JP2000192048A - コ―クス炉上昇管曲管部のカ―ボン付着防止方法 - Google Patents
コ―クス炉上昇管曲管部のカ―ボン付着防止方法Info
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- JP2000192048A JP2000192048A JP10369044A JP36904498A JP2000192048A JP 2000192048 A JP2000192048 A JP 2000192048A JP 10369044 A JP10369044 A JP 10369044A JP 36904498 A JP36904498 A JP 36904498A JP 2000192048 A JP2000192048 A JP 2000192048A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コークス炉上昇管曲管部のカーボン付着、堆
積を効果的に防止することが可能なコークス炉上昇管曲
管部のカーボン付着防止方法の提供。 【解決手段】 コークス炉上昇管曲管部における上流側
および下流側のそれぞれに液噴射ノズルを配設し、好ま
しくはコークス炉炭化室への石炭装入時に、前記した2
箇所の液噴射ノズルに同時に高圧液体を供給するコーク
ス炉上昇管曲管部のカーボン付着防止方法。
積を効果的に防止することが可能なコークス炉上昇管曲
管部のカーボン付着防止方法の提供。 【解決手段】 コークス炉上昇管曲管部における上流側
および下流側のそれぞれに液噴射ノズルを配設し、好ま
しくはコークス炉炭化室への石炭装入時に、前記した2
箇所の液噴射ノズルに同時に高圧液体を供給するコーク
ス炉上昇管曲管部のカーボン付着防止方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コークス炉上昇管
曲管部のカーボン付着防止方法に関し、特に、コークス
炉上昇管曲管部におけるカーボンの付着および堆積の両
者を効果的に防止することが可能なコークス炉上昇管曲
管部のカーボン付着防止方法に関する。
曲管部のカーボン付着防止方法に関し、特に、コークス
炉上昇管曲管部におけるカーボンの付着および堆積の両
者を効果的に防止することが可能なコークス炉上昇管曲
管部のカーボン付着防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、室炉式コークス炉においては、
図5に示すように、発生したコークス炉ガスは、コーク
ス炉上昇管曲管部2に配設した液噴射ノズル4からの加
圧安水の噴射によって冷却、洗浄されると共に、噴射液
のエゼクタ効果によってドライメーン5内へ吸引され、
回収される。
図5に示すように、発生したコークス炉ガスは、コーク
ス炉上昇管曲管部2に配設した液噴射ノズル4からの加
圧安水の噴射によって冷却、洗浄されると共に、噴射液
のエゼクタ効果によってドライメーン5内へ吸引され、
回収される。
【0003】この場合、コークス炉上昇管曲管部(以下
ベンド部とも記す)2にコークス炉ガス中のカーボンが
付着する。上記した付着カーボンは、ベンド部を閉塞
し、コークス炉ガスの送気を阻害するため、ベンド部へ
のカーボン付着を防止するための方法が検討されてき
た。この結果、ベンド部へのカーボン付着を防止するた
めには、ベンド部内壁に散水することが効果的であるこ
とが確認され、図5に示すように、前記したベンド部に
おける下流側に設けた、炭化室内の圧力制御、ガス冷
却、洗浄用の液噴射ノズル4とは別個に、ベンド部にお
ける上流側に、付着カーボン除去用の液噴射ノズル3を
設ける方法が採用されている。
ベンド部とも記す)2にコークス炉ガス中のカーボンが
付着する。上記した付着カーボンは、ベンド部を閉塞
し、コークス炉ガスの送気を阻害するため、ベンド部へ
のカーボン付着を防止するための方法が検討されてき
た。この結果、ベンド部へのカーボン付着を防止するた
めには、ベンド部内壁に散水することが効果的であるこ
とが確認され、図5に示すように、前記したベンド部に
おける下流側に設けた、炭化室内の圧力制御、ガス冷
却、洗浄用の液噴射ノズル4とは別個に、ベンド部にお
ける上流側に、付着カーボン除去用の液噴射ノズル3を
設ける方法が採用されている。
【0004】しかしながら、この方法の場合も、ベンド
部の掃除後1週間程度経過するとベンド部管壁およびベ
ンド部底部にカーボンが付着、堆積し、人力で掃除をす
る必要が生じ、作業環境上、ベンド部管壁およびベンド
部底部へのカーボンの付着、堆積を効果的に防止する必
要があった。
部の掃除後1週間程度経過するとベンド部管壁およびベ
ンド部底部にカーボンが付着、堆積し、人力で掃除をす
る必要が生じ、作業環境上、ベンド部管壁およびベンド
部底部へのカーボンの付着、堆積を効果的に防止する必
要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術の問題点を解決し、コークス炉上昇管曲管部のカ
ーボン付着、堆積を効果的に防止することが可能なコー
クス炉上昇管曲管部のカーボン付着防止方法を提供する
ことを目的とする。
来技術の問題点を解決し、コークス炉上昇管曲管部のカ
ーボン付着、堆積を効果的に防止することが可能なコー
クス炉上昇管曲管部のカーボン付着防止方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、コークス炉上
昇管曲管部における上流側および下流側のそれぞれに液
噴射ノズルを配設し、当該2箇所の液噴射ノズルに同時
に高圧液体を供給することを特徴とするコークス炉上昇
管曲管部のカーボン付着防止方法である。前記した本発
明のより好適な態様は、コークス炉上昇管曲管部におけ
る上流側および下流側のそれぞれに液噴射ノズルを配設
し、コークス炉炭化室への石炭装入時に、前記した2箇
所の液噴射ノズルに同時に高圧液体を供給することを特
徴とするコークス炉上昇管曲管部のカーボン付着防止方
法である(本発明の第1の好適態様)。
昇管曲管部における上流側および下流側のそれぞれに液
噴射ノズルを配設し、当該2箇所の液噴射ノズルに同時
に高圧液体を供給することを特徴とするコークス炉上昇
管曲管部のカーボン付着防止方法である。前記した本発
明のより好適な態様は、コークス炉上昇管曲管部におけ
る上流側および下流側のそれぞれに液噴射ノズルを配設
し、コークス炉炭化室への石炭装入時に、前記した2箇
所の液噴射ノズルに同時に高圧液体を供給することを特
徴とするコークス炉上昇管曲管部のカーボン付着防止方
法である(本発明の第1の好適態様)。
【0007】また、前記した本発明、本発明の第1の好
適態様においては、前記した2箇所の液噴射ノズルの入
口における前記高圧液体の圧力がいずれも10〜45kg/cm2
・Gであることが好ましく、さらには上記圧力がいずれ
も20〜45kg/cm2・G であることがより好ましい(本発明
の第2の好適態様、第3の好適態様)。また、前記した
本発明、本発明の第1の好適態様〜第3の好適態様にお
いては、前記した2箇所の液噴射ノズルへの高圧液体の
同時供給を装炭時間と同期させ2〜3分/(日・本−上
昇管)行うことが好ましく、さらには、上記した高圧液
体の同時供給を装炭時間帯を含む時間帯に2〜30分/
(日・本−上昇管)行うことが、より好ましい(本発明
の第4の好適態様〜第7の好適態様)。
適態様においては、前記した2箇所の液噴射ノズルの入
口における前記高圧液体の圧力がいずれも10〜45kg/cm2
・Gであることが好ましく、さらには上記圧力がいずれ
も20〜45kg/cm2・G であることがより好ましい(本発明
の第2の好適態様、第3の好適態様)。また、前記した
本発明、本発明の第1の好適態様〜第3の好適態様にお
いては、前記した2箇所の液噴射ノズルへの高圧液体の
同時供給を装炭時間と同期させ2〜3分/(日・本−上
昇管)行うことが好ましく、さらには、上記した高圧液
体の同時供給を装炭時間帯を含む時間帯に2〜30分/
(日・本−上昇管)行うことが、より好ましい(本発明
の第4の好適態様〜第7の好適態様)。
【0008】また、前記した本発明、本発明の第1の好
適態様〜第7の好適態様においては、前記した2箇所の
液噴射ノズルに、同一の高圧液体供給ポンプによって高
圧液体を供給することが好ましい(本発明の第8の好適
態様〜第15の好適態様)。また、前記した本発明の第8
の好適態様〜第15の好適態様においては、前記した高圧
液体供給ポンプが、回転数可変式のモータを有する液体
昇圧ポンプであることが好ましい。
適態様〜第7の好適態様においては、前記した2箇所の
液噴射ノズルに、同一の高圧液体供給ポンプによって高
圧液体を供給することが好ましい(本発明の第8の好適
態様〜第15の好適態様)。また、前記した本発明の第8
の好適態様〜第15の好適態様においては、前記した高圧
液体供給ポンプが、回転数可変式のモータを有する液体
昇圧ポンプであることが好ましい。
【0009】さらに、前記した本発明および本発明の各
好適態様においては、前記高圧液体が高圧安水であるこ
とが好ましい。
好適態様においては、前記高圧液体が高圧安水であるこ
とが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。なお、以下、噴射ノズルから噴出する高圧液体、
低圧液体(低圧加圧液体)、中圧液体として、最も好適
な安水を例として説明するが、本発明においては本発明
の目的を損なわない限り工業用水など安水以外の液体を
用いることが可能である。
する。なお、以下、噴射ノズルから噴出する高圧液体、
低圧液体(低圧加圧液体)、中圧液体として、最も好適
な安水を例として説明するが、本発明においては本発明
の目的を損なわない限り工業用水など安水以外の液体を
用いることが可能である。
【0011】図1に、本発明に係るコークス炉上昇管曲
管部の液噴射ノズルへの加圧液体供給配管系統の一例を
示す。図1において、1はコークス炉上昇管、2はコー
クス炉上昇管曲管部(:ベンド部)、3はコークス炉上
昇管曲管部2における上流側に配設された液噴射ノズ
ル、4はコークス炉上昇管曲管部2における下流側に配
設された液噴射ノズル、5はドライメーン(集合配
管)、6はダンパ、7はコークス炉炭化室(以下炭化室
とも記す)、8は石炭、9は点検口、10は高中圧加圧液
体供給配管、11は低圧加圧液体供給配管、12は三方切換
弁、13、14は加圧液体供給配管、15は弁を示す。
管部の液噴射ノズルへの加圧液体供給配管系統の一例を
示す。図1において、1はコークス炉上昇管、2はコー
クス炉上昇管曲管部(:ベンド部)、3はコークス炉上
昇管曲管部2における上流側に配設された液噴射ノズ
ル、4はコークス炉上昇管曲管部2における下流側に配
設された液噴射ノズル、5はドライメーン(集合配
管)、6はダンパ、7はコークス炉炭化室(以下炭化室
とも記す)、8は石炭、9は点検口、10は高中圧加圧液
体供給配管、11は低圧加圧液体供給配管、12は三方切換
弁、13、14は加圧液体供給配管、15は弁を示す。
【0012】なお、上記したコークス炉上昇管曲管
部(:ベンド部)2は、図1に示すように、コークス炉
上昇管1上部に横方向に接続された直管2aおよび該直管
2aに接続された下向きの曲管2bから構成されている。図
1に示すコークス炉上昇管ベンド部2においては、炭化
室7への石炭装入時に、液噴射ノズル3、4の両者に高
圧液体として高圧安水を供給する。
部(:ベンド部)2は、図1に示すように、コークス炉
上昇管1上部に横方向に接続された直管2aおよび該直管
2aに接続された下向きの曲管2bから構成されている。図
1に示すコークス炉上昇管ベンド部2においては、炭化
室7への石炭装入時に、液噴射ノズル3、4の両者に高
圧液体として高圧安水を供給する。
【0013】すなわち、装炭時に、高圧安水を液噴射ノ
ズル4から噴出し噴射液のエゼクタ効果によって、炭化
室内のガスを吸引すると共に炭化室内を十分負圧とし、
装炭時の炭化室のドアからのガス漏れを防止し、ガスの
冷却、洗浄を行う。本発明によれば、上記した装炭時の
液噴射ノズル4からの高圧安水の噴射と同時に、液噴射
ノズル3からも高圧安水を噴射することによって、極め
て効果的にベンド部2の付着カーボンの除去が行えるば
かりでなく、ベンド部2の底部におけるカーボンの堆積
を防止することが可能となった。
ズル4から噴出し噴射液のエゼクタ効果によって、炭化
室内のガスを吸引すると共に炭化室内を十分負圧とし、
装炭時の炭化室のドアからのガス漏れを防止し、ガスの
冷却、洗浄を行う。本発明によれば、上記した装炭時の
液噴射ノズル4からの高圧安水の噴射と同時に、液噴射
ノズル3からも高圧安水を噴射することによって、極め
て効果的にベンド部2の付着カーボンの除去が行えるば
かりでなく、ベンド部2の底部におけるカーボンの堆積
を防止することが可能となった。
【0014】これは、液噴射ノズル3から噴出する高圧
安水によるカーボン除去の効果と、炭化室内の圧力制
御、ガス冷却、洗浄のために液噴射ノズル4から噴射す
る高圧安水によるエゼクタ効果の両者によって、ベンド
部2に付着したカーボンが剥離すると共に、剥離したカ
ーボンがドライメーン5に流入するためと考えられる。
ドライメーン5に流入するカーボンは、安水と共に流
れ、排出される。
安水によるカーボン除去の効果と、炭化室内の圧力制
御、ガス冷却、洗浄のために液噴射ノズル4から噴射す
る高圧安水によるエゼクタ効果の両者によって、ベンド
部2に付着したカーボンが剥離すると共に、剥離したカ
ーボンがドライメーン5に流入するためと考えられる。
ドライメーン5に流入するカーボンは、安水と共に流
れ、排出される。
【0015】さらに、本発明によれば、後記の実施例に
示すように、液噴射ノズル3から噴射する高圧安水のし
ぶきが上昇管1内に侵入して炭化室煉瓦の急冷や石炭へ
の濡れを防止することができる。これは、液噴射ノズル
3から高圧安水を噴射する際に同時に液噴射ノズル4か
らも高圧安水を噴射するため、上記したしぶきが、液噴
射ノズル4から噴射する高圧安水のエゼクタ効果によっ
て、ドライメーン内に吸引されるためと考えられる。
示すように、液噴射ノズル3から噴射する高圧安水のし
ぶきが上昇管1内に侵入して炭化室煉瓦の急冷や石炭へ
の濡れを防止することができる。これは、液噴射ノズル
3から高圧安水を噴射する際に同時に液噴射ノズル4か
らも高圧安水を噴射するため、上記したしぶきが、液噴
射ノズル4から噴射する高圧安水のエゼクタ効果によっ
て、ドライメーン内に吸引されるためと考えられる。
【0016】本発明においては、液噴射ノズル3、4の
両者に供給する高圧安水などの高圧液体の圧力は、液噴
射ノズル3、4入口における圧力として、10〜45kg/cm2
・G(:ゲージ圧力)であることが好ましく、さらには
上記圧力として、20〜45kg/cm2・G であることがより好
ましい。圧力が10kg/cm2・G 未満の場合、カーボンの付
着、堆積の防止効果が低く、逆に45kg/cm2・G を超える
場合、高圧液体供給ポンプなど高圧液体供給装置が大型
化すると共に、高圧設備の保守面の負荷が過大となる。
両者に供給する高圧安水などの高圧液体の圧力は、液噴
射ノズル3、4入口における圧力として、10〜45kg/cm2
・G(:ゲージ圧力)であることが好ましく、さらには
上記圧力として、20〜45kg/cm2・G であることがより好
ましい。圧力が10kg/cm2・G 未満の場合、カーボンの付
着、堆積の防止効果が低く、逆に45kg/cm2・G を超える
場合、高圧液体供給ポンプなど高圧液体供給装置が大型
化すると共に、高圧設備の保守面の負荷が過大となる。
【0017】また、本発明においては、2箇所の液噴射
ノズル3、4への高圧安水などの高圧液体の同時供給を
装炭時間と同期させ2〜3分/(日・本−上昇管)行う
ことが好ましく、この装炭時間内に洗浄する時、高圧液
体の圧力は、液噴射ノズル3、4入口における圧力とし
て25kg/cm2・G 以上が望ましい。さらに、本発明におい
ては、ベンド部2のカーボンの付着、堆積が多い時、上
記した同時供給を、装炭時間帯を含む時間帯に2〜30分
/(日・本−上昇管)行うことが、より好ましい。
ノズル3、4への高圧安水などの高圧液体の同時供給を
装炭時間と同期させ2〜3分/(日・本−上昇管)行う
ことが好ましく、この装炭時間内に洗浄する時、高圧液
体の圧力は、液噴射ノズル3、4入口における圧力とし
て25kg/cm2・G 以上が望ましい。さらに、本発明におい
ては、ベンド部2のカーボンの付着、堆積が多い時、上
記した同時供給を、装炭時間帯を含む時間帯に2〜30分
/(日・本−上昇管)行うことが、より好ましい。
【0018】これは、高圧液体の同時供給の時間を装炭
時間と同期させるか該同時供給を装炭時間帯を含む時間
帯に行う場合、高圧液体のエゼクタ効果により装炭時の
発煙や発生ガスもドライメーン内に吸引される結果、漏
煙がなく、しかも最低1回/日の頻度でカーボンの付着
・堆積物を洗浄することができるからである。すなわ
ち、コークス炉操業に何ら影響を与えることなく、上記
した洗浄が実施できることになる。
時間と同期させるか該同時供給を装炭時間帯を含む時間
帯に行う場合、高圧液体のエゼクタ効果により装炭時の
発煙や発生ガスもドライメーン内に吸引される結果、漏
煙がなく、しかも最低1回/日の頻度でカーボンの付着
・堆積物を洗浄することができるからである。すなわ
ち、コークス炉操業に何ら影響を与えることなく、上記
した洗浄が実施できることになる。
【0019】また、装炭時間帯を含む時間帯に行う高圧
液体の同時供給が30分/(日・本−上昇管)を超える場
合、高圧液体供給装置における消費電力など消費エネル
ギーが増加し経済的でない。なお、前記した装炭時間帯
を含む時間帯に行う高圧安水などの高圧液体の同時供給
は、装炭時の全装炭時間と重なる必要はなく、装炭開始
前に高圧液体を液噴射ノズル3に供給し高圧液体の噴射
を開始し、装炭中に高圧液体の同時供給、噴射を行って
もよく、装炭開始前もしくは装炭開始時に高圧液体を液
噴射ノズル4に供給し高圧液体の噴射を開始し、装炭中
に高圧液体の同時供給、噴射を行ってもよい。
液体の同時供給が30分/(日・本−上昇管)を超える場
合、高圧液体供給装置における消費電力など消費エネル
ギーが増加し経済的でない。なお、前記した装炭時間帯
を含む時間帯に行う高圧安水などの高圧液体の同時供給
は、装炭時の全装炭時間と重なる必要はなく、装炭開始
前に高圧液体を液噴射ノズル3に供給し高圧液体の噴射
を開始し、装炭中に高圧液体の同時供給、噴射を行って
もよく、装炭開始前もしくは装炭開始時に高圧液体を液
噴射ノズル4に供給し高圧液体の噴射を開始し、装炭中
に高圧液体の同時供給、噴射を行ってもよい。
【0020】次に、図2に、本発明に係るコークス炉上
昇管曲管部の液噴射ノズルへの加圧液体供給配管系統の
他の一例を示す。図2において、20は液体昇圧ポンプ20
A および回転数可変式のモータ20B の両者から構成され
る高圧液体供給ポンプ、21は液体昇圧ポンプ21A および
回転数可変式のモータ21B の両者から構成される低圧液
体(低圧加圧液体)供給ポンプ、22、23は加圧液体供給
配管、24は弁を示し、その他の符号は図1と同一の内容
を示す。
昇管曲管部の液噴射ノズルへの加圧液体供給配管系統の
他の一例を示す。図2において、20は液体昇圧ポンプ20
A および回転数可変式のモータ20B の両者から構成され
る高圧液体供給ポンプ、21は液体昇圧ポンプ21A および
回転数可変式のモータ21B の両者から構成される低圧液
体(低圧加圧液体)供給ポンプ、22、23は加圧液体供給
配管、24は弁を示し、その他の符号は図1と同一の内容
を示す。
【0021】図2に示す加圧液体供給配管系統において
は、ベンド部2の2箇所に配設した液噴射ノズル3、4
が高圧液体供給ポンプ20を共有する構成となっている。
なお、高圧液体供給ポンプ20は、回転数可変式のモータ
20B によって、液噴射ノズル3、4のノズル入口におけ
る加圧安水などの加圧液体の圧力を5〜45kg/cm2・G の
範囲で可変なように構成されており、また、低圧液体供
給ポンプ21は、回転数可変式のモータ21B によって、液
噴射ノズル4のノズル入口における加圧安水などの加圧
液体の圧力を0.5 〜6kg/cm2・G の範囲で可変なように
構成されている。
は、ベンド部2の2箇所に配設した液噴射ノズル3、4
が高圧液体供給ポンプ20を共有する構成となっている。
なお、高圧液体供給ポンプ20は、回転数可変式のモータ
20B によって、液噴射ノズル3、4のノズル入口におけ
る加圧安水などの加圧液体の圧力を5〜45kg/cm2・G の
範囲で可変なように構成されており、また、低圧液体供
給ポンプ21は、回転数可変式のモータ21B によって、液
噴射ノズル4のノズル入口における加圧安水などの加圧
液体の圧力を0.5 〜6kg/cm2・G の範囲で可変なように
構成されている。
【0022】すなわち、図2に示す加圧液体供給配管系
統においては、炭化室7への装炭時に、低圧液体供給ポ
ンプ21で昇圧された安水などの液が弁24(開)を経由し
て高圧液体供給ポンプ20に送液され、高圧液体供給ポン
プ20でさらに昇圧された高圧安水などの高圧液体が配管
22、三方切換弁12を経由して液噴射ノズル3、4の両者
からノズル3、4入口圧が例えば30kg/cm2・G の高圧で
ベンド部2内に噴射される。
統においては、炭化室7への装炭時に、低圧液体供給ポ
ンプ21で昇圧された安水などの液が弁24(開)を経由し
て高圧液体供給ポンプ20に送液され、高圧液体供給ポン
プ20でさらに昇圧された高圧安水などの高圧液体が配管
22、三方切換弁12を経由して液噴射ノズル3、4の両者
からノズル3、4入口圧が例えば30kg/cm2・G の高圧で
ベンド部2内に噴射される。
【0023】この結果、炭化室7内の圧力が十分負圧と
なり、コークス炉炭化室のドアと炉体との隙間からのガ
ス漏れが防止できると共に、コークス炉上昇管ベンド部
2のカーボン付着および堆積を効果的に防止することが
可能となった。なお、本発明は、前記したように、コー
クス炉炭化室7への石炭装入時に適用することによっ
て、石炭装入時の炭化室7のドアと炉体との隙間からの
ガス漏れの防止およびベンド部のカーボン付着、堆積の
防止の両者を、少ないエネルギー消費量で行うことがで
きるため最も好ましいが、本発明は、前記した本発明の
作用、効果によって、石炭装入時に限定されることなく
コークス炉操業時の任意の時期に適用することも可能で
ある。
なり、コークス炉炭化室のドアと炉体との隙間からのガ
ス漏れが防止できると共に、コークス炉上昇管ベンド部
2のカーボン付着および堆積を効果的に防止することが
可能となった。なお、本発明は、前記したように、コー
クス炉炭化室7への石炭装入時に適用することによっ
て、石炭装入時の炭化室7のドアと炉体との隙間からの
ガス漏れの防止およびベンド部のカーボン付着、堆積の
防止の両者を、少ないエネルギー消費量で行うことがで
きるため最も好ましいが、本発明は、前記した本発明の
作用、効果によって、石炭装入時に限定されることなく
コークス炉操業時の任意の時期に適用することも可能で
ある。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに具体
的に説明する。以下の実施例、比較例においては、いず
れも試験開始前にベンド部の掃除を行い、試験期間中の
安水噴射条件と、試験開始後所定期間経過後のベンド部
のカーボンの付着、堆積状況との関係を調査した。
的に説明する。以下の実施例、比較例においては、いず
れも試験開始前にベンド部の掃除を行い、試験期間中の
安水噴射条件と、試験開始後所定期間経過後のベンド部
のカーボンの付着、堆積状況との関係を調査した。
【0025】なお、以下の実施例、比較例における加圧
安水の圧力は、いずれも液噴射ノズル3、4入口の圧力
を示す。 (実施例1)図2に示す加圧液体供給配管系統を、#1
炭化室の上昇管ベンド部に接続し、コークス炉上昇管ベ
ンド部2のカーボン付着、堆積防止実験を行った。
安水の圧力は、いずれも液噴射ノズル3、4入口の圧力
を示す。 (実施例1)図2に示す加圧液体供給配管系統を、#1
炭化室の上昇管ベンド部に接続し、コークス炉上昇管ベ
ンド部2のカーボン付着、堆積防止実験を行った。
【0026】本実験時のベンド部2への加圧安水の吹き
込み状況を、表1に示す。すなわち、炭化室7への石炭
装入時間帯である2〜3分間に、低圧液体供給ポンプ21
で昇圧した安水を弁24(開)を経由して高圧液体供給ポ
ンプ20に送液し、さらに昇圧し、得られた高圧安水を配
管22、三方切換弁12を経由して液噴射ノズル3および液
噴射ノズル4の両者からいずれも加圧安水圧力:30kg/c
m2・G の条件でベンド部2内に噴射した。
込み状況を、表1に示す。すなわち、炭化室7への石炭
装入時間帯である2〜3分間に、低圧液体供給ポンプ21
で昇圧した安水を弁24(開)を経由して高圧液体供給ポ
ンプ20に送液し、さらに昇圧し、得られた高圧安水を配
管22、三方切換弁12を経由して液噴射ノズル3および液
噴射ノズル4の両者からいずれも加圧安水圧力:30kg/c
m2・G の条件でベンド部2内に噴射した。
【0027】また、装炭完了後の乾留初期60分間は、高
圧液体供給ポンプ20の回転数可変式のモータ20B の回転
数を減少し、加圧安水圧力:7kg/cm2・G の中圧でベン
ド部2内に噴射し、乾留初期のコークス炉炭化室のドア
と炉体との隙間からのガス漏れを防止した。また、上記
した乾留初期60分間を経過した後、低圧液体供給ポンプ
21で昇圧した安水を、配管23→三方切換弁12→配管13を
経由して液噴射ノズル4から3kg/cm2・G の低圧でベン
ド部2内に噴射し、コークス炉ガスの吸引、冷却を行う
と共に、配管23→三方切換弁12→弁15(開)→配管14を
経由して液噴射ノズル3から加圧安水圧力:3kg/cm2・
G の低圧でベンド部2内に噴射した。
圧液体供給ポンプ20の回転数可変式のモータ20B の回転
数を減少し、加圧安水圧力:7kg/cm2・G の中圧でベン
ド部2内に噴射し、乾留初期のコークス炉炭化室のドア
と炉体との隙間からのガス漏れを防止した。また、上記
した乾留初期60分間を経過した後、低圧液体供給ポンプ
21で昇圧した安水を、配管23→三方切換弁12→配管13を
経由して液噴射ノズル4から3kg/cm2・G の低圧でベン
ド部2内に噴射し、コークス炉ガスの吸引、冷却を行う
と共に、配管23→三方切換弁12→弁15(開)→配管14を
経由して液噴射ノズル3から加圧安水圧力:3kg/cm2・
G の低圧でベンド部2内に噴射した。
【0028】上記した石炭装入時における液噴射ノズル
3、4からベンド部2内への高圧安水の同時噴射を1回
/日の頻度で6日間継続した後、ベンド部2内を点検口
9から観察した。図3(a) に、観察結果を示す。なお、
図3(a) は図3(d) のA−A矢視図を示し、観察領域
は、図3(d) に示すWの領域である。
3、4からベンド部2内への高圧安水の同時噴射を1回
/日の頻度で6日間継続した後、ベンド部2内を点検口
9から観察した。図3(a) に、観察結果を示す。なお、
図3(a) は図3(d) のA−A矢視図を示し、観察領域
は、図3(d) に示すWの領域である。
【0029】また、Aは付着物、Bは堆積物を示す。図
3(a) に示されるように、#1炭化室の上昇管のベンド
部2入口のカーボンの付着量は僅かであり、ベンド部底
部2T の堆積物も僅かであった。また、当初、液噴射ノ
ズル3から噴出する高圧安水のしぶきが上昇管1内に侵
入し、炭化室煉瓦の急冷や石炭の濡れが発生することが
懸念されたが、全く皆無であり、高圧安水のしぶきの上
昇管1内への侵入は生じないことが分かった。
3(a) に示されるように、#1炭化室の上昇管のベンド
部2入口のカーボンの付着量は僅かであり、ベンド部底
部2T の堆積物も僅かであった。また、当初、液噴射ノ
ズル3から噴出する高圧安水のしぶきが上昇管1内に侵
入し、炭化室煉瓦の急冷や石炭の濡れが発生することが
懸念されたが、全く皆無であり、高圧安水のしぶきの上
昇管1内への侵入は生じないことが分かった。
【0030】これは、液噴射ノズル3から高圧安水を噴
出する際に同時に液噴射ノズル4からも高圧安水を噴出
するため、上記したしぶきが、液噴射ノズル4から噴出
する高圧安水のエゼクタ効果によって、ドライメーン内
に吸引されるためと考えられる。 (比較例)図4に示す加圧液体供給配管系統を#2、#
3炭化室の上昇管ベンド部に接続し、コークス炉上昇管
ベンド部のカーボンの付着、堆積状況を調査した。
出する際に同時に液噴射ノズル4からも高圧安水を噴出
するため、上記したしぶきが、液噴射ノズル4から噴出
する高圧安水のエゼクタ効果によって、ドライメーン内
に吸引されるためと考えられる。 (比較例)図4に示す加圧液体供給配管系統を#2、#
3炭化室の上昇管ベンド部に接続し、コークス炉上昇管
ベンド部のカーボンの付着、堆積状況を調査した。
【0031】本実験時のベンド部2への加圧安水の吹き
込み状況を、表1に示す。すなわち、炭化室への石炭装
入時の2〜3分間に、低圧液体供給ポンプ21で昇圧した
安水を弁24(開)を経由して高圧液体供給ポンプ20に送
液し、さらに昇圧し、得られた高圧安水を配管22、三方
切換弁12、配管13を経由して液噴射ノズル4から加圧安
水圧力:30kg/cm2・G の高圧でベンド部2内に噴射し、
装炭完了後の乾留初期60分間は、高圧液体供給ポンプ20
の回転数可変式のモータ20B の回転数を減少し加圧安水
圧力:7kg/cm2・G の中圧で液噴射ノズル4からベンド
部2内に噴射し、装炭時および乾留初期のコークス炉炭
化室のドアと炉体との隙間からのガス漏れを防止した。
込み状況を、表1に示す。すなわち、炭化室への石炭装
入時の2〜3分間に、低圧液体供給ポンプ21で昇圧した
安水を弁24(開)を経由して高圧液体供給ポンプ20に送
液し、さらに昇圧し、得られた高圧安水を配管22、三方
切換弁12、配管13を経由して液噴射ノズル4から加圧安
水圧力:30kg/cm2・G の高圧でベンド部2内に噴射し、
装炭完了後の乾留初期60分間は、高圧液体供給ポンプ20
の回転数可変式のモータ20B の回転数を減少し加圧安水
圧力:7kg/cm2・G の中圧で液噴射ノズル4からベンド
部2内に噴射し、装炭時および乾留初期のコークス炉炭
化室のドアと炉体との隙間からのガス漏れを防止した。
【0032】また、上記した乾留初期60分間を経過した
後、低圧液体供給ポンプ21で昇圧した低圧安水を、配管
23→三方切換弁12→配管13を経由して液噴射ノズル4か
ら3kg/cm2・G の低圧でベンド部2内に噴射し、コーク
ス炉ガスの吸引、冷却を行った。一方、液噴射ノズル3
においては、常時、低圧液体供給ポンプ21で昇圧した低
圧安水を、配管23→配管25→弁15(開)→配管14を経由
して加圧安水圧力:3kg/cm2・G の低圧でベンド部2内
に噴射した。
後、低圧液体供給ポンプ21で昇圧した低圧安水を、配管
23→三方切換弁12→配管13を経由して液噴射ノズル4か
ら3kg/cm2・G の低圧でベンド部2内に噴射し、コーク
ス炉ガスの吸引、冷却を行った。一方、液噴射ノズル3
においては、常時、低圧液体供給ポンプ21で昇圧した低
圧安水を、配管23→配管25→弁15(開)→配管14を経由
して加圧安水圧力:3kg/cm2・G の低圧でベンド部2内
に噴射した。
【0033】上記した実験を6日間継続した後、前記し
た実施例1と同様の方法でベンド部2内を観察した。図
3(b) に#2炭化室の上昇管ベンド部の観察結果を示
し、図3(c) に#3炭化室の上昇管ベンド部の観察結果
を示す。図3(b) 、(c) に示されるように、#2炭化
室、#3炭化室いずれの場合も、上昇管のベンド部底部
2T にタール、カーボンが多量に堆積していた。
た実施例1と同様の方法でベンド部2内を観察した。図
3(b) に#2炭化室の上昇管ベンド部の観察結果を示
し、図3(c) に#3炭化室の上昇管ベンド部の観察結果
を示す。図3(b) 、(c) に示されるように、#2炭化
室、#3炭化室いずれの場合も、上昇管のベンド部底部
2T にタール、カーボンが多量に堆積していた。
【0034】(実施例2)前記した実施例1において、
高圧安水のベンド部への同時供給、噴射を、乾留初期
(60分間)経過後、コークス押出し迄の間に行った。本
実験時のベンド部2への加圧安水の吹き込み状況を、表
1に示す。上記した実験を6日間継続した後、前記した
実施例1と同様の方法でベンド部2内を観察した。
高圧安水のベンド部への同時供給、噴射を、乾留初期
(60分間)経過後、コークス押出し迄の間に行った。本
実験時のベンド部2への加圧安水の吹き込み状況を、表
1に示す。上記した実験を6日間継続した後、前記した
実施例1と同様の方法でベンド部2内を観察した。
【0035】その結果、本実験時においても、#1炭化
室の上昇管のベンド部2入口のカーボンの付着量は僅か
であり、ベンド部底部2T の堆積物も僅かであった。ま
た、高圧安水のしぶきの上昇管1内への侵入も見られな
かった。
室の上昇管のベンド部2入口のカーボンの付着量は僅か
であり、ベンド部底部2T の堆積物も僅かであった。ま
た、高圧安水のしぶきの上昇管1内への侵入も見られな
かった。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、コークス炉上昇管ベン
ド部のカーボン付着および堆積を効果的に防止すること
が可能となった。さらに、本発明によれば、10〜45kg/c
m2・G の圧力の加圧液体で上記効果を得ることができる
ため、装炭時に使用する高圧液体供給ポンプを兼用で
き、設備の小型化、高圧設備の保守面の負荷が低減可能
であるという工業的に極めて優れた効果を得ることが可
能となった。
ド部のカーボン付着および堆積を効果的に防止すること
が可能となった。さらに、本発明によれば、10〜45kg/c
m2・G の圧力の加圧液体で上記効果を得ることができる
ため、装炭時に使用する高圧液体供給ポンプを兼用で
き、設備の小型化、高圧設備の保守面の負荷が低減可能
であるという工業的に極めて優れた効果を得ることが可
能となった。
【図1】本発明に係るコークス炉上昇管曲管部の液噴射
ノズルへの加圧液体供給配管系統の一例を示す説明図で
ある。
ノズルへの加圧液体供給配管系統の一例を示す説明図で
ある。
【図2】本発明に係るコークス炉上昇管曲管部の液噴射
ノズルへの加圧液体供給配管系統の一例を示す説明図で
ある。
ノズルへの加圧液体供給配管系統の一例を示す説明図で
ある。
【図3】ベンド部内の観察結果を示す模式図(a) 、(b)
およびベンド部内の観察方法、観察領域を示す説明図で
ある。
およびベンド部内の観察方法、観察領域を示す説明図で
ある。
【図4】コークス炉上昇管曲管部の液噴射ノズルへの加
圧液体供給配管系統を示す説明図である。
圧液体供給配管系統を示す説明図である。
【図5】コークス炉上昇管曲管部の液噴射ノズルを示す
説明図である。
説明図である。
1 コークス炉上昇管 2 コークス炉上昇管曲管部(:ベンド部) 2a 直管 2b 曲管 2T ベンド部底部 3 コークス炉上昇管曲管部における上流側に配設され
た液噴射ノズル 4 コークス炉上昇管曲管部における下流側に配設され
た液噴射ノズル 5 ドライメーン(集合配管) 6 ダンパ 7 コークス炉炭化室(:炭化室) 8 石炭 9 点検口 10 高中圧加圧液体供給配管 11 低圧加圧液体供給配管 12 三方切換弁 13、14、22、23、25 加圧液体供給配管 15、24 弁 20 高圧液体供給ポンプ 20A 、21A 液体昇圧ポンプ 20B 、21B 回転数可変式のモータ 21 低圧液体(低圧加圧液体)供給ポンプ A 付着物 B 堆積物 W ベンド部観察領域
た液噴射ノズル 4 コークス炉上昇管曲管部における下流側に配設され
た液噴射ノズル 5 ドライメーン(集合配管) 6 ダンパ 7 コークス炉炭化室(:炭化室) 8 石炭 9 点検口 10 高中圧加圧液体供給配管 11 低圧加圧液体供給配管 12 三方切換弁 13、14、22、23、25 加圧液体供給配管 15、24 弁 20 高圧液体供給ポンプ 20A 、21A 液体昇圧ポンプ 20B 、21B 回転数可変式のモータ 21 低圧液体(低圧加圧液体)供給ポンプ A 付着物 B 堆積物 W ベンド部観察領域
Claims (4)
- 【請求項1】 コークス炉上昇管曲管部における上流側
および下流側のそれぞれに液噴射ノズルを配設し、当該
2箇所の液噴射ノズルに同時に高圧液体を供給すること
を特徴とするコークス炉上昇管曲管部のカーボン付着防
止方法。 - 【請求項2】 前記した2箇所の液噴射ノズルへの高圧
液体の同時供給を、コークス炉炭化室への石炭装入時に
行うことを特徴とする請求項1記載のコークス炉上昇管
曲管部のカーボン付着防止方法。 - 【請求項3】 前記した2箇所の液噴射ノズルの入口に
おける前記高圧液体の圧力がいずれも10〜45kg/cm2・G
であることを特徴とする請求項1または2記載のコーク
ス炉上昇管曲管部のカーボン付着防止方法。 - 【請求項4】 前記した2箇所の液噴射ノズルに、同一
の高圧液体供給ポンプによって高圧液体を供給すること
を特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のコークス炉
上昇管曲管部のカーボン付着防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10369044A JP2000192048A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | コ―クス炉上昇管曲管部のカ―ボン付着防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10369044A JP2000192048A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | コ―クス炉上昇管曲管部のカ―ボン付着防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000192048A true JP2000192048A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18493421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10369044A Pending JP2000192048A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | コ―クス炉上昇管曲管部のカ―ボン付着防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000192048A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114160515A (zh) * | 2021-11-24 | 2022-03-11 | 天津铁厂有限公司 | 一种焦炉地下室煤气横排管清洗装置及清洗方法 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP10369044A patent/JP2000192048A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114160515A (zh) * | 2021-11-24 | 2022-03-11 | 天津铁厂有限公司 | 一种焦炉地下室煤气横排管清洗装置及清洗方法 |
CN114160515B (zh) * | 2021-11-24 | 2023-08-15 | 天津铁厂有限公司 | 一种焦炉地下室煤气横排管清洗装置及清洗方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040427 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040831 |