JP2000185708A - 葉菜類の袋詰め装置における袋詰め後の袋の排出装置 - Google Patents

葉菜類の袋詰め装置における袋詰め後の袋の排出装置

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JP2000185708A JP10375973A JP37597398A JP2000185708A JP 2000185708 A JP2000185708 A JP 2000185708A JP 10375973 A JP10375973 A JP 10375973A JP 37597398 A JP37597398 A JP 37597398A JP 2000185708 A JP2000185708 A JP 2000185708A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 葉菜類の袋詰め装置における袋詰め後の排出
装置において、袋支持装置からの袋の放出時に袋を誘導
する案内作用位置を占めているように適確に切換えられ
るようにする。 【解決手段】 機体に装架した袋支持装置4の下方に葉
菜類の袋詰めが終えた袋の落下路を形成し、その落下路
を機体の底部に設けた袋ストッカー1から袋を取り出し
て前記袋支持装置に送給する袋供給装置の吸着部材2が
昇降するよう袋供給装置を機体に装架し、かつ、前記袋
支持装置から落下させる葉菜類の詰め込み後の袋を所定
方向に誘導する案内シュート6の切換え作動を、前記吸
着部材が上昇作動の上端部位に達してくることで案内シ
ュートを案内作用位置に動かし、その吸着部材が下降し
始めることで退避位置に動かすよう制御せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収穫したほうれん
草・小松菜等の葉菜類を市場に出荷するために、その葉
菜類を、一定の重量の束にまとめて、機体に装架せる袋
支持装置に支持せしめておく合成樹脂材のフィルムまた
はシートよりなる袋に詰め込む葉菜類の袋詰め装置にお
いて、葉菜類の袋詰めの工程が終了して袋支持装置から
外された袋詰め後の袋を機体の外に向けて排出させるた
めの袋詰め後の袋の排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】収穫したほうれん草・小松菜等の葉菜類
を、市場に出荷するために、一定の重量の束にまとめ
て、機体に装架してある袋支持装置に支持せしめた合成
樹脂製の袋に詰め込むようにする葉菜類の袋詰め装置は
従来から知られている。
【0003】この従前の葉菜類の袋詰め装置は、機体に
設けた袋支持装置に、合成樹脂材のフィルムよりなる折
畳み自在の袋を、袋支持装置に装備せしめた開口器また
は開口枠によりその袋の開口部を拡げた状態として支持
せしめて、この袋に、所定量に秤り取って束ねた葉菜類
を詰め込み、その詰め込みが終えたところで、開口器ま
たは開口枠による袋の開口部の拡張を解除して、袋を袋
支持装置から外して落下させ、袋支持装置に新たな袋を
懸架し、これに次の葉菜類の束を詰め込んでいくように
した構成のものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の葉菜類の袋詰め
装置には、袋詰めが終えた袋を機体の外に排出させる作
業を合理化させるために、袋支持装置の下方にその袋支
持装置から外れて落下する袋詰め後の袋を所定方向に誘
導案内する案内シートを設けるが、この案内シートが機
体に装設しておく袋ストッカーから袋を一枚づつ取り出
して袋支持装置に供給する袋供給装置の作動と干渉する
ようになることで、案内シートの配設に制約を生ぜし
め、袋詰め後の誘導案内に不工合を生ぜしめるようにな
る問題がある。そして、この問題は、袋ストッカーを機
体の底部に設けて、そこから袋を一枚づつ取出す袋供給
装置が、袋を支持する袋支持装置に向け下方から上昇し
ていく作動を行なうようにすると、一層甚だしいものと
なる。
【0005】本発明は、従前の葉菜類の袋詰め装置に生
じている上述の問題を解決するためになされたものであ
って、機体に装架する袋支持装置を、それに支持せしめ
る袋の開口部が上方に向けて開口する状態とするように
装架して、その袋支持装置の下方に、葉菜類の詰め込み
が終了した袋の落下路を形成し、その落下路を機体の底
部に設けた袋ストッカーから袋を取り出して袋支持装置
に送給する袋供給装置の吸着部材が、昇降作動するよう
にしておきながら、その落下路に、落下してくる袋詰め
後の袋を所定方向に誘導するよう設ける案内シュート
を、前記昇降する吸着部材の作動と干渉がない退避位置
と袋を誘導する案内作用位置とに切換えるのが、袋供給
装置の吸着部材の上昇作動による袋支持装置に対する袋
の供給作動に支障を与えないで、袋支持装置からの袋の
放出時に袋を誘導する案内作用位置を占めているように
適確に切換えられるようにする新たな手段を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、機体に袋
をそれの開口部が上方に向けて開口する状態に支持する
袋支持装置を装架して、それの下方に葉菜類の袋詰めが
終えた袋の落下路を形成し、その落下路を機体の底部に
設けた袋ストッカーから袋を取り出して前記袋支持装置
に送給する袋供給装置の吸着部材が昇降するよう袋供給
装置を機体に装架し、かつ、前記袋支持装置から落下さ
せる葉菜類の詰め込み後の袋を所定方向に誘導する案内
シュートを、その落下路を落下してくる袋を誘導案内す
る案内作用位置とその落下路を昇降する前記袋供給装置
の吸着部材の昇降作動の経路から退避した退避位置とに
自在に切換わるよう機体に装架し、この案内シュートの
切換え作動を、前記吸着部材が上昇作動の上端部位に達
してくることで案内シュートを案内作用位置に動かし、
その吸着部材が下降し始めることで退避位置に動かすよ
う制御せしめたことを特徴とする葉菜類の袋詰め装置に
おける袋詰め後の袋の排出装置を提起するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明手段においては、機体に
は、合成樹脂材のシートまたはフィルムよりなる折畳み
自在の袋を支持させる袋支持装置を、葉菜類の詰め込み
作業に適応する所定の高さ位置に配位して装架し、その
袋支持装置には、前述の合成樹脂材のシートまたはフィ
ルムよりなる袋の開口部を上向きに開放する状態として
開口させる開口器または開口枠を、拡縮自在に装備させ
る。
【0008】そして、機体の底部には、前述の合成樹脂
材のシートまたはフィルムよりなる折畳み自在の袋を平
らに折畳んだ状態として積層重合させてストックする袋
ストッカーを、そこに袋の開口部の側が、前記袋支持装
置の下方に位置するように配して装設する。
【0009】また、この袋ストッカーと前述の袋支持装
置との間には、袋ストッカーに積み重ねて収納されてい
る袋のうちの最上位の袋をピックアップして袋支持装置
に向け送給するよう昇降作動する袋供給装置を装設す
る。
【0010】この袋供給装置は、折畳まれて積み重ねら
れているシートまたはフィルムよりなる袋の上面に吸着
または吸引する吸着部材を、昇降作動機構により昇降さ
せる通常の形態のものでよい。
【0011】しかし、その吸着部材は、袋を吸着または
吸引により吊り上げていくときに、開口部が横向きにな
って収納されている袋を、それの開口部の開放する方向
が上方に向かう状態となるよう袋の姿勢を90度変更さ
せていく作動が行なわれるようにする。
【0012】また、袋支持装置に装備せしめる開口器ま
たは開口枠は、前述の袋供給装置の吸着部材が、袋の開
口部をそれの開口方向が上向きになる状態に変更させな
がら吊り上げていくときには、窄められた状態に切り換
わっていき、上昇してくる袋の開口部の内腔に挿入さ
れ、吸着部材の上昇作動が終えたところで、その作動に
連動して拡張作動を行ない、袋の開口部を拡張させると
ともに、その拡張作動により袋に係着してその袋を支持
するようにする。
【0013】袋支持装置の下方には、それに前述の開口
器または開口枠の拡張作動によりこの袋支持装置に支持
せしめた袋に対する葉菜類の詰め込みが、作業員の手作
業または押込装置による押込みによって終了し、その作
動に連動する前述の開口器または開口枠が収縮作動によ
り窄められることで、この葉菜類が詰め込まれた袋が袋
支持装置から離れて落下したときに、その袋を側方の所
定方向に誘導案内する案内シュートを配設するが、この
案内シュートは、袋支持装置から落下してくる袋の落下
路に対してそれを横切る案内状態位置とその袋の落下路
から退避した退避位置とに切換わるよう切換自在に機体
に装設する。
【0014】そして、この案内シュートの位置の切換え
作動を、前述の袋支持装置の吸着部材の作動に連動さ
せ、その吸着部材が上昇作動の上端部位に達してくるこ
とで、袋の落下路を横切る案内状態位置に切換わり、こ
の吸着部材が下降し始めると、袋の落下路から退避した
位置に切換わり、以後吸着部材が上昇作動のエンドに達
するまで、この退避位置を保持し続けるように制御し、
これにより吸着部材が昇降作動する間は袋の落下路から
退避し、吸着部材が袋を吊り上げて袋支持装置に支持せ
しめた状態のときに案内状態位置を占めるようにしてお
く。
【0015】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。図1は、
本発明による袋供給装置を実施せる袋詰め装置の全体の
概要側面図、図2は同上の平面図で、同図において、a
は袋詰め装置Aの機体、1はその機体aの底部に装設し
た袋ストッカー、4は袋Bを開口状態として支持するよ
う機体aの後端側(図において左端側)の上部に装架し
た袋支持装置、hは昇降作動する吸着部材2および補助
吸着部材3とにより前述の袋ストッカー1に収納してお
く袋Bを取り出して前記袋支持装置4に送給する袋供給
装置、6は案内シュートを示す。
【0016】袋詰め装置Aの機体aは、前後方向(図に
おいて左右方向)に長い台枠状に組立てられていて、そ
れの前端側(図1において右端側)には、袋詰めする葉
菜類の束を所定重量に秤量する秤量装置bが設けられ、
中間部の上面側には、前記秤量装置bの秤量台50に載
架されて、秤り取る葉菜類Hを支承する支承台cを、袋
支持装置4に支持せしめた袋Bに向けて移動させる移動
装置dと、それにより移動する支承台cをそれの移動の
間に支承する葉菜類Hを包み込んだ状態に変形させる規
制部材eとを支架したフレームfが回動支点g中心に起
伏回動自在に軸架してあり、また後端側(図において左
端側)には、袋Bを開口状態に支持する袋支持装置4が
設けられ、それの下方には袋供給装置hの補助吸着部材
3が昇降自在に配設され、この補助吸着部材3より少し
前方に寄る部位に吸着部材2が昇降自在に設けられ、さ
らに、前述の袋支持装置4の下方で前記補助吸着部材3
の下方に案内シュート6が支点軸60中心に切換回動自
在に設けてある。また、前記吸着部材2の前方には、こ
の吸着部材2の昇降作動をガイドするガイド支柱20
と、その吸着部材2を昇降作動させる駆動チェン28と
が設けてある。また、機体aの後端側の上方には、前記
フレームfが図3にあるように起立回動して、葉菜類H
を抱持した支承台cが袋支持装置4に支持されている袋
Bの上方に位置し、さらに、その状態から葉菜類Hを抱
き込む苞状に変形した支承台cを少し下降させてそれの
下端側を袋B内に挿し込ませた状態のときに、図4にあ
るように下降する押し捧51により葉菜類Hを袋B内に
押し込む押込装置iが装架してある。
【0017】そして、これらにより、袋詰め装置Aは、
袋供給装置hにより袋ストッカー1から取出して袋支持
装置4に支持させた袋Bに対して、秤量装置bにより支
承台cの上面に載置して所定重量に秤り取った葉菜類H
を、苞状に屈曲変形する支承台cにより束状にまとめて
抱持した状態としてその袋Bの開口部の上方に運び、そ
こから、苞状の支承台cに案内されてその袋B内に詰め
込んでいくようにしてある。
【0018】機体aの底部に装設せる袋ストッカー1
は、図5および図6にあるように、平面視において略四
角な台板状に形成した袋受台10と、それの前端側に装
設した嵌合部11と、その嵌合部11に嵌合して、袋受
台10をそれの前端側が嵌合部11を回動支点として昇
降するように機体aに設けておく支軸12と、袋受台1
0の底面を弾性的に支承するよう袋受台10の下面に設
けられる板バネ13・13とからなる。そして、袋受台
10の上面の左右両側部位には、そこに積み重ねて載置
される袋Bの左右の両側縁を規制する規制板14・14
が、左右に摺動して自在に変位調節し得るように設けら
れ、また、袋受台10の上面の前端側には袋Bの下縁を
規制する規制板15が前後に摺動して自在に変位調節し
得るように設けられていて、これにより該袋受台10の
上面に載置する袋Bの大きさの変化に対応するようにし
てある。
【0019】袋供給装置hの吸着部材2は、機体aに立
設せるガイド支柱20に嵌合して昇降する軸筒21に、
左右方向に沿い水平に突出する支軸22を設け、この支
軸22に支持台23を図8および図9にあるよう上下に
回動自在に支架し、その支持台23に、接着テープTの
巻束を装填するリール24と、その巻束から引き出した
接着テープTの接着面を所定位置に張り出さすようガイ
ドするガイドロール25…と、それらを経た使用済みの
接着テープTを巻込む巻取りリール26とを軸支して、
これにより、軸筒21がそれと連繋部材27を介して連
繋するエンドレスの駆動チェン28のモーターM1によ
る駆動で、ガイド支柱20に沿い下降してくると、ガイ
ドロール25…の外面側に位置している接着テープTの
接着面が、図7において鎖線に示している如く、袋受台
10の上面に積み重ねられている袋B…のうちの最上位
の袋Bに接着していき、次いで、前述の駆動チェン28
の逆方向の駆動により支持台23が、図7において実線
に示している位置に上昇してくることで接着した袋Bを
同図の鎖線に示すように吊り上げ、さらに支持台23が
上昇してくると、それに設けてある規制ローラ29が機
体aに設けてあるガイド面jに衝合することで図10に
おいて鎖線に示している如く上向きに回動し、さらに上
昇することで図10にて実線に示しているように水平な
姿勢に回動して接着している袋Bを垂直に吊り下げた状
態とするようになる。
【0020】補助吸着部材3は、図11および図12に
示している如く、接着テープTの巻束を装填するリール
30とガイドロール31と巻取りリール32を軸支した
支持台33が前述のガイド支柱20に摺動自在に嵌合す
る第2軸筒34に連結するアーム35の先端側に、上下
方向の支軸36中心に水平な方向に自在に回動するよう
軸支してあり、その回動が、前記アーム35に組付けた
モーターM2の作動で行なわれるようにしてある。そし
て、この補助吸着部材3は、常態においては、それの支
持台33を支持するアーム35がストッパー(図示省
略)により第2軸筒34の下降を規制することで図10
にある位置を占め、かつ、前述の第1吸着部材2により
吊り上げられてくる袋Bに対して図12にあるよう離れ
た位置を占めるように制御してあって、袋Bが図10の
実線位置に上昇してきたときに、図13に示している如
く袋Bに向けて回動していき、ガイドロール31の外面
側の接着テープTの接着面が袋Bの裏面側に接着し、次
いでその状態から逆に回動することで袋Bの開口を図1
4に示している如く表裏の方向に開放させるようにして
ある。
【0021】この作動は、吸着部材2が図10にて実線
に示している位置に上昇してきた状態において行なわれ
る。
【0022】この作動を行なった吸着部材2と補助吸着
部材3は、前述の図14に示している状態のまま、吸着
部材2の支持台23を支持している軸筒21がチェン2
8の作動により上昇して第2軸筒34に衝合し、それと
一緒に上昇していき、袋Bの開口部を袋支持装置4の拡
張枠43・43および前ガイド48ならびに後ガイド4
9に対し、下方から嵌挿していき、この作動が終えたと
ころで、補助吸着部材3が外側に向け回動して始動位置
に復元し、同時に袋支持装置4の拡張枠43・43が左
右に拡張作動して、図15および図16の状態とするよ
うになる。
【0023】前記袋支持装置4は、図17および図18
にあるように、平面視において四角な囲い枠状の支持機
枠40を機体aに固定装架し、これに、前後方向の長溝
41に沿い前後にスライドするガイド杆42を渡架し
て、そのガイド杆42に、左右に自在にスライドするよ
う拡張枠43・43のボス部430・430を左右に一
対に嵌合し、これに、上下方向の支点軸44・44中心
に回動するパンダグラフ状のリンク杆45・45を連結
し、それらリンク杆45・45とモーターM3の作動に
より起伏回動する作動アーム46とを、それぞれコイル
バネ47・47を介して連繋して、その作動アーム46
の起立回動により左右の拡張枠43・43が、図19お
よび図20に示している如く左右に拡張するガイド杆4
2上を左右にスライドしながら、そのガイド杆42と共
に後方(図において左方)に動くようにする。
【0024】そして、支持機枠40の前面側には、図2
1に示しているように、下半側を叉状にした板状の前ガ
イド48を固定装設し、また、ガイド杆42の左右の中
央部に連結した規制アーム420の前面側に、平板状の
後ガイド49を固定装設し、かつ、その後ガイド49
は、前述の左右の拡張枠43・43が互いに近接するよ
う間隔を縮小させたときに、図17に示しているよう
に、左右の拡張枠43・43で左右の両側部が前方に押
し出されて前ガイド48に当接していくよう撓曲自在に
形成してある。
【0025】そして、これにより、図17・図18に示
している状態のところに、前述の吸着部材2および補助
吸着部材3の上昇作動で袋Bの開口部が下方から被さる
ように挿し込まれ、その状態から左右の拡張枠43・4
3が拡張作動を行なうことで、図20に示している状態
となって、袋Bを左右の拡張枠43・43と前ガイド4
8と後ガイド49とで内腔を拡げた状態とするとともに
その状態に袋Bを保持し、かつ、このときに、袋Bの周
壁が前ガイド48に倣って左右方向に緊張して後方に寄
せられてくることで、図15にあるように吸着部材2の
接着テープTの接着面から引き離されるようにしてあ
る。
【0026】案内シュート6は、底壁6aと左右の側壁
6b・6bとで、断面チャンネル状をなすよう形成した
案内樋であり、それの底壁6aの先端寄りの部位が機枠
aに設けた支点軸60に回動自在に軸支されていて、そ
の支点軸60中心に前方(図3において右方)に回動さ
せて、図3に示している状態としたときに、底壁6aが
袋支持装置4の下方に形成される袋Bの落下路wを前方
上方から後方下方に向けて斜めに横切って、袋支持装置
4から落下してくる葉菜類Hの詰め込みが終了した袋B
を、機体aの後方に誘導して、機体aの後端側の下部に
装設してある搬出コンベア7の始端部の上面に案内する
状態となり、側壁6bに連結軸61を介して連結した連
結ロッド62を下降させて、図1に示している状態とす
ることで、前記袋Bの落下路wの下端部位から後方に退
避して、その落下路wを上昇していく吸着部材2の上昇
作動を阻害しない状態位置に切換わるようにしてある。
【0027】この案内シュート6の前記二つの状態の交
互の切換え作動は、この例においては、次の構成により
行なわれる。即ち、案内シュート6の側壁6bに下端が
連結軸61を介して連結する前記連結ロッド62の上端
側を、前述のガイド支柱20の上端部の近傍に配位して
支点軸63中心に昇降回動するよう機体aに軸支した作
動アーム64の回動端側に連結しておいて、袋供給装置
hの吸着部材2が駆動チェン28の作動で上昇して、第
2軸筒34をガイド支柱20に沿い押し上げていくとき
に、その第2軸筒34が上昇作動のエンドにおいて作動
アーム64に衝突してこれを上昇回動させることによっ
て、この案内シュート6を図3の如く所定の案内状態位
置に起立回動させ、吸着部材2の下降作動で、第2軸筒
34が下降し始めると、作動アーム64が下降回動し
て、案内シュート6を図1にあるよう退避状態位置に倒
伏回動させるようにしてある。
【0028】そして、これにより、この案内シュート6
を、吸着部材2が上昇または下降するときに、それの昇
降作動と干渉するようになる袋支持装置4の下方の袋B
の落下路wの下端側から退避する状態位置を占めるよう
にしながら、吸着部材2が上昇作動のエンドに動いて袋
支持装置4に対する袋Bの装着を終えたときには、その
袋支持装置4の下方の落下路wを横切って、袋支持装置
4から落下してくる袋Bを誘導する案内作動位置を占め
るようにしてある。
【0029】この案内作動位置にある案内シュート6
を、袋支持装置4から落下してくる袋Bの誘導を終える
まで、その位置に保持せしめておくのは、駆動チェン2
8のモーターMの作動をタイマーにより制御して、前述
の第2軸筒34を上昇作動のエンドに達した位置に所定
時間保持せしておくようにするか、袋支持装置4の開口
器または拡張枠43が窄められて袋Bの支持を解放する
作動により前記モーターMが作動するように制御するこ
とで行なう。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明手段は、機
体に装架する袋支持装置を、それに支持せしめる袋の開
口部が上方に向けて開口する状態とするように装架し
て、その袋支持装置の下方に、葉菜類の詰め込みが終了
した袋の落下路を形成し、その落下路を機体の底部に設
けた袋ストッカーから袋を取り出して袋支持装置に送給
する袋供給装置の吸着部材が、昇降作動するようにして
おきながら、その落下路に、落下してくる袋詰め後の袋
を所定方向に誘導するよう設ける案内シュートを、前記
昇降する吸着部材の作動と干渉がない退避位置と袋を誘
導する案内作用位置とに切換えるのが、袋供給装置の吸
着部材の上昇作動による袋支持装置に対する袋の供給作
動に支障を与えないで、袋支持装置からの袋の放出時に
袋を誘導する案内作用位置を占めているように適確に切
換えられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明手段を実施せる葉菜類の袋詰め装置の全
体の概要側面図である。
【図2】同上の葉菜類の袋詰め装置の全体の概要平面図
である。
【図3】同上の葉菜類の袋詰め装置の支承台を移動させ
る移動装置のフレームを起立回動させた状態の側面図で
ある。
【図4】同上装置の同上状態から支承台がさらに下降し
た状態時の側面図である。
【図5】同上装置の袋ストッカーの平面図である。
【図6】同上装置の袋ストッカーの側面図である。
【図7】同上装置の吸着部材の機体に組付けた状態にお
ける側面図である。
【図8】同上装置の吸着部材の始動位置における平面図
である。
【図9】同上装置の吸着部材の水平な姿勢に回動してき
た状態時の平面図である。
【図10】同上装置の吸着部材の袋ストッカーから袋を
吊り上げていく状態時の側面図である。
【図11】同上装置の始動位置にある補助吸着部材の側
面図である。
【図12】同上装置の始動位置にある補助吸着部材の平
面図である。
【図13】同上装置の補助吸着部材の袋の後面側に接着
した状態時の平面図である。
【図14】同上装置の補助吸着部材が袋の開口部を開放
させた状態時の平面図である。
【図15】同上装置の補助吸着部材と吸着部材とが、袋
の袋支持装置に対する装填により袋から引き離された状
態時の側面図である。
【図16】同上装置の同上状態時の平面図である。
【図17】同上装置の袋支持装置の平面図である。
【図18】同上装置の袋支持装置の側面図である。
【図19】同上装置の袋支持装置の拡張枠が拡張した状
態時の平面図である。
【図20】同上装置の袋支持装置の同上状態時の側面図
である。
【図21】同上装置の袋支持装置の同上状態時の前面図
である。
【図22】同上装置の袋支持装置の袋を開口状態として
支持した状態時の側面図である。
【図23】案内シュートの切換え作動の説明図である。
【図24】案内シュートを案内作用位置に切換えた状態
の説明図である。
【符号の説明】
A…袋詰め装置、B…袋、H…葉菜類、T…接着テー
プ、M1・M2・M3…モーター、a…機体、b…秤量
装置、c…支承台、d…移動装置、e…規制部材、f…
フレーム、i…押込装置、j…ガイド面、g…回動支
点、h…袋支持装置、w…流下路、1…袋ストッカー、
10…袋受台、11…嵌合部、12…支軸、13…板バ
ネ、14・15…規制板、2…吸着部材、20…ガイド
支柱、21…軸筒、22…支軸、23…支持台、24…
リール、25…ガイドロール、26…巻取りリール、2
7…連繋部材、28…エンドレスチェン、29…規制ロ
ーラ、3…補助吸着部材、30…リール、31…ガイド
ロール、32…巻取りリール、33…支持台、34…第
2軸筒、35…アーム、36…支軸、4…袋支持装置、
40…支持機枠、41…長溝、42…ガイド杆、420
…規制アーム、43…拡張枠、430…ボス部、44…
支点軸、45…リンク杆、46…作動アーム、47…コ
イルバネ、48…前ガイド、49…後ガイド、50…秤
量台、51…押し捧、6…案内シュート、6a…底壁、
6b…側壁、60…支点軸、61…連結軸、62…連結
ロッド、63…支点軸、64…作動アーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に袋をそれの開口部が上方に向けて
    開口する状態に支持する袋支持装置を装架して、それの
    下方に葉菜類の袋詰めが終えた袋の落下路を形成し、そ
    の落下路を機体の底部に設けた袋ストッカーから袋を取
    り出して前記袋支持装置に送給する袋供給装置の吸着部
    材が昇降するよう袋供給装置を機体に装架し、かつ、前
    記袋支持装置から落下させる葉菜類の詰め込み後の袋を
    所定方向に誘導する案内シュートを、その落下路を落下
    してくる袋を誘導案内する案内作用位置とその落下路を
    昇降する前記袋供給装置の吸着部材の昇降作動の経路か
    ら退避した退避位置とに自在に切換わるよう機体に装架
    し、この案内シュートの切換え作動を、前記吸着部材が
    上昇作動の上端部位に達してくることで案内シュートを
    案内作用位置に動かし、その吸着部材が下降し始めるこ
    とで退避位置に動かすよう制御せしめたことを特徴とす
    る葉菜類の袋詰め装置における袋詰め後の袋の排出装
    置。
JP10375973A 1998-12-18 1998-12-18 葉菜類の袋詰め装置における袋詰め後の袋の排出装置 Pending JP2000185708A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117302636A (zh) * 2023-11-29 2023-12-29 沧州慧丰科技有限公司 一种用于包装塑料餐盒的装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117302636A (zh) * 2023-11-29 2023-12-29 沧州慧丰科技有限公司 一种用于包装塑料餐盒的装置
CN117302636B (zh) * 2023-11-29 2024-02-02 沧州慧丰科技有限公司 一种用于包装塑料餐盒的装置

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