示す断面図である。
【図2】本実施の形態に係る潤滑剤含有ポリマ充填転が
り軸受の製造工程の一部を示す断面図である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【符号の説明】
1 潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受 2 内輪 3 外輪 4 円すいころ(転動体) 5 保持器 6 潤滑剤含有ポリマ 11 下側治具 12 上側治具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪及び外輪と、当該内輪と外輪との間
    に介装される複数の転動体と、前記転動体を保持すると
    共に、前記内輪及び外輪のいずれか一方の端面より外方
    に突出している保持器と、前記内輪、外輪、転動体及び
    保持器により形成される空間内に充填される潤滑剤含有
    ポリマと、を備えた潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受で
    あって、 前記保持器は、前記潤滑剤含有ポリマによって被われて
    いる潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受。
  2. 【請求項2】 前記転動体が円すいころである請求項1
    記載の潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受。
  3. 【請求項3】 内輪及び外輪と、当該内輪と外輪との間
    に介装される複数の転動体と、当該転動体を保持すると
    共に、前記内輪及び外輪のいずれか一方の端面より外方
    に突出している保持器と、前記内輪、外輪、転動体及び
    保持器により形成される空間内に充填される潤滑剤含有
    ポリマと、を備えた潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受の
    製造方法であって、 転がり軸受を組立てた後、前記内輪の外周面、前記外輪
    の内周面、前記転動体の表面、及び前記保持器の表面に
    離型剤あるいはグリースを塗布する工程と、 前記離型剤あるいはグリースを塗布した後、前記内輪の
    幅が広い方の端面が接触し、かつ前記外輪の幅が狭い方
    の端面及び保持器が接触しない構造を備えた下側治具
    と、前記外輪の幅が広い方の端面が接触し、かつ前記内
    輪の幅が狭い方の端面及び保持器が接触しない構造を備
    えた上側治具と、の間に、前記転がり軸受を位置させ
    て、前記内輪、外輪、転動体及び保持器により形成され
    る空間内に充填された潤滑剤含有ポリマを固化する工程
    と、 を備えた潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受の製造方法。
JP10370549A 1998-12-17 1998-12-25 潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受及びその製造方法 Pending JP2000192970A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10370549A JP2000192970A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受及びその製造方法
US09/464,751 US6296393B1 (en) 1998-12-17 1999-12-16 Lubricant-containing polymer-filled rolling bearing and process for the production thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10370549A JP2000192970A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受及びその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005014460A Division JP2005121234A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 潤滑剤含有ポリマを充填した転がり軸受及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000192970A true JP2000192970A (ja) 2000-07-11

Family

ID=18497199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10370549A Pending JP2000192970A (ja) 1998-12-17 1998-12-25 潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000192970A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1260721A3 (en) * 2001-05-22 2004-09-15 Koyo Seiko Co., Ltd. Polymeric lubricant packed bearing and method of producing the same
KR100649929B1 (ko) 2006-01-17 2006-11-28 주식회사 일진글로벌 테이퍼 롤러베어링의 내륜구조

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1260721A3 (en) * 2001-05-22 2004-09-15 Koyo Seiko Co., Ltd. Polymeric lubricant packed bearing and method of producing the same
KR100649929B1 (ko) 2006-01-17 2006-11-28 주식회사 일진글로벌 테이퍼 롤러베어링의 내륜구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6296393B1 (en) Lubricant-containing polymer-filled rolling bearing and process for the production thereof
US5558448A (en) Rolling bearing
JP2000145791A (ja) 針状ころ軸受及びカムフォロア
JP2000192970A (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受及びその製造方法
JP3772944B2 (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受
JP2005121234A (ja) 潤滑剤含有ポリマを充填した転がり軸受及びその製造方法
JP3937280B2 (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填アンギュラ玉軸受及びその製造方法
JP4013016B2 (ja) 潤滑剤供給組成物及びそれを充填した転がり軸受
JP2000304057A (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填円筒ころ軸受
JP2007127282A (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填アンギュラ玉軸受の製造方法
JP2009209331A (ja) 潤滑システム
JP3800909B2 (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填円すいころ軸受及びその製造金型
CN101558142B (zh) 润滑系统、采用了该系统的轴承以及采用了该系统的万向接头及其制造方法
JP2000304056A (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填アンギュラ玉軸受及びその製造方法
JP2005351483A (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填円すいころ軸受
JP2005098505A (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受及びその製造方法
JP2005321107A (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受
JP3800768B2 (ja) 潤滑剤含有ポリマーを充填したころ軸受の製造方法
JP2001234934A (ja) 転がり軸受
JP2000065072A (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填転がり軸受
JPH1130232A (ja) 自動調心ころ軸受
JP2000120698A (ja) 旋回輪軸受
JP2002168247A (ja) 直動装置
JP4436302B2 (ja) 自動調心ころ軸受およびその製造方法
JP3801420B2 (ja) 潤滑剤含有ポリマ充填円すいころ軸受およびその製造金型

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041022

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050228

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050303

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060206