JP2000180600A - 固体ターゲット及び中性子発生装置 - Google Patents

固体ターゲット及び中性子発生装置

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JP2000180600A
JP2000180600A JP10352267A JP35226798A JP2000180600A JP 2000180600 A JP2000180600 A JP 2000180600A JP 10352267 A JP10352267 A JP 10352267A JP 35226798 A JP35226798 A JP 35226798A JP 2000180600 A JP2000180600 A JP 2000180600A
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久人 田川
Michio Murase
道雄 村瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】陽子線入射窓の形状を変えることにより耐圧性
能を向上し、大出力時にも冷却性能を維持できるよう
な、薄肉構造の陽子線入射窓を備えた固体ターゲットを
提供すること。 【解決手段】ターゲット容器2の内部に、ターゲット支
持板6にターゲット板4をはめ込んだターゲットを複数
枚重ね合わせた中性子源固体ターゲットにおいて、陽子
線入射窓3の形状を、ターゲット容器2の内部方向に曲
率を持った半円筒形状とし、さらに低発熱部分のターゲ
ット容器2の厚さを発熱密度に反比例させて厚くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高エネルギーの陽
子線などを固体重金属に照射して、核破砕反応により高
密度の中性子を発生させる固体ターゲット及び中性子発
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高エネルギーの陽子線を重金属ターゲッ
トに照射して、核破砕反応により高密度の中性子を発生
させる中性子発生装置は、入射エネルギーに対して最も
多くの中性子を発生させることができ、原子炉に比べて
設備が簡素である。このため、中性子を利用する生命科
学,物質・材料研究,核物理,医療など多分野での利用
を目的として、欧州,米国,日本など世界的に大出力化
した中性子発生装置の建設が計画されている。
【0003】従来、ターゲット材料には、ウラン,タン
タル,タングステンなどの固体重金属が使用されてい
る。このような固体ターゲットの構造に関する従来技術
として、例えば、“Prospects for Targets and Methan
e Moderators at ISIS”,T.A.Broome,13th Meeting of
the International Collaboration on AdvancedNeutro
n Sources,October 11−14,1995 に記載のものがある。
【0004】この固体ターゲットは、現在、世界最高の
160kWの出力を持った英国のラザフォード・アップ
ルトン研究所で稼働中のものである。ターゲットは核破
砕反応により発熱するので、平板状ターゲットを陽子線
入射方向に複数枚並べたターゲット集合体を内蔵するタ
ーゲット容器に冷却水を循環して、各ターゲット板の間
隙に冷却水を流通することによりターゲット板を冷却し
ている。
【0005】ターゲット容器の陽子線入射側には平板状
の陽子線入射窓が取り付けられている。陽子線入射窓は
片面冷却となるので、冷却性を確保するために肉厚を薄
くして発熱量を抑えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、計画されている
中性子発生装置は、陽子線出力が従来より一桁大きく、
上記の従来技術を適用した場合、以下の問題が発生す
る。ターゲットの発熱は出力増大に伴って大きくなるの
で、大出力ターゲットを十分冷却するには、冷却水流速
を従来より大きくして、ターゲット表面の熱伝達率を大
きくする必要がある。一方、ターゲット容器内での冷却
水の圧力損失は流速の2乗に比例するので、冷却水の運
転圧力を従来より高く設定しなければならない。この場
合、ターゲット容器の耐圧性能を維持するには容器の肉
厚を厚くする必要がある。
【0007】しかしながら、陽子線照射による発熱量は
構造材の厚さと発熱密度に比例するので、大出力陽子線
の入射窓を厚肉構造とすると発熱量が過大となり、その
冷却が困難となる。従って、陽子線入射窓の肉厚をなる
べく薄くする必要があるが、従来の平板構造では、ター
ゲット容器の耐圧性能の維持が困難になる。
【0008】本発明の目的は、ターゲット容器の耐圧性
能を維持しつつ、陽子線入射窓の肉厚を薄くして冷却性
能を向上できる固体ターゲット及びこれを用いた中性子
発生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の発明は、高エネルギーの陽子線を固体状の
重金属に照射して核破砕反応により高密度の中性子を発
生させ、重金属を内蔵するターゲット容器内に冷却材を
循環して重金属を冷却する方式の固体ターゲットにおい
て、陽子線入射によるターゲット容器の発熱部分を曲率
を有する構造としたことを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するための請求項2の発明
は、高エネルギーの陽子線を固体状の重金属に照射して
核破砕反応により高密度の中性子を発生させ、重金属を
内蔵するターゲット容器内に冷却材を循環して重金属を
冷却する方式の固体ターゲットにおいて、陽子線入射に
よるターゲット容器の発熱部分の厚さを発熱密度に反比
例して変化させたことを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するための請求項3の発明
は、固体ターゲットと冷却材の冷却設備とを備えた中性
子発生装置において、冷却設備は、冷却材及び加圧気体
を内蔵した冷却材タンクと、冷却材タンクから固体ター
ゲットに冷却材を供給する循環ポンプと、固体ターゲッ
トから排出された冷却材を冷却する冷却器と、冷却器で
冷却された冷却材を浄化する浄化装置とを備え、固体タ
ーゲットには、請求項1又は請求項2の発明による固体
ターゲットを使用したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による固体ターゲッ
ト及び中性子発生装置について、図面を用いて詳細に説
明する。
【0013】図1は、本発明による固体ターゲットの第
1実施例の陽子線入射窓3付近の縦断面を示している。
陽子線1がターゲット容器2の左側から入射する。ター
ゲット容器2の内部には、タンタルやタングステンなど
の固体重金属を使用した複数の平板状のターゲット板4
と窓部用に変形した複数のターゲット板16とが、冷却
材流路5を挾んで陽子線入射方向(図1の横方向)に並
んでいる。冷却材流路5は、各ターゲット支持板6及び
17により各ターゲット板4及び16の間に設けられた
ギャップとして構成されている。ターゲット支持板6及
び17は、ターゲット固定上板7とターゲット固定下板
8で固定され、ターゲット集合体を構成している。
【0014】陽子線1が100MeV以上のエネルギー
でターゲット板4及び16に入射すると、核破砕反応に
より中性子が発生し、ターゲット板4及び16は発熱す
る。そこで、各冷却材流路5に冷却材を強制的に流すこ
とにより各ターゲット板4及び16を冷却する。冷却材
は発生した中性子を吸収してしまうので、冷却材流路5
の幅(ターゲット板の間隔)をなるべく狭くして冷却材
の体積割合を減らし、中性子の利用効率を向上してい
る。
【0015】例えば、出力が1.5MW の固体ターゲッ
トの場合、ターゲット板での発熱密度が約1kW/cm3
と非常に高いので、ターゲット表面の熱伝達を良くする
ため冷却材を高速で流す必要がある。ところが、上記理
由により冷却材流路5の幅は約1〜2mmと非常に狭いの
で、冷却材の圧力損失が大きい。従って、ターゲット入
口では冷却材の運転圧力を10気圧程度にする必要があ
る。
【0016】ターゲット容器2は上記運転条件に対する
耐圧性能を維持する必要があるが、陽子線入射窓3はタ
ーゲット板4及び16と同様に発熱し、また内側だけの
冷却となるので、厚肉構造にすると十分な冷却が不可能
となる。そこで、本実施例の固体ターゲットでは、陽子
線入射窓3を半円筒形状にして容器内部に向かって曲率
を持たせることにより、平板形状の場合に比べて約1/
4の肉厚で耐圧性能を維持できる構造となっている。
【0017】図2は、図1の固体ターゲットを陽子線入
射側から見た構造図を示している。発熱領域20は、陽
子線入射窓3とテーパ部15に広がっている。図3は陽
子線中心からの上下方向距離に対する発熱密度の相対値
を示しており、陽子線入射領域の外側では、発熱密度は
急激に低下することが判る。そこで図1のように、陽子
線入射領域外側の発熱部分のターゲット容器の肉厚に、
発熱密度に反比例するようにテーパを付け、陽子線入射
窓3より厚肉構造にして、ターゲット容器の耐圧性能を
さらに向上している。
【0018】ターゲット板4は、図7に示すように、上
下部分がターゲット板4よりも冷却材流路の幅分だけ厚
いターゲット支持板6にはめ込まれている。これを陽子
線入射方向に重ね合わせて、ターゲット固定上板7とタ
ーゲット固定下板8で挾んで溶接することにより、冷却
材流路付きの強固なターゲット集合体を容易に構成する
ことができる。この構造を、図5に図1のB−B断面図
として示す。ターゲット集合体はターゲット容器2の内
部に設けた凹部2aに沿って挿入され、冷却材入口側流
路10と冷却材出口側流路11を構成している。冷却材
入口側流路10から流入してきた冷却材は、図1の各冷
却材流路5を流れてターゲット板4を冷却した後、冷却
材出口側流路11に流出する。
【0019】図6に、陽子線入射窓3付近に使用するタ
ーゲット板16の形状を示す。ターゲット板16は、陽
子線入射窓3に接触しない高さになるように寸法が決め
られており、ターゲット支持板17の上下の枠にはめ込
まれている。
【0020】図6に示すように、ターゲット支持板17
は、図7のターゲット支持板6の左右両端の枠が外側に
張り出した構造をしており、張り出し部17aの厚さは
上下の枠と同じように、ターゲット板16の厚さに冷却
材流路5の厚さを加えたものになっている。
【0021】張り出し部17aの断面形状を、図1のA
−A断面を示す図4を用いて説明する。張り出し部17
aの幅は、図4に示すように、張り出し部17aがター
ゲット容器2の内側側面に接するように設定されてい
る。張り出し部17aの高さは、図4に示すように、陽
子線入射窓3の高さ方向の下端から上端の間の領域に対
応させて設定されている。
【0022】このようなターゲット支持板を使用すれ
ば、冷却材入口側流路10と冷却材出口側流路11のう
ち、冷却材の流通が不要な空間をターゲット支持板17
で埋めることにより、冷却材の体積割合を従来型と同等
にすることができるので、中性子利用効率を低下させず
に陽子線入射窓3の耐圧性能を向上することが可能であ
る。
【0023】図8は本発明の固体ターゲット全体の側面
図で、図9はそのA−A断面である。ターゲット容器2
の内部には、図4及び図5で示したターゲットで構成さ
れるターゲット集合体が内蔵されている。
【0024】冷却材入口13から10kg/cm2 程度の圧
力で流入してきた冷却材は、冷却材入口側流路10から
各ターゲット板4の間の各冷却材流路5に分流しなが
ら、陽子線入射方向へ流れていく。冷却材はターゲット
板4で冷却した後、冷却材出口側流路11へ流れ込み、
冷却材出口12へ流出する。
【0025】陽子線入射窓3は、ターゲット容器2の内
部方向に曲率を持つ半円筒形状をしているので、薄肉構
造でも耐圧性能を維持することができ、また陽子線入射
による発熱量を低減して十分な冷却を可能としている。
【0026】図9に示すように、冷却材入口側流路10
と冷却材出口側流路11のうち、冷却材が不要な陽子線
入射窓の両側部分は、図6で示したターゲット支持板1
7を使用することにより、ターゲット支持板17の張り
出し部17aで埋められている。従って、従来の陽子線
入射窓を使用した場合に比べて冷却材体積率を増加させ
ることがないので、冷却材への中性子吸収量を増加させ
ることなく、中性子利用効率を維持したまま、陽子線入
射窓の耐圧性能を向上することができる。
【0027】ターゲット板4は、寿命を延ばすために、
使用中の最高温度を制限する必要があるので、与えられ
た発熱密度に対して、使用できるターゲット板4の厚さ
には制限値がある。発熱密度は陽子線入射窓3近傍で最
も高く、陽子線入射窓3から遠くなるほど減少してい
く。従って、図9に示すように、各位置での発熱密度に
応じて各ターゲット板4の厚さを変えることにより、全
てのターゲット板4の最高温度を制限値以下に抑えてい
る。このようにして、ターゲット板の寿命を延ばし、経
済性の良い固体ターゲットを構成することができる。
【0028】ターゲット容器2の冷却材出入口側には、
フランジ30が取り付けられており、レデューサ34及
び35に取り付けられたフランジ31と接続されてい
る。レデューサ34及び35の反対側には、冷却設備と
の接続用フランジ32及び33が取り付けられた円管3
6及び37が接続されている。ターゲット容器2の冷却
材出入口流路は矩形断面なので、レデューサ34及び3
5により、流路の断面形状を徐々に円形に変形してい
る。
【0029】次に、本発明による固体ターゲットの第2
実施例を説明する。図10は、ターゲット容器2の陽子
線入射窓3付近の縦断面を示している。本実施例におい
ても、陽子線入射窓3は曲率を持った構造となっている
が、ターゲット容器2の外側に向かって半円筒形状をし
ている点が、第1実施例と異なっている。陽子線入射窓
3以外の固体ターゲット全体の構造は、第1実施例と同
様である。
【0030】本実施例の場合、陽子線入射窓3の内部に
ターゲット板を設置することが難しくなるが、第1実施
例よりも耐圧性能が良くなるので、さらに薄肉構造とし
て冷却性能を向上することができる。
【0031】本発明による固体ターゲットの第3実施例
を図11に示す。本実施例では陽子線入射窓3は曲率を
持っていないが、低発熱部分の厚さを発熱密度に反比例
させて厚くして、テーパ部15を構成している。陽子線
入射窓3以外の固体ターゲット全体の構造は、第1実施
例と同様である。
【0032】本実施例の場合、第1実施例よりも耐圧性
能が低下するが、陽子線入射窓3全面を均一の厚さにす
るより耐圧性能が向上する。また、全ての領域で、平板
状のターゲット板4を使用することができるので、ター
ゲット集合体の構造が簡単になる。
【0033】図12に、陽子線入射窓の肉厚に対する各
実施例の効果を示す。この図では、従来の平板型陽子線
入射窓と同等の耐圧性能を持つ、各実施例による陽子線
入射窓3の厚さを、従来の平板型陽子線入射窓の厚さに
対する相対値で示している。まず、陽子線入射領域外側
の低発熱部分のターゲット容器の厚さを、発熱密度に反
比例するようにテーパ部を付けて厚くすると、陽子線入
射窓3の厚さを従来の0.7 倍にすることができる。
【0034】次に、陽子線入射窓に曲率を付けると構造
強度が増すので、さらに薄肉構造にすることができる。
内曲面型の半円筒構造の場合は従来型の約4分の1、外
曲面型の半円筒構造の場合は従来型の10分の1に薄肉
化できる。内曲面型の場合、図6のターゲット板16と
ターゲット支持板17を使用して不必要な冷却材流路を
消去し、冷却材体積率を従来と同等にすることにより、
中性子利用効率を低下させずに耐圧性能を向上すること
ができる。
【0035】既に説明したように、固体ターゲットは陽
子線照射により発熱するので、ターゲット容器2に冷却
材を循環してターゲット板を冷却しながら動作させる必
要がある。このため、図13に示すように冷却設備を設
け、この配管を冷却材入口13に接続し、液体の冷却材
をターゲット容器2に送り込んで冷却材入口側流路10
から各ターゲット板4の隙間である冷却材流路5に流
し、冷却材でターゲット板4を除熱した後、冷却材出口
側流路11を通って冷却材出口12から流出させ、固体
ターゲットを冷却するようにしてある。
【0036】図13に示す冷却設備は、冷却材タンク4
0,冷却材循環ポンプ41,冷却器42,冷却材浄化装
置43などで構成される。冷却材には重水が用いられて
おり、冷却材循環ポンプ41により、冷却材タンク40
からターゲット集合体14に供給される。
【0037】ターゲット集合体14のターゲット板4を
除熱して温度が上昇した冷却水は、冷却器42で二次冷
却水により冷却され、冷却材浄化装置43で不純物が除
去された後、冷却材タンク40に戻る。この冷却材タン
ク40の上部空間には、窒素などの不活性気体が加圧気
体44として封入されており、この気体の圧力で冷却系
統を加圧することにより、圧力損失を考慮した上で、冷
却材流路5内での冷却水の沸騰を抑えている。
【0038】冷却器42には、二次冷却水入口45から
二次冷却水が供給され、ここで加熱された二次冷却水
は、二次冷却水出口46から排出され、図示していない
クーリングタワーなどに送られ、奪ってきた熱が最終的
には大気中に放出される。
【0039】冷却材浄化装置43が、冷却器42の下流
側に設けられているのは、一般的なフィルタエレメント
やイオン交換樹脂は、通常、高温での使用に適していな
いためである。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、固体ターゲットの陽子
線入射窓の耐圧性能を向上することができるので、陽子
線入射窓を薄肉構造とすることができ、大出力ターゲッ
トでも十分な冷却が可能な中性子源固体ターゲットを容
易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体ターゲットの第1実施例を示
す縦断面図。
【図2】図1の固体ターゲットを陽子線入射側から見た
構造図。
【図3】陽子線中心からの距離に対する発熱密度の相対
値を示す図。
【図4】図1のA−A断面図。
【図5】図1のB−B断面図。
【図6】図4のターゲット板の構造図。
【図7】図5のターゲット板の構造図。
【図8】本発明による固体ターゲットの第1実施例の全
体図。
【図9】図8のA−A断面図。
【図10】本発明による固体ターゲットの第2実施例を
示す縦断面図。
【図11】本発明による固体ターゲットの第3実施例を
示す縦断面図。
【図12】各実施例の効果を示す図。
【図13】本発明による中性子発生装置の概略構成図。
【符号の説明】
1…陽子線、2…ターゲット容器、3…陽子線入射窓、
4,16…ターゲット板、5…冷却材流路、6,17…
ターゲット支持板、7…ターゲット固定上板、8…ター
ゲット固定下板、9…ストッパー、10…冷却材入口側
流路、11…冷却材出口側流路、12…冷却材出口、1
3…冷却材入口、14…ターゲット集合体、15…テー
パ部、20…発熱領域、30,31,32,33…フラ
ンジ、34,35…レデューサ、36,37…円管、4
0…冷却材タンク、41…冷却材循環ポンプ、42…冷
却器、43…冷却材浄化装置、44…加圧気体、45…
二次冷却水入口、46…二次冷却水出口。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陽子線を固体状の重金属に照射して核破砕
    反応により中性子を発生させ、前記重金属を内蔵するタ
    ーゲット容器内に冷却材を循環して前記重金属を冷却す
    る方式の固体ターゲットにおいて、陽子線入射による前
    記ターゲット容器の発熱部分を曲率を有する構造とした
    ことを特徴とする固体ターゲット。
  2. 【請求項2】陽子線を固体状の重金属に照射して核破砕
    反応により中性子を発生させ、前記重金属を内蔵するタ
    ーゲット容器に冷却材を循環して前記重金属を冷却する
    方式の固体ターゲットにおいて、陽子線入射による前記
    ターゲット容器の発熱部分の厚さを発熱密度に反比例し
    て変化させたことを特徴とする固体ターゲット。
  3. 【請求項3】陽子線を固体状の重金属に照射して核破砕
    反応により中性子を発生させ、前記重金属を内蔵するタ
    ーゲット容器に冷却材を循環して前記重金属を冷却する
    方式の固体ターゲットと、前記冷却材の冷却設備とを備
    えた中性子発生装置において、前記冷却設備は、冷却材
    及び加圧気体を内蔵した冷却材タンクと、該冷却材タン
    クから固体ターゲットに冷却材を供給する循環ポンプ
    と、前記固体ターゲットから排出された冷却材を冷却す
    る冷却器と、該冷却器で冷却された冷却材を浄化する浄
    化装置とを備え、前記固体ターゲットが請求項1又は請
    求項2のいずれかに記載の特徴を有することを特徴とす
    る中性子発生装置。
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