JP2000190384A - 中空体合成樹脂板及びその端面処理方法並びにその装置 - Google Patents
中空体合成樹脂板及びその端面処理方法並びにその装置Info
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Abstract
ぎでき、ごみや虫及び雨水等の侵入を防ぐことができ、
且つ見栄えが良くまた剛性を向上させることができ、安
全性・衛生性・美観性・強度に優れた端面処理部を有す
る中空体合成樹脂板を得る。 【解決手段】 中空体合成樹脂板1の開口溝が面してい
る端面処理部を成形熱板により所定厚さの溶融面と該溶
融面に第1溶融溝と第2溶融溝を形成し、溶融面を第2
溶融溝から開口溝を塞ぐように直角に折曲して第1折曲
部5を形成し、且つ該第1折曲部5の先端に位置する第
2折曲部を中空体合成樹脂板の板厚の位置で直角に折曲
して、該第2折曲部の裏壁面が中空体合成樹脂板の表壁
面と略面一となるように溶着成形した。
Description
成材等に利用される比較的厚さの厚い中空体合成樹脂板
及びその端面処理方法並びにその装置に関する。
と裏壁2’間に複数のウェブ3が等間隔に一体成形され
た比較的厚さの厚い(例えば厚さ9mm以上)中空体合
成樹脂板1からなる板材が、建材やコンテナ形成材等に
利用されている。これらの中空体合成樹脂板は、軽量で
強度があり、また例えば土木建築用のコンクリート型枠
材として使用する場合は、表面が平滑でコンクリート剥
離性が良く、繰り返し使用できる等の利点がある。しか
しながら、この中空体合成樹脂板はウェブ軸方向に対し
て、その端面が開口した多数の開口溝4を有しているた
め、繰返しの使用過程で該開口溝4にごみや虫等の異物
又は雨水が侵入してしまう欠点がある。そのため、従来
異物の侵入を防ぐために開口溝の両端部を封鎖するため
の端面処理が行われている。
空体合成樹脂板の開口溝が面している端面部を端縁より
40〜50mm程度の取代をつけて上部よりV字状のシ
ールバーによってV字状に溶融し、その後取代部をV字
状溶融部から直角に折曲して熱溶着し、表壁面から突出
している部分をトリミングして、端面処理をおこなって
いる。
理法によって端面処理された中空体合成樹脂板40は、
図5に示すように端面処理部上面には開口溝が開口して
凹部41ができている状態にあり、開口溝端面の目塞ぎ
が完全ではない。そのため、該凹部にホコリや虫の付着
が生じ易く、従来の欠点を解消するに到ってなく、食品
分野や医療分野への用途には満足すべきものではなかっ
た。また、製品上も凹部が表面に露見するので、見栄が
良くない等の欠点があった。
であって、比較的厚さの厚い中空体合成樹脂板の端面の
開口溝を完全に目塞ぎして、ごみや虫の侵入及び雨水の
侵入を防ぐことができ、食品・医療分野にも使用でき、
且つ開口溝が外部に露見することがなく見栄えが良く、
また中空体合成樹脂板の剛性を向上させることができる
安全性・衛生性・美観性・強度に優れた端面処理部を有
する中空体合成樹脂板と、該中空体合成樹脂板を得るた
めの中空体合成樹脂板端面処理方法並びにその装置を提
供することを目的とする。
明の中空体合成樹脂板は、ウェブ間の開口溝が面してい
る端面部の少なくとも裏壁を含む所定厚さ部分が開口溝
を塞ぐように直角に折曲した第1折曲部と、該第1折曲
部からさらに中空体合成樹脂板の板厚の位置で直角に折
曲した第2折曲部を有し、該第2折曲部の裏壁面が中空
体合成樹脂板の表壁面と略面一となるように折曲して表
壁に接続して溶着されてなることを特徴とするものであ
る。なお、本明細書で使用している中空体合成樹脂板の
裏壁及び表壁における「表」「裏」の用語は、中空体合
成樹脂板の両側のライナーの一方を他方と区別するため
に便宜的に使用した用語であり、必ずしも物理的に表と
裏を表すものでなはない。
は、前記ウェブ間の開口溝が面している端面処理部を成
形熱板により所定厚さの溶融面と該溶融面に第1溶融溝
と第2溶融溝を形成する工程、前記溶融面を第1溶融溝
及び第2溶融溝から折曲して、前記溶融面の先端部を基
端部に折り重ねて溶着させる折曲溶着工程からなること
を特徴とする。前記折曲溶着工程は、溶融面先端部を下
方から押し上げて第2溶融溝から直角に折曲して溶着さ
せる工程、第1溶融溝と第2溶融溝の中間部を下方より
押し上げ且つ前記溶融面先端部を下方に押圧して溶融面
の先端部を基端部に折り重ねて溶着させる工程からなる
ことが望ましい。
面処理方法は、ウェブ間の開口溝が面している端面処理
部に成形熱板により溶融溝を形成する工程、該溶融溝か
ら先端部を直角に折曲して折曲部を形成する工程、該折
曲部を少なくとも裏壁を残して略表壁面位置まで切断除
去する工程、該切断除去後に残った残留折曲部の厚さに
対応して該残留折曲部の面積だけ中空体合成樹脂板上面
を所定深さに溶融して溶融面を形成する工程、前記残留
折曲部を前記溶融面に折り重ねて溶着させる折曲溶着工
程からなることを特徴とする技術的手段によっても達成
できる。
体合成樹脂板の端面処理装置は、前記ウェブ間の開口溝
が面している端面処理部に所定厚さの溶融面と該溶融面
に第1溶融溝と第2溶融溝を形成する成形熱板、前記溶
融面を第1溶融溝及び第2溶融溝から折曲して、前記溶
融面の先端部を基端部に折り重ねて溶着させる折曲板と
を有することを特徴とするものである。前記折曲板とし
ては、溶融面先端部を下方から押し上げて第2溶融溝か
ら直角に折曲溶着する第1折曲板、第1溶融溝と第2溶
融溝の中間部を下方より押し上げる第2折曲板、前記溶
融面先端部を下方に押圧させて溶融面の先端部を基端部
に折り重ねて溶着させる開口溝方向に変位可能に配置さ
れた第3折曲板の組合せで構成することができる。
の開口溝が面している端面処理部に溶融溝を形成する成
形熱板、前記溶融溝から先端部を直角に折曲して溶着さ
せて折曲部を形成する折曲板、前記折曲部を少なくとも
裏壁を残して略表壁面位置まで切断除去するカッター、
切断除去後に残った残留折曲部の厚さに対応して該残留
折曲部の面積だけ中空体合成樹脂板上面を所定深さに溶
融して溶融面を形成する加熱シールバー、前記残留折曲
部を前記溶融面に折り重ねて溶着させる水平方向に変位
可能に配置された第2折曲板からなることを特徴とする
技術的手段を採用しても達成できる。
基づき詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る
中空体合成樹脂板の端面処理方法の概略を示している。
端面処理前の中空体合成樹脂板1は、図3(a)に示す
ように、段ボールのライナーに相当する表壁2、裏壁
2’間に等間隔に設けられたウェブ3によって形成され
た両端面が開口している貫通の開口溝4を有してなり、
押出し成形により、ポリプロピレン、ポリカーボネート
等の合成樹脂で一体に成形されている。同図(b)は上
記中空体合成樹脂板の開口溝が面している端面を端面処
理して、開口溝を完全に封鎖した状態を表し、本発明の
実施形態に係る中空体合成樹脂板を表している。本実施
形態の中空体合成樹脂板の端面構造は、ウェブ間の開口
溝が面している端面部の少なくとも裏壁2’を含む所定
厚さ部分が開口溝を塞ぐように直角に折曲した第1折曲
部5と、該第1折曲部からさらに中空体合成樹脂板の板
厚の位置で直角に折曲した第2折曲部6を有し、該第2
折曲部の裏壁2’面が中空体合成樹脂板の表壁2面と略
面一となるように折曲して表壁2に接続して溶着されて
いる。該端面構造を形成するための端面処理装置及び処
理方法を、図1〜図2に基づき説明する。
脂板1を受ける受け板10、端面を位置決めするゲージ
板11、成形熱板12、第1折曲板13、第2折曲板1
4、第3折曲板15が配置されている。成形熱板12
は、中空体合成樹脂板の端面部を折曲可能にするために
中空体合成樹脂板の端面部を溶融成形するためのもので
あり、端面処理部を略1/2〜2/3の厚さに溶融して
溶融面9を形成する溶融面成形型16と、2条の三角状
溶融溝を形成するための第1三角溝成形型17と第2三
角溝成形型18を有している。前記2条の三角溝成形面
は、後述するように溶融面9をこれらの三角溝成形型で
形成された溶融溝から順次折曲する際に、第2溶融溝8
から先に折曲するように、第2溶融溝8が第1溶融溝7
よりも折曲し易くするために、第2三角溝成形型18の
先端は、第1三角溝成形型17の先端より僅かに大きく
突出している。成形熱板12は、ヒータ19に固定され
図示しないシリンダ装置等の適宜のアクチュエータで上
下駆動される。
体合成樹脂板1に第1溶融溝7及び第2溶融溝8を形成
する際に、樹脂が先端からはみ出すのを防止するため
に、図1(b)に示すように、中空体合成樹脂板先端に
当たった状態で成形熱板12と同調して下降するように
支持杆20に支持されている。第1折曲板13は、中空
体合成樹脂板の端面処理部を第2溶融溝8から折り曲げ
るためのものであり、第2溶融溝8より外側(即ち、第
2折曲部6)の裏壁を下方から垂直に押し上げる位置に
配置され、シリンダ装置等の適宜のアクチュエータで上
下駆動される。
面処理部をさらに第1溶融溝7に沿って折り曲げるため
のものであり、第1溶融溝7と第2溶融溝8の間(即ち
第1折曲部5)の裏壁を下方から垂直に押し上げる位置
に配置され、シリンダ装置等の適宜のアクチュエータで
上下駆動される。第3折曲板15は、第2折曲板で折曲
された状態にある第2折曲部6の端部を水平方向から中
空体合成樹脂板の表面に沿って押し、且つ下方に押圧し
て折曲面を中空体合成樹脂板の表面と均一面に成形して
溶着させるためのものであり、図示しない適宜のアクチ
ュエータで左右動且つ上下動できるように配置されてい
る。
装置は以上のように構成され、図1(a)において中空
体合成樹脂板1は、受板10上に適宜の搬送手段により
搬送されて、その開口溝4が開口している端面部をゲー
ジ位置に下降しているゲージ板11に付き当てることに
より、端面が位置決めされる。その際、中空体合成樹脂
板1、第1折曲板13、第2折曲板14、成形熱板12
の配置関係により、図1に示すように、中空体合成樹脂
板の第1溶融溝7底部が受台10の先端に位置するよう
に位置決めされる(図1(a))。この状態で予め設定
温度に加熱されている成形熱板12が所定量下降して、
中空体合成樹脂板1の端面処理部を溶融成形する(同図
(b))。成形熱板の加熱温度は中空体合成樹脂板の樹
脂の種類によって最適温度を選択すれば良いが、ポリプ
ロピレン又はポリカーボネート等の場合は220℃〜2
50℃程度を維持するのが好ましい。また、成形熱板に
よる溶融量は成形時の潰し代を考慮して所定量より若干
浅くするのが好ましく、例えば端面部を1/2厚さで折
返し処理する場合、中空体合成樹脂板の厚さをTmmと
すると溶融面成形型16の中空体合成樹脂板に対するス
トロークはT/2−(0.5〜1mm)の範囲が好まし
い。また、同様な理由で第1三角溝成形型7及び第2溝
成形型8の頂角θは直角よりも若干小さい値、例えば7
0〜85°程度が好ましい。
の位置に上昇すると共に第1折曲板13が上昇して、中
空体合成樹脂板の第2折曲部6を押し上げ、第2溶融溝
8から先端部を直角に折曲して溶着させる(図2
(a))。その際、第2溶融溝8の深さが第1溶融溝7
よりも深く(即ち、溝底厚さが薄く)形成してあるの
で、第2溶融溝8から折れ曲り易く、確実に第1折曲が
行われる。次いで、第2折曲板14が上昇して中空体合
成樹脂板の第1折曲部5を下方より押し上げるが、第2
折曲板14の上昇は図2(b)に示す中間位置で一端停
止する。第2折曲板14の停止と同時に第3折曲板14
が水平に前進し、傾斜状態にある第2折曲部6の裏面に
接触して押圧し、さらに前進することによって裏面を乗
り越えて図2(b)に示す状態になって前進を停止す
る。次いで、第2折曲板14の上昇と第3折曲板の下降
が同調して行われることによって、図2(c)に示すよ
うに第1折曲部5が中空体合成樹脂板に対して直角に折
り畳まれ、第2折曲部が溶融面基端部と溶着して中空体
合成樹脂板表壁面と略均一面となる。この状態で所定時
間押圧保持することによって確実に溶着して冷却する。
よって端面処理された中空体合成樹脂板1’は、図3
(b)に示すようになり、厚物の中空体合成樹脂板であ
っても開口溝が完全に密封され、雨水や異物の侵入を確
実に防止することができ、衛生的であり、食品・医療分
野等の用途に使用が可能となる。また、必要最小限度の
溶融加熱して溶着してあるので、樹脂にひけ等も発生せ
ずに、且つ端部が直角に折曲した状態となり見栄も良
く、剛性も増す。
形態を示す。本実施形態では、先ず図示しない三角溝成
形型25を有する成形熱板26によって三角状の溶融溝
27を形成する(同図(a))。次いで先端部を前記実
施形態と同様に下方から第1折曲板28によって押し上
げて折曲部29を直角に折り曲げ保持して三角溶融部で
溶着させる(同図(b))。冷却後、図示しないカッタ
ーにより同図(b)に仮想線ハッチング部分Sで示す部
分を切断除去することによって第2折曲部を形成する。
なお、前記折曲部29のうち第2折曲部31を除いた部
分が1折曲部30を形成している。次いで図4(c)に
仮想線で示す加熱シールバー22によって、中空体合成
樹脂板の第2折曲部31が折り重なる部分の表壁部分P
(同図(c)で仮想線で示す)の溶融と第2折曲部裏壁
31の溶着面の加熱との必要最小限度の加熱溶融を行
う。その後、前記実施形態における第3折曲板に相当す
る第2折曲板で裏壁23を直角に折曲して押圧すること
によって、同図(d)に示す状態に成形圧着・冷却し、
端面処理を終了する。
実施形態に比べて中空体合成樹脂板1は必要最小限度に
溶融されるので、融点の高い合成樹脂を用いた中空体合
成樹脂板の端面処理にはより有利である。
したが、本発明は上記実施形態に限るものでなく、その
技術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能である。例
えば、図1に示す記実施形態では、溶融面9は成形熱板
12により樹脂を溶融させて形成したが、図4に示す実
施形態のようにカッターで切断除去して形成しても良
い。それにより、成形型での樹脂溶融量をより減少させ
ることができる。逆に図4に示す実施形態において、第
2折曲部の形成にカッターを用いずに、成形熱板で樹脂
を溶融させて形成することも可能である。また、図1に
示す実施形態において、第1折曲部及び第2折曲部の折
曲順序は、本実施形態の順序が第2折曲部端縁が表壁端
縁と良好に接合し易く望ましいが、必ずしもこの順序に
限るものでなく、最初に第1折曲部から折曲することも
可能である。また、本発明は、厚さが9mm以上の中空
体合成樹脂板の端面処理により好適に適用できるが、そ
れ以下の薄物の中空体合成樹脂板の端面処理にも適用が
可能である。
及びその端面処理方法並びにその装置によれば、比較的
厚さの厚い中空体合成樹脂板の端面の開口溝を完全に目
塞ぎすることができ、長期間使用してもごみや虫等の異
物の侵入及び雨水の侵入を完全に防ぐことができ、該中
空体合成樹脂板の用途範囲を食品・医療分野等特に清潔
さが要求される分野にも広げることができる。また、開
口溝が完全に密封されて外部に露見することがなく、且
つ必要最小限度の樹脂溶融で端面処理ができるのでひけ
や反り等の発生も少なく、見栄えが良い。また、端面の
開口部が完全に封鎖されるので、中空体合成樹脂板の剛
性を向上させることができる。したがって、安全性・衛
生性・美観性・強度に優れた端面処理部を有する中空体
合成樹脂板を得ることができる。
処理方法及びその装置によれば、装置の構成が簡単であ
り、1ステーションに成形熱板及び折曲板等を配置する
ことによって、1ステーションで自動的に中空体合成樹
脂板の端面処理ができ、生産性に優れている。
端面処理工程を示す模式図である。
空体合成樹脂板の端面処理工程を示す模式図である。
図である。(b)は端面処理後の中空体合成樹脂板の要
部斜視図である。
合成樹脂板の端面処理工程を示す模式図である。
である。
曲部 6、31 第2折曲部 7 第1溶融溝 8 第2溶融溝 9 溶融面 11 ゲージ板 12、26 成
形熱板 13、28 第1折曲板 14 第2折曲
板 14、32 第3折曲板 17 第1三角
溝成形型 18 第2三角溝成形型
Claims (7)
- 【請求項1】 表壁と裏壁間に複数のウェブが等間隔に
一体成形されてなる中空体合成樹脂板であって、前記ウ
ェブ間の開口溝が面している端面部の少なくとも裏壁を
含む所定厚さ部分が開口溝を塞ぐように直角に屈曲した
第1折曲部と、該第1折曲部からさらに中空体合成樹脂
板の板厚の位置で直角に屈曲した第2折曲部を有し、該
第2折曲部の裏壁面が中空体合成樹脂板の表壁面と略面
一となるように折曲して表壁に接続して溶着されてなる
ことを特徴とする中空体合成樹脂板。 - 【請求項2】 表壁と裏壁間に複数のウェブが等間隔に
一体成形されてなる中空体合成樹脂板の端面処理方法で
あって、前記ウェブ間の開口溝が面している端面処理部
を成形熱板により所定厚さの溶融面と該溶融面に第1溶
融溝と第2溶融溝を形成する工程、前記溶融面を第1溶
融溝及び第2溶融溝から屈曲して、前記溶融面の先端部
を基端部に溶着させる折曲溶着工程からなることを特徴
とする中空体合成樹脂板の端面処理方法。 - 【請求項3】 前記折曲溶着工程が、溶融面先端部に位
置する第2折曲部を下方から押し上げて第2溶融溝から
直角に屈曲して溶着させる工程、第1溶融溝と第2溶融
溝の中間部に位置する第1折曲部を下方より押し上げ、
且つ前記第2折曲部を押圧して該第2折曲部の先端部を
表壁先端部に接合溶着させる工程からなる請求項2記載
の中空体合成樹脂板の端面処理方法。 - 【請求項4】 表壁と裏壁間に複数のウェブが等間隔に
一体成形されてなる中空体合成樹脂板の端面処理方法で
あって、前記ウェブ間の開口溝が面している端面処理部
に成形熱板により溶融溝を形成する工程、該溶融溝から
先端部を直角に折曲して折曲部を形成する工程、該折曲
部を少なくとも裏壁を残して略表壁面位置まで切断除去
する工程、該切断除去後に残った残留折曲部の厚さに対
応して該残留折曲部の面積だけ中空体合成樹脂板上面を
所定深さに溶融して溶融面を形成する工程、前記残留折
曲部を前記溶融面に折り重ねて溶着させる折曲溶着工程
からなることを特徴とする中空体合成樹脂板の端面処理
方法。 - 【請求項5】 表壁と裏壁間に複数のウェブが等間隔に
一体成形された中空体合成樹脂板の端面処理装置であっ
て、前記ウェブ間の開口溝が面している端面処理部に所
定厚さの溶融面と該溶融面に第1溶融溝と第2溶融溝を
形成する成形熱板、前記溶融面を第1溶融溝及び第2溶
融溝から折曲して、前記溶融面の先端部を基端部に折り
重ねて溶着させる折曲板とを有することを特徴とする中
空体合成樹脂板の端面処理装置。 - 【請求項6】 前記折曲板が、溶融面先端部を下方から
押し上げて溶融面を第2溶融溝から直角に折曲する第1
折曲板、第1溶融溝と第2溶融溝の中間部を下方より押
し上げる第2折曲板、前記溶融面先端部を下方に押圧し
て溶融面の先端部を基端部に折り重ねて溶着させる第3
折曲板からなる請求項5記載の中空体合成樹脂板の端面
処理装置。 - 【請求項7】 両面のライナー間に複数のウェブが等間
隔に一体成形されてなる中空体合成樹脂板の端面処理装
置であって、前記ウェブ間の開口溝が面している端面処
理部に溶融溝を形成する成形熱板、前記溶融溝から先端
部を直角に折曲して折曲部を形成する折曲板、前記折曲
部を少なくとも裏壁を残して略表壁面位置まで切断除去
するカッター、切断除去後に残った残留折曲部の厚さに
対応して該残留折曲部の面積だけ中空体合成樹脂板上面
を所定深さに溶融して溶融面を形成する加熱シールバ
ー、前記残留折曲部を前記溶融面に折り重ねて溶着させ
る水平方向に変位可能に配置された第2折曲板からなる
ことを特徴とする中空体合成樹脂板の端面処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37056898A JP3878347B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 中空体合成樹脂板の端面処理方法及びその装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000190384A true JP2000190384A (ja) | 2000-07-11 |
JP3878347B2 JP3878347B2 (ja) | 2007-02-07 |
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ID=18497236
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015077735A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | 岐阜プラスチック工業株式会社 | 中空構造パネルの端面加工方法、端面処理装置及び中空構造パネル |
US10207459B2 (en) | 2013-06-21 | 2019-02-19 | Mitsuiya Industrial Co., Ltd | Working method for end portion of plate member, manufacturing method for plate member, working apparatus for end portion of plate member, and plate member |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP37056898A patent/JP3878347B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10207459B2 (en) | 2013-06-21 | 2019-02-19 | Mitsuiya Industrial Co., Ltd | Working method for end portion of plate member, manufacturing method for plate member, working apparatus for end portion of plate member, and plate member |
JP2015077735A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | 岐阜プラスチック工業株式会社 | 中空構造パネルの端面加工方法、端面処理装置及び中空構造パネル |
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JP3878347B2 (ja) | 2007-02-07 |
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