JP2000181317A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000181317A
JP2000181317A JP10362548A JP36254898A JP2000181317A JP 2000181317 A JP2000181317 A JP 2000181317A JP 10362548 A JP10362548 A JP 10362548A JP 36254898 A JP36254898 A JP 36254898A JP 2000181317 A JP2000181317 A JP 2000181317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
transport belt
image forming
belt
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10362548A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kikuchi
菊池  健
Yoshitatsu Okiyama
義▲龍▼ 沖山
Makoto Yabuki
矢吹  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP10362548A priority Critical patent/JP2000181317A/ja
Publication of JP2000181317A publication Critical patent/JP2000181317A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】金属粉等が感光体ドラムの表面を傷つけること
がなく、画像品位を向上させることができるようにす
る。 【解決手段】駆動手段を駆動することによって走行させ
られ、印刷媒体を搬送する搬送ベルト31と、該搬送ベ
ルト31に沿って配設され、感光体ドラム21、及び感
光体ドラム21にトナーを付着させてトナー像を形成す
る現像器63を備えたプロセスカートリッジ16とを有
する。また、前記搬送ベルト31と対向させて帯磁部材
が配設される。この場合、搬送ベルト31に金属粉等が
付着しても、搬送ベルト31が走行させられて帯磁部材
が配設された付近を通過する際に、帯磁部材の磁力によ
って金属粉等が吸引され、搬送ベルト31から除去され
る。したがって、前記金属粉等が感光体ドラム21の表
面を傷つけることがなく、画像に斑(はん)点模様等が
形成されることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送ベルトを使用する画像形成装
置においては、給紙ローラによって給紙された印刷媒体
が、搬送ローラによってエンドレスの搬送ベルトに送ら
れるようになっている。該搬送ベルトに沿って複数のプ
ロセスカートリッジが配設され、各プロセスカートリッ
ジの感光体ドラム上に形成されたトナー像が印刷媒体に
転写され、転写されたトナー像が印刷媒体に定着される
ようになっている。
【0003】前記各プロセスカートリッジは、画像形成
装置の装置本体に対して揺動自在に支持される。そのた
めに、装置本体に配設されたプロセスカートリッジ用の
駆動源とアップ・ダウンシャフトとがギヤ等を介して連
結され、前記アップ・ダウンシャフトに固定されたカム
上に前記各プロセスカートリッジがそれぞれ配設される
ようになっている。そして、制御部による印刷起動がか
かっていないときは、前記プロセスカートリッジが退避
位置に置かれ、感光体ドラムは前記搬送ベルトから離さ
れ、印刷起動がかかると、前記プロセスカートリッジが
印刷位置に置かれ、感光体ドラムが前記搬送ベルトに押
し付けられる。
【0004】前記搬送ベルトを走行させるために、印刷
媒体搬送ベルト機構が配設される。該印刷媒体搬送ベル
ト機構は、前記搬送ベルトのほか、搬送ベルトを張設す
るための駆動ローラ及び従動ローラ、搬送ベルトに張力
を与えるばね等の張力付与機構、印刷媒体を搬送ベルト
に吸着させるための印刷媒体吸着機構、並びに前記搬送
ベルトに付着したトナーを除去するベルトクリーニング
機構を備える。該ベルトクリーニング機構は、搬送ベル
ト上のトナーを掻(か)き取るクリーニングブレード、
並びに該クリーニングブレードによって掻き取られたト
ナー及びプロセスカートリッジから排出されたトナーを
廃トナーとして搬送する廃トナー搬送機構を備える。そ
して、前記駆動ローラ、従動ローラ、張力付与機構、印
刷媒体吸着機構及びクリーニングブレードを保持するた
めに枠体が配設され、該枠体及び廃トナー搬送機構を保
持するために枠体保持カバーが配設される。
【0005】前記駆動ローラを回転させるために、駆動
シャフトと、装置本体に対して回転自在に支持され、か
つ、装置本体に配設された搬送ベルト用の駆動源とが、
ギヤ等を介して連結される。そして、前記駆動シャフト
と同一軸上に第1のカップリングギヤが固定され、前記
駆動ローラと同一軸上に第2のカップリングギヤが固定
され、前記第1、第2のカップリングギヤが互いに噛
(し)合させられる。したがって、前記搬送ベルト用の
駆動源を駆動することによって前記駆動ローラを回転さ
せ、搬送ベルトを走行させることができる。
【0006】ところで、前記ベルトクリーニング機構
は、前記クリーニングブレードのほか、該クリーニング
ブレードの両端を枠体に固定するためのホルダ、及び前
記クリーニングブレードを搬送ベルトに押し付ける板ば
ね等の圧力付与機構を備える。この場合、前記クリーニ
ングブレードの先端が搬送ベルトに押し付けられるの
で、搬送ベルトを走行させる搬送ベルト用の駆動源に対
して負荷が発生してしまうだけでなく、搬送ベルトの表
面を傷つけることがある。
【0007】そこで、クリーニングブレードを搬送ベル
トに押し付ける圧力が小さくされ、例えば、100〔g
/cm2 〕以下に設定される。また、前記廃トナー搬送
機構は、廃トナーを搬送する溝形の形状を有するフレー
ム、該フレームに溜(た)まった廃トナーを搬送する螺
(ら)旋形状を有する巻ばね等の搬送体、該搬送体と同
一軸上に、かつ、前記フレームに対して回転自在に支持
され、前記第2のカップリングギヤから伝達された回転
を前記搬送体に伝達する搬送体駆動軸、前記廃トナーが
飛散するのを防止する飛散防止スポンジ及び飛散防止フ
ィルム、並びに前記フレームに固定され、飛散防止フィ
ルムを保持するフィルム保持体を備える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の画像形成装置においては、圧力付与機構がクリーニ
ングブレードを搬送ベルトに押し付ける圧力が小さく設
定されるので、例えば、画像形成装置を構成する金属部
品の製造工程中に発生する微小な金属粉、画像形成装置
の組立工程中に発生するねじの切りくず、画像形成装置
を組み立てる環境及び画像形成装置を使用する環境に存
在する塵(ちり)、埃(ほこり)等(以下「金属粉等」
という。)が画像形成装置内に進入して前記搬送ベルト
に付着した場合、前記ベルトクリーニング機構によって
金属粉等をトナーと共に完全に掻き取ることができな
い。したがって、前記金属粉等が感光体ドラムの表面を
傷つけることがあり、その場合、画像に斑(はん)点模
様等が形成され、画像品位が低下してしまう。
【0009】そこで、前記金属粉等が搬送ベルトに付着
するのを防止するために、前記金属部品に付着した金属
粉、及びねじの切りくずを除去する工程を設けたり、画
像形成装置を組み立てる環境及び画像形成装置を使用す
る環境の清浄度を厳しく管理したりすることが考えられ
るが、この場合、画像形成装置のコストがその分高くな
ってしまう。
【0010】本発明は、前記従来の画像形成装置の問題
点を解決して、金属粉等が感光体ドラムの表面を傷つけ
ることがなく、画像品位を向上させることができる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の画
像形成装置においては、駆動手段を駆動することによっ
て走行させられ、印刷媒体を搬送する搬送ベルトと、該
搬送ベルトに沿って配設され、感光体ドラム、及び該感
光体ドラムにトナーを付着させてトナー像を形成する現
像器を備えたプロセスカートリッジとを有する。
【0012】また、前記搬送ベルトと対向させて帯磁部
材が配設される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における画像形成装置の概略図、図2
は本発明の第1の実施の形態におけるベルトクリーニン
グ機構及び廃トナー搬送機構の概略図である。
【0014】図に示されるように、画像形成装置は、装
置本体の制御を行う制御部11、図示されない印刷媒体
をセットするための印刷媒体カセット12、印刷媒体を
給紙する給紙ローラ13、該給紙ローラ13によって給
紙された印刷媒体を搬送する搬送ローラ14、装置本体
に対して着脱自在に配設された印刷媒体搬送ベルト機構
15、印刷媒体の搬送方向において複数並べて配設され
たプロセスカートリッジ16、定着機構17、及び印刷
媒体を装置本体外に排出する排出ローラ18から成る。
【0015】そして、前記各プロセスカートリッジ16
は感光体ドラム21、該感光体ドラム21と対向させて
配設され、感光体ドラム21の表面を一様にかつ均一に
帯電させる帯電ローラ61、感光体ドラム21の表面を
露光して静電潜像を形成する露光装置62、前記静電潜
像に現像剤としての非磁性一成分の図示されないトナー
を付着させてトナー像を形成する現像器63、及び感光
体ドラム21の表面に残留したトナーを除去するクリー
ニング装置64を備え、前記印刷媒体搬送ベルト機構1
5を装置本体にセットしたとき、装置本体に配設された
転写ローラ19と前記感光体ドラム21とが搬送ベルト
31を介して対向させられる。
【0016】前記トナーは、例えば、結着樹脂としてス
チレン−ブチルアクリレート共重合体を使用し、着色剤
としてカーボンブラック、低分子ポリプロピレン及び含
金染料を使用して、着色微粒子を形成し、該着色微粒子
に低アルカリガラス製の球形微粒子体を添加することに
よって形成される。また、前記現像器63は、半導電性
を有するゴム材料から成る現像ローラ65、該現像ロー
ラ65と接触させて配設され、現像ローラ65の表面に
トナーの薄層を形成する現像ブレード66、トナーを適
量だけ前記現像ローラ65に供給するスポンジローラ6
7、及びトナーを収容するトナータンク68から成る。
該トナータンク68内のトナーが無くなると、図示され
ないトナーカートリッジが交換され、トナータンク68
にトナーが供給される。前記トナータンク68内のトナ
ーは、スポンジローラ67を介して現像ローラ65に送
られ、現像ローラ65の表面において現像ブレード66
によって薄層化されて付着させられ、現像ローラ65と
感光体ドラム21との間に形成された現像部に到達す
る。前記トナーは、薄層化されるときに現像ローラ65
及び現像ブレード66によって強く擦(こす)られて摩
擦帯電させられる。なお、本実施の形態においては、前
記トナーは負の極性に摩擦帯電させられる。
【0017】そして、前記各プロセスカートリッジ16
において感光体ドラム21上に形成された各色のトナー
像は、転写ローラ19によって印刷媒体に重ねて転写さ
れ、カラーのトナー像が形成される。そして、該カラー
のトナー像は前記定着機構17によって印刷媒体に定着
される。また、前記各プロセスカートリッジ16は、画
像形成装置の装置本体に対して揺動自在に支持される。
そのために、装置本体に配設されたプロセスカートリッ
ジ16用の図示されない駆動源とアップ・ダウンシャフ
ト22、23とが図示されないギヤ等を介して連結さ
れ、前記アップ・ダウンシャフト22、23に固定され
たカム24上に前記各プロセスカートリッジ16がそれ
ぞれ配設されるようになっている。そして、制御部によ
る印刷起動がかかっていないときは、前記プロセスカー
トリッジ16が退避位置に置かれ、感光体ドラム21は
前記搬送ベルト31から離され、印刷起動がかかると、
前記プロセスカートリッジ16が印刷位置に置かれ、感
光体ドラム21が前記搬送ベルト31に押し付けられ
る。
【0018】そして、前記搬送ベルト31を走行させる
ために前記印刷媒体搬送ベルト機構15が配設される。
該印刷媒体搬送ベルト機構15は、前記搬送ベルト31
のほか、搬送ベルト31を張設するための駆動ローラ3
2及び従動ローラ33〜35、搬送ベルト31に張力を
与えるばね36a等の張力付与機構36、印刷媒体を搬
送ベルト31に吸着させるための印刷媒体吸着機構3
7、並びに前記搬送ベルト31に付着したトナーを除去
するベルトクリーニング機構38を備える。該ベルトク
リーニング機構38は、搬送ベルト31上のトナーを掻
き取るクリーニングブレード51、並びに該クリーニン
グブレード51によって掻き取られたトナー及びプロセ
スカートリッジ16から排出されたトナーを廃トナーと
して搬送する廃トナー搬送機構40を備える。そして、
前記駆動ローラ32、従動ローラ33〜35、張力付与
機構36、印刷媒体吸着機構37及びクリーニングブレ
ード51を保持するために枠体39が配設され、該枠体
39及び廃トナー搬送機構40を保持するために枠体保
持カバー41が配設される。
【0019】前記駆動ローラ32を回転させるために、
図示されない駆動シャフトと、装置本体に対して回転自
在に支持され、かつ、装置本体に配設された搬送ベルト
31用の図示されない駆動源とが図示されないギヤ等を
介して連結される。なお、前記搬送ベルト31用の駆動
源によって駆動手段が構成される。そして、前記駆動シ
ャフトと同一軸上に図示されない第1のカップリングギ
ヤが固定され、前記駆動ローラ32と同一軸上に第2の
カップリングギヤ45が固定され、前記第1のカップリ
ングギヤと第2のカップリングギヤ45とが噛合させら
れる。したがって、前記搬送ベルト31用の駆動源を駆
動することによって前記駆動ローラ32を回転させ、搬
送ベルト31を走行させることができる。
【0020】また、図2に示されるように、前記ベルト
クリーニング機構38は、クリーニングブレード51、
該クリーニングブレード51の両端を枠体39に固定す
るためのホルダ52、及び前記クリーニングブレード5
1を搬送ベルト31に押し付ける板ばね等の圧力付与機
構53を備える。また、前記廃トナー搬送機構40は、
廃トナーを搬送する溝形の形状を有するフレーム54、
該フレーム54に溜まった廃トナーを搬送する螺旋形状
を有する巻ばね等の搬送体55、該搬送体55と同一軸
上に、かつ、前記フレーム54に対して回転自在に支持
され、前記第2のカップリングギヤ45から伝達された
回転を前記搬送体55に伝達する搬送体駆動軸56、前
記廃トナーが飛散するのを防止する飛散防止スポンジ5
7及び飛散防止フィルム58、前記フレーム54に固定
され、飛散防止フィルム58を保持するフィルム保持体
59、並びに前記搬送ベルト31と対向させて、かつ、
搬送ベルト31の表面から0.5〔mm〕離して前記フ
ィルム保持体59に固定して配設された帯磁部材として
のマグネットシート60から成る。
【0021】ここで、搬送ベルト31上において、マグ
ネットシート60における上流側の端面60aと近接す
る点をP1とし、搬送ベルト31の走行方向における最
も下流側の感光体ドラム21と搬送ベルト31とが接触
する点をP2とすると、点P2より上流側における点P
1までの領域の距離L1は676.9〔mm〕である。
なお、搬送ベルト31上において、P3は搬送ベルト3
1と印刷媒体吸着機構37の吸着ローラとが接触する
点、P4は搬送ベルト31と最も上流側の感光体ドラム
21とが接触する点、P5は搬送ベルト31と各アップ
・ダウンシャフト22とが近接する点、P6は搬送ベル
ト31と二番目及び三番目に上流側の感光体ドラム21
とが接触する点である。
【0022】次に、前記構成の画像形成装置の動作につ
いて説明する。まず、前記制御部11によって印刷起動
がかかると、印刷媒体が、印刷媒体カセット12から繰
り出され、給紙ローラ13によって給紙されて搬送ロー
ラ14に送られ、該搬送ローラ14によって搬送されて
搬送ベルト31に送られ、印刷媒体吸着機構37によっ
て搬送ベルト31に吸着される。そして、複数のプロセ
スカートリッジ16において、各感光体ドラム21上の
トナー像が印刷媒体に順次重ねて転写されてカラーのト
ナー像になり、定着機構17によってカラーのトナー像
が印刷媒体に定着されてカラー画像になる。
【0023】この場合、搬送ベルト31に金属粉等が付
着しても、該搬送ベルト31が走行させられてマグネッ
トシート60が配設された付近を通過する際に、マグネ
ットシート60の磁力によって金属粉等が吸引され、搬
送ベルト31から除去される。したがって、前記金属粉
等が感光体ドラムの表面を傷つけることがなく、画像に
斑点模様等が形成されることがなくなるので、画像品位
を向上させることができる。
【0024】また、前記金属粉等が搬送ベルトに付着す
るのを防止するために、金属粉等を除去する工程を設け
たり、画像形成装置を組み立てる環境及び画像形成装置
を使用する環境の清浄度を厳しく管理したりする必要が
なくなるので、画像形成装置のコストを低くすることが
できる。なお、前述されたように、非磁性一成分のトナ
ーが使用されるので、前記マグネットシート60にトナ
ーが付着することはない。
【0025】この場合、前記感光体ドラム21を搬送ベ
ルト31と接触させる前に、搬送ベルト31を走行させ
てマグネットシート60を通過させ、搬送ベルト31か
ら金属粉等を除去しておく必要がある。そこで、電源が
投入された後、画像形成装置のカバー10が開閉された
後等においてウォームアップが行われるとき、又は印刷
起動がかかったときに、前記各プロセスカートリッジ1
6が印刷位置に置かれる前に、前記制御部11の図示さ
れない前走行処理手段は、前記搬送ベルト31を前記距
離L1だけ走行させる。
【0026】その結果、各プロセスカートリッジ16が
印刷位置に置かれる時点において、点P2より上流側に
おける点P1までの領域から金属粉等が除去されること
になる。なお、点P1より上流側における点P2までの
領域からは、各プロセスカートリッジ16が印刷位置に
置かれる時点において金属粉等が除去されていないが、
前記領域は各感光体ドラム21に到達する前にマグネッ
トシート60を通過するので、金属粉等が除去される。
【0027】なお、前記フィルム保持体59を帯磁性材
料によって形成し、帯磁部材とすることができる。その
場合、フィルム保持体59によって搬送ベルト31上の
金属粉等を除去することができるので、マグネットシー
ト60を配設する必要はない。次に、本発明の第2の実
施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と
同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与する
ことによってその説明を省略する。また、画像形成装置
の構成については第1の実施の形態と同様であるので、
図1を援用して説明する。
【0028】図3は本発明の第2の実施の形態における
印刷媒体吸着機構の概略図である。図に示されるよう
に、印刷媒体吸着機構37は、帯磁性材料を混合するこ
とによって形成されたスポンジから成り、磁力によって
搬送ベルト31上の金属粉等を除去する帯磁部材として
の吸着ローラ71、該吸着ローラ71の軸71aを回転
自在に支持する軸受72、前記吸着ローラ71を搬送ベ
ルト31に押し付けるばね等の押圧機構73、前記吸着
ローラ71と接触させて配設され、該吸着ローラ71上
の金属粉等を粘着力によって除去する粘着ローラ74、
該粘着ローラ74の軸74aを回転自在に支持する軸受
75、前記粘着ローラ74を前記吸着ローラ71に押し
付ける押圧機構76、並びに前記軸受72、75及び押
圧機構73、76を保持し、枠体39に固定する保持体
77から成る。本実施の形態においては、吸着ローラ7
1は帯磁性材料を混合することによって形成されたスポ
ンジから成るが、軸71aだけを帯磁性材料によって形
成することもできる。
【0029】なお、非磁性一成分のトナーが使用される
ので、前記吸着ローラ71にトナーが付着することはな
い。また、搬送ベルト31において、点P2より上流側
における点P3までの領域の距離L2は310.5〔m
m〕である。したがって、搬送ベルト31に金属粉等が
付着しても、搬送ベルト31が走行させられて吸着ロー
ラ71を通過する際に、吸着ローラ71の磁力によって
金属粉等が吸引され、搬送ベルト31から除去される。
【0030】この場合、前記各感光体ドラム21を搬送
ベルト31と接触させる前に、搬送ベルト31を走行さ
せて吸着ローラ71を通過させ、搬送ベルト31から金
属粉等を除去しておく必要がある。そこで、電源が投入
された後、画像形成装置のカバー10が開閉された後等
においてウォームアップが行われるとき、又は印刷起動
がかかったときに、前記各プロセスカートリッジ16が
印刷位置に置かれる前に、前記制御部11の図示されな
い前走行処理手段は、前記搬送ベルト31を前記距離L
2だけ走行させる。
【0031】その結果、各プロセスカートリッジ16が
印刷位置に置かれる時点において、点P2より上流側に
おける点P3までの領域から金属粉等が除去されること
になる。なお、点P3より上流側における点P2までの
領域からは、各プロセスカートリッジ16が印刷位置に
置かれる時点において金属粉等が除去されていないが、
前記領域は各感光体ドラム21に到達する前に吸着ロー
ラ71を通過するので、金属粉等が除去される。
【0032】この場合、前記距離L2は、第1の実施の
形態における距離L1より短く、約1/2以下であるの
で、印刷を開始するまでの時間を短くすることができ
る。次に、本発明の第3の実施の形態について説明す
る。なお、画像形成装置の構成については第1の実施の
形態と同様であるので、図1を援用して説明する。この
場合、印刷媒体吸着機構37は、帯磁性材料から成るス
ポンジによって形成され、磁力によって搬送ベルト31
上の金属粉等を除去する帯磁部材としての吸着ローラ7
1(図3)を備える。本実施の形態においては、吸着ロ
ーラ71を帯磁性材料から成るスポンジによって形成す
るようにしているが、軸71aを帯磁性材料によって形
成することもできる。
【0033】また、搬送ベルト31の走行方向における
最も下流側のアップ・ダウンシャフト23を除く、他の
アップ・ダウンシャフト22が帯磁性材料によって形成
され、帯磁部材を構成する。ここで、搬送ベルト31に
おいて、点P4より上流側における点P3までの領域の
距離L3は40.5〔mm〕である。また、搬送ベルト
31において、各点P6より上流側における直近の各点
P5までの領域の距離L4、及び点P2より上流側にお
ける直近の点P5までの距離L5は46.5〔mm〕で
ある。
【0034】したがって、搬送ベルト31に金属粉等が
付着しても、該搬送ベルト31が走行させられて吸着ロ
ーラ71及びアップ・ダウンシャフト22を通過する際
に、吸着ローラ71及びアップ・ダウンシャフト22の
磁力によって金属粉等が吸引され、搬送ベルト31から
除去される。なお、非磁性一成分のトナーが使用される
ので、前記吸着ローラ71にトナーが付着することはな
い。したがって、感光体ドラム21上のトナー像及び印
刷媒体に転写されたトナー像が乱れることはない。
【0035】この場合、前記各感光体ドラム21を搬送
ベルト31と接触させる前に、搬送ベルト31を走行さ
せて吸着ローラ71及びアップ・ダウンシャフト22を
通過させ、搬送ベルト31から金属粉等を除去しておく
必要がある。そこで、電源が投入された後、画像形成装
置のカバー10が開閉された後等においてウォームアッ
プが行われるとき、又は印刷起動がかかったときに、前
記各プロセスカートリッジ16が印刷位置に置かれる前
に、前記制御部11の図示されない前走行処理手段は、
前記搬送ベルト31を前記距離L3、L4のうちの長い
方の距離(本実施の形態においては距離L4)だけ走行
させる。
【0036】その結果、各プロセスカートリッジ16が
印刷位置に置かれる時点において、搬送ベルト31にお
ける点P4より上流側における点P3までの領域、各点
P6より上流側における直近の各点P5までの領域、及
び点P2より上流側における直近の点P5までの領域か
ら金属粉等が除去されることになる。なお、そのほかの
領域からは、各プロセスカートリッジ16が印刷位置に
置かれる時点において金属粉等が除去されないが、前記
領域は、各感光体ドラム21に到達する前に吸着ローラ
71及びアップ・ダウンシャフト22を通過するので、
金属粉等が除去される。
【0037】この場合、前記距離L3、L4、L5は、
それぞれ第1の実施の形態における距離L1より短く、
約1/15であり、第2の実施の形態における距離L2
より短く、約1/7であるので、印刷を開始するまでの
時間を短くすることができる。さらに、印刷中に装置本
体の上部から各プロセスカートリッジ16間を通り、前
記搬送ベルト31上に落下する金属粉についても、アッ
プ・ダウンシャフト22によって除去することができ
る。
【0038】前記各実施の形態においては、エンドレス
の搬送ベルトによって印刷媒体を搬送し、該印刷媒体に
トナー像を転写するようにしているが、エンドレスの感
光体ベルトを使用し、該感光体ベルト上に各色のトナー
像を重ねて転写してカラーのトナー像を形成し、該カラ
ーのトナー像を印刷媒体に一括して転写するようにした
中間転写型の画像形成装置に本発明を適用することがで
きる。
【0039】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、画像形成装置においては、駆動手段を駆動するこ
とによって走行させられ、印刷媒体を搬送する搬送ベル
トと、該搬送ベルトに沿って配設され、感光体ドラム、
及び該感光体ドラムにトナーを付着させてトナー像を形
成する現像器を備えたプロセスカートリッジとを有す
る。
【0041】また、前記搬送ベルトと対向させて帯磁部
材が配設される。この場合、搬送ベルトに金属粉等が付
着しても、搬送ベルトが走行させられて帯磁部材が配設
された付近を通過する際に、帯磁部材の磁力によって金
属粉等が吸引され、搬送ベルトから除去される。したが
って、前記金属粉等が感光体ドラムの表面を傷つけるこ
とがなく、画像に斑点模様等が形成されることがなくな
るので、画像品位を向上させることができる。
【0042】また、前記金属粉等が搬送ベルトに付着す
るのを防止するために、金属粉等を除去する工程を設け
たり、画像形成装置を組み立てる環境及び画像形成装置
を使用する環境の清浄度を厳しく管理したりする必要が
なくなるので、画像形成装置のコストを低くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における画像形成装
置の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるベルトクリ
ーニング機構及び廃トナー搬送機構の概略図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における印刷媒体吸
着機構の概略図である。
【符号の説明】
16 プロセスカートリッジ 21 感光体ドラム 22 アップ・ダウンシャフト 31 搬送ベルト 37 印刷媒体吸着機構 38 ベルトクリーニング機構 60 マグネットシート 63 現像器 71 吸着ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢吹 誠 東京都港区芝浦四丁目11番地22号 株式会 社沖データ内 Fターム(参考) 2H034 AA00 2H071 BA04 BA14 DA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)駆動手段を駆動することによって
    走行させられ、印刷媒体を搬送する搬送ベルトと、
    (b)該搬送ベルトに沿って配設され、感光体ドラム、
    及び該感光体ドラムにトナーを付着させてトナー像を形
    成する現像器を備えたプロセスカートリッジとを有する
    とともに、(c)前記搬送ベルトと対向させて帯磁部材
    が配設されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 (a)前記搬送ベルト上のトナーを除去
    するベルトクリーニング機構を有するとともに、(b)
    前記帯磁部材は前記ベルトクリーニング機構に配設され
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 (a)前記印刷媒体を搬送ベルトに吸着
    させる印刷媒体吸着機構を有するとともに、(b)前記
    帯磁部材は前記印刷媒体吸着機構に配設される請求項1
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 (a)前記プロセスカートリッジは、ア
    ップ・ダウンシャフトを回転させることによって揺動さ
    せられ、(b)前記帯磁部材は前記アップ・ダウンシャ
    フトから成る請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記トナーは、非磁性一成分の現像剤か
    ら成る請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
JP10362548A 1998-12-21 1998-12-21 画像形成装置 Withdrawn JP2000181317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10362548A JP2000181317A (ja) 1998-12-21 1998-12-21 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10362548A JP2000181317A (ja) 1998-12-21 1998-12-21 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000181317A true JP2000181317A (ja) 2000-06-30

Family

ID=18477140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10362548A Withdrawn JP2000181317A (ja) 1998-12-21 1998-12-21 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000181317A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005242261A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、これを含むプロセスカートリッジおよびこれを備えた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005242261A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、これを含むプロセスカートリッジおよびこれを備えた画像形成装置
JP4547166B2 (ja) * 2004-02-27 2010-09-22 株式会社リコー 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5678150A (en) Image forming apparatus
JP2003057964A (ja) 画像形成装置
JP2000181317A (ja) 画像形成装置
JP2003084572A (ja) 画像形成装置
JPH10171226A (ja) 現像装置及びそれを備えた電子写真装置
JPH10111629A (ja) 画像形成装置
JP2002132107A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
KR19980019715A (ko) 전자사진 현상방식을 채용한 화상형성장치의 역전사 감소방법과 장치
JPH1115246A (ja) 現像装置
JP3313901B2 (ja) 電子写真装置
JP2006308629A (ja) 画像形成装置
JP3372779B2 (ja) 画像形成装置
JPH11258919A (ja) 画像形成装置
JP2002278388A (ja) トナー飛散防止装置及び画像形成装置
JP2004333929A (ja) 画像形成装置
JPH0489733A (ja) 電子写真装置
JPH01108572A (ja) 現像装置
JP2000047483A (ja) 画像形成装置
JPS62163081A (ja) 画像形成装置
JP2023065849A (ja) 磁気部材を用いたキャリア除去装置
JPH10147447A (ja) 画像形成装置のベルト搬送装置
JPH06186888A (ja) 電子写真装置
JP2004037637A (ja) クリーニング装置,プロセスカートリッジ,および画像形成装置
JP2002023526A (ja) 転写装置
JPH04140775A (ja) 静電記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307