JP2000191537A - 炎症性呼吸器疾患治療剤 - Google Patents

炎症性呼吸器疾患治療剤

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JP2000191537A
JP2000191537A JP36755698A JP36755698A JP2000191537A JP 2000191537 A JP2000191537 A JP 2000191537A JP 36755698 A JP36755698 A JP 36755698A JP 36755698 A JP36755698 A JP 36755698A JP 2000191537 A JP2000191537 A JP 2000191537A
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dihydroxyvitamin
acute
oxa
vitamin
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JP36755698A
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Kazuya Takenouchi
一弥 竹之内
Hiroaki Mihashi
弘明 三橋
Tomohiro Ota
知裕 太田
Ichiro Hamamura
一郎 濱村
Yasuhiro Takano
泰宏 高野
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 炎症性呼吸器疾患の治療剤を提供する。 【解決手段】 治療有効量の、 (1) 1α−ヒドロキシビタミンD3 (2) 1α,24(R)−ジヒドロキシビタミンD3 (3) 1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 (4) 1α,24,25−トリヒドロキシビタミンD
3 (5) 24,24−ジフルオロ−1α,25−ジヒド
ロキシビタミンD3 (6) 26,26,26,27,27,27−ヘキサ
フルオロ−1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 (7) 22−オキサ−1α,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3 (8) 22−デヒドロ−1α,24(S)−ジヒドロ
キシビタミンD3−25,26,27−シクロプロパン (9) 20−エピ−22−オキサ−24a,26a,
27a−トリホモ−1α,25−ジヒドロキシビタミン
3などからなる群から選ばれる1種または2種以上の
ビタミンD3誘導体またはその医薬上許容される溶媒和
物を含有する炎症性呼吸器疾患治療剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品として有用
なビタミンD3誘導体またはその医薬上許容される溶媒
和物を用いる治療剤に関する。さらに詳しくは、好中球
浸潤抑制作用を有する1α−ヒドロキシビタミンD3
導体またはその医薬上許容される溶媒和物を有効成分と
する炎症性呼吸器疾患の治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】気道感染は、病原体が気道の感染予防機
構を乗り越えて侵入した際に成立する病態で、気管支拡
張薬や去痰薬のような気道クリアランスを改善させる治
療を根幹とする。しかし、感染により急性増悪をきたし
た場合には起炎菌に対して抗菌剤治療を強力に行う治療
が主体である。ところが、ほとんどの基礎疾患は急性増
悪を繰り返すたびに確実に悪化してゆくことが多い。さ
らにMRSA等の耐性菌の出現により抗菌剤に頼りすぎ
る現在の治療が見直されつつある。
【0003】最近、慢性下気道感染症に対するエリスロ
マイシンの少量長期投与の有用性が報告され、注目され
ている。慢性下気道感染症とは慢性気管支炎、びまん性
汎細気管支炎、および気管支拡張症等にみられる細菌感
染を総称したものである(他に感染を伴う気管支喘息、
慢性肺気腫、肺結核後遺症などが含まれることもあ
る)。これらは疾患名は異なるが、いずれも多量の膿性
痰、労作性呼吸困難、低酸素血症などの共通した病態を
とることが知られている。
【0004】エリスロマイシンの作用機序に関しては単
なる抗菌力に基づくものではないと推測されており、細
菌そのものよりむしろそれに伴って気道に集積する炎症
細胞、特に好中球に作用しているものと理解されてい
る。すなわち、感染に基づく種々の刺激により好中球が
組織に浸潤して、プロテアーゼや活性酸素を放出し、こ
れが上皮傷害、繊毛運動障害、粘液過分泌をもたらし、
呼吸生理作用に悪影響を及ぼしていること、そしてエリ
スロマイシンがこれらの過程に作用しているものと考え
られている。
【0005】炎症性呼吸器疾患モデルとしてはエンドト
キシン(リポポリサッカライド、LPS)誘発肺炎症モ
デル(Esbenshade, A.M. ら,ジャーナル・オブ・アプラ
イド・フィジオロジー(J. Appl. Physiol.)、53
巻、967−976頁、1982年)、がよく知られて
おり、気道および肺炎症等の炎症性肺疾患の急性悪化様
の病態を示すことが報告されている(Hurlar, L.M. ら,
ジャーナル・オブ・アプライド・フィジオロジー(J.
Appl. Physiol.)、54巻、1463−1468頁、1
983年)。また、下気道感染モデルとしては、緑濃菌
下気道感染モデルが知られており、これはヒトの感染を
伴う気道炎症に類似したモデルである(アメリカン・レ
ビュー・オブ・レスピラトリー・ディジーズ(American R
eview ofRespiratory Disease)、119巻、1979
年)とともに肺における菌増殖と過度の好中球浸潤が病
態の悪化に重要であることが報告されている(エクスペ
リメンタル・ラング・リサーチ(Experimental Lung rese
arch)、20巻、351−366頁、1994年)。
【0006】このような考えから、エンドトキシン(L
PS等の炎症誘発物質)誘発肺炎症モデルや緑濃菌下気
道感染モデルにおいて好中球の肺組織浸潤を抑制する薬
剤あるいは好中球の機能を抑制する薬剤は、炎症性呼吸
器疾患の治療剤として有用といえる。
【0007】一方、活性型ビタミンD3誘導体は小腸で
のカルシウム吸収促進作用を有し、骨では骨吸収、骨形
成を調節するなどの作用を有し、種々のカルシウム代謝
異常に基づく疾患の治療剤として使用されている。近年
ではこれらの作用に加えて、免疫調節作用、細胞増殖抑
制作用や細胞分化誘導作用が見いだされ、例えば関節リ
ューマチ治療剤(特開昭56−26820号公報)、喘
息などの抗アレルギー剤(特開昭63−107928号
公報、イギリス特許2260904号明細書(GB22
60904−A))、乾せん治療剤(特公平3−680
09号公報)、トロンボキサンA2の産生に起因する疾
患の治療剤(特開平5−294834号公報)、湿疹、
皮膚炎治療剤(特開平7−291868号公報)等への
適応が検討されている。
【0008】また、新規ビタミンD3類縁体について、
炎症性疾患(例えばリューマチ様関節炎)ないしは喘息
への適応がいくつか示されているが(例えば、特表平2
−502824号公報、特表平3−504377号公報
など)、これらは開示されている新規ビタミンD3類縁
体の製造法やそれを用いた製剤例の具体的な記述はある
ものの、適応症についての具体的な有効例を示す実施例
は記載されておらず、作用機序の提示もない。
【0009】さらに苑田らはin vitroの試験系で1α,
25−ジヒドロキシビタミンD3が緑濃菌やIL−1β
刺激による肺胞マクロファージならびに好中球からのI
L−8産生を抑制することを示し、この結果から1α,
25−ジヒドロキシビタミンD3の慢性下気道疾患治療
剤としての可能性を示唆している(アメリカン・ジャー
ナル・オブ・レスピラトリー・アンド・クリティカル・ケア・
メディシン(Am. J. Repir. Crit. Care Med.)、14
9巻、4号、A678、1994年)。しかし苑田らの
報告は、健常者由来細胞を用いた単純なin vitro実験系
におけるIL−8産生抑制という一現象を示しているに
過ぎない。従って、この報告に基づいて複雑な病態を呈
する肺炎症や気道感染症に対して1α,25−ジヒドロ
キシビタミンD3が有効性を示したとは言い難い。事
実、苑田らの実験系と類似の系において、ステロイド剤
でも同様の効果が認められているが(イミュノロジー
(Immunology)、81巻、389−394頁、1994
年)、ステロイド剤は慢性下気道疾患にはその副作用の
ために単独使用できないことが広く知られている。事
実、後記実施例で詳細に述べるように、本発明の発明者
の実施した緑濃菌下気道感染モデルにおいてステロイド
は気道感染を増悪させた。従って、in vitroにおけるI
L−8産生抑制が即、慢性下気道疾患治療剤となり得る
根拠とすることはできない。さらに、気道炎症において
はIL−8のみならず細菌由来物質、補体、アラキドン
酸代謝物等さまざまな因子が好中球浸潤を誘導すること
からも、上記のエンドトキシン誘発肺炎症モデルや緑濃
菌下気道感染モデルのようなヒトでの病態に類似したin
vivoモデルでの効果を証明することが重要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ビタミンD3誘導体またはその医薬上許容
される溶媒和物を有効成分としする好中球浸潤抑制作用
を有する炎症性呼吸器疾患治療剤を見いだすことであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ビタミン
3誘導体がLPS誘発肺炎症モデルや緑濃菌下気道感
染モデルにおいて好中球肺浸潤を抑制し、炎症性肺疾患
治療剤として極めて有効であることを見出し、本発明に
到達した。
【0012】すなわち、本発明は、治療有効量の、 (1) 1α−ヒドロキシビタミンD3(アルファカル
シドール) (2) 1α,24(R)−ジヒドロキシビタミンD3
(タカルシトール) (3) 1α,25−ジヒドロキシビタミンD3(カル
シトリオール) (4) 1α,24,25−トリヒドロキシビタミンD
3 (5) 24,24−ジフルオロ−1α,25−ジヒド
ロキシビタミンD3 (6) 26,26,26,27,27,27−ヘキサ
フルオロ−1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 (7) 22−オキサ−1α,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3(OCT) (8) 22−デヒドロ−1α,24(S)−ジヒドロ
キシビタミンD3−25,26,27−シクロプロパン
(MC903) (9) 20−エピ−22−オキサ−24a,26a,
27a−トリホモ−1α,25−ジヒドロキシビタミン
3(KH1060) (10) 16−エン−23−イン−1α,25−ジヒ
ドロキシビタミンD3(Ro23−7553) (11) 2β−(3−ヒドロキシプロポキシ)−1
α,25−ジヒドロキシビタミンD3(ED71) からなる群から選ばれる1種または2種以上のビタミン
3誘導体またはその医薬上許容される溶媒和物を含有
する炎症性呼吸器疾患治療剤である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるビタミンD3
誘導体は、 (1) 1α−ヒドロキシビタミンD3(アルファカル
シドール) (2) 1α,24(R)−ジヒドロキシビタミンD3
(タカルシトール) (3) 1α,25−ジヒドロキシビタミンD3(カル
シトリオール) (4) 1α,24,25−トリヒドロキシビタミンD
3 (5) 24,24−ジフルオロ−1α,25−ジヒド
ロキシビタミンD3 (6) 26,26,26,27,27,27−ヘキサ
フルオロ−1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 (7) 22−オキサ−1α,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3(OCT) (8) 22−デヒドロ−1α,24(S)−ジヒドロ
キシビタミンD3−25,26,27−シクロプロパン
(MC903) (9) 20−エピ−22−オキサ−24a,26a,
27a−トリホモ−1α,25−ジヒドロキシビタミン
3(KH1060) (10) 16−エン−23−イン−1α,25−ジヒ
ドロキシビタミンD3(Ro23−7553) (11) 2β−(3−ヒドロキシプロポキシ)−1
α,25−ジヒドロキシビタミンD3(ED71) からなる群から選ばれる1種または2種以上のビタミン
3誘導体である。
【0014】これらのビタミンD3誘導体の中でも好ま
しいものとして、 (1) 1α,24(R)−ジヒドロキシビタミンD3
(タカルシトール) (2) 1α,25−ジヒドロキシビタミンD3(カル
シトリオール) (3) 22−オキサ−1α,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3(OCT) (4) 22−デヒドロ−1α,24(S)−ジヒドロ
キシビタミンD3−25,26,27−シクロプロパン
(MC903) (5) 20−エピ−22−オキサ−24a,26a,
27a−トリホモ−1α,25−ジヒドロキシビタミン
3(KH1060) (6) 16−エン−23−イン−1α,25−ジヒド
ロキシビタミンD3(Ro23−7553) (7) 2β−(3−ヒドロキシプロポキシ)−1α,
25−ジヒドロキシビタミンD3(ED71) を挙げることができ、さらに好ましくは、 (1) 1α,24(R)−ジヒドロキシビタミンD3
(タカルシトール) (2) 1α,25−ジヒドロキシビタミンD3(カル
シトリオール) (3) 22−オキサ−1α,25−ジヒドロキシビタ
ミンD3(OCT) (4) 20−エピ−22−オキサ−24a,26a,
27a−トリホモ−1α,25−ジヒドロキシビタミン
3(KH1060) を挙げることができ、最も好ましくは、1α,24
(R)−ジヒドロキシビタミンD3(タカルシトール)
を挙げることができる。
【0015】本発明で用いられるビタミンD3誘導体
は、必要に応じてその医薬上許容される溶媒和物に変換
することができる。そのような溶媒としては、水、メタ
ノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、ブタノール、t−ブタノール、アセトニ
トリル、アセトン、メチルエチルケトン、クロロホル
ム、酢酸エチル、ジエチルエーテル、t−ブチルメチル
エーテル、ベンゼン、トルエン、DMF、DMSO等を
挙げることができる。特に、水、メタノール、エタノー
ル、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ア
セトニトリル、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エ
チルを好ましいものとして挙げることができる。
【0016】本発明で示したビタミンD3誘導体の製造
は、文献記載の方法によって行うことができる。例え
ば、特公昭56−54315号公報、特公昭57−45
740号公報、特公昭54−18244号公報、特公昭
59−104358号公報、特公昭61−48498号
公報、特公昭62−28925号公報、特公昭61−4
0231号公報、特公昭61−48501号公報、特開
昭63−183534号公報、特開昭52−10896
0号公報、特開昭61−140560号公報、特表平8
−505612号公報等、従来公知の製造法によって得
ることができる。
【0017】さらにこのようにして得られるビタミンD
3誘導体は、必要に応じて前述のような医薬上許容され
る溶媒和物に変換することができる。
【0018】本発明の治療剤の対象となる炎症性呼吸器
疾患としては、例えばかぜ、急性咽頭炎、急性鼻炎、急
性副鼻腔炎、急性扁桃炎、急性喉頭炎、急性喉頭蓋炎、
急性気管炎などの急性上気道感染症;蓄膿症、慢性副鼻
腔膿瘍、慢性副鼻腔化膿、慢性上顎洞炎、慢性前頭洞
炎、慢性し骨洞炎、慢性蝶形骨洞炎、汎副鼻腔炎などの
慢性副鼻腔炎;アレルギー性鼻炎;慢性気管支炎、びま
ん性汎細気管支炎、気管支拡張症などの慢性下気道感染
症;肺気腫;肺炎;気管支喘息;肺結核後遺症;急性呼
吸窮迫症候群;嚢胞性線維症;および肺線維症からなる
群から選ばれる1種または2種以上の炎症性呼吸器疾患
を挙げることができる。
【0019】これらの中でも、本発明の対象の炎症性呼
吸器疾患としては、かぜ、急性咽頭炎、急性鼻炎、急性
副鼻腔炎、急性扁桃炎、急性喉頭炎、急性喉頭蓋炎、お
よび急性気管支炎などの急性上気道感染症;慢性気管支
炎、びまん性汎細気管支炎、および気管支拡張症などの
慢性下気道感染症;気管支喘息;肺気腫;肺結核後遺
症;嚢胞性線維症からなる群から選ばれる1種または2
種以上の炎症性呼吸器疾患を好ましいものとして挙げら
れる。
【0020】さらには、慢性気管支炎、びまん性汎細気
管支炎、気管支拡張症などの慢性下気道感染症;気管支
喘息;肺気腫;肺結核後遺症;嚢胞性線維症からなる群
から選ばれる1種または2種以上の炎症性呼吸器疾患を
最も好ましいものとして挙げることができる。
【0021】本発明の炎症性呼吸器疾患の治療剤は、経
口的に、あるいは静脈内、皮下、筋肉内、経皮、経鼻、
直腸内等の非経口的に、または吸入によって投与するこ
とができる。
【0022】経口投与のための剤型としては、錠剤、丸
剤、散剤、顆粒剤、液剤、懸濁剤、シロップ剤、カプセ
ル剤などがある。
【0023】錠剤を調製する際には常法に従ってラクト
ース、スターチ、炭酸カルシウム、結晶性セルロース、
あるいはケイ酸などの賦形剤;カルボキシメチルセルロ
ース、メチルセルロース、リン酸カルシウム、あるいは
ポリビニルピロリドン等の結合剤;アルギン酸ナトリウ
ム、重ソウ、ラウリル硫酸ナトリウムやステアリン酸モ
ノグリセライド等の崩壊剤;グリセリン等の潤滑剤;カ
オリン、コロイド状シリカ等の吸収剤;タルク、粒状ホ
ウ酸などの潤滑剤などの添加剤が用いられて製剤化され
る。
【0024】丸剤、散剤または顆粒剤も上記と同様添加
剤を用いて常法に従って製剤化される。
【0025】液剤、懸濁剤、シロップ剤などの液体製剤
も常法に従って製剤化される。担体としては例えばトリ
カプリリン、トリアセチン、ヨード化ケシ油脂肪酸エス
テル等のグリセロールエステル類;水;エタノール等の
アルコール類;流動パラフィン、ココナッツ油、大豆
油、ゴマ油、トウモロコシ油等の油性基剤が用いられ
る。
【0026】カプセル剤は散剤、顆粒剤、液体製剤等を
ゼラチン等のカプセルに充填することにより成型され
る。
【0027】静脈内、皮下、筋肉内投与の剤型としては
無菌の水性あるいは非水溶性溶液剤などの形態にある注
射剤がある。水溶性液剤は例えば生理食塩水などが用い
られる。非水性溶液剤は、例えばプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコールまたはオリーブ油のような
植物油、オレイン酸エチル、ヨード化ケシ油脂肪酸エス
テルのような注射しうる有機エステル類などが用いられ
る。これらの製剤には必要に応じて等張化剤、防腐剤、
湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定剤などが添加され、また
バクテリア保留フィルターをとおす濾過、殺菌剤の配
合、あるいは照射等の処理を適宜行うことによって無菌
化できる。また無菌の固形製剤を製造し、使用直前に無
菌水または無菌の注射用溶媒に溶解して使用することが
できる。
【0028】また本発明で用いられる化合物は、α,
β,またはγ−シクロデキストリンあるいはメチル化シ
クロデキストリン等と包接化合物を形成して使用するこ
ともできる。またリポ化の形態にした注射剤でもよい。
【0029】経皮投与用薬剤の剤形としては、軟膏、ク
リーム、ローション、液剤等が挙げられる。
【0030】軟膏の基剤としては、例えばヒマシ油、オ
リーブ油、ゴマ油、サフラワー油などの脂肪油;ラノリ
ン;白色、黄色もしくは親水ワセリン;ロウ;オレイル
アルコール、イソステアリルアルコール、オクチルイド
デカノール、ヘキシルデカノールなどの高級アルコール
類;グリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ソルビトール、1,3−ブタン
ジオールなどのグリコール類などが挙げられる。また本
発明で用いられる化合物の可溶化剤としてエタノール、
ジメチルスルホキシド、ポリエチレングリコールなどを
用いてもよい。また必要に応じて、パラオキシ安息香酸
エステル、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、ソルビン
酸、ホウ酸などの保存剤;ブチルヒドロキシアニソー
ル、ジブチルヒドロキシトルエンなどの酸化防止剤など
を用いてもよい。
【0031】また、経皮吸収促進を図るため、ジイソプ
ロピルアジペート、ジエチルセバケート、エチルカプロ
エート、エチルラウレートなどの吸収促進剤を加えても
よい。また、安定化を図るため、本発明で用いられる化
合物はα,β,またはγ−シクロデキストリンあるいは
メチル化シクロデキストリン等と包接化合物を形成して
使用することもできる。
【0032】軟膏は通常の方法によって製造することが
できる。クリーム剤としては水中油型クリーム剤の形態
が本発明で用いられる化合物の安定化を図るうえで好ま
しい。またその基剤としては、前述したような脂肪油、
高級アルコール類、グリコール類などが用いられ、また
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビ
タンモノ脂肪酸エステル、ポリソルベート80、ラウリ
ル硫酸ナトリウムなどの乳化剤が用いられる。さらに、
必要に応じて前述したような保存剤、酸化防止剤などを
添加してもよい。また、軟膏剤の場合と同様に、本発明
で用いられる化合物をシクロデキストリン、メチル化シ
クロデキストリンの包接化合物として用いることもでき
る。クリーム剤は通常の方法によって製造することがで
きる。
【0033】ローション剤としては、懸濁型、乳剤型、
溶液型ローション剤が挙げられる。懸濁型ローション剤
は、アルギン酸ナトリウム、トラガント、カルボキシメ
チルセルロースナトリウムなどの懸濁化剤を用い、必要
に応じて酸化防止剤、保存剤などを加えて得られる。
【0034】乳化型ローション剤は、ソルビタンモノ脂
肪酸エステル、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナト
リウムなどの乳化剤を用い、通常の方法で得られる。溶
剤としては、本発明で用いられる化合物をエタノールな
どのアルコール溶液に溶解し、必要に応じて酸化防止
剤、保存剤などを添加したものが挙げられる。
【0035】これらの剤形以外でも、パスタ剤、パップ
剤、エアゾール剤等の剤形が挙げられる。かかる製剤は
通常の方法によって製造することができる。
【0036】経鼻による投与の製剤は、液状または粉末
状の組成物として与えられる。液状剤の基剤としては
水、食塩水、リン酸緩衝液、酢酸緩衝液等が用いられ、
さらに界面活性剤、酸化防止剤、安定剤、保存剤、粘性
付与剤を含んでいてもよい。粉末状剤の基剤としては、
水吸収性のものが好ましく、例えば、水易溶性のポリア
クリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム、ポリア
クリル酸アンモニウムなどのポリアクリル酸塩類、メチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナ
トリウムなどのセルロース低級アルキルエーテル類、ポ
リエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、アミロ
ース、プルランなどが、また水難溶性の結晶セルロー
ス、α−セルロース、架橋カルボキシメチルセルロース
ナトリウムなどのセルロース類、ヒドロキシプロピン澱
粉、カルボキシメチル澱粉、架橋澱粉、アミロース、ア
ミロペクチン、ペクチンなどの澱粉類、ゼラチン、カゼ
イン、カゼインナトリウムなどのタンパク類、アラビア
ガム、トラガントガム、グルコマンナンなどのガム類、
ポリビニルポリピロリドン、架橋ポリアクリル酸および
その塩、架橋ポリビニルアルコールなどが挙げられ、こ
れらを混合して用いてもよい。さらに粉末状剤には、酸
化防止剤、着色剤、保存剤、防腐剤、矯腐剤等を添加し
てもよい。かかる液状剤、粉末状剤は例えばスプレー器
具等を用いて投与することができる。
【0037】直腸内投与のためには、ゼラチンソフトカ
プセルなどの通常の坐剤が用いられる。
【0038】また吸入のためには、スプレー、ネブライ
ザー、アトマイザー等の投与装置を用いて、有効成分の
ビタミンD3誘導体を単独または適当な生体適合性の賦
形剤と組み合わせて粉末状または液状組成物として疾患
部位に投与することができる。あるいはフロン等のエア
ロゾル用噴射剤に懸濁することによって疾患部位に投与
することもできる。
【0039】本発明の有効成分の治療有効量は、投与経
路、患者の年齢、性別、疾患の程度によって異なるが、
通常0.001〜100μg/日程度、より好適には
0.01〜50μg/日程度であり、投与回数は通常1
〜3回/日であり、このような条件を満足するように製
剤を調製するのが好ましい。
【0040】なお、本発明の炎症性呼吸器疾患治療剤
は、既存の薬剤と併用することも可能である。
【0041】
【実施例】[実施例1]LPS誘発肺炎症モデルを用いた好中球浸潤抑制作用 雄性ゴールデンハムスターを吸入用チャンバー(容量:
12リットル)に入れ、超音波ネブライザーにて発生さ
せたLPS(ネブライザー充填濃度:2.0mg/m
l)を30分間吸入させ、肺炎症を惹起した。LPSの
吸入直後にハロセン麻酔下にて本発明に記載の化合物を
経気道投与あるいは経口投与し、24時間後に気管支肺
胞洗浄を行って洗浄液中の好中球数を測定した。本発明
に記載の化合物を投与しない場合の好中球数をコントロ
ールとし、これに対する好中球数の減少率が40%とな
る投与量をED40(μg/kg)として示した。結果を
表1(経気道投与)および表2(経口投与)に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】表1および表2の結果から、本発明の炎症
性呼吸器疾患治療剤は、本モデルにおいて好中球浸潤抑
制作用を有することが認められた。以上のことから本発
明に記載の化合物は炎症性呼吸器疾患治療剤として有効
であることが示された。
【0045】[実施例2]緑濃菌下気道感染モデルを用いた好中球浸潤抑制作用お
よび肺内菌数増加抑制作用 寒天ビーズ内に封入した緑濃菌(臨床分離5276株)
を約1×105CFU/headでラット(SD系、雄
性、5.5週齢)に経気道的に接種した。接種の2時間
後に1%EtOH−0.005% tween80に溶解
させた1α,24(R)−ジヒドロキシビタミンD
3(タカルシトール)(0、0.05、0.5、5μg/
kg)を超音波ネブライザーにより20分間吸入投与し
た。接種の翌日(1回目の1α,24(R)−ジヒドロ
キシビタミンD3吸入の約12時間後)からは、約12
時間おきに上記濃度の1α,24(R)−ジヒドロキシ
ビタミンD3を同様に2日間吸入投与した(1α,24
(R)−ジヒドロキシビタミンD3吸入回数:5回)。
試験中ラットは、水、餌の自由摂取下で飼育した。接種
後3日目に気管支肺胞洗浄液中の好中球数および肺内菌
数を測定し、1α,24(R)−ジヒドロキシビタミン
3の効果を判定した。なお、上記において1α,24
(R)−ジヒドロキシビタミンD3を吸入させず、溶媒
のみを吸入させたものを対照(control、vehicle)とし
た。回収した気管支肺胞洗浄液中の好中球数は、ラット
をウレタン麻酔下屠殺し、右側気管支を遮断した状態で
左側気管支肺胞洗浄を行い(PBS(−)4ml)、総
細胞数を計測し、塗沫標本作製後に好中球の割合を算
出、先の総細胞数に乗じた値から求めた。
【0046】肺内菌数は、右側肺の1および4葉を湿重
量測定後、20%濃度(w/v)となるように滅菌生理
食塩水を加えホモジネートを調製し、さらに101−1
6倍の希釈系列を調製したものを寒天培地上で培養
し、発生するコロニー数から肺1gあたりの菌数に換算
して求めた。
【0047】また、別日に、上記1α,24(R)−ジ
ヒドロキシビタミンD3と同様のスケジュールによるデ
キサメサゾン(Dexamethasone)(5mg/kg/回、
陰性対照(control):生理食塩水(Saline))経口投
与の評価試験を実施した。結果を表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】表3の結果から、1α,24(R)−ジヒ
ドロキシビタミンD3(タカルシトール)の反復吸入に
より、緑濃菌気道感染による下気道炎症、すなわち気管
支肺胞洗浄液中の好中球数の増加ならびに肺内菌数の増
加を用量依存的に抑制する傾向を示したことがわかる。
よってこの化合物は炎症性呼吸器疾患治療剤として有効
であることが示された。
【0050】一方、対照薬剤として使用したデキサメサ
ゾンは、好中球の数こそ減少させてはいるものの肺内菌
数を増加させており、一時的に好中球による気道炎症を
抑制するものの感染増悪による2次的炎症を誘発し、気
道感染の悪循環を引き起こすことが推察される。本結果
は、呼吸器感染症にステロイドの単独使用は困難とする
臨床知見と一致している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 29/00 A61K 31/00 629 (72)発明者 太田 知裕 東京都日野市旭が丘4丁目3番2号 帝人 株式会社東京研究センター内 (72)発明者 濱村 一郎 東京都日野市旭が丘4丁目3番2号 帝人 株式会社東京研究センター内 (72)発明者 高野 泰宏 東京都日野市旭が丘4丁目3番2号 帝人 株式会社東京研究センター内 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 DA15 DA16 MA01 MA02 MA03 MA04 NA14 ZA34 ZA59 ZB11 ZB13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療有効量の、 (1) 1α−ヒドロキシビタミンD3 (2) 1α,24(R)−ジヒドロキシビタミンD3 (3) 1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 (4) 1α,24,25−トリヒドロキシビタミンD
    3 (5) 24,24−ジフルオロ−1α,25−ジヒド
    ロキシビタミンD3 (6) 26,26,26,27,27,27−ヘキサ
    フルオロ−1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 (7) 22−オキサ−1α,25−ジヒドロキシビタ
    ミンD3 (8) 22−デヒドロ−1α,24(S)−ジヒドロ
    キシビタミンD3−25,26,27−シクロプロパン (9) 20−エピ−22−オキサ−24a,26a,
    27a−トリホモ−1α,25−ジヒドロキシビタミン
    3 (10) 16−エン−23−イン−1α,25−ジヒ
    ドロキシビタミンD3 (11) 2β−(3−ヒドロキシプロポキシ)−1
    α,25−ジヒドロキシビタミンD3 からなる群から選ばれる1種または2種以上のビタミン
    3誘導体またはその医薬上許容される溶媒和物を含有
    する炎症性呼吸器疾患治療剤。
  2. 【請求項2】 治療有効量の、 (1) 1α,24(R)−ジヒドロキシビタミンD3 (2) 1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 (3) 22−オキサ−1α,25−ジヒドロキシビタ
    ミンD3 (4) 22−デヒドロ−1α,24(S)−ジヒドロ
    キシビタミンD3−25,26,27−シクロプロパン (5) 20−エピ−22−オキサ−24a,26a,
    27a−トリホモ−1α,25−ジヒドロキシビタミン
    (6) 16−エン−23−イン−1α,25−ジヒド
    ロキシビタミンD (7) 2β−(3−ヒドロキシプロポキシ)−1α,
    25−ジヒドロキシビタミンD3 からなる群から選ばれる1種または2種以上のビタミン
    3誘導体またはその医薬上許容される溶媒和物を含有
    する炎症性呼吸器疾患治療剤。
  3. 【請求項3】 治療有効量の、 (1) 1α,24(R)−ジヒドロキシビタミンD3 (2) 1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 (3) 22−オキサ−1α,25−ジヒドロキシビタ
    ミンD3 (4) 20−エピ−22−オキサ−24a,26a,
    27a−トリホモ−1α,25−ジヒドロキシビタミン
    3 からなる群から選ばれる1種または2種以上のビタミン
    3誘導体またはその医薬上許容される溶媒和物を含有
    する炎症性呼吸器疾患治療剤。
  4. 【請求項4】 ビタミンD3誘導体が、1α,24
    (R)−ジヒドロキシビタミンD3である、請求項1に
    記載の炎症性呼吸器疾患治療剤。
  5. 【請求項5】 炎症性呼吸器疾患が、急性上気道感染
    症、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、慢性下気道感染
    症、肺気腫、肺炎、気管支喘息、肺結核後遺症、急性呼
    吸窮迫症候群、嚢胞性線維症、および肺線維症からなる
    群から選ばれる1種または2種以上の炎症性呼吸器疾患
    である、請求項1から請求項4のいずれかに記載の炎症
    性呼吸器疾患治療剤。
  6. 【請求項6】 急性上気道感染症が、かぜ、急性咽頭
    炎、急性鼻炎、急性副鼻腔炎、急性扁桃炎、急性喉頭
    炎、急性喉頭蓋炎、および急性気管炎からなる群から選
    ばれる1種または2種以上の疾患である、請求項5に記
    載の炎症性呼吸器疾患治療剤。
  7. 【請求項7】 慢性下気道感染症が、慢性気管支炎、び
    まん性汎細気管支炎、および気管支拡張症からなる群か
    ら選ばれる1種または2種以上の疾患である請求項5に
    記載の炎症性呼吸器疾患治療剤。
  8. 【請求項8】 治療有効量の、請求項1から請求項4の
    いずれかに記載のビタミンD3誘導体またはその医薬上
    許容される溶媒和物を含有する、慢性気管支炎、びまん
    性汎細気管支炎、気管支拡張症、気管支喘息、肺気腫、
    肺結核後遺症、嚢胞性線維症からなる群から選ばれる1
    種または2種以上の炎症性呼吸器疾患の治療剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10357501B2 (en) 2010-12-06 2019-07-23 Dsm Ip Assets B.V. Treating conditions associated with increased eotaxin with 25-hydroxyvitamin D3
ES2862462A1 (es) * 2020-04-06 2021-10-07 Servicio Andaluz De Salud Compuestos para la profilaxis y/o el tratamiento del sindrome de dificultad respiratoria aguda

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WO2021205049A1 (es) * 2020-04-06 2021-10-14 Servicio Andaluz De Salud Compuestos para la profilaxis y/o el tratamiento del síndrome de dificultad respiratoria aguda

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