JP2000184787A - 複数台モ―タ―可変速容量制御装置 - Google Patents
複数台モ―タ―可変速容量制御装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 １台のインバータで複数台のモーターをショ
ックレスで運転継続させ，大幅なコストダウンが可能な
複数台モーター可変速容量制御装置を提供する。 【解決手段】 商用電源を１台のインバータを介して複
数台のモーターに接続し，これらのモーターのう，１台
のモーターには，商用電源を直結し，インバータと各モ
ーターの接続回路及び上記商用電源の直結回路には，プ
ログラマブルコントローラからの信号で制御されるコン
タクタを接続し，商用電源が直結されたモーターの負荷
容量がインバータ定格容量まで達した時点で，同モータ
ーをその運転回路がインバータ運転回路から商用運転回
路に切替えられるようにして運転し，残りのモーターを
インバータ運転回路で運転するようにプログラマブルコ
ントローラから各コンタクタへ信号を送信する回路を設
ける。
ックレスで運転継続させ，大幅なコストダウンが可能な
複数台モーター可変速容量制御装置を提供する。 【解決手段】 商用電源を１台のインバータを介して複
数台のモーターに接続し，これらのモーターのう，１台
のモーターには，商用電源を直結し，インバータと各モ
ーターの接続回路及び上記商用電源の直結回路には，プ
ログラマブルコントローラからの信号で制御されるコン
タクタを接続し，商用電源が直結されたモーターの負荷
容量がインバータ定格容量まで達した時点で，同モータ
ーをその運転回路がインバータ運転回路から商用運転回
路に切替えられるようにして運転し，残りのモーターを
インバータ運転回路で運転するようにプログラマブルコ
ントローラから各コンタクタへ信号を送信する回路を設
ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は，複数台モーター
可変速容量制御装置に関するものである。
可変速容量制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 インバータは，モーターの可変速用に
広く普及しており，特に，ファン，ポンプなど２乗低減
トルク特性の機器では，省エネルギー効果が大きいた
め，多用されている。２軸反転ファン，すなわち，回転
羽根を互いに逆向きに取付けた一対のファンを対向さ
せ，この各ファンを駆動する２台のモーターの回転軸を
互いに逆回りに回転させて，エアを軸流に送風するタイ
プのファンや，２段軸流ファン，すなわち，回転羽根を
同じ向きに取付けた一対のファンを前後に間隔を置いて
設置し，この各ファンを駆動する２台のモーターの回転
軸を同一方向に回転させて，エアを軸流に送風するタイ
プのファンなど，モーターを複数台使用している機器で
は，これまで図９に示すように１台のモーターに対し１
台のインバータＩＮＶを使用し，複数台のインバータを
同期制御することが一般的に行われていた。
広く普及しており，特に，ファン，ポンプなど２乗低減
トルク特性の機器では，省エネルギー効果が大きいた
め，多用されている。２軸反転ファン，すなわち，回転
羽根を互いに逆向きに取付けた一対のファンを対向さ
せ，この各ファンを駆動する２台のモーターの回転軸を
互いに逆回りに回転させて，エアを軸流に送風するタイ
プのファンや，２段軸流ファン，すなわち，回転羽根を
同じ向きに取付けた一対のファンを前後に間隔を置いて
設置し，この各ファンを駆動する２台のモーターの回転
軸を同一方向に回転させて，エアを軸流に送風するタイ
プのファンなど，モーターを複数台使用している機器で
は，これまで図９に示すように１台のモーターに対し１
台のインバータＩＮＶを使用し，複数台のインバータを
同期制御することが一般的に行われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 上記従来の制御方法
には，次のような問題点があった。 (1) インバータは，高価なため，構成付属品を含めたコ
ストが高い。 (2) インバータは，発熱が大きく，冷却ファンを採用し
たり，ケーシングを大きくする必要があり，盤寸法が大
きく，重量もかさむなど設置が難しかった。 (3) インバータ特有の高調波ノイズによる障害が近年多
発し，高調波対策を行う必要がある。高調波発生量はイ
ンバータ容量に比例し，費用も高い。 (4) 一般的にファン，ポンプのインバータ可変速容量制
御の場合は，一定のベースロード（ベース負荷）があ
り，高容量（最大負荷）の稼働率は低く，インバータ１
台分の容量で運転していることが多く，不経済であっ
た。 本発明は，上記の点に鑑み，１台のインバータと商用回
路とを組み合わせることにより，上記従来の問題点を解
消しうる複数台モーター可変速容量制御装置を提供する
ことを目的とするものである。
には，次のような問題点があった。 (1) インバータは，高価なため，構成付属品を含めたコ
ストが高い。 (2) インバータは，発熱が大きく，冷却ファンを採用し
たり，ケーシングを大きくする必要があり，盤寸法が大
きく，重量もかさむなど設置が難しかった。 (3) インバータ特有の高調波ノイズによる障害が近年多
発し，高調波対策を行う必要がある。高調波発生量はイ
ンバータ容量に比例し，費用も高い。 (4) 一般的にファン，ポンプのインバータ可変速容量制
御の場合は，一定のベースロード（ベース負荷）があ
り，高容量（最大負荷）の稼働率は低く，インバータ１
台分の容量で運転していることが多く，不経済であっ
た。 本発明は，上記の点に鑑み，１台のインバータと商用回
路とを組み合わせることにより，上記従来の問題点を解
消しうる複数台モーター可変速容量制御装置を提供する
ことを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために，本発明は，商用電源を１台のインバータを介し
て複数台のモーターに接続し，これらのモーターのう
ち，１台のモーターには，商用電源を直結し，インバー
タと各モーターの接続回路及び上記商用電源の直結回路
には，プログラマブルコントローラからの信号で制御さ
れるコンタクタを接続し，商用電源が直結されたモータ
ーの負荷容量がインバータ定格容量まで達した時点で，
同モーターをその運転回路がインバータ運転回路から商
用運転回路に切替えられるようにして運転し，残りのモ
ーターをインバータ運転回路で運転するようにプログラ
マブルコントローラから各コンタクタへ信号を送信する
回路を設ける点に特徴を有するものである。
ために，本発明は，商用電源を１台のインバータを介し
て複数台のモーターに接続し，これらのモーターのう
ち，１台のモーターには，商用電源を直結し，インバー
タと各モーターの接続回路及び上記商用電源の直結回路
には，プログラマブルコントローラからの信号で制御さ
れるコンタクタを接続し，商用電源が直結されたモータ
ーの負荷容量がインバータ定格容量まで達した時点で，
同モーターをその運転回路がインバータ運転回路から商
用運転回路に切替えられるようにして運転し，残りのモ
ーターをインバータ運転回路で運転するようにプログラ
マブルコントローラから各コンタクタへ信号を送信する
回路を設ける点に特徴を有するものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】 以下図１ないし図８にもとづい
て本発明の実施の形態を説明すると，図１において，
１，２はダクト３内に設置した２軸反転ファンで，例え
ば，トンネル工事において長距離のダクト送風換気を行
うものである。Ｍ１はダクト３内の吸込側でファン１を
駆動するように設置したファンモーター，Ｍ２はダクト
３内の吐出側でファン２を駆動するように設置したファ
ンモーター，ＩＮＶはインバータ盤４に設置した１台の
インバータで，商用電源５とファンモーターＭ１，ファ
ンモーターＭ２との間に接続されて，インバータ運転回
路６，７を形成している。
て本発明の実施の形態を説明すると，図１において，
１，２はダクト３内に設置した２軸反転ファンで，例え
ば，トンネル工事において長距離のダクト送風換気を行
うものである。Ｍ１はダクト３内の吸込側でファン１を
駆動するように設置したファンモーター，Ｍ２はダクト
３内の吐出側でファン２を駆動するように設置したファ
ンモーター，ＩＮＶはインバータ盤４に設置した１台の
インバータで，商用電源５とファンモーターＭ１，ファ
ンモーターＭ２との間に接続されて，インバータ運転回
路６，７を形成している。
【０００６】 ８は商用電源５をインバータＩＮＶを介
さずにファンモーターＭ１に直結する商用運転回路，Ｍ
Ｃ１は商用運転回路８に接続した吸込側モーター商用電
源駆動用コンタクタ，ＭＣ２はインバータ運転回路６に
接続した吸込側モーターインバータ駆動用コンタクタ，
ＭＣ３はインバータ運転回路７に接続した吐出側モータ
ーインバータ駆動用コンタクタで，これらのコンタクタ
ＭＣ１，ＭＣ２，ＭＣ３はインバータ盤４に設置してあ
る。
さずにファンモーターＭ１に直結する商用運転回路，Ｍ
Ｃ１は商用運転回路８に接続した吸込側モーター商用電
源駆動用コンタクタ，ＭＣ２はインバータ運転回路６に
接続した吸込側モーターインバータ駆動用コンタクタ，
ＭＣ３はインバータ運転回路７に接続した吐出側モータ
ーインバータ駆動用コンタクタで，これらのコンタクタ
ＭＣ１，ＭＣ２，ＭＣ３はインバータ盤４に設置してあ
る。
【０００７】 ＰＬＣはインバータ盤４に設置したプロ
グラマブルコントローラで，インバータＩＮＶと，コン
タクタＭＣ１と，コンタクタＭＣ２と，コンタクタＭＣ
３とにデジタル信号をそれぞれ送信するように接続して
ある。Ｔ１は吐出側モータースタートタイマ，Ｔ２はイ
ンバータ→商用電源切替タイマ，Ｔ３は商用電源→イン
バータ切替タイマ，Ｔ４はインターバルタイマで，これ
らのタイマＴ１，Ｔ２，Ｔ３，Ｔ４はインバータ盤４に
設置し，プログラマブルコントローラＰＬＣにデジタル
信号を送信するように接続してある。
グラマブルコントローラで，インバータＩＮＶと，コン
タクタＭＣ１と，コンタクタＭＣ２と，コンタクタＭＣ
３とにデジタル信号をそれぞれ送信するように接続して
ある。Ｔ１は吐出側モータースタートタイマ，Ｔ２はイ
ンバータ→商用電源切替タイマ，Ｔ３は商用電源→イン
バータ切替タイマ，Ｔ４はインターバルタイマで，これ
らのタイマＴ１，Ｔ２，Ｔ３，Ｔ４はインバータ盤４に
設置し，プログラマブルコントローラＰＬＣにデジタル
信号を送信するように接続してある。
【０００８】 ＣＭＰはインバータ盤４に設置したコン
パレータで，トンネル内に設置した粉塵濃度を検出する
ダストセンサＤＳとプログラマブルコントローラＰＬＣ
の間においてダストセンサＤＳからプログラマブルコン
トローラＰＬＣへアナログ信号を送信するように接続し
てある。
パレータで，トンネル内に設置した粉塵濃度を検出する
ダストセンサＤＳとプログラマブルコントローラＰＬＣ
の間においてダストセンサＤＳからプログラマブルコン
トローラＰＬＣへアナログ信号を送信するように接続し
てある。
【０００９】 本発明は，以上の基本構成により，イン
バータによる可変速容量制御と商用運転回路による運転
を組み合わせ，１台のインバータユニットによる複数台
のモーター制御をプログラマブルコントローラ（シーケ
ンスコントローラ）で指令し，自動的に制御する。負荷
容量がインバータ定格容量まで達した時点（商用運転周
波数と同一）で，そのモーター，すなわち，モーターＭ
１の運転回路をインバータ運転回路６から商用運転回路
８に切替え，ショックレスで運転を継続させると同時
に，インバータ運転回路７は，もう１台のモーター，す
なわち，モーターＭ２に接続切替えする。１台のモータ
ーＭ１が商用運転，もう１台のモーターＭ２がインバー
タ可変速運転とすることで，連続的な容量制御が可能に
なる。なお，容量を下げるときは，この逆の制御を行
う。
バータによる可変速容量制御と商用運転回路による運転
を組み合わせ，１台のインバータユニットによる複数台
のモーター制御をプログラマブルコントローラ（シーケ
ンスコントローラ）で指令し，自動的に制御する。負荷
容量がインバータ定格容量まで達した時点（商用運転周
波数と同一）で，そのモーター，すなわち，モーターＭ
１の運転回路をインバータ運転回路６から商用運転回路
８に切替え，ショックレスで運転を継続させると同時
に，インバータ運転回路７は，もう１台のモーター，す
なわち，モーターＭ２に接続切替えする。１台のモータ
ーＭ１が商用運転，もう１台のモーターＭ２がインバー
タ可変速運転とすることで，連続的な容量制御が可能に
なる。なお，容量を下げるときは，この逆の制御を行
う。
【００１０】 上記の基本構成よりなる複数台モーター
可変速容量制御装置では，ダストセンサーＤＳがトンネ
ル内の粉塵濃度に応じて検出する信号がコンパレータＣ
ＭＰを経てプログラマブルコントローラＰＬＣに送信さ
れ，濃度が低い場合には，吸込側ファンモーターＭ１の
１台が低速，中速，高速のいずれかで自動運転され，粉
塵濃度が高い場合には，吸込側ファンモーターＭ１と吐
出側ファンモーターＭ2 の２台が低速，中速，高速のい
ずれかで自動運転される。
可変速容量制御装置では，ダストセンサーＤＳがトンネ
ル内の粉塵濃度に応じて検出する信号がコンパレータＣ
ＭＰを経てプログラマブルコントローラＰＬＣに送信さ
れ，濃度が低い場合には，吸込側ファンモーターＭ１の
１台が低速，中速，高速のいずれかで自動運転され，粉
塵濃度が高い場合には，吸込側ファンモーターＭ１と吐
出側ファンモーターＭ2 の２台が低速，中速，高速のい
ずれかで自動運転される。
【００１１】 次に，上記自動運転のプログラムフロー
を図２ないし図７にもとづいて説明すると，図２に示す
ように先ず，運転処理が行われ，次いで，速度選択処理
が行われる。その結果から動作選択が行われる。選択さ
れる動作は，低速→中速切替，中速→高速切替，
高速→中速切替，中速→低速切替の４動作に分かれ
る。
を図２ないし図７にもとづいて説明すると，図２に示す
ように先ず，運転処理が行われ，次いで，速度選択処理
が行われる。その結果から動作選択が行われる。選択さ
れる動作は，低速→中速切替，中速→高速切替，
高速→中速切替，中速→低速切替の４動作に分かれ
る。
【００１２】 の動作フローは，図３に示すように９
の部分で商用電源周波数（６０Ｈｚ／５０Ｈｚ）にイン
バータＩＮＶの周波数を上げる。すると，インバータ運
転信号がｏｆｆ，インバータフリーラン信号がｏｎにな
り，次いで，吸込側モーターインバータ駆動用コンタク
タＭＣ２がｏｆｆになる。そして，タイマーＴ２がスタ
ートし，１０の部分でインバータ運転回路６の残留電圧
を抜くタイムラグを経た後，吸込側モーター商用電源駆
動用コンタクタＭＣ１がｏｎになって，吸込側ファンモ
ーターＭ１が低速から中速に切替わるように運転され
る。このの動作では，ファンモーターＭ１がインバー
タ運転から商用運転に切替えられるとともに，ファンモ
ーターＭ２がインバータ運転される。
の部分で商用電源周波数（６０Ｈｚ／５０Ｈｚ）にイン
バータＩＮＶの周波数を上げる。すると，インバータ運
転信号がｏｆｆ，インバータフリーラン信号がｏｎにな
り，次いで，吸込側モーターインバータ駆動用コンタク
タＭＣ２がｏｆｆになる。そして，タイマーＴ２がスタ
ートし，１０の部分でインバータ運転回路６の残留電圧
を抜くタイムラグを経た後，吸込側モーター商用電源駆
動用コンタクタＭＣ１がｏｎになって，吸込側ファンモ
ーターＭ１が低速から中速に切替わるように運転され
る。このの動作では，ファンモーターＭ１がインバー
タ運転から商用運転に切替えられるとともに，ファンモ
ーターＭ２がインバータ運転される。
【００１３】 の動作フローは，図４に示すように１
１の部分でタイマーＴ３によりファンモーターＭ１の切
替時，同モーターＭ１の商用起動電流が下がるまでのタ
イムラグを経て吐出側モーターインバータ駆動用コンタ
クタＭＣ３がｏｎになり，商用電源→インバータ切替信
号がｏｎ，インバータ運転信号がｏｎ，インバーターフ
リーラン信号がｏｆｆになった後，商用電源→インバー
タ切替信号がｏｆｆになって，吐出側ファンモーターＭ
２が中速から高速に切替わるように運転される。
１の部分でタイマーＴ３によりファンモーターＭ１の切
替時，同モーターＭ１の商用起動電流が下がるまでのタ
イムラグを経て吐出側モーターインバータ駆動用コンタ
クタＭＣ３がｏｎになり，商用電源→インバータ切替信
号がｏｎ，インバータ運転信号がｏｎ，インバーターフ
リーラン信号がｏｆｆになった後，商用電源→インバー
タ切替信号がｏｆｆになって，吐出側ファンモーターＭ
２が中速から高速に切替わるように運転される。
【００１４】 の動作フローは，図５に示すようにイ
ンバータ運転信号がｏｆｆ，インバーターフリーラン信
号がｏｎになった後，吐出側モーターインバータ駆動用
コンタクタＭＣ３がｏｎになって，吐出側ファンモータ
ーＭ２が高速から中速に切替わるように運転される。
ンバータ運転信号がｏｆｆ，インバーターフリーラン信
号がｏｎになった後，吐出側モーターインバータ駆動用
コンタクタＭＣ３がｏｎになって，吐出側ファンモータ
ーＭ２が高速から中速に切替わるように運転される。
【００１５】 の動作フローは，図６に示すように吸
込側モーター商用電源駆動用コンタクタＭＣ１がｏｆｆ
になり，１２の部分で，タイマーＴ３がスタートし，イ
ンバータ運転回路７の残留電圧を抜くタイムラグを経て
吸込側モーターインバータ駆動用コンタクタＭＣ２がｏ
ｎになった後，商用電源→インバータ切替信号がｏｎ，
インバータ運転信号がｏｎ，インバータフリーラン信号
がｏｆｆになり，商用電源→インバータ切替信号がｏｆ
ｆになって，吸込側ファンモーターＭ１が中速から低速
に切替わるように運転される。このの動作では，ファ
ンモーターＭ２への電力が切られ，ファンモーターＭ１
が商用運転からインバータ運転に切替えられる。
込側モーター商用電源駆動用コンタクタＭＣ１がｏｆｆ
になり，１２の部分で，タイマーＴ３がスタートし，イ
ンバータ運転回路７の残留電圧を抜くタイムラグを経て
吸込側モーターインバータ駆動用コンタクタＭＣ２がｏ
ｎになった後，商用電源→インバータ切替信号がｏｎ，
インバータ運転信号がｏｎ，インバータフリーラン信号
がｏｆｆになり，商用電源→インバータ切替信号がｏｆ
ｆになって，吸込側ファンモーターＭ１が中速から低速
に切替わるように運転される。このの動作では，ファ
ンモーターＭ２への電力が切られ，ファンモーターＭ１
が商用運転からインバータ運転に切替えられる。
【００１６】 上記４動作のうち，の動作との動作
を組み合わせると，ファンモーターＭ１の１台運転から
ファンモーターＭ１，ファンモーターＭ２の２台運転に
変わり，の動作との動作を組み合わせると，ファン
モーターＭ１，ファンモーターＭ２の２台運転からファ
ンモーターＭ１の１台運転に変わる。
を組み合わせると，ファンモーターＭ１の１台運転から
ファンモーターＭ１，ファンモーターＭ２の２台運転に
変わり，の動作との動作を組み合わせると，ファン
モーターＭ１，ファンモーターＭ２の２台運転からファ
ンモーターＭ１の１台運転に変わる。
【００１７】 ファンモーターＭ１，ファンモーターＭ
２の運転を停止するフローは，図７に示すように停止ス
イッチをｏｎにし，その信号によりインバータ運転信号
をｏｆｆ，インバータフリーラン信号ｏｎにした後，前
記３つのコンタクタＭＣ１，ＭＣ２，ＭＣ３をｏｆｆに
する。
２の運転を停止するフローは，図７に示すように停止ス
イッチをｏｎにし，その信号によりインバータ運転信号
をｏｆｆ，インバータフリーラン信号ｏｎにした後，前
記３つのコンタクタＭＣ１，ＭＣ２，ＭＣ３をｏｆｆに
する。
【００１８】 上記発明の実施の形態の項では，ダスト
センサーＤＳからの信号で制御装置を自動運転する例を
示したが，本発明は，手動で制御装置を運転することも
あり，その場合は，操作盤からプログラマブルコントロ
ーラＰＬＣに信号を送信するようにする。
センサーＤＳからの信号で制御装置を自動運転する例を
示したが，本発明は，手動で制御装置を運転することも
あり，その場合は，操作盤からプログラマブルコントロ
ーラＰＬＣに信号を送信するようにする。
【００１９】 本発明の仕様例を示すと，次の通りであ
る。 (1) 品名 ：シングルインバータ盤 (2) 型式 ：ＲＥ−５５Ｓ (3) 適用ファン ：４００Ｖ ５０Ｋｗ×２ ファン (4) 電源 ：ＡＣ４００Ｖ ３φ １１０Ｋｗ (5) 出力 ：商用 ５５Ｋｗ インバータ ５５Ｋｗ (6) 保護構造 ：屋外自立型，防塵防雨 (7) 盤寸法 ：１２００Ｗ×５００Ｄ×１５００Ｈ (8) 重量 ：５００Ｋｇ
る。 (1) 品名 ：シングルインバータ盤 (2) 型式 ：ＲＥ−５５Ｓ (3) 適用ファン ：４００Ｖ ５０Ｋｗ×２ ファン (4) 電源 ：ＡＣ４００Ｖ ３φ １１０Ｋｗ (5) 出力 ：商用 ５５Ｋｗ インバータ ５５Ｋｗ (6) 保護構造 ：屋外自立型，防塵防雨 (7) 盤寸法 ：１２００Ｗ×５００Ｄ×１５００Ｈ (8) 重量 ：５００Ｋｇ
【００２０】 本発明装置により，５５Ｋｗ×２台のフ
ァンを実際に制御運転したところ，図８に示すように曲
線Ａが１台のファンの制御性能と２台のファンの制御性
能の切替となり，連続的な曲線Ｂで示すような性能が得
られた。
ァンを実際に制御運転したところ，図８に示すように曲
線Ａが１台のファンの制御性能と２台のファンの制御性
能の切替となり，連続的な曲線Ｂで示すような性能が得
られた。
【００２１】 上記発明の実施の形態の項では，１台の
インバータＩＮＶで２台のファンモーターを運転する例
を示したが，本発明は，これに限定されるものではな
く，１台のインバータＩＮＶで３台以上のモーターを運
転することもあり，その場合は，モーターが１台増すご
とにコンタクタを一対ずつ追加すればよい。また，本発
明は，複数のファンを制御運転するほか，複数のポン
プ，コンベア，振動機その他の機械の制御運転に実施す
ることもある。
インバータＩＮＶで２台のファンモーターを運転する例
を示したが，本発明は，これに限定されるものではな
く，１台のインバータＩＮＶで３台以上のモーターを運
転することもあり，その場合は，モーターが１台増すご
とにコンタクタを一対ずつ追加すればよい。また，本発
明は，複数のファンを制御運転するほか，複数のポン
プ，コンベア，振動機その他の機械の制御運転に実施す
ることもある。
【００２２】
【発明の効果】 本発明は，叙上のように構成したか
ら，次のような効果を奏する。 (1) １台のインバータを使用し，連続的な容量制御を行
えるため，装置を大幅にコストダウンできる。 (2) インバータからの発熱が少なく，冷却ファンを採用
したり，ケーシングを大きくしなくて済み，盤寸法を小
さくし，軽量にできるため，設置が容易になる。 (3) 高調波ノイズの発生がインバータ１台分で済むた
め，低減対策費用が半分になる。 (4) インバータ放熱によるエネルギー損失が少なくな
る。 (5) モーター始動は全てインバータで起動するため，ソ
フトスタートとなり，フリッカー（電圧陥没）が生じな
い。 (6) ＧＤ2 ，すなわち，はずみ車効果の大きい負荷の回
転数制御，例えば，振動ふるいなどは，始動トルクが大
きいため，８００％以上の始動電流が必要となるため，
インバータ容量を大きくする必要がある。このような場
合は，商用電源始動後にインバータ回転数制御が可能に
なり，インバータ容量を１／５にできる。
ら，次のような効果を奏する。 (1) １台のインバータを使用し，連続的な容量制御を行
えるため，装置を大幅にコストダウンできる。 (2) インバータからの発熱が少なく，冷却ファンを採用
したり，ケーシングを大きくしなくて済み，盤寸法を小
さくし，軽量にできるため，設置が容易になる。 (3) 高調波ノイズの発生がインバータ１台分で済むた
め，低減対策費用が半分になる。 (4) インバータ放熱によるエネルギー損失が少なくな
る。 (5) モーター始動は全てインバータで起動するため，ソ
フトスタートとなり，フリッカー（電圧陥没）が生じな
い。 (6) ＧＤ2 ，すなわち，はずみ車効果の大きい負荷の回
転数制御，例えば，振動ふるいなどは，始動トルクが大
きいため，８００％以上の始動電流が必要となるため，
インバータ容量を大きくする必要がある。このような場
合は，商用電源始動後にインバータ回転数制御が可能に
なり，インバータ容量を１／５にできる。
【図１】 本発明装置の基本構成を示す回路図である。
【図２】 本発明装置のプログラムフローを示す図であ
る。
る。
【図３】 上記プログラムフローによって選択された
の動作フローを示す図である。
の動作フローを示す図である。
【図４】 上記プログラムフローによって選択された
の動作フローを示す図である。
の動作フローを示す図である。
【図５】 上記プログラムフローによって選択された
の動作フローを示す図である。
の動作フローを示す図である。
【図６】 上記プログラムフローによって選択された
の動作フローを示す図である。
の動作フローを示す図である。
【図７】 本発明装置による制御運転を停止するフロー
を示す図である。
を示す図である。
【図８】 本発明装置の性能の一例を示す性能曲線図で
ある。
ある。
【図９】 従来装置の構成の一例を示す図である。
１ 吸込側ファン ２ 吐出側ファン ３ ダクト ４ インバータ盤 Ｍ１ 吸込側ファンモーター Ｍ２ 吐出側ファンモーター ＩＮＶ インバータ ５ 商用電源 ６ ファンモーターＭ１のインバータ運転回路 ７ ファンモーターＭ２のインバータ運転回路 ８ ファンモーターＭ１の商用運転回路 ＭＣ１ 吸込側モーター商用電源駆動用コンタクタ ＭＣ２ 吸込側モーターインバータ駆動用コンタクタ ＭＣ３ 吐出側モーターインバータ駆動用コンタクタ ＰＬＣ プログラマブルコントローラ Ｔ１ 吐出側モータースタートタイマ Ｔ２ インバータ→商用電源切替タイマ Ｔ３ 商用電源→インバータ切替タイマ Ｔ４ インターバルタイマ ＣＭＰ コンパレータ ＤＳ ダストセンサ
Claims (1)
- 【請求項１】 商用電源を１台のインバータを介して複
数台のモーターに接続し，これらのモーターのうち，１
台のモーターには，商用電源を直結し，インバータと各
モーターの接続回路及び上記商用電源の直結回路には，
プログラマブルコントローラからの信号で制御されるコ
ンタクタを接続し，商用電源が直結されたモーターの負
荷容量がインバータ定格容量まで達した時点で，同モー
ターをその運転回路がインバータ運転回路から商用運転
回路に切替えられるようにして運転し，残りのモーター
をインバータ運転回路で運転するようにプログラマブル
コントローラから各コンタクタへ信号を送信する回路を
設けてなる複数台モーター可変速容量制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10376040A JP2000184787A (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 複数台モ―タ―可変速容量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10376040A JP2000184787A (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 複数台モ―タ―可変速容量制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000184787A true JP2000184787A (ja) | 2000-06-30 |
Family
ID=18506479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10376040A Pending JP2000184787A (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | 複数台モ―タ―可変速容量制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000184787A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7207183B2 (en) | 2004-04-12 | 2007-04-24 | York International Corp. | System and method for capacity control in a multiple compressor chiller system |
| US7793509B2 (en) | 2004-04-12 | 2010-09-14 | Johnson Controls Technology Company | System and method for capacity control in a multiple compressor chiller system |
| CN102332668A (zh) * | 2011-07-29 | 2012-01-25 | 铜陵富仕三佳机械有限公司 | 一种基于开关量的信号集中传送装置 |
-
1998
- 1998-12-18 JP JP10376040A patent/JP2000184787A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7207183B2 (en) | 2004-04-12 | 2007-04-24 | York International Corp. | System and method for capacity control in a multiple compressor chiller system |
| US7661274B2 (en) | 2004-04-12 | 2010-02-16 | York International Corporation | System and method for capacity control in a multiple compressor chiller system |
| US7793509B2 (en) | 2004-04-12 | 2010-09-14 | Johnson Controls Technology Company | System and method for capacity control in a multiple compressor chiller system |
| CN102332668A (zh) * | 2011-07-29 | 2012-01-25 | 铜陵富仕三佳机械有限公司 | 一种基于开关量的信号集中传送装置 |
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