JP2000179071A - 弾性構造物 - Google Patents

弾性構造物

Info

Publication number
JP2000179071A
JP2000179071A JP10358245A JP35824598A JP2000179071A JP 2000179071 A JP2000179071 A JP 2000179071A JP 10358245 A JP10358245 A JP 10358245A JP 35824598 A JP35824598 A JP 35824598A JP 2000179071 A JP2000179071 A JP 2000179071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic
rigid support
elastic body
elastic structure
covering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10358245A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kamiozawa
秀夫 上小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Inoac Elastomer Co Ltd
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Inoac Elastomer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp, Inoac Elastomer Co Ltd filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP10358245A priority Critical patent/JP2000179071A/ja
Publication of JP2000179071A publication Critical patent/JP2000179071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Gates (AREA)
  • Fencing (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた衝撃吸収性により衝突時等の安全性を
向上させると共に構造物自体の損壊の程度を低減させ、
また剛性支持体と被覆体との密着性を向上させて該被覆
体が抜け難くし得る構造を提供する。 【解決手段】 地面等に下部が埋設されて支柱の機能を
果す剛性支持体12と、弾性を有する多数のチップ片を
所要形状に成形した被覆体20とからなり、この被覆体
20により前記剛性支持体12を部分的に被覆するよう
構成した弾性構造物において、前記剛性支持体12と前
記被覆体20との間に弾性体30を介在させるようにし
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は弾性構造物に関
し、更に詳細には、その内部に構造物として要求される
強度を有する支柱状の剛性支持体と、該剛性支持体に被
覆されて外部からの衝撃を吸収し得る弾性体とから構成
される弾性構造物において、その衝撃吸収特性を更に向
上させることで安全性を高めると共に、それ自体の耐久
性も向上させ得るようにした構成に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に敷地を区分するのに使用される境界
杭や門柱その他柵や車止め等の構造物としては、例えば
鉄やコンクリート等のような剛性を有する支柱状の部材
が広く実用に供されている。これら構造物は高い耐久性
と耐候性を有し、また価格も比較的安価である点で、構
造部材としては優れた機械的特性を有している。しかし
鉄やコンクリート等を主体とする前記構造物は、それ自
体が有する高い剛性のために、例えば自動車がこれに衝
突した場合には双方における損壊の程度が大きくなり易
く、また人がこれに衝き当った場合には大きな怪我や死
亡に至る事故を惹起する可能性が高い。また前記構造物
は、一般に重量が大きいために設置時の取扱性が悪く、
設置作業中に誤って人身事故を引き起こす可能性を常に
内在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで前記構造物をゴ
ムチップ等の弾性を有する成形物で被覆することによっ
て、衝突時の損傷や取扱時の危険性を低減させるように
した構造物が、例えば特開平8−326179号公報に
開示されている。この提案に係る構造物は、図10に示
す如く、道路等の地面に立設される支柱状の剛性支持体
70を、多数のゴムチップをキャップ状に成形した弾性
被覆体72によって被覆するようにしたものである。こ
の構造体では、弾性被覆体72が外側に露出しているた
めに、衝突時における損傷の程度や取扱時の危険性を低
減させ得る点で優れている。しかし反面として、前記被
覆体72はゴムチップを材質として成形されているため
に、該被覆体72を剛性支持体70に挿入固定した際
に、図11に示す如く、両部材はミクロ的には所謂点接
触しているに止まることになる。従って外部から大きな
機械的応力が加わると、被覆体72が剛性支持体70か
ら容易に剥離してしまう畏れがある。すなわち自動車が
構造物に軽く接触した場合であっても、これにより被覆
体72の一部が剛性支持体70から剥がれたり、全体的
に脱落してしまったりする。このように被覆体72が剥
がれたり脱落したりすると、内部の剛性支持体70が部
分的または全体的に露出してしまい、前述した従来の構
造物と同様な安全上の問題が浮上することになる。
【0004】なお別の提案としては、前記ゴムチップだ
けを用いて構造物を成形することも提案される。しかし
この場合は、構造物として本来的に要求される機械的な
強度が不足する難点があり、また原料コストや製造コス
トが一般に上昇してしまう欠点も指摘される。
【0005】
【発明の目的】この発明は、従来技術に係る境界杭や車
止め等の構造物に内在している問題点に鑑み、これを好
適に解決するべく提案されたものであって、剛性支持体
とこれを被覆する被覆体との間にゴムスポンジ等の弾性
体を介在させることで、この弾性体が有する優れた衝撃
吸収性により衝突時等の安全性を向上させると共に構造
物自体の損壊の程度を低減させ、また剛性支持体と被覆
体との密着性を向上させて該被覆体が抜け難くし得る構
造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、地面等に下部が埋設さ
れて支柱の機能を果す剛性支持体と、弾性を有する多数
のチップ片を所要形状に成形した被覆体とからなり、こ
の被覆体により前記剛性支持体を部分的に被覆するよう
構成した弾性構造物において、前記剛性支持体と前記被
覆体との間に弾性体を介在させるようにしたことを特徴
とする。この場合に弾性体の材質は、スポンジゴム等の
発泡体やソリッドゴムから選択することが好ましい。ま
た前記被覆体を構成する多数の弾性チップ片は、その成
形過程において前記弾性体と共に圧縮することによっ
て、弾性チップ片の夫々が弾性体に食い込んで相互間の
面接触が密に確保されるようにすることが推奨される。
更に弾性体には剛性支持体の圧入を許容する孔部を設け
ると共に、その孔部内壁面に起伏部を形成しておくこと
によって、前記圧入後には剛性支持体と弾性体との間に
大きな接触面積が確保されるようにしておくのが望まし
い。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る弾性構造物につ
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以
下説明する。
【0008】
【第1実施例】図1は、本発明の好適な第1の実施例に
係る弾性構造物10を示すものである。この構造物10
は、道路その他の地面等に立設されて支柱として機能す
る剛性支持体12と、この剛性支持体12の外側を全面
的に被覆するゴムチップの成形体からなる被覆体20
と、これら剛性支持体12および被覆体20の間に介在
するよう配設したゴムスポンジ等の弾性体30とから基
本的に構成される。すなわち前記剛性支持体12は、例
えば鉄やステンレスを材質とするパイプまたは中実な棒
体であって、その下方部分12aを地面等に設けた固定
部2に埋め込むことで上方部分を垂直に立設させるよう
になっている。また前記被覆体20は、弾性を有する多
数のチップ片(例えば古タイヤをチッパーに掛けて小さ
なチップ片としたもの)を図9に関して後述する型中で
所要形状に成形してなるものであって、その中心線に沿
って所要の深さまで前記剛性支持体12の圧入を許容す
る孔部32が設けられている。
【0009】また剛性支持体12と被覆体20の間に介
在させられる前記弾性体30は、図2および図3に示す
ように、該被覆体20の中心内部に軸線を整列させて一
体的に成形されるものである。この弾性体30は、好適
にはゴムスポンジの如く弾性に富む発泡材料を材質とす
るものであって、図9に関して後述する型中で前記被覆
体20の内部にパイプ状に同時成形される。この場合に
おける弾性体30の半径方向の厚みは、前記剛性支持体
12を圧入した後の被覆体20に外部から相当の機械的
応力が加わった際に、該発泡体30が変形して充分に前
記応力を吸収し得る程度の寸法に設定するのが好まし
い。また弾性体30は、剛性支持体12の頂部より充分
上方の位置まで延在するよう設けておくことで、仮に外
側の被覆体20が欠損して一部露出した場合でも、該発
泡体30が露呈することになるので安全性が確保され
る。
【0010】先に述べた如く弾性体30は、その外側に
位置する被覆体20と共に一体成形されているが、該弾
性体30には、図2に示す如く、その軸線に沿った中心
部に前記剛性支持体12の圧入を許容する孔部32が形
成されている。従って剛性支持体12を被覆体20に取
付けるには、その弾性体30における前記孔部32へ該
剛性支持体12を圧力的に挿入することにより行なう。
このとき弾性体30の表面は剛性支持体12の表面に密
着するため面接触となり、両部材は強固に結合されるこ
とになる。この場合に必要に応じて接着剤を使用し、こ
れにより弾性体30と剛性支持体12とをより強力に接
合するようにしてもよい。何れにしても弾性体30と剛
性支持体12との接合は強固であるので、前記被覆体2
0(および弾性体30)を剛性支持体12から引き抜く際
には極めて大きな力を要し、単なるいたずら程度で引き
抜くことは殆ど不可能である。
【0011】また前記被覆体20と弾性体30とは、図
9に示す型中で大きな圧力を印加しつつ、水蒸気を供給
することにより所要形状に成形される。このとき被覆体
20は多数の不定形状をしたゴムチップ片の集合体とし
て構成されるために、該チップ片の夫々はスポンジに代
表される弾性体30に食い込むことになり、両部材間に
は単なる点接触ではなく緻密な面接触が確保されて、充
分な接合力が得られるものである。なお弾性体30の表
面に前記被覆体20のチップ片が接触していない部位で
は、該表面は原状を維持しているので結果的に微細な凹
凸を生じ、従って縦方向の外部応力が加わってもこれを
相殺し得る抵抗力が得られる。
【0012】前述した如く剛性支持体12と弾性体30
との間には面接触が得られるので、前記被覆体20を剛
性支持体12から引き抜くことは極めて困難である。し
かし被覆体20の一部が欠損したり表面が汚れたりした
場合には、該被覆体20を剛性支持体12から引き抜い
て交換する必要があり得る。このような場合に剛性支持
体12と弾性体30との接合が余り強力であると、前記
交換時に大きな困難を生ずることになる。そこでこのと
きは、弾性体30における孔部32の内壁面に、図3に
示す如く凹凸に富んだ起伏部32aを同時的に一体成形
しておくのが好ましい。このように起伏部32aを形成
しておくことで、剛性支持体12を前記孔部32に圧入
した際に、該起伏部32aの変形により該剛性支持体1
2と弾性体30との間の接触面積が減少し、従って比較
的容易に前記被覆体20を剛性支持体12から引き抜く
ことができるようになる。すなわち前記孔部32に形成
した起伏部32aの状態によって、該孔部32に剛性支
持体12を挿入した際の接触面積を制御し得るものであ
る。この接触面積は、例えば自動車が軽く接触した程度
では被覆体20が剥離しない接合強度としておく必要が
ある。
【0013】なお本実施例で剛性支持体12は、弾性体
30の前記孔部32へこれを圧入することで被覆体20
の取付けがなされるが、それ以外の手段で取付けるよう
にしてもよい。例えば剛性支持体12を、図4に示す如
く、被覆体20により被覆される金属製パイプ12a
と、地面等に立設し得る別体としての棒状部材12bと
から構成し、該パイプ12aの中空部に螺切した雌ネジ
14に、棒状部材12bの頭部に螺切した雄ネジ4aを
螺挿するようにしてもよい。また剛性支持体12を構成
するパイプ12aと棒状部材12bとの固定手段は、前
述した螺挿に限らず、嵌合や噛合等の如く機械的に確実
な固定がなされるのであれば他の手段を採用してもよ
い。このように剛性支持体12を2つの別部材しするこ
とにより、弾性構造物10を地面等へ立設配置する迄
は、該構造物10から剛性支持体12が突出することが
なく、従って運搬時や保管時等の取扱性および安全性が
向上する。
【0014】
【第2実施例】図5は、本発明の第2実施例に係る弾性
構造物40を示すものであって、該構造物40における
剛性支持体12は、その上部付近だけに弾性体30が設
けられ、該弾性体30を介して全体的に被覆体20で覆
われている。また被覆体20より下方において、剛性支
持体12の下方部分はコンクリート等の埋設部18によ
り全面的に覆われるようになっている。この埋設部18
は、図示の如く被覆体20の外形に合せた形状(例えば
円筒形状)としておくのが好ましい。このように構成し
た弾性構造物40の据付け設置は、前記埋設部18を地
面等を掘削して設けた穴部2へ埋込むことで実施され
る。この場合に弾性構造物40には、弾性体30を介し
て被覆体20が全面的に設けられているので、該発泡体
30が剛性支持体12の上部にだけしか設けてなくて
も、車等が衝突した場合でも一般に重大な事故に発展す
ることは考え難い。
【0015】
【第3実施例】前述の第1実施例および第2実施例で
は、全体形状が棒状に近いものについて述べたが、図6
に示すように、剛性支持体12に逆U字状の屈曲を施す
と共に、これに大型の被覆体20を取付けることで弾性
構造物50としてもよい。この弾性構造物50では、地
面等の固体部2に埋め込まれるべき突出部12aを2つ
有しているので、地面等の固定部2に対してより強固に
固定することが可能である。また大きな衝撃力を吸収し
得る大型の被覆体20および弾性体30から構成される
ので、例えば自動車事故の多発するカーブ等のカードレ
ールの代替品として好適に利用し得ることが可能であ
る。
【0016】この場合に発泡弾性体30を剛性支持体1
2に取付ける手法としては、図7に示す如く、屈曲加工
を施す前の剛性支持体12に接着剤等を用いて該弾性体
30を取付け、その後に該剛性支持体12を所望形状に
屈曲させる手法が考えられる。他の取付け手法として、
図8に示す如く、予め弾性体30に全長に亘って切り目
30aを形成しておき、屈曲加工がなされかつ表面に接
着剤を塗布した剛性支持体12に、前記切り目30aを
介して弾性体30を取付ける手法も採用可能である。
【0017】
【変更例】前述の各実施例で説明した剛性支持体の材質
は、各種使用状態において要求される強度を有するもの
であれば、殊に限定されるものではない。例えばコンク
リート、木片または樹脂等でもよい。またその断面形状
も任意形状でよく、実施例において説明した棒状または
中空筒状の他に、例えば板状であってもよい。更にこれ
ら剛性支持体は、弾性構造物に所望の強度を与えるため
のものであるので、使用する剛性支持体の数も該弾性構
造物に要求される大きさおよび形状によって適宜決定す
ればよい。
【0018】前記弾性体の材質についても、ゴムスポン
ジ等の発泡性材料に限定されるものではなく、例えばソ
リッドゴム等の弾性を有するものであれば好適に使用可
能である。しかし、前記弾性体上を被覆する被覆体がゴ
ムチップから構成される場合には、該弾性体および被覆
体の接着性の点からスポンジゴムまたはソリッドゴムが
最適である。
【0019】また弾性構造物の耐候性および耐久性向上
を目的として、前記被覆体20の表面にウレタンコート
またはゴムラテックスを塗布してコーティングを施した
り、熱収縮樹脂を塗布して熱処理を施して樹脂被膜を形
成することも考えられる。この場合、耐候性および耐久
性向上の他に、前記各塗布物に所望の顔料を含有させる
ことで、容易に弾性構造物に着色が可能となり商品性を
向上させる効果も期待できる。更に前記各塗布物処理に
熱処理を用いる場合には、前述した特開平6−1827
79号公報に開示の弾性ブロックの成形方法が利用可能
である。この場合は、完成品中に残留して包装材等を濡
らす弊害が考えられる水についても、熱処理時の加熱に
より蒸発除去させ得る利点がある。
【0020】
【製造方法の一例について】本発明で用いられる構造物
の外表面を被覆するゴムチップの集合体から構成される
被覆体20は、例えば図9に示す如く、特開平6−18
2779号公報に開示の弾性ブロックの成形方法に用い
られる製造装置50を使用して製作される。すなわち、
予め弾性構造物の支柱となる剛性支持体12と外形寸法
を同一に設定したダミー体13に、発泡弾性体30を巻
き付けるか、または外挿することで取付けた準備体Pを
準備しておき、該準備体Pを前記製造装置50内部に画
成されている製造室52内の所定位置に固定すると共
に、ゴムチップ小片または粒子と、湿分硬化型接着剤と
を混合してなる混合物Mを充填する。そして前記混合物
Mに対して水蒸気Sを導入し、該混合物M中の湿分硬化
型接着剤を硬化させることにより、所望形状の被覆体2
0を有する弾性構造物を形成する。
【0021】この成形方法によれば、湿分硬化樹脂をゴ
ムチップのバインダとして利用し、熱エネルギーおよび
湿分の両方を具備する水蒸気により硬化を施すので、従
来の熱プレス法に較べ短時間での成形が可能であり、従
って製造コストを低減させることができる。前記ゴムチ
ップ小片または粒子は、被覆体の骨材として用いられて
いるが、殊にゴムチップに限らず弾性を有する物であれ
ば用いることが可能である。また、例えば木片、砂また
は小石といったものを弾性体と混合することで用いても
よい。またこの例では湿分硬化型樹脂への水分供給に水
蒸気を使用しているが、水を流し込む等、単に水分を供
給するだけでも該樹脂の硬化は可能である。
【0022】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る弾性
構造物によれば、表面を覆う被覆体を弾性体を介在させ
た状態で剛性支持体に設けるようにしたので、被覆体が
剛性支持体に直接取付けられている場合に較べて、車や
人が衝突した際の衝撃吸収性が向上して安全性が高ま
り、加えて弾性構造物それ自体の耐久性も向上する効果
を奏する。また被覆体と剛性支持体との密着性が弾性体
の存在により大きく向上するので、該被覆体が外部から
の機械的応力により剥離して、内部の剛性支持体がむき
出しになる危険性を低減させ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る弾性構造物の概略斜
視図である。
【図2】図1に示す構造物について、その上下を省略し
た拡大縦断面図である。
【図3】第1実施例に係る構造体の一部をなす弾性体の
変形例を示す平面断面図であって、(a)は該発泡体を剛
性支持体へ挿入する前の状態を示し、(b)は該発泡体を
剛性支持体に挿入した後の状態を示している。
【図4】第1実施例に係る弾性構造物を地面等に固定す
る方法の一例を示す概略図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る弾性構造物の概略斜
視図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る弾性構造物の概略斜
視図である。
【図7】第3実施例に係る構造物に使用される剛性支持
体と弾性体との取付け手法の一例を示す概略図である。
【図8】第3実施例に係る構造物に使用される剛性支持
体と弾性体との取付け手法の別例を示す概略図である。
【図9】本発明に係る弾性構造物を製造する際に、好適
に用いられる製造装置の概略縦断面図である。
【図10】従来技術に係る弾性構造物の概略斜視図であ
る。
【図11】図10に示した従来技術に係る弾性構造物の
概略縦断面図である。
【符号の説明】
12 剛性支持体 20 被覆体 30 弾性体 32 孔部 32a 起伏部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01C 15/04 G01C 15/04 Fターム(参考) 2D101 CA06 CA13 EA02 FA11 GA13 2E001 DH00 DH37 FA02 FA30 GA62 GA65 HB01 HB02 HB03 HE01 2E038 BA01 DH05 DK03 2E142 AA03 DD36 HH12 JJ07 3J066 AA23 BA01 BB01 BC01 BD05 BE03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面等に下部が埋設されて支柱の機能を
    果す剛性支持体(12)と、弾性を有する多数のチップ片を
    所要形状に成形した被覆体(20)とからなり、この被覆体
    (20)により前記剛性支持体(12)を部分的に被覆するよう
    構成した弾性構造物において、前記剛性支持体(12)と前
    記被覆体(20)との間に弾性体(30)を介在させるようにし
    たことを特徴とする弾性構造物。
  2. 【請求項2】 前記弾性体(30)の材質としてスポンジゴ
    ムやソリッドゴムが選択的に採用される請求項1記載の
    弾性構造物。
  3. 【請求項3】 前記被覆体(20)を構成する多数の弾性チ
    ップ片は、その成形過程において前記弾性体(30)と共に
    圧縮され、これにより前記弾性チップ片の夫々が弾性体
    (30)に食い込んで相互間の面接触が密に確保される請求
    項1または2に記載の弾性構造物。
  4. 【請求項4】 前記弾性体(30)は前記剛性支持体(12)の
    圧入を許容する孔部(32)を有し、この孔部(32)の内壁面
    に起伏部(32a)を形成しておくことによって、前記圧入
    後における剛性支持体(12)と弾性体(30)との間に増大さ
    れた接触面積が確保される請求項1〜3の何れかに記載
    の弾性構造物。
JP10358245A 1998-12-16 1998-12-16 弾性構造物 Pending JP2000179071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10358245A JP2000179071A (ja) 1998-12-16 1998-12-16 弾性構造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10358245A JP2000179071A (ja) 1998-12-16 1998-12-16 弾性構造物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000179071A true JP2000179071A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18458292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10358245A Pending JP2000179071A (ja) 1998-12-16 1998-12-16 弾性構造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000179071A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007332595A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Sekisui Jushi Co Ltd 弾性車止め支柱
KR101095059B1 (ko) 2011-04-06 2011-12-19 주식회사 경천산업 무단횡단방지 분리대
JP2014059263A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Ripuro:Kk 杭に装着される増設部材
CN103835570A (zh) * 2013-11-15 2014-06-04 国网山东省电力公司青岛供电公司 一种吸附式遮栏
CN105421260A (zh) * 2015-10-30 2016-03-23 贾峰 公路用防撞限高架
CN107060126A (zh) * 2017-04-26 2017-08-18 华侨大学 一种利用楼板滑移进行结构减震的系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007332595A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Sekisui Jushi Co Ltd 弾性車止め支柱
KR101095059B1 (ko) 2011-04-06 2011-12-19 주식회사 경천산업 무단횡단방지 분리대
JP2014059263A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Ripuro:Kk 杭に装着される増設部材
CN103835570A (zh) * 2013-11-15 2014-06-04 国网山东省电力公司青岛供电公司 一种吸附式遮栏
CN105421260A (zh) * 2015-10-30 2016-03-23 贾峰 公路用防撞限高架
CN107060126A (zh) * 2017-04-26 2017-08-18 华侨大学 一种利用楼板滑移进行结构减震的系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6623840B2 (en) Protective flooring
US5531459A (en) Grommet for wire harness with inner surface having densely arranged projections or plateaus
JP2000179071A (ja) 弾性構造物
GB2309725A (en) Movement resistant retroreflective pavement marker
JPH10141408A (ja) 緩衝体
JPH06248619A (ja) 弾性ポールの製造方法
JPH06102341B2 (ja) 車止め
CN204780505U (zh) 一种橡胶颗粒粘结地砖
CN107447883A (zh) 一种采用双头螺栓固定的防腐蚀的保温板
JP2583783B2 (ja) ストリートファニチャの製造方法
JP2540913Y2 (ja) 弾性ポスト
JPH102124A (ja) 車止め材及びその製造方法
JP3827786B2 (ja) 車止め用ポール及びその製造方法
JPH0355466Y2 (ja)
CN114232475B (zh) 桥梁道路中间混凝土栏杆立柱
JP4593039B2 (ja) ポール部材の製造方法
JPS6126523Y2 (ja)
JP2937916B2 (ja) 車止め用ポール及びその製造方法
JPS5810754Y2 (ja) 擁壁コンクリ−トブロツク
JPS6223628Y2 (ja)
JPH0313337U (ja)
JPH08326179A (ja) ゴムチップ成型物による被覆カバー、および製造方法
CN201006325Y (zh) 一种玩具球造型物的固定结构
JP3728337B2 (ja) 緩衝材及びその製造方法
JP2001040676A (ja) 分割型発泡合成樹脂型枠による基礎施工法