JP2000179816A - 円筒往復回動型焼却又は溶融炉 - Google Patents

円筒往復回動型焼却又は溶融炉

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JP2000179816A
JP2000179816A JP10378075A JP37807598A JP2000179816A JP 2000179816 A JP2000179816 A JP 2000179816A JP 10378075 A JP10378075 A JP 10378075A JP 37807598 A JP37807598 A JP 37807598A JP 2000179816 A JP2000179816 A JP 2000179816A
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JP
Japan
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reciprocating rotary
refractory material
melting
incinerated
rotary kiln
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JP10378075A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Okano
弘之 岡野
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CHUGOKU SHII S K KK
Original Assignee
CHUGOKU SHII S K KK
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】有害物質の溶融固型化による無害化への処理対
策のために、エネルギーの投下損失を極力少なくし、
又、一般的に乾燥・燃焼工程における飛散灰の集塵等の
設備をコンパクト化する。 【解決手段】回動体1において、傾斜台2上に往復回動
可能に支持させ、軸心3を6〜10度傾斜させて、軸心
を中心に左右に最大60度まで往復回動可能にした。円
筒1の傾斜の下端付近にバーナ4、ガス供給4aとエア
供給4bを設け、供給ホッパー5a及びスクリュー5b
と排煙手段6を設ける。鋼板製の外筒1aの内面に耐火
材1bを張りつけ、円筒内耐火材には、高さ50〜30
0mm程度、厚み50〜300mm程度の「ひだ」1c
を設ける。被処理物は供給手段5から回動炉1に供給さ
れ、横転回動を反復しながら、傾斜面に沿って滑り現象
により移動する。そして燃焼バーナ4により、乾燥・焼
却・溶解・溶融化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物・焼却廃棄灰.残滓.土壌
は、含水分0〜80%程度の広い範囲のものが今後は多
くなる傾向にある。従来は、乾燥装置.焼却装置・溶融
装置と別々な装置として開発されているのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の乾燥装
置・焼却装置・溶融装置は、別々となっているため、熱
及び電気エネルギーの無駄があった。回転キルン方式で
は360度回転によって、被処理物の落下現象で飛散粉
塵が多い。又、乾燥・焼却・溶融の2〜3つのそれぞれ
の装置を要してしたので、製作コストが高くつく問題点
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は従来のロータリーキルンの360度回
転を繰り返すのではなく、30〜60度の角度の範囲で
往復回動と、キルンの傾斜角度の調整によって、
(1)乾燥から溶融スラグ化までの滑り現象移動の完全
機能を確立させることができる。(2)更に、円筒キル
ン上部に「ひだ」を形成させ、接触面積を大きくする事
によって排熱となって損失する熱の蓄熱増幅を計り、さ
らには増幅熱を被処理物への熱反射効率を増大させるも
のである。この「ひだ」は、半円上部耐火材を傾斜上端
から下端まで一様な「ひだ」型とするか、或いは発熱量
の大きい方に向かうに従って、「ひだ」形状を大きくす
る事により、蓄熱・反射を増幅する構造としている。排
熱エネルギーの蓄熱高温化を計り、更に熱効率の増大に
よって、エネルギーの効率化とコンパクト化を計ったも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の往復回動キルンは、軸心
を傾斜させた円筒往復回動キルンで、乾燥・燃焼・溶融
工程の効率を高める為に、傾斜の角度を自動或いは、手
動操作にて調整するものとし、円筒キルンの下端にバー
ナーを設けると共に、傾斜上端付近に被焼却又は焼却飛
灰.焼却灰.残滓或いは、ダスト等を供給する装置5及
び、排煙道6を設け、鋼板製円筒の内面に耐火材を張り
つめ、内面半円上部の耐火材を「ひだ」1c形状とする
ことによって、排熱と耐火材との接触面積を増大させ、
蓄熱増幅と被乾燥物或いは、被焼却物に熱線の波動流効
果及び反射効果を高めることによる熱効率の上昇を計
り、乾燥・燃焼・溶解・溶融の速度のアップを行うもの
である。又、円筒キルンが360度の回転をすることな
く、30〜60度程度範囲で往復回動とする事によっ
て、焼却物又は焼却飛灰.残滓等からの粉塵.飛散を防
ぎ、粉塵量の極少に効果があるものである。
【0006】
【実 施 例】実施例について、図面を参照にして説明
すると、図1.及び図2は本発明の第1実施例を示し、
第3図は円筒内耐火材の半円上部の「ひだ」1c部分の
実施例を示す。
【0007】
【第1実施例】図1.図2において、1は回動体で、傾
斜台2上に軸心を中心として往復回動可能に駆動手段と
支持手段を基台に支持させ、軸心3を水平より6ないし
10度程度傾斜させて、軸心3を中心に左右にそれぞれ
最大60度までの範囲で往復回動可能にしたものであ
る。
【0008】円筒1の傾斜の下端付近にバーナー4が、
ガス供給4aとエアー供給4bを設け、回動円筒1の傾
斜上端付近に被処理物の供給ホッパー5a及びスクリュ
ー5bを設け、排煙手段6が設けてある。
【0009】回動炉体1の構成は、鋼板製の外筒1aの
内面に耐火材1bを張りつけ、円筒内耐火材は半径上部
円筒内径に左右されるが、300〜1500mm程度1
dの範囲内で「ひだ」1cを設け、「ひだ」1cの高さ
も円筒内径に左右されるが、50〜300mm程度1e
の高さとする。さらにその耐火材の厚みは50〜300
mm程度し、半円下部面の耐火材張りは、50mm以上
の厚みとする。
【0010】焼却物又は飛灰等被処理物は、供給手段5
から回動炉1の上端部に供給されると、被処理物は回動
炉1の往復回動により、横転回動を反復しながら、内周
下部耐火材上の傾斜面に沿って滑り現象により移動す
る。 この間に燃焼バーナー4の熱及び乾燥・燃焼・溶
融の反射熱或いは、排ガス熱によって含水物は乾燥さ
れ、焼却・溶解・溶融化するものである。
【0011】乾燥燃焼溶融工程の効率上昇を計るために
は、被処理物の組成、形状及び含水率等によって、円筒
回動炉体1の傾斜角度の調整操作可能な架台とする必要
がある。支持基点体2aを基点として、油圧支持装置2
b.2cを設ける。
【0012】溶融によって生じた溶融液状体7は、傾斜
下端から流出してスラグ溜(図面省略)に導かれるもの
である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したような形態で実施され、以
下記載されるような効果を奏でる。
【0014】傾斜した回動円筒内で、乾燥・焼却・溶融
が連続し行われる工程で、円筒内半円上部の「ひだ」1
c壁耐火材を設けることによって、凹凸接触面積を増や
し、排気煙熱の蓄積効果を増幅させ、更には輻射効果を
増幅させ、乾燥・燃焼・溶融の速度を速め、消費熱エネ
ルギーを減少せしめ、処理能力の増大で装置のコンパク
ト化が計られる。
【0015】傾斜円筒往復回動型キルンのため、回転円
筒キルンに比し、燃焼・粉塵・飛灰粉塵等の量が極めて
少なくなり、ダイオキシン対策等集塵装置などのボリュ
ームが小さくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本説明の第1実施例を示す横断面図である。
【図2】円筒キルン内面縦断面図である。
【図3】円筒キルン内面横断面図である。
【符号の説明】
1. 回動円筒 1a.外筒 1b.耐火材 1c.「ひだ」型耐火材 1d.「ひだ」間隔 1e.1cの高さ 2. 傾斜基台 3. 円筒キルン軸心 4. ガスバーナー 4a.ガス供給管 4b.ガス供給エアー管 5. 被処理物供給手段 5a.ホッパー 5b.スクリューコンベア 6. 煙道 7. 焼却灰或いは溶融液状体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜した円筒往復回動キルン1の傾斜の
    下端付近にバーナー3を設けると共に、傾斜の上端付近
    に被焼却物又は焼却被灰等を供給する供給手段5と排煙
    手段6を設けた往復回動キルン型焼却・溶融装置であっ
    て、鋼板製の外筒1aの内周面に耐火材1bを張りつ
    め、可変動型傾斜架台上で360度回転することなく、
    往復回動キルン方式によって、被焼却体が滑り現象にて
    徐々に降下し、加熱乾燥・燃焼・溶融させることが出き
    る円筒往復回動型焼却又は溶融炉。
  2. 【請求項2】 鋼板製の円筒1aの内周面に耐火材1b
    を張りつめたものとするが、円筒内面半円上部の耐火材
    張りについて、「ひだ」形状のものとする。この「ひ
    だ」形状耐火材1cとすることによって、傾斜円筒往復
    回動型キルンが、乾燥・燃焼・溶融の段階工程から発生
    する発生熱を吸収蓄熱・反射熱の増幅効果を計るため、
    半円上部耐火材を傾斜上端から、傾斜下端まで一様な
    「ひだ」型とするか、或いは発熱量が大きくなる傾斜下
    端になるに従って、「ひだ」型を大きくする事によっ
    て、熱効率化と装置のコンパクト化を計ることを特徴と
    する、「ひだ」つき円筒往復回動型焼却又は溶融炉。
JP10378075A 1998-12-17 1998-12-17 円筒往復回動型焼却又は溶融炉 Pending JP2000179816A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138509A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Taiheiyo Kinzoku Kk 焼却灰の溶融装置
KR20180073360A (ko) * 2016-12-22 2018-07-02 주식회사 포스코 환원용 가열로
CN109373326A (zh) * 2018-12-24 2019-02-22 雷通灵 一种垃圾焚烧炉

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138509A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Taiheiyo Kinzoku Kk 焼却灰の溶融装置
KR20180073360A (ko) * 2016-12-22 2018-07-02 주식회사 포스코 환원용 가열로
KR101879091B1 (ko) * 2016-12-22 2018-07-16 주식회사 포스코 환원용 가열로
CN109373326A (zh) * 2018-12-24 2019-02-22 雷通灵 一种垃圾焚烧炉

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