JP2000190260A - 2関節型移載機構を備えたロボット - Google Patents

2関節型移載機構を備えたロボット

Info

Publication number
JP2000190260A
JP2000190260A JP10374847A JP37484798A JP2000190260A JP 2000190260 A JP2000190260 A JP 2000190260A JP 10374847 A JP10374847 A JP 10374847A JP 37484798 A JP37484798 A JP 37484798A JP 2000190260 A JP2000190260 A JP 2000190260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
shaft
joint
rotation
robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10374847A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Arai
裕之 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yushin Precision Equipment Co Ltd
Yushin Seiki KK
Original Assignee
Yushin Precision Equipment Co Ltd
Yushin Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yushin Precision Equipment Co Ltd, Yushin Seiki KK filed Critical Yushin Precision Equipment Co Ltd
Priority to JP10374847A priority Critical patent/JP2000190260A/ja
Publication of JP2000190260A publication Critical patent/JP2000190260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/42Removing or ejecting moulded articles using means movable from outside the mould between mould parts, e.g. robots

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減と構造の簡略化でコストを削
減し、高速作動により取出しサイクルタイムを短縮し
て、取出し作業能率を向上させるとともに、作業スペー
スを制限することなく作業者への干渉を避けることで、
安全性および作業勝手の向上を図る。 【解決手段】 設定したプログラムに基づく制御信号を
制御手段33から1台のサーボモータ20Aに出力し
て、出力回転軸21を所定の回転角で回転させ、この回
転に伴なって第1アーム22を旋回させる。出力回転軸
21の回転を動力伝達機構28によって逆方向の回転に
変換して第1関節軸23に伝達して回転させ、第2アー
ム24を第1アーム22の逆方向に旋回させ、第1関節
軸23と把持部27とを水平線41上で進退移動させ
る。また、射出成形機26の固定プラテン37と安全ド
アー38との間のスペース39を利用して設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機によっ
て成形された成形品あるいは成形品の成形時に発生する
スプール・ランナなどを型開した金型から取出すのに好
適な2関節型移載機構を備えたロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、射出成形機によって成形され
た成形品あるいは成形品の成形時に発生するスプール・
ランナ(以下、スプール・ランナという)などを型開し
た金型から取出すロボットとして、図9に示すものが知
られている。この種のロボットは、射出成形機1におけ
る固定プラテン2に載置固定されて垂直にのびるスタン
ド3と、このスタンド3の中央部に取付けられて紙面の
前後方向にのびるビーム4と、このビーム4の下方に位
置するスプール・ランナ把持用の挟み式の把持部5と、
この把持部5を軸方向に進退移動させる第1シリンダ6
と、ビーム4および第1シリンダ6を紙面の前後方向に
進退移動させる第2シリンダ(図示省略)と、ビーム
4、第1シリンダ6および把持部5などを実線で示す位
置から二点鎖線で示す位置の範囲で旋回させる旋回用シ
リンダ7などを備えている。なお、第1シリンダ6と第
2シリンダおよび旋回用シリンダ7は、設定したプログ
ラムに基づいて制御手段8から出力される制御信号によ
って作動するようになっている。なお、図中9は安全ド
アー、10はタイバーを示す。
【0003】前記構成のロボットによれば、型開の状態
で第1シリンダ6の作動により把持部5を実線で示す位
置から可動金型(図示省略)に保持されている成形品に
対向する位置まで下降させ、つぎに、第2シリンダの作
動により把持部5を可動金型に近付く方向に移動させ、
ここでスプール・ランナを挟着把持する。把持部5によ
るスプール・ランナの挟着把持が完了すると、第1シリ
ンダ6の作動により把持部5を実線で示す位置に上昇復
帰させ、ついで、旋回用シリンダ7の作動により、ビー
ム4、第1シリンダ6および把持部5などを実線で示す
位置から二点鎖線で示す位置まで約50゜旋回させ、こ
の位置から第1シリンダ6の作動により把持部5を一点
鎖線で示す位置まで前進させたのち、把持部5によるス
プール・ランナの挟着把持を解除することにより、スプ
ール・ランナを開放する。なお、一点鎖線で示す開放位
置にある把持部5は、第1シリンダ6の作動により二点
鎖線で示す位置まで後退したのち、旋回用シリンダ7の
作動により、ビーム4および第1シリンダ6とともに約
50゜逆旋回することで実線で示す位置に復帰してつぎ
の動作に備える。
【0004】しかし、この種従来のロボットは、部品点
数が非常に多く構造の複雑化を招くことになるので、イ
ニシャルコストが高くなる難点を有している。また、第
1シリンダ6、第2シリンダおよび旋回用シリンダ7
は、それぞれ圧縮空気によって作動するエアシリンダに
よって構成されているので、衝撃緩衝用のダンパーを外
部に付設したとしても、高速で作動させて所定の位置で
ショックを吸収して急停止させることが困難である。こ
のため、作動速度が低速に抑えられ、これが取出しサイ
クルタイムの短縮を妨げ、取出し作業能率の向上を阻む
要因になっている。さらに、一点鎖線で示す把持部5の
開放位置は、射出成形機1の機外にはみ出しているの
で、作業者に干渉するおそれがあり安全性に劣る。この
安全性は安全カバー11を設けることで向上させること
はできるものの、これにより作業スペースが制限され
て、作業勝手が悪くなるなどの問題点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のロボ
ットでは、部品点数が非常に多く構造の複雑化を招くの
で、イニシャルコストが高くなる。また、エアシリンダ
を駆動源としているので、作動速度が低速に抑えられ、
これが取出しサイクルタイムの短縮を妨げ、取出し作業
能率の向上を阻んでいる。さらに、把持部の開放位置が
射出成形機の機外にはみ出すので、作業者に干渉するお
それがあり安全性に劣る。この安全性はカバーを設ける
ことで向上させることはできるものの、これにより作業
スペースが制限されて、作業勝手が悪くなるなどの問題
点を有している。
【0006】そこで、本発明は、部品点数の削減により
構造を簡略化し、イニシャルコストを削減し、高速作動
により取出しサイクルタイムを短縮して、取出し作業能
率を向上させるとともに、作業スペースを制限すること
なく作業者への干渉を避けることで、安全性および作業
勝手の向上を図ることができる2関節型移載機構を備え
たロボットを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係る2関節型移載機構を備
えたロボットは、1台の数値制御可能な駆動源の出力回
転軸に基端部を同時回転可能に固着した第1アームと、
この第1アームの先端部に前記出力回転軸と平行かつ回
転自在に支持された第1関節軸と、この第1関節軸に基
端部を同時回転可能に固着した第2アームと、この第2
アームの先端部に回転不能に基部を固着した把持部と、
前記駆動源の出力回転軸の回転を逆方向の回転に変換し
て第1関節軸に伝達する動力伝達機構と、設定したプロ
グラムに基づく制御信号を前記駆動源に出力して、その
出力回転軸を進角方向または退角方向に所定の回転角で
正逆方向に回転させる制御手段とを有し、前記動力伝達
機構による出力回転軸と第1関節軸との回転角比と、前
記第1アームと第2アームのアーム比の調整によって、
前記第2アームの先端部および把持部の基部が水平線上
を進退移動するように構成されていることを特徴として
いる。
【0008】また、請求項2に記載の発明に係る2関節
型移載機構を備えたロボットは、射出成形機の固定プラ
テンと、この固定プラテンの幅方向両側端面の外側に該
固定プラテンに対向して立設された安全ドアーとの間の
スペースの一方を利用して、射出成形機により成形され
た成形品あるいは成形品の成形時に発生するスプール・
ランナなどの取出しが可能な位置に設置されていること
を特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、設定した
プログラムに基づく数値制御信号を制御手段から1台の
駆動源に出力される。出力回転軸は進角方向または退角
方向に所定の回転角で回転する。出力回転軸が正逆方向
に回転することで、第1アームは前記所定の回転角に等
しい旋回角で正逆方向に旋回する。出力回転軸の正逆方
向の回転は、動力伝達機構によって逆方向の回転に変換
して第1関節軸に伝達され、該第1関節軸を動力伝達機
構によって定められた回転角で進角方向または退角方向
に回転させる。第1関節軸が正逆方向に回転すること
で、第2アームは第1関節軸の回転角に等しい旋回角で
第1アームの逆方向で正逆方向に旋回する。したがっ
て、動力伝達機構による出力回転軸と第1関節軸との回
転角比と、第1アームと第2アームのアーム比を調整す
ることによって、第2アームの先端部と把持部とを水平
線上で進退移動させることができるとともに、高速で進
退移動させ、かつ所定の位置でショックを吸収して急停
止させることが可能になる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、作業スペ
ースを制限することなく作業者への干渉を避けることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態を
一部断面にして示す平面図、図2は図1の側面図であ
り、これらの図において、2関節型移載機構を備えたロ
ボットは、1台のサーボモータ20Aおよび減速機20
Bによって構成される数値制御が可能な駆動源20と、
この駆動源20の水平方向の出力回転軸21に基端部を
同時回転可能に固着した第1アーム22と、第1アーム
22の先端部に出力回転軸21と平行かつ回転自在に支
持された水平方向の第1関節軸23と、この第1関節軸
23に基端部を同時回転可能に固着した第2アーム24
と、第2アーム24の先端部に取付けた把持部取付板2
5とを備え、この把持部取付板25には、射出成形機2
6で成形された成形品あるいは成形品の成形時に発生す
るスプール・ランナ(以下、スプール・ランナという)
をたとえば挟着把持して金型から取出す挟み式の把持部
27が開閉自在に取付けられている。また、この実施の
形態では、第1アーム22と第2アーム24のアーム比
を1対1に設定している。つまり、出力回転軸21の軸
中心から第1関節軸23の軸中心までの距離と、第1関
節軸23の軸中心から把持部取付板25の取付け位置ま
での距離とを同じ大きさに設定している。また、第2ア
ーム24と把持部取付板25とがなす角度θを約30゜
に設定している。
【0012】出力回転軸21の回転は、動力伝達機構2
8により逆方向の回転に変換して第1関節軸23に伝達
される。動力伝達機構28は、スペーサ29を介して駆
動源20における減速機20Bの前側に固定され、かつ
中心部に出力回転軸21を回転自在に挿通した太陽歯車
30と、第1アーム22の中間部に回転自在に支持され
て太陽歯車30に噛み合いアイドラーとしての機能を併
有する遊星歯車31と、第1関節軸23に同時回転可能
に固着されて遊星歯車31に噛み合う従動歯車32とか
らなり、太陽歯車30と遊星歯車31および従動歯車3
2の歯数は、出力回転軸21の正方向回転角に対して第
1関節軸23が逆方向に2倍の回転角で回転することが
できるように設定されている。このため、第2アーム2
4は第1アーム22の正方向の旋回角に対して2倍の旋
回角で逆方向に旋回することになる。
【0013】したがって、出力回転軸21が所定の回転
角で正方向(時計まわり)に回転して、第1アーム22
が所定の旋回角で正方向(時計まわり)に旋回すると、
第1関節軸23は前記所定の回転角の2倍の回転角で逆
方向(反時計まわり)に回転するとともに、第2アーム
24は前記所定の旋回角の2倍の旋回角で逆方向(反時
計まわり)に旋回する。
【0014】図1において、33は制御手段を示し、こ
の制御手段33から駆動源20のサーボモータ20Aに
対して設定したプログラムに基づく制御信号が出力され
る。図1および図2において、34は引き抜きユニット
を示し、この引き抜きユニット34に、プレート35お
よびベース36を介して駆動源20のサーボモータ20
Aおよび減速機20Bが載置固定されており、引き抜き
ユニット34内に収容されたアクチュエータ(図示省
略)の作動により、2関節型移載機構を備えたロボット
は、図1の矢印Y1−Y2方向に進退移動する。
【0015】2関節型移載機構を備えたロボットは、図
3および図4に示すように、射出成形機26の固定プラ
テン37と、この固定プラテン37の幅方向一側(反操
作側)の外側に該固定プラテン37に対向して立設され
た安全ドアー38との間のスペース39を利用して、射
出成形機26により成形されたスプール・ランナなどの
取出しが可能な位置、つまり固定プラテン37の一側に
接近して設置されている。なお、図中40はタイバーを
示す。
【0016】このような構成であれば、図5に示すよう
に、第1アーム22と第2アーム24が鉛直軸上で重な
り合い、把持部取付板25と挟み式の把持部27が第2
アーム24に対して約30゜の角度θで右下がりに傾斜
している状態において、制御手段33から出力される制
御信号により、駆動源20の出力回転軸21が時計まわ
り(進角方向)に45度の回転角で回転すると、第1ア
ーム22は45度の旋回角で時計まわりに旋回し、第1
関節軸23は反時計まわり(退角方向)に90度の回転
角で回転し、かつ第2アーム24は90度の旋回角で反
時計まわりに旋回して図6のようになる。
【0017】図6の状態から、さらに駆動源20の出力
回転軸21が時計まわり(進角方向)に45度の回転角
で回転すると、第1アーム22は45度の旋回角で時計
まわりに旋回し、第1関節軸23は反時計まわり(退角
方向)に90度の回転角で回転して、図2および図7の
ように、第1アーム22と第2アーム24は水平姿勢に
保持され、把持部取付板25と挟み式の把持部27が第
2アーム24に対して約30゜の角度θで右上がりに傾
斜する。
【0018】すなわち、第1アーム22および第2アー
ム24は図8に示す運動軌跡を描いて右方向にのび、第
2アーム24の先端部と把持部取付板25および把持部
27の基端部は水平線41上を右方向に移動する。した
がって、図3および図4に示すように、2関節型移載機
構を備えたロボットをタイバー40に干渉させることな
く型開している可動金型42と固定金型43の間に側方
から進入させて、把持部取付板25および把持部27を
可動金型42に保持されているスプール・ランナ(図示
省略)に対向させることができる。
【0019】つぎに、引き抜きユニット34内に収容さ
れたアクチュエータ(図示省略)の作動により、2関節
型移載機構を備えたロボットを図1の矢印Y1方向(可
動金型42に近付く方向)に移動させることにより、把
持部27は成形品に接近した取出し位置に移行し、ここ
でスプール・ランナを挟着保持する。把持部27による
成形品の挟着保持が完了すると、前記アクチュエータの
作動により、2関節型移載機構を備えたロボットを図1
の矢印Y2方向(可動金型42から離れる方向)に移動
させて、把持部取付板25および把持部27を可動金型
42との対向位置に復帰させる。
【0020】図7に示すように、第1アーム22および
第2アーム24が水平姿勢に保持されている状態におい
て、制御手段33から出力される制御信号により、駆動
源20の出力回転軸21が反時計まわり(退角方向)に
45度の回転角で回転すると、第1アーム22は45度
の旋回角で反時計まわりに旋回し、第1関節軸23は時
計まわり(進角方向)に90度の回転角で回転して図6
の状態になる。
【0021】図6の状態から、さらに駆動源20の出力
回転軸21が反時計まわり(退角方向)に45度の回転
角で回転すると、第1アーム22は45度の旋回角で反
時計まわりに旋回し、第1関節軸23は時計まわり(進
角方向)に90度の回転角で回転して、図5のように第
1アーム22と第2アーム24が鉛直軸上で重なり合
い、把持部取付板25と挟み式の把持部27が第2アー
ム24に対して約30゜の角度θで右下がりに傾斜して
いる状態になる。すなわち、第1アーム22および第2
アーム24は図8に示す運動軌跡を描いて左方向に縮
み、第2アーム24の先端部と把持部取付板25および
把持部27の基端部は水平線41上を左方向に移動す
る。したがって、2関節型移載機構を備えたロボットを
タイバー40に干渉させることなく型開している金型4
2,43の間から退避させることができる。ここで把持
部27によるスプール・ランナの挟着保持を解除して、
スプール・ランナを開放する。
【0022】このように、2関節型移載機構を備えたロ
ボットは、図9で説明した従来のロボットと比較して、
部品点数が削減できるので構造の簡略化を図ることがで
きる。このため、イニシャルコストの削減が可能にな
る。また、1台のサーボモータ20Aおよび減速機20
Bによって構成される数値制御が可能な駆動源20によ
って作動させることができるので、高速で進退移動さ
せ、かつ所定の位置でショックを吸収して急停止させる
ことが可能になる。このため、スプール・ランナの取出
しサイクルタイムを大幅に短縮して、スプール・ランナ
の取出し作業能率を著しく向上させることができる。
【0023】一方、従来のロボットが作業者に干渉する
おそれを有しているがために安全性に劣り、この安全性
を安全カバー11の設置により向上させようとすれば作
業スペースが制限されて、作業勝手が悪くなるなどの問
題点を有しているのと比較して、2関節型移載機構を備
えたロボットは、射出成形機26の固定プラテン37
と、この固定プラテン37の幅方向一側(反操作側)の
外側に該固定プラテン37に対向して立設された安全ド
アー38との間のスペース39を利用して、固定プラテ
ン37の一側に接近して設置されているので、作業スペ
ースを制限することなく作業者への干渉を避けること
で、安全性および作業勝手の向上を図ることができる。
【0024】前記実施の形態では、動力伝達機構28に
より第1関節軸23を出力回転軸21の逆方向に2倍の
回転角で回転させ、第1アーム22と第2アーム24の
アーム比を1対1に設定した構成で説明しているが、動
力伝達機構28による出力回転軸21と第1関節軸23
との回転角比を前述の値とは異なる値に調整して設定し
たり、第1アーム22と第2アーム24のアーム比を前
述の値とは異なる値に調整して設定しても、前記実施の
形態と同様の作用・効果を奏することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る2関
節型移載機構を備えたロボットは、従来のロボットと比
較して、部品点数が削減できるので構造の簡略化を図る
ことができる。このため、イニシャルコストの削減が可
能になる。また、1台のサーボモータおよび減速機によ
って構成される数値制御が可能な駆動源によって作動さ
せることができるので、高速で進退移動させ、かつ所定
の位置でショックを吸収して急停止させることが可能に
なる。このため、成形品あるいは成形品の成形時に発生
するスプール・ランナなどの取出しサイクルタイムを大
幅に短縮して、取出し作業能率を著しく向上させること
ができる。一方、従来のロボットが作業者に干渉するお
それを有しているがために安全性に劣り、この安全性を
安全カバーの設置により向上させようとすれば作業スペ
ースが制限されて、作業勝手が悪くなるなどの問題点を
有しているのと比較して、本発明に係る2関節型移載機
構を備えたロボットは、射出成形機の固定プラテンと、
この固定プラテンの幅方向両側端面の外側に該固定プラ
テンに対向して立設された安全ドアーとの間のスペース
の一方を利用して、射出成形機により成形された成形品
あるいは成形品の成形時に発生するスプール・ランナな
どの取出しが可能な位置に設置されているので、作業ス
ペースを制限することなく作業者への干渉を避けること
で、安全性および作業勝手の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を一部断面にして示す平
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】射出成形機への設置状態の一例を示す平面図で
ある。
【図4】図3のA−A矢視図である。
【図5】基本姿勢の概略図である。
【図6】金型間への進入途中と退避途中の姿勢を示す概
略図である。
【図7】金型間への進入姿勢を示す概略図である。
【図8】進退移動時の軌跡を示す説明図である。
【図9】従来例の概略構成図である。
【符号の説明】
20 1台の駆動源 21 駆動源の出力回転軸 22 第1アーム 23 第1関節軸 24 第2アーム 26 射出成形機 27 把持部 28 動力伝達機構 33 制御手段 37 固定プラテン 38 安全ドアー 39 スペース 41 水平線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台の数値制御可能な駆動源の出力回転
    軸に基端部を同時回転可能に固着した第1アームと、 この第1アームの先端部に前記出力回転軸と平行かつ回
    転自在に支持された第1関節軸と、 この第1関節軸に基端部を同時回転可能に固着した第2
    アームと、 この第2アームの先端部に回転不能に基部を固着した把
    持部と、 前記駆動源の出力回転軸の回転を逆方向の回転に変換し
    て第1関節軸に伝達する動力伝達機構と、 設定したプログラムに基づく制御信号を前記駆動源に出
    力して、その出力回転軸を進角方向または退角方向に所
    定の回転角で正逆方向に回転させる制御手段とを有し、 前記動力伝達機構による出力回転軸と第1関節軸との回
    転角比と、前記第1アームと第2アームのアーム比の調
    整によって、前記第2アームの先端部および把持部の基
    部が水平線上を進退移動するように構成されていること
    を特徴とする2関節型移載機構を備えたロボット。
  2. 【請求項2】 射出成形機の固定プラテンと、この固定
    プラテンの幅方向両側端面の外側に該固定プラテンに対
    向して立設された安全ドアーとの間のスペースの一方を
    利用して、射出成形機により成形された成形品あるいは
    成形品の成形時に発生するスプール・ランナなどの取出
    しが可能な位置に設置されていることを特徴とする請求
    項1に記載の2関節型移載機構を備えたロボット。
JP10374847A 1998-12-28 1998-12-28 2関節型移載機構を備えたロボット Pending JP2000190260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10374847A JP2000190260A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 2関節型移載機構を備えたロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10374847A JP2000190260A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 2関節型移載機構を備えたロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000190260A true JP2000190260A (ja) 2000-07-11

Family

ID=18504535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10374847A Pending JP2000190260A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 2関節型移載機構を備えたロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000190260A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016083823A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 ファナック株式会社 ロボットを備えた射出成形システム
KR20180040920A (ko) * 2016-10-13 2018-04-23 우상근 비닐장갑 자동 취출장치
JP2020104432A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社ユーシン精機 成形品成形システム
KR102225735B1 (ko) * 2020-11-06 2021-03-10 주식회사 정우이엔지 사출성형장치

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016083823A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 ファナック株式会社 ロボットを備えた射出成形システム
US9770857B2 (en) 2014-10-24 2017-09-26 Fanuc Corporation Injection molding system
KR20180040920A (ko) * 2016-10-13 2018-04-23 우상근 비닐장갑 자동 취출장치
KR101864310B1 (ko) 2016-10-13 2018-06-05 우상근 비닐장갑 자동 취출장치
JP2020104432A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社ユーシン精機 成形品成形システム
JP7113744B2 (ja) 2018-12-27 2022-08-05 株式会社ユーシン精機 成形品成形システム
KR102225735B1 (ko) * 2020-11-06 2021-03-10 주식회사 정우이엔지 사출성형장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2612094B2 (ja) 成形機の駆動装置
CN100427236C (zh) 具有电气旋转/升降驱动装置的冲压机
EP0275318B1 (en) Straight acting mold clamping system
EP4186607A1 (en) Sheet metal folding machine
JP2000190260A (ja) 2関節型移載機構を備えたロボット
JP2007083316A (ja) 関節構造の駆動機構
US4642044A (en) Lock
JP2001038656A (ja) 多関節型マニピュレータ
WO2006080846A1 (en) Five-bar mechanism with dynamic balancing means and method for dynamically balancing a five-bar mechanism
CN216032092U (zh) 取料机器人
JP2001191384A (ja) 型締装置の機械式安全装置
JPH1128747A (ja) 成形機の型締め装置
US6479783B2 (en) Electric motor device for powering a tool clamp
KR20110096883A (ko) 트렁크 자동개폐장치
JP3221256U (ja) クランプユニットを有する射出成形機
CN210476948U (zh) 一种多臂机械手
JPH084400A (ja) ドアヒンジ装置
JP2011255583A (ja) 樹脂成形品取出し機
JP2000158366A (ja) 関節型移載機構を備えたロボット
CN206967517U (zh) 一种机器人专用的夹抓更牢固的机械爪
EP0605306A1 (en) Industrial robot for removing a molding from a molding machine
JPH0482603A (ja) 旋盤用オートローダ
US4955961A (en) Working machine
CN213439660U (zh) 一种牛头式小型机械臂
JP7420925B2 (ja) 射出成形システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080415