JP2000179625A - ベルト伝動方法及びこれに用いる伝動ベルト - Google Patents

ベルト伝動方法及びこれに用いる伝動ベルト

Info

Publication number
JP2000179625A
JP2000179625A JP10358631A JP35863198A JP2000179625A JP 2000179625 A JP2000179625 A JP 2000179625A JP 10358631 A JP10358631 A JP 10358631A JP 35863198 A JP35863198 A JP 35863198A JP 2000179625 A JP2000179625 A JP 2000179625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
toothed
tension
transmission
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10358631A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Arai
裕之 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yushin Precision Equipment Co Ltd
Yushin Seiki KK
Original Assignee
Yushin Precision Equipment Co Ltd
Yushin Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yushin Precision Equipment Co Ltd, Yushin Seiki KK filed Critical Yushin Precision Equipment Co Ltd
Priority to JP10358631A priority Critical patent/JP2000179625A/ja
Priority to KR1019990054373A priority patent/KR20000047850A/ko
Priority to EP99125098A priority patent/EP1010919A1/en
Publication of JP2000179625A publication Critical patent/JP2000179625A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G1/00Driving-belts
    • F16G1/28Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Pulleys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯付プーリ(M) とこれにかみ合う歯付ベルト
(L) ととの伝動において、歯飛びを生じにくくして伝達
トルクを大きくできるようにすること。 【解決手段】 駆動側の歯付プーリ(M) にかみ合う歯付
ベルト(L) の回転力を被伝動部に伝動する方法であっ
て、前記歯付ベルト(L) の外周表面に抗張力に富む張力
負担ベルト(1) を摩擦力伝達状態に被覆させ、前記張力
負担ベルト(1) を介して他方の被伝動部に張力を伝達す
ること、又は、伝動ベルトを歯付プーリ(M)にかみ合う
歯付ベルト(L) と、この歯付ベルト(L) に摩擦力伝達状
態に被覆された抗張力に富む張力負担ベルト(1) とから
構成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はタイミングベルト
等のベルト伝動方法、及び、この方法を実施する為の伝
動ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、静かで、且、滑りが生じない
駆動力の伝達には、タイミングベルトが使用されてい
る。このタイミングベルトによる伝動は、例えば、図1
に示すように、駆動軸(J1)と従動軸(J2)とに夫々歯付プ
ーリ(M) を取付け、ループ状の歯付ベルト(L) を前記歯
付プーリ(M) にかみ合わせて伝動するものである。
【0003】このものの場合、前記駆動軸(J1)の歯付プ
ーリ(M) の回転に応じて、その回転力が前記歯付ベルト
(L) を介して他方の従動軸(J2)の歯付プーリ(M) に伝達
されることとなる。通常、前記歯付ベルト(L) が、合成
樹脂等の所定の硬度の弾性部材によって構成されている
から、歯付プーリ(M) と歯付ベルト(L) とのかみ合い部
に於ける騒音が生じない利点があり、加えて、歯付ベル
ト(L) の歯部と歯付プーリ(M) とがかみ合って伝動され
るものであるから、通常の平ベルトのような滑りが生じ
ないこととなって、駆動側の回転角度または移動距離を
従動側に正確に伝えることができる利点がある。
【0004】ところが、この従来のタイミングベルトで
は、駆動軸(J1)から従動軸(J2)への伝達トルクが大きく
できない。歯付ベルト(L) が上記したような材質で構成
されていることから、歯付プーリ(M) 間に掛け回された
歯付ベルト(L) に生じる張力によって前記歯付ベルト
(L) に伸びが生じ、その伸びに対応して前記伝達トルク
が低下するからである。
【0005】また、この伝達トルクを高くするには、歯
付ベルト(L) として、図2に示すような、複数の撚り線
(L1)を芯線として用いる構成が採用されることがある。
前記撚り線(L1)は、スチールコード或はアラミド繊維コ
ードからなる撚り線で、この撚り線(L1)が張力を負担す
ることから、これらの芯線を装備しないものに比べて抗
張力が増大し、伝達トルクが大きくなる。ところが、こ
のような芯線を用いたものでも、前記撚り線(L1)には伸
びが生じ易く、伝達トルクが大きい場合には、歯付プー
リ(M) と歯付ベルト(L) の歯部(40)との間で歯飛びの現
象が生じる。この歯飛びを緩和するには、歯付ベルト
(L) の内、歯付プーリ(M) に巻きついた部分の外周に複
数のローラ(R) を所定の間隔で配置して、歯付ベルト
(L) を歯付プーリ(M) 側に押し付けることにより僅かに
改善されるが、このローラ(R) を用いる方法によって
も、伝達トルクは7.5kgf・m程度(25mm幅で
全長5m程度のタイミングベルトの場合で、プーリ径6
0mmの場合)が最大である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる点に
鑑みてなされたものであり、歯付プーリ(M) とこれにか
み合う歯付ベルト(L) との伝動において、歯飛びを生じ
にくくして伝達トルクを大きくできるようにすることを
その課題とする。 *1項
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために講じた1番目の発明の方法の解決手段は『駆動側
の歯付プーリ(M) にかみ合う歯付ベルト(L) の回転力を
被伝動部に伝動する方法であって、前記歯付ベルト(L)
の外周表面に抗張力に富む張力負担ベルト(1)を摩擦力
伝達状態に被覆させ、前記張力負担ベルト(1) を介して
他方の被伝動部に張力を伝達する』ことである。なお、
ここで、摩擦力伝達状態とは、接着によって伝動状態
(滑りが生じない状態)に接合されている場合を含む。
【0008】上記解決手段はつぎのように作用する。歯
付ベルト(L) と歯付プーリ(M) とは従来のものと同様に
かみ合っている。また、張力負担ベルト(1) と歯付ベル
ト(L) とは摩擦力によって伝動状態に結合されている。
張力負担ベルト(1) は抗張力に富む素材であるから、駆
動側の歯付プーリ(M) の回転力は、歯付ベルト(L) との
摩擦力を介して張力負担ベルト(1) の張力に確実に変換
される。この張力負担ベルト(1) に於ける伸びが殆ど生
じないから、前記回転力の前記張力への変換効率が高
い。
【0009】一方、張力負担ベルト(1) は、歯付プーリ
(M) に巻きつけた歯付ベルト(L) の外周表面を被覆する
態様にあって、しかも、抗張力に富むものであるから、
歯付ベルト(L) の歯部が歯飛びする傾向となる時には、
この張力負担ベルト(1) がこの歯飛びを防止するように
歯付ベルト(L) を全域的に締め付ける。これにより歯飛
びが生じにくくなる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。駆動側における歯付プーリ(M) の回転
力が張力負担ベルト(1) の張力に効率的に変換され、し
かも張力による張力負担ベルト(1) の伸びが殆ど生じな
いから、被伝動部側への張力伝達効率が従来のものに比
べて向上し、ベルトの前記伸びを吸収する為に従来行わ
れていたプーリ間隔の微調整等の作業も不要となる。
【0011】また、歯付プーリ(M) と歯付ベルト(L) と
の歯飛びが生じにくいから、歯付プーリ(M) の回転量と
これに相当する被伝動部側の動作量との間にズレが生じ
にくい。 [その他] *2項 上記1項において、『前記被伝動部が、従動側の歯付プ
ーリ(M) であり、前記従動側の前記歯付プーリ(M) にか
み合う歯付ベルト(L) に前記張力負担ベルト(1) が摩擦
力伝達状態に被覆されている』ものでは、駆動側の回転
が被伝動部たる従動側の回転力として伝達される。 *3項 前記1又は2項において『前記張力負担ベルト(1) の抗
張力が単位幅当たり15kgf/mm〜25kgf/m
m程度のスチールベルトである』ものでは通常の25m
m幅のスチールベルトを利用した場合に、375kgf
〜625kgf程度の張力が伝達でき、同様の、横幅の
従来の歯付ベルト(L) により伝達可能な張力に比べて約
2倍に向上する。 *4項 上記1項の発明と同様の課題が解決すると共に、上記1
項の方法が極めて簡単に実施できるようにする為に採用
された2番目の発明の技術的手段は『歯付プーリ(M) に
かみ合う歯付ベルト(L) と、この歯付ベルト(L) に摩擦
力伝達状態に被覆された抗張力に富む張力負担ベルト
(1) とからなる伝動ベルト』である。
【0012】この伝動ベルトでは、駆動側の歯付プーリ
(M) と従動側の歯付プーリ(M) との間に前記伝動ベルト
を掛け回すことにより、上記1項の発明と同様の課題が
解決できると共に、同様の効果を発揮する。また、上記
1項の発明が極めて簡単に実施できる。なお、前記従動
側が直線移動する被伝動部である場合には、前記張力負
担ベルト(1) を被伝動部に連結すればよい。 *5項 上記4項において、『前記歯付ベルト(L) は、駆動側の
歯付プーリ(M) と従動側の歯付プーリ(M) との間に張設
されるループ状の歯付ベルト(L) であり、前記張力負担
ベルト(1) は、前記ループ状の歯付ベルト(L) に被覆さ
れたループ状である』ものでは、駆動側と従動側の歯付
プーリ(M) 間に張力付与状態で掛け回すことにより所定
のトルク伝達状態となる。 *6項 4項において、『伝動ベルトが、所定長さの往復移動を
伝動する伝動ベルトであって、前記歯付ベルト(L) は、
歯付プーリ(M) とのかみ合い部にのみ設けられたもの』
では、駆動側の回転力を直線状の往復移動力に変換でき
る。 *7項 4項又は5項において、『前記張力負担ベルト(1) が抗
張力が単位幅当たり15kgf/mm〜25kgf/m
m程度のスチールベルトである』場合、歯付ベルト(L)
の歯飛びが確実に防止できた。 *8項 7項において、『前記張力負担ベルト(1) が厚さ0.1
5mm〜0.25mm程度のスチールベルトである』場
合、この張力負担ベルト(1) の可撓性が十分であるか
ら、歯付プーリ(M) での張力負担ベルト(1) の屈曲性能
が十分で、トルク伝達効率が高い。 *9項 4〜8項において、『前記張力負担ベルト(1) は複数の
穴が所定のピッチで連続形成されている』ものでは、張
力付与状態においては、前記複数の穴の周縁部が、歯付
ベルト(L) の表面に食い込む傾向となるから、この食い
込みによる張力負担ベルト(1) との間の摩擦力が増大す
ることとなり、歯付ベルト(L) から張力負担ベルトへの
トルク伝達のための摩擦力が大きくなり、その分、滑り
が生じにくく、伝達トルクが大きくなる。 *10項 9項において、前記穴が歯付ベルト(L) 側に突出するバ
ーリング穴である伝動ベルトの場合、前記穴の周縁部の
歯付ベルト(L) の表面への食い込みが一層向上するか
ら、前記摩擦力の増大による効果が一層向上する。 *11項 4〜10項において、『前記張力負担ベルト(1) は歯付
ベルト(L) よりも狭い一定幅の帯状であって、前記歯付
ベルト(L) の表面には張力負担ベルト張力負担ベルト
(1) の両側縁に沿って凸条を形成した伝動ベルト』で
は、張力負担ベルト(1) が前記凸条間に位置決めされた
状態で走行するから、伝動時に、歯付ベルト(L) に対し
て張力負担ベルト(1) が走行方向から直角方向にずれる
ことはない。従って、張力負担ベルトが歯付ベルトから
外れて伝動不良となる不都合が防止できる。 *12項 4〜11項において、『前記張力負担ベルト(1) の表面
が歯付ベルト(L) と一体化された被覆層によって被覆さ
れている』ものでは、11項の場合と同様に歯付ベルト
に対する張力負担ベルトのズレ防止効果がある。特に、
11項の構成にこの構成を付加したものでは前記ズレ防
止効果が一層向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施例の形態
を、図示例と共に説明する。 [実施の形態1]図3、4に示す実施の形態1は、駆動
軸(J1)から従動軸(J2)へトルクを伝達する伝動方式に採
用したものであり、駆動軸(J1)に取りつけた歯付プーリ
(M) と従動軸(J2)に取りつけた歯付プーリ(M) との間に
従動軸(J2)を具備する伝動ベルトを巻き付け状態に張設
した構成である。
【0014】前記伝動ベルトは、図3に示すように、ル
ープ状の歯付ベルト(L) の歯部(L0)の反対側の平滑表面
部(L2)に沿わせて同様にループ状の張力負担ベルト(1)
を配置した構成であり、このものでは、歯付ベルト(L)
と張力負担ベルト(1) とは接合されていないが、一対の
歯付プーリ(M) 間に巻き付けた前記歯付ベルト(L) の外
周表面を被覆するように張力負担ベルト(1) を同様に巻
き付けた構成である。
【0015】前記歯付ベルト(L) は、この例では、総厚
さ4.5mm,幅25mmの一般的ないわゆるタイミン
グベルトが採用され、これに対して、張力負担ベルト
(1) として、同じ幅で板厚0.15〜0.25mmで、
マルエージング鋼のスチールベルトが用いられている。
前記各歯付プーリ(M) のピッチ円の直径、及び、前記歯
付ベルト(L) の厚さ等に基づいて、前記スチールベルト
のループ長さが所定の値に設定されており、これらによ
り、前記スチールベルトの抗張力は375〜625kg
f(単位幅当たり15〜25kgf/mm)に設定され
ている。
【0016】以上の伝動ベルトを用いた場合、駆動側の
駆動軸(J1)から従動側の従動軸(J2)に伝達されるトルク
が大幅に増大した。限界トルクを越えると、歯付ベルト
(L)と張力負担ベルト(1) との間に滑りが生じたが、従
来のように、この張力負担ベルト(1) を具備しないもの
のような歯飛び現象は生じなかった。また、この従来の
場合の歯飛び現象が生じた時の伝達トルク(最大伝達ト
ルク:7.5kgf・m)に比べて、張力負担ベルト
(1) に前記滑りが生じるときの伝達トルクは大幅に大き
くなった。
【0017】なお、この例では、図4に示すように、平
滑表面部(L2)に対して張力負担ベルト張力負担ベルト
(1) が摩擦係合状態に添設されているが、この摩擦係合
力を高めるためには、図5,6に示すように、張力負担
ベルト(1) に多数の透孔(11)を形成し、これらの透孔(1
1)を長手方向に連続させた構成を採用し得る。この例を
用いると、透孔(11)の周縁が平滑表面部(L2)に食い込む
ことから摩擦係合力が向上することとなる。
【0018】また、前記透孔(11)は、図7に示すような
バーリング穴であってもよい。この場合、バーリング穴
の立上り部(12)の高さ(H) は張力負担ベルト(1) の板厚
程度 (0.15〜0.25mm程度)平滑表面部(L2)と張力
負担ベルト(1) とが、図6に示すように、接着により一
体的に接合されていてもよい。
【0019】また、以上の構成に加えて、図8に示すよ
うに、歯付ベルト(L) の断面における前記平滑表面部(L
2)の両側に凸条(L3)が一体的に形成されている構成とす
ることもできる。予め、同図に示すような、前記凸条(L
3)を具備する断面形状に仕上げた歯付ベルト(L) に対し
て、これに適合させた長さのループ状の張力負担ベルト
(1) を外側に被覆させた態様で使用する構成である。こ
のものでは、この伝動ベルトを用いて伝動走行させてい
るときに、前記張力負担ベルト(1) が常時前記(L3)(L3)
間に保持されて位置決めされた状態で走行するから、伝
動走行時に張力負担ベルト(1) が歯付ベルト(L) から外
れたりすることがない。伝動トルク、及び、その動作の
安定性が確保できる。 [実施の形態2]上記実施の形態1では、歯付プーリ
(M) を取り付けた駆動軸(J1)から歯付プーリ(M) を取り
つけた従動軸(J2)にトルクを伝達する場合を例に説明し
たが、一定角度の往復回転を伝達する場合には、たとえ
は、歯付プーリ(M) に一定長さの歯付ベルト(L) を巻き
付けてこの歯付ベルト(L) の外周に巻き付けた張力負担
ベルト(1) の両端を直線往復移動する被伝動部(2) に取
付ける。
【0020】このものでは、一方の駆動軸(J1)の一定角
度の往復回転によって歯付プーリ(M) を介して張力負担
ベルト(1) に伝達され、この張力負担ベルト(1) の両端
が取付けられた(2) が直線的に移動することとなる。 [その他]上記実施の形態では、張力負担ベルト(1) と
しては、スチールベルトを採用したが、このスチールベ
ルトの外には炭素繊維やアラミド繊維からなる帯状シー
トを用いてもよい。この場合においても、その抗張力
は、単位幅当たり15kgf/mm〜25kgf/mm
程度が望ましく、この場合には、通常使用される伝達ト
ルク域11.2kgf・m〜18.7kgf・m(プー
リ径60mmの場合)で使用できる。この値は従来のタ
イミングベルトに比べて1.5〜2.5倍になる。ま
た、この使用条件での耐久性が十分である。
【0021】正確な角度伝動を確保する場合には、伝達
トルクを大きく(従来の場合の2.2〜2.5倍の伝達
トルク)設定する必要があり、その場合には、単位幅当
たりの抗張力を22kgf/mm〜25kgf/mm程
度に設定する。なお、上記各実施の形態の歯付ベルト
(L) として心線入りの歯付ベルトを採用してもよい。
【0022】また歯付プーリ(M) 及び歯部(L0)の歯形と
しては従来から公知の各歯形が採用できることは言うま
でもない。たとえば、円弧歯を用いることも可能であ
る。さらに、上記実施の形態の伝動ベルトは、図9のよ
うな自走式の駆動部(3) に設けた歯付プーリ(M) に本発
明の歯付ベルト(L) と張力負担ベルト(1) との組み合わ
せを利用してもよく、また、図10に示すように、一対
のガイド軸(G) に取付けた出力部(31)に歯付ベルト(L)
及び張力負担ベルト(1) の両端部を連結し、駆動軸(J1)
に取付けた歯付プーリ(M) と従動軸(J2)に取付けた歯付
プーリ(M) に前記伝動ベルトを巻付けて伝動する伝動方
法にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図
【図2】従来例の改良案の説明図
【図3】本発明の実施の形態1の説明図
【図4】その断面図
【図5】実施の形態2に用いる張力負担ベルト(1) の斜
視図
【図6】実施の形態2の伝動状態の説明図
【図7】この例の張力負担ベルト(1) の変形例の説明図
【図8】歯付ベルト(L) の変形例の説明図
【図9】本発明の伝動ベルトの他の使用例であり一番目
の発明の方法の他の実施例の説明図
【図10】その他の使用例であり一番目の発明の方法の
その他の実施例の説明図
【符号の説明】
(1) :張力負担ベルト、(11):透孔、(L) :歯付ベルト (L0):歯部、(L2):平滑表面部、(L3):凸条 (J1):駆動軸、(J2):従動軸 、(M) :歯付プーリ (尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側の歯付プーリ(M) にかみ合う歯付
    ベルト(L) の回転力を被伝動部に伝動する方法であっ
    て、前記歯付ベルト(L) の外周表面に抗張力に富む張力
    負担ベルト(1) を摩擦力伝達状態に被覆させ、前記張力
    負担ベルト(1)を介して他方の被伝動部に張力を伝達す
    るベルト伝動方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のベルト伝動方法において、前
    記被伝動部が、従動側の歯付プーリ(M) であり、前記従
    動側の歯付プーリ(M) にかみ合う歯付ベルト(L) に前記
    張力負担ベルト(1) が摩擦力伝達状態に被覆されている
    ベルト伝動方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のベルト伝動方法におい
    て、前記張力負担ベルト(1) の抗張力が単位幅当たり1
    5kgf/mm〜25kgf/mm程度のスチールベル
    トであるベルト伝動方法。
  4. 【請求項4】 歯付プーリ(M) にかみ合う歯付ベルト
    (L) と、この歯付ベルト(L) に摩擦力伝達状態に被覆さ
    れた抗張力に富む張力負担ベルト(1) とからなる伝動ベ
    ルト。
  5. 【請求項5】 請求項4の伝動ベルトにおいて、前記歯
    付ベルト(L) は、駆動側の歯付プーリ(M) と従動側の歯
    付プーリ(M) との間に張設されるループ状の歯付ベルト
    (L) であり、前記張力負担ベルト(1) は、前記ループ状
    の歯付ベルト(L) に被覆されたループ状である伝動ベル
    ト。
  6. 【請求項6】 請求項4の伝動ベルトにおいて、所定長
    さの往復移動を伝動する伝動ベルトであって、前記歯付
    ベルト(L) は、歯付プーリ(M) とのかみ合い部にのみ設
    けられた伝動ベルト。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5の伝動ベルトにおいて、
    前記張力負担ベルト(1) が抗張力が単位幅当たり15k
    gf/mm〜25kgf/mm程度のスチールベルトで
    ある伝動ベルト。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記張力負担ベルト
    (1) が厚さ0.15mm〜0.25mm程度のスチール
    ベルトである伝動ベルト。
  9. 【請求項9】 請求項4〜8の何れかにおいて、前記張
    力負担ベルト(1) が複数の穴が所定のピッチで連続形成
    されている伝動ベルト。
  10. 【請求項10】 請求項9の伝動ベルトにおいて、前記
    穴が歯付ベルト(L)側に突出するバーリング穴である伝
    動ベルト。
  11. 【請求項11】 請求項4〜10の何れかにおいて、前
    記張力負担ベルト(1) は歯付ベルト(L) よりも狭い一定
    幅の帯状であって、前記歯付ベルト(L) の表面には張力
    負担ベルト(1) の両側縁に沿って凸条を形成した伝動ベ
    ルト。
  12. 【請求項12】 請求項4〜11の何れかにおいて、前
    記張力負担ベルト(1) の表面が歯付ベルト(L) と一体化
    された被覆層によって被覆されている伝動ベルト。
JP10358631A 1998-12-17 1998-12-17 ベルト伝動方法及びこれに用いる伝動ベルト Pending JP2000179625A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10358631A JP2000179625A (ja) 1998-12-17 1998-12-17 ベルト伝動方法及びこれに用いる伝動ベルト
KR1019990054373A KR20000047850A (ko) 1998-12-17 1999-12-02 벨트전동방법 그리고 이에 사용되는 전동벨트 및벨트전동장치
EP99125098A EP1010919A1 (en) 1998-12-17 1999-12-16 A method of belt transmission, a transmission belt used in the method and an apparatus for belt transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10358631A JP2000179625A (ja) 1998-12-17 1998-12-17 ベルト伝動方法及びこれに用いる伝動ベルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000179625A true JP2000179625A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18460318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10358631A Pending JP2000179625A (ja) 1998-12-17 1998-12-17 ベルト伝動方法及びこれに用いる伝動ベルト

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2000179625A (ja)
KR (1) KR20000047850A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012091546A1 (en) 2010-12-28 2012-07-05 Robert Bosch Gmbh Transverse element with a protruding conical stud for a drive belt

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012091546A1 (en) 2010-12-28 2012-07-05 Robert Bosch Gmbh Transverse element with a protruding conical stud for a drive belt

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000047850A (ko) 2000-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2838946A (en) Power transmission system
KR101014695B1 (ko) 헬리컬 톱니 벨트 전동장치
CA1075934A (en) Synchronous belt and pulley drive
WO2017200047A1 (ja) コグ付vベルト及びそれを用いた伝動システム
CN101896736B (zh) 皮带
WO2010002433A1 (en) Variable speed belt
WO2000058644A1 (fr) Courroie crantee, dispositif de transmission a courroie crantee et machines de bureau
JPH0248772B2 (ja)
US5868639A (en) Positive engagement drive
JP2000179625A (ja) ベルト伝動方法及びこれに用いる伝動ベルト
JPS59197641A (ja) Vベルト伝動装置
EP0242306B1 (en) Driving rope
JP3287519B2 (ja) 無段変速機用vベルト
JP2001065648A (ja) 歯付ベルト駆動装置
JPH0217233Y2 (ja)
JPS5950252A (ja) Vベルト伝動装置
JPS5838187Y2 (ja) 歯付ベルトの駆動装置
JP2001059550A (ja) ベルト伝動装置
JPS6316909Y2 (ja)
AU669663B2 (en) Endless flexible drive belt
JP2002098201A (ja) 歯付ベルト伝動装置及び事務用機器
JP2954897B2 (ja) 高負荷伝動用vベルト
JP3148780B2 (ja) 歯付ベルト及びそれを用いた伝動機構
JP6227847B1 (ja) コグ付vベルト及びそれを用いた伝動システム
JPS5917043A (ja) 巻き掛け式動力伝達装置