JP2000191288A - 架空設置型onuの吊上げ工具 - Google Patents

架空設置型onuの吊上げ工具

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JP2000191288A
JP2000191288A JP10371907A JP37190798A JP2000191288A JP 2000191288 A JP2000191288 A JP 2000191288A JP 10371907 A JP10371907 A JP 10371907A JP 37190798 A JP37190798 A JP 37190798A JP 2000191288 A JP2000191288 A JP 2000191288A
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JP
Japan
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arm
rope
onu
pulley
fixed
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JP10371907A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Isshiki
洋 一色
Keiji Hirooka
啓二 広岡
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Fujii Denko Co Ltd
NDS Co Ltd
Original Assignee
Fujii Denko Co Ltd
Nippon Denwa Shisetsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ONUの吊上げ作業を一人で容易に効率よく
行なえること。 【解決手段】 伸縮式の操作棒の先端部に門型のアーム
を固定し、そのアームに固定滑車と操作ロープの端部支
持環が設けられ、この支持環に端部を連結した操作ロー
プには動滑車が配置され、続いて固定滑車を通してロー
プ把持具が配置される。ロープ把持具は動滑車と剛体的
に連結されロープ把持具を通過したロープは地上へと伸
びる構造とし、ロープ把持具を設けることにより、吊上
げ途中での停止が可能となる。又動滑車によって、二分
の一の力で吊上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願は光アクセス通信網に関
するものであり、特に加入者側近辺の電柱際支持線に設
置して局から伝送される光信号を電気信号に変換する光
網終端装置(以下ONUと記す)の設置工事の際に使用
する吊上げ工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、電話局と加入者との間に光ファイ
バ通信線を敷設する、光アクセス網の整備が急ピッチで
進められている。光アクセス方式の目指すところは、局
側装置と加入者側装置を光ファイバで直結するFTTH
(Fiber To The Home)と呼ばれる形態であるが、大規
模な需要のある商工業地域とは異なり一般住宅地域等小
口のユーザーが大多数を占める地域では伝送情報量と伝
送効率・経済性等の兼ね合いより、光ファイバケーブル
とメタルケーブルを併用する方式が採られている。つま
り、個人ユーザーの近くの電柱部にONUを設置し、局
側装置とONUの間を光ファイバーケーブルで繋ぎ、O
NUと個人ユーザーとの間をメタルケーブルで繋ぐもの
である。この方式はFTTP(Fiber To The Pole)方
式と分類され、工事業者間ではπシステムと呼ばれてい
る。ONUの設置位置は、メタルケーブルの長さが約1
00m迄と限定されているため、個人ユーザーの住宅際
の電柱近辺となるものであり、一般的には架空ケーブル
の支持線に吊支するか、電柱に基端部を固定した張り出
しアームに吊下げるものである。本願ではこの様に電柱
際の架空線またはアームにONUを設置する際に使用す
る吊上げ工具に関して述べる。ONUは光信号と電気信
号の相互変換回路を有するため、外部よりの給電または
バッテリーを備え、これらを装置動作に必要な電圧に変
換するための電源部、加入者線等に誘起される雷サージ
より装置を保護するためのアレスタ部、光ファイバケー
ブルの余長収容部、電話、専用線などのユーザーの要求
に応じた各種ラインカードを実装するラインカード部等
よりなり、これらを雷、風雨、日射等から遮断するアル
ミダイキャスト製のキャビネット内に収容している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
ONUであるが、その設置工事に際しては、アルミダイ
キャストのキャビネットで防護されているとはいえ、電
気回路、光ファイバー等、特にその取り扱いに慎重さを
要求されるものを収容した精密機器であるため、通常の
架線金物を設置する工程で行えるものではなかった。ま
たキャビネットはその一側面に機能設定用の開放扉を有
するが、通信情報の守秘、通信妨害の防止、雨滴、塵等
の侵入よりの防護のため鍵が設けられて、常時には施錠
する構造となっている。よって、設置工事において、キ
ャビネットに電柱等構築物との接触によって歪みが生じ
れば、施錠位置が合致せず、扉の開閉ができなくなるだ
けでなく、衝撃によって内部の精密機器に障害が発生す
ることが考えられた。この構築物との接触は、ONUが
従来見られた電柱近辺に設置する機器とは重量的に大き
く異なり、専用の器具が工事担当に配備されていないた
め、各工事班単位で独自に吊上げ作業を実施すれば各所
で発生するおそれがあった。このように慎重な取り扱い
が要求されるONUであるが、その設置は基本的には高
所作業車によって電柱上へ運ばれ、取り付け工事がなさ
れる。しかし、道路事情等で作業車の侵入が不可能な場
合には、旧来のように作業者が電柱上へ昇柱し、柱上よ
りONUを吊上げ、設置工事をせざるを得ないものであ
る。電柱へ昇柱を行って工事するにおいて、構築物等と
の接触は、ONUが従来見られた電柱近辺に設置する機
器とは重量的に大きく異なり、専用の器具が工事担当に
配備されていないため、各工事班単位で独自に吊上げ作
業を実施すれば各所で発生するおそれがあった。よって
その吊上げ作業をマニュアル化する必要が求められた。
また、柱上より吊上げるにしても、設置位置となる通信
ケーブルの支持線は電柱の上端部に位置し、吊上げるた
めにはそれより上位置に体勢を置かなければならない
が、それは体を支える電柱がそこまで伸びていないた
め、不可能であった。支持線の下位置で電柱に取付いた
姿勢で機器を持ち上げることも片手での作業となるた
め、困難であった。よって、支持線より上の位置に吊上
げ機材を配置する必要があるが、従来の工具では上記し
たような損傷の問題を考慮すると難しいものであった。
本願ではこのような際に使用する吊上げ工具を開示する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この設置工事において要
求される条件は、作業班単位の構成人数の関係より、O
NUの地上から取付け位置までの吊上げおよび取付け位
置での停止は一人作業で行えること、キャビネットの防
護を行うこと、工具は従来の作業で用いているものを使
用できること、等であった。また、ONUを設置する位
置は、ケーブルの支持線に吊下げて固定するため、設置
位置に吊上げるためには、支持線よりも上の位置に吊点
を位置させる必要がある。このような状況の中で課題を
解決する手段は、まず伸縮式の操作棒Sにより、地上高
5〜6Mの位置の支持線Wに吊上げ用のアームAを吊支
する。アームAには支持線Wへのハンガーが2ヶ所設け
られており、地上より操作棒Sを操作して支持線Wに掛
けることで2点支持で水平状態を維持する。このアーム
の位置は、支持線より所定長高い位置であり、電柱頂部
よりも高いものである。アームAには固定滑車5 と操作
ロープ10の端部支持環4 が設けられ、この支持環4 に端
部を連結した操作ロープ10には動滑車6 が配置され、続
いて固定滑車5 を通してロープ把持具7 が配置される。
ロープ把持具7 は動滑車6 と剛体的に連結されている。
ロープ把持具7 を通過したロープは地上へと伸びる。動
滑車6 にはナイロンカンバス製のONU収納袋9 との連
結フック8 が設けられる。以上の概略構成であるが、地
上より操作ロープ10を引くことにより、ONUは二分の
一の力で吊り上るものである。この際、アーム両端部に
下方へ向け設けたハンガー11,31 は、アームより所定長
低い位置で支持線Wに吊支して支持しており、ハンガー
11,31 と水平方向のアーム2 の高低位置関係により、動
滑車6 が固定滑車5 に接近する位置でONUの取付け位
置がちょうど支持線Wに到達し、その位置で操作ロープ
10の引き下げを止めれば、ロープ把持具7 がロープを把
持して停止し、位置固定が可能となるものである。以上
の構成の本願であるが、その主要な構成物である操作棒
は、すでに通信工事関係で広く使用されている、仮設の
墜落防止装置の構成物であり、各工事班で保有されてい
る。この操作棒については、実願昭61−186672
号で開示されている。この操作棒を兼用することによる
経済的効果、工事の効率化も大きいものである。
【0005】
【実施例】本願の実施例を述べる。概略の構成は伸縮式
の操作棒Sの先端部に、約1M長の垂直アーム1 を2箇
所で固定接続し、約30cmを操作棒先端より上方へ突
出させる。また、操作棒S先端付近には棒鋼をU字状に
折り曲げたハンガー11を固定する。このハンガー11のU
字底に支持線Wが収まり、この位置と垂直アーム1 先端
の30cmが吊り上げるための滑車類、フック等が位置
する空間となり、その下に吊り上ったONU上面がちょ
うど支持線Wの位置となるものである。垂直アーム1 先
端には、直角に水平方向へ向け、水平アーム2 を連結す
る。両アーム1,2 は折り曲げ、直角位置固定自在に連結
される。水平アーム2 の長さは80cmで、その先端部
には直角に、下方向へ向け棒鋼でなる吊下げアーム3 が
連結される。この直角連結も折り曲げが可能に構成され
る。吊下げアーム3 下端には先記と同様なハンガー31が
設けられ、両ハンガー11,31 底はほぼ同じ高さである。
水平アーム9 の中間部には、支持環4 と固定滑車5 が設
けられる。操作ロープ10先端は支持環4 に連結され、次
に動滑車6 が挿通されて、固定滑車5 に向け折り返し、
さらに折り返して動滑車6 の高さ位置でロープ把持具7
に挿通され、動滑車6 、ロープ把持具7 は剛体的に連結
される。動滑車6 にはフック8 が連結され、ONU収納
袋9 を接続する。ONU収納袋9 は、ナイロン製で、O
NU製造メーカーによって異なる形状に対応すべく、余
裕を持った大きさである。長さ方向所定位置に2ヶ所の
固定ベルト91を持ち、幅方向の中間部に補強兼吊手のベ
ルト92を長さ方向にわたって配し、両端の吊手間には吊
材93を設ける。吊材93の中央と動滑車6 のフック8 を連
結するものである。ロープ把持具7 は、略U字状に折り
曲げた板材のU溝間にロープ押圧用の爪71を一方向へ回
動自在に軸止したものであり、操作ロープ10の引き下げ
方向には自由に回動し、引き下げを止めればU字底との
間で操作ロープ10を押圧して、その移動を停止させるも
のである。ロープ把持具7 の爪71と動滑車6 下部との間
は所定長の連結材81で剛体的に連結されており、両者の
位置関係を維持するとともに、先記した爪71の回動支点
を得るものである。
【0006】以上の構成の本願であるが、操作棒Sを除
いた総重量は4.5Kgとなる。その使用にあたって
は、まず、操作棒Sの先端部に垂直アーム1 を2箇所で
固定し、折り畳んであった水平アーム2 、吊下げアーム
3 を開いて操作ロープ10を滑車類にセットし、地上より
の操作で電柱際の支持線Wに両ハンガー11,31 をかけ
る。ONUの最終的な設置位置は、その近接端が電柱面
より30cmとなるように決められているため、それを
考慮して操作位置決めするものである。地上でONU収
納袋9 にONUを入れ、固定ベルト91で固定して吊上
げ、ONU上面が支持線Wに至ると操作ロープ10の引き
下げを止める。その位置でロープ把持具7 の爪71が操作
ロープ10を押圧し、図2に示す状態で吊上げの位置が保
持されるものである。取付けはONUの長さ方向と支持
線Wが平行になる状態で行われるため、連結フック8 の
状況によっては操作ロープ10を捻じってONUの位置を
変える必要がある。以上の吊上げが終了すれば、作業者
が柱上へ昇柱して取付け工事を行うものである。
【0007】
【発明の効果】以上のように本願工具の使用によって、
精密機器であるONUの吊上げ作業が取付け位置まで容
易に行えるものである。作業にあたっては概略の取付け
位置まで吊上げておき、柱上で最適位置へと移動させる
という、調整の必要が無いため、昇柱の必要がなく墜落
を心配することがない。また、機器に損傷を与えること
もなく、一人で取付け位置への吊上げが可能である。ま
た、その主要構成物である操作棒を従来より使用してい
るものと兼用することにより、経済効果とともに工事の
効率化が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願吊上げ工具の正面図。
【図2】本願吊上げ工具の使用状態正面図。
【図3】本願のロープ把持具部分の拡大正面図。
【図4】本願のONU収納袋の斜視図。
【符号の説明】
1 垂直アーム 2 水平アーム 3 吊下げアーム 4 支持環 5 固定滑車 6 動滑車 7 ロープ把持具 8 フック 9 ONU収納袋 10 操作ロープ 11,31 ハンガー 71 爪 91 固定ベルト 92 ベルト 93 吊材 A アーム S 操作棒 W 支持線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮式操作棒Sの先端部に水平方向へ伸
    びる水平アーム2 を連結固定し、水平アーム2 の両端位
    置の所定長下位置には支持線Wへのハンガー11,31 を設
    け、中間位置には支持環4 および固定滑車5 を設け、支
    持環4 に先端を連結した操作ロープ10に、下部に連結フ
    ック8 を介してONU収納袋9 と連続する動滑車6 を挿
    通配置し、折り返して固定滑車5 に挿通し、さらに折り
    返して動滑車6 と剛体的に連結されたロープ把持具7 に
    挿通して下方へ向け垂下し、両ハンガー11,31 と水平ア
    ーム2 に設けた固定滑車5 間に動滑車6 の移動する所定
    距離を設けたことを特徴とする架空設置型ONUの吊上
    げ工具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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