JP2000190297A - ロ―タリ―カッタ装置 - Google Patents

ロ―タリ―カッタ装置

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JP2000190297A
JP2000190297A JP10370987A JP37098798A JP2000190297A JP 2000190297 A JP2000190297 A JP 2000190297A JP 10370987 A JP10370987 A JP 10370987A JP 37098798 A JP37098798 A JP 37098798A JP 2000190297 A JP2000190297 A JP 2000190297A
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JP
Japan
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rotary cutter
cutting blade
diamond
carbon
opposing roller
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JP10370987A
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English (en)
Inventor
Ikuo Tachibana
育雄 橘
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Zuiko Corp
Original Assignee
Zuiko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高寿命で切断性に優れたロータリーカッタ装
置の提供。 【解決手段】 軟弱性薄物材料14を切断するためのロ
ータリーカッタ10とこのロータリーカッタ10に対向
配設される対向ローラ20とからなるロータリーカッタ
装置であって、前記ロータリーカッタ10が、回転ドラ
ム11の周面に切断刃12が形成されてなり、かつ、前
記切断刃12の少なくとも先端部近傍がダイヤモンドラ
イクカーボン層13で被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナプキン、マス
ク、使い捨ておむつ、失禁用おむつ、使い捨てパンツ、
覆布、ガーゼ等の医療衛生材料を製造する工程におい
て、織布、不織布、編物、プラスチックフィルム、パル
プ繊維製吸収体等やこれらの積層物等の軟弱性薄物材料
を切断するためのロータリーカッタ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】回転ドラムの周面に切断刃が設けられて
いるロータリーカッタが知られている。このロータリカ
ッタには、対向ローラが対向配設され、両ローラの間に
被切断物を通し、ローラを回転させることにより、切断
刃の軌跡通りに被切断物を切断するように構成されてい
る。
【0003】通常、ロータリカッタあるいは対向ローラ
は、ステンレス鋼等の硬質部材で製造されている。衛生
材料のような軟弱性薄物材料を切断する場合でも、切断
刃は徐々に摩耗するため、より硬い、超寿命のロータリ
ーカッタが求められていた。WCをニッケルやコバルト
と共に焼結して得られる超硬合金を利用して、ロータリ
カッタを製造することも検討されているが、コストが高
く付き、衛生材料のような使い捨ての安価な製品製造用
としては、不向きであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
高寿命で切断性に優れたロータリーカッタ装置の提供を
課題として掲げた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のロータリーカッ
タ装置は、軟弱性薄物材料を切断するためのロータリー
カッタとこのロータリーカッタに対向配設される対向ロ
ーラとからなるカッタ装置であって、前記ロータリーカ
ッタが、回転ドラムの周面に切断刃が形成されてなり、
かつ、前記切断刃の少なくとも先端部近傍がダイヤモン
ドライクカーボンで被覆されているところに要旨を有す
る。ダイヤモンドライクカーボンで被覆することによ
り、切断刃の寿命を延長することが可能になった。
【0006】また、対向ローラの周面全体が、ダイヤモ
ンドライクカーボンで被覆されているロータリーカッタ
装置、およびロータリーカッタと同期回転するように構
成されている対向ローラの周面の、ロータリーカッタの
切断刃に当接する部分を含む周囲近傍のみが、ダイヤモ
ンドライクカーボンで被覆されているロータリーカッタ
装置、ロータリーカッタの切断刃に嵌合するように溝が
設けられており、この溝部がダイヤモンドライクカーボ
ンで被覆されているロータリーカッタ装置は、いずれも
本発明装置の好ましい実施態様である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、ロータリーカッタ装置の
斜視説明図であり、この装置は、ロータリーカッタ10
と、このロータリーカッタ10に対向配設される対向ロ
ーラ11とから構成されている。ロータリーカッタ10
の回転ドラム11の周面には、切断刃12が突設形成さ
れており、対向ローラ11との間を通過する軟弱性薄物
材料を切断刃12の形状通りに切断する。なお、軟弱性
薄物材料とは、不織布やプラスチックフィルム、パルプ
繊維製吸収体等やこれらの積層物等を指す。
【0008】本発明では、ロータリーカッタ10におい
て、切断刃12の少なくとも先端部近傍がダイヤモンド
ライクカーボンで被覆されているところに特徴を有して
いる。図2には、ロータリーカッタ装置の断面説明図を
示した。ロータリーカッタ10の切断刃12の先端部近
傍に、ダイヤモンドライクカーボン層13が形成されて
いる。この構成により、軟弱性薄物材料14を切断して
も、切断刃12の摩耗を非常に少なくすることができ、
より硬い、超寿命のロータリーカッタを得ることができ
た。また、超硬合金を使用して切断刃を作成する場合に
比べ、1/3以下の価格で、ロータリーカッタを製造す
ることができるので、安価に抑えたい衛生材料製品のコ
ストにも響かない。
【0009】切断刃12は、回転ドラム周面から通常1
〜20mm程度突設しているので、切断刃12の先端か
ら、突設長さの1/4程度までをダイヤモンドライクカ
ーボンで被覆することが好ましいが、先端部近傍だけで
なく、切断刃12の半分まで、あるいは全体をダイヤモ
ンドライクカーボンで被覆してもよい。
【0010】ダイヤモンドライクカーボンとは、炭素イ
オンを基板に衝突させて作られる物質で、ダイヤモンド
に似た硬質炭素膜であるが、結晶性を示さない。このよ
うなダイヤモンドライクカーボンを基板に被覆するに
は、プラズマCVD法等を採用すればよい。また、ダイ
ヤモンドライクカーボン層が、長期間の使用により摩耗
してきた場合には、切断刃表面のダイヤモンドライクカ
ーボン層を一旦剥離し、再びコーティングすることもで
きる。切断刃あるいは回転ドラム自体は、ステンレス
鋼、各種合金、アルミナ、セラミックス等が利用可能で
ある。
【0011】図2において、対向ローラ20の周面に
は、切断刃12のダイヤモンドライクカーボン層13部
分が接触するので、対向ローラ20の傷付き・摩耗を防
ぐために、対向ローラ20をダイヤモンドライクカーボ
ンで被覆してもよい。ロータリーカッタ10の切断刃1
2の形状は製品に応じて種々作成されることと、ロータ
リーカッタ10と対向ローラ20が同期回転するとは限
られないため、対向ローラ20の周面のどの部分に切断
刃12が接触するかは不特定である。従って、対向ロー
ラ20の周面全体にダイヤモンドライクカーボン層を設
けることが好ましい。
【0012】一方、対向ローラとロータリーカッタが同
期回転するように構成されているロータリーカッタ装置
もある。この場合は、対向ローラの周面において、ロー
タリーカッタの切断刃が当接する部分が予め把握できる
ため、この部分を含む周囲近傍のみをダイヤモンドライ
クカーボンで被覆すれば充分である。例えば、図3に示
したように、対向ローラ21に、エアー吸引孔22,2
2…とエアー導出孔23,23…が設けられていて、切
断後の軟弱性薄物材料をエアー吸引しながら送給する場
合は、エアー吸引孔22の配置部で切断が行われる。す
なわち、このエアー吸引孔22の配置部において切断刃
12が対向ローラ21と当接するので、エアー吸引孔2
2の配置部を含む周囲近傍(斜線部)24にダイヤモン
ドライクカーボン層を設けることが好ましい。
【0013】また、ロータリーカッタと同期回転する対
向ローラに、ロータリーカッタの切断刃に嵌合するよう
に溝が設けられている場合は、対向ローラの溝の近傍
(溝部)をダイヤモンドライクカーボンで被覆すればよ
い。
【0014】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によれば、切断刃
をダイヤモンドライクカーボンで被覆したので、切断刃
の摩耗を非常に少なくすることができた。また、超硬部
材を使用した場合に比べ、安価に切断刃の寿命を延長す
ることが可能になった。
【0015】請求項2に係る発明によれば、対向ローラ
の周面全体がダイヤモンドライクカーボンで被覆されて
いるので、対向ローラの摩耗も抑制することができる。
【0016】請求項3にかかる発明によれば、対向ロー
ラの周面全体ではなく、切断刃が当接する部分のみをダ
イヤモンドライクカーボンで被覆する構成であるので、
対向ローラ周面全体を被覆する場合に比べ、安価に、長
寿命の対向ローラを提供することができる。
【0017】さらに、請求項4に係る発明によれば、対
向ローラの溝部がダイヤモンドライクカーボンで被覆さ
れているので、溝部にのみダイヤモンドライクカーボン
層を設ければよく、安価に、対向ローラの寿命を延長す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリーカッタ装置の実施例を示す
斜視説明図である。
【図2】本発明のロータリーカッタ装置の実施例を示す
断面説明図である。
【図3】対向ローラの他の実施例を示す斜視説明図であ
る。
【符号の説明】
10 ロータリーカッタ装置 11 回転ドラム 12 切断刃 13 ダイヤモンドライクカーボン層 14 軟弱性薄物材料 20 対向ローラ 21 対向ローラ 22 エアー吸引孔 23 エアー導出孔 24 ダイヤモンドライクカーボン層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟弱性薄物材料を切断するためのロータ
    リーカッタとこのロータリーカッタに対向配設される対
    向ローラとからなるカッタ装置であって、前記ロータリ
    ーカッタが、回転ドラムの周面に切断刃が形成されてな
    り、かつ、前記切断刃の少なくとも先端部近傍がダイヤ
    モンドライクカーボンで被覆されていることを特徴とす
    るロータリーカッタ装置。
  2. 【請求項2】 対向ローラの周面全体が、ダイヤモンド
    ライクカーボンで被覆されているものである請求項1に
    記載のロータリーカッタ装置。
  3. 【請求項3】 ロータリーカッタと同期回転するように
    構成されている対向ローラの周面の、ロータリーカッタ
    の切断刃に当接する部分を含む周囲近傍のみが、ダイヤ
    モンドライクカーボンで被覆されているものである請求
    項1に記載のロータリーカッタ装置。
  4. 【請求項4】 ロータリーカッタと同期回転するように
    構成されている対向ローラに、ロータリーカッタの切断
    刃に嵌合するように溝が設けられており、溝部がダイヤ
    モンドライクカーボンで被覆されているものである請求
    項1に記載のロータリーカッタ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011173225A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Tsukatani Hamono Seisakusho:Kk ダイカッターおよびその製造方法
WO2017179544A1 (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 株式会社江東彫刻 抜き型装置
JP2018130792A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 株式会社東北田村工機 打抜き刃
CN111230991A (zh) * 2020-03-02 2020-06-05 广州三拓识别技术有限公司 一种口罩生产用切断打孔装置及由其获得的口罩
EP3915702A1 (en) 2020-05-29 2021-12-01 Proxicad S.r.l. Rotary knife

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