JP2000189722A - 油回収船用こし器 - Google Patents
油回収船用こし器Info
- Publication number
- JP2000189722A JP2000189722A JP10376492A JP37649298A JP2000189722A JP 2000189722 A JP2000189722 A JP 2000189722A JP 10376492 A JP10376492 A JP 10376492A JP 37649298 A JP37649298 A JP 37649298A JP 2000189722 A JP2000189722 A JP 2000189722A
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- oil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、油回収船用こし器装おいて、逆洗
時に、スクリーンに詰まった浮遊ゴミを機械的に除去し
て、充分な洗浄を施すとともに、逆洗時間を短縮し、ひ
いては流出油の回収効率を向上させることを目的とす
る。 【解決手段】 回収油水の入り口と出口および逆洗水の
入り口と出口を有し、円筒状で、側面を格子状としたス
クリーンを備えた油回収船用こし器において、スクリー
ンの各格子間に挟まる爪を有するスクレーパプレート
を、こし器内で上下動可能に配されたスクレーパロッド
に固定して、前記爪を各格子間で上下動可能としたスク
レーパを備え、逆洗時にスクレーパを作動して格子間に
詰まったゴミを掻き取りながら逆洗するようにした。
時に、スクリーンに詰まった浮遊ゴミを機械的に除去し
て、充分な洗浄を施すとともに、逆洗時間を短縮し、ひ
いては流出油の回収効率を向上させることを目的とす
る。 【解決手段】 回収油水の入り口と出口および逆洗水の
入り口と出口を有し、円筒状で、側面を格子状としたス
クリーンを備えた油回収船用こし器において、スクリー
ンの各格子間に挟まる爪を有するスクレーパプレート
を、こし器内で上下動可能に配されたスクレーパロッド
に固定して、前記爪を各格子間で上下動可能としたスク
レーパを備え、逆洗時にスクレーパを作動して格子間に
詰まったゴミを掻き取りながら逆洗するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、油回収船に搭載し
て使用される油こし器に関するもので、特に、スクリー
ンの逆洗を行なう油回収船用こし器に係る。
て使用される油こし器に関するもので、特に、スクリー
ンの逆洗を行なう油回収船用こし器に係る。
【０００２】
【従来の技術】オイルタンカーの事故等により海上に流
出した油は、海洋汚染の発生を防ぐため早急に回収しな
ければならない。この流出油回収の一手立てとして、油
回収船が使用されている。油回収船で流出油を回収する
際、流出油とともに、海上に浮遊しているゴミ（木材、
瓶、海藻等）も一緒に回収ポンプで吸引されるため、回
収ポンプの前段に、スクリーンを有し浮遊ゴミを除去す
るこし器が装備されている。
出した油は、海洋汚染の発生を防ぐため早急に回収しな
ければならない。この流出油回収の一手立てとして、油
回収船が使用されている。油回収船で流出油を回収する
際、流出油とともに、海上に浮遊しているゴミ（木材、
瓶、海藻等）も一緒に回収ポンプで吸引されるため、回
収ポンプの前段に、スクリーンを有し浮遊ゴミを除去す
るこし器が装備されている。
【０００３】こし器は、浮遊ゴミの量や大きさにもよる
が、時間の経過とともにスクリーンが目詰まりし、閉塞
して行く。閉塞度合いが大きくなると、回収ポンプの吸
引側に大きな負圧が発生し、最終的には回収ができなく
なってしまう。このため、こし器が閉塞した場合には、
スクリーンに詰まったゴミを取り除かねばならない。
が、時間の経過とともにスクリーンが目詰まりし、閉塞
して行く。閉塞度合いが大きくなると、回収ポンプの吸
引側に大きな負圧が発生し、最終的には回収ができなく
なってしまう。このため、こし器が閉塞した場合には、
スクリーンに詰まったゴミを取り除かねばならない。
【０００４】従来、このスクリーンに詰まったゴミを取
り除く作業としては、こし器を開放し、人手によりスク
リーンを洗浄するか、あるいは逆洗水を投入してスクリ
ーンを洗浄することが行なわれている。しかし、油にま
みれた浮遊ゴミを洗浄するわけであり、人手による作業
では、作業員に多大な労力を要する汚れ、非衛生、不安
全な作業を課すことになる。
り除く作業としては、こし器を開放し、人手によりスク
リーンを洗浄するか、あるいは逆洗水を投入してスクリ
ーンを洗浄することが行なわれている。しかし、油にま
みれた浮遊ゴミを洗浄するわけであり、人手による作業
では、作業員に多大な労力を要する汚れ、非衛生、不安
全な作業を課すことになる。
【０００５】また、逆洗水による洗浄の場合でも、スク
リーンに詰まった浮遊ゴミを充分に洗い流すことは困難
である。特に、高粘度油がスクリーンに絡みついている
場合は、これを完全に洗浄するのは不可能である。この
ため、逆洗して再使用しても、次の閉塞状態に至るまで
の時間が段々と短くなり、回収効率が低下していくと云
う不都合があった。
リーンに詰まった浮遊ゴミを充分に洗い流すことは困難
である。特に、高粘度油がスクリーンに絡みついている
場合は、これを完全に洗浄するのは不可能である。この
ため、逆洗して再使用しても、次の閉塞状態に至るまで
の時間が段々と短くなり、回収効率が低下していくと云
う不都合があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、こし器の逆
洗時に、スクリーンに詰まった浮遊ゴミを機械的に除去
して、充分な洗浄を施すとともに、逆洗時間を短縮し、
ひいては流出油の回収効率の向上を図ることを目的とす
る。
洗時に、スクリーンに詰まった浮遊ゴミを機械的に除去
して、充分な洗浄を施すとともに、逆洗時間を短縮し、
ひいては流出油の回収効率の向上を図ることを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】回収油水の入り口と出口
および逆洗水の入り口と出口を有し、円筒状で、側面を
格子状としたスクリーンを備えた油回収用こし器におい
て、スクリーンの各格子間に挟まる爪を有するスクレー
パプレートを、こし器内で上下動可能に配されたスクレ
ーパロッドに固定して、前記爪を各格子間において上下
動可能としたスクレーパを備え、逆洗時にスクレーパを
作動して格子間に詰まったゴミを掻き取りながら逆洗す
るようにした。
および逆洗水の入り口と出口を有し、円筒状で、側面を
格子状としたスクリーンを備えた油回収用こし器におい
て、スクリーンの各格子間に挟まる爪を有するスクレー
パプレートを、こし器内で上下動可能に配されたスクレ
ーパロッドに固定して、前記爪を各格子間において上下
動可能としたスクレーパを備え、逆洗時にスクレーパを
作動して格子間に詰まったゴミを掻き取りながら逆洗す
るようにした。
【０００８】スクレーパを上下動するスクレーパロッド
を等間隔に複数本配置し、このスクレーパロッドを、等
間隔に複数本配置されたシリンダに、一体のスクレーパ
リンクを介して連結した。また、スクリーンの内側に向
けて下向きの傾斜を付けた爪を使用した。また、スクレ
ーパプレートより上方に突出する爪を使用した。また、
格子の断面形状を台形状とし、格子間隔をスクリーンの
内側に向けて広くした。さらに、爪を有するスクレーパ
プレートを複数段設けた。
を等間隔に複数本配置し、このスクレーパロッドを、等
間隔に複数本配置されたシリンダに、一体のスクレーパ
リンクを介して連結した。また、スクリーンの内側に向
けて下向きの傾斜を付けた爪を使用した。また、スクレ
ーパプレートより上方に突出する爪を使用した。また、
格子の断面形状を台形状とし、格子間隔をスクリーンの
内側に向けて広くした。さらに、爪を有するスクレーパ
プレートを複数段設けた。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。図１は本発明によるこし器
の構造を示す正断面図である。図２は図１の部分拡大
図、図３は図２におけるＸ線に沿った平面図、図４は図
２のＹ線に沿った平面図である。なお、図４は船舶搭載
型の流出油回収装置のライン構成であって、こし器の使
用例を示す図である。
施の形態について説明する。図１は本発明によるこし器
の構造を示す正断面図である。図２は図１の部分拡大
図、図３は図２におけるＸ線に沿った平面図、図４は図
２のＹ線に沿った平面図である。なお、図４は船舶搭載
型の流出油回収装置のライン構成であって、こし器の使
用例を示す図である。
【００１０】図において１は、こし器本体であって、後
述するスクリーン取り付けフランジで仕切られ、上部室
Ａと下部室Ｂとが形成されている。上部室Ａには回収油
水の入り口２と逆洗水の出口３が設けられ、下部室Ｂに
は回収油水の出口４と逆洗水の入り口５が設けられてい
る。６は下部室Ｂの底部に開口して設けられたドレン排
出口である。
述するスクリーン取り付けフランジで仕切られ、上部室
Ａと下部室Ｂとが形成されている。上部室Ａには回収油
水の入り口２と逆洗水の出口３が設けられ、下部室Ｂに
は回収油水の出口４と逆洗水の入り口５が設けられてい
る。６は下部室Ｂの底部に開口して設けられたドレン排
出口である。
【００１１】７は円筒状のスクリーンであって、側面は
格子状に形成され、下部室Ｂの中央に載置されている。
このスクリーン７は多数の細孔を穿孔した底板８と、該
底板８上に、円筒状に等間隔で多数本配設される格子９
と、該格子９を上部と中間部で束ねるバンドル１０、１
１と、上部のバンドル１０の外周に固定される円形ドー
ナッツ状のスクリーン取り付けフランジ１２とより構成
されている。
格子状に形成され、下部室Ｂの中央に載置されている。
このスクリーン７は多数の細孔を穿孔した底板８と、該
底板８上に、円筒状に等間隔で多数本配設される格子９
と、該格子９を上部と中間部で束ねるバンドル１０、１
１と、上部のバンドル１０の外周に固定される円形ドー
ナッツ状のスクリーン取り付けフランジ１２とより構成
されている。
【００１２】そして、スクリーン７は図１に示すよう
に、こし器本体１の上部室Ａと下部室Ｂとの段付き部を
形成する本体フランジ１３に、スクリーン取り付けフラ
ンジ１２が載せかけられ、密着固定されて、下部室Ｂ内
中央に支持されている。なお、格子９の間隔は、後段の
回収ポンプに吸引されても支障をきたさないゴミは通す
幅となっている。
に、こし器本体１の上部室Ａと下部室Ｂとの段付き部を
形成する本体フランジ１３に、スクリーン取り付けフラ
ンジ１２が載せかけられ、密着固定されて、下部室Ｂ内
中央に支持されている。なお、格子９の間隔は、後段の
回収ポンプに吸引されても支障をきたさないゴミは通す
幅となっている。
【００１３】図３、図４に示すごとく、格子９の断面形
状は台形状であり、格子間隔をスクリーン７の内側に向
けて広くしている。このように格子間隔をスクリーン７
の内側に向けて広くすることによって、格子間で掻き取
られたゴミはスクリーン７内に落とされることになる。
また、格子９の中間部を束ねるバンドル１１は、幾分小
径のリングであつて、各格子９に固定された突起９′を
溶接により固定して束ねている。
状は台形状であり、格子間隔をスクリーン７の内側に向
けて広くしている。このように格子間隔をスクリーン７
の内側に向けて広くすることによって、格子間で掻き取
られたゴミはスクリーン７内に落とされることになる。
また、格子９の中間部を束ねるバンドル１１は、幾分小
径のリングであつて、各格子９に固定された突起９′を
溶接により固定して束ねている。
【００１４】１４はこし器１内で上下動可能なスクレー
パであって、スクレーパロッド１５、１６と、該スクレ
ーパロッド１５、１６の中間部と下端部に固定され、ス
クリーン７の外周に沿って配設され、各格子９間に挟ま
る爪１９、２０を有するスクレーパプレート１７、１８
と、スクレーパロッド１５、１６を上下動させるシリン
ダ２１、２２とより構成されている。
パであって、スクレーパロッド１５、１６と、該スクレ
ーパロッド１５、１６の中間部と下端部に固定され、ス
クリーン７の外周に沿って配設され、各格子９間に挟ま
る爪１９、２０を有するスクレーパプレート１７、１８
と、スクレーパロッド１５、１６を上下動させるシリン
ダ２１、２２とより構成されている。
【００１５】シリンダ２１、２２はこし器本体フランジ
１３に取り付けられ、そのシリンダロッドは本体フラン
ジ１３を貫通して上部室Ａ内に突き出ている。そして、
両シリンダロッドの先部にはスクレーパリンク２３が取
り付けられており、該スクレーパリンク２３にスクレー
パロッド１５、１６が固定連結されている。従って、シ
リンダ２１、２２の作動により、スクレーパリンク２３
を介してスクレーパロッド１５、１６が上下動される。
１３に取り付けられ、そのシリンダロッドは本体フラン
ジ１３を貫通して上部室Ａ内に突き出ている。そして、
両シリンダロッドの先部にはスクレーパリンク２３が取
り付けられており、該スクレーパリンク２３にスクレー
パロッド１５、１６が固定連結されている。従って、シ
リンダ２１、２２の作動により、スクレーパリンク２３
を介してスクレーパロッド１５、１６が上下動される。
【００１６】スクレーパロッド１５、１６は図示左右に
２本配置されているが、１２０度あるいは９０度間隔に
３本あるいは４本配置することも可能である。また、シ
リンダ２１、２２についても同様に複数本配置され得
る。しかし、何れの場合でもスクレーパリンク２３は１
体とする。このように構成することによって、リング状
のスクレーパプレート１７、１８は傾動することなく上
下動され、スクレーパ爪１９、２０を、幅は狭く縦に長
い各格子９間で真直ぐに上下動させ得る。
２本配置されているが、１２０度あるいは９０度間隔に
３本あるいは４本配置することも可能である。また、シ
リンダ２１、２２についても同様に複数本配置され得
る。しかし、何れの場合でもスクレーパリンク２３は１
体とする。このように構成することによって、リング状
のスクレーパプレート１７、１８は傾動することなく上
下動され、スクレーパ爪１９、２０を、幅は狭く縦に長
い各格子９間で真直ぐに上下動させ得る。
【００１７】スクレーパの爪１９は、スクレーパプレー
ト１７から上方に突出する縦長になっており、スクレー
パを上動した際、爪１９の頂部は格子９の上端の高さに
至るようにしてある。このように構成することによっ
て、格子９間に詰まったゴミはその上端部まで掻き取る
ことができる。なお、爪２０は上方に突出する必要はな
く、スクレーパプレート１８に凸部として形成されてい
る。そして、爪１９、２０には、スクリーン７の内側に
向けて下向きの傾斜を付けている。このような傾斜を付
けることによって、格子間で掻き取られたゴミはスクリ
ーン７内に落とされることになる。
ト１７から上方に突出する縦長になっており、スクレー
パを上動した際、爪１９の頂部は格子９の上端の高さに
至るようにしてある。このように構成することによっ
て、格子９間に詰まったゴミはその上端部まで掻き取る
ことができる。なお、爪２０は上方に突出する必要はな
く、スクレーパプレート１８に凸部として形成されてい
る。そして、爪１９、２０には、スクリーン７の内側に
向けて下向きの傾斜を付けている。このような傾斜を付
けることによって、格子間で掻き取られたゴミはスクリ
ーン７内に落とされることになる。
【００１８】なお、上記実施例においては、スクレーパ
プレート１７と１８の２段を設けたが、スクレーパプレ
ートは１段でもあるいは３段でもよい。複数段設けた場
合は縦方向に各段により掻き取りが分担されるので、シ
リンダ２１、２２のストロークを短くすることができ
る。図中２４、２５はシリンダ２１、２２のシリンダロ
ッドの軸水封装置であり、２６、２７はスクレーパロッ
ド１５、１６のロッドガイドである。
プレート１７と１８の２段を設けたが、スクレーパプレ
ートは１段でもあるいは３段でもよい。複数段設けた場
合は縦方向に各段により掻き取りが分担されるので、シ
リンダ２１、２２のストロークを短くすることができ
る。図中２４、２５はシリンダ２１、２２のシリンダロ
ッドの軸水封装置であり、２６、２７はスクレーパロッ
ド１５、１６のロッドガイドである。
【００１９】図５は船舶搭載型の流出油回収装置のライ
ン構成を示す図であって、海面に没水される油回収器２
８と、２基のこし器１と、２台の回収ポンプ２９と、回
収槽３０とが回収配管で連結されている。また、海中に
没水された海水吸入箱３１と、逆洗ポンプ３２と、２基
のこし器１と、ゴミ回収箱３３とが逆洗配管で連結され
ている。配管中各機器の前後には切替え弁（図示せず）
が設けられている。
ン構成を示す図であって、海面に没水される油回収器２
８と、２基のこし器１と、２台の回収ポンプ２９と、回
収槽３０とが回収配管で連結されている。また、海中に
没水された海水吸入箱３１と、逆洗ポンプ３２と、２基
のこし器１と、ゴミ回収箱３３とが逆洗配管で連結され
ている。配管中各機器の前後には切替え弁（図示せず）
が設けられている。
【００２０】こし器１は、切替え運転を行なうため２基
設けられている。回収ポンプ２９を駆動すると、海面に
浮遊する流出油は油回収器２８から、一方のこし器１を
径て回収ポンプ２９を通り回収槽３０に回収される。こ
のとき、他のこし器１を逆洗するには、逆洗ポンプ３２
を駆動して、他のこし器１に逆洗水を投入する。これに
より、他のこし器１に詰まっていたゴミは逆洗水ととも
にゴミ回収箱３３に回収される。
設けられている。回収ポンプ２９を駆動すると、海面に
浮遊する流出油は油回収器２８から、一方のこし器１を
径て回収ポンプ２９を通り回収槽３０に回収される。こ
のとき、他のこし器１を逆洗するには、逆洗ポンプ３２
を駆動して、他のこし器１に逆洗水を投入する。これに
より、他のこし器１に詰まっていたゴミは逆洗水ととも
にゴミ回収箱３３に回収される。
【００２１】本発明の構成は以上の通りであり、以下そ
の作用について述べる。こし器を逆洗する場合は、ま
ず、逆洗水をこし器に投入する。そして、逆洗水をこし
器に通しながら、スクレーパを作動させる。これによっ
て、スクリーンの格子間に詰まったゴミが、スクレーパ
の爪によって掻き取られ、掻き取られたゴミはスクリー
ンの内側に落とされる。従って、このゴミはスクリーン
に溜まっていたゴミとともに、逆洗水にともなはれてこ
し器外に排出され、スクリーンが洗浄されることにな
る。
の作用について述べる。こし器を逆洗する場合は、ま
ず、逆洗水をこし器に投入する。そして、逆洗水をこし
器に通しながら、スクレーパを作動させる。これによっ
て、スクリーンの格子間に詰まったゴミが、スクレーパ
の爪によって掻き取られ、掻き取られたゴミはスクリー
ンの内側に落とされる。従って、このゴミはスクリーン
に溜まっていたゴミとともに、逆洗水にともなはれてこ
し器外に排出され、スクリーンが洗浄されることにな
る。
【００２２】
【発明の効果】本発明は、油回収船用こし器において、
スクリーンの格子間に挟まる爪を有するスクレーパを設
け、逆洗時にスクレーパを上下動させ、格子間に詰まっ
たゴミを掻き取りながら逆洗するようにしたので、スク
リーンの洗浄を充分に行なうことができる。
スクリーンの格子間に挟まる爪を有するスクレーパを設
け、逆洗時にスクレーパを上下動させ、格子間に詰まっ
たゴミを掻き取りながら逆洗するようにしたので、スク
リーンの洗浄を充分に行なうことができる。
【００２３】また、爪を真直ぐに上下動させるととも
に、掻き取ったゴミをスクリーンの内側に落とす構成と
したので、さらに洗浄度を高めることができた。これに
より、スクリーンを充分に洗浄するとともに、洗浄時間
が短縮され、流出油の回収効率の向上が図れた。
に、掻き取ったゴミをスクリーンの内側に落とす構成と
したので、さらに洗浄度を高めることができた。これに
より、スクリーンを充分に洗浄するとともに、洗浄時間
が短縮され、流出油の回収効率の向上が図れた。
【図１】本発明によるこし器の正断面図。
【図２】図１の部分拡大図。
【図３】図２のＸ線に沿った平面図。
【図４】図２のＹ線に沿った平面図。
【図５】船舶搭載型の流出油回収装置のライン構成を示
す図。
す図。
１ こし器本体 ２ 油水入り口 ３ 逆洗水出口 ４ 油水出口 ５ 逆洗水入り口 ６ ドレン排出口 ７ スクリーン ８ 底板 ９ 格子 １０、１１ バンド
ル １２ スクリーン取り付けフランジ １３ 本体フランジ １４ スクレーパ １５、１６ スクレーパロッド １７、１８ スク
レーパプレート １９、２０ 爪 ２１、２２ シリ
ンダ ２３ スクレーパリンク ２４、２５ 軸水
封装置 ２６、２７ ロッドガイド ２８ 油回収器 ２９ 油回収ポンプ ３０ 油回収槽 ３１ 海水吸入箱 ３２ 逆洗ポンプ ３３ ゴミ回収箱 Ａ こし器上部室 Ｂ こし器下部室
ル １２ スクリーン取り付けフランジ １３ 本体フランジ １４ スクレーパ １５、１６ スクレーパロッド １７、１８ スク
レーパプレート １９、２０ 爪 ２１、２２ シリ
ンダ ２３ スクレーパリンク ２４、２５ 軸水
封装置 ２６、２７ ロッドガイド ２８ 油回収器 ２９ 油回収ポンプ ３０ 油回収槽 ３１ 海水吸入箱 ３２ 逆洗ポンプ ３３ ゴミ回収箱 Ａ こし器上部室 Ｂ こし器下部室
Claims (6)
- 【請求項１】回収油水の入り口と出口および逆洗水の入
り口と出口を有し、円筒状で、側面を格子状としたスク
リーンを備えた油回収用こし器において、スクリーンの
各格子間に挟まる爪を有するスクレーパプレートを、こ
し器内で上下動可能に配されたスクレーパロッドに固定
して、前記爪を各格子間において上下動可能としたスク
レーパを備え、逆洗時にスクレーパを作動して格子間に
詰まったゴミを掻き取りながら逆洗するようにしたこと
を特徴とする油回収船用こし器。 - 【請求項２】等間隔に複数本配置されたスクレーパロッ
ドを、等間隔に複数本配置されたシリンダに、一体のス
クレーパリンクを介して連結したことを特徴とする請求
項１記載の油回収船用こし器。 - 【請求項３】爪にスクリーンの内側に向けて下向きの傾
斜を付けたことを特徴とする請求項１記載の油回収船用
こし器。 - 【請求項４】スクレーパプレートより上方に突出し、ス
クレーパを上動した際、その頂部が格子の上端の高さに
至る爪を使用したことを特徴とする請求項１記載の油回
収船用こし器。 - 【請求項５】格子の断面形状を台形状とし、格子間隔を
スクリーンの内側に向けて広くしたことを特徴とする請
求項１記載の油回収船用こし器。 - 【請求項６】爪を有するスクレーパプレートを複数段設
けたことを特徴とする請求項１記載の油回収船用こし
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37649298A JP3451028B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 油回収船用こし器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37649298A JP3451028B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 油回収船用こし器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000189722A true JP2000189722A (ja) | 2000-07-11 |
| JP3451028B2 JP3451028B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=18507230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37649298A Expired - Fee Related JP3451028B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 油回収船用こし器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3451028B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100729070B1 (ko) * | 2001-06-15 | 2007-06-14 | 주식회사 포스코 | 코크스 오븐 가스 압축기의 오일 필터 장치 |
| KR101212483B1 (ko) | 2012-06-13 | 2012-12-14 | 선보공업주식회사 | 해수용 스트레이너 |
| KR101325819B1 (ko) | 2012-01-10 | 2013-11-05 | 재단법인한국조선해양기자재연구원 | 선박용 해수 스트레이너 |
| CN114917671A (zh) * | 2022-05-13 | 2022-08-19 | 中国水产科学研究院渔业机械仪器研究所 | 一种池塘污物收集去除设备 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105597398B (zh) * | 2016-03-09 | 2017-12-12 | 泉州台商投资区铭源机械设备有限公司 | 一种污水处理设备的颗粒过滤处理装置 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP37649298A patent/JP3451028B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100729070B1 (ko) * | 2001-06-15 | 2007-06-14 | 주식회사 포스코 | 코크스 오븐 가스 압축기의 오일 필터 장치 |
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