JP2000185889A - 乗客コンベアの移動手摺の補修釜装置 - Google Patents
乗客コンベアの移動手摺の補修釜装置Info
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- JP2000185889A JP2000185889A JP10359270A JP35927098A JP2000185889A JP 2000185889 A JP2000185889 A JP 2000185889A JP 10359270 A JP10359270 A JP 10359270A JP 35927098 A JP35927098 A JP 35927098A JP 2000185889 A JP2000185889 A JP 2000185889A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型軽量化の実現と、補修釜の温度管理に要
する時間の短縮が可能な乗客コンベアの移動手摺の補修
釜装置の提供。 【解決手段】 補修釜15が、凹曲面16aと平坦面1
6bとを含む外型16及び凸曲面17aと平坦面17b
とを含む内型17で移動手摺23の耳部23a付近を挟
持する型構造を有し、補修釜15を加熱する加熱手段1
9が、ニクロムヒータ19A,19B,19Cと過熱を
防止するサーモスイッチ18とを有し、補修釜15を冷
却する冷却手段24が、補修釜15の孔26A,26
B,26C,26D、これらの孔を連結する固定連結管
27,27B、及び着脱部28で着脱可能に連結され耐
熱性と可撓性を有する着脱連結管27Aから成る流水路
26と、流水路26に着脱部28で着脱可能な給水管2
9A及び排水管29Bを介して容器30内の水25を循
環させるポンプ32とを含む送水手段29とを有する。
する時間の短縮が可能な乗客コンベアの移動手摺の補修
釜装置の提供。 【解決手段】 補修釜15が、凹曲面16aと平坦面1
6bとを含む外型16及び凸曲面17aと平坦面17b
とを含む内型17で移動手摺23の耳部23a付近を挟
持する型構造を有し、補修釜15を加熱する加熱手段1
9が、ニクロムヒータ19A,19B,19Cと過熱を
防止するサーモスイッチ18とを有し、補修釜15を冷
却する冷却手段24が、補修釜15の孔26A,26
B,26C,26D、これらの孔を連結する固定連結管
27,27B、及び着脱部28で着脱可能に連結され耐
熱性と可撓性を有する着脱連結管27Aから成る流水路
26と、流水路26に着脱部28で着脱可能な給水管2
9A及び排水管29Bを介して容器30内の水25を循
環させるポンプ32とを含む送水手段29とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客コンベアの移
動手摺の補修作業に好適な乗客コンベアの移動手摺の補
修釜装置に関する。
動手摺の補修作業に好適な乗客コンベアの移動手摺の補
修釜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗客コンベアの移動手摺は、経年的に自
然発生す亀裂、及び継ぎ目の劣化などにより損傷を生じ
る。このように、移動手摺が損傷を生じた場合に、作業
者は、この損傷を生じた移動手摺に、この移動手摺を新
しい移動手摺に交換するまでの所定の期間(2ヶ月程
度)の使用に耐え得るように応急処置を施すようにして
いる。
然発生す亀裂、及び継ぎ目の劣化などにより損傷を生じ
る。このように、移動手摺が損傷を生じた場合に、作業
者は、この損傷を生じた移動手摺に、この移動手摺を新
しい移動手摺に交換するまでの所定の期間(2ヶ月程
度)の使用に耐え得るように応急処置を施すようにして
いる。
【0003】上述のように、損傷を生じた移動手摺の応
急処置を施す補修作業に用いられる従来の乗客コンベア
の移動手摺の補修釜装置を、以下、図に基づいて説明す
る。
急処置を施す補修作業に用いられる従来の乗客コンベア
の移動手摺の補修釜装置を、以下、図に基づいて説明す
る。
【0004】図5は、従来の乗客コンベアの移動手摺の
補修釜装置を示す斜視図である。
補修釜装置を示す斜視図である。
【0005】図5に示すように、従来の補修釜装置は、
全長1000mmの補修釜1と、この補修釜1が収納さ
れ、全長1200mmの運搬ケース7と、補修釜1を制
御するコントロールボックス8から主に構成されてい
る。
全長1000mmの補修釜1と、この補修釜1が収納さ
れ、全長1200mmの運搬ケース7と、補修釜1を制
御するコントロールボックス8から主に構成されてい
る。
【0006】補修釜1は、移動手摺にセットされる中型
3と、この移動手摺とこの移動手摺にセットされた中型
3とをボルト6を締めて挟持する上型2、及び下型4
と、電力を供給されるコネクタ5とを有する。
3と、この移動手摺とこの移動手摺にセットされた中型
3とをボルト6を締めて挟持する上型2、及び下型4
と、電力を供給されるコネクタ5とを有する。
【0007】コントロールボックス8は、補修釜1の加
熱時の温度を調節する。このコントローラボックス8に
は、補修釜1のコネクタ5に接続されるコンセント9
と、乗客コンベアの機会室に設けられる200ボルト電
源に接続されるコンセント11と、補修釜1の加熱温度
を確認するサーミスタ温度センサ10のそれぞれがケー
ブル12,13,14を介して接続されている。
熱時の温度を調節する。このコントローラボックス8に
は、補修釜1のコネクタ5に接続されるコンセント9
と、乗客コンベアの機会室に設けられる200ボルト電
源に接続されるコンセント11と、補修釜1の加熱温度
を確認するサーミスタ温度センサ10のそれぞれがケー
ブル12,13,14を介して接続されている。
【0008】このように構成される従来の補修釜装置で
は、乗客コンベア、例えばエスカレータの移動手摺の補
修作業に際し、作業者は、その補修作業を実施する前
に、移動手摺をガイドレールから取り外し、損傷部分付
近、例えば左右側部のそれぞれに湾曲形成される耳部の
うちの一方の耳部付近をカッターで削って補修箇所を作
製し、この補修箇所に化粧ゴムを埋め込み、後述のよう
に準備を終えた補修釜1にセットする。
は、乗客コンベア、例えばエスカレータの移動手摺の補
修作業に際し、作業者は、その補修作業を実施する前
に、移動手摺をガイドレールから取り外し、損傷部分付
近、例えば左右側部のそれぞれに湾曲形成される耳部の
うちの一方の耳部付近をカッターで削って補修箇所を作
製し、この補修箇所に化粧ゴムを埋め込み、後述のよう
に準備を終えた補修釜1にセットする。
【0009】補修釜1の準備にあたっては、作業者は、
補修釜1を補修対象の移動手摺付近のステップ上に載置
する。そして、作業者は、コントローラボックス8にケ
ーブル12を介して接続されるコネクタ9をこの補修釜
1のコネクタ5に接続し、コントローラボックス8に接
続されるサーミスタ温度センサ10を補修釜1にセット
する。
補修釜1を補修対象の移動手摺付近のステップ上に載置
する。そして、作業者は、コントローラボックス8にケ
ーブル12を介して接続されるコネクタ9をこの補修釜
1のコネクタ5に接続し、コントローラボックス8に接
続されるサーミスタ温度センサ10を補修釜1にセット
する。
【0010】また、作業者は、エスカレータの機械室内
の制御盤から200ボルトの動力電源を引き込むための
電気配線の工事を行い、これにより設けられる端子にコ
ントローラボックス8に接続されるコンセント11を接
続する。そして、コントローラボックス8の電源を入れ
て補修釜1を予熱する。
の制御盤から200ボルトの動力電源を引き込むための
電気配線の工事を行い、これにより設けられる端子にコ
ントローラボックス8に接続されるコンセント11を接
続する。そして、コントローラボックス8の電源を入れ
て補修釜1を予熱する。
【0011】予熱完了後、作業者は、補修釜1の下型4
に、補修箇所を含む移動手摺を、ガイドレールに取り付
けられる状態とは表裏が逆の状態になるように収めて、
この移動手摺に中型3をセットし、その上に上型2を載
せる。そして、ボルト6を締めつけて、上型2と下型4
によって中型3及び移動手摺を挟持する。
に、補修箇所を含む移動手摺を、ガイドレールに取り付
けられる状態とは表裏が逆の状態になるように収めて、
この移動手摺に中型3をセットし、その上に上型2を載
せる。そして、ボルト6を締めつけて、上型2と下型4
によって中型3及び移動手摺を挟持する。
【0012】次に、作業者は、補修釜1の温度をサーミ
スタ温度センサ10で確認しながらコントローラボック
ス8を操作し、補修釜1を135度前後に所定の時間保
持させ、加硫する。即ち、化粧ゴムを加熱して溶かし、
補修箇所になじませる加硫作業を実施する。
スタ温度センサ10で確認しながらコントローラボック
ス8を操作し、補修釜1を135度前後に所定の時間保
持させ、加硫する。即ち、化粧ゴムを加熱して溶かし、
補修箇所になじませる加硫作業を実施する。
【0013】加硫作業終了後、作業者は、コントローラ
ボックス8の電源を切って、補修釜1の加熱を停止し、
この補修釜1を放熱させる。若しくは、水に濡らした清
潔な布などを補修釜1に掛けて冷却する。
ボックス8の電源を切って、補修釜1の加熱を停止し、
この補修釜1を放熱させる。若しくは、水に濡らした清
潔な布などを補修釜1に掛けて冷却する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の補修釜装置は、図5に示すように、補修釜1の全長
が、1000mm、運搬ケース7の全長が1200mm
であり、重量は、一台当り50kg以上となっている。
なお、移動手摺の形状に対応させるために、このような
大型で重量が重い補修釜が予め数種類用意してあり、補
修現場で移動手摺の形状に迅速に対応させるために、こ
れら数種類の補修釜を全て持参するようにしている。し
たがって、補修釜を運搬するだけで、作業者にかなりの
負担が掛かる。なお、通常、補修釜一台当りの運搬に
は、3人の作業者を必要とする。
来の補修釜装置は、図5に示すように、補修釜1の全長
が、1000mm、運搬ケース7の全長が1200mm
であり、重量は、一台当り50kg以上となっている。
なお、移動手摺の形状に対応させるために、このような
大型で重量が重い補修釜が予め数種類用意してあり、補
修現場で移動手摺の形状に迅速に対応させるために、こ
れら数種類の補修釜を全て持参するようにしている。し
たがって、補修釜を運搬するだけで、作業者にかなりの
負担が掛かる。なお、通常、補修釜一台当りの運搬に
は、3人の作業者を必要とする。
【0015】また、移動手摺に発生する亀裂などは、こ
の移動手摺の一方の耳部に発生する場合がほとんどであ
り、これに伴って、補修箇所が一方の耳部付近に作製さ
れることになる。しかし、従来では、一方の耳部に形成
される補修箇所に対して補修釜1が大き過ぎ、したがっ
てこの補修釜1の予熱、加熱、及び冷却の温度管理に時
間(約6時間)が掛かってしまう。
の移動手摺の一方の耳部に発生する場合がほとんどであ
り、これに伴って、補修箇所が一方の耳部付近に作製さ
れることになる。しかし、従来では、一方の耳部に形成
される補修箇所に対して補修釜1が大き過ぎ、したがっ
てこの補修釜1の予熱、加熱、及び冷却の温度管理に時
間(約6時間)が掛かってしまう。
【0016】なお、補修をする箇所が複数ある場合であ
って、夜間などの限られた時間内で補修作業を終了させ
るためには、それぞれの種類の補修釜を複数台用意しな
ければならず、作業者に対する運搬の負担がさらに増し
ていた。
って、夜間などの限られた時間内で補修作業を終了させ
るためには、それぞれの種類の補修釜を複数台用意しな
ければならず、作業者に対する運搬の負担がさらに増し
ていた。
【0017】また、加熱範囲が大きいことから、移動手
摺の補修に失敗すると、移動手摺全体を早急に取り替え
なければならない事態が生じる。
摺の補修に失敗すると、移動手摺全体を早急に取り替え
なければならない事態が生じる。
【0018】本発明の目的は、小型軽量化を実現できる
とともに、補修釜の温度管理に要する時間を短縮させる
ことができる乗客コンベアの移動手摺の補修釜装置を提
供することにある。
とともに、補修釜の温度管理に要する時間を短縮させる
ことができる乗客コンベアの移動手摺の補修釜装置を提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、左右側部のそれぞれに湾
曲形成される耳部を有する乗客コンベアの移動手摺が挟
持される補修釜と、この補修釜で挟持された前記移動手
摺を加熱するとともに、前記移動手摺の補習箇所に装着
される化粧ゴムを加熱する加熱手段とを有する乗客コン
ベアの移動手摺の補修釜装置において、前記補修釜が、
前記移動手摺の前記耳部のうちの一方の側部に形成され
る耳部の付近のみを挟持する型構造を有し、かつ加熱さ
れた前記移動手摺の前記補修個所を冷却するとともに、
加熱された前記移動手摺の前記補修個所に装着された化
粧ゴムを冷却する冷却手段を備える構成にしてある。
めに、請求項1に係る発明は、左右側部のそれぞれに湾
曲形成される耳部を有する乗客コンベアの移動手摺が挟
持される補修釜と、この補修釜で挟持された前記移動手
摺を加熱するとともに、前記移動手摺の補習箇所に装着
される化粧ゴムを加熱する加熱手段とを有する乗客コン
ベアの移動手摺の補修釜装置において、前記補修釜が、
前記移動手摺の前記耳部のうちの一方の側部に形成され
る耳部の付近のみを挟持する型構造を有し、かつ加熱さ
れた前記移動手摺の前記補修個所を冷却するとともに、
加熱された前記移動手摺の前記補修個所に装着された化
粧ゴムを冷却する冷却手段を備える構成にしてある。
【0020】このように構成される請求項1に係る発明
では、補修釜が、移動手摺の損傷が多く発生する一方の
耳部付近に形成した補修箇所の大きさに対応し、この補
修箇所のみを挟持する型構造であるので、所望した補修
作業を実現させることができるとともに、補修箇所の大
きさに対応した補修釜の小型軽量化を実現できる。
では、補修釜が、移動手摺の損傷が多く発生する一方の
耳部付近に形成した補修箇所の大きさに対応し、この補
修箇所のみを挟持する型構造であるので、所望した補修
作業を実現させることができるとともに、補修箇所の大
きさに対応した補修釜の小型軽量化を実現できる。
【0021】また、この小型軽量化の実現に伴い、補修
釜の加熱時に要する熱容量が少なくて済み、補修釜を短
時間で予熱、及び加熱することができる。また、補修釜
を冷却する冷却手段を備えているので、補修釜を短時間
で強制的に冷却することができる。したがって、補修釜
の温度管理に要する時間を短縮させることができる。
釜の加熱時に要する熱容量が少なくて済み、補修釜を短
時間で予熱、及び加熱することができる。また、補修釜
を冷却する冷却手段を備えているので、補修釜を短時間
で強制的に冷却することができる。したがって、補修釜
の温度管理に要する時間を短縮させることができる。
【0022】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記型構造が、前記耳部の外側を形
成する凸曲面に沿う凹曲面と、前記移動手摺の前記耳部
に連設される外側の平坦面に沿う平坦面とを備える外型
と、前記耳部の内側を形成する凹曲面に沿う凸曲面と、
前記移動手摺の前記耳部に連設される内側の平坦面に沿
う平坦面とを備える内型とを含むことを特徴としてい
る。
係る発明において、前記型構造が、前記耳部の外側を形
成する凸曲面に沿う凹曲面と、前記移動手摺の前記耳部
に連設される外側の平坦面に沿う平坦面とを備える外型
と、前記耳部の内側を形成する凹曲面に沿う凸曲面と、
前記移動手摺の前記耳部に連設される内側の平坦面に沿
う平坦面とを備える内型とを含むことを特徴としてい
る。
【0023】また、請求項3に係る発明は、請求項1ま
たは2に係る発明において、前記加熱手段による前記補
修釜の過熱を防止するサーモスイッチを設けたことを特
徴としている。
たは2に係る発明において、前記加熱手段による前記補
修釜の過熱を防止するサーモスイッチを設けたことを特
徴としている。
【0024】このように請求項3に係る発明では、サー
モスイッチの設定温度を、補修釜の温度が所定の温度以
上にならないように設定する。これにより、補修箇所の
加硫時における補修釜の温度の上がりすぎを自動的に防
止できる。
モスイッチの設定温度を、補修釜の温度が所定の温度以
上にならないように設定する。これにより、補修箇所の
加硫時における補修釜の温度の上がりすぎを自動的に防
止できる。
【0025】また、請求項4に係る発明は、請求項1な
いし3のいずれかに係る発明において、前記冷却手段
が、水と、この水を通過させるために前記補修釜に設け
られる流水路と、この流水路に前記水を送る送水手段と
を含むことを特徴としている。
いし3のいずれかに係る発明において、前記冷却手段
が、水と、この水を通過させるために前記補修釜に設け
られる流水路と、この流水路に前記水を送る送水手段と
を含むことを特徴としている。
【0026】また、請求項5に係る発明は、請求項4に
係る発明において、前記送水手段が、前記補修釜に着脱
可能に設けられることを特徴としている。
係る発明において、前記送水手段が、前記補修釜に着脱
可能に設けられることを特徴としている。
【0027】また、請求項6に係る発明は、請求項5に
係る発明において、前記送水手段が、前記水の蓄えられ
る容器に設置され、この容器内の前記水を循環させるポ
ンプを含むことを特徴としている。
係る発明において、前記送水手段が、前記水の蓄えられ
る容器に設置され、この容器内の前記水を循環させるポ
ンプを含むことを特徴としている。
【0028】また、請求項7に係る発明は、請求項4に
係る発明において、前記流水路が、前記外型及び内型に
形成される複数の管状の孔と、これらの孔を一条に連結
する連結管を含むことを特徴としている。
係る発明において、前記流水路が、前記外型及び内型に
形成される複数の管状の孔と、これらの孔を一条に連結
する連結管を含むことを特徴としている。
【0029】また、請求項8は、請求項7に係る発明に
おいて、前記連結管が、前記外型及び前記内型に形成さ
れる前記孔に着脱可能な着脱部を有することを特徴とし
ている。
おいて、前記連結管が、前記外型及び前記内型に形成さ
れる前記孔に着脱可能な着脱部を有することを特徴とし
ている。
【0030】また、請求項9は、請求項1ないし8のい
ずれかに係る発明において、前記補修釜に取り付けら
れ、この補修釜の温度が表示される温度表示部を有する
ことを特徴としている。
ずれかに係る発明において、前記補修釜に取り付けら
れ、この補修釜の温度が表示される温度表示部を有する
ことを特徴としている。
【0031】また、請求項10は、請求項9に係る発明
において、前記温度表示部が、サーモシールから成るこ
とを特徴としている。
において、前記温度表示部が、サーモシールから成るこ
とを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の乗客コンベアの移
動手摺の一実施形態を図に基づいて説明する。
動手摺の一実施形態を図に基づいて説明する。
【0033】図1は、本発明の乗客コンベアの移動手摺
の補修釜装置の一実施形態を示す斜視図、図2は、図1
に示す一実施形態の補修釜を示す斜視図、図3は、図1
に示す一実施形態の補修釜に設けられる流水路を示す斜
視図、図4は、図1に示す一実施形態の補修釜の側面図
である。
の補修釜装置の一実施形態を示す斜視図、図2は、図1
に示す一実施形態の補修釜を示す斜視図、図3は、図1
に示す一実施形態の補修釜に設けられる流水路を示す斜
視図、図4は、図1に示す一実施形態の補修釜の側面図
である。
【0034】本実施形態は、主に補修釜15と、加熱手
段19と、冷却手段24とによって次のように構成して
ある。
段19と、冷却手段24とによって次のように構成して
ある。
【0035】即ち、図1〜4に示すように、移動手摺2
3の左右側部のそれぞれに湾曲形成される耳部のうちの
一方の耳部23aをボルト22の締結によって挟持する
外型16、及び内型17を有する補修釜15と、この補
修釜15の外型16及び内型17に設けられ、補修釜1
5を予熱及び加熱するとともに、この補修釜15を介し
て移動手摺23に形成される補修箇所とその補修箇所に
装着された亀裂等の損傷を被覆する図示しない化粧ゴム
を加熱するニクロムヒータ19A,19B,19Cを有
する加熱手段19と、補修釜15に設けられ、水25が
流れる流水路26、この水25を流水路26に送水する
送水手段29を有し、加熱された補修釜15を冷却する
とともに、加熱された補修箇所とその補修箇所に装着さ
れた化粧ゴムを冷却する冷却手段24と、補修釜15に
設けられ、この補修釜15の温度を表示する温度表示
部、即ち補修釜15の複数箇所に貼り付けられるサーモ
シール31とを備えた構成にしてある。
3の左右側部のそれぞれに湾曲形成される耳部のうちの
一方の耳部23aをボルト22の締結によって挟持する
外型16、及び内型17を有する補修釜15と、この補
修釜15の外型16及び内型17に設けられ、補修釜1
5を予熱及び加熱するとともに、この補修釜15を介し
て移動手摺23に形成される補修箇所とその補修箇所に
装着された亀裂等の損傷を被覆する図示しない化粧ゴム
を加熱するニクロムヒータ19A,19B,19Cを有
する加熱手段19と、補修釜15に設けられ、水25が
流れる流水路26、この水25を流水路26に送水する
送水手段29を有し、加熱された補修釜15を冷却する
とともに、加熱された補修箇所とその補修箇所に装着さ
れた化粧ゴムを冷却する冷却手段24と、補修釜15に
設けられ、この補修釜15の温度を表示する温度表示
部、即ち補修釜15の複数箇所に貼り付けられるサーモ
シール31とを備えた構成にしてある。
【0036】補修釜15の外型16には、図3に示すよ
うに、移動手摺23の両側に設けられる2つの耳部のう
ちの一方の耳部23aの外側を形成する凸曲面に沿う凹
曲面16aと、この耳部23aに連設される外側の平坦
面の一部に沿う平坦面16bとを形成してある。この外
型16には、ボルト22を挿通する貫通孔22aが形成
してある。また、例えば、図1,2に示すように、外型
16の上面の2箇所に、この外型16の温度を色の変化
によって表示する上述のサーモシール31が貼り付けら
れる。このサーモシール31は、常温では黄色を表示
し、加硫時の温度では赤色を表示する。
うに、移動手摺23の両側に設けられる2つの耳部のう
ちの一方の耳部23aの外側を形成する凸曲面に沿う凹
曲面16aと、この耳部23aに連設される外側の平坦
面の一部に沿う平坦面16bとを形成してある。この外
型16には、ボルト22を挿通する貫通孔22aが形成
してある。また、例えば、図1,2に示すように、外型
16の上面の2箇所に、この外型16の温度を色の変化
によって表示する上述のサーモシール31が貼り付けら
れる。このサーモシール31は、常温では黄色を表示
し、加硫時の温度では赤色を表示する。
【0037】補修釜15の内型17には、同図3に示す
ように、移動手摺23の耳部23aの内側を形成する凹
曲面に沿う凸曲面17aと、この耳部23aに連設され
る内側の平坦面の一部に沿う平坦面17bとを形成して
ある。この内型17には、ボルト22が螺合するねじ穴
22bが形成してある。また、例えば、図1,2に示す
ように、内型17には、外型16が配置される側とは反
対側の正面の2箇所に、この内型17の温度を表示する
上述のサーモシール31が貼り付けられる。
ように、移動手摺23の耳部23aの内側を形成する凹
曲面に沿う凸曲面17aと、この耳部23aに連設され
る内側の平坦面の一部に沿う平坦面17bとを形成して
ある。この内型17には、ボルト22が螺合するねじ穴
22bが形成してある。また、例えば、図1,2に示す
ように、内型17には、外型16が配置される側とは反
対側の正面の2箇所に、この内型17の温度を表示する
上述のサーモシール31が貼り付けられる。
【0038】補修釜15の外型16と内型17は、外型
16の貫通孔22aに挿通されたボルト22を、内型1
7のねじ孔22bに螺合して締結することにより、一方
の耳部23aに形成された補修箇所を挟持する型構造を
形成する。
16の貫通孔22aに挿通されたボルト22を、内型1
7のねじ孔22bに螺合して締結することにより、一方
の耳部23aに形成された補修箇所を挟持する型構造を
形成する。
【0039】なお、図1,2に示すように、補修釜15
の全長、即ち長手方向の寸法は、移動手摺23の一方の
耳部23aに形成される補習箇所の長手方向の寸法に対
応する寸法、例えば250mm程度に設定してある。補
修釜15の幅寸法は、移動手摺23の一方の耳部23a
に連設する平坦面に形成される補修箇所に対応する寸
法、例えば100mm程度に設定してある。また、この
補修釜15の重量は5kg程度にしてある。
の全長、即ち長手方向の寸法は、移動手摺23の一方の
耳部23aに形成される補習箇所の長手方向の寸法に対
応する寸法、例えば250mm程度に設定してある。補
修釜15の幅寸法は、移動手摺23の一方の耳部23a
に連設する平坦面に形成される補修箇所に対応する寸
法、例えば100mm程度に設定してある。また、この
補修釜15の重量は5kg程度にしてある。
【0040】加熱手段19は、同図3に示すように、外
型16の内型17が配置される側とは反対側の面に取り
付けられるニクロムヒータ19Aと、内型17の外型1
6が配置される側とは反対側の面に取り付けられるニク
ロムヒータ19Bと、外型16の底面に取り付けられる
ニクロムヒータ19Cと、これらのニクロムヒータ19
A,19B,19Cのスイッチ21と、これらのニクロ
ムヒータ19A,19B,19Cを100Vの電灯電源
に接続するコンセント20とを備える。また、これらの
ニクロムヒータ19A,19B,19Cは、補修釜15
の外型16のニクロムヒータ19Aが設けられる面の下
部に設けられ、補修釜15の過熱を防止するバイメタル
から成るサーモスイッチ18に接続される。このサーモ
スイッチ18は所定の温度に設定され、補修釜15の加
熱時には、この補修釜15の温度が所定の温度に達する
と、このサーモスイッチ18が自動的に切れてニクロム
ヒータ19A,19B,19Cによる補修釜15の加熱
を停止し、補修釜15の過熱を防止する。
型16の内型17が配置される側とは反対側の面に取り
付けられるニクロムヒータ19Aと、内型17の外型1
6が配置される側とは反対側の面に取り付けられるニク
ロムヒータ19Bと、外型16の底面に取り付けられる
ニクロムヒータ19Cと、これらのニクロムヒータ19
A,19B,19Cのスイッチ21と、これらのニクロ
ムヒータ19A,19B,19Cを100Vの電灯電源
に接続するコンセント20とを備える。また、これらの
ニクロムヒータ19A,19B,19Cは、補修釜15
の外型16のニクロムヒータ19Aが設けられる面の下
部に設けられ、補修釜15の過熱を防止するバイメタル
から成るサーモスイッチ18に接続される。このサーモ
スイッチ18は所定の温度に設定され、補修釜15の加
熱時には、この補修釜15の温度が所定の温度に達する
と、このサーモスイッチ18が自動的に切れてニクロム
ヒータ19A,19B,19Cによる補修釜15の加熱
を停止し、補修釜15の過熱を防止する。
【0041】冷却手段24は、図1,2に示すように、
補修釜25を冷却する水25と、補修釜15に設けら
れ、この水25が流れる流水路26と、この流水路26
に水25を送水する送水手段29とを有する。
補修釜25を冷却する水25と、補修釜15に設けら
れ、この水25が流れる流水路26と、この流水路26
に水25を送水する送水手段29とを有する。
【0042】流水路26は、図2,3に示すように補修
釜15の外型16及び内型17に形成される孔26A,
26B,26C,26Dと、固定連結管27,27A、
及び着脱連結管27Bとによって形成される。
釜15の外型16及び内型17に形成される孔26A,
26B,26C,26Dと、固定連結管27,27A、
及び着脱連結管27Bとによって形成される。
【0043】即ち、図2,3に示すように、例えば内型
17には、内部の平坦面17b付近に、長手方向に沿っ
て設けられる孔26Aが形成される。また、外型16に
は、内部の平坦面16b付近に、長手方向に沿って設け
られる孔26B、外型16の内部の凹曲面16a付近
に、長手方向に沿って設けられる26C,26Dとが形
成される。
17には、内部の平坦面17b付近に、長手方向に沿っ
て設けられる孔26Aが形成される。また、外型16に
は、内部の平坦面16b付近に、長手方向に沿って設け
られる孔26B、外型16の内部の凹曲面16a付近
に、長手方向に沿って設けられる26C,26Dとが形
成される。
【0044】そして、このように外型16に形成される
孔26Bと孔26Cのそれぞれは、例えば黄銅製の固定
連結管27によって連結される。この固定連結管27の
両端は、孔26B及び孔26Cのそれぞれの同じ側の一
方の開口位置に固定される。孔26Cの他方の開口位置
は、この開口位置と同じ側の孔26Dの一方の開口位置
に、黄銅製の固定連結管27Aの両端を固定されて連結
される。
孔26Bと孔26Cのそれぞれは、例えば黄銅製の固定
連結管27によって連結される。この固定連結管27の
両端は、孔26B及び孔26Cのそれぞれの同じ側の一
方の開口位置に固定される。孔26Cの他方の開口位置
は、この開口位置と同じ側の孔26Dの一方の開口位置
に、黄銅製の固定連結管27Aの両端を固定されて連結
される。
【0045】また、内型17に形成される孔26Aの一
方の開口位置と、この開口位置と同じ側の外型16の孔
26Bの開口位置には、耐熱性と可撓性を有する着脱連
結管27Bが着脱部28を介して着脱可能に連結され
る。
方の開口位置と、この開口位置と同じ側の外型16の孔
26Bの開口位置には、耐熱性と可撓性を有する着脱連
結管27Bが着脱部28を介して着脱可能に連結され
る。
【0046】このように、流水路26は、孔26A,2
6B,26C,26Dと、黄銅製の固定連結管27,2
7A、及び着脱可能な着脱連結管27Bとによって一条
の管になるように形成される。
6B,26C,26Dと、黄銅製の固定連結管27,2
7A、及び着脱可能な着脱連結管27Bとによって一条
の管になるように形成される。
【0047】送水手段29は、水25を収容する容器3
0、この容器30に設置されるポンプ32と、このポン
プ32によって容器30から流水路26へ送水される水
25が流れる給水管29Aと、補修釜15の流水路26
から容器30へ排水される水25が流れる排水管29B
とを具備する。
0、この容器30に設置されるポンプ32と、このポン
プ32によって容器30から流水路26へ送水される水
25が流れる給水管29Aと、補修釜15の流水路26
から容器30へ排水される水25が流れる排水管29B
とを具備する。
【0048】給水管29Aは、一方の端部がポンプ32
に接続され、他方の端部が内型17の孔26Aに着脱部
28を介して着脱可能に装着される。
に接続され、他方の端部が内型17の孔26Aに着脱部
28を介して着脱可能に装着される。
【0049】排水管29Bは、一方の端部が容器30内
に配置され、他方の端部が外型16の孔26Dに着脱部
28を介して着脱可能に接続される。
に配置され、他方の端部が外型16の孔26Dに着脱部
28を介して着脱可能に接続される。
【0050】着脱部28は、例えば図2に示すように、
着脱凸部28Aとこの着脱凸部28Aに装着される着脱
凹部28Bから成り、上述の着脱連結管27B、給水管
29A、及び排水管29Bに設けられる。即ち、これら
の着脱部28は、外型16の孔26Dの一方の開口位置
に設けられる着脱凸部28A、及びこの着脱凹部28A
に装着され、排水管29Bの一方の端部に設けられる着
脱凹部28Bと、外型16の孔26Bの一方の開口位置
に設けられる着脱凸部28A、及びこの着脱凸部28A
に装着され、固定連結管27Aの一方の端部に設けられ
る着脱凹部28Bと、内型17の孔26Aの一方の開口
位置に設けられる着脱凸部28A及び、この着脱凸部2
8Aに装着され、着脱連結管27Aの他方の端部に設け
られる着脱凹部28Bと、内型17の孔26Aの他方の
開口位置に設けられる着脱凸部28A、及びこの着脱凸
部に28Aに装着され、給水管29Aの一方の端部に設
けられる着脱凹部28Bの4箇所に配置される。
着脱凸部28Aとこの着脱凸部28Aに装着される着脱
凹部28Bから成り、上述の着脱連結管27B、給水管
29A、及び排水管29Bに設けられる。即ち、これら
の着脱部28は、外型16の孔26Dの一方の開口位置
に設けられる着脱凸部28A、及びこの着脱凹部28A
に装着され、排水管29Bの一方の端部に設けられる着
脱凹部28Bと、外型16の孔26Bの一方の開口位置
に設けられる着脱凸部28A、及びこの着脱凸部28A
に装着され、固定連結管27Aの一方の端部に設けられ
る着脱凹部28Bと、内型17の孔26Aの一方の開口
位置に設けられる着脱凸部28A及び、この着脱凸部2
8Aに装着され、着脱連結管27Aの他方の端部に設け
られる着脱凹部28Bと、内型17の孔26Aの他方の
開口位置に設けられる着脱凸部28A、及びこの着脱凸
部に28Aに装着され、給水管29Aの一方の端部に設
けられる着脱凹部28Bの4箇所に配置される。
【0051】このように構成した本実施形態は、乗客コ
ンベア、例えばエスカレータの移動手摺23の補修作業
に際し、次のように用いられる。
ンベア、例えばエスカレータの移動手摺23の補修作業
に際し、次のように用いられる。
【0052】即ち、作業者は、移動手摺23の補修作業
を実施する前に、移動手摺23をガイドレールから取り
外し、所定の位置、例えば上部階床と下部階床の中間部
分に位置するガイドレール上に作業台を固定する。作業
者は、この作業台上で、移動手摺23の損傷を生じてい
る一方の耳部23a付近をカッターで削って補修する領
域、即ち補修箇所を作製する。この耳部23a付近に作
製した補修箇所に図示しない化粧ゴムを装着する。即
ち、化粧ゴムを補修箇所に被覆し、溶着しやすいように
埋め込む。
を実施する前に、移動手摺23をガイドレールから取り
外し、所定の位置、例えば上部階床と下部階床の中間部
分に位置するガイドレール上に作業台を固定する。作業
者は、この作業台上で、移動手摺23の損傷を生じてい
る一方の耳部23a付近をカッターで削って補修する領
域、即ち補修箇所を作製する。この耳部23a付近に作
製した補修箇所に図示しない化粧ゴムを装着する。即
ち、化粧ゴムを補修箇所に被覆し、溶着しやすいように
埋め込む。
【0053】補修釜15を準備するにあたり、作業者
は、例えば作業台から移動手摺23を外し、冷却手段2
4が取り付けられていない状態の補修釜15を、即ち給
水管29A、排水管29B、及び着脱連結管27Bが接
続されていない状態の補修釜15を上述の作業台に載置
する。そして、作業者は、図3に示す加熱手段19のニ
クロムヒータ19Aに接続されるコンセント20を10
0Vの電灯電源に差し込み、スイッチ21を入れ、補修
釜15を予熱する。このとき、サーモスイッチ18が作
動する。またこのとき、サーモシール31の色は黄色で
ある。
は、例えば作業台から移動手摺23を外し、冷却手段2
4が取り付けられていない状態の補修釜15を、即ち給
水管29A、排水管29B、及び着脱連結管27Bが接
続されていない状態の補修釜15を上述の作業台に載置
する。そして、作業者は、図3に示す加熱手段19のニ
クロムヒータ19Aに接続されるコンセント20を10
0Vの電灯電源に差し込み、スイッチ21を入れ、補修
釜15を予熱する。このとき、サーモスイッチ18が作
動する。またこのとき、サーモシール31の色は黄色で
ある。
【0054】予熱終了後、作業者は、図3に示すよう
に、補修箇所を含む一方の耳部23aを有する移動手摺
23を、ガイドレールに通常取り付けられている状態と
は裏表が逆になる状態にし、補修箇所を含む一方の耳部
23aを外型16と内型17との間に配置して挟持させ
る。
に、補修箇所を含む一方の耳部23aを有する移動手摺
23を、ガイドレールに通常取り付けられている状態と
は裏表が逆になる状態にし、補修箇所を含む一方の耳部
23aを外型16と内型17との間に配置して挟持させ
る。
【0055】即ち、同図4に示すように、作業者は、補
修箇所を含む耳部23aの凸曲面が外型16の凹曲面1
6aに当接するとともに、この耳部23aの凸曲面に連
設する平坦面が外型16の平坦面16bに載置されるよ
うに、補修箇所を含む耳部23aを配置する。また、作
業者は、耳部23aの内側を形成する凹曲面に、内型1
7の凸曲面17aを当接させるとともに、この耳部23
aの凹曲面に連設する内側の平坦面に、内型17の平坦
面17bを当接させるように、内型17を配置する。そ
して、作業者は、外型16の貫通孔22aにボルト22
を挿通し、内型17のねじ孔22bに螺合させて締め付
け、補修箇所を含む耳部23aを外型16と内型17と
で挟持させる。
修箇所を含む耳部23aの凸曲面が外型16の凹曲面1
6aに当接するとともに、この耳部23aの凸曲面に連
設する平坦面が外型16の平坦面16bに載置されるよ
うに、補修箇所を含む耳部23aを配置する。また、作
業者は、耳部23aの内側を形成する凹曲面に、内型1
7の凸曲面17aを当接させるとともに、この耳部23
aの凹曲面に連設する内側の平坦面に、内型17の平坦
面17bを当接させるように、内型17を配置する。そ
して、作業者は、外型16の貫通孔22aにボルト22
を挿通し、内型17のねじ孔22bに螺合させて締め付
け、補修箇所を含む耳部23aを外型16と内型17と
で挟持させる。
【0056】そして、加熱手段19のニクロムヒータ1
9Aで補修釜15を加熱し、これにより補修箇所に被覆
した化粧ゴム、及び補修箇所付近の移動手摺23を加熱
する。
9Aで補修釜15を加熱し、これにより補修箇所に被覆
した化粧ゴム、及び補修箇所付近の移動手摺23を加熱
する。
【0057】補修釜15が、例えば175℃前後まで加
熱されたら、補修釜15の温度を175℃前後の状態で
所定の時間保持させて加硫する。即ち、化粧ゴムを加熱
して溶かし、補修箇所になじませる加硫作業を実施す
る。このとき、サーモシール31の色は、赤色に変化し
ている。なお、この加硫作業中に補修釜15の温度が上
がり過ぎ、その温度が所定の温度に達した場合には、サ
ーモスイッチ18が切れ、ニクロムヒーター19Aによ
る加熱が停止し、補修釜15の過熱が防止される。
熱されたら、補修釜15の温度を175℃前後の状態で
所定の時間保持させて加硫する。即ち、化粧ゴムを加熱
して溶かし、補修箇所になじませる加硫作業を実施す
る。このとき、サーモシール31の色は、赤色に変化し
ている。なお、この加硫作業中に補修釜15の温度が上
がり過ぎ、その温度が所定の温度に達した場合には、サ
ーモスイッチ18が切れ、ニクロムヒーター19Aによ
る加熱が停止し、補修釜15の過熱が防止される。
【0058】加硫作業終了後、作業者は、加熱手段19
のスイッチ21を切り、ニクロムヒータ19Aによる加
熱を停止させる。
のスイッチ21を切り、ニクロムヒータ19Aによる加
熱を停止させる。
【0059】次に、加熱された補修釜15を冷却する冷
却作業を次のように実施する。
却作業を次のように実施する。
【0060】まず、作業者は、図1に示すように、冷却
手段24を取り付ける。即ち、内型17の孔26A及び
外型16の孔26Bのそれぞれの同じ側の一方の開口位
置に設けられる着脱凸部18Aのそれぞれに、着脱連結
管27Bの両端に設けられる着脱凹部18Bを装着す
る。このとき、着脱連結管27Bは、移動手摺23を避
けるように配置される。
手段24を取り付ける。即ち、内型17の孔26A及び
外型16の孔26Bのそれぞれの同じ側の一方の開口位
置に設けられる着脱凸部18Aのそれぞれに、着脱連結
管27Bの両端に設けられる着脱凹部18Bを装着す
る。このとき、着脱連結管27Bは、移動手摺23を避
けるように配置される。
【0061】また、ポンプ32に接続される給水管29
Aの着脱凹部28Bを、内型17の孔26Aの着脱連結
管27Bが装着された側とは反対側の開口位置に設けら
れる着脱凸部28Aに装着する。また、一端が容器30
内に配置される排水管29Bの他端に設けられる着脱凹
部28Bを、外型16の孔26Dの開口位置に設けられ
る着脱凸部28Aに装着する。
Aの着脱凹部28Bを、内型17の孔26Aの着脱連結
管27Bが装着された側とは反対側の開口位置に設けら
れる着脱凸部28Aに装着する。また、一端が容器30
内に配置される排水管29Bの他端に設けられる着脱凹
部28Bを、外型16の孔26Dの開口位置に設けられ
る着脱凸部28Aに装着する。
【0062】そして、ポンプ32の電源を入れ、容器3
0内の水25を給水管29Aを介して補修釜15の流水
路26に送水し、この流水路26から排出される水25
を排水管29Bを介して容器30内に収容して水25を
循環させる。
0内の水25を給水管29Aを介して補修釜15の流水
路26に送水し、この流水路26から排出される水25
を排水管29Bを介して容器30内に収容して水25を
循環させる。
【0063】即ち、ポンプ32で吸い上げられた水25
は、給水管29Aから内型17の孔26Aに流入し、こ
の孔26Aから着脱連結管27Bを介して外型16の孔
26Bに流入する。そして、この水25は、この孔26
Bから固定連結管27を介して外型16の孔26Cに流
入し、この孔26Cから固定連結管27Aを介して外型
16の孔26Dに流入する。この水25は、孔26Dか
ら排水管29Bを介して容器30に収容される。このよ
うにして容器30と補修釜15との間で水25を循環さ
せることにより、補修釜15を強制的に冷却する。
は、給水管29Aから内型17の孔26Aに流入し、こ
の孔26Aから着脱連結管27Bを介して外型16の孔
26Bに流入する。そして、この水25は、この孔26
Bから固定連結管27を介して外型16の孔26Cに流
入し、この孔26Cから固定連結管27Aを介して外型
16の孔26Dに流入する。この水25は、孔26Dか
ら排水管29Bを介して容器30に収容される。このよ
うにして容器30と補修釜15との間で水25を循環さ
せることにより、補修釜15を強制的に冷却する。
【0064】これにより、補修釜15を介して補修箇所
に装着した化粧ゴム、及び補修箇所付近の移動手摺23
が強制的に冷却される。
に装着した化粧ゴム、及び補修箇所付近の移動手摺23
が強制的に冷却される。
【0065】そして、補修釜15の温度が40℃前後ま
で冷却され、サーモシール31が黄色に変化したら補修
釜15の冷却作業は完了する。
で冷却され、サーモシール31が黄色に変化したら補修
釜15の冷却作業は完了する。
【0066】冷却作業終了後、作業者は、移動手摺23
から補修釜15を取り外す。
から補修釜15を取り外す。
【0067】即ち、図2に示すように、着脱連結管27
Bの両端のそれぞれに設けられる着脱凹部28Bのそれ
ぞれを、補修釜15の孔26A及び孔26Bの着脱凸部
28Aのそれぞれから取り外す。また、給水管29Aの
着脱凹部28B及び排水管29Bの着脱凹部28Bのそ
れぞれを、補修釜15の孔26A及び孔26Dの着脱凸
部28Aから取り外す。
Bの両端のそれぞれに設けられる着脱凹部28Bのそれ
ぞれを、補修釜15の孔26A及び孔26Bの着脱凸部
28Aのそれぞれから取り外す。また、給水管29Aの
着脱凹部28B及び排水管29Bの着脱凹部28Bのそ
れぞれを、補修釜15の孔26A及び孔26Dの着脱凸
部28Aから取り外す。
【0068】そして、補修釜15のボルト22を緩め、
内型17を取り外し、移動手摺23を外型16から取り
外す。
内型17を取り外し、移動手摺23を外型16から取り
外す。
【0069】次に、作業台をガイドレールから取り外
し、このガイドレールに移動手摺23を取り付ける。最
後に、エスカレータを試運転して異常のないことを確認
する。
し、このガイドレールに移動手摺23を取り付ける。最
後に、エスカレータを試運転して異常のないことを確認
する。
【0070】このように構成した本実施形態によれば、
補修釜15の構造が、移動手摺23の一方の耳部23a
付近の補修箇所のみを挟持するようにしたので、所望の
補修作業を実現させることができる。
補修釜15の構造が、移動手摺23の一方の耳部23a
付近の補修箇所のみを挟持するようにしたので、所望の
補修作業を実現させることができる。
【0071】また、補修釜15が、補修箇所の大きさに
対応した大きさ、例えば全長が250mm程度、幅寸法
が100mm程度の小さなものに設定できるとともに、
その重量が5kg程度に設定でき、小型化と軽量化を実
現することができる。したがって、作業者は、比較的容
易に、ガイドレール上に設置した作業台に配置でき、こ
の補修釜15の配置を1人で行うことができる。これに
より作業性を向上させることができる。
対応した大きさ、例えば全長が250mm程度、幅寸法
が100mm程度の小さなものに設定できるとともに、
その重量が5kg程度に設定でき、小型化と軽量化を実
現することができる。したがって、作業者は、比較的容
易に、ガイドレール上に設置した作業台に配置でき、こ
の補修釜15の配置を1人で行うことができる。これに
より作業性を向上させることができる。
【0072】また、運搬も容易に行うことができ、重量
物運搬用の特別な車両を手配する必要がない。これによ
り、運搬作業の能率を向上させることができるととも
に、運搬費用を低減させることができる。
物運搬用の特別な車両を手配する必要がない。これによ
り、運搬作業の能率を向上させることができるととも
に、運搬費用を低減させることができる。
【0073】また、この補修釜15の小型化の実現にと
もない、補修釜15の加熱時に要する熱容量が少なくて
済み、補修釜15を短時間で予熱及び加熱することがで
きる。また、熱容量が少なくて済むことにより、ニクロ
ムヒータ19Aの電源に、100Vの電灯電源を使用す
ることができ、これによりエスカレータの機械室内で電
源を設ける電気配線の工事をする必要がない。したがっ
て、これらの点においても作業能率を向上させることが
できる。
もない、補修釜15の加熱時に要する熱容量が少なくて
済み、補修釜15を短時間で予熱及び加熱することがで
きる。また、熱容量が少なくて済むことにより、ニクロ
ムヒータ19Aの電源に、100Vの電灯電源を使用す
ることができ、これによりエスカレータの機械室内で電
源を設ける電気配線の工事をする必要がない。したがっ
て、これらの点においても作業能率を向上させることが
できる。
【0074】また、使用する熱容量が少なくて済み、補
修釜15の加熱を少い電力で行うことができ、したがっ
て経済性に富む。
修釜15の加熱を少い電力で行うことができ、したがっ
て経済性に富む。
【0075】また、加熱手段24にサーモスイッチ18
を設け、補修箇所15の過熱が自動的に防止されるの
で、補修釜の15の温度管理の精度を高く保つことがで
き、したがってこの点においても作業能率を向上させる
ことができる。また、移動手摺23の過熱によって生じ
る補修の失敗を防止することができ、作業者の精神的負
担を軽減させることができる。
を設け、補修箇所15の過熱が自動的に防止されるの
で、補修釜の15の温度管理の精度を高く保つことがで
き、したがってこの点においても作業能率を向上させる
ことができる。また、移動手摺23の過熱によって生じ
る補修の失敗を防止することができ、作業者の精神的負
担を軽減させることができる。
【0076】また、補修釜15に水25を循環させる冷
却手段24を着脱可能に設けたので、補修釜15、移動
手摺23の補修箇所、及び補修箇所付近を、短時間で強
制的に冷却することができる。したがって、この点にお
いても補修釜15の温度管理に要する時間を短縮でき、
作業能率をさらに向上させることができる。
却手段24を着脱可能に設けたので、補修釜15、移動
手摺23の補修箇所、及び補修箇所付近を、短時間で強
制的に冷却することができる。したがって、この点にお
いても補修釜15の温度管理に要する時間を短縮でき、
作業能率をさらに向上させることができる。
【0077】また、サーモシール31を補修釜15に貼
り付けたことにより、補修釜15の温度が容易に確認で
きる。
り付けたことにより、補修釜15の温度が容易に確認で
きる。
【0078】なお、補修釜15を、175℃前後まで加
熱するのに要する時間は8分程度で済み、また、40℃
前後冷却までに冷却するまでに要する時間は、10分程
度で済む。したがって、夜間などの限られた時間内で複
数の箇所を補修しなければならない場合でも、1台の補
修釜15によりそれらの複数の箇所を順次補修していく
ことができる。
熱するのに要する時間は8分程度で済み、また、40℃
前後冷却までに冷却するまでに要する時間は、10分程
度で済む。したがって、夜間などの限られた時間内で複
数の箇所を補修しなければならない場合でも、1台の補
修釜15によりそれらの複数の箇所を順次補修していく
ことができる。
【0079】
【発明の効果】以上のように、各請求項に係る発明は、
補修釜が移動手摺に形成した補修箇所の大きさに対応し
た大きさにすることができるとともに、その補修釜の大
きさは小型軽量化が実現できる。これにより、作業者は
補修現場で補修釜の配置を容易に行うことができ、1人
でも補修釜を補修現場に配置することが可能である。し
たがって、作業能率を向上させることができる。
補修釜が移動手摺に形成した補修箇所の大きさに対応し
た大きさにすることができるとともに、その補修釜の大
きさは小型軽量化が実現できる。これにより、作業者は
補修現場で補修釜の配置を容易に行うことができ、1人
でも補修釜を補修現場に配置することが可能である。し
たがって、作業能率を向上させることができる。
【0080】また、小型軽量化にともない、補修釜の運
搬も容易に行うことができ、したがって運搬作業の能率
を向上させることができる。
搬も容易に行うことができ、したがって運搬作業の能率
を向上させることができる。
【0081】また、補修釜の予熱、及び加熱を短時間で
行うことができるとともに、冷却手段により補修釜を短
時間で冷却することができ、これにより補修釜の温度管
理を短時間で行うことができる。したがって、この点に
おいても従来に比べて作業能率を向上させることができ
る。
行うことができるとともに、冷却手段により補修釜を短
時間で冷却することができ、これにより補修釜の温度管
理を短時間で行うことができる。したがって、この点に
おいても従来に比べて作業能率を向上させることができ
る。
【0082】また、使用する熱容量が少なくて済み、補
修釜の加熱を小さい電力で行うことができ、したがって
経済性に富む。
修釜の加熱を小さい電力で行うことができ、したがって
経済性に富む。
【図1】本発明の乗客コンベアの移動手摺の補修釜装置
の一実施形態を示す斜視図である。
の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す一実施形態の補修釜を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す一実施形態の補修釜に設けられる流
水路を示す斜視図である。
水路を示す斜視図である。
【図4】図1に示す一実施形態の補修釜の側面図であ
る。
る。
【図5】従来の乗客コンベアの移動手摺の補修釜装置を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
15 補修釜 16 外型 16a 凹部 16b 平坦面 17 内型 17a 凸部 17b 平坦面 18 サーモスイッチ 19 加熱手段 19A ニクロムヒータ 19B ニクロムヒータ 19C ニクロムヒータ 20 コンセント 21 スイッチ 22 ボルト 22a 貫通孔 22b ねじ孔 23 移動手摺 24 冷却手段 25 水 26 流水路 26A 孔 26B 孔 26C 孔 26D 孔 27 固定連結管 27A 固定連結管 27B 着脱連結管 28 着脱部 28A 着脱凸部 28B 着脱凹部 29 送水手段 29A 給水管 29B 排水管 30 容器 31 サーモシール 32 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 忠弘 東京都千代田区神田淡路町2丁目1番地 株式会社日立ビルシステム東京東支社内 Fターム(参考) 3F321 EA17 HA06
Claims (10)
- 【請求項1】 左右側部のそれぞれに湾曲形成される耳
部を有する乗客コンベアの移動手摺が挟持される補修釜
と、この補修釜で挟持された前記移動手摺を加熱すると
ともに、前記移動手摺の補習箇所に装着される化粧ゴム
を加熱する加熱手段とを有する乗客コンベアの移動手摺
の補修釜装置において、前記補修釜が、前記移動手摺の
前記耳部のうちの一方の側部に形成される耳部の付近の
みを挟持する型構造を有し、かつ加熱された前記移動手
摺の前記補修個所を冷却するとともに、加熱された前記
移動手摺の前記補修箇所に装着される化粧ゴムを冷却す
る冷却手段を備えることを特徴とする乗客コンベアの移
動手摺の補修釜装置。 - 【請求項2】 前記型構造が、前記耳部の外側を形成す
る凸曲面に沿う凹曲面と、前記移動手摺の前記耳部に連
設される外側の平坦面に沿う平坦面とを備える外型と、
前記耳部の内側を形成する凹曲面に沿う凸曲面と、前記
移動手摺の前記耳部に連設される内側の平坦面に沿う平
坦面とを備える内型とを含むことを特徴とする請求項1
記載の乗客コンベアの移動手摺の補修釜装置。 - 【請求項3】 前記加熱手段による前記補修釜の過熱を
防止するサーモスイッチを設けたことを特徴とする請求
項1または2記載の乗客コンベアの移動手摺の補修釜装
置。 - 【請求項4】 前記冷却手段が、水と、この水を通過さ
せるために前記補修釜に設けられる流水路と、この流水
路に前記水を送る送水手段とを含むことを特徴とする請
求項1ないし3のいずれかに記載の乗客コンベアの移動
手摺の補修釜装置。 - 【請求項5】 前記送水手段が、前記補修釜に着脱可能
に設けられることを特徴とする請求項4記載の乗客コン
ベアの移動手摺の補修釜装置。 - 【請求項6】 前記送水手段が、前記水の蓄えられる容
器に設置され、この容器内の前記水を循環させるポンプ
を含むことを特徴とする請求項5記載の乗客コンベアの
移動手摺の補修釜装置。 - 【請求項7】 前記流水路が、前記外型及び内型に形成
される複数の管状の孔と、これらの孔を一条に連結する
連結管を含むことを特徴とする請求項4記載の乗客コン
ベアの移動手摺の補修釜装置。 - 【請求項8】 前記連結管が、前記外型及び前記内型に
形成される前記孔に着脱可能な着脱部を有することを特
徴とする請求項7記載の乗客コンベアの移動手摺の補修
装置。 - 【請求項9】 前記補修釜に取り付けられ、この補修釜
の温度を表示する温度表示部を有することを特徴とする
請求項1ないし8のいずれかに記載の乗客コンベアの移
動手摺の補修釜装置。 - 【請求項10】 前記温度表示部が、サーモシールから
成ることを特徴とする請求項9記載の乗客コンベアの移
動手摺の補修釜装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35927098A JP3283480B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 乗客コンベアの移動手摺の補修釜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35927098A JP3283480B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 乗客コンベアの移動手摺の補修釜装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000185889A true JP2000185889A (ja) | 2000-07-04 |
JP3283480B2 JP3283480B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=18463644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35927098A Expired - Fee Related JP3283480B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 乗客コンベアの移動手摺の補修釜装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3283480B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100415628C (zh) * | 2004-06-08 | 2008-09-03 | 三菱电机大楼技术服务株式会社 | 乘客输送机的移动扶手连接装置 |
JP2008201514A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 乗客コンベア用移動手摺の帆布補修釜 |
JP2011068470A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Mitsubishi Electric Corp | 乗客コンベア用移動手摺の補修装置及び補修方法 |
CN102530704A (zh) * | 2011-12-30 | 2012-07-04 | 上海爱登堡电梯股份有限公司 | 一种自动扶梯及扶手带加热装置 |
CN104609288A (zh) * | 2015-01-16 | 2015-05-13 | 苏州市职业大学 | 一种加热扶手结构 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006059364A1 (ja) | 2004-11-30 | 2006-06-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 乗客コンベアの移動手摺補修装置及び移動手摺補修方法 |
-
1998
- 1998-12-17 JP JP35927098A patent/JP3283480B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100415628C (zh) * | 2004-06-08 | 2008-09-03 | 三菱电机大楼技术服务株式会社 | 乘客输送机的移动扶手连接装置 |
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CN102530704A (zh) * | 2011-12-30 | 2012-07-04 | 上海爱登堡电梯股份有限公司 | 一种自动扶梯及扶手带加热装置 |
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---|---|
JP3283480B2 (ja) | 2002-05-20 |
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