JP2000192491A - マンホ―ル蓋の飛散防止装置 - Google Patents
マンホ―ル蓋の飛散防止装置Info
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Abstract
ことなく安価なマンホール蓋の飛散防止装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明に係るマンホール蓋の飛散防止装
置20は、マンホールの中蓋である筒体30の下面部3
02に1つ以上開口する排気口311を設け、この各排
気口311を常時閉成させる排気扉32を回動可能に取
付けた排気部31と、前記下面部302から斜壁と上面
とを有する囲い部36Aを形成させ、前記斜壁に開口す
る吸気口37を設け、この吸気口37を常時閉成させる
吸気扉37を回動可能に取付けた吸気部36とよりな
る。
Description
や水圧の急激な変動に対応できる、マンホール蓋の飛散
防止装置に関するものである。
出願公告昭62−5102号公報に示す図10及び図1
1のようなものがある。
容器状をした中蓋4の底板5に排気口6と吸気口8とが
開けられ、マンホール受枠1にマンホール蓋2と一体
に、クランプ15により取付けられた中蓋4において、
過剰な流入水量等により管渠内が高圧になった場合は、
中蓋4の底板5の排気口6を自重により閉塞していた排
気閉塞板7を回動棒10を中心として上方へ回動させな
がら持ち上げて排気口6を開口させるので、空気は排気
口6から中蓋4内へ流入しマンホール蓋2の排気孔3か
ら大気中に放出される。そして、内外の気圧差が小さく
なれば、排気閉塞板7は自重により下方へ回動し、再び
排気口6を閉塞する。なお、13は中蓋4を取付・取外
し時に使用する取手である。
なったときは、外気がマンホール蓋2の排気孔3から中
蓋4内に流入し、中蓋4の底板5の吸気口8を下方から
閉塞していた吸気閉塞板9を、回動棒11を中心として
下方へ回動させながら底板5の吸気口8を開口させて、
管渠内へ流入する。内外の気圧差が小さくなれば、重り
12の力により上方へ回動して、再び吸気口8を閉塞す
る。
ら流入するが、流入した雨水は同様にして、吸気閉塞板
9を押し下げながら吸気口8から管渠内へ流入すること
になる。
及び排気口6を常時は2つの閉塞板7,9により閉塞さ
せているので、管渠内の臭気は外部へは漏出しない。
急斜面の土地にも宅地化が進み、そこに設けられた管渠
内に急激な空気圧の変化が起こり易い上に、従来技術の
マンホール蓋飛散防止装置18では、底板5と排気口7
との面積比が20%にも達しておらず、排気がかならず
しもスムーズに行われないという課題を有していた。
強度の構造としなければならず、マンホール蓋飛散防止
装置18として高価になるという課題も有していた。
れて高強度の構造とすることなく安価なマンホール蓋の
飛散防止装置を提供することを目的としたものである。
め、請求項1に記載された発明は、上部が開口しこの上
部からつば状に張出すフランジを備えた筒体を形成さ
せ、この筒体を前記フランジで吊り下げるようにマンホ
ール受枠内に填め込み、その上にマンホール蓋を載せ、
クランプを介して一体に組付け前記筒体に設けたマンホ
ール蓋の飛散防止装置であって、前記筒体の下面部に1
つ以上開口する排気口を設け、この各排気口を常時閉成
させる排気扉を回動可能に取付けた排気部と、前記下面
部から斜壁と上面とを有する囲い部を形成させ、前記斜
壁に開口する吸気口を設け、この吸気口を常時閉成させ
る吸気扉を回動可能に取付けた吸気部とよりなることを
特徴としている。
と吸気部の双方を備え、常時は閉成して臭気や騒音防止
すると同時に、マンホール内の水圧や空気圧が異常に上
昇しても、また減圧して流水の流れが悪くなっても、そ
の双方に対応することができる。
記載のマンホール蓋の飛散防止装置において、前記筒体
の下部中央に架橋させるように回動軸を組付け、この回
動軸に沿って所定の幅の排気扉を取付けたヒンジ部を設
け、かつ前記排気扉の両外側に設けた開口縁からそれぞ
れ斜壁を設け、その上側に繋がる上面と前記筒体とによ
り囲い部を形成させ、前記斜壁にはヒンジ部を介して回
動する吸気扉を設けたことを特徴としている。
々にヒンジ部により回動し開閉する構成としているの
で、干渉されることなく動作することになる。
記載のマンホール蓋の飛散防止装置において、斜壁を備
えた囲い部を前記筒体の下面部中央部に位置させ、前記
斜壁に設けた前記吸気口を常時閉成させる前記吸気扉を
設け、また前記囲い部の周辺や上面に前記排気扉を配設
したことを特徴としている。
に複数の小形の排気扉の装置が可能となる。したがっ
て、製作が容易となる。
しこの上部からつば状に張出すフランジを備えた筒体を
形成させ、この筒体を前記フランジで吊り下げるように
マンホール受枠内に填め込み、その上にマンホール蓋を
載せ、クランプを介して一体に組付け前記筒体に設けた
マンホール蓋の飛散防止装置であって、前記筒体のほぼ
中心高さの左右対称の位置に、半月状の軸受け台を対向
させて取付け、この軸受け台の空間に内接し中央部で2
分割させた吸排気扉を形成させ、この2個の吸排気扉に
は中央部からやや離れた位置に吸排気扉を横切ってカラ
ーを接合させ、このカラーのほぼ中央から中央部に向け
て所定量オフセットする位置に貫通孔を設けたブラケッ
トを接合させ、前記カラーには回動軸を、前記貫通孔に
はバースプリングを貫通させ各両端を前記軸受け台に固
着させたことを特徴としている。
の吸排気扉で行うことができ、この吸排気扉は回動中心
からバースプリングがオフセットしているので、その弾
性力で常時水平の位置に復元しようとする。
を有するものであって、例えば、ゴム紐や伸線や針金・
棒材の途中や端部にコイルバネを連結させたものを指し
ている。
しこの上部からつば状に張出すフランジを備えた筒体を
形成させ、この筒体を前記フランジで吊り下げるように
マンホール受枠内に填め込み、その上にマンホール蓋を
載せ、クランプを介して一体に組付け前記筒体に設けた
マンホール蓋の飛散防止装置であって、前記筒体のほぼ
中央高さの中央位置に、左右対称に2本のトーションバ
ーを前記筒体を貫通し架橋するように装着させ、中央部
でコ字状に屈曲させたトーションバーは、吸排気扉の内
側シール材に設けた貫通孔に、前記トーションバーの直
線部を貫通させ、コ字状部は前記吸排気扉の面に一体に
固着させたことを特徴としている。
の吸排気扉で行うことができ、左右の吸排気扉はそれぞ
れのトーションバーに捻りの付勢力を与えながら回動す
るので、押圧力が減少すると直ちに中立の水平位置に復
帰するようになる。
しこの上部からつば状に張出すフランジを備えた筒体を
形成させ、この筒体を前記フランジで吊り下げるように
マンホール受枠内に填め込み、その上にマンホール蓋を
載せ、クランプを介して一体に組付け前記筒体に設けた
マンホール蓋の飛散防止装置であって、前記筒体のほぼ
中央高さの中央位置に、2分割した上・下ケースを架橋
するように装着し、この上下のケースの中に、周縁部に
可とう性を有するパッキンを装着させた左右対称の吸排
気扉を回動可能にシャフトにヒンジ結合させ、また前記
シャフトの所定の位置に上下に突起するバネ座を設け、
このバネ座にそれぞれ上下バネを装着させて、前記上下
ケースの中に前記シャフトを収納させたことを特徴とし
ている。
の吸排気扉で行うことができ、吸排気扉が押圧を受けて
回動しても、減圧すると上下バネで押し戻されて中立の
水平の位置に復帰する。
5、6又は7に記載のマンホール蓋の飛散防止装置にお
いて、前記マンホール蓋の周縁部の裏面側から複数個の
前記クランプを設け、このクランプを前記マンホール蓋
の表面側から回動させることにより、前記マンホール受
枠の受け部に周回して設けた係合溝部に向けて、前記マ
ンホール蓋の周縁部から前記クランプの係合部を出没可
能に設けたことを特徴としている。
の固定が容易にできて、作業性が良くなる。
5、6又は7に記載のマンホール蓋の飛散防止装置にお
いて、前記筒体の下部開口を覆うように網状体を設けた
ことを特徴としている。
が緩和できる。また、破損しても管渠内に落下するのを
防ぐことができる。
ル蓋の飛散防止装置を示す図1及び図2に基づいて説明
する。
す一部切開いた平面図である。図2は、図1の要部断面
図である。
蓋の飛散防止装置、21はマンホール蓋、22はマンホ
ール蓋21に多数設けた排気孔、23はマンホール蓋2
1を挿着し側塊(図示せず)に連結するマンホール受枠
で、30はこのマンホール受枠23内にフランジ30a
で填め込まれた筒体である。31は排気部、311は下
面部302に設けた排気口で、32は排気口311を閉
成する排気扉あり、この排気扉32は、架橋して筒体に
30に割ピン34a等で固着させ、両端に固着部34を
備えた回動軸33に、排気扉32のこま35aを連結さ
せてヒンジ部35を形成させ、回動するようにしたもの
である。39は吊りバーで、筒体30の中央を架橋させ
て適宜な高さに設け、筒体30の取付・取り外しの作業
時に使用する。同時にこの吊りバー39は、この排気扉
32が上死点近傍まで回動したときに当接して、元の位
置に復帰させる役目も果たしている。
の下面部302を開口し、この両開口から内側に向けて
斜壁を設け、この斜壁と筒体30との間を塞いで囲い部
36Aを設けている。そして、それぞれの斜壁に吸気口
37を設け、この吸気口37を覆うように吸気扉38を
ヒンジ部380を介して回動するように設けている。
は、マンホール蓋21の複数個のクランプ24を介し
て、マンホール受枠23とマンホール蓋21とに組付け
られる。
に設けたクランプ24は、マンホール蓋21の裏面側の
窪み部に填め込むように取付けられ、表面側から回動し
てマンホール受枠23の受け部に周回して設けた係合溝
部23aに係合させる構成としている。
面部302の下側に張付けている。したがって、物の管
渠内への落下防止ができる上に、吸排気部への水撃の緩
和にも効果を発揮する。
が考えられるが、この他にメッシュプレート等の多孔物
を使用してもよい。
蓋の飛散防止装置について、その動作を説明する。
上昇した場合や、管路施設内に滞留した被圧空気の急浮
上による下からの圧力がかかった場合、排気部31のヒ
ンジ部35から排気扉32を矢印a方向に回動させて排
気口311を開放し、マンホール蓋21に多数設けた排
気孔22から大気中に排気され急に減圧するので、マン
ホール蓋21が浮上・飛散することが防止できる。
なり、水の流れが悪くなるような場合には、吸気扉38
が外気との圧力差により吸引されて、矢印b方向に回動
して開口し、外気をマンホール蓋21の排気孔22より
吸い込んで管渠内に送り込み、負圧状態を解消して管渠
内の水の流れを良くするように働く。
排気扉32,38は何れも元の位置に復帰して、常時の
通り、吸・排気口311,37は閉成され、密閉されの
で、管渠内と隔絶できて管渠内の臭気や流水音等の騒音
も遮断することになる。
面図である。
部で、筒体30の底面部302のほぼ中央に設け、底面
部302から囲うように立ち上げた斜壁と上面とで囲い
部36Aを形成させている。
部36Aを筒体30の中央部に設けたことであり、この
ことにより、排気口311を覆う排気扉321を、囲い
部36Aの周辺の底面部302及び囲い部36Aの上面
に設け、また吸気扉381は、中央部に設けた囲い部3
6Aの斜壁に、内側に向けて開成するように設け、各扉
321,381ともヒンジ380で回動するように設け
ている。
同様であるので説明を省略する。
ル蓋の飛散防止装置を示す図4及び図5に基づいて説明
する。
防止装置を示す平面図である。図5は図4の要部断面図
である。
中心から左右に振り分け対称の吸排気扉、52は中心か
ら左右対称に適宜な間隔に設けた2本の軸、53は2本
の軸52,52から中心側に所定量オフセットする位置
に設けたバースプリングである。56は吸気扉51を挟
むように、筒体30側から両側に設けた軸受け台であ
る。
てカラー521を吸排気扉51の幅一杯に設け、このカ
ラー521の上側中央部に、バースプリング53の位置
に合わせて貫通孔を有するブラケット57を設け、カラ
ー521は軸52に・ブラケット57の貫通孔はバース
プリング53に嵌合させて、それぞれ両端を軸受け台5
6に座金やナットを介して組付けている。
0の内面に設けたシール板541に当接し摺動する可と
う性を有するパッキン54を装着し、また吸排気扉51
の内側の端部には、シール材55を装着し、常時は所定
量オフセットしているバースプリング53の付勢力がブ
ラケット57を介して左右対称の吸排気扉51に働き、
水平に保たれることになる。
設けた軸受け台56は、適宜な厚みを持たせ、吸排気扉
51の水平状態が多少崩れても、両側のシールが保てる
構成としたものである。
うに網状体45を装着させているのは、実施の形態1と
同様である。
蓋の飛散防止装置について、その動作を説明する。
51が下側から押圧を受けると、水平状態にあった吸排
気扉51は、軸52の外側の面積の大きい方から、バー
スプリング53を押し曲げるようにしながら矢印e方向
に回動する。そして、排気され減圧するとバースプリン
グ53は曲げ戻すので、吸排気扉51は元の水平状態に
復帰する。
悪くなるような場合には、水平状態にあった吸排気扉5
1は、逆に矢印f方向に回動し吸気され空気圧の減圧状
態が治まれ元の水平状態に、バースプリング53の付勢
力により復帰する。
た組み付け位置にあるので、バースプリング53は大き
く曲げられることもなく、吸排気扉51の水平バランス
をとるように働いている。この水平状態の時には、中央
部のシール材55及び先端部のパッキン54は筒体30
のシール板541との間で密閉して、臭気・騒音防止が
行われている。
時には、吸排気扉51は雨水重量により、バースプリン
グ53に抗して矢印f方向に回動して排水することにな
る。
ル蓋の飛散防止装置を示す図6及び図7に基づいて説明
する。
面図である。図7は図6の要部断面図である。
中心線から左右対称に2つの半円形に設けた吸排気扉で
あり、中心線に沿って貫通孔を有するシール材65,6
5をそれぞれ設け、このシール材65,65の貫通孔に
線状のトーションバー63,63を挿入し、両端部は筒
体30に座金66とナット67で固着させている。この
トーションバー63は、中央部においてシール材65か
ら飛び出させてコ字状に曲げ、このコ字状部631を吸
排気扉61の両側から固定板64で挟み、吸排気扉61
に固定させている。また、吸排気扉61の周縁部には可
とう性を有するパッキン54を装着させ、筒体30の内
面に設けたシール板541に摺動回動可能に当接させて
いる。
蓋の飛散防止装置について、その動作を説明する。
排気扉61,61が下側から押圧を受けると、水平状態
に有った両吸排気扉61,61は、トーションバー6
3,61を回動軸として矢印g,g方向に回動する。し
たがって、吸排気扉61,61は、それぞれトーション
バー63,63のコ字状部631,631から、シール
材65,65内を貫通している直線部を捻りながら回動
することになる。
バー63,63は捻りを戻しながら吸排気扉61を水平
状態に復帰させる。
圧が生じると、上側から押圧され矢印h,h方向に回動
して吸気され、マンホール内の減圧状態が治まれば、元
の水平状態に、トーションバー63,63が捻り戻して
水平状態に復帰させる。
同様であるので、その説明を省略する。
ル蓋の飛散防止装置を示す図8及び図9に基づいて説明
する。
す部分斜視図であり、図9は、図8の動作を示す要部断
面図である。
2にヒンジ結合され上下に回動する左右対称の吸排気扉
71,71である。75,76は上下ケースで、この上
ケース75と下ケース76とを架橋するように組付け、
止めネジ77を介して筒体30に締結させている。この
上下ケース75,76の内部には、シャフト72に吸排
気扉71,71を回動可能にヒンジ結合させ・各所にバ
ネ座73を上下方向に形成させたシャフトを、バネ座7
3に搭載した上下バネ74a,74bで双方から付勢さ
せ、中立位置に浮上した状態に構成したものである。し
たがって、ヒンジ結合されている吸排気扉71,71は
水平状態に保たれている。
吸排気扉71,71が所定の角度に回動できるように、
切り欠き75aを設けている。また、下ケース76には
下面に小孔76aを設けてドレーンができるようにして
いる。
可とう性を有するパッキン79を装着し、筒体30の内
面に接合したシール板541と摺動可能に当接してシー
ルできる構成としている。
蓋の飛散防止装置について、その動作を説明する。
71,71が下から押圧を受けると、上下バネ74a,
74bで上下から付勢され水平状態にあった吸排気扉7
1,71は、矢印p方向に回動する。この時シャフト7
2は下ケース76内を下降し下バネ74bを収縮させ
て、吸排気扉71,71の回動角度は大きく開成する。
そして、排気され空気圧の上昇が治まれば、収縮してい
た下バネ74bが伸長して元の水平状態に復帰する。
は、水平状態にあった吸排気扉71,71は、矢印q方
向に回動し、吸気されて減圧状態が治まれば、上下バネ
74a,74bの付勢力がバランスして水平状態に復帰
する。
同様であるので、その説明を省略する。
て、マンホール蓋の飛散防止装置として使用する材料
は、マンホール蓋及びマンホール受枠は鋳鉄品で、引張
強さ:25MPa程度のものを使用し、また、筒体は、
防錆を考慮してステンレス鋼の板材や管材等を使用し、
また、吸・排気部は、衝撃性の高く軽量であるFRP等
の樹脂材料で形成させてもよい。
の発明によれば、排気口の面積比率が格段に大きくな
り、排気がスムーズに流れてマンホール蓋の浮上・飛散
の虞が無くなると同時に、高強度とすることなくコスト
の低減が図れた。
気部と干渉することなく、立体的に吸気口面積を確保す
ることができ、管渠内の減圧にも容易に対応することが
できる。
作動不良が生じても他の扉で一時の緊急対応ができる。
したがって、飛散に対する安全性が高い。なくなり製造
コストの低減が図れた。請求項4の発明によれば、吸気
及び排気を共用の扉とし、軸回動する左右対称の2枚の
吸排気扉としたので、構造が非常に簡単となりコストの
低減が図れるとともに、開口面積も大きくなるので浮上
・飛散に対する効果が大きい。
共用の扉とし、トーションバーを中心に回動する左右対
称の2枚の吸排気扉としたので、構造が非常に簡単とな
りコストの低減が図れるとともに、軸がない分さらに開
口面積が大きくなって、浮上・飛散に対する効果がさら
に大きい。
共用の扉とし、左右対称の2枚の吸排気扉を、さらにシ
ャフトにヒンジ結合させて1枚の吸排気扉としたので、
排気・吸気に対してヒンジから回動するだけで拘束する
ものがなく無理なく作動し、開口面積も大きくなって、
浮上・飛散に対する効果がなお大きい。
る。
取付・取外しが容易なクランプ構造としたので、作業工
数の低減が図れる。
気部への水撃が緩和できて、装置の保護をすることがで
きる。また、落下物は補足できるので、流れを妨害する
ことがない。
散防止装置を示す一部切開いた平面図である。
散防止装置を示す平面図である。
散防止装置を示す平面図である。
散防止装置の部分を示す斜視説明図である。
示す一部を切開いた平面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 上部が開口しこの上部からつば状に張出
すフランジを備えた筒体を形成させ、この筒体を前記フ
ランジで吊り下げるようにマンホール受枠内に填め込
み、その上にマンホール蓋を載せ、クランプを介して一
体に組付け前記筒体に設けたマンホール蓋の飛散防止装
置であって、 前記筒体の下面部に1つ以上開口する排気口を設け、こ
の各排気口を常時閉成させる排気扉を回動可能に取付け
た排気部と、前記下面部から斜壁と上面とを有する囲い
部を形成させ、前記斜壁に開口する吸気口を設け、この
吸気口を常時閉成させる吸気扉を回動可能に取付けた吸
気部とよりなることを特徴とするマンホール蓋の飛散防
止装置。 - 【請求項2】 前記筒体の下部中央に架橋させるように
回動軸を組付け、この回動軸に沿って所定の幅の排気扉
を取付けたヒンジ部を設け、かつ前記排気扉の両外側に
設けた開口縁からそれぞれ斜壁を設け、その上側に繋が
る上面と前記筒体とにより囲い部を形成させ、前記斜壁
にはヒンジ部を介して回動する吸気扉を設けたことを特
徴とする請求項1に記載のマンホール蓋の飛散防止装
置。 - 【請求項3】 斜壁を備えた囲い部を前記筒体の下面部
中央部に位置させ、前記斜壁に設けた前記吸気口を常時
閉成させる前記吸気扉を設け、また前記囲い部の周辺や
上面に前記排気扉を配設したことを特徴とする請求項1
に記載のマンホール蓋の飛散防止装置。 - 【請求項4】 上部が開口しこの上部からつば状に張出
すフランジを備えた筒体を形成させ、この筒体を前記フ
ランジで吊り下げるようにマンホール受枠内に填め込
み、その上にマンホール蓋を載せ、クランプを介して一
体に組付け前記筒体に設けたマンホール蓋の飛散防止装
置であって、 前記筒体のほぼ中心高さの左右対称の位置に、半月状の
軸受け台を対向させて取付け、この軸受け台の空間に内
接し中央部で2分割させた吸排気扉を形成させ、この2
個の吸排気扉には中央部からやや離れた位置に吸排気扉
を横切ってカラーを接合させ、このカラーのほぼ中央か
ら中央部に向けて所定量オフセットする位置に貫通孔を
設けたブラケットを接合させ、前記カラーには回動軸
を、前記貫通孔にはバースプリングを貫通させ各両端を
前記軸受け台に固着させたことを特徴とするマンホール
蓋の飛散防止装置。 - 【請求項5】 上部が開口しこの上部からつば状に張出
すフランジを備えた筒体を形成させ、この筒体を前記フ
ランジで吊り下げるようにマンホール受枠内に填め込
み、その上にマンホール蓋を載せ、クランプを介して一
体に組付け前記筒体に設けたマンホール蓋の飛散防止装
置であって、 前記筒体のほぼ中央高さの中央位置に、左右対称に2本
のトーションバーを前記筒体を貫通し架橋するように装
着させ、中央部でコ字状に屈曲させたトーションバー
は、吸排気扉の内側シール材に設けた貫通孔に、前記ト
ーションバーの直線部を貫通させ、コ字状部は前記吸排
気扉の面に一体に固着させたことを特徴とするマンホー
ル蓋の飛散防止装置。 - 【請求項6】 上部が開口しこの上部からつば状に張出
すフランジを備えた筒体を形成させ、この筒体を前記フ
ランジで吊り下げるようにマンホール受枠内に填め込
み、その上にマンホール蓋を載せ、クランプを介して一
体に組付け前記筒体に設けたマンホール蓋の飛散防止装
置であって、 前記筒体のほぼ中央高さの中央位置に、2分割した上・
下ケースを架橋するように装着し、この上下のケースの
中に、周縁部に可とう性を有するパッキンを装着させた
左右対称の吸排気扉を回動可能にシャフトにヒンジ結合
させ、また前記シャフトの所定の位置に上下に突起する
バネ座を設け、このバネ座にそれぞれ上下バネを装着さ
せて、前記上下ケースの中に前記シャフトを収納させた
ことを特徴とするマンホール蓋の飛散防止装置。 - 【請求項7】 前記マンホール蓋の周縁部の裏面側から
複数個の前記クランプを設け、このクランプを前記マン
ホール蓋の表面側から回動させることにより、前記マン
ホール受枠の受け部に周回して設けた係合溝部に向け
て、前記マンホール蓋の周縁部から前記クランプの係合
部を出没可能に設けたことを特徴とする請求項1、5、
6又は7に記載のマンホール蓋の飛散防止装置。 - 【請求項8】 前記筒体の下部開口を覆うように網状体
を設けたことを特徴とする請求項1、5、6又は7に記
載のマンホール蓋の飛散防止装置。
Priority Applications (1)
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1998
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