JP2000187951A - 連結手段及びディスクドライブ装置 - Google Patents

連結手段及びディスクドライブ装置

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JP2000187951A
JP2000187951A JP10361279A JP36127998A JP2000187951A JP 2000187951 A JP2000187951 A JP 2000187951A JP 10361279 A JP10361279 A JP 10361279A JP 36127998 A JP36127998 A JP 36127998A JP 2000187951 A JP2000187951 A JP 2000187951A
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screw
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movable
head moving
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JP10361279A
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Nobuhiko Tsukahara
信彦 塚原
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの可動部を介して一の部材と他の部材と
を連結する連結手段において一の部材と他の部材との間
にガタが生じないようにすることを課題とする。 【解決手段】 一の部材10と他の部材13とを連結す
る連結手段30であって、上記一の部材に可動状態に保
持された第1の可動部材31と、上記第1の可動部材に
可動状態に保持されると共に上記他の部材を支持した第
2の可動部材34、35と、上記一の部材と第2の可動
部材とを弾発的に結合する弾性結合手段35c、36c
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な連結手段及び
ディスクドライブ装置に関する。詳しくは、2つの可動
部を介して一の部材と他の部材とを連結する連結手段に
おいて一の部材と他の部材との間にガタが生じないよう
にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】2つの可動部を介して一の部材と他の部
材とを連結する連結手段がある。
【0003】例えば、図17に示すような連結手段aが
ある。
【0004】一の部材bに螺孔cが形成されており、ほ
ぼ円筒状を為し外周面に螺条dが形成されたネジ筒eが
上記一の部材bの螺孔cに螺合されている。
【0005】ほぼ円筒状を為し、上記ネジ筒eの中心孔
fの内径にほぼ等しい外径を有し上端にフランジgが形
成されたスリーブhがネジ筒eの中心孔fに上方から回
転可能に挿入されている。このとき、フランジgがネジ
筒eの上端面と係合してスリーブhの下方への抜けが阻
止される。
【0006】回転中心ピンiは上記スリーブhの中心孔
h′の内径とほぼ等しい外径を有し、その下端に押え板
jが一体的に形成されている。
【0007】回転台kは板バネ材料で形成され、中央の
水平板lの両側縁から垂設された2つの脚片m、mを備
え、水平板lの中心部を上記回転中心ピンiが下方から
貫通され、押え板jが水平板lの下面と固着されてい
る。
【0008】そして、回転中心ピンiが下方からスリー
ブhの中心孔h′に圧入固定され、これによってスリー
ブhのネジ筒eに対する上方への抜けが阻止される。
【0009】そして、上記回転台kの脚片m、mに図示
しない他の部材が支持される。
【0010】そして、上記連結手段aにおいて、ネジ筒
eが第1の可動部材を構成し、スリーブh、回転中心ピ
ンi及び回転台kが第2の可動部材を構成する。
【0011】しかして、ネジ筒eを回転することによっ
てその螺条dが一の部材bの螺孔cに対して捻じ込まれ
又は捻じ戻されるので、ネジ筒e、スリーブh、回転中
心ピンi及び回転台kが一体となって一の部材bに対し
て上方へ又は下方へ移動し、従って、第2の可動部材
h、i、kに支持されている他の部材が一の部材に対し
て上方へ又は下方へ移動される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、部材間に相
対的に動く部分がある場合、相対的に動く部材の間にク
リアランスがなければならず、該クリアランスが不必要
なガタとなる。例えば、上記した連結手段aの場合、一
の部材bの螺孔cとネジ筒eの螺条dとの間にはガタが
生じ、また、ネジ筒eとスリーブhとの間にもガタが生
じる。
【0013】そして、例えば、ネジ筒eを回転させた場
合でも、螺条dと螺孔cの間のガタ分はネジ筒eが動か
ず、従って、回転台kに支持されている他の部材に動き
が生じない。また、ネジ筒eの回転方向を変えたときに
は、螺条dと螺孔cとの間のガタがヒステリシスとなっ
てしまう。
【0014】そして、上記したようなガタを防止するた
めには、必要な調整等を行って一の部材と他の部材との
間を動かさなくて済むようにした後に互いに動く部材の
間を接着剤等によって固定する必要がある。しかしなが
ら、常時可動状態にしておく必要がある場合には、固定
によってガタを解消するという手段を採ることはできな
い。
【0015】そこで、本発明は、上記した事情に鑑み為
されたものであり、2つの可動部を介して一の部材と他
の部材とを連結する連結手段において一の部材と他の部
材との間にガタが生じないようにすることを課題とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明連結手段は、上記
した課題を解決するために、一の部材と他の部材とを連
結する連結手段であって、上記一の部材に可動状態に保
持された第1の可動部材と、上記第1の可動部材に可動
状態に保持されると共に上記他の部材を支持した第2の
可動部材と、上記一の部材と第2の可動部材とを弾発的
に結合する弾性結合手段とを有するものである。
【0017】従って、本発明連結手段にあっては、一の
部材と第2の可動部材とを弾発的に結合することによっ
て、これら2つの部材の間にある部材間のガタが解消さ
れる。
【0018】また、本発明ディスクドライブ装置は、上
記した課題を解決するために、ディスク状記録媒体に対
する信号の記録及び/又は再生を行うヘッドを搭載した
ヘッド移動台に第1の可動部材を可動状態に保持し、第
2の可動部材を上記第1の可動部材に可動状態に保持
し、上記ヘッド移動台と第2の可動部材とを弾発的に結
合し、上記第2の可動部材に軸部材に摺動自在に支持さ
れた摺動部材を連結して成るヘッド移動台と軸部材との
間の距離調整機構を有するヘッド送り機構を備えたもの
である。
【0019】従って、本発明ディスクドライブ装置にあ
っては、ヘッド移動台と摺動部材との間にある部材間で
のガタが解消されて、ヘッド移動台と摺動部材との間の
距離を正確に規定しておくことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明連結手段及びディ
スクドライブ装置の実施の形態を添付図面を参照して説
明する。
【0021】添付図面に示した実施の形態は、本発明を
光ディスクの記録及び再生を行うディスクドライブ装置
及び該ディスクドライブ装置におけるヘッド移動台とリ
ードスクリュー用ナットとを連結するための連結手段に
適用したものである。
【0022】なお、本発明に係るディスクドライブ装置
1は、ヘッド送り機構に特徴があるので、ヘッド送り機
構及びヘッド送り機構に関連のある部分についてのみ図
示及び説明を行う。
【0023】スキュー調整台2は、図示しないメカデッ
キに後述する光学ピックアップの移動方向、すなわち、
矢印A方向に対して直交し且つ水平なスキュー調整軸B
上に配置された左右一対の水平な支点ピン3、3を中心
として回転自在に取り付けられている(図1参照)。
【0024】スキュー調整台2には比較的大きな開口4
が形成されており、該開口4の両側位置に光学ピックア
ップの移動方向である上記矢印A方向に平行なガイド軸
5及びリードスクリュー6が配設されている(図1参
照)。なお、これらガイド軸5及びリードスクリュー6
はステンレス等の金属で形成されている。
【0025】ガイド軸5はその両端部がスキュー調整台
2に固定されている。リードスクリュー6はその両端が
前後一対のスラスト軸受7、8と板バネ9とによってス
キュー調整台2に取り付けられている。
【0026】そして、これらガイド軸5とリードスクリ
ュー6との間にヘッド移動台10が水平に配置されてい
る。ヘッド移動台10の左右方向における一方の端部1
0aには前後に離間してほぼ円筒状の摺動軸受部11、
11が形成されており、該摺動軸受部11、11には図
示しない含油軸受が把持されており、該含油軸受が上記
ガイド軸5に摺動自在に外嵌されている。
【0027】リードスクリュー6の外周面にはリード溝
12が螺旋状に形成されており、該リードスクリュー6
にほぼ円筒状をしたリードスクリュー用ナット13が軸
方向に摺動自在に外嵌されている。リードスクリュー用
ナット13の内周面にはリード突条14が螺旋状に形成
されており、該リード突条14がリードスクリュー6の
上記リード溝12に摺動自在に係合されている(図2及
び図3参照)。従って、リードスクリュー6が回転する
と、いわゆるネジ送り作用により、リードスクリュー用
ナット13はリードスクリュー6に沿って移動されるこ
とになる。
【0028】そして、ヘッド移動台10の他方の端部1
0bが後述するタンジェンシャルスキュー調整装置を介
してリードスクリュー用ナット13に取り付けられてい
る。
【0029】そして、ヘッド移動台10にはそれぞれ図
示しない2軸アクチュエータによって駆動されるDVD
用対物レンズ15及びCD用対物レンズ16を含むヘッ
ドとしての光学ピックアップが搭載されている。
【0030】上記リードスクリュー6の一端部には従動
ギア17が固着されており、該従動ギア17がスキュー
調整台2に取り付けられたヘッド移動用モータ18のモ
ータ軸に固着された駆動ギア19と中間ギア20を介し
て噛合されている。従って、ヘッド移動用モータ18が
駆動されると、ギア19、20及び17を介してリード
スクリュー6が回転され、該回転によるネジ送り作用に
よりリードスクリュー用ナット13がリードスクリュー
6に沿って移動され、リードスクリュー用ナット13に
連結されているヘッド移動台10が矢印A方向に移動さ
れる。そして、この矢印A方向が図示しないメカデッキ
に取り付けられたスピンドルモータ21によって回転さ
れるディスクテーブル22上に保持されて回転されるD
VD又はCD23の半径方向であり、上記したようにヘ
ッド移動台10が矢印A方向に移動しながら上記した光
学ピックアップによるDVD又はCD23に対する記録
及び/又は再生が行われる。
【0031】リードスクリュー用ナット13はナット本
体24とナット補助体25とが結合されて成る。
【0032】ナット本体24は合成樹脂で形成されてお
り、ほぼ円筒状を為している。該ナット本体24の一方
の端部の内周24aの径はその余の部分の内周24bの
径より大きく形成されており、上記大径の内周24aを
有する部分に周方向に等分に離間して4個の軸方向に沿
うすり割り26、26、・・・が形成されている。そし
て、上記小径の内周24bには螺旋状にリード突条14
Aが形成されている。該リード突条14Aはその形成ピ
ッチが上記リードスクリュー6のリード溝12の形成ピ
ッチと同じにされ、また、その幅dはリード溝12の幅
Dより小さくされている。ナット本体24の長さ方向に
おけるほぼ中央の部分にはそれぞれ反対の方向に突出し
ナット本体24の軸方向に直交する支点ピン27、27
が同軸状に設けられている。
【0033】ナット補助体25も合成樹脂で形成されて
いてほぼ円筒状をしており、長さは上記ナット本体24
の長さの約3分の1である。該ナット補助体25の外径
は上記ナット本体24の一端部の内周24aの内径と同
じか又は僅かに大きく、また、内径はナット本体24の
小径の内周24bの内径と同じに形成されており、他端
の外周部にはテーパー部25aが形成されている。そし
て、該ナット補助体25の内周には上記リード突条14
Aと同様のリード突条14Bが形成されている。
【0034】上記したナット本体24とナット補助体2
5とが結合されてリードスクリュー用ナット13が形成
される。そして、ナット本体24とナット補助体25と
を結合するために組立用スクリュー28が使用される。
【0035】組立用スクリュー28はステンレス等の金
属で形成され、上記リードスクリュー6と同じ外径を有
し、その外周面にリード溝29が螺旋状に形成されてい
る。該リード溝29はその形成ピッチがリードスクリュ
ー6のリード溝12の形成ピッチより僅かに小さく形成
されている。また、組立用スクリュー28のリード溝2
9の幅D′はリードスクリュー6のリード溝12の幅D
と同じにされている。具体的には、例えば、リードスク
リュー6のリード溝12のピッチP12を5mm、リード
スクリュー用ナット13(ナット本体24とナット補助
体25とを結合したもの)の全長Lを30mm、リード
スクリュー6のリード溝12とリードスクリュー用ナッ
ト13のリード突条14との間に必要なクリアランスC
を30μmとすると、リードスクリュー用ナット13の
内周面には6ピッチ分のリード突条14が形成されるの
で、30μmを6等分すると5μmとなり、P12(5m
m)−5μm=4.995mm=組立用スクリュー28
のリード溝29のピッチP26となる。
【0036】そこで、組立用スクリュー28の他端から
ナット本体24を組立用スクリュー28に捻じ込んでい
く。すると、ナット本体24はそのリード突条14Aの
矢印C方向側の斜面(外側の斜面)が組立用スクリュー
28のリード溝29の矢印D方向側の斜面(内側の斜
面)と接触した状態で捻じ込まれていく。そして、ナッ
ト本体24が一定の位置まで組立用スクリュー28に捻
じ込まれたところでナット本体24を回転しないように
固定する。
【0037】次いで、組立用スクリュー28の一端から
ナット補助体25を組立用スクリュー28に捻じ込んで
いく。すると、ナット補助体25はそのリード突条14
Bの矢印D方向側の斜面(外側の斜面)が組立用スクリ
ュー28のリード溝29の矢印C方向側の斜面(内側の
斜面)に接触した状態で捻じ込まれていき、ナット補助
体25がそのテーパー部25aが形成された端部からナ
ット本体24に嵌合されていく。この時、ナット補助体
25のテーパー部25aが先にナット本体24内に侵入
しすり割り26、26、・・・が形成された部分を押し
広げるようにしてナット本体24内に侵入していくの
で、ナット補助体25のナット本体24への嵌合が容易
に為される。
【0038】そして、ナット補助体25がナット本体2
4に所定の位置まで嵌合されたところでナット本体24
とナット補助体25とを接着固定し(図10参照。な
お、図10においてクリアランスは誇張して示してあ
る。)、両者の結合体、すなわち、リードスクリュー用
ナット13を組立用スクリュー28から取り外す。
【0039】以上のようにして形成されたリードスクリ
ュー用ナット13をリードスクリュー6に外嵌状に結合
すると、図11に示すように、リードスクリュー6のリ
ード溝12とリードスクリュー用ナット13のリード突
条14との間に適正なクリアランスCが保たれる(な
お、図11において、クリアランスCは誇張して示して
ある。)。従って、リードスクリュー6の回転によって
リードスクリュー用ナット13がリードスクリュー6に
沿ってスムーズに移動される。
【0040】上記したように、一の部材であるヘッド移
動台10はその他端部10bが他の部材であるリードス
クリュー用ナット13に連結手段であるタンジェンシャ
ルスキュー調整装置30を介して連結されている。
【0041】タンジェンシャルスキュー調整装置30は
第1の可動部としてネジ筒31を備える。ネジ筒31は
ほぼ円筒状を為し、その外周面に螺条31aが形成され
ており、ヘッド移動台10の他端部に形成された螺孔3
2に螺合されている。該ネジ筒31の上面の外周縁部に
は突壁31bが形成されており、該突壁31bの互いに
反対側に位置する部分に切欠31c、31cが形成され
ている。
【0042】上記ネジ筒31には第2の可動部としてス
リーブ33、回転中心ピン34及び回転台35が支持さ
れている。
【0043】スリーブ33は円筒状を為し、その外径は
上記ネジ筒31の中心孔31dの内径にほぼ等しく、上
端部にフランジ33aが形成されている。回転中心ピン
34はその外径が上記スリーブ33の中心孔33bの内
径にほぼ等しく、下端に押え板34aが一体に形成され
ている。回転台35は板バネ材料で形成され、中央の水
平板35aの両側縁から垂設された2つの脚片35b、
35bを備え、水平板35aの中心部を上記回転中心ピ
ン34が下方から貫通され、押え板34aが水平板35
aの下面と固着されている。また、水平板35aからは
弾性腕35cが前方へ向けて突設されている。また、上
記弾性腕35cの先端部は下方へ折り曲げられて引掛片
35c′とされている。そして、上記スリーブ33はネ
ジ筒31の中心孔31dに上方から回転自在に挿入さ
れ、フランジ33aがネジ筒31の上端面と係合するこ
とによって下方への抜けを阻止される。そして、回転中
心ピン34が下方からスリーブ33の中心孔33bに圧
入固定され、これによってスリーブ33のネジ筒31に
対する上方への抜けが阻止される。
【0044】上記ヘッド移動台10の他端部10bには
にはフック部材36が取り付けられている。該フック部
材36は板金材料によって形成されており、水平に位置
した主面部36aに嵌合孔36bが形成され、該嵌合孔
36bが上記ネジ筒31の上端部のヘッド移動台10の
上面から突出した突壁部31bに外嵌されている。ま
た、主面部36aの後端から下方へ突出したL字状の引
掛片36cの下辺部36c′がヘッド移動台10の下面
に係合されている。さらに、主面部36aの側縁から下
方へ突出された側面部36dの前端が前方へ延長され、
該側面部36dの前端から直角に折り曲げられヘッド移
動台10の他端部10bの前面と対向したフック片36
eが形成され、該フック片36eの上縁が切り欠かれて
引掛部36e′が形成されている。
【0045】そして、上記回転台35に一体に形成され
た弾性腕35cの先端部が上記フック部材36の引掛部
36e′に引掛けられ、これによって、該弾性腕35c
が下方に凸となるように撓み、これによって得られる弾
発力によってネジ筒31の螺条31aとヘッド移動台1
0に設けられた螺孔32とがぴったりと密着されて、両
者の間のガタが解消される。なお、弾性腕35cの先端
部は下方へ折り曲げられた引掛片35c′とされている
ので、該弾性腕35cの先端部はフック部材36の引掛
部36e′から容易には外れることがない。
【0046】上記した如きタンジェンシャルスキュー調
整装置30の回転台35の脚片35b、35bに上記リ
ードスクリュー用ナット13の支点ピン27、27が回
転自在に支持される。このようにして、ヘッド移動台1
0はその他端部10bがタンジェンシャルスキュー調整
装置30を介してリードスクリュー用ナット13と連結
される。
【0047】しかして、リードスクリュー用ナット13
は、回転台35の脚片35b、35bに支持された支点
ピン27、27を中心として矢印E方向及び矢印F方向
に(図2参照)また、スリーブ33がネジ筒31に対し
て回転可能であることから該スリーブ33の中心を回転
中心として図3の矢印G方向及び矢印H方向に回転可能
となり、これによって、リードスクリュー6のガイド軸
5に対する平行度のずれを吸収してヘッド移動台10の
矢印A方向へのスムーズな移動を可能とする。
【0048】また、タンジェンシャルスキューの調整
は、図14に示すような治具37を使用して行う。該治
具37は金属製の軸部37aの一端にノブ37bが固着
されており、軸部37aの先端面には軸部37aより小
径の嵌合部37cが突設され、該嵌合部37cのそれぞ
れ反対側から係合部37d、37dが突設されている。
【0049】しかして、治具37の係合部37d、37
dをネジ筒31の突壁31bの切欠31c、31cに係
合させて嵌合部37cを突壁31bの内側に嵌合する。
この状態でノブ31bを持って回転させれば、その回転
の方向に応じてネジ筒31の螺条31aがヘッド移動台
10の螺孔32に対して捻じ込まれ又は捻じ戻されるこ
とになり、従って、ネジ筒31、ひいては、該ネジ筒3
1に回転中心ピン34及び回転台35を介して支持され
ているリードスクリュー用ナット13が図14の矢印I
方向及び矢印J方向に移動されることになり、従って、
他端部10bでこのリードスクリュー用ナット13と連
結されているヘッド移動台10がガイド軸5に支持され
た部分、すなわち、摺動軸受部11を中心として回動さ
れて、該ヘッド移動台10に搭載されている光学ピック
アップのタンジェシャル方向のスキュー調整が為され
る。
【0050】上記したディスクドライブ装置1におい
て、タンジェンシャルスキュー調整装置30にあって
は、ヘッド移動台10とリードスクリュー用ナット13
との間が弾性腕35cと引掛片36cとから成る弾性結
合手段によって弾発的に結合されているので、ヘッド移
動台10の螺孔32とネジ筒31の螺条31aとの間の
ガタ及びネジ筒31の中心孔31dと回転中心ピン34
との間のガタがそれぞれ解消される。従って、ネジ筒3
1を回転させれば、直ちにヘッド移動台10とリードス
クリュー用ナット13との間の距離に変化が生じ確実な
タンジェンシャルスキュー調整が為される。
【0051】なお、上記した実施の形態において、弾性
結合手段を、回転台35に設けた弾性腕35cと移動台
10に支持したフック部材36のフック片36eとによ
って構成したが、本発明における弾性結合手段は、この
ようなものに限られるものではない。例えば、図15又
は図16に示したような構成のものも考えられる。
【0052】図15に示したものは、ヘッド移動台10
の他端部10bから一体にフック片36eAを突設し、
該フック片36eAに弾性腕35cの先端部を弾発的に
係合したものである。
【0053】また、図16に示したものは、ヘッド移動
台10の他端部10bに支持されたフック部材36Bを
板バネ材料で形成すると共に、該フック部材36Bから
弾性腕35cBを突設し、該弾性腕35cBを上に凸と
なるように撓ませた状態で該弾性腕35cBの先端部を
回転台35Bから突設したフック片36eBに係合した
ものである。
【0054】なお、上記した実施の形態において示した
各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際し
て行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
【0055】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明連結手段は、一の部材と他の部材とを連結す
る連結手段であって、上記一の部材に可動状態に保持さ
れた第1の可動部材と、上記第1の可動部材に可動状態
に保持されると共に上記他の部材を支持した第2の可動
部材と、上記一の部材と第2の可動部材とを弾発的に結
合する弾性結合手段とを有することを特徴とする。
【0056】従って、本発明連結手段にあっては、一の
部材と第2の可動部材とを弾発的に結合することによっ
て、これら2つの部材の間にある部材間のガタが解消さ
れる。
【0057】請求項2に記載した発明にあっては、第1
の可動部材が一の部材に螺合されており、第2の可動部
材が第1の可動部材に回転可能に支持されているので、
一の部材と他の部材との間の間隔を第1の可動部材の軸
方向で調整することができる。
【0058】また、本発明ディスクドライブ装置は、デ
ィスク状記録媒体に対する信号の記録及び/又は再生を
行うヘッドを搭載したヘッド移動台に第1の可動部材を
可動状態に保持し、第2の可動部材を上記第1の可動部
材に可動状態に保持し、上記ヘッド移動台と第2の可動
部材とを弾発的に結合し、上記第2の可動部材に軸部材
に摺動自在に支持された摺動部材を連結して成るヘッド
移動台と軸部材との間の距離調整機構を有するヘッド送
り機構を備えたことを特徴とする。
【0059】従って、本発明ディスクドライブ装置にあ
っては、ヘッド移動台と摺動部材との間にある部材間で
のガタが解消されて、ヘッド移動台と摺動部材との間の
距離を正確に規定しておくことができる。
【0060】請求項4に記載した発明にあっては、第1
の可動部材がヘッド移動台に螺合されており、第2の可
動部材が第1の可動部材に回転可能に支持されているの
で、ヘッド移動部材と摺動部材との間の間隔を第1の可
動部材の軸方向で調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図16と共に本発明連結手段及びディ
スクドライブ装置の実施の形態を示すものであり、本図
はディスクドライブ装置の要部を示す平面図である。
【図2】リードスクリュー部の側面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図5乃至図7と共にナット本体を示すものであ
り、本図は縦断面図である。
【図5】図4のV視図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図4のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図9と共にナット補助体を示すものであり、本
図は縦断面図である。
【図9】図8のIX視図である。
【図10】ナット本体とナット補助体とが組み立てられ
る状態を示す断面図である。
【図11】リードスクリュー用ナットがリードスクリュ
ーに外嵌状に係合された状態を示す断面図である。
【図12】ヘッド移動台の図1におけるXII−XII
視図である。
【図13】図12のXIII−XIII線に沿う拡大断
面図である。
【図14】タンジェンシャルスキュー調整の作業を示す
断面図である。
【図15】タンジェンシャルスキュー調整装置の変形例
を示す断面図である。
【図16】タンジェンシャルスキュー調整装置の別の変
形例を示す断面図である。
【図17】従来の連結手段の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ディスクドライブ装置、6…リードスクリュー(軸
部材)、10…ヘッド移動台(一の部材)、13…リー
ドスクリュー用ナット(他の部材、摺動部材)、23…
DVD又はCD(ディスク状記録媒体)、30…タンジ
ェンシャルスキュー調整装置(連結手段)、31…ネジ
筒(第1の可動部材)、33…スリーブ、34…回転中
心ピン、35…回転台、33、34、35…第2の可動
部材、35c…弾性腕、36e…フック片、35c、3
6e…弾性結合手段、36eA…フック片、35c、3
6eA…弾性結合手段、35cB…弾性腕、36eB…
フック片、35cB、36eB…弾性結合手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の部材と他の部材とを連結する連結手
    段であって、 上記一の部材に可動状態に保持された第1の可動部材
    と、 上記第1の可動部材に可動状態に保持されると共に上記
    他の部材を支持した第2の可動部材と、 上記一の部材と第2の可動部材とを弾発的に結合する弾
    性結合手段とを有することを特徴とする連結手段。
  2. 【請求項2】 第1の可動部材が一の部材に螺合されて
    おり、 第2の可動部材が第1の可動部材に回転可能に支持され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の連結手段。
  3. 【請求項3】 ディスク状記録媒体に対する信号の記録
    及び/又は再生を行うヘッドを搭載したヘッド移動台に
    第1の可動部材を可動状態に保持し、 第2の可動部材を上記第1の可動部材に可動状態に保持
    し、 上記ヘッド移動台と第2の可動部材とを弾発的に結合
    し、 上記第2の可動部材に軸部材に摺動自在に支持された摺
    動部材を連結して成るヘッド移動台と軸部材との間の距
    離調整機構を有するヘッド送り機構を備えたことを特徴
    とするディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 第1の可動部材がヘッド移動台に螺合さ
    れており、 第2の可動部材が第1の可動部材に回転可能に支持され
    ていることを特徴とする請求項3に記載のディスクドラ
    イブ装置。
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