JP2000180309A - スパークプラグ検査方法、スパークプラグ検査装置及びスパークプラグ製造方法 - Google Patents
スパークプラグ検査方法、スパークプラグ検査装置及びスパークプラグ製造方法Info
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- JP2000180309A JP2000180309A JP10358003A JP35800398A JP2000180309A JP 2000180309 A JP2000180309 A JP 2000180309A JP 10358003 A JP10358003 A JP 10358003A JP 35800398 A JP35800398 A JP 35800398A JP 2000180309 A JP2000180309 A JP 2000180309A
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Abstract
とができ、しかもピンボケによる検査精度低下を防止し
つつ、高能率にて検査を行うことができるスパークプラ
グの検査方法を提供する。 【解決手段】 多極スパークプラグのギャップ検査を行
う際に、接地電極W2の先端位置を、撮影工程に先立っ
て基準部位置として予め測定する。この基準部位置は、
スパークプラグ毎にばらつくことを想定している。そし
て、撮影に際しては、撮影光学系の焦点距離が固定され
たカメラ40を、測定した基準部位置の情報を参照し
て、検査対象部分すなわち接地電極W2の先端部に対し
合焦するように位置合わせするようにする。カメラ40
として焦点式のものを用いることで検査対象部分を高倍
率にて撮影でき、検査精度を高めることができる。ま
た、検査対象となるスパークプラグW毎にカメラを合焦
位置に位置合わせするので、ピンボケによる検査精度低
下を防止することができる。
Description
査方法、スパークプラグ検査装置及びスパークプラグ製
造方法に関する。
ギャップの間隔や電極の偏心、あるいは発火部に貴金属
チップを固着したスパークプラグの場合には、そのチッ
プの固着位置など、各種の検査項目がある。この検査を
行うに当たっては、カメラにより検査対象部位の撮影を
行い、その撮影画像に基づいて検査情報を得るよう方法
が一般的である。例えば、火花ギャップを検査する場合
は、ギャップ周辺部分(接地電極及び中心電極のギャッ
プを挟んで対向する部分)の撮影をCCDカメラ等によ
り撮影し、その撮影画像から各電極の対向エッジを定
め、そのエッジ間距離からギャップ間隔を測定すること
が行われている。
プをはじめとするスパークプラグの検査対象部位は、近
年のスパークプラグの小型化とも相俟って寸法が小さく
なる傾向にあり、また、許容される公差範囲も狭く厳し
いものとなってきている。そのため、画像撮影による検
査においても、その撮影倍率を大きくして精度向上を図
ることが行われている。この場合、検査精度に影響を及
ぼす重要な因子として、撮影画像の合焦精度がある。端
的に言えば、得られた画像が焦点はずれ(いわゆるピン
ボケ)の状態になっていると、例えばギャップ間隔測定
の場合はエッジ位置がぼけて不明瞭になるばかりでな
く、得られる画像の大きさも変化するから、検査精度の
大幅な低下につながることは必至である。
カメラを使用すればピンボケ時の画像サイズ変化は防止
できるが、撮影倍率は低くならざるを得ないので高精度
の検査には使用できない。従って、ある程度の撮影倍率
を確保するには焦点方式のカメラを用いる必要がある
が、倍率の高い光学系は焦点深度が浅いためピンボケの
問題が一層生じやすくなる。例えば、従来の検査方式で
は、ホルダ等に保持された撮影対象スパークプラグに対
し位置固定のカメラにより撮影を行っていたため、スパ
ークプラグの寸法ばらつきにより検査対象部位の位置が
少しでも変わると、すぐピンボケになり検査精度の低下
が避けがたかった。他方、検査対象となるスパークプラ
グ毎に、目視にてその都度ピントを合わせ直すのは極め
て面倒で能率が悪く、例えば全数検査を行うには現実的
でない。
検査精度を高めることができ、しかもピンボケによる検
査精度低下を防止しつつ、高能率にて検査を行うことが
できるスパークプラグの検査方法及び検査装置と、それ
を用いたスパークプラグの製造方法とを提供することに
ある。
題を解決するために、本発明のスパークプラグの検査方
法(装置)は、 撮影光学系の焦点距離が固定されるこ
とにより、検査対象部分を焦点距離に応じて定まる一定
の倍率にて撮影するカメラを用い、スパークプラグの検
査対象部分を、所定の撮影方向から該カメラにより撮影
する撮影工程(撮影手段)と、撮影工程に先立って、ス
パークプラグの一部分を基準部として使用し、撮影方向
におけるその基準部の位置を測定する基準部位置測定工
程(基準部位置測定手段)と、その測定された基準部位
置に基づき検査対象部分に合焦するカメラ位置を定め、
その定められたカメラ位置へカメラを移動・位置決めす
るカメラ位置調整工程(カメラ位置調整手段)と、撮影
された検査対象部分の画像から所定の検査情報を生成す
る検査情報生成工程(検査情報生成手段)と、その生成
した検査情報を出力する検査情報出力工程(検査情報出
力手段)と、を含むことを特徴とする。
クプラグの一部分を基準部として使用し、撮影工程に先
立って、撮影方向におけるその基準部の位置を予め測定
する。この基準部の位置は、スパークプラグ毎にばらつ
くことを想定している。そして、撮影に際しては、撮影
光学系の焦点距離が固定されたカメラ(すなわち、検査
対象部分を焦点距離に応じた一定の倍率にて撮影するカ
メラ)を、測定した基準部位置の情報を参照して、検査
対象部分に対し合焦するように位置合わせする。カメラ
として、上記のような焦点式のものを用いることで検査
対象部分を高倍率にて撮影でき、検査精度を高めること
ができる。また、検査対象となるスパークプラグ毎にカ
メラを合焦位置に位置合わせするので、ピンボケによる
検査精度低下を防止することができる。
の都度ピント合わせする形で行うのではなく、位置合わ
せに先立って別途センサ等により基準部位置を測定して
おき、その測定結果から検査対象部分に合焦するカメラ
位置を定め、その定められたカメラ位置へカメラを移動
・位置決めすることにより行う。例えば既知の標準対物
位置に対して合焦するカメラ位置を基準カメラ位置とし
て予め求めておけば、測定された基準部位置と標準対物
位置との隔たりから、検査対象部分に合焦するカメラ位
置を容易に算出できるので、焦点式のカメラを用いてい
るにも拘わらずカメラの位置決めを容易に行うことがで
き、検査工程の能率化を図ることが可能となる。この場
合、本発明の検査装置のカメラ位置調整手段は、カメラ
を撮影方向において、任意の位置を保持可能にスパーク
プラグに対して接近・離間させるカメラ駆動手段と、基
準部位置の測定結果に基づき、検査対象部分に合焦する
カメラ位置を算出するカメラ位置算出手段と、その算出
されたカメラ位置にカメラが移動・位置決めされるよう
に、カメラ駆動手段の作動を制御するカメラ駆動制御手
段とを備えるものとして構成することができる。
準部と検査対象部分とは別に設定してもよいが、検査対
象部分の少なくとも一部を基準部として使用すること
で、スパークプラグ毎の検査対象部分と基準部との間の
寸法的なばらつきの影響を受けにくくなり、検査精度の
一層の向上を図ることができるようになる。
極の先端が中心電極側面と対向してそれらの間に火花ギ
ャップが形成されたものとすることができる。このよう
なタイプのスパークプラグのギャップ間隔等を検査する
には、火花ギャップ形成部位の少なくとも一部を検査対
象部分とし、中心電極の軸線方向に設定された撮影方向
として該中心電極の先端側から検査対象部分をカメラに
より撮影するのが好都合である。この場合、接地電極の
曲がり具合や中心電極の先端面位置のばらつきにより、
ギャップ部分の撮影画像は特にピンボケ等を生じやすく
なるが、本発明を適用することによりそのような不具合
が解消され、火花ギャップ検査を高精度かつ能率的に行
うことが可能となる。
は、接地電極の軸線方向における先端面及び中心電極の
先端面のうち、火花ギャップに面する縁部を含む部分を
少なくとも検査対象部分とし、かつ接地電極の軸線方向
における先端位置を基準部位置として測定するようにす
れば、検査対象部分にカメラのピントをより正確に合わ
せることができ、ひいては火花ギャップ検査を一層高精
度に行うことができる。
した状態でカメラによる撮影を行うことができる。この
場合、カメラ位置調整工程においては、スパークプラグ
に代えて所定のマスター治具をホルダに装着し、そのマ
スター治具に対して、ホルダへの装着状態において撮影
方向における位置が既知であり、かつ検査対象となるス
パークプラグの基準部に対応する標準部が設定され、そ
の標準部位に合焦するようにカメラを位置合わせしたと
きのカメラ位置を基準カメラ位置として用いることがで
きる。この場合、ホルダにスパークプラグを装着してそ
の基準部の位置を測定し、その測定された基準部位置の
マスター治具の標準部位置からの隔たりを、基準カメラ
位置からのカメラ変位量として算出し、当該カメラ変位
量を充足する位置にカメラを移動・位置決めするように
する。マスター治具の標準部は、前記した標準対物位置
を与えるものであり、これに対するカメラ合焦位置を基
準カメラ位置として用いることにより、カメラの位置決
めを容易に行うことができ、検査工程の能率化を図るこ
とが可能となる。
数設定されている場合は、各検査対象部位の撮影を行う
に先立ってその都度、それら検査対象部位に対応して設
定された基準部に対する基準部位置測定工程と、その基
準部の位置情報に基づいてそれぞれの検査対象部位に合
焦するようカメラの位置合わせを行うカメラ位置調整工
程とを行うようにすれば、各検査対象部位に対する撮影
並びに検査を高精度にて行うことができる。例えば、ス
パークプラグが、先端面が中心電極の側面と対向する接
地電極が該中心電極の周囲に複数配置された多極型スパ
ークプラグである場合、各接地電極の中心電極の軸線方
向における先端面を、それぞれ基準部として使用する形
で上記方法を実施することで、例えば各接地電極に対応
して形成される火花ギャップの検査を高精度かつ能率よ
く行うことができる。
の第一は、上記した検査方法にてスパークプラグの検査
を行う検査工程と、得られた検査情報に基づいて、検査
対象のスパークプラグの合否判定を行う判定工程と、そ
の判定工程の結果に基づき、スパークプラグを選別する
選別工程とを含むことを特徴とする。検査工程に本発明
の検査方法を適用することにより、不良品を的確に発見
することができるようになり、ひいては不良品が製品流
出する確率を低減することができる。また良品を不良と
誤判定する確率も小さくなることから製品歩留まりの向
上にも寄与する。
の第二は、上記した検査方法の採用により、撮影された
画像からスパークプラグのギャップ間隔を測定し、その
ギャップ間隔測定値を検査情報として出力するととも
に、そのギャップ間隔測定値を参照して、該ギャップ間
隔が目標値に到達するように接地電極に曲げ加工を施す
曲げ工程を含むことを特徴とする。すなわち、本発明の
検査方法により、火花ギャップ間隔の測定・検査を高精
度で行うことが可能となり、かつ目標値に到達しない火
花ギャップを有するスパークプラグの接地電極に、付加
的な曲げ工程を施すことでギャップ間隔の調整を容易に
行うことができる。
に示す実施例を参照して説明する。図1は、本発明のス
パークプラグ検査装置(以下、単に検査装置という)の
一実施例を概念的に示す平面図である。該検査装置1
は、被処理スパークプラグ(以下、ワークともいう)W
を搬送経路C(本実施例では直線的なものとなってい
る)に沿って間欠的に搬送する搬送機構としてのトラバ
ーサ300を備え、その搬送経路Cに沿って、接地電極
整列機構12、基準部位値測定装置(基準位置測定手
段)13、曲げ装置14、及び撮影手段としての撮影・
解析ユニット15等の工程実施部が配置されている。ト
ラバーサ300は、搬送経路Cに沿って敷設されたレー
ル303,303上を移動する移動テーブル302と、
その移動テーブル302に取り付けられた回転ワークホ
ルダ304とを有する移動テーブル機構11を主体に構
成されている。移動テーブル302は、タイミングプー
リ(スプロケットでもよい)306,306に回し懸け
られたタイミングベルト(チェーンでもよい)301の
中間位置に取り付けられ、正逆両方向に回転可能な駆動
モータ24によりタイミングベルト301を巡回駆動す
ることにより搬送経路Cに沿って往復動するとともに、
各工程実施部にて停止しつつ、検査及び曲げの各工程が
順次行われるようになっている。
体金具W3、その主体金具W3の内側に嵌め込まれた絶縁
体W4、絶縁体W4の軸方向に挿通された中心電極W1、
及び主体金具W3に一端が溶接等により結合されるとと
もに他端側が中心電極W1側に曲げ返され、その先端面
が中心電極W1の側面に対向する接地電極W2等を備えて
いる。接地電極W2は、中心電極W1の中心軸線周りに複
数(本実施例では4つ)配置され、全体が多極スパーク
プラグとして構成されている。
す断面図である。その回転ワークホルダ304の上面側
には、その中心位置において垂直方向に形成されたワー
ク装着孔311が開口しており、ここに筒状のサブホル
ダ23に後端部が嵌め込まれたワークWが、該サブホル
ダ23とともに接地電極W2側が上となるように立てた
状態で着脱可能に装着される。他方、回転ワークホルダ
304の下面中心部からは、ワーク装着孔311の軸線
(すなわち、ワークWの軸線)の延長上において回転軸
310が下向きに延び、移動テーブル302に孔設され
た軸孔に挿通されるとともに、ベアリング313,31
4を介して回転可能に支持されている。回転軸310は
モータ315により所定の角度単位、具体的にはワーク
Wの接地電極W2の配置角度間隔(本実施例では90
°)を単位として、正逆両方向に回転駆動される。これ
により、回転ワークホルダ304すなわちワークWは、
自身の軸線周りに接地電極W2の配置角度間隔を単位と
して回転することとなる。
は、図3に示すように、装着されたワークWを取り囲む
形で複数(本実施例では3つ)のワークチャック316
が取り付けられている。各ワークチャック316は、そ
れぞれ図2に示すように、回転ワークホルダ304の上
面に設けられたガイド316cに対し、ワーク装着孔3
11を中心とする半径方向においてワークWに対し進退
可能に取り付けられたスライド部材316aと、そのス
ライド部材316aの上面にボルト316dを用いて固
定されたチャックプレート316bとを有している。図
3に示すように、チャックプレート316bは先端に向
かうほど狭幅となるように、両側面が斜面状に形成され
ており、その先端位置には、ワークW側の被保持面に対
応する形状(この場合、主体金具W3のねじ部の外周面
に対応する円弧状)のワーク保持面316eが形成され
ている。
4の内部には、各スライド部材316aをガイド316
に沿って進退駆動するチャックシリンダ317が内蔵さ
れている。各スライド部材316をチャックシリンダ3
17により装着されたワークWに向けて前進させると、
図3(a)に示すように、ワークWは主体金具W3のね
じ部外周面において、3つのチャックプレート316b
により挟み付けられた状態で保持されることとなる。な
お、図3(b)は、ワークWを保持した状態にて、回転
ワークホルダ304を反時計方向に90°回転させた状
態を示している。
造を示す平面図である。接地電極整列機構12は、移動
テーブル機構11に対するワークWの装着位置に設けら
れており、手動(あるいは装着用のロボットを用いても
よい)にて回転ワークホルダ304に装着されたワーク
Wの、検査対象となる火花ギャップに対応する接地電極
W2を、以降の検査及び曲げ加工の工程実施に好都合と
なる向きに整列・位置合わせするためのものである。こ
の場合、図1に示すように、ワークWの搬送経路Cの片
側に沿って、基準部位置測定を除く各工程の実施位置が
配置される形となっており、接地電極整列機構12は、
接地電極W2の先端面と中心電極W3の側面との対向方向
(図6も参照)が搬送経路Cと略直交し、かつ接地電極
W2が工程実施位置の配列側を向くようにワークWを整
列させるようになっている。
318を備え、その先端側には、1対の整列アーム32
0,320が、回転ワークホルダ304に装着されたワ
ークWの接地電極W2に対応する高さ位置において、略
水平な面内でそれぞれ旋回可能に取り付けられている。
これら2つの整列アーム320,320は、本体318
の先端部幅方向両側に、それぞれピン321,321に
より旋回可能に取り付けられており、先端部には把持ヘ
ッド320a,320aがそれぞれ形成されている。他
方、各アーム320,320の後端部は、図示しないリ
ンク機構及びエアシリンダにより進退駆動される。これ
により整列アーム320,320は、把持ヘッド320
a,320aが互いに接近・離間する向きに旋回駆動さ
れ、整列対象となる接地電極W2を両把持ヘッド320
a,320aにより、所定の整列位置において挟み込む
形で整列・位置決めするようになっている。
を示すものである。該測定装置13は、搬送経路Cを挟
む形でその両側に配置された投光部201と受光部20
2とを備える。投光部201は、幅が中心電極W1の軸
線と略平行となる向きにて帯状のレーザ光L1(図6も
参照)を、測定対象となる接地電極W2を先端部中間位
置にて横切るように投射するものであり、受光部202
は該帯状のレーザ光L1を受けるラインセンサ(例えば
一次元CCDセンサ)により構成されている。レーザ光
L1の接地電極W2に遮られる部分は受光部202に到達
しないので影となり、ラインセンサの出力からこの影の
先端位置を読み取ることで、接地電極W2の先端位置
(基準部位置)を知ることができる。
を示している((a)は要部正面図、(b)は側面図で
ある:画像解析部の電気的構成については後述する)。
撮影・解析ユニット15は、フレーム22上に固定され
たベース36と、そのベース36にほぼ垂直に立設され
た支柱37とを有する。そして、その支柱37にはカメ
ラ駆動部39が、スライドクランプ41,41を介し
て、上下にスライド可能に取り付けられている。カメラ
駆動部39は、ケース43内に昇降ヘッド42と、その
昇降ヘッド42に螺合してこれを昇降移動させるねじ軸
44と、タイミングプーリ48,49とタイミングベル
ト47とを介してねじ軸44を正逆両方向に回転駆動す
るカメラ昇降モータ46とが収容された構造を有する。
昇降ヘッド42には、撮影位置に位置決めされたワーク
Wを撮影するカメラ40と、そのワークWの先端部を照
らす照明部としてのリングライト38とが取り付けら
れ、それらカメラ40とライト38とは一体の撮影装置
本体部45を形成している。
を画像検出部として有するCCDカメラとして構成され
ており、中心電極W1の軸線方向先端側、すなわち上方
からワークWを撮影する。その撮影光学系は、図7
(c)に示すように、固定焦点距離にて、ワークWの中
心電極W1と、これに対向する1つの接地電極W2とを、
火花ギャップgを挟んで対向する縁部同士を検査対象部
分とする形で、視野210内において、前記焦点距離に
応じて定まる倍率にて拡大撮影するものとなっている。
拡大の分解能としては、1画素当りの対応実寸法が5〜
20μm程度となるように設定するのがよい。これが2
0μmを超えると、得られる画像からギャップ間隔測定
等を行う場合、その測定精度を十分に確保できなくなる
場合がある。他方、5μm未満になると視野が狭くなり
過ぎ、例えばギャップ全体が視野内に収まらなくなっ
て、ギャップ間隔測定等を行う上での画像情報が不十分
となる問題を生ずる。例えば、二次元CCDセンサとし
て縦横のピクセル数が478×511のものを使用し、
実寸法による視野寸法を3.5mm×3.5mmとすれ
ば、一画素当りの対応実寸法はおよそ7μm程度とな
る。
作動によりねじ軸44を回転させ、ワークWの撮影方向
(すなわち上下方向)において撮影装置本体部45ひい
てはカメラ40を移動させるとともに、ねじ軸44を停
止させる回転角度位置に応じて、カメラ40を任意の位
置に位置決め・保持させる役割を果たす。
す。曲げ装置14は、装置のベース50上に取り付けら
れた例えば片持式のフレーム50aの前端面に、本体ケ
ース51が取り付けられている。その本体ケース51内
には可動ベース53が昇降可能に収容されており、該可
動ベース53には押圧パンチ54が、本体ケース51の
下端面から突出する形態で取り付けられている。そし
て、可動ベース53に螺合するねじ軸(例えばボールね
じ)55を、押圧パンチ駆動モータ56により正逆両方
向に回転させることにより、押圧パンチ54は、ワーク
Wの接地電極W2の曲げ部に対して、斜め上方から接近
・離間するとともに、ねじ軸駆動の停止位置に対応し
て、任意の高さ位置を保持可能とされている。なお、押
圧パンチ駆動モータ56の回転伝達力は、タイミングプ
ーリ56a、タイミングベルト57及びタイミングプー
リ55aを介して、ねじ軸55に伝達される。
御部100とその周辺の電気的構成を表すブロック図で
ある。主制御部100は、I/Oポート101とこれに
接続されたCPU102、ROM103及びRAM10
4等からなるマイクロプロセッサにより構成されてお
り、ROM103には主制御プログラム103aが格納
されている。そして、I/Oポート101には、トラバ
ーサ300(図1)の駆動部2cが接続されている。該
駆動部2cは、サーボ駆動ユニット2aと、これに接続
された駆動モータ24と、そのモータ24の回転角度位
置を検出するパルスジェネレータ2b等を含んで構成さ
れている。また、I/Oポート101には、各工程の実
施部、移動テーブル機構11、接地電極整列機構12、
基準部位置測定装置13、曲げ装置14及び撮影・解析
ユニット15が接続されている。なお、RAM104
は、CPU102のワークエリア104aとして機能す
る。
構成例を示すブロック図である。移動テーブル機構12
は、その制御部110が、I/Oポート111とこれに
接続されたCPU112、ROM113及びRAM11
4等からなるマイクロプロセッサにより構成されてい
る。また、I/Oポート111には、回転ワークホルダ
304の駆動部304aが接続されている。該駆動部3
04aは、サーボ駆動ユニット115と、これに接続さ
れたテーブル回転モータ315と、そのモータ24の回
転角度位置を検出するパルスジェネレータ(PG)11
6等を含んで構成されている。他方、I/Oポート11
1には、前述のチャックシリンダ317(図2)が、そ
れぞれシリンダドライバ117を介して接続されてい
る。CPU112は、ROM113に格納された制御プ
ログラムによりRAM114をワークエリアとして、主
制御部100からの制御指令を受け、装着されたワーク
Wをチャックするためのチャックシリンダ317の作動
と、回転ワークホルダ304の回転動作との制御を行
う。
的構成を示すものである。該測定装置13は、その制御
部120が、I/Oポート121とこれに接続されたC
PU122、ROM123及びRAM124等からなる
マイクロプロセッサにより構成されている。また、I/
Oポート121には、投光制御部(レーザー光発生制御
部)125を介して投光部201が、またセンサコント
ローラ126を介して受光部202がそれぞれ接続され
ている。センサコントローラ126は、一次元ラインセ
ンサである受光部202の各検知セルからの出力を所定
の閾値により二値化して、これを制御部120に入力す
る。CPU122は、ROM123に格納された位置解
析プログラムによりRAM124をワークエリアとし
て、主制御部100からの測定指令を受けてセンサコン
トローラ126からの出力を取り込み、これを受けて解
析プログラムにより接地電極W2の先端位置(基準部位
置)に変換し、I/Oポート111から出力する処理を
司る。
的構成を示すものである。このユニット15は、カメラ
駆動部39の制御部130と、画像解析部140との、
独立した2つの制御部を含む。まず、カメラ駆動部39
の制御部130は、I/Oポート131とこれに接続さ
れたCPU132、ROM133及びRAM134等か
らなるマイクロプロセッサにより構成されており、RO
M133には制御プログラム133aが格納されてい
る。カメラ昇降モータ56は、サーボ駆動ユニット13
6を介してI/Oポート131に接続されており、パル
スジェネレータ(PG)139がつながれている。CP
U132は制御プログラムによりRAM134をワーク
エリアとして、主制御部100から転送されてくるカメ
ラ位置にカメラ40が位置決めされるよう、モータ56
の作動を制御する役割を果たす。
141とこれに接続されたCPU142、ROM143
及びRAM144等からなるマイクロプロセッサにより
構成されており、ROM143には画像解析プログラム
143aが格納されている。RAM144は、CPU1
42のワークエリアとして機能する。また、I/Oポー
ト141には、カメラ40(二次元CCDセンサ40a
と、そのセンサ出力を二次元デジタル画像入力信号に変
換するためのセンサコントローラ40bとを含む)が接
続されている。そして、CPU142は、解析プログラ
ム143aにより、例えば図7(c)に示す視野の撮影
画像を解析して、火花ギャップgの幅算出等の処理制御
を司る。また、I/Oポート141には、画像表示用の
モニタ146が、モニタ制御部145を介してつながれ
ている。
示すブロック図である。その制御部150は、I/Oポ
ート151とこれに接続されたCPU152、ROM1
53及びRAM154等からなるマイクロプロセッサを
要部として構成されている。押圧パンチ駆動モータ56
は、サーボ駆動ユニット156を介してI/Oポート1
51に接続されており、パルスジェネレータ(PG)1
59がつながれている。そして、CPU152は、RO
M153に格納された制御プログラムによりRAM15
4をワークエリアとして、主制御部100から指示され
た押圧ストロークが得られるようにモータ56を駆動さ
せ、接地電極W2に対する曲げ加工を行う制御を司る。
ークプラグの検査方法ないし製造方法の処理の流れを、
図14のフローチャートを参照して説明する。なお、こ
のフローチャートは、主制御部100(図9)から見た
処理の流れを表している。まずS1において、装置の初
期化を行う。ここでは、図9〜図13の各制御部10
0,110,12,130,140,150等のメモリ
をクリアし、制御プログラムのロードを行う基本的な初
期化処理に続いて、マスター治具を用いた基準カメラ位
置の設定を行う。
被処理スパークプラグ(ワーク)と類似の外観を有して
おり、主体金具相当部M1に接地電極相当部M2が一体形
成されるとともに、図2の回転ワークホルダ304に装
着したときの接地電極相当部M2の先端位置が、対応す
る被処理スパークプラグWの接地電極W2の標準的な先
端位置を与えるものとなるように、各部の寸法が規定さ
れている。なお、接地電極相当部M2には、火花ギャッ
プに相当する部分は形成されていない。このマスター治
具Mを、被処理スパークプラグWと同様に図2の回転ワ
ークホルダ304に装着し、図1のトラバーサ300に
より基準部位置測定装置13へ運んで、その接地電極相
当部M2の先端部(標準部)の位置を測定する。測定値
は主制御部100に転送され、標準部位置K0としてR
AM104に記憶される。
により撮影・解析ユニット15へ運び、図示しないカメ
ラ昇降モータ56をマニュアル駆動するとともに、図1
2において、カメラ40による撮影画像をモニタ146
(モニタ制御部145を介してI/Oポート141につ
ながれている)によりモニタしつつ、合焦した位置にて
カメラ40の昇降動作を止める。そして、PG139に
より測定されるそのときのカメラ位置を基準カメラ位置
Kとして取り込む。この基準カメラ位置Kも、主制御部
100に転送され、RAM104に記憶される。
へと移る。まず、図1の移動テーブル302をワーク装
着位置へ移動し、図2に示すように、ワークWを回転ワ
ークホルダに装着する。S2では、接地電極整列機構1
2が主制御部100からの指令を受けて、図4に示すよ
うに整列アーム320を作動させ、接地電極W2の1つ
を挟み込んで整列・位置決めを行う。その整列・位置決
めされた接地電極W2が処理対象として選択されること
となる。S3で整列完了が確認されればS4に進み、整
列アーム320により接地電極W2が挟み込まれたまま
の状態を維持しつつ、移動テーブル機構11が主制御部
100からの指令を受けることにより、3つのワークチ
ャック316をチャックシリンダにより作動させ、ワー
クWをチャックする。このチャックにより、ワークWは
接地電極W2の整列状態を保持することとなる。S5で
チャックが完了すれば、接地電極整列機構12は整列ア
ーム320を退避させる。
300により基準部位置測定装置13の位置へ運ばれ
る。基準部位置測定装置13は主制御部100からの指
令を受け(S7)、図5に示すようにレーザ光L1によ
り、対象となる接地電極W2の先端位置、すなわち基準
部位置を測定する。なお、図1に示すように、投光部2
01と受光部202とが搬送経路Cを挟んで配置されて
いる関係上、処理対象の接地電極W2と中心電極W1との
対向方向を搬送経路Cの向きに一致させる必要がある。
従って、フローチャートには表れていないが、この測定
時にワークWは、回転ワークホルダ304の回転によ
り、左右いずれかの側に90°回転させて接地電極W2
を測定位置に位置させ、測定終了後には元の処理位置に
戻すために逆方向に90°回転させるようにする。
定された基準部位置Kを受信し、S9で、マスター治具
を用いてすでに測定済みの基準カメラ位置Fと標準部位
置K0とを読み出す。そして、S10では、図17に示
すように、測定された基準部位置Kを用いて、カメラ4
0の基準カメラ位置からの変位であるカメラ変位量λを
K−K0として算出し、さらに位置決め先のカメラ位置
であるカメラ位置決め位置P1をF+λとして算出す
る。カメラ40は、このカメラ位置決め位置P1にて接
地電極W2の先端部に合焦することとなる。なお、カメ
ラ40がワークWから離間する向き(すなわち上方向)
を、正方向として定義している。
のカウント値から現在カメラ位置P0を読み取り、カメ
ラ移動量ΔPをP1−P0にて算出する。そして、S12
では、図12のカメラ駆動部39の制御部130が、主
制御部100からの指令を受け、カメラ40を算出され
たカメラ移動量ΔPだけ移動させて、撮影に必要な合焦
状態を得る。なお、移動後に現在カメラ位置P0の値を
更新する。カメラ40は、撮影毎に必ず基準カメラ位置
に復帰させるようにし、そこからカメラ変位量λだけ移
動させて位置決めするようにすることもできる。この場
合、カメラ移動量ΔPの算出は不要となる。
りワークWを、カメラ40を位置決め済みの撮影・解析
ユニット15に対して、その撮影位置に移動・位置決め
する。そして、S14では、主制御部100からの指令
を受けた画像解析部140(図12)は、カメラ40か
らの画像(図7(c)に示すようなもの)を取り込み、
その画像を解析することにより火花ギャップgの値を求
め、これを主制御部100へ送信する。主制御部100
では、S16において、火花ギャップgの目標値(例え
ばROM103(図9)に記憶されている)を読み出
し、受信したギャップ測定値gと比較することにより、
曲げ装置14(図8)の曲げパンチ54の調整押圧のた
めのストロークを算出する。また、S17では、トラバ
ーサ300の作動によりワークWを曲げ装置14の曲げ
加工位置へ移動・位置決めする。
が、主制御部100からの指令と調整押圧ストロークの
値とを受け、そのストロークにてモータ56(図13)
を作動させて接地電極W2に押圧を加え、曲げ加工によ
るギャップ間隔の調整を行う。このとき、主制御部10
0では、例えばRAM104(図9)に記憶されている
曲げ回数の値nをインクリメントする。
S20でワークWを再び撮影位置に移動させ、S21,
S22で再びギャップ間隔の測定を行って結果を受信す
る。そして、S23で測定したギャップ間隔を目標値と
比較・判定し、S24でギャップ間隔が目標値に到達し
ていなければ、S25を経てS19に戻り、以下同様の
処理により曲げ加工とギャップ測定とを繰り返す。な
お、S25で曲げ回数nが上限値nmaxを超えても目標
値に到達しない場合は異常として処理を打切り、S32
へ進んでワーク排出となる。
達すればS26〜28へ進み、トラバーサ300の作動
によりワークWを再び基準部位置測定装置13(図1)
による測定位置へ戻し、曲げ加工後の接地電極W2の先
端位置(基準部位置)を再度測定して、その値を最終基
準部位置Tとする。そして、S29を経てS30へ進
み、図3(b)に示すように、回転ワークホルダ304
を所定角度(本実施例では90°)回転させることによ
り、次の接地電極W2を処理位置に移動・位置決めす
る。そして、S6に戻り、S28までの工程を繰り返
す。これにより、多極プラグの各接地電極W2に対する
ギャップ間隔の検査と、その調整処理とが順次行われて
ゆく。
についての処理が完了すれば、S30で、各接地電極W
2毎に算出された最終基準部位置Tの最大値Tmax と最
小値Tminとを求め、段差QをTmax−Tminとして算出す
る。なお、段差Qの値を特に管理しない場合には、この
処理は省略してもよい。
ワーク排出となり、終了となる。
部位置として接地電極W2の先端位置を使用していた
が、例えば図6に示すように、中心電極W1の先端面位
置を基準部位置として使用してもよい。この場合、中心
電極W1の先端面を横切るレーザ光L2を用いて位置測定
を行うようにすればよい。また、電極以外の部分を基準
部として使用することも可能である。例えば、図17に
示すように、絶縁体W4の先端部が火花ギャップg内に
入り込んだ沿面放電型のスパークプラグでは、絶縁体W
4の先端面位置を基準部位置として用いた方が、ギャッ
プ部撮影を行うときのカメラ合焦位置を定める上で好都
合な場合がある。
検査部分の間で、その合焦位置が互いに異なる場合に
は、それら被検査部分毎に上記した方法によりカメラを
合焦位置に位置決めして、各被検査部分の画像を個別に
撮影し、最後にそれらの画像を合成して、その合成画像
に基づきギャップ検査を行うようにしてもよい。図18
はその一例を示している。この例では、ワークWの中心
電極W1の先端位置と接地電極W2の先端位置とが比較的
大きく異なっており、ギャップgを撮影しようとした場
合に、中心電極W1と接地電極W2との両方に同時に合焦
させることが困難になっている(すなわち、いずれか一
方を合焦させようとすると、他方がピンボケとなる)。
そこで、カメラ40を中心電極W1に合焦するA位置に
位置決めして撮影を行うことにより、中心電極W1の合
焦画像IAを得る一方、同じく接地電極W2に合焦するB
位置に位置決めして撮影を行うことにより、接地電極W
2の合焦画像IBを得る。そして、それらを合成すること
により合成画像IA+Bを得る。これにより、火花ギャッ
プgを形成するいずれの電極W1,W2のエッジも合焦画
像により明瞭に得ることができるので、精度の高いギャ
ップ測定が可能となる。
平面図。
図。
図。
形例とともに示す説明図。
その視野の一例を示す平面図。
ブロック図。
成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
ブロック図。
ト。
説明図。
明図。
縦断面図。
手段) 130 制御部(カメラ駆動制御手段) 140 画像解析部(検査情報生成手段) 210 視野
Claims (11)
- 【請求項1】 スパークプラグの検査対象部分を、所定
の撮影方向からカメラにより撮影するとともに、そのカ
メラとして、撮影光学系の焦点距離が固定されることに
より、前記検査対象部分を前記焦点距離に応じて定まる
一定の倍率にて撮影するカメラを用いる撮影工程と、 前記撮影工程に先立って、前記スパークプラグの一部分
を基準部として使用し、前記撮影方向におけるその基準
部の位置を測定する基準部位置測定工程と、 その測定された基準部位置に基づき前記検査対象部分に
合焦するカメラ位置を定め、その定められたカメラ位置
へ前記カメラを移動・位置決めするカメラ位置調整工程
と、 撮影された検査対象部分の画像から所定の検査情報を生
成する検査情報生成工程と、 その生成した検査情報を出力する検査情報出力工程と、 を含むことを特徴とするスパークプラグ検査方法。 - 【請求項2】 前記カメラ位置調整工程において、前記
検査対象部分の少なくとも一部を前記基準部として使用
する請求項1記載のスパークプラグ検査方法。 - 【請求項3】 前記スパークプラグは、前記接地電極の
先端が前記中心電極側面と対向してそれらの間に前記火
花ギャップが形成されたものであり、 前記撮影工程において前記カメラは、火花ギャップ形成
部位の少なくとも一部を前記検査対象部分とし、前記中
心電極の軸線方向に設定された撮影方向として該中心電
極の先端側から前記検査対象部分を撮影する請求項1又
は2に記載のスパークプラグ検査方法。 - 【請求項4】 前記基準部位置測定工程において、前記
接地電極の前記軸線方向における先端面及び前記中心電
極の先端面のうち、前記火花ギャップに面する縁部を含
む部分が少なくとも前記検査対象部分とされ、かつ前記
接地電極の前記軸線方向における先端位置が前記基準部
位置として測定される請求項3記載のスパークプラグ検
査方法。 - 【請求項5】 前記スパークプラグは位置固定のホルダ
に装着した状態で前記カメラによる撮影が行われるよう
になっており、前記カメラ位置調整工程においては、 前記スパークプラグに代えて所定のマスター治具を前記
ホルダに装着し、そのマスター治具に対して、前記ホル
ダへの装着状態において前記撮影方向における位置が既
知であり、かつ検査対象となるスパークプラグの基準部
に対応する標準部が設定され、その標準部に合焦するよ
うに前記カメラを位置合わせしたときのカメラ位置を基
準カメラ位置として用い、 他方、前記ホルダに前記スパークプラグを装着してその
基準部の位置を測定し、その測定された基準部位置の前
記マスター治具の標準部位置からの隔たりを、前記基準
カメラ位置からのカメラ変位量として算出し、当該カメ
ラ変位量を充足する位置に前記カメラを移動・位置決め
する請求項1ないし4のいずれかに記載のスパークプラ
グ検査方法。 - 【請求項6】 前記スパークプラグには前記検査対象部
位が複数設定されており、各検査対象部位の撮影を行う
に先立ってその都度、それら検査対象部位に対応して設
定された基準部に対する前記基準部位置測定工程と、そ
の基準部の位置情報に基づいてそれぞれの検査対象部位
に合焦するようカメラの位置合わせを行う前記カメラ位
置調整工程とが行われる請求項1ないし5のいずれかに
記載のスパークプラグ検査方法。 - 【請求項7】 前記スパークプラグは、先端面が前記中
心電極の側面と対向する前記接地電極が該中心電極の周
囲に複数配置された多極型スパークプラグであり、各接
地電極の前記中心電極の軸線方向における先端面が、そ
れぞれ前記基準部として使用される請求項6記載のスパ
ークプラグ検査方法。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の方
法にてスパークプラグの検査を行う検査工程と、 得られた検査情報に基づいて、検査対象となるスパーク
プラグの合否判定を行う判定工程と、 その判定工程の結果に基づき、前記スパークプラグを選
別する選別工程と、 を含むことを特徴とするスパークプラグ製造方法。 - 【請求項9】 請求項4記載のスパークプラグ検査方法
により、撮影された画像からスパークプラグのギャップ
間隔を測定し、そのギャップ間隔測定値を前記検査情報
として出力するとともに、 そのギャップ間隔測定値を参照して、該ギャップ間隔が
目標値に到達するように前記接地電極に曲げ加工を施す
曲げ工程を含むことを特徴とするスパークプラグ製造方
法。 - 【請求項10】 スパークプラグの検査対象部分を、所
定の撮影方向から該カメラにより撮影するとともに、そ
のカメラとして、撮影光学系の焦点距離が固定されるこ
とにより、前記検査対象部分を前記焦点距離に応じて定
まる一定の倍率にて撮影するカメラを用いる撮影手段
と、 前記撮影工程に先立って、前記スパークプラグの一部分
を基準部として使用し、前記撮影方向におけるその基準
部の位置を測定する基準部位置測定手段と、 その測定された基準部位置に基づき前記検査対象部分に
合焦するカメラ位置を定め、その定められたカメラ位置
へ前記カメラを移動・位置決めするカメラ位置調整手段
と、 撮影された検査対象部分の画像から所定の検査情報を生
成する検査情報生成手段と、 その生成した検査情報を出力する検査情報出力手段と、 を含むことを特徴とするスパークプラグ検査装置。 - 【請求項11】 カメラ位置調整手段は、 前記カメラを前記撮影方向において、任意の位置を保持
可能に前記スパークプラグに対して接近・離間させるカ
メラ駆動手段と、 前記基準部位置の測定結果に基づき、検査対象部分に合
焦するカメラ位置を算出するカメラ位置算出手段と、 その算出されたカメラ位置に前記カメラが移動・位置決
めされるように、前記カメラ駆動手段の作動を制御する
カメラ駆動制御手段とを備える請求項10記載のスパー
クプラグ検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35800398A JP3792918B2 (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | スパークプラグ検査方法及びスパークプラグ製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000180309A true JP2000180309A (ja) | 2000-06-30 |
JP3792918B2 JP3792918B2 (ja) | 2006-07-05 |
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ID=18457049
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004031069A (ja) * | 2002-06-25 | 2004-01-29 | Ngk Spark Plug Co Ltd | スパークプラグの製造方法及び製造装置 |
JP2007080638A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Ngk Spark Plug Co Ltd | スパークプラグの検査方法およびそれを用いた製造方法 |
US10355458B2 (en) * | 2017-10-23 | 2019-07-16 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Production method of spark plug |
-
1998
- 1998-12-16 JP JP35800398A patent/JP3792918B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007080638A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Ngk Spark Plug Co Ltd | スパークプラグの検査方法およびそれを用いた製造方法 |
JP4653604B2 (ja) * | 2005-09-13 | 2011-03-16 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグの検査方法およびそれを用いた製造方法 |
US10355458B2 (en) * | 2017-10-23 | 2019-07-16 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Production method of spark plug |
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