JP2000181903A - 計算装置及び記憶媒体 - Google Patents

計算装置及び記憶媒体

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JP2000181903A
JP2000181903A JP10359619A JP35961998A JP2000181903A JP 2000181903 A JP2000181903 A JP 2000181903A JP 10359619 A JP10359619 A JP 10359619A JP 35961998 A JP35961998 A JP 35961998A JP 2000181903 A JP2000181903 A JP 2000181903A
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regression
function
formula
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JP10359619A
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English (en)
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Tomohiro Sudo
智浩 須藤
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 回帰計算により求めた回帰数式またはユーザ
が入力した数式と、実測値との誤差を演算、解析するこ
とにより、最適な回帰数式を求める。 【解決手段】 CPU2は、まず、統計データが入力さ
れると、対応する座標を表示部4上にプロットして、複
数の回帰モデル式に基づく回帰計算を連続して実行し、
各回帰数式をRAM6に格納するとともに、そのグラフ
を順次表示する。次いで、実測値データ毎に、回帰デー
タとの誤差を計算し、算出した全ての誤差の平均値を各
回帰数式毎に計算してRAM6に格納する。入力部3の
最適回帰数式選択キーが入力された場合は、RAM6に
格納された全ての回帰数式の内、誤差の平均値が最小と
なる回帰数式を読み出して表示部4に表示させ、選択キ
ーが入力されなかった場合は、RAM6に格納されてい
る全ての回帰数式を、誤差の平均値の小さい順に並び替
えて、その誤差の平均値とともに一覧表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算装置及び記憶
媒体に係り、詳細には、回帰計算により求めた回帰数式
またはユーザが入力した数式と、実測値との誤差を演
算、解析可能な計算装置及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータによって実行さ
れるソフトウェアには、実験等により得たデータを解析
してそのデータの示す点を座標上に描画し、更にそのデ
ータに最も合う直線や曲線を示す関数を算出してそのグ
ラフを描画するといった回帰計算機能を有するものが開
発されている。また、関数演算機能やグラフ描画機能を
備えた小型電子計算機においても、上述のソフトウェア
と同様の回帰計算機能を持つものが開発されている。
【0003】回帰計算とは、複数の要素を各々有する二
つの集合について、各集合を構成する各要素を解析し
て、それらの集合の相関を示す関数を求める計算であ
る。
【0004】従来の回帰計算機能において、入力された
複数の統計データに対して回帰計算を実行する際に、ユ
ーザが回帰モデル式(y=ax+b等)または回帰名
(line回帰等)の選択を行い、選択された回帰モデ
ル式または回帰名に基づいて最小二乗法等を利用して、
複数の統計データの組に対してそれを最もよく近似する
係数値を決定することにより、直線や曲線の関数式(以
下回帰数式と呼ぶ。)を求めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回帰計算機能において回帰計算を実行する際に、ユーザ
が複数の回帰モデル式または回帰名の中から最適でない
ものを選択した場合、回帰数式を求める意味がなくなる
という問題があった。また、自分が選択した回帰モデル
式または回帰名が最適か否かを判断することができず、
さらに、求めた回帰数式と、実際に入力した複数の実測
値からなる統計データとが、どの程度正確に一致してい
るのかを評価することもできないため、従来の回帰計算
機能を有する計算機等は、数学の授業等における回帰計
算の考え方の学習に利用できないという問題があった。
【0006】本発明の課題は、回帰計算により求めた回
帰数式またはユーザが入力した数式と、実測値との誤差
を演算、解析することにより、最適な回帰数式を求める
ことが可能な計算装置及び記憶媒体を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を達成するために、次のような特徴を備えている。な
お、各要素毎に付した符号等は、後述する図面参照符号
等である。請求項1記載の発明は、二つの集合の相関を
示す関数の基準として利用されるモデル数式及び当該モ
デル数式の名称を複数記憶するモデル数式記憶手段と
(図1の7)、前記モデル数式記憶手段に記憶されたモ
デル数式を順次読み出し、各モデル数式に基づいて複数
の数値を要素とする二つの集合の相関を示す関数を複数
算出する関数算出手段と(図1の2;図2のステップS
5)、前記二つの集合の内の一方の集合を構成する要素
を示す数値と、他方の集合を構成する要素を前記関数算
出手段によって求められた関数に代入して算出した数値
との誤差の平均値を各関数毎に算出する平均誤差算出手
段と(図1の2;図2のステップS7,S8)、 前記
複数の関数、または当該複数の関数の基準として利用さ
れた複数のモデル数式の名称と、前記複数の関数に対応
する誤差の平均値とを、誤差の平均値の大小関係に基づ
いて一覧表示する表示手段と(図1の4;図2のステッ
プS16)、を備えることを特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、モデル数式
記憶手段は、二つの集合の相関を示す関数の基準として
利用されるモデル数式及び当該モデル数式の名称を複数
記憶し、関数算出手段は、前記モデル数式記憶手段に記
憶されたモデル数式を順次読み出し、各モデル数式に基
づいて複数の数値を要素とする二つの集合の相関を示す
関数を複数算出し、平均誤差算出手段は、前記二つの集
合の内の一方の集合を構成する要素を示す数値と、他方
の集合を構成する要素を前記関数算出手段によって求め
られた関数に代入して算出した数値との誤差の平均値を
各関数毎に算出し、表示手段は、前記複数の関数、また
は当該複数の関数の基準として利用された複数のモデル
数式の名称と、前記複数の関数に対応する誤差の平均値
とを、誤差の平均値の大小関係に基づいて一覧表示す
る。
【0009】また、請求項6記載の記憶媒体は、回帰演
算処理を行うプログラムを格納した記憶媒体であって、
二つの集合の相関を示す関数の基準として利用されるモ
デル数式及び当該モデル数式の名称を複数モデル数式記
憶手段に記憶するためのコンピュータが実行可能なプロ
グラムコードと、記憶されたモデル数式を順次読み出
し、各モデル数式に基づいて複数の数値を要素とする二
つの集合の相関を示す関数を複数算出するためのコンピ
ュータが実行可能なプログラムコードと、前記二つの集
合の内の一方の集合を構成する要素を示す数値と、他方
の集合を構成する要素を求められた関数に代入して算出
した数値との誤差の平均値を各関数毎に算出するための
コンピュータが実行可能なプログラムコードと、前記複
数の関数、または当該複数の関数の基準として利用され
た複数のモデル数式の名称と、前記複数の関数に対応す
る誤差の平均値とを、誤差の平均値の大小関係に基づい
て一覧表示するためのコンピュータが実行可能なプログ
ラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴
としている。
【0010】この請求項6記載の発明によれば、プログ
ラムコードによりコンピュータは、二つの集合の相関を
示す関数の基準として利用されるモデル数式及び当該モ
デル数式の名称を複数モデル数式記憶手段に記憶し、記
憶されたモデル数式を順次読み出し、各モデル数式に基
づいて複数の数値を要素とする二つの集合の相関を示す
関数を複数算出し、前記二つの集合の内の一方の集合を
構成する要素を示す数値と、他方の集合を構成する要素
を求められた関数に代入して算出した数値との誤差の平
均値を各関数毎に算出し、前記複数の関数、または当該
複数の関数の基準として利用された複数のモデル数式の
名称と、前記複数の関数に対応する誤差の平均値とを、
誤差の平均値の大小関係に基づいて一覧表示する。
【0011】したがって、関数算出手段によってモデル
数式記憶手段に記憶された複数のモデル数式に基づく回
帰計算を連続して実行して複数の関数、つまり回帰数式
を算出し、平均誤差算出手段によって統計データと、回
帰データとの誤差を計算して、算出した全ての誤差の平
均値を各回帰数式毎に計算し、全ての回帰数式を、平均
誤差の小さい順に並び替えて、その平均誤差とともに表
示手段に一覧表示することができるため、回帰数式と誤
差の関係を視覚的に容易に確認することができ、算出し
た回帰数式と、統計データとが、どの程度正確に一致し
ているのかを評価することが可能となる。
【0012】また、請求項2記載の発明のように、請求
項1記載の計算装置において、前記表示手段は、前記関
数算出手段によって算出された複数の関数の内、前記平
均誤差算出手段によって算出された誤差の平均値が最小
となる関数、または当該関数の基準として利用されたモ
デル数式の名称のみを表示する(図1の4;図2のステ
ップS13,ステップS14)ことを特徴とする構成と
してもよい。
【0013】この請求項2記載の発明によれば、算出さ
れた全ての回帰数式の内、誤差の平均値が最小となる回
帰数式を表示手段に表示することができるため、容易に
最適回帰数式を求めることができ、実用性の高い計算装
置を実現できる。
【0014】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2に記載の計算装置において、所定の2次元の座標
系にプロットされた複数の点を通る線を描画する線描画
手段と(図1の4;図5のステップS103)、前記線
描画手段によって描画された線上の複数の点の2次元座
標値を対応する要素として構成される2つの集合を算出
する集合算出手段と(図1の2;図5のステップS10
5,S106)、を更に備えたことを特徴としている。
【0015】この請求項3記載の発明によれば、線描画
手段は所定の2次元の座標系にプロットされた複数の点
を通る線を描画し、集合算出手段は、前記線描画手段に
よって描画された線上の複数の点の2次元座標値を対応
する要素として構成される2つの集合を算出する。
【0016】したがって、線描画手段によって表示手段
にプロットされた複数の点を通る線を描画し、集合算出
手段によって、その線を構成する各点の座標値を計算
し、算出した全座標値に対して回帰計算を実行すること
ができるため、直感的な線描画で数式のグラフを入力
し、その入力された数式に対する回帰計算を行うことが
でき、極めて誤差の小さい回帰数式が得られる計算装置
を実現できる。
【0017】請求項4記載の発明は、複数の数値を要素
とする二つの集合の相関を示す関数式を入力する関数式
入力手段と(図1の3;図7のステップS203)、前
記二つの集合の内の一方の集合を構成する要素を示す数
値と、他方の集合を構成する要素を前記関数式入力手段
によって入力された関数式に代入して算出した数値との
誤差の平均値を算出する平均誤差算出手段と(図1の
2;図7のステップS205)、前記関数式入力手段に
よって入力された関数式、当該関数式のグラフ、及び前
記平均誤差算出手段によって算出された誤差の平均値を
表示する表示手段と(図1の4;図7のステップS20
6)、を備えることを特徴としている。
【0018】この請求項4記載の発明によれば、関数式
入力手段は、複数の数値を要素とする二つの集合の相関
を示す関数式を入力し、平均誤差算出手段は、前記二つ
の集合の内の一方の集合を構成する要素を示す数値と、
他方の集合を構成する要素を前記関数式入力手段によっ
て入力された関数式に代入して算出した数値との誤差の
平均値を算出し、表示手段は、前記関数式入力手段によ
って入力された関数式、当該関数式のグラフ、及び前記
平均誤差算出手段によって算出された誤差の平均値を表
示する。
【0019】また、請求項7記載の記憶媒体は、回帰演
算処理を行うプログラムを格納した記憶媒体であって、
複数の数値を要素とする二つの集合の相関を示す関数式
を入力するためのコンピュータが実行可能なプログラム
コードと、前記二つの集合の内の一方の集合を構成する
要素を示す数値と、他方の集合を構成する要素を入力さ
れた関数式に代入して算出した数値との誤差の平均値を
算出するためのコンピュータが実行可能なプログラムコ
ードと、入力された関数式、当該関数式のグラフ、及び
算出された誤差の平均値を表示するためのコンピュータ
が実行可能なプログラムコードと、を含むプログラムを
格納したことを特徴としている。
【0020】この請求項7記載の発明によれば、プログ
ラムコードによりコンピュータは、複数の数値を要素と
する二つの集合の相関を示す関数式を入力し、前記二つ
の集合の内の一方の集合を構成する要素を示す数値と、
他方の集合を構成する要素を入力された関数式に代入し
て算出した数値との誤差の平均値を算出し、入力された
関数式、当該関数式のグラフ、及び算出された誤差の平
均値を表示する。
【0021】したがって、関数式入力手段により複数の
数値を要素とする二つの集合の相関を示す関数式を入力
し、平均誤差算出手段により前記二つの集合の内の一方
の集合を構成する要素を示す数値と、他方の集合を構成
する要素を前記関数式入力手段によって入力された関数
式に代入して算出した数値との誤差の平均値を算出する
ことができるため、最適な回帰数式を探し出すまで、関
数式入力手段により何度も任意の数式を入力することが
でき、回帰計算について学習しながら最適回帰数式を求
めることができる。
【0022】請求項5記載の発明は、複数の数値を要素
とする二つの集合の相関を示す関数式の係数値を変更す
る係数変更手段と(図1の3;図9のステップS30
8,S309)、前記二つの集合の内の一方の集合を構
成する要素を示す数値と、他方の集合を構成する要素を
前記係数変更手段によって係数値が変更された関数式に
代入して算出した数値との誤差の平均値を算出する平均
誤差算出手段と(図1の2;図9のステップS31
2)、前記係数変更手段によって係数値が変更されると
同時に、当該係数値が変更された関数式のグラフ、及び
算出された誤差の平均値を表示する表示手段と(図1の
4;図9のステップS313)、を備えることを特徴と
している。
【0023】この請求項5記載の発明によれば、係数変
更手段は、複数の数値を要素とする二つの集合の相関を
示す関数式の係数値を変更し、平均誤差算出手段は、前
記二つの集合の内の一方の集合を構成する要素を示す数
値と、他方の集合を構成する要素を前記係数変更手段に
よって係数値が変更された関数式に代入して算出した数
値との誤差の平均値を算出し、表示手段は、前記係数変
更手段によって係数値が変更されると同時に、当該係数
値が変更された関数式のグラフ、及び算出された誤差の
平均値を表示する。
【0024】また、請求項8記載の記憶媒体は、回帰演
算処理を行うプログラムを格納した記憶媒体であって、
複数の数値を要素とする二つの集合の相関を示す関数式
の係数値を変更するためのコンピュータが実行可能なプ
ログラムコードと、前記二つの集合の内の一方の集合を
構成する要素を示す数値と、他方の集合を構成する要素
を係数値が変更された関数式に代入して算出した数値と
の誤差の平均値を算出するためのコンピュータが実行可
能なプログラムコードと、係数値が変更されると同時
に、当該係数値が変更された関数式のグラフ、及び算出
された誤差の平均値を表示するためのコンピュータが実
行可能なプログラムコードと、を含むプログラムを格納
したことを特徴としている。
【0025】この請求項8記載の発明によれば、プログ
ラムコードによりコンピュータは、複数の数値を要素と
する二つの集合の相関を示す関数式の係数値を変更し、
前記二つの集合の内の一方の集合を構成する要素を示す
数値と、他方の集合を構成する要素を係数値が変更され
た関数式に代入して算出した数値との誤差の平均値を算
出し、係数値が変更されると同時に、当該係数値が変更
された関数式のグラフ、及び算出された誤差の平均値を
表示する。
【0026】したがって、係数変更手段によって係数値
が変更されると同時に、表示手段に当該係数値が変更さ
れた関数式のグラフ、及び算出された誤差の平均値が表
示されるため、係数値が変更された関数式のグラフ表示
を確認しながら再度係数値を変更することができ、より
正確な回帰数式を効率よく求めることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を参照して本
発明に係る計算装置1の実施の形態を詳細に説明する。
【0028】まず構成を説明する。図1は、本発明を適
用した計算装置1の内部構成を示すブロック図である。
この図1において、計算装置1は、CPU(Central P
rocessing Unit)2、入力部3、表示部4、表示駆動回
路5、RAM(Random Access Memory)6、ROM
(Read Only Memory)7、記憶装置8及び記憶媒体9
によって構成されている。
【0029】CPU2は、入力部3を介して入力される
指示に基づいて、ROM7または記憶媒体9から所定の
プログラムを読み出してRAM6に一時格納し、当該プ
ログラムに基づく各種処理を実行して計算装置1の各部
を集中制御する。すなわち、CPU2は、前記読み出し
た所定プログラムに基づいて各種処理を実行し、その処
理結果をRAM6に格納するとともに、表示駆動回路5
を介して表示部4に表示させる。また、入力部3を介し
て入力される指示に基づいて、前記処理結果を記憶装置
8を介して記憶媒体9に保存させる。
【0030】CPU2は、後述する回帰数式並び替え処
理(図2参照)において、まず、ユーザの入力部3のキ
ーボードによる実験結果等の実測値データ(例えば、
(1,0.7),(2.44,7.45),(4.65,7.51)等の座標
データ)からなる統計データの入力を待機し、当該統計
データに対応する座標を表示部4上にプロットして表示
する。次いで、CPU2は、ROM7に格納されている
複数の回帰モデル式に基づく回帰計算を連続して実行
し、算出された各回帰数式をRAM6に格納するととも
に、各回帰数式のグラフを順次表示部4に表示する。そ
して、CPU2は、入力された統計データを構成する実
測値データ毎に、実測値データと、算出した回帰数式の
グラフ上の回帰データとの誤差を計算し、算出した全て
の誤差の平均値である平均誤差を各回帰数式毎に算出し
てRAM6に格納する。
【0031】その後、CPU2は、入力部3の最適回帰
数式選択キーが入力されたか否かを判別し、入力された
場合は、RAM6に格納された全ての回帰数式の内、平
均誤差が最小となる回帰数式を読み出し、表示部4に表
示させる(図4(c)参照)。最適回帰数式選択キーが
入力されなかった場合は、CPU2は、RAM6に格納
された全ての回帰数式を、平均誤差の小さい順に並び替
えて、その平均誤差とともに表示部4に一覧表示する
(図3(e)参照)。
【0032】入力部3は、文字入力キー、数字入力キ
ー、上下左右移動キー、最適回帰数式選択キー、及び各
種機能キー等によって構成されるキーボードを備え、押
下されたキーの押下信号をCPU2に出力する。
【0033】表示部4は、LCD(Liquid Crystal D
isplay)等により構成され、例えば、縦64ドット×横
96ドットのドットマトリクスで構成されるもので、表
示駆動回路5から入力される駆動信号に基づく各種表示
を行う。表示駆動回路5は、CPU2から入力される表
示データ、描画データに基づく駆動信号を生成して、表
示部4の表示制御を行う。
【0034】RAM6は、指定されたアプリケーション
プログラム、入力指示、入力データ及び処理結果等を一
時格納する。
【0035】ROM7は、計算装置1に対応する基本プ
ログラムを格納している。すなわち、計算装置1の電源
がON状態にされた際に実行する初期表示メニュープロ
グラム、各種関数演算プログラム等の書き換え不要な基
本プログラムを記憶し、更に、入力された複数の統計デ
ータに対する回帰数式の基準となる複数の回帰モデル式
(y=ax+b等)または回帰名(line回帰等)、
回帰数式並び替え処理プログラムなどを記憶している。
【0036】なお、この回帰数式並び替え処理プログラ
ム、及び各種処理プログラムなどは、記憶媒体9に予め
記憶される構成にしてもよい。
【0037】記憶装置8は、プログラムやデータ等を記
憶する記憶媒体9を有しており、この記憶媒体9は磁気
的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリで構成され
ている。この記憶媒体9は記憶装置8に固定的に設けた
もの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記
憶媒体9には当該計算装置1に対応する各種処理プログ
ラム及び各処理プログラムで処理されたデータ等を記憶
する。
【0038】また、この記憶媒体9に記憶するプログラ
ム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機
器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信
回線等を介して接続された他の機器側に前記記憶媒体9
を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体9に記憶されて
いるプログラム、データ等を通信回線を介して使用する
構成にしてもよい。
【0039】次に動作を説明する。図2は、CPU2に
より実行される回帰数式並び替え処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【0040】図2において、CPU2は、まず、ユーザ
により入力部3のキーボードによって統計データの入力
を待機し(ステップS1)、ユーザによって統計データ
が入力されると、当該統計データに対応する座標を表示
部4上にプロットして表示する(ステップS2)。次い
で、CPU2は、ROM7に格納されている複数の回帰
モデル式に基づいて回帰計算を連続して実行する(ステ
ップS3)。ここで、CPU2は、まず、ROM7に格
納されている複数の回帰モデル式の内からいずれかの回
帰モデル式を指定する値である「n(nは整数)」に
「1」を代入し、n=1とする(ステップS4)。次い
で、CPU2は、ROM7に格納されている複数の回帰
モデル式の内からいずれかの回帰モデル式をn番目の回
帰モデル式として指定し、当該n番目の回帰モデル式に
基づいて回帰計算を実行し(ステップS5)、算出され
た回帰数式をRAM6に格納するとともに、当該回帰数
式のグラフを表示部4に表示する(ステップS6)。
【0041】そして、CPU2は、入力された統計デー
タを構成する実測値データ毎に、実測値データと、算出
した回帰数式のグラフ上の回帰データとの誤差を計算し
(ステップS7)、算出した全ての誤差の平均値である
平均誤差を計算し(ステップS8)、RAM6に格納す
る(ステップS9)。その後、CPU2は、ROM7に
格納されている全ての回帰モデル式に基づいて全回帰計
算が実行されたか否かを判別する(ステップS10)。
実行されていない場合は(ステップS10:NO)、C
PU2は、nの値をインクリメントしてn=n+1とし
(ステップS11)、ステップS5に戻る。
【0042】ステップS10において、全ての回帰モデ
ル式に基づいて全回帰計算が実行された場合は(ステッ
プS10:YES)、CPU2は、入力部3の最適回帰
数式選択キーが入力されたか否かを判別し(ステップS
12)、入力された場合は(ステップS12:YE
S)、RAM6に格納された全ての回帰数式の内、平均
誤差が最小となる回帰数式を読み出し(ステップS1
3)、表示部4に表示させる(ステップS14)。ステ
ップS12において、最適回帰数式選択キーが入力され
なかった場合は(ステップS12:NO)、CPU2
は、RAM6に格納されている全ての回帰数式または回
帰名を、平均誤差の小さい順に並び替えて(ステップS
15)、その平均誤差とともに表示部4に一覧表示する
(ステップS16)。その後、CPU2は、一連の回帰
数式並び替え処理を終了する。
【0043】図3は、上述の回帰数式並び替え処理にお
いて、表示部4に表示される表示画面の様子を示す図で
ある。(a)は入力された統計データが表示部4上にプ
ロットとして表示された表示例を示し、(b)は回帰名
「LinearReg」に対応する一次関数の回帰モデル式に基
づいて回帰計算が実行され、一次関数IKが表示される
様子を示し、(c)は回帰名「QuadReg」に対応する二
次関数の回帰モデル式に基づいて回帰計算が実行され、
二次関数NKが表示される様子を示し、(d)は回帰名
「SinReg」に対応するSin関数の回帰モデル式に基づい
て回帰計算が実行され、Sin関数SKが表示される様子
を示し、(e)は全回帰計算結果として、全ての回帰名
及び平均誤差が一覧表示される様子を示している。
【0044】同図(a)に示すように、ユーザによって
入力された統計データは、表示部4の表示画面上に記号
表示H「□」を用いてプロットされて表示される。ここ
で、ROM7には回帰名「LinearReg」、「QuadReg」、
及び「SinReg」の3つの回帰名に対応する回帰モデル式
が格納されているとする。まず1番目の回帰計算とし
て、回帰名「LinearReg」に対応する一次関数の回帰モ
デル式に基づく回帰計算が実行されると、同図(b)に
示すように、表示部4の表示画面上に一次関数のグラフ
を示す直線IKが表示される。次に、2番目の回帰計算
として、回帰名「QuadReg」に対応する二次関数の回帰
モデル式に基づく回帰計算が実行されると、同図(c)
に示すように、表示部4の表示画面上に二次関数のグラ
フを示す曲線NKが表示される。そして、3番目の回帰
計算として、回帰名「SinReg」に対応するSin関数の回
帰モデル式に基づく回帰計算が実行されると、同図
(d)に示すように、表示部4の表示画面上にSin関数
のグラフを示す曲線SKが表示される。
【0045】その後、入力された統計データと、求めら
れた回帰数式のグラフ上の回帰データとの平均誤差、及
び回帰名が対応づけられて一覧表示される。例えば、同
図(e)に示すように、回帰名「QuadReg」、「SinRe
g」、及び「LinearReg」は、平均誤差「0.58」、
「1.99」、及び「3.18」と対応づけられて一覧
表示される。
【0046】図4は、上述の回帰数式並び替え処理のス
テップS12において、最適回帰数式選択キーが入力さ
れた際の表示部4の表示画面の様子を示す図である。
(a)は最適回帰数式選択キーが入力されたことを示す
表示を示し、(b)は全回帰計算結果として全ての回帰
名及び平均誤差を一覧表示した様子を示し、(c)は最
適回帰数式の表示例を示している。
【0047】同図(a)に示すように、ユーザによって
最適回帰数式選択キーが入力されると、「最適回帰式選
択:OK」表示が表示され、入力された統計データに対
してROM7に格納された全ての回帰モデル式に基づい
て順次回帰計算が実行される。その後、入力された統計
データと、求められた回帰数式のグラフ上の回帰データ
との平均誤差、及び回帰名が対応づけられて一覧表示さ
れる。例えば、同図(b)に示すように、回帰名「Quad
Reg」、「SinReg」、及び「LinearReg」は、平均誤差
「0.58」、「1.99」、及び「3.18」と対応
づけられて一覧表示される。
【0048】そして、同図(c)に示すように、平均誤
差の内、最小の平均誤差「0.58」(図4(b)参
照)に対応する回帰名「QuadRegresion」により算出さ
れた回帰数式「aX2+bX+c:a=-2.2、b=4、c
=2.125」が最適回帰数式として表示される。
【0049】以上説明したように、本実施の形態におけ
る計算装置1によれば、回帰数式並び替え処理におい
て、CPU2は、まず、ユーザの入力部3のキーボード
による統計データの入力を待機し、統計データが入力さ
れると、当該統計データに対応する座標を表示部4上に
プロットして表示する。次いで、CPU2は、ROM7
に格納されている複数の回帰モデル式に基づく回帰計算
を連続して実行し、算出した各回帰数式をRAM6に格
納するとともに、当該各回帰数式のグラフを順次表示部
4に表示し、入力された統計データを構成する実測値デ
ータ毎に、実測値データと、回帰データとの誤差を計算
し、算出した全ての誤差の平均値である平均誤差を各回
帰数式毎に算出してRAM6に格納する。その後、CP
U2は、入力部3の最適回帰数式選択キーが入力された
か否かを判別し、入力された場合は、RAM6に格納さ
れた全ての回帰数式の内、平均誤差が最小となる回帰数
式を読み出して表示部4に表示させる。最適回帰数式選
択キーが入力されなかった場合は、CPU2は、RAM
6に格納されている全ての回帰数式を、平均誤差の小さ
い順に並び替えて、その平均誤差とともに表示部4に一
覧表示する。
【0050】したがって、ROM7に格納されている複
数の回帰モデル式に基づいて回帰計算を連続して実行し
て複数の回帰数式を算出し、実測値データと、当該回帰
数式のグラフ上の回帰データとの誤差を算出し、さらに
全ての誤差の平均値である平均誤差を各回帰数式毎に計
算し、全ての回帰数式を、平均誤差の小さい順に並び替
えて、その平均誤差とともに表示部4に一覧表示するこ
とができるため、回帰数式と誤差の関係を視覚的に容易
に確認することができ、算出した回帰数式と、実際に入
力した統計データとが、どの程度正確に一致しているの
かを評価することが可能となる。また、算出された全て
の回帰数式の内、平均誤差が最小となる回帰数式を読み
出し、表示部4に表示させることができるため、容易に
最適回帰数式を求めることができる実用性の高い計算装
置を実現できる。
【0051】(第2の実施の形態)次に、図5〜図6を
参照して本発明の第2の実施の形態における計算装置1
について詳細に説明する。
【0052】第2の実施の形態における計算装置1の構
成は上記第1の実施の形態における計算装置1と同様の
構成であるので同一符号を付してその図示及び説明を省
略するものとし、以下、上記第1の実施の形態における
計算装置1との相異点について説明する。
【0053】第2の実施の形態において、CPU2は、
後述する筆記入力回帰処理(図5参照)において、ま
ず、ユーザの入力部3のキーボードによる統計データの
入力を待機し、統計データが入力されると、当該統計デ
ータに対応する座標を表示部4上にプロットして表示す
る。次いで、CPU2は、ユーザの専用ペンによる表示
部4の表示画面上に表示されている各プロットをなぞる
線の入力を待機し、線が入力された後(図6(b)参
照)、表示部4の表示画面上に表示された線を構成する
各点の座標値を、表示部4のドットマトリクスの1ドッ
ト毎に計算する。そして、CPU2は、全座標値に対し
てROM7に格納されている複数の回帰モデル式に基づ
く回帰計算を連続して実行して回帰数式を複数算出し、
入力された統計データを構成する実測値データ毎に、実
測値データと、回帰データとの誤差を計算し、算出した
全ての誤差の平均値である平均誤差を各回帰数式毎に算
出し、平均誤差が最も小さい回帰数式を読み出す。
【0054】そして、CPU2は、全ての平均誤差が予
め設定された所定のしきい値よりも大きくない場合は、
今回算出した全ての平均誤差は適当であると判断して表
示部4に表示されている表示データ(プロットデータ、
及び線データ)を確保した後、表示画面をクリアする。
その後、CPU2は、読み出した平均誤差が最も小さい
回帰数式を最適回帰数式として表示部4に表示させる
(図6(c)参照)。
【0055】入力部3は、文字入力キー、数字入力キ
ー、上下左右移動キー、確定キー、及び各種機能キー等
によって構成されるキーボードを備え、押下されたキー
の押下信号をCPU2に出力する。
【0056】表示部4は、LCD(Liquid Crystal D
isplay)等により構成され、例えば、縦64ドット×横
96ドットのドットマトリクスで構成されるもので、表
示駆動回路5から入力される駆動信号に基づく各種表示
を行う。なお、この表示部4はタブレット(図示省略)
と一体となっている。タブレットは、一定の面積を持っ
た平面状の入力盤を備えた計算装置1における入力部で
あり、このタブレットの入力盤は、感圧式、磁気検出等
の方法を採用しており、専用のペンによってユーザが入
力した筆記データの座標を検出してCPU2に座標信号
を出力する。
【0057】次に動作を説明する。図5は、本発明の第
2の実施の形態における計算装置1の筆記入力回帰処理
について説明するフローチャートである。
【0058】図5において、CPU2は、まず、ユーザ
により入力部3のキーボードによって実験結果等の実測
値データからなる統計データの入力を待機し(ステップ
S101)、ユーザによって統計データが入力される
と、当該統計データに対応する座標を表示部4上にプロ
ットして表示する(ステップS102)。次いで、CP
U2は、ユーザの専用ペンによる表示部4の表示画面上
に表示されている各プロットをなぞる線の入力を待機し
(ステップS103)、線が入力された後、ユーザによ
って入力部3の確定キーが入力されると(ステップS1
04)、表示部4の表示画面上に表示された線を構成す
る各点の座標値を、表示部4のドットマトリクスの1ド
ット毎に計算し(ステップS105)、全座標値をRA
M6に記憶する(ステップS106)。
【0059】そして、CPU2は、RAM6の全座標値
に対してROM7に格納されている複数の回帰モデル式
に基づく回帰計算を連続して実行して回帰数式を複数算
出し(ステップS107)、さらに、入力された統計デ
ータを構成する実測値データ毎に、実測値データと、算
出した回帰数式のグラフ上の回帰データとの誤差を計算
し、算出した全ての誤差の平均値である平均誤差を各回
帰数式毎に計算する(ステップS108)。その後、C
PU2は、算出された各回帰数式及び当該回帰数式に対
応する平均誤差をRAM6に格納し(ステップS10
9)、平均誤差が最も小さい回帰数式を読み出す(ステ
ップS110)。
【0060】そして、CPU2は、RAM6に格納され
た全ての平均誤差が予め設定された所定のしきい値より
も大きいか否かを判別し(ステップS111)、大きく
ない場合は(ステップS111:NO)、CPU2は、
今回算出した全ての平均誤差は適当であると判断して表
示部4の表示画面上に表示されている表示データ(プロ
ットデータ、及び線データ)をRAM6に確保した後
(ステップS112)、表示画面をクリアする(ステッ
プS113)。その後、CPU2は、ステップS110
において読み出した平均誤差が最も小さい回帰数式を最
適回帰数式として表示部4に表示させる(ステップS1
14)。
【0061】ステップS111において、全ての平均誤
差が予め設定された所定のしきい値よりも大きい場合は
(ステップS111:YES)、CPU2は、今回算出
した全ての平均誤差は不適当であることを示す表示「E
RROR」を表示部4に表示させる(ステップS11
5)。ステップS115の処理が終了後、またはステッ
プS114の処理が終了後、CPU2は、再び実行する
か否かを判別し(ステップS116)、再び実行する場
合は(ステップS116:YES)、ステップS101
に戻り、再び実行しない場合は(ステップS116:N
O)、一連の筆記入力回帰処理を終了する。
【0062】図6は、上述の筆記入力回帰処理におい
て、表示部4に表示される表示画面の様子を示す図であ
る。(a)は入力された統計データが表示部4上にプロ
ットとして表示された表示例を示し、(b)はユーザが
専用ペンPにより各プロットをなぞる線を描画する様子
を示し、(c)は算出された最適回帰数式の表示例を示
している。
【0063】同図(a)に示すように、ユーザによって
入力された統計データは、表示部4の表示画面上に記号
表示H「□」を用いてプロットとして表示される。ここ
で、ユーザが専用ペンPによって表示部4に表示された
各プロットをなぞる線を描画すると、同図(b)に示す
ように、表示部4に黒色の線BLが表示される。次い
で、ユーザによって入力部3の確定キーが入力される
と、描画した線BLを構成する座標データに対して複数
の回帰モデル式に基づく回帰計算が連続して実行され、
複数の回帰数式が算出されるとともに、統計データと、
当該回帰数式との誤差の平均値が各回帰数式毎に算出さ
れる。そして、誤差の平均値が最小となる回帰数式とし
て、例えば、KS1「Y=-2.2X^2+4X+2.125」が
読み出され、表示部4に表示される。
【0064】以上説明したように、本実施の形態におけ
る計算装置1によれば、筆記入力回帰処理において、C
PU2は、まず、ユーザの入力部3のキーボードによる
統計データの入力を待機し、統計データが入力される
と、当該統計データに対応する座標を表示部4上にプロ
ットして表示する。次いで、CPU2は、ユーザの専用
ペンによる表示部4の表示画面上に表示されている各プ
ロットをなぞる線の入力を待機し、線が入力された後、
表示部4の表示画面上に表示された線を構成する各点の
座標値を、表示部4のドットマトリクスの1ドット毎に
計算する。そして、CPU2は、全座標値に対してRO
M7に格納されている複数の回帰モデル式に基づく回帰
計算を連続して実行して回帰数式を複数算出し、入力さ
れた統計データを構成する実測値データ毎に、実測値デ
ータと、回帰データとの誤差を計算し、算出した全ての
誤差の平均値である平均誤差を各回帰数式毎に計算し、
平均誤差が最も小さい回帰数式を読み出す。そして、C
PU2は、全ての平均誤差が予め設定された所定のしき
い値よりも大きくない場合は、今回算出した全ての平均
誤差は適当であると判断して表示部4に表示されている
表示データを確保した後、表示画面をクリアする。その
後、CPU2は、読み出した平均誤差が最も小さい回帰
数式を最適回帰数式として表示部4に表示させる。
【0065】したがって、ユーザによって専用ペンによ
り表示部4の表示画面上に表示されている各プロットを
なぞる線が入力されると、線を構成する各点の座標値を
計算し、算出した全座標値に対してROM7に格納され
ている複数の回帰モデル式に基づく回帰計算を連続して
実行して回帰数式を複数算出するとともに、入力された
統計データを構成する実測値データ毎に、実測値データ
と、回帰データとの誤差を計算し、算出した全ての誤差
の平均値である平均誤差を各回帰数式毎に算出し、平均
誤差が最も小さい回帰数式を最適回帰数式として表示す
ることができるため、ユーザが直感的な線描画で入力し
た数式のグラフに対して回帰計算を実行することがで
き、極めて誤差の小さい回帰数式を得ることができる。
【0066】なお、本発明の第2の実施の形態において
は、表示部4はタブレットを備え、専用ペンにより入力
された筆記データの座標を検出しているが、入力部3の
上下左右移動キーの操作に基づいて移動するトレースポ
インタ等を表示させ、このトレースポインタの軌跡によ
りプロットをなぞる線を描画する形態としてもよい。
【0067】(第3の実施の形態)次に、図7〜図8を
参照して本発明の第3の実施の形態における計算装置1
について詳細に説明する。
【0068】第3の実施の形態における計算装置1の構
成は上記第1の実施の形態における計算装置1と同様の
構成であるので同一符号を付してその図示及び説明を省
略するものとし、以下、上記第1の実施の形態における
計算装置1との相異点について説明する。
【0069】第3の実施の形態において、CPU2は、
後述する数式入力回帰処理において、まず、ユーザによ
り入力部3のキーボードによる統計データの入力を待機
し、統計データが入力されると、当該統計データに対応
する座標を表示部4上にプロットして表示する。次い
で、CPU2は、ユーザによる数式の入力を待機し、数
式が入力されると表示部4の数式表示領域4aに当該数
式を表示させ(図8(b)参照)、また、前記数式のグ
ラフを表示部4に表示させる。それとともに、入力され
た統計データと、前記数式との誤差を計算し、算出した
誤差の平均値を計算して、表示部4に表示させる(図8
(c)参照)。
【0070】次に動作を説明する。図7は、本発明の第
3の実施の形態における計算装置1の数式入力回帰処理
について説明するフローチャートである。
【0071】図7において、CPU2は、まず、ユーザ
により入力部3のキーボードによって実験結果等の実測
値データからなる統計データの入力を待機し(ステップ
S201)、ユーザによって統計データが入力される
と、当該統計データに対応する座標を表示部4上にプロ
ットして表示する(ステップS202)。次いで、CP
U2は、ユーザによる数式の入力を待機し(ステップS
203)、数式が入力されると、当該数式のグラフを表
示部4に表示させる(ステップS204)。
【0072】そして、CPU2は、入力された統計デー
タと、数式との誤差を計算し(ステップS205)、さ
らに算出された誤差の平均値を計算するとともに、表示
部4に表示させる(ステップS206)。その後、CP
U2は、一連の数式入力回帰処理を終了する。
【0073】図8は、上述の数式入力回帰処理におい
て、表示部4に表示される表示画面の様子を示す図であ
る。(a)は入力された統計データが表示部4上にプロ
ットとして表示された表示例を示し、(b)はユーザに
よって入力された数式KS2の表示例を示し、(c)は
入力された数式KS2、当該数式のグラフKG1、及び
入力された統計データと、数式との誤差の平均値GH1
の表示例を示している。
【0074】同図(a)に示すように、ユーザによって
入力された統計データは、表示部4の表示画面上に記号
表示H「□」を用いてプロットされて表示される。ここ
で、ユーザによって数式が入力されると、同図(b)に
示すように、入力された数式KS2「Y=2X^2−4
X+8」は、数式表示領域4aに表示される。その後、
同図(c)に示すように、数式表示領域4aに表示され
た数式KS2「Y=2X^2−4X+8」のグラフが黒
色の線KG1で表示されるとともに、入力された統計デ
ータと、当該数式との誤差の平均値GH1「0.112」が
表示部4に表示される。
【0075】以上説明したように、本実施の形態におけ
る計算装置1によれば、数式入力回帰処理において、C
PU2は、まず、ユーザによる入力部3のキーボードに
よる統計データの入力を待機し、統計データが入力され
ると、当該統計データに対応する座標を表示部4上にプ
ロットして表示する。次いで、CPU2は、ユーザによ
る数式の入力を待機し、数式が入力されると、当該数式
のグラフを表示部4に表示させ、入力された統計データ
と、当該数式との誤差を計算し、さらに算出された誤差
の平均値を計算するとともに、表示部4に表示させる。
【0076】したがって、ユーザは、自分が回帰数式と
して入力した数式と、統計データとの誤差の平均値を知
ることができるため、最適な回帰数式を探し出すまで何
度も任意の数式を入力することができ、回帰計算につい
て学習しながら最適回帰数式を求めることができる。
【0077】(第4の実施の形態)次に、図9〜図10
を参照して本発明の第4の実施の形態における計算装置
1について詳細に説明する。
【0078】第4の実施の形態における計算装置1の構
成は上記第1の実施の形態における計算装置1と同様の
構成であるので同一符号を付してその図示及び説明を省
略するものとし、以下、上記第1の実施の形態における
計算装置1との相異点について説明する。
【0079】第4の実施の形態において、CPU2は、
後述する係数変更回帰処理(図9参照)において、ま
ず、ユーザの入力部3のキーボードによる統計データの
入力を待機し、統計データが入力されると、当該統計デ
ータに対応する座標を表示部4上にプロットして表示す
る。次いで、CPU2は、ユーザによる数式の入力を待
機し、数式が入力されると、当該数式のグラフを表示部
4に表示させ、入力された統計データと、数式との誤差
を計算し、さらに算出された誤差の平均値を計算すると
ともに、表示部4に表示させる(図10(a)参照)。
【0080】その後、CPU2は、入力部3の係数変更
キーが入力された場合は、入力された数式において、ユ
ーザが変更しようとしている係数の指定を受け付け、ユ
ーザによって変更する係数が指定され(図10(b)参
照)、変更後の数値が入力されると、この変更後の数値
が前記指定された係数に替わって表示される(図10
(c)参照)。それとともに、CPU2は、表示部4に
表示されている前記入力された数式のグラフ、及び算出
された統計データと、当該数式との誤差の平均値を表示
部4の表示画面から削除し、係数が変更された後の数式
のグラフを新規グラフとして表示部4に表示させる(図
10(c)参照)。そして、CPU2は、、入力された
統計データと、係数が変更された後の数式との誤差を計
算し、さらに算出された誤差の平均値を計算するととも
に、表示部4に表示させる(図10(c)参照)。
【0081】入力部3は、文字入力キー、数字入力キ
ー、上下左右移動キー、係数変更キー、及び各種機能キ
ー等によって構成されるキーボードを備え、押下された
キーの押下信号をCPU2に出力する。
【0082】次に動作を説明する。図9は、本発明の第
4の実施の形態における計算装置1の係数変更回帰処理
について説明するフローチャートである。
【0083】図9において、CPU2は、まず、ユーザ
の入力部3のキーボードによる実験結果等の実測値デー
タからなる統計データの入力を待機し(ステップS30
1)、統計データが入力されると、当該統計データに対
応する座標を表示部4上にプロットして表示する(ステ
ップS302)。次いで、CPU2は、ユーザによる数
式の入力を待機し(ステップS303)、数式が入力さ
れると、当該数式のグラフを表示部4に表示させる(ス
テップS304)。
【0084】そして、CPU2は、入力された統計デー
タと、数式との誤差を計算し(ステップS305)、さ
らに算出された誤差の平均値を計算するとともに、表示
部4に表示させる(ステップS306)。その後、CP
U2は、入力部3の係数変更キーが入力されたか否かを
判別する(ステップS307)。入力されていない場合
は(ステップS307:NO)、CPU2は、通常処理
へ移行し、入力された場合は(ステップS307:YE
S)、入力された数式において、ユーザが変更しようと
している係数の指定を受け付ける(ステップS30
8)。
【0085】ユーザによって変更する係数が指定される
と、CPU2は、当該係数の変更後の数値の入力を待機
し、ユーザによって変更後の数値が入力されると、この
変更後の数値が前記指定された係数に替わって表示され
る(ステップS309)。それとともに、CPU2は、
表示部4に表示されている、ステップS303において
入力された数式のグラフ、及びステップS305におい
て算出された統計データと、当該数式との誤差の平均値
を表示部4の表示画面から削除し(ステップS31
0)、係数が変更された後の数式のグラフを新規グラフ
として表示部4に表示させる(ステップS311)。
【0086】そして、CPU2は、入力された統計デー
タと、係数が変更された後の数式との誤差を計算し(ス
テップS312)、さらに算出された誤差の平均値を計
算するとともに、表示部4に表示させる(ステップS3
13)。その後、CPU2は、一連の係数変更処理を終
了する。
【0087】図10は、上述の係数変更回帰処理におい
て、表示部4に表示される表示画面の様子を示す図であ
る。(a)は入力された数式KS3、当該数式のグラフ
KG2、及び入力された統計データと、当該数式との誤
差の平均値GH2の表示例を示している。(b)は変更
しようとしている係数Kが指定された様子を示し、
(c)は変更された数式KS4、当該変更された数式の
グラフKG3、及び入力された統計データと、変更され
た数式との誤差の平均値GH3の表示例を示している。
【0088】同図(a)に示すように、ユーザによって
数式KS3「Y=-2.53X^2+3X-2」が入力されると、
数式表示領域4aに表示され、この数式KS3「Y=-
2.53X^2+3X-2」のグラフが黒色の線KG2で表示さ
れるとともに、入力された統計データと、当該数式との
誤差の平均値GH2「0.24」が表示部4に表示される。
次いで、ユーザによって係数変更キーが入力され、数式
KS3「Y=-2.53X^2+3X-2」の係数「-2.53」が指
定されると、同図(b)に示すように、数式表示領域4
aに表示された数式KS3「Y=-2.53X^2+3X-2」の
係数K「-2.53」が反転表示される。そして、ユーザに
よって変更後の係数として係数「-2.8」が入力される
と、同図(c)に示すように、数式表示領域4a内に新
たに変更後の数式KS4「Y=-2.8X^2+3X-2」が表
示されるとともに、この変更後の数式のグラフKG3が
表示され、さらに、入力された統計データと、当該変更
後の数式との誤差の平均値GH3「1.83」が表示され
る。
【0089】以上説明したように、本実施の形態におけ
る計算装置1によれば、係数変更処理において、CPU
2は、まず、ユーザの入力部3のキーボードによる統計
データの入力を待機し、統計データが入力されると、当
該統計データに対応する座標を表示部4上にプロットし
て表示する。次いで、CPU2は、ユーザによる数式の
入力を待機し、数式が入力されると、当該数式のグラフ
を表示部4に表示させ、入力された統計データと、当該
数式との誤差を計算し、さらに算出された全ての誤差の
平均値を計算するとともに、表示部4に表示させる。そ
の後、CPU2は、入力部3の係数変更キーが入力され
た場合は、入力された数式において、ユーザが変更しよ
うとしている係数の指定を受け付け、ユーザによって変
更する係数が指定され、変更後の数値が入力されると、
この変更後の数値が前記指定された係数に替わって表示
される。それとともに、CPU2は、表示部4に表示さ
れている最初に入力された数式のグラフ、及び最初に算
出された統計データと、当該数式との誤差の平均値を表
示部4の表示画面から削除し、係数が変更された後の数
式のグラフを新規グラフとして表示部4に表示させる。
そして、CPU2は、、入力された統計データと、係数
が変更された後の数式との誤差を計算し、さらに算出さ
れた誤差の平均値を計算するとともに、表示部4に表示
させる。
【0090】したがって、ユーザによって回帰数式とし
て入力された数式の係数が変更されると、係数が変更さ
れた後の数式のグラフ、及び入力された統計データと、
係数が変更された後の数式との誤差の平均値を即時に表
示することができるため、係数が変更された後の数式の
グラフ表示を確認しながら再度係数を変更することがで
き、より正確な最適回帰数式を効率よく求めることがで
きる。
【0091】
【発明の効果】請求項1及び6記載の発明によれば、関
数算出手段によってモデル数式記憶手段に記憶された複
数のモデル数式に基づく回帰計算を連続して実行して複
数の関数、つまり回帰数式を算出し、平均誤差算出手段
によって統計データと、回帰データとの誤差を算出し
て、全ての誤差の平均値を各回帰数式毎に計算し、全て
の回帰数式を平均誤差の小さい順に並び替えて、その平
均誤差とともに表示手段に一覧表示することができるた
め、回帰数式と誤差の関係を視覚的に容易に確認するこ
とができ、算出した回帰数式と、統計データとが、どの
程度正確に一致しているのかを評価することが可能とな
る。
【0092】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、算出された全ての回帰数式の
内、誤差の平均値が最小となる回帰数式を表示手段に表
示することができるため、容易に最適回帰数式を求める
ことができ、実用性の高い計算装置を実現できる。
【0093】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2に記載の発明の効果に加えて、線描画手段によっ
て、表示手段にプロットされた複数の点を通る線を描画
し、集合算出手段によって、その線を構成する各点の座
標値を計算し、算出した全座標値に対して回帰計算を実
行することができるため、直感的な線描画で数式のグラ
フを入力し、その入力された数式に対する回帰計算を行
うことができ、極めて誤差の小さい回帰数式が得られる
計算装置を実現できる。
【0094】請求項4及び7記載の発明によれば、関数
式入力手段により複数の数値を要素とする二つの集合の
相関を示す関数式を入力し、平均誤差算出手段により前
記二つの集合の内の一方の集合を構成する要素を示す数
値と、他方の集合を構成する要素を前記関数式入力手段
によって入力された関数式に代入して算出した数値との
誤差の平均値を算出することができるため、最適な回帰
数式を探し出すまで、関数式入力手段により何度も任意
の数式を入力することが可能となり、回帰計算について
学習しながら最適回帰数式を求めることができる。
【0095】請求項5及び8記載の発明によれば、係数
変更手段によって係数値が変更されると同時に、表示手
段に当該係数値が変更された関数式のグラフ、及び算出
された誤差の平均値が表示されるため、係数値が変更さ
れた関数式のグラフ表示を確認しながら再度係数を変更
することが可能となり、より正確な最適回帰数式を効率
よく求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した計算装置1の内部構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における計算装置1
の回帰数式並び替え処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図3】図2に示す回帰数式並び替え処理において、表
示部4に表示される表示画面の様子を示す図である。
【図4】図2に示す回帰数式並び替え処理のステップS
12において、最適回帰数式選択キーが入力された際の
表示部4の表示画面の様子を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における計算装置1
の筆記入力回帰処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図6】図5の筆記入力回帰処理において、表示部4に
表示される表示画面の様子を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における計算装置1
の数式入力回帰処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図8】図7の数式入力回帰処理において、表示部4に
表示される表示画面の様子を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態における計算装置1
の係数変更回帰処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図10】図9の係数変更回帰処理において、表示部4
に表示される表示画面の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 計算装置 2 CPU 3 入力部 4 表示部 4a 数式表示領域 5 表示駆動回路 6 RAM 7 ROM 8 記憶装置 9 記憶媒体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つの集合の相関を示す関数の基準として
    利用されるモデル数式及び当該モデル数式の名称を複数
    記憶するモデル数式記憶手段と、 前記モデル数式記憶手段に記憶されたモデル数式を順次
    読み出し、各モデル数式に基づいて複数の数値を要素と
    する二つの集合の相関を示す関数を複数算出する関数算
    出手段と、 前記二つの集合の内の一方の集合を構成する要素を示す
    数値と、他方の集合を構成する要素を前記関数算出手段
    によって求められた関数に代入して算出した数値との誤
    差の平均値を各関数毎に算出する平均誤差算出手段と、 前記複数の関数、または当該複数の関数の基準として利
    用された複数のモデル数式の名称と、前記複数の関数に
    対応する誤差の平均値とを、誤差の平均値の大小関係に
    基づいて一覧表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする計算装置。
  2. 【請求項2】前記表示手段は、前記関数算出手段によっ
    て算出された複数の関数の内、前記平均誤差算出手段に
    よって算出された誤差の平均値が最小となる関数、また
    は当該関数の基準として利用されたモデル数式の名称の
    みを表示することを特徴とする請求項1記載の計算装
    置。
  3. 【請求項3】所定の2次元の座標系にプロットされた複
    数の点を通る線を描画する線描画手段と、 前記線描画手段によって描画された線上の複数の点の2
    次元座標値を対応する要素として構成される2つの集合
    を算出する集合算出手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載
    の計算装置。
  4. 【請求項4】複数の数値を要素とする二つの集合の相関
    を示す関数式を入力する関数式入力手段と、 前記二つ
    の集合の内の一方の集合を構成する要素を示す数値と、
    他方の集合を構成する要素を前記関数式入力手段によっ
    て入力された関数式に代入して算出した数値との誤差の
    平均値を算出する平均誤差算出手段と、 前記関数式入力手段によって入力された関数式、当該関
    数式のグラフ、及び前記平均誤差算出手段によって算出
    された誤差の平均値を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする計算装置。
  5. 【請求項5】複数の数値を要素とする二つの集合の相関
    を示す関数式の係数値を変更する係数変更手段と、 前記二つの集合の内の一方の集合を構成する要素を示す
    数値と、他方の集合を構成する要素を前記係数変更手段
    によって係数値が変更された関数式に代入して算出した
    数値との誤差の平均値を算出する平均誤差算出手段と、 前記係数変更手段によって係数値が変更されると同時
    に、当該係数値が変更された関数式のグラフ、及び算出
    された誤差の平均値を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする計算装置。
  6. 【請求項6】回帰演算処理を行うプログラムを格納した
    記憶媒体であって、 二つの集合の相関を示す関数の基準として利用されるモ
    デル数式及び当該モデル数式の名称を複数モデル数式記
    憶手段に記憶するためのコンピュータが実行可能なプロ
    グラムコードと、 記憶されたモデル数式を順次読み出し、各モデル数式に
    基づいて複数の数値を要素とする二つの集合の相関を示
    す関数を複数算出するためのコンピュータが実行可能な
    プログラムコードと、 前記二つの集合の内の一方の集合を構成する要素を示す
    数値と、他方の集合を構成する要素を求められた関数に
    代入して算出した数値との誤差の平均値を各関数毎に算
    出するためのコンピュータが実行可能なプログラムコー
    ドと、 前記複数の関数、または当該複数の関数の基準として利
    用された複数のモデル数式の名称と、前記複数の関数に
    対応する誤差の平均値とを、誤差の平均値の大小関係に
    基づいて一覧表示するためのコンピュータが実行可能な
    プログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  7. 【請求項7】回帰演算処理を行うプログラムを格納した
    記憶媒体であって、 複数の数値を要素とする二つの集合の相関を示す関数式
    を入力するためのコンピュータが実行可能なプログラム
    コードと、 前記二つの集合の内の一方の集合を構成する要素を示す
    数値と、他方の集合を構成する要素を入力された関数式
    に代入して算出した数値との誤差の平均値を算出するた
    めのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、 入力された関数式、当該関数式のグラフ、及び算出され
    た誤差の平均値を表示するためのコンピュータが実行可
    能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  8. 【請求項8】回帰演算処理を行うプログラムを格納した
    記憶媒体であって、 複数の数値を要素とする二つの集合の相関を示す関数式
    の係数値を変更するためのコンピュータが実行可能なプ
    ログラムコードと、 前記二つの集合の内の一方の集合を構成する要素を示す
    数値と、他方の集合を構成する要素を係数値が変更され
    た関数式に代入して算出した数値との誤差の平均値を算
    出するためのコンピュータが実行可能なプログラムコー
    ドと、 係数値が変更されると同時に、当該係数値が変更された
    関数式のグラフ、及び算出された誤差の平均値を表示す
    るためのコンピュータが実行可能なプログラムコード
    と、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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