JP2000191474A - ヘアスプレイ組成物 - Google Patents

ヘアスプレイ組成物

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JP2000191474A
JP2000191474A JP10377580A JP37758098A JP2000191474A JP 2000191474 A JP2000191474 A JP 2000191474A JP 10377580 A JP10377580 A JP 10377580A JP 37758098 A JP37758098 A JP 37758098A JP 2000191474 A JP2000191474 A JP 2000191474A
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surfactant
alkyl
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hair spray
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JP10377580A
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Masaya Yasuno
昌也 保野
Akio Yonetani
明雄 米谷
Akio Maekawa
明男 前川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪のまとまりが良く、自然な仕上がりで洗
髪性の良いヘアスプレイ組成物を提供する。 【解決手段】 ポリアスパラギン酸誘導体と1種又は2
種以上の界面活性剤及び酸化防止剤を配合することを特
徴とする、毛髪のまとまりがよく、自然な仕上がりで洗
髪性の良いヘアスプレイ組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘアスプレイ組成
物、さらに詳しくは、毛髪のまとまりが良く、自然な仕
上がりで洗髪性の良いヘアスプレイ組成物に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、ヘアスプレイ組成物には毛髪の
まとまりが良く、自然な仕上がりで洗髪性の良いものが
望まれており、その性能を満足させるために各種検討が
行われてきている。しかし、十分性能を満足させる技術
は開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑
み、毛髪のまとまりが良く、自然な仕上がり感を与えつ
つ洗髪性の良いヘアスプレイ組成物を得るべく鋭利研究
を重ねた結果、意外にも、ポリアスパラギン酸誘導体と
1種又は2種以上の界面活性剤及び酸化防止剤を配合する
ことで、毛髪のまとまりがよく、自然な仕上がりで洗髪
性の良いヘアスプレイ組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上のよ
うな問題点を解決すべく鋭意検討し、ポリアスパラギン
酸誘導体と1種又は2種以上の界面活性剤及び酸化防止剤
を組合せることで、毛髪のまとまりをよくし、自然な仕
上がりで洗髪性が良くなることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いるポリアスパラギン
酸誘導体は、重量平均分子量5,000〜500,00
0の高分子であって、下式Aに示すモノマー単位5〜9
5重量%、及び下式B(式B−1、式B−1あるいは式
B−3のいずれか)に示すモノマー単位5〜80重量%
からなる。さらに、この範囲の構成比をもつ高分子のモ
ノマーの総量に対して、下式Cに示すモノマー及び/又
は下式Dに示すモノマーをそれぞれ3〜40重量%含有
させてもよい。 式A(以下、モノマーAと称す。):
【0006】
【化7】
【0007】[式中、R1及びR2は、それぞれ水素原子
又は炭素数1〜24のアルキル基、アルキルエーテル
基。アルキルアルコ−ル基の何れかを示す。] 式B(式B−1、B−2あるいは式B−3のいずれか)
(以下、モノマーBと称す。):
【0008】
【化8】
【0009】
【化9】
【0010】
【化10】
【0011】[式B中、R3は、それぞれ水素原子又は
炭素数1〜6のアルキル基、R4、R5、R6、R7及びR
8は炭素数1〜24のアルキル基の何れかを示す。Xは
塩素、臭素、ヨウ素、炭素数1〜4の硫酸アルキル残基
を示す。] 式C(以下、モノマーCと称す。):
【0012】
【化11】
【0013】式D(以下、モノマーDと称す。):
【0014】
【化12】
【0015】[式中、R9は、それぞれ水素原子又は炭
素数1〜6のアルキル基、R10、R11、R12は炭素数1
〜24のアルキル基の何れかを示す。]
【0016】又、本発明では、式A 、式B −1、式B
2、式B −3、式D で示されるモノマ−は、それぞれ下
式の式A1、式B1−1、式B1−2、式B1−3、および
式D1で示されるものをも含むものとする。
【0017】
【化13】
【0018】
【化14】
【0019】
【化15】
【0020】
【化16】
【0021】
【化17】
【0022】これらポリアスパラギン酸誘導体は、欧州
特許0767191号に記載されている公知の製法によ
り得られたポリコハク酸イミドを出発物質として温度が
0℃〜150℃の溶媒中でイミド環を開化しジアミンや
両性構造を有するアミン類を結合させることにより製造
することができる。これらのポリアスパラギン酸誘導体
は一般的にはエタノール又はエタノール/水混合液など
に希釈されて使用される。
【0023】本発明に用いるポリアスパラギン酸誘導体
中のモノマーAの比率は5〜95重量%が好ましく、そ
の比率が5重量%に満たなければ、感触が硬くなりヘア
スプレイの使用感が損なわれ、95重量%を超えると高
分子にベタツキ感が出てくる。また、モノマーBの比率
は、5〜80重量%が好ましく、その比率が5重量%に
満たなければ、高分子の洗い落ち性が悪くなり、また8
0重量%を超えるとセットの保持力が弱くなる。
【0024】さらに、本発明に用いるポリアスパラギン
酸誘導体では、モノマーA及びモノマーBからなる構成
に、モノマーC及び/またはモノマーDを構成モノマー
として加えることができる。
【0025】本発明では、これらポリアスパラギン酸誘
導体の1種または2種以上をヘアスプレイ組成物全量に
対して、固形分として0.1〜10重量%配合でき、特
に0.5〜6重量%配合するのが好ましい。その配合量
が0.1重量%未満であると仕上がり感への自然な風合
いの付与効果が十分得られない。また、配合量が10重
量%を超えるとべたつき感が強くなりすぎる。
【0026】本発明に用いる界面活性剤は、非イオン性
界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活
性剤、両性界面活性剤から選ばれる。非イオン性界面活
性剤としては、ポリキシエチレンオクチルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンセ
チルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキ
シエチレンラノリンアルコール等のポリオキシエチレン
アルキルエーテル系ノニオン性界面活性剤、モノオレイ
ン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエ
チレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコ
ール、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール等のポリ
オキシエチレン脂肪酸エステル系ノニオン性界面活性
剤、及びテトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビッ
ト、ヘキサステアリン酸ポリオキシエチレンソルビッ
ト、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ、モノラウ
リン酸ポリオキシエチレンソルビット等のポリオキシエ
チレンソルビット脂肪酸エステル系ノニオン性界面活性
剤、ラウリルジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメ
チルアミンオキサイド、ウンデシレン酸アミドプロピル
ジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジ
メチルアミンのアルキルアミンオキサイドが好ましい。
付加モル数としては70以下が好ましい。
【0027】またカチオン性界面活性剤のうち、第4級
アルキルアンモニウム塩である塩化セチルトリメチルア
ンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ス
テアリルトリメチルアンモウニム、塩化ラウリルトリメ
チルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム
が好ましい。
【0028】アニオン性界面活性剤として、ラウリル硫
酸トリエタノールアミン、セチル硫酸ナトリウム、ラウ
リル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のア
ルキル硫酸塩。ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫
酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンココイル
エーテル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテ
ル硫酸塩。N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリ
ウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウ
ム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム等の
アシルグルタミン酸塩。ラウロイルザルコシンナトリウ
ム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム等のアシルア
ミノ酸塩。ポリオキシエチレンココイルスルホコハク酸
ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルアミドスル
ホコハク酸トリエタノールアミン等のスルホコハク酸
塩。ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン
酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテルリン酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレ
ンオレイルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステ
アリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエー
テルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸
ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン
酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリ
ウム等のアルキルエーテルリン酸塩、パルミチン酸ナト
リウム、ミリスチン酸ナトリウムが好ましい。
【0029】両性界面活性剤として、ラウリルジメチル
アミノ酢酸ベタイン等のN,N−ジメチル−N−アルキ
ル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−
アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミ
ノアルキレンアンモニウムベタイン、N,N,N−トリ
アルキル−N−スルホアルキレンアンモニウムベタイ
ン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエ
チレン硫酸)アンモニウムベタイン、アルキルアミドジ
メチルアミノ酢酸ベタインが好ましい。
【0030】特に、これら界面活性剤の中では、塩化ス
テアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチ
ルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステ
アリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ココイルジ
メチルベンジルアンモニウム、塩化ジココイルジメチル
アンモニウム等の第4級アルキルアンモニウム塩、又非
イオン性界面活性剤では、多価アルコールエステル型界
面活性剤、エーテル型酸化アルキレン付加界面活性剤、
エステル型酸化アルキレン付加界面活性剤、エーテルエ
ステル型酸化アルキレン付加界面活性剤、及び含窒素型
酸化アルキレン付加界面活性剤が、洗髪性、自然な仕上
がり感の点で好ましく、含窒素型酸化アルキレン付加界
面活性剤であるポリオキシエチレングリセリルピログル
タミン酸イソステアリン酸ジエステルが最も好ましい。
【0032】これら界面活性剤は1種又は2種以上用い
ることができ、その配合量は、組成物全量に対して、
0.01〜3.0重量%である。配合量が0.01重量
%に満たないと、洗髪性が悪く、自然な仕上がり感が得
られず、3.0重量%を越えると毛髪にべたつき感が生
じ、使用感が損なわれる。
【0033】本発明に用いられる酸化防止剤は、亜硫酸
水素ナトリウム、無水亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナ
トリウム、チオ硫酸ナトリウムのような還元性の無機酸
の塩、α、β、γ、又はδ−トコフェロール等のトコフ
ェロール類、フラボン、ケルセチン、ルチン、ゴシベチ
ン、ケルシトリン等のフラボン誘導体、没食子酸、フェ
ルラ酸、オリザノール等の没食子酸誘導体、ブチルヒド
ロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、アス
コルビン酸、パラメトキシフェノールから選ぶことがで
き、好ましくはジブチルヒドロキシトルエン、亜硫酸水
素ナトリウム、無水亜硫酸ナトリウム、ブチルヒドロキ
シアニソール、トコフェロール類であり、更に好ましく
はジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニ
ソール、トコフェロール類である。
【0034】これら酸化防止剤は1種あるいは2種以上
を用いてもよく、化粧料全量に対して0.0001〜
5.0重量%、好ましくは0.01〜1.0重量%配合
できる。配合量が0.0001重量%に満たないと、紫
外線による毛髪損傷を防止する効果の持続性が認められ
ず、5.0重量%を越えて配合してもそれ以上の効果の
持続性の向上が認められなかった。
【0035】本発明のヘアスプレイ組成物における、噴
射剤としては液化石油ガス、ジメチルエーテルなどか
ら、1種又は2種以上を選んで用いることができ、その
配合原液と噴射剤の比率は、原液(重量%)/噴射剤
(重量%)で30/70〜80/20が好ましい。ま
た、噴射剤として窒素、炭酸ガスなどの圧縮ガスを用い
る場合のそれは99/1〜99.5/0.5が好まし
い。
【0036】本発明のヘアスプレイ組成物には、上記必
須成分の他に、その他の公知成分を効果を損なわない範
囲で添加することができる。例えば、ヘアスプレイ組成
物用高分子としては両性樹脂、アニオン樹脂、カチオン
樹脂、ノニオン樹脂等が挙げられる。アニオン性高分子
としてアクリル酸及びメタクリル酸から選ばれる、少な
くとも1種を基本とする単位で構成される重合体(例え
ば互応化学製のプラスサイズ、大阪有機製のアニセッ
ト、三菱化学製のダイヤホールドがある)、酢酸ビニル
及びクロトン酸を基本とする単位で構成される重合体
(例えばNSC製のレジン28−1310)、アクリル
酸及びネオデカン酸ビニルを基本とする単位で構成され
る重合体(例えばNSC製のレジン28−2930)、
アクリル酸及びアルキルアクリルアミドを基本とする単
位で構成される重合体(例えばNSC製のバーサクリ
ル、BASF製のウルトラホールド)、メチルビニルエ
ーテルマレイン酸を基本とする単位で構成される重合体
(例えばISP製のガントレッツ)、アクリル酸及びビ
ニルピロリドンを基本とする単位で構成される重合体
(例えばBASF製のルビフレックス)などが挙げられ
る。
【0037】両性高分子としてジアルキルアミノエチル
メタクリレート重合物のモノクロル酢酸両性化物(例え
ば三菱化学製のユカフォーマー)、オクチルアクリルア
ミド/ブチルアミノメチルメタクリレート/アクリル酸
/アクリル酸エステル重合物(例えばNSC製のアンフ
ォマー)などが挙げられる。ノニオン高分子としてビニ
ルピロリドンを基本とする単位で構成される重合体(例
えばBASF製のルビスコール、ISP製のPVP)、
ビニルピロリドン及び酢酸ビニルを基本とする単位で構
成される重合体(例えばBASF製のルビスコール)、
ビニルピロリドン及びジアルキルアミノアルキルメタク
リレートを基本とする単位で構成される重合体(例えば
ISP製のコポリマー)などが挙げられる。カチオン高
分子としてジメチルジアリルアンモニウムクロライド重
合物(例えばCalgon製のマーコート)、ヒドロキ
シエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムク
ロライド重合物(例えばNSC製のセルコート)、ビニ
ルピロリドン四級化ジアルキルアミノアルキル(メタ)
アクリレート重合体(例えばISP製のガフコート)な
どが挙げられる。
【0038】これらのヘアスプレイ高分子のうちイオン
性を有するものは必要に応じてアミノメチルプロパノー
ル、水酸化カリウムのような塩や乳酸、クエン酸のよう
な酸を用いて任意の割合で中和してから使用することが
好ましい。さらに、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、
ソルビトールなどの保湿剤、流動パラフィン、ワセリ
ン、固形パラフィン、スクワラン、オレフィンオリゴマ
ー等の炭化水素、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール等の高級アルコール、イソプロピルミリステート、
ステアリルステアレート、オレイン酸オクチルドデシル
等のエステル、感触向上剤、生薬等の薬剤、メチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、カチオン化セルロース等のセルロース
誘導体、リン脂質、蛋白質、蛋白分解物及び蛋白質誘導
体、シリコン油及び高重合メチルポリシロキサン、有機
シリコーン樹脂及び変性シリコーンなどのシリコン誘導
体、ムコ多糖類、防腐剤、植物抽出液、pH調製剤、香
料等を必要に応じて配合できる
【0039】
【実施例】次に、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに詳しく説明する。以下の実施例および比較例にお
いて、[%]はいずれも重量%を意味する。また、言う
までもなく本発明はこれら実施例に限られるものではな
い。以下、下記に示すポリアスパラギン酸誘導体を用い
て検討、評価した。ポリアスパラギン酸誘導体のモノマ
ー構成比及び重量平均分子量を示す。
【0040】参考例1 式A:式中( R1=H、R2=(CH211CH3 )、
50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH23
5,,R6=CH3 、R7=CH2 )、30重量% 式C:20重量% (重量平均分子量)50,000 20%エタノー
ル溶液である。
【0041】参考例2 (モノマー構成比) 式A:式中( R1=H、R2=CH(C25)(C
24CH3 )、50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH24
5,R6=CH3 、R7=(CH22 )、30重量% 式C:20重量% (重量平均分子量)50,000
【0042】参考例3 (モノマー構成比) 式A:式中( R1=H、R2=(CH211CH3 )、
50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH22
5,R6=CH3 、R7=CH2 )、10重量% 式D:式中( R9=H、R10=(CH22、R11,R
12=(CH23CH3)、40重量% (重量平均分子量)60,000
【0043】参考例4 (モノマー構成比) 式A:式中( R1=H、R2=(CH28CH=CH
(CH27CH3 )、50重量% 式B(B−1):式中( R3=H、R4=(CH22
5,R6=CH3 、R7=CH2 )、40重量% 式C:10重量% (重量平均分子量)35,000
【0044】参考例5 (モノマー構成比) 式A:( R1=H、R2=(CH28OCH2CH(C2
5)(CH23CH3)、50重量% 式B(B−3):( R3=H、R4=(CH23
5,R6=CH2CH3 、R7=CH3、X=Cl )、
5重量% 式C:10重量% 式D:( R9=H、R10=(CH23、R11,R12
(CH23CH3 )、35重量% (重量平均分子量)100,000
【0045】参考例6 (モノマー構成比) 式A:( R1=H、R2=(CH28CH=CH(CH
27CH3 )、50重量% 式B(B−2):( R3=H、R4=(CH22
5、R6=CH3、R7=CH2、R8=CH2CH3 )、
40重量% 式C:10重量% (重量平均分子量)10,000
【0046】
【実施例】次に、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに詳しく説明する。以下の実施例および比較例にお
いて、特にことわらない限り[%]は[重量%]を示
す。また、言うまでもなく本発明はこれら実施例に限ら
れるものではない。表1の実施例および比較例を調製し
て、以下に示す方法で毛髪のまとまり感、皮膜の平滑
性、つや、べたつき及び洗髪性を評価した。評価方法を
示す。
【0047】(1)毛髪のまとまり感 専門パネル10名により約2gの試料を毛髪に塗布し、
8時間後に次の基準でまとまりを評価した。 評価基準 ◎:10名全員が、まとまりが強いと認めた。 ○:10名中8名が、まとまりが強いと認めた。 △:10名中4〜7名が、まとまりが強いと認めた。 ×:10名中3名だけが、まとまりが強いと認めた。
【0048】(2)皮膜の平滑性 ガラス板上に約0.5gの試料を塗布し均一な皮膜を形成
した後、専門パネル10名により皮膜の平滑性を、次の
基準で評価した。 評価基準 ◎:10名全員が、平滑性ありと認めた。 ○:10名中8名が、平滑性ありと認めた。 △:10名中4〜7名が、平滑性ありと認めた。 ×:10名中3名以下が、平滑性ありと認めた。
【0049】(3)ベタツキ感の評価方法 約2gの試料を約10gの毛束に塗布し、下記の基準で
塗布後室温放置30分後のベタツキ感を専門パネル10
名の手で評価した。 評価基準 ○:10名中2名以下しかベタツキが強いと認めなかった場 合 △:10名中3〜6名がベタツキが強いと認めた場合 ×:10名中7名以上がベタツキが強いと認めた場合
【0050】(4)洗髪性の評価方法 約2gの試料を約10gの毛束に塗布し、乾燥させた
後、SLS2%溶液に10秒間浸漬させ乾燥させる。その
後、下記の基準で洗髪性を専門パネル10名の手で評価
した。 評価基準 ○:10名中8名が、違和感がないと認めた。 △:10名中4〜7名が、違和感がないと認めた。 ×:10名中3名だけが、違和感がないと認めた。
【0051】(5)総合評価 以下の基準により、総合評価した。
【0052】表1に結果を示す。表1から明らかなごと
く、本発明品では毛髪のまとまりが良く、毛髪上の皮膜
の平滑性が高くベタツキが少なく洗髪性が良いといった
自然な仕上がりが得られるのに対して、比較例では毛髪
のまとまりが良く、毛髪上の皮膜の平滑性が高くベタツ
キが少なく洗髪性が良いといった自然な仕上がりが得ら
れるものは得られなかった。対して実施例は、何れも毛
髪のまとまりが良く、毛髪上の皮膜の平滑性が高くベタ
ツキが少なく洗髪性が良いといった自然な仕上がり感を
付与することを認められた。
【0053】
【表1】
【0054】 実施例4 成分 配合量(%) 参考例2のポリアスパラギン酸誘導体 15.00 (20%エタノール溶液) ポリオキシエチレングリセリル 1.00 ピログルタミン酸イソステアリン酸ジエステル ジブチルヒドロキシトルエン 0.05 エタノール 残部 液化石油ガス 15.00 ジメチルエーテル 25.00 合計 100.00
【0055】 実施例5 成分 配合量(%) 参考例3のポリアスパラギン酸誘導体 15.00 (30%エタノール溶液) α−トコフェロール 0.10 ポリオキシエチレンラウリルエーテル(9EO) 0.5 エタノール 残部 液化石油ガス 30.00 合計 100.00
【0056】 実施例6 成分 分量(%) 参考例4のポリアスパラギン酸誘導体 15.00 (30%エタノール溶液) 塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム 0.10 アスコルビン酸 0.05 エタノール 残部 ジメチルエーテル 30.00 合計 100.00
【0057】
【発明の効果】本願発明によれば、ポリアスパラギン酸
誘導体と1種以上の活性剤と酸化防止剤を含有すること
を特徴とするヘアスプレイ組成物は、毛髪のまとまりが
良く、毛髪上の皮膜の平滑性が高くベタツキが少なく洗
髪性の良い、従来にはなかった優れたヘアスプレイ組成
物が提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC012 AC102 AC171 AC172 AC182 AC391 AC421 AC422 AC472 AC692 AD071 AD072 AD131 AD642 AD662 BB01 BB47 CC31 CC32 CC33 DD08 EE06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下式Aに示すモノマー単位5〜95
    重量%、及び下式B(式B−1、式B−2あるいは式B
    −3のうちいずれか)に示すモノマー単位5〜80重量
    %からなる、重量平均分子量5,000〜500,00
    0のポリアスパラギン酸誘導体と(B)界面活性剤の1
    種以上、及び(C)酸化防止剤の1種以上を配合するこ
    とを特徴とするヘアスプレイ組成物。 式A: 【化1】 [式中、R1及びR2は、それぞれ水素原子又は炭素数
    1〜24のアルキル基、アルキルエーテル基、アルキル
    アルコ−ル基の何れかを示す。] 式B(式B−1、B−2あるいはB−3のうちいずれ
    か): 【化2】 あるいは 【化3】 あるいは 【化4】 [式B中、R3は、それぞれ水素原子又は炭素数1〜6
    のアルキル基、R4、R5、R6、R7及びR8は炭素数1
    〜24のアルキル基の何れかを示す。Xは塩素、臭素、
    ヨウ素、炭素数1〜4の硫酸アルキル残基を示す。]
  2. 【請求項2】 式A、式B(式B−1、式B−2あるい
    は式B−3)のモノマー単位の総量に対して、下式C及
    び/又は下式Dに示すモノマー単位を3〜40重量%含
    有するポリアスパラギン酸誘導体を配合したことを特徴
    とする請求項1に記載のヘアスプレイ組成物。 式C: 【化5】 式D: 【化6】 [式中、R9は、それぞれ水素原子又は炭素数1〜6の
    アルキル基、R10、R11、R12は炭素数1〜24のアル
    キル基の何れかを示す。]
  3. 【請求項3】 界面活性剤が、第4級アルキルアンモニ
    ウム塩の群より選ばれる請求項1、2の何れか1項に記
    載のヘアスプレイ組成物。
  4. 【請求項4】 界面活性剤が、多価アルコールエステル
    型界面活性剤、エーテル型酸化アルキレン付加界面活性
    剤、エステル型酸化アルキレン付加界面活性剤、エーテ
    ルエステル型酸化アルキレン付加界面活性剤、及び含窒
    素型酸化アルキレン付加界面活性剤の群から選ばれる請
    求項1、2の何れか1項記載のヘアスプレイ組成物。
  5. 【請求項5】 界面活性剤が含窒素型酸化アルキレン付
    加界面活性剤であるポリオキシエチレングリセリルピロ
    グルタミン酸イソステアリン酸ジエステルである請求項
    1、2あるいは4の何れか1項に記載のヘアスプレイ組
    成物。
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