JP2000184784A - Pwmインバータ装置 - Google Patents

Pwmインバータ装置

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JP2000184784A
JP2000184784A JP10359274A JP35927498A JP2000184784A JP 2000184784 A JP2000184784 A JP 2000184784A JP 10359274 A JP10359274 A JP 10359274A JP 35927498 A JP35927498 A JP 35927498A JP 2000184784 A JP2000184784 A JP 2000184784A
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inverters
pwm
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Junichi Aoki
木 淳 一 青
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧の利用率を最大にした場合の波形歪
みによる電磁音や振動を抑制する。 【解決手段】 この発明は、回転磁界を生成する多相巻
線として複数の単相巻線を備えた交流電動機1を駆動す
るPWMインバータ装置に関する。複数の単相巻線のそ
れぞれに対し、電流基準Irおよび回転子位置検出信号
Rpに基づいて互いに位相差を有する電流指令Ir1〜
Ir8を生成する電流指令決定部4−1〜4−8と、電
流指令Ir1〜Ir8に従って対応する単相巻線に電流
を供給するインバータ3−1〜3−8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電動機を駆動
するPWMインバータ装置、特に複数の単相巻線によっ
て構成された多相巻線を有する交流電動機をPWM駆動
するPWMインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PWM(パルス幅変調)制御により3相
の交流電流を供給して3相交流電動機を駆動するPWM
インバータ装置は一般的に広く使用されている。
【0003】図5はこの種の従来の一般的なPWMイン
バータ装置を示したもので、PWMインバータ51は、
与えられた速度基準Nrと3相交流電動機(AM)50
の実際速度Nとの差すなわち速度偏差に基づいて3相電
流基準Irを生成する速度制御部52と、3相電流基準
Irと電流検出器56を介して検出される3相の電流検
出値Iとを各相毎に比較してその偏差を低減するような
3相の電流制御信号Scを生成する電流制御部53と、
3相の電流制御信号Scに基づいてPWM信号Spを生
成するPWM制御部54と、このPWM信号Spに基づ
いて交流電動機50を制御するインバータ部(INV)
55とを備えている。インバータ部55は3相の電流基
準Scに対応した交流電流を電動機50に供給するよう
に動作する。
【0004】一般に、PWMインバータが供給する交流
電流は滑らかな回転磁界を得るために正弦波が用いられ
ている。永久磁石電動機などのように単相巻線の誘起電
圧波形が方形波状となるような場合、電動機の誘起電圧
と直流電源電圧が接近したとき、インバータ部55が出
力する交流電圧のピーク値が電源電圧値に制限されるた
め、ピーク電流を流すための電圧が不足し容量不足とな
る場合がある。そのため、交流波形を正弦波とする代わ
りに方形波などにして電源電圧の利用率を向上させ、出
力容量を確保する方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の方法の
ように方形波などの波形の電流を電動機に流すと、その
電流波形に含まれる高調波成分により、電動機の固定子
鉄心が電磁振動を起こしたり、トルクリップルなどで振
動を生じたりすることがある。
【0006】したがって本発明の目的は、PWM制御に
より交流電動機を駆動する場合に、電源電圧の利用率を
最大にした場合の波形歪みによる電磁音や振動を抑制す
ることの可能なPWMインバータ装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、互いに独立した複数の単相
巻線を所定位相差をもって配置してなる多相巻線によっ
て回転磁界を生成する交流電動機を駆動するPWMイン
バータ装置において、複数の単相巻線のそれぞれに対し
それぞれ個別に設けられたPWM制御される複数のイン
バータと、これら複数のインバータに対応して設けら
れ、複数の単相巻線によって回転磁界を生成するため
に、共通の電流基準および交流電動機の回転子位置検出
信号に基づいて、互いに位相差を有する複数の電流指令
を生成し対応するインバータに与える電流指令決定部と
を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
PWMインバータ装置において、複数の単相巻線は複数
の極を有する回転磁界を生成するように互いに絶縁して
配置され、複数のインバータは電流指令に基づいて、そ
れぞれの出力交流電流の位相を交流電動機の回転により
単相巻線に発生する誘起電圧の位相に同期させ、それぞ
れの交流電流の位相順序を単相巻線の配置順序に合わせ
て回転磁界を生成するように電流を供給することを特徴
とする。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載のPWMインバータ装置において、電流指令決定
部は、電流基準に基づいて回転子位置検出信号から得ら
れた対応する単相巻線用の位相信号と隣合う単相巻線用
の位相信号とを用いて電流指令の立上りおよび立下りの
傾きを決定する手段を備えており、インバータはそれぞ
れ、対応する電流指令決定部から与えられた電流指令と
出力交流電流の検出値との差を減少させるための電流制
御信号を生成する電流制御部と、この電流制御部によっ
て生成された電流制御信号に基づきPWM信号を生成す
るPWM制御部と、このPWM制御部によって生成され
たPWM信号によって駆動され、直流を交流に変換して
単相の交流電流を出力するインバータ部とからなってい
ることを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項2に記載の
PWMインバータにおいて、電流指令決定手段は、電流
基準および回転子位置検出信号に基づいて、電流指令と
単相巻線の誘起電圧との積の波形が台形波となり、か
つ、電流指令と誘起電圧の積の波形の立上りあるいは立
下りによるリップルと、その単相巻線と隣合う単相巻線
の電流指令と誘起電圧の積の波形の立下りあるいは立上
りによるリップルとが互いに打消し合うように電流指令
を決定することを特徴とする。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項1に記載の
PWMインバータ装置において、交流電動機の速度偏差
に基づいてそれを減少させるための電流基準を生成し、
その電流基準を回転子位置検出信号とともに電流指令決
定部のそれぞれに与える速度制御部を備えたことを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は請求項1,2,5に係る発
明の実施形態(基本形)を示すものである。図1におい
て、交流電動機(AM)1はそれぞれ独立した複数(本
実施形態では8個)の単相巻線を備えている。これら複
数の単相巻線は全て独立(絶縁)した単相巻線として構
成され、各単相巻線が発生する交番磁界により複数の極
を形成して回転磁界を発生するように順次所定の角度位
置だけずらした位置に配置される。交流電動機1の回転
子位置を位置検出器2によって検出し、その位置検出信
号Rpを速度制御部5に導入する。交流電動機1の複数
の単相巻線にはそれぞれ各巻線毎に設けられた固有の単
相インバータ3−1〜3−8から互いに所定の位相差お
よび波形を有する単相交流電流I1〜I8が供給され
る。各インバータ3−1〜3−8にはそれぞれ固有の電
流指令決定部4−1〜4−8が設けられれており、各イ
ンバータは対応する電流指令決定部から出力される電流
指令Ir1〜Ir8に従った電流I1〜I8を電動機1
の対応する単相巻線に供給する。
【0013】速度制御部5は、外部から与えられる速度
基準Nrと、位置検出信号Rpに基づいて検出される電
動機1の実際速度Nとの差すなわち速度偏差を無くすた
めの電流基準Irを生成し、これを位置検出信号Rpと
ともに各電流指令決定部4−1〜4−8に送出する。
【0014】電流指令決定部4−1〜4−8は、電動機
1に回転磁界を発生させるために、多相交流に対応する
所定の位相差を有する各インバータ(つまり、各巻線)
に固有の、波形(すなわち瞬時値)を考慮した電流基準
Ir1〜Ir8を生成する。各インバータ3−1〜3−
8は互いに他のインバータに関わりなくそれぞれ個別に
PWM制御を行い、それぞれ電流基準Ir1〜Ir8に
対応した単相の交流電流I1〜I8を交流電動機1の対
応する単相巻線に供給して回転磁界を発生させ交流電動
機1を回転させる。
【0015】本実施形態においては、交流電動機1の各
単相巻線に供給される交流電流は、交流電動機1が回転
したときにその単相巻線に発生する誘起電圧の位相に同
期し、それぞれの交流電流の位相順序が各単相巻線の配
置順序に合わせて回転磁界を生成するように供給され
る。
【0016】本実施形態によれば、個々のインバータ3
−1〜3−8は交流電動機1の容量と比較して小容量の
ものでよく、そのため個々のインバータから供給する交
流電流のリップル電流により交流電動機1の巻線から発
生する電磁音の振幅を小さくすることができる。また、
大容量の交流電動機の場合、単相巻線の数を数百個にし
て、それに対応する数百台のインバータから電流を供給
するように構成することも可能である。こうすることに
より、交流電動機の1巻線当りの容量を小さくし、誘起
電圧を電源電圧に対して低くすることができるため、容
量不足による電流波形歪みの影響を受けにくくすること
ができる。
【0017】さらに、単相巻線の数を多くすることによ
り、一部のインバータが故障してもその故障したインバ
ータを切離すことにより、装置全体の運転を実質的に支
障なく継続させることができる。
【0018】図2は、請求項3に係る発明の実施形態の
要部を示すものである。ここでは複数のインバータ3−
1〜3−8および複数の電流指令決定部4−1〜4−8
の内部構成の具体例を示すものである。図示のごとく、
電流指令決定部4−1〜4−8は、位置検出信号Rpに
基づいて自己相の巻線に通電すべき位相を演算する位相
演算部41と、電流基準Irおよび位相演算部41で算
出された位相に基づいて自己相の電流指令Ir1〜Ir
8を生成する電流指令演算部42とからなっている。こ
れに対して、インバータ3−1〜3−8は、電流検出器
34、電流指令決定部から与えられた電流指令Ir1〜
Ir8と電流検出器34を介して検出された単相の交流
電流検出値I1〜I8とを比較しその偏差から形成され
る電流制御信号Scを出力する電流制御部31、電流制
御信号Scに基づいてパルス幅変調制御のためのPWM
信号Spを出力するPWM制御部32、およびPWM信
号Spに基づいて直流を交流に変換し単相の交流電流I
1〜I8を交流電動機1の対応する単相巻線に供給する
インバータ部33からなっている。
【0019】上記構成により、インバータ3−1〜3−
8に電流指令Ir1〜Ir8が入力されると、電流制御
部31から交流電流検出値I1〜I8との差すなわち電
流偏差を減少させるように電流制御信号Scが出力さ
れ、それに対応してPWM制御部32からPWM信号S
pが出力される。これにより、インバータ部33から交
流電動機1の対応する単相巻線に対し、電流指令Ir1
〜Ir8に対応した単相の交流電流I1〜I8が供給さ
れる。
【0020】この場合、電流指令演算部42からインバ
ータ3−1〜3−8に与えられる電流指令Ir1〜Ir
8の各位相は、交流電動機1が回転したときに各インバ
ータ3−1〜3−8が接続された単相巻線に発生する誘
起電圧の位相に同期し、それぞれの電流指令Ir1〜I
r8の位相順序は各単相巻線の配置順序に合わせて回転
磁界を生成するような位相順序で供給され、しかも各イ
ンバータ3−1〜3−8の電流指令はそれぞれ個別に生
成される。
【0021】図3は図2の実施形態における動作波形の
説明図である。同図(a)〜(c)に示すように、電流
指令決定部4−1〜4−8は速度制御部5から与えられ
る位置検出信号Rpに基づいて自己相の通電位相を演算
し位相信号を生成する。図示のごとく電流指令決定部4
−1〜4−8で決定される位相は巻線相数に応じて所定
位相ずつ順次ずれている。電動機1の単相巻線の誘起電
圧波形が同図(d),(e)の実線のように方形波であ
るとした場合、電流指令を同図(f),(g)の実線の
ような台形波とすることにより、各インバータが出力す
る電流リップル(つまりは、トルクリップル)は各相間
で打消し合い、全体として低減させることができる。よ
り詳細には、ある相の電流絶対値の減少過程とそれに隣
接する相の電流絶対値の増加過程とが重なって電流立ち
上がりおよび立ち下がりに伴う電流リップルを相殺させ
ることができる。このようにして、各インバータが個別
に電流指令決定部を持ち、他のインバータの電流リップ
ルを打消し合うように設定することが可能となるため、
全体として電流リップルの高調波成分による振動を減少
させることができる。同図(h)は、誘起電圧×電流指
令に対応する合成トルクを示すものであり、実線は第1
相の誘起電圧(図3(d)参照)と第1相の電流指令
(図3(f)参照)との積に対応する波形であることが
分かる。これらの合成トルクを各相について合成したも
のが交流電動機1としてのトルクとなる。なお、図3の
一点鎖線で示した波形については後述する。
【0022】図4は請求項4に係る発明の実施形態の要
部を示すものである。この実施形態の特徴は電流指令決
定部4−1〜4−8の内部構成にあり、インバータ3−
1〜3−8は図2のものと同様である。図4の電流指令
決定部4−1〜4−8は、交流電動機1の単相巻線に発
生させるべき誘起電圧波形を予め記憶している波形デー
タ記億部43、波形データ記憶部43に記憶された一連
の波形データを位置検出信号Rpに同期して各位相点で
サイクリックに読出すデータ読出部44、および読み出
した波形データと電流基準Irとの積の波形が台形とな
るような電流指令Ir1〜Ir8を演算する電流指令演
算部42からなっている。
【0023】上記構成によれば、交流電動機1の単相巻
線の誘起電圧が任意の波形(例えば図3における一点鎖
線の波形)の場合にも電圧と電流の積が図3に示す台形
波となるように電流指令(図3(f),(g)における
一点鎖線の波形)を決定し、各インバータ3−1〜3−
8が接続された単相巻線に発生する誘起電圧と出力電流
の積のリップル(トルクリップル)が他のインバータの
トルクリップルによって互いに打消し合うように設定す
ることが可能となり、全体としてトルクリップルの高調
波成分による振動を減少させることができる。ここで、
トルクリップルの相殺であるが、図3に示すごとく、あ
る相のトルクの増加過程が隣接相のトルクの減少過程と
時間的に重なり、両トルクの和がその間一定になるよう
にすることにより1サイクル全体にわたってトルクリッ
プルなしにすることができる。
【0024】交流電動機1の単相巻線の数を増やすと各
巻線間の位相差が小さくなるため、前述の台形波を次第
に方形波に近づかせることができ、電源電圧の利用率を
向上させ出力容量をさらに大きくとることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明のインバータ装置によれば、複数
のPWMインバータから複数の単相交流電流を供給して
交流電動機を駆動することが可能となり、電圧利用率を
高くしたときの各PWMインバータの電流波形の歪みに
よるトルクリップルを各相間で打消し合うことにより、
電動機の振動を抑制することができる。また、一部のP
WMインバータが故障した場合でも故障したPWMイン
バータを切離して実質的に支障の無い運転を継続するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2,5に係る発明によるPWMイン
バータ装置の実施形態を示すブロック図。
【図2】請求項3に係る発明によるPWMインバータ装
置の実施形態を示すブロック図。
【図3】図2および図4のPWMインバータ装置におけ
る動作波形の説明図。
【図4】請求項4に係る発明によるPWMインバータ装
置の実施形態を示すブロック図。
【図5】従来の一般的なPWMインバータ装置のブロッ
ク図。
【符号の説明】
1 交流電動機 2 位置検出器 3−1〜3−8 インバータ 4−1〜4−8 電流指令決定部 5 速度制御部 31 電流制御部 32 PWM制御部 33 インバータ部 34 電流検出器 41 位相差検出部 42 電流指令演算部 43 波形データ記憶部 44 データ読出部
フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 BB06 DA03 DA05 DB02 DB12 EA02 5H575 BB04 DD03 DD05 DD06 GG02 GG04 HB01 HB20 JJ17 KK06 LL01 LL22 LL31 MM12 5H576 BB04 DD02 DD04 DD05 EE11 GG02 GG04 HB01 HB05 JJ17 KK06 LL01 LL22 LL41 MM11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに独立した複数の単相巻線を所定位相
    差をもって配置してなる多相巻線によって回転磁界を生
    成する交流電動機を駆動するPWMインバータ装置にお
    いて、 前記複数の単相巻線のそれぞれに対しそれぞれ個別に設
    けられたPWM制御される複数のインバータと、 これら複数のインバータに対応して設けられ、前記複数
    の単相巻線によって回転磁界を生成するために、共通の
    電流基準および前記交流電動機の回転子位置検出信号に
    基づいて、互いに位相差を有する複数の電流指令を生成
    し対応するインバータに与える電流指令決定部と、 を備えたことを特徴とするPWMインバータ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のPWMインバータ装置に
    おいて、前記複数の単相巻線は複数の極を有する回転磁
    界を生成するように互いに絶縁して配置され、前記複数
    のインバータは前記電流指令に基づいて、それぞれの出
    力交流電流の位相を前記交流電動機の回転により前記単
    相巻線に発生する誘起電圧の位相に同期させ、それぞれ
    の交流電流の位相順序を前記単相巻線の配置順序に合わ
    せて前記回転磁界を生成するように電流を供給すること
    を特徴とするPWMインバータ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のPWMインバー
    タ装置において、 前記電流指令決定部は、前記電流基準に基づいて前記回
    転子位置検出信号から得られた対応する単相巻線用の位
    相信号と隣合う単相巻線用の位相信号とを用いて電流指
    令の立上りおよび立下りの傾きを決定する手段を備えて
    おり、 前記インバータはそれぞれ、対応する電流指令決定部か
    ら与えられた電流指令と出力交流電流の検出値との差を
    減少させるための電流制御信号を生成する電流制御部
    と、この電流制御部によって生成された電流制御信号に
    基づきPWM信号を生成するPWM制御部と、このPW
    M制御部によって生成されたPWM信号によって駆動さ
    れ、直流を交流に変換して単相の交流電流を出力するイ
    ンバータ部とからなっていることを特徴とするPWMイ
    ンバータ装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のPWMインバータにおい
    て、前記電流指令決定手段は、前記電流基準および前記
    回転子位置検出信号に基づいて、前記電流指令と前記単
    相巻線の誘起電圧との積の波形が台形波となり、かつ、
    前記電流指令と誘起電圧の積の波形の立上りあるいは立
    下りによるリップルと、その単相巻線と隣合う単相巻線
    の電流指令と誘起電圧の積の波形の立下りあるいは立上
    りによるリップルとが互いに打消し合うように電流指令
    を決定することを特徴とするPWMインバータ装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のPWMインバータ装置に
    おいて、交流電動機の速度偏差に基づいてそれを減少さ
    せるための電流基準を生成し、その電流基準を前記回転
    子位置検出信号とともに前記電流指令決定部のそれぞれ
    に与える速度制御部を備えたことを特徴とするPWMイ
    ンバータ装置。
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