JP2000179995A - 冷媒回路 - Google Patents

冷媒回路

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JP2000179995A
JP2000179995A JP10351789A JP35178998A JP2000179995A JP 2000179995 A JP2000179995 A JP 2000179995A JP 10351789 A JP10351789 A JP 10351789A JP 35178998 A JP35178998 A JP 35178998A JP 2000179995 A JP2000179995 A JP 2000179995A
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Japan
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compressor
gas
liquid separator
refrigerant
heat exchanger
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JP10351789A
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Hiroshi Niijima
洋 新島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルが大量に逆流する事を極力防止すると
共に、小型化を図る事を目的とした。 【解決手段】 ロータリコンプレッサ19、凝縮器2
0、蒸発器5、11にて冷凍サイクルを構成する冷媒回
路において、前記ロータリコンプレッサ19の吸込側に
接続され、ロータリコンプレッサ19本体に一体に設け
た気液分離器23を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルを構
成する冷媒回路に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する従来技術として、特公
平7−52059号(F25D 21/06)の低温シ
ョーケースの制御装置には、冷却運転と除霜運転とが行
われる低温ショーケースの制御装置が開示されており、
この低温ショーケースの制御装置には、一般的な冷媒回
路が開示されている。
【0003】従来の冷媒回路において、圧縮機のサクシ
ョン側、即ち吸込側に気液分離器が冷媒配管を介して接
続され、更にこの気液分離器と蒸発器の間には、逆流防
止用の逆止弁が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、市場の要求によ
り、冷却ユニットの小型化が進んでおり、その方法とし
ては、各部品の小型化により対応していた。しかしなが
ら、圧縮機、気液分離器、逆止弁などを、それぞれ冷媒
配管を介して接続する従来の構造では、冷却ユニットの
小型化の限界に近づいており、更なる小型化への解決策
が求められている。
【0005】更に、上述の様な構造であると、圧縮機と
逆止弁の間に気液分離器が位置すると共に、圧縮機、逆
止弁間に距離があるため、この間の容積が増加し、圧縮
機停止時に大量のオイルが冷媒配管や気液分離器に逆流
する問題がある。
【0006】冷媒配管や気液分離器に大量のオイルや冷
媒が溜まると、当然圧縮機内のオイル、冷媒量が減って
しまうため、圧縮機のフリクションロスや金属摩耗、始
動性低下による圧縮機の消費電力増加などの原因とな
る。
【0007】また、逆止弁は圧縮機とサクション配管の
圧力差により閉じる構造であるため、圧縮機と逆止弁と
の間に距離があると、逆止弁の閉動作にタイムラグが生
じ、逆流したオイルや冷媒が蒸発器に流れてしまう事と
なる。この様に、冷媒やオイルが蒸発器に逆流すると、
蒸発器の温度上昇、及びそれに伴う庫内の温度上昇など
問題となっていた。
【0008】本発明は、上述した様な問題点に鑑みてな
されたもので、オイルが大量に逆流する事を極力防止す
ると共に、小型化を図る事を目的とした冷媒回路を提供
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明の請求項1では、圧縮機、凝縮
器、蒸発器にて冷凍サイクルを構成する冷媒回路におい
て、前記圧縮機の吸込側に接続され、圧縮機本体に一体
に設けられた気液分離器を備える冷媒回路を提供する。
【0010】このため、圧縮機と気液分離器との間を結
ぶ冷媒配管を極力短くする事ができる。
【0011】また、請求項2の発明では、気液分離器と
圧縮機との間であって、且つ圧縮機本体に一体に設けら
れた逆止弁を備えた請求項1記載の冷媒回路を提供す
る。
【0012】このため、逆流するオイルは圧縮機と逆止
弁との間の冷媒配管に溜まるだけであり、圧縮機からの
オイルの逆流を極力防止する事ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1は低温ショーケースの縦断面図、図2
は冷媒回路図、図3は本発明の実施形態を示す圧縮機ユ
ニットの側面図、図4は本発明の他の実施形態を示す圧
縮機ユニットの側面図である。
【0015】図1に示す1は前面に商品の収納及び取出
用の開口3を形成した断熱箱体2にて本体を構成してな
る開放形の低温ショーケースで、前記断熱箱体2内の背
壁より所定の間隔を存して設けられた断熱性の第1区画
板4と、この第1区画板4より内方に、所定の間隔を存
して設けられた金属製の第2区画板10とを備えてい
る。
【0016】そして、前記断熱箱体2の背壁と第1区画
板4とで外層7を形成し、第1区画板4と第2区画板1
0とで内層13を形成するものである。
【0017】前記外層7の背部区域には、プレートフィ
ン型蒸発器である外層用熱交換器5が設けられ、下部区
域の前部には、軸流型の外層用送風機6が設けられてい
る。更に、外層7の上前端部には、前記開口3に沿って
位置するが外層用吹出口8が形成され、外層7の下前端
部には、開口3に沿って位置し、外層用吹出口8に相対
向する外層用吸込口9が形成されている。
【0018】また、前記内層13の背部区域にもプレー
トフィン型蒸発器である内層用熱交換器11が設けられ
ており、この内層用熱交換器11は前記外層用熱交換器
5より下方に位置するものである。更に、下部区域には
軸流型の内層用送風機12が設けられている。更にま
た、前記開口3の上縁であって、且つ前記外層用吹出口
8の内方には、内層用吹出口14が並設されており、前
記開口3の下縁であって、且つ前記外層用吸込口9の内
方には、前記内層吹出口14に相対向する内層用吸込口
15が並設されている。
【0019】更に、前記断熱箱体2の左右側壁及び前記
第2区画板10によって貯蔵室17が画成されており、
この貯蔵室17には複数段の棚16が配設されている。
【0020】また、前記第1区画板4には内層13側に
開くダンパ4Aと、このダンパ4Aにより閉塞される窓
4Cが形成されている。このダンパ4Aは、減速機構を
備えたギヤモータMやこのギアモータMの回転運動を往
復直線運動に変換する細長いアームA等からなる駆動装
置にて開閉されるものである。
【0021】更に、このダンパ4Aは、金属板に断熱シ
ートを粘着した板状であり、内層用熱交換器11からみ
て循環空気の流れ方向下流側に設けられ、開放時、その
先端が第2区画板10に当接するものである。
【0022】また、図2に示す18は、前記低温ショー
ケースを冷却するための冷却装置で、冷媒を圧縮して吐
出する圧縮機(本実施形態では、圧力の高いロータリコ
ンプレッサとする)19を備える圧縮機ユニット50
と、水冷または空冷式の凝縮器20と、受液器21と、
感温部22Aを有する膨張弁等からなる減圧弁22と、
内層用熱交換器11とを備え、これらを高圧ガス管2
4、高圧液管25、第1低圧液管26、低圧ガス管27
で環状に接続している。
【0023】また、外層用熱交換器5は前記内層用熱交
換器11と並列に設けられており、この外層用熱交換器
5は、前記高圧液管25の途中に接続される高圧液枝管
28、感温部29Aを有する膨張弁等からなる減圧弁2
9、第2低圧液管30、前記低圧ガス管27の途中に接
続される低圧ガス枝管31にて接続されているものであ
る。
【0024】32は高圧冷媒を内層用熱交換器11に導
くバイパス回路で、第1及び第2両バイパス管32A、
32Bからなるものである。
【0025】第1バイパス管32Aの入口は、前記凝縮
器20と受液器21との間の高圧液管25中に接続さ
れ、出口は前記受液器21と減圧弁22との間の高圧液
管25に接続される。この際、第1バイパス管32Aの
出口は受液器21側に接続する事が望ましい。
【0026】また、第2バイパス管32Bの入口は、前
記第1バイパス管32Aの出口と前記減圧弁22との間
の高圧液管25中に接続され、出口は前記第1低圧液管
26の途中に接続されている。
【0027】この様に、第1バイパス管32Aの出口
と、第2バイパス管32Bの入口とを高圧液管25に接
続することにより、この高圧液管25の一部は共用管路
25Aとなり、バイパス回路32の一部を構成する事に
なる。
【0028】33は前記内層用熱交換器11の除霜運転
時、この内層用熱交換器11の高圧液冷媒を外層用熱交
換器5に導く連絡管で、その入口は前記内層用熱交換器
11と前記圧縮機ユニット50との間の低圧ガス管27
中に接続され、出口は前記高圧液枝管28の途中に接続
されている。
【0029】34〜39は必要に応じて開閉され、循環
冷媒の流路を切り換える第1乃至第6電磁弁である。
【0030】第1電磁弁34は、減圧弁22と、共用管
25Aとの間の高圧液管25中に設けられており、内層
用熱交換器11の冷却運転時及び内層用熱交換器11及
び外層用熱交換器5の冷却運転時には開放され、内層用
熱交換器11の除霜運転時及びポンプダウン運転時には
閉塞される。
【0031】また、前記第2電磁弁35は、連絡管33
の入口と、低圧ガス枝管31の出口との間の低圧ガス管
27中に設けられており、その開閉動作は前記第1電磁
弁34と同じである。
【0032】また、第3電磁弁36は、第2バイパス管
32B中に設けられており、内層用熱交換器11の除霜
運転時のみ開放される。
【0033】また、第4電磁弁37は、連絡管33の出
口と、減圧弁29との間の高圧液枝管28中に設けられ
ており、内層用熱交換器11の冷却運転時以外に開放さ
れる。
【0034】また、第5電磁弁38は、第1バイパス管
32A中に設けられており、その開閉動作は第3電磁弁
36と同じであり、内層用熱交換器11の除霜運転時の
み開放される。
【0035】また、第6電磁弁39は受液器21と、共
用管路25Aとの間の高圧液管25中に設けられてお
り、その開閉動作は前記第1電磁弁34及び第2電磁弁
35と同じである。
【0036】40は前記バイパス管32Aの入口と、受
液器21との間の高圧液管25中に設けられた逆止弁
で、内層用熱交換器11の除霜運転時、前記受液器21
内の貯留冷媒がバイパス回路32を流れる高圧冷媒によ
りエジェクタ効果によって第1バイパス管32Aの入口
方向に逆流するのを阻止する。
【0037】41は前記連絡管33中に設けられた逆止
弁で、内層用熱交換器11や内層用、外層用両熱交換器
11、5の冷却運転時、高圧液管25又は及び高圧液枝
管28を通過中の高圧液冷媒が連絡管33から低圧ガス
管27に流れる事を阻止する。
【0038】前記冷凍装置18は、上述の如く構成され
ており、図2の鎖線18Aで示す部分は、前記低温ショ
ーケース1の底部であって、且つ断熱箱体2外に設けら
れた機械室56に収納される凝縮ユニットで、鎖線18
Bで示す部分は、低温ショーケース1の断熱箱体2内に
設けられる冷却ユニットである。
【0039】また、42はメインタイマ43を内蔵した
マイクロコンピュータからなる制御装置で、前記第1乃
至第6電磁弁34〜39及びギアモータMを所定時間動
作させるための開または閉信号を各信号ラインa〜gか
ら送る事により、冷却運転、2エバ冷却運転、除霜運
転、ポンプダウン運転が順次繰り返し行われる。
【0040】44は除霜運転時に開放される第3電磁弁
36の信号ラインcに接続されたサブタイマで、第3電
磁弁36の開時間、即ち通電運転をカウントする。この
サブタイマ44でカウントされた時間は表示装置45に
て表示される。
【0041】46は前記第1、第2両電磁弁34、35
の開、閉を制御する温度検出器で、その検出部47は内
層13の吹出口14の風下に配置され、内層用熱交換器
11で熱交換された冷気の温度を検出し、この検出温度
に基づいて前記第1、第2両電磁弁34、35の通電、
非通電、即ち開、閉動作を行わせる。尚、第1、第2両
電磁弁34、35の開閉動作は温度検出器46よりもメ
インタイマ43の方が優先されるよう予め設定されてい
る。
【0042】48は除霜復帰サーモスタットで、前記内
層用熱交換器11の風下側または図2に示す如く低圧ガ
ス管27に配置されており、例えば+2℃の温度で第
3、第5両電磁弁36、38を閉とする。尚、この第
3、第5両電磁弁36、38の開動作はメインタイマ4
3からの信号に基づいて行われる。
【0043】以下、本発明の要部について図3を参照し
て説明する。
【0044】図3は前記圧縮機ユニット50を示してお
り、この圧縮機ユニット50は、ロータリコンプレッサ
19に逆止弁51と気液分離器23とを一体に設けてな
るものであり、気液分離器23に低圧ガス管27が接続
されている。
【0045】この気液分離器23は、縦置きのロータリ
コンプレッサ19に対して、縦方向に延在して設けられ
ており、気液分離器23の冷媒入口側を上、冷媒出口側
を下としている。
【0046】そして、気液分離器23本体は、ロータリ
コンプレッサ19に溶接固定された金属バンド52にて
固定され、ロータリコンプレッサ19と一体となってい
る。この金属バンド52はネジ部53が設けられてお
り、ネジ部53を締める事により気液分離器23を挟持
固定するものである。
【0047】また、この気液分離器23の冷媒出口側、
即ち下側には、U字状の冷媒配管54が接続されてお
り、この冷媒配管54には、前記気液分離器23と平行
に設置された逆止弁51が接続されている。
【0048】即ち、前記気液分離器23と逆止弁51と
はロータリコンプレッサ19の軸方向と同方向に取り付
けられるものである。
【0049】更に、この逆止弁51の出口側、即ち上側
にはU字状の逆止弁冷媒配管55が接続され、この逆止
弁冷媒配管55はロータリコンプレッサ19のサクショ
ン側、即ち吸込側に接続されている。
【0050】この様に、気液分離器23をロータリコン
プレッサ19に一体的に取り付けた事により、気液分離
器23とロータリコンプレッサ19の間を結ぶ冷媒配管
54、55を極力短くする事ができる。従って、圧縮機
ユニット50を小型に構成する事ができる。
【0051】また、ロータリコンプレッサ19と気液分
離器23の間に逆止弁51が設けられており、逆止弁5
1はすぐに反応して閉じるため、ロータリコンプレッサ
19から冷媒やオイルが逆流しても、気液分離器23ま
で逆流するオイルや冷媒量を少なくする事ができる。こ
のため、ロータリコンプレッサ19再起動時、ロータリ
コンプレッサ19へ最適な量のオイルを供給する事がで
きる。
【0052】次に図4を参照して他の実施形態を説明す
る。
【0053】これは、左右並列に設置した気液分離器2
3A、23Bを備え、これらの気液分離器23A、23
B間に逆止弁51を並設した構造である。
【0054】この2つの気液分離器23A、23Bも金
属バンド52にてロータリコンプレッサ19に挟持固定
するものである。
【0055】以上の如き構成で、以下に低温ショーケー
ス1の運転について説明する。
【0056】先ず、冷却運転時、ダンパ4Aは閉じてお
り、図1に示す如く内層13及び外層7はそれぞれ独立
した経路となっている。このとき、第1、第2及び第6
各電磁弁34、35、39が開、第3、第4及び第5各
電磁弁36、37、38が閉となっている。
【0057】かかる状態で前記ロータリコンプレッサ1
9を稼働させると、冷媒は図2実線矢印で示す如く、ロ
ータリコンプレッサ19−凝縮器20−受液器21−第
6電磁弁39−第1電磁弁34−減圧弁22−内層用熱
交換器11−第2電磁弁35−気液分離器23(又は2
3A)−逆止弁51−(気液分離器23B)−ロータリ
コンプレッサ19と流れる。この間、凝縮器20で凝縮
液化し、減圧弁22で減圧、内層用熱交換器11で蒸発
気化される。
【0058】この冷却運転では、内層用送風機12でも
って内層13を通過する循環空気は、内層用熱交換器1
1(例えば−15℃)と熱交換し、低温(例えば−6
℃)となって、実線矢印に示す如く、開口3から前記貯
蔵室17を低温(例えば−4℃)に保つエアカーテンC
Aを形成するものである。
【0059】この間、第1、第2両電磁弁34、35は
貯蔵室17の温度を検出する温度検出器46によって同
時に開閉を繰り返し、貯蔵室17の温度を適温(氷温)
に維持する。
【0060】ここで、氷温とは、0℃以下で貯蔵物品が
凍結しない温度帯であり、本実施形態では約−2℃であ
る。
【0061】一方、外層用送風機6でもって外層7を通
過中の循環空気は、図1中実線矢印の如く、前述した冷
たいエアカーテンCAの外側に沿って流れ、エアカーテ
ンCAの外気との接触を阻止する保護エアカーテンGA
を形成するものである。
【0062】冷却運転の進行するに伴い、内層用熱交換
器11への着霜が多くなると、制御装置42からの信号
で第4電磁弁37が開き、第1電磁弁34からの液冷媒
の一部は高圧液枝管28に分流される。
【0063】この分流された液冷媒は、減圧弁29で減
圧され、蒸発器となる外層用熱交換器5で蒸発気化して
低圧ガス枝管31を通り、低圧ガス管27に流れ、内層
用熱交換器11を通過した低圧ガス冷媒と合流し、ロー
タリコンプレッサ19に流れる図2中一点鎖線で示す第
2の冷凍サイクルを形成する。
【0064】この第2の冷凍サイクルは、冷却運転終了
前、即ち冷却運転から除霜運転に切り換わる直前に数十
秒乃至数分間にわたって行われる。この運転によって、
外層7の循環空気は外層用熱交換器5と熱交換して、内
層13を循環する冷却空気とほぼ同じか若干高い温度
(−4℃前後)に維持される。
【0065】この冷却運転中、制御装置42から除霜開
始信号が出力されると、第1、第2及び第6各電磁弁3
4、35、39が閉まり、第3及び第5両電磁弁36、
38が開くと共に、ダンパ4Aが図1中鎖線の如く開く
事により、除霜運転に切り換わる。
【0066】除霜運転は、サブタイマ44が駆動して除
霜時間のカウントを開始し、凝縮器20からの高圧冷
媒、即ち高圧の気液混合冷媒が、バイパス回路32−内
層用熱交換器11−連絡管33−第4電磁弁37−減圧
弁29−外層用熱交換器5−気液分離器23(又は23
A)−逆止弁51−(気液分離器23B)−ロータリコ
ンプレッサ19と流れ、図1中2点鎖線で示す第3の冷
凍サイクルを形成する。
【0067】この第3の冷凍サイクルは、例えば10分
乃至20分間行われる内層用熱交換器11の除霜運転
で、バイパス回路32からの高圧気液混合冷媒が内層用
熱交換器11を流れ、その顕熱でもって内層用熱交換器
11の霜を徐々に溶かすものである。
【0068】一方、この内層用熱交換器11を通過する
循環空気はダンパ4Aにより内層13から窓4Cを通過
して外層7に導入される。そして、図1中鎖線矢印に示
す如く、外層用熱交換器5と熱交換して−4℃前後の温
度に冷却された循環空気は、外層用吹出口8から開口3
に向けて吹き出され、冷却運転時と同様にエアカーテン
MAを形成し、内層用吸込口15から内層13に帰還す
る。
【0069】除霜運転の進行に伴い内層用熱交換器11
の霜が溶け内層13の温度が上昇すると、第1、第2及
び第6各電磁弁34、35、39の閉状態が継続したま
まで、除霜サーモスタット48が作動し、第3及び第5
両電磁弁36、38が閉じて、サブタイマ44のカウン
トが終了する。
【0070】同時に除霜熱源となる高圧の気液混合冷媒
が内層用熱交換器11に供給されなくなり、内層用熱交
換器11内の残留液冷媒(一部飽和ガスを含む)を受液
器21に回収するポンプダウン運転が行われる。
【0071】ポンプダウン運転は、図2中太線で示す如
く、連絡管33、第4電磁弁37、減圧弁29を通り外
層用熱交換器5を経て気液分離器23、逆止弁51、ロ
ータリコンプレッサ19、凝縮器20、受液器21と流
れ、この受液器21に高圧液冷媒として貯留される。
【0072】また、このポンプダウン運転は、内層用熱
交換器11の除霜運転の終了に伴い数分間行われるもの
で、この間、内層用熱交換器11内の冷媒のうち飽和ガ
ス、液冷媒と順次外層用熱交換器5に吸引される事によ
り、内層用熱交換器11でその一部が蒸発気化し、その
蒸発潜熱でもって内層用熱交換器11に冷却作用を付与
する。
【0073】更に、液冷媒のままで減圧弁29から外層
用熱交換器5に流れた冷媒は、低圧液冷媒となって、こ
の外層用熱交換器5を通過するうちに、蒸発気化し、こ
の蒸発潜熱でもって外層用熱交換器5に冷却作用を付与
する。また、このポンプダウン運転は、内層用熱交換器
11に付着した露切り時間でもある。
【0074】そして、このポンプダウン運転の終了に伴
い、第4電磁弁37が閉じ、第1、第2及び第6各電磁
弁34、35、39が開き、図2実線矢印に示す冷却運
転に移行する。
【0075】
【発明の効果】 以上詳述した如く、請求項1の発明に
よると、圧縮機と気液分離器とを一つのユニットとし、
圧縮機と気液分離器との間を結ぶ冷媒配管を極力短くす
る事ができるため、小型化を図る事ができる。
【0076】また、請求項2の発明によると、圧縮機と
気液分離器との間に逆止弁を設けたため、オイルや冷媒
が寝込む容量を少なくする事ができ、圧縮機始動時に適
量のオイルを供給できる。このため、始動性が良好とな
り、金属摩耗やフリクションロスの低減を図る事ができ
る。
【0077】更に、オイルが蒸発器に流入する事を極力
防止するため、蒸発器温度や庫内温度上昇などを極力防
止するこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】低温ショーケースの縦断面図である。
【図2】冷媒回路図である。
【図3】本発明の実施形態を示す圧縮機ユニットの側面
図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す圧縮機ユニットの
側面図である。
【符号の説明】
1 低温ショーケース 19 圧縮機(ロータリコンプレッサ) 23 気液分離器 50 圧縮機ユニット 51 逆止弁 52 金属バンド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、蒸発器にて冷凍サイク
    ルを構成する冷媒回路において、 前記圧縮機の吸込側に接続され、圧縮機本体に一体に設
    けた気液分離器を備えることを特徴とする冷媒回路。
  2. 【請求項2】 気液分離器と圧縮機との間であって、且
    つ圧縮機本体に一体に設けられた逆止弁を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の冷媒回路。
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