JP2000178893A - 紙をカレンダ掛けする方法および装置 - Google Patents
紙をカレンダ掛けする方法および装置Info
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21G—CALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
- D21G1/00—Calenders; Smoothing apparatus
- D21G1/006—Calenders; Smoothing apparatus with extended nips
Landscapes
- Paper (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
か、少なくとも最小にする紙のカレンダ掛け方法および
装置を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、繊維ウェブがニップを通り、
該ニップは、その一方の側が円筒状の加熱ロールにより
形成され、他方の側が、凹状負荷シューにより加熱ロー
ルに押圧される可撓性管状ジャケットにより形成され、
負荷シューの軸線方向長さはジャケットおよび加熱ロー
ルの軸線方向長さより短くて、負荷シューが加熱ロール
に押圧されたときに、ニップ内のジャケットの両端部に
テーパ状セクションが形成される構成の、繊維ウェブの
カレンダ掛け方法において、前記テーパ状セクション
は、繊維ウェブの各縁部における小さいストリップが前
記長いニップ内でカレンダ掛けされないように、前記繊
維ウェブにより実質的に覆われることを特徴とする繊維
ウェブのカレンダ掛け方法および装置に関する。
Description
シュー・ロールを使用して、繊維ウェブのカレンダ掛け
を行なう方法および装置に関する。
ンダ掛け(紙を圧搾して平滑にして光沢をつけること)
は、繊維ウェブ、例えば、紙の円滑表面を得るため行な
われる。これは、伝統的に、ニップ(該ニップ内で、紙
面の凹凸をならして円滑表面を形成すべく、高い圧力が
紙面に加えられる)を形成する2つの対向作用ロールを
用いて達成される。上記方法を用いることの欠点は、ウ
ェブに作用する高圧によってウェブが過度に圧縮されて
しまうことである。このため、紙の厚さが大幅に減少
し、カレンダ掛け後のウェブの剛さ(stiffness)がかな
り低下してしまう。上記欠点は、適度の圧力と組み合わ
せて、熱を用いることにより軽減される。この理由は、
温度が充分に高いと紙の繊維が可塑化されることにある
(可塑化温度は、繊維の含水率および特性によって異な
るが、通常、約170〜210℃)である)。従って、
充分に(例えば250℃に)加熱されたロールが使用さ
れかつロールを通るウェブの表面に充分な熱伝達が達成
されると、円滑表面および比較的大きな厚さをもつウェ
ブが製造され、これにより、熱を用いない高圧ニップを
使用した場合に得られる厚さに比べ、非常に剛い製品が
得られる。
ンダ掛け(ヒート・カレンダリング)が要求される多く
の用途がある。熱カレンダ掛けに関する比較的最近の問
題は、ウェブ速度がより高速になる傾向があるため、充
分な熱伝達を達成することである。ニップを通って移動
するウェブが高速になればなるほど、熱伝達のための時
間(すなわち、保持時間)は短くなる。米国特許第5,16
3,364 号には、この問題を解決する方法が示されてい
る。この米国特許は、ウェブがニップを通って移動する
間のウェブ表面の充分な加熱を確保するため、充分な保
持時間が得られる長いニップの使用を開示している。こ
の米国特許に示されているように、カレンダ掛けゾーン
は、一方の側から押圧する加熱ロール(加熱されたロー
ル)と、凹状シュー・プレスにより加熱ロールに押圧さ
れる無端可撓性ベルトとにより形成される。
作るのが好ましい。このため、耐熱性は比較的低く、す
なわち、熱が或る温度(通常は約100℃)を超えると
可撓性ベルトは破壊されてしまう。このようなベルトの
コストはかなり高いので、可撓性ベルトのあらゆる過熱
は回避されなくてはならない。これは、ニップを通った
後に可撓性ベルトを冷却することと組み合わせて、殆ど
全ての熱を吸収する紙により達成される。しかしなが
ら、紙ウェブが破断すると、米国特許第5,163,364 号に
開示の構造と、ポリマーからなる可撓性ベルトの使用
(米国特許第5,163,364 号には開示されていない)とを
組み合わせた構成では、加熱ロールが直接可撓性ベルト
に作用してしまうため、過熱による可撓性ベルトの破壊
を招く。この問題は、包囲形シュー・ロールを使用する
場合には更に悪化する。なぜならば、閉ロール(すなわ
ち、包囲形シュー・ロール)の方が、可撓性開ベルトよ
りも冷却が困難だからである。また、包囲形シュー・ロ
ールの使用は、負荷シューよりも可撓性ジャケットを長
くすることを必要とする。すなわち、可撓性ジャケット
がニップの両側から突出してしまう。従って、通常はウ
ェブにより覆われないジャケットの部分が存在する。な
ぜならば、これらの部分は、ニップ内でのカレンダ掛け
に関係しないからである。このため、加熱ロールからこ
れらの部分への直接熱放射がなされ、従ってジャケット
の過熱および早期破壊を引き起こす。
囲形シュー・ロールのジャケットは、これ自体が駆動さ
れるのではなく、繊維ウェブとの接触がなされたときに
摩擦により駆動される。ウェブがこのような始動方法に
より悪影響を受けることは、当業者には明白である。ま
た、このような始動方法は、始動の瞬間にベルトを過熱
する危険性がある。なぜならば、ベルトは、加熱された
ニップ内でウェブと最初に接触する間に移動することは
なく、ベルトへの極端な熱伝達が生じるからである。他
の関連問題は、可撓性ベルト/ジャケットの好ましくな
い摩耗を如何にして防止するかである。本発明の目的
は、上記欠点を解消するか、少なくとも最小にする方法
および装置を提供することにある。
つの観点により達成される。本発明によれば、繊維ウェ
ブが、長くかつ加熱されるニップを通り、該ニップは、
その一方の側が円筒状の加熱ロールにより形成され、他
方の側が、凹状負荷シューにより加熱ロールに押圧され
る可撓性管状ジャケットにより形成され、該管状ジャケ
ットは静止支持梁(サポートビーム)を包囲し、該支持
梁は、負荷シューおよび可撓性管状ジャケットを加熱ロ
ールに押圧できる、少なくとも1つのアクチュエータを
支持し、負荷シューの軸線方向長さはジャケットおよび
加熱ロールの軸線方向長さより短くて、負荷シューが加
熱ロールに押圧されたときに、ニップ内のジャケットの
両端部にテーパ状セクションが形成される、繊維ウェブ
のカレンダ掛け方法において、前記テーパ状セクション
は、繊維ウェブの各縁部における小さいストリップが前
記長いニップ内でカレンダ掛けされないように、前記繊
維ウェブにより実質的に覆われることを特徴とする繊維
ウェブのカレンダ掛け方法が提供される。
は、該ジャケットの両端部も、これらをウェブで覆うこ
とにより過熱から保護される。これにより、ジャケット
の寿命を延長できるため、コストを大幅に低減できる。
カレンダ掛けされないストリップは後工程で切除される
が、本発明の好ましい態様によれば、前記小さいストリ
ップは先行または後続のニップによりカレンダ掛けさ
れ、これにより、製造されたウェブの問題のない巻上げ
ができ、かつ最終製品として多量の繊維ウェブを得るこ
とができるため、製品の収益を増大できる。本発明の他
の観点によれば、 ・前記可撓性管状ジャケットは、この両端部が端壁に取
り付けられるようにして包囲形シュー・ロールの一部を
形成し、前記端壁は前記支持梁に対して回転可能に取り
付けられていて、前記ジャケットと協働してシールされ
た空間を形成し、前記端壁のうちの少なくとも一方は駆
動装置により駆動され、該駆動装置は、繊維ウェブまた
は加熱ロールに対するジャケットの位置とは無関係に、
端壁従ってジャケットをも駆動するように作動される。
作動され、ニップが閉じる瞬間に所望のジャケット速度
を確保する。 ・前記ウェブの速度が測定され、ベルトの速度は、該ベ
ルトがウェブに接触される前に、ウェブの速度と同期さ
れる。 ・紙ウェブが破断されたか否かを検出する検出装置と、
ウェブが破断されると前記駆動装置が作動され、かつ、
同時にジャケットが加熱ロールとは接触しなくなる方向
に移動されるような方法で、前記検出装置と相互接続さ
れている制御システムとを有している。 ・ウェブの速度は、600m/分以上、好ましくは80
0m/分以上、より好ましくは1,000 m/分以上であ
る。ウェブの速度は、600〜3000m/分であるの
が好ましい。
速度は、1,000 m/分以上、好ましくは1,500 m/分以
上、より好ましくは1,800 m/分以上である。ウェブの
速度は、1,000 〜3,000 m/分であるのが好ましい。 ・前記加熱ロールの表面温度は150℃以上、好ましく
は170℃以上、より好ましくは約200〜250℃で
ある。加熱ロールの表面温度は150〜400℃である
のが好ましい。 ・ニップ内の線圧は500kN/m以下、好ましくは4
00kN/m以下、より好ましくは約320〜380k
N/mである。ニップ内の線圧は50〜500kN/m
であるのが好ましい。 ・ニップ内の最大線圧(リニアロード)は15Mpa以
下、好ましくは13Mpa以下、より好ましくは約8〜
12Mpaである。ニップ内の最大線圧(リニアロー
ド)は、5〜15Mpaであるのが好ましい。
力伝達は、摩擦により達成される。 ・駆動装置から少なくとも1つの端壁への力伝達は、確
実駆動装置(positively gripping drive arrangement)
により達成される。 ・端壁のうちの少なくとも1つが軸線方向に変位でき、
包囲形シュー・ロールの作動中でも可撓性ジャケットの
張力を変化できる。 ・ニップを形成する最終工程が、負荷シューにより、ジ
ャケットをその非負荷位置から上方に押して加熱ロール
に押し当てることからなる。 ・ジャケットは、負荷シューを非負荷状態にすることに
より、加熱ロールに接触しなくなるように移動される。 本発明の上記の他の観点による長所は幾つかある。本発
明による駆動装置は、可撓性ジャケットの過熱および損
傷によりジャケットを破壊する危険をなくして、作動中
にニップを開閉することを可能にし、これにより、コス
トが節約されかつ機械の休止時間が短縮される。また、
駆動装置の力伝達装置が包囲形シュー・ロールの端壁に
取り付けられかつ両端壁が同じ回転速度で回転されるた
め、包囲形シュー・ロールの駆動によって、またはジャ
ケット表面の摩耗およびジャケット自体の張力によって
も、可撓性ジャケットが影響を受けることがない。ま
た、一方の端壁を軸線方向に変位できることにより、作
動中に、可撓性ジャケットの軸線方向の位置および/ま
たは張力を調節でき、これにより、ジャケットの種々の
方向の局部的応力によるジャケットの摩耗が低減され
る。
包囲形シュー・ロールを備えた第1カレンダを有し、前
記シュー・ロールは、静止支持梁を包囲する可撓性管状
ジャケットおよび前記静止支持梁に取り付けられた少な
くとも1つのアクチュエータにより移動される負荷シュ
ーを備えている、繊維ウェブをカレンダ掛けする1組の
カレンダにおいて、第2カレンダが、少なくとも1つの
小ロールと相互作用するように取り付けられたロールを
有し、前記小ロールの幅は繊維ウェブの幅より実質的に
小さいことを特徴とする繊維ウェブをカレンダ掛けする
1組のカレンダに関する。本発明の他の観点によれば、 ・前記小ロールの幅は、50〜500mm、好ましくは1
00〜300mmである。
トアーム(枢動アーム)に配置され、該ピボットアーム
(枢動アーム)は、支持部材にピボット式に回転可能に
取付けられ(枢着され)、かつ、好ましくは、油圧ピス
トン組立体により駆動される。 ・ニップ内での小ロールの作用の良好な制御が行なえる
剛性構造を得るため、2つのピボットアーム(枢動アー
ム)が設けられており、両ピボットアーム(枢動アー
ム)の間には小ロールが配置されている。 ・前記小ロールは別の駆動装置により駆動される。
は、以下に述べる詳細な説明および特許請求の範囲の記
載から明らかになるであろう。以下、添付図面を参照し
て本発明をより詳細に説明する。図1には、長い加熱ニ
ップ(加熱されたニップ)1を通る繊維ウェブ80を示
す。ニップ1は、繊維ウェブ80に対して下方の側に配
置される包囲形シュー・ロール10により形成される。
繊維ウェブ80の上方の側には、加熱ロール(加熱され
たロール)22が示されている。包囲形シュー・ロール
10は、例えば強化ポリウレタンからなる在来の形式の
液体を通さない可撓性ジャケット12を有している。回
転しない静止支持梁(サポートビーム)14が、少なく
とも1つの負荷シュー18を支持している。負荷シュー
18と支持梁14との間にはアクチュエータ20が設け
られている。好ましい実施形態では、アクチュエータ2
0は、凹状負荷シュー18を(従って可撓性ジャケット
も)対向ロール22に押圧するための油圧ピストンであ
る。ジャケット12は、(「普通の態様」とは異な
り)、その非負荷位置から、包囲形シュー・ロール10
の中心から離れる方向に押圧されることに留意すべきで
ある(既知のシュー形式プレスでは、対向ロールがジャ
ケットを内方に押し下げる)。ジャケット12は、包囲
形シュー・ロール10内にシールされた隔室13(図
3、図4)が形成されるようにして、2つの円形端壁2
4、26の外周部に取り付けられる。また、図1に示す
ように、ウェブが破断されたか否かを検出するため、少
なくとも1つの検出装置99が繊維ウェブ80に隣接し
て配置されている。この検出装置99は、繊維ウェブ8
0が破断されているか否かに基づいてカレンダ掛け工程
の作動を制御する制御装置98に接続されている。
ル22は可動レバー95に配置されている。該レバー9
5は、ピボット点96と、加熱ロール22を、ニップ1
(ニップ1はいわゆる分離機構の一部を形成する)に近
づく方向およびニップ1から離れる方向に移動できるよ
うにする油圧ピストン装置94とを有している。好まし
い実施形態では、分離機構は、負荷シュー18を移動さ
せる第1機構(シューが負荷されなくなった後のジャケ
ット12の位置が、図2に参照番号11で示されてい
る)と、対向ロール22を移動させる第2機構との2つ
の機構を含む。少なくとも一方の分離機構は、検出装置
99が繊維ウェブ80の破断を検出するやいなや、ジャ
ケット12が加熱ロール22とは接触しなくなるよう
に、上記制御回路98により制御される。しかしなが
ら、いずれの分離機構の移動も、例えばニップ1の検査
と関連して手動制御により操作することができる。
短軸16、17に回転可能に取り付けられている状態が
示されている(端壁は、一体に形成するのではなく、図
4に示すように静止部分と回転部分とに分割するのが好
ましい)。短軸の一端には、円筒軸32が、ベアリング
34を介して回転可能に配置されている。円筒軸32に
は、自動調心ベアリング38を介して支柱36が配置さ
れている。自動調心ベアリング38は、大きな荷重が作
用したときに支持梁14の変形/曲りを許容する球面運
動ができるようにする。一方の端壁24は、円筒軸32
に固定して取り付けられている。端壁の外側で、円筒軸
32には駆動トランスミッション40(図示の実施形態
では、はめ歯歯車(コグホイール:cog wheel ))が固
定されている。はめ歯歯車は、トランスミッション42
に連結され、トランスミッション42は駆動装置44に
連結されている。端壁の内側で、円筒軸32にははめ歯
歯車46が固定されている。ジャケット12の内部で、
支持梁14に平行に駆動軸48が配置されている。駆動
軸48は、支持梁14に取り付けられたベアリングハウ
ス52内に配置されたベアリング50により支持されて
いる。駆動軸48の各端にははめ歯歯車54、55が配
置されている。好ましくは、これらのはめ歯歯車は、端
壁に取り付けられた相互噛合いするはめ歯歯車の軸線方
向移動を許容するための、長い歯形部分を有している。
ジャケット12の内部で、第2端壁26には、別のはめ
歯歯車56が固定されている。ジャケット12内の両は
め歯歯車は、駆動軸48上の対応するはめ歯歯車と噛み
合う。第2端壁26は、第2短軸17上で回転可能に配
置されている。第2短軸17は、第2支柱58に固定さ
れている。
は、駆動される加熱ロール22は、負荷シュー18によ
り加えられる所望の圧力により、繊維ウェブ80および
可撓性ジャケット12と相互作用し、これにより、繊維
ウェブおよび可撓性ジャケットの両者の摩擦力に基づく
駆動力を発生させる。従って、通常の作動の間は、ニッ
プ1に生じる力が、包囲形シュー・ロール10を回転さ
せる。特定の場合にのみ、通常、包囲形シュー・ロール
10の独立駆動装置を作動させることが望まれる。これ
は、例えば、カレンダの始動を行なうときにおこなわれ
るべきである。最初に可撓性ジャケット12をスピード
アップすることなくカレンダを始動させると、過熱によ
る可撓性ジャケットの損傷が不可避的に引き起こされ
る。また、このことは繊維ウェブ80を劣化させる。な
ぜならば、始動の瞬間に、繊維ウェブには過大な張力が
引き起こされるからである。従って、カレンダ掛けする
表面の始動の瞬間には、包囲形シュー・ロール10の独
立駆動装置を使用すべきである。始動時には、ニップギ
ャップは閉じられないが、ロール22はニップ1とは接
触しない状態に移動されている。加熱対向ロール22を
ニップ1に移動させる前に、包囲形シュー・ロール10
の駆動装置44を作動させて、トランスミッションを介
して第1端壁24を加速する。端壁24が回転される
と、内側の第1のはめ歯歯車46が回転され、これによ
り駆動軸48が回転される。駆動軸48は、第2の内側
のはめ歯歯車56を介して、回転を第2端壁26に伝達
する。かくして、両端壁24、26が加速され、かつ所
望の周速度(通常、繊維ウェブ80の速度に等しい速
度)が得られるまで同じ速度で回転する。油圧ピストン
94を作動させてレバー95をピボット式に回転させ
(枢動させ)、これにより対向ロール22をニップ1に
移動させることによりニップ1を閉じ、次に、アクチュ
エータ20により負荷シュー18が加熱ロール22に対
して押圧される。カレンダがひとたび所望の態様で機能
すると、包囲形シュー・ロール10の駆動装置が作動を
止められ(除勢され)、プレスロールが、ニップ1内の
摩擦により慣用的な態様で駆動される。
ためには上記作動が望まれる。なぜならば、これにより
機械全体の停止を回避できるからである。ロール間のギ
ャップを通って紙ウェブが正に移動している状態で、部
品の検査および可能な調節または交換を行なった後、プ
レスロールが上記態様で加速され、ニップが閉じられ、
かつウェブを破断または引き裂く危険なくして加工が続
けられる。可撓性ジャケット12はいかなる捩り力をも
伝達できないため、両端壁24、26は同じ速度で駆動
されかつ回転されなければならないことを理解すべきで
ある。図4には、図1に示した包囲形シュー・ロール用
駆動装置の他の実施形態が示されている(図3に示した
ような確実にグリップする駆動装置は使用されていな
い)。この実施形態は、回転力を伝達するのに摩擦を使
用している。図4はまた、支持梁14および端壁24、
26を配置する、より好ましい設計を示している。端壁
24、26は、静止内側部分24A、26Aと、回転部
分24B、26Bと、それらの間のベアリング24C、
26Cとに分割されている。両静止部分24A、26A
は、支柱14に対して回転できないように固定されてい
る。しかしながら、所望に応じて、ジャケットの移動お
よび/またはジャケットの張力付与ができるようにする
ため、両静止部分24A、26Aは軸線方向に変位でき
るように配置するのが好ましい(このこと自体は既知で
あり、米国特許第5,084,137号に開示されている)。支
持梁14の両端部には自動調心ベアリング23、25が
配置されており、支持梁14が撓み得るようにしてい
る。軸19Bを備えた駆動装置44が示されている。軸
19Bにはディスク19が配置されており、該ディスク
19の周囲端19Aにはゴム層が設けられている。可撓
性ジャケット12の外端部は、環状リング15(該環状
リング15は、過度に磨耗した後は交換できる力伝達装
置15の一種として機能する)と、各端壁24、26と
の外周部との間に固定されており、環状リング15(該
リングはセグメント化できる)は、例えば、ねじ等の任
意の適当な手段により端壁24に固定される。(ジャケ
ット12は他の多くの態様、例えば端壁の内面に取り付
けられた支持体(図示せず)で端壁に固定できることは
明らかである。この構成は、好ましくは、摩擦駆動力が
直接端壁の外面に伝達される設計、すなわち力伝達装置
が端壁と一体になる設計を可能にする。もちろん、端壁
の外面に別の力伝達装置を取り付けることも可能であ
る。)各端壁の回転部分24B、26Bの内側には、環
状のはめ歯歯車46、56が固定されている。駆動装置
44、19は、前記力伝達装置15に接触しまたは離れ
る方向に移動できる。従って、包囲形シュー・ロール1
0を加速したい場合には、ゴム層19Aが力伝達装置1
5と摩擦係合するように駆動装置が移動される。はめ歯
歯車46および駆動軸48は、はめ歯歯車54、55、
56(これらのはめ歯歯車は、同時に、同期装置の機能
を満たしている)を介して、端壁24の回転を他方の端
壁26に伝達する。従って、これにより、両端壁24、
26は、図3に関連して上述したのと同じ方法で作動さ
れる。必要ならば、ロール10の各側面に、各端壁と相
互作用する駆動装置を設けることができ、これにより、
トランスミッションは、単に同期装置として機能するこ
とになる。図4にはまた、負荷シュー18の作用の好ま
しい実施形態が概略的に示されている(通常、負荷シュ
ー18は駆動軸48に対して直径方向には配置されず、
図1に示すように垂直に配置される)。負荷シュー18
は、可撓性ジャケット12を、その通常の休止位置から
半径方向外方に離れるように押圧し、図5および図6に
関連して以下により詳細に説明するようにして加熱ロー
ル22とのニップを形成する。
両端壁24、26間の全長に亘っては延びていないこと
は明白である。これは、負荷シュー18の両縁部におけ
る該シューの荷重によって可撓性ジャケット12が引き
裂かれる危険性が生じないようにするために必要な構成
である。また、加熱ロール22は負荷シュー18より長
く延びていることも示されている。これは、ニップ1内
に最適熱分布/熱伝達を確保しかつ熱膨張を防止するの
に必要な構成である。好ましくは、加熱されたオイルが
ロールを加熱するのに用いられる。所望温度は、通常、
加熱ロール22の表面で約200〜220℃である。加
熱されたオイルが、加熱ロール22の軸線方向端部から
供給され、これにより、加熱ロール22の軸線方向端部
の温度はより高くなり、従ってより大きく膨張する。
(もちろん、他の加熱方法も可能であり、例えば、誘
導、蒸気またはガスバーナで加熱することもできる。し
かしながら、これらの別の加熱方法の使用は同様な熱分
布問題をもたらすが、これらの問題は、負荷シューより
加熱ロールを長くすることにより軽減される。)また、
負荷シュー18が非負荷状態にあるときには、加熱ロー
ル22がジャケット12から或る距離だけ離れて位置す
ることも示されている。従って、ニップを形成するため
には、負荷シュー18によってジャケット12を図5に
示すように外方に押圧しなければならず、このことは、
ウェブ80が負荷シュー18よりも幅広であることをも
示している。ニップ内への負荷シュー18の移動は、ア
クチュエータ20により達成される。アクチュエータ2
0は、好ましい実施形態では、ピストンの端部が負荷シ
ュー18に固定された多数の複動油圧ピストン組立体1
81、182、183を含む。油圧流体は包囲形シュー
・ロール10内に配置された2つのパイプ186、18
7により供給されかつ排出されることが概略的に示され
ている。図5には、上方のパイプ186が加圧されかつ
下方のパイプ187が減圧されており、これにより下方
の側のピストン組立体に通じている分岐パイプ185が
加圧されて、ピストン181および負荷シュー18が上
方に押圧され、加熱ロール22との間にニップを形成し
ているところが示されている。ジャケット12がその非
負荷位置から移動される距離は、通常、約5〜10mmで
ある。従って、負荷状態では、ニップに隣接する2つの
テーパ状ゾーン12A、12Cが存在する。これらのテ
ーパ状ゾーンでは、ジャケット/ウェブと対向加熱ロー
ル22とが接触せず、また、これらのテーパ状ゾーンは
ウェブ80によりほぼ覆われ、ジャケット12を加熱ロ
ール22の熱から保護する。
かつ上方のパイプ186が減圧されており、これにより
ピストン組立体の上方の側に通じている分岐パイプ18
4が加圧されて、ピストン181および負荷シュー18
が下方に移動され、加熱ロール22との間にギャップを
形成している。従って、この好ましい形式のカレンダで
は、分離機構は2つの機構を含んでいる。第1の機構は
負荷シュー18を移動させるアクチュエータ20であ
り、第2の機構は加熱ロール22を移動させるレバーア
ーム機構94、95、96である。また、この実施形態
では、分離機構は、検出装置99が繊維ウェブ80の破
断を検出するやいなやギャップが形成されるように、上
記の制御回路98により制御される。しかしながら、こ
の場合、最初に負荷シュー18が前述のようにして移動
され、負荷シュー18をその休止位置に迅速に戻し、こ
れにより非負荷ジャケット12と加熱ロール22との間
の距離に等しいギャップ(すなわち、通常は約7mm)が
形成されるようにする。この距離は、特に、本発明によ
りジャケット12が同時に回転されている場合に、熱伝
達を許容レベルまで低減させるのに充分な大きさであ
る。その後、分離機構の第2部分が分離されて充分に大
きいギャップ(通常、少なくとも40mmであるが、10
0mm以下である)を形成し、新しいウェブをギャップに
導入できるようにする。前述のように、新しいウェブが
ギャップに導入されたならば、両ロールは所望速度で回
転される。次に、レバーアームを移動させて加熱ロール
22をその「ニップ位置」に位置決めし、最後に、負荷
シュー18を作動させてジャケット12を加熱ロール2
2に押圧し、ニップを閉じる。非常に重い加熱ロール2
2に比べ、負荷シュー18を迅速移動させることの方が
非常に容易であることは明白である。従って、この実施
形態は、可撓性ベルトの過熱を防止するという問題の非
常に有効な解決方法である。
プの外側のテーパ状ジャケットゾーン12A、12Cに
過度に熱伝達しないようにするため、これらのゾーン
は、作業中に繊維ウェブ80により少なくとも部分的に
覆われなくてはならない。このため、繊維ウェブ80の
各端部に、カレンダ掛けされない2つのストリップ80
A、80Bが存在している。もちろん、これらのストリ
ップ80A、80Bの厚さは、ウェブの残部の厚さより
大きい。従って、このような繊維ウェブを巻き上げるに
は問題が生じる。この問題は種々の方法で解決される。
この問題を解決する第1の方法は、ニップ1の後に(ま
たは、任意であるがニップ1の前にも)、これらのスト
リップ80A、80Bのみをカレンダ掛けする別のカレ
ンダ掛けを行なうことである。或いは、繊維ウェブが巻
き上げられる前にストリップを切除することもできる。
係合(図4に示したものと同じ原理である)により直接
駆動する好ましい実施形態の側面図である。従って、各
端壁24、26の表面15と相互作用するための外側ゴ
ム層19Aを備えたトルク伝達輪19が示されている。
従って、各端壁24、26に力を伝達するために包囲形
シュー・ロールの各側に1つずつ配置された同種類の2
つの駆動装置が設けられている。一方の駆動装置を主装
置とし、かつ他方の駆動装置を従属装置とすることによ
り、両駆動装置の同期が達成される。加速中、主装置に
は従属装置よりかなり大きいトルク(通常、2/1)が
供給される。制御回路が、トルク伝達輪19の速度を制
御する。一方のトルク伝達輪の速度が他方のトルク伝達
輪の速度とは異なる場合には、このことは一方のトルク
伝達輪がスリップしていることを意味し、従って、給電
を調節してこのスリップをなくす。両駆動装置がこのよ
うにして同期されるならば、図4に開示した実施形態の
駆動軸48は余分になり、従って省略できる。
106の間で回転可能に取り付けられた第1軸102に
固定されている。軸102の一端には歯車108が取り
付けられている。歯車108は可撓性歯付きベルト11
0により駆動され、該歯付きベルト110は、駆動軸1
14の一端に固定された第2歯車112により駆動され
る。駆動軸114は、ケーシング116内に回転可能に
配置されている。ケーシング116は支持構造118に
回転可能に取り付けられており、該支持構造118は支
持梁120に固定されている。前記ケーシング116の
第1端部には支持レバー104、106が固定されてい
る。前記ケーシング116の他端部にはレバーアーム1
22が固定されており、該レバーアームの他端部には油
圧ピストン組立体124が取り付けられている。別の支
持構造126(これも支持梁120に取り付けられてい
る)には原動機44が取り付けられている。該原動機4
4から突出する駆動軸119は、カップリング装置12
8を介して前記他方の駆動軸114に相互連結されてい
る。
0の側面図であり、図8の駆動装置が如何にしてロール
と相互作用するかを示すものである。この図9は、図8
の線A−Aにおける断面図である。理解されるように、
油圧ピストン組立体124は、支持構造(支持梁120
との一体部分を形成することが好ましい)に調節可能に
固定される。図9から明らかなように、駆動輪19は、
油圧ピストン124を移動してレバーアーム122を駆
動軸114の軸線の回りでピボット式に回転(枢動)さ
せることにより、端壁24、26と接触しまたは離れる
ように移動される。レバーアーム122がピボット式に
回転(枢動)されると、駆動輪19を支持する支持レバ
ー104、106も移動される。原動機44を作動させ
ると、歯車112によって歯付きベルト110が駆動さ
れ、第2歯車108が回転される。これにより、軸線1
02および駆動輪19も回転される。
図であり、歯付きベルト110の張力を調節する調節装
置を示すものである。外側支持レバー106には、支持
輪130が調節可能に取り付けられており、該支持輪1
30は歯付きベルト110に所望の圧力を付与するよう
に位置決めできる。図11および図12には、主として
図4に示す実施形態のように機能する包囲形シュー・ロ
ールを駆動する別の方法が示されている。従って、この
実施形態もロールを通る中央支持梁14を有し、該支持
梁14は可撓性ジャケット12を支持する回転端壁の基
本支持体を形成する。端壁24の静止部分24Aには、
支持構造142が固定されている。該支持構造142に
は、第1歯車144および第2歯車146が配置されて
いる。端壁24の静止部分24Aには、端壁24の回転
部分24Bがシール係合している。この回転可能な部分
24Bには歯車150が固定されている。歯付きベルト
152が、歯車150および駆動歯車146の一部を包
囲するように配置されている。第1歯車144は、歯付
きベルトに最適圧力を加えるように配置されている。ま
た、ロールの他方の側には、第1構造と正確に同じ構造
が、第1構造の鏡像関係に従って位置決めされている。
両側の駆動装置(図示せず)は、機械的にまたはコンピ
ュータ制御により、各側を正確に同じ速度で駆動するよ
うに同期される。
付きベルト152が歯車150を駆動し、これにより、
端壁の回転部分148に固定されたジャケット12が回
転される。図13および図14は、本発明による包囲形
シュー・ロールの駆動装置の他の変更形態を示すもので
ある。図13では、駆動装置44がシュー・ロール内に
配置されており、2つの駆動軸48を駆動する。各駆動
軸48には、端壁の内側に取り付けられた歯車46、5
6と噛み合う歯車46が設けられている。図14の実施
形態は図13の実施形態と同様であるが、端壁のそれぞ
れの歯車に直接作用する2つの駆動装置44が配置され
ている点で異なっている。図15〜図17には、図3に
示した設計の端壁を変位させる機能をもたせる種々の実
施形態を示すものである。このような装置自体は既知で
あり、本願に援用する米国特許第5,084,137 号に開示さ
れている。この従来技術の文献によれば、油圧ユニット
が、本発明の好ましいモードにおけるように、各端壁支
持ベアリングの内側支持リングを変位させることによ
り、両端壁を軸線方向に変位させるように配置されてい
る。
ば、端壁は、図4の実施形態のように分割されていない
が、円筒軸を回転させるべく回転可能に取り付けられて
いる(すなわち、回転連結を維持する必要がある)。図
15〜図17には、回転連結を維持すると同時に、円筒
軸に対する端壁の軸線方向変位を可能にする、短軸、円
筒軸および端壁の種々の可能な断面形状が示されてい
る。端壁には或る輪郭をもつ貫通孔が設けられ、円筒軸
には対応する輪郭が設けられ、かつ両者の間には幾分か
の間隙が設けられていて、端壁が円筒軸に沿って摺動で
きるようになっている。端壁には油圧ユニットが作用し
て該端壁を軸に沿って変位させ、これにより、端壁の位
置およびジャケットの張力を制御する。作動について
は、米国特許第5,084,137 号を参照されたい。
ストリップ80A、80Bのみをカレンダ掛けする先行
工程のための好ましい装置を示す側面図である。長いニ
ップ1より先行するロール200は、慣用的な基本構造
(図示せず)内に取り付けられる。ロール200と対向
作用する小ロール201が設けられており、該小ロール
201は、負荷シューの側縁部と端壁の内面との間の距
離(図示の実施形態では、この距離は約150mmであ
る)とほぼ同じ幅を有している。小ロール201は、2
つの平行なピボットアーム(枢動アーム)205、21
0を備えた支持構造内に回転可能に取り付けられてい
る。これらのアーム205、210は、軸207を介し
て、固定支持部材204にピボット式に回転可能に取付
けられている。アーム205、210の位置は油圧ピス
トン組立体206により制御され、該油圧ピストン組立
体206は、その一端が板203を介して前記アーム2
05、210に取り付けられ、他端が前記支持部材20
4に取り付けられている。通常、ロールは動力駆動され
ず、繊維ウェブ80と接触した状態にあるときに摩擦に
より駆動される。任意であるが、ロールは、図19に示
すように、別の駆動装置209により駆動することもで
きる。カレンダの機能は、前述のものと基本的に同じで
ある。ウェブ80がひとたびロール200上の所定位置
に配置されると、油圧ピストンを作動させて小ロール2
01を移動させてウェブと接触させ、かつウェブの縁部
のストリップに対し所望の圧力を加える。ロール200
はウェブの全幅に沿って通過し、ウェブの他端にも、他
方のストリップをカレンダ掛けする第2小ロールを備え
た同じ構造が配置されている。
厚さを有し、従っていかなる問題もなく巻き上げること
ができる。本発明は図示の実施形態に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲内で変更することができる。例
えば、図1に示すような対をなす油圧ピストン20を設
ける代わりに、1列のみの油圧ピストンを使用すること
ができる。また、当業者ならば、前記端壁24、26を
前述のものとは異なる設計にできることは明白である。
例えば、摩擦駆動力が端壁に直接作用する場合には、或
る摩耗時間の経過後に容易に交換できるセグメント化さ
れた外周部を設けるのが有効である。また、当業者なら
ば、別の力伝達装置を使用する場合に、摩擦力を伝達す
るこの力伝達装置15を種々の方法(例えば、ねじ、溶
接、接着等)で端壁に取り付けることができる。また、
力伝達装置15の材料は或る種のステンレス鋼が好まし
いが、変えることもできる。或いは、力伝達装置15
は、摩擦に基づく駆動装置と相互作用できるように、ジ
ャケット(例えば、特に厚い強化層)内に組み込むこと
ができる。駆動装置は、その殆どを概略的に示したが、
好ましい実施形態では電動機(好ましくは、周波数制御
形誘導モータ)で構成できる。しかしながら、例えば油
圧駆動装置または燃料を動力源とする駆動ユニットもも
ちろん使用できる。加熱ロールをニップに近づけまたは
遠ざける運動並びに包囲形シュー・ロールの独立駆動装
置の運動を達成する方法は種々の異なる手段で達成でき
るが、油圧を動力源とするシステムが好ましい。検出装
置99の達成および繊維ウェブ80が破断しているか否
かの検出には、例えば光センサ、電磁センサ等の既存の
種々の解決方法を使用できる。また、1つの静止支持梁
を設ける代わりに、2つ以上の静止支持梁を使用して、
包囲形シュー・ロールの所望の支持構造を得ることがで
きる。また、当業者ならば、例示の分離機構を他の多く
の態様、例えば端部に摺動可能に配置された1つまたは
2つのロールを使用し、または油圧ユニットの代わりに
ねじジャッキ等を用いることにより達成できる。また、
包囲形シュー・ロールの別の駆動機構は、ひとたびカレ
ンダが作動されると遮断すべきではないが、或る場合に
は、作動中でも駆動機構を連結するのが好ましいことが
あることを理解すべきである。なぜならば、これにより
遮断機構の必要性をなくすことができ、主駆動装置の動
力消費を低減でき、かつ別の駆動装置の加速中に生じる
ことがあるあらゆる欠点(例えばジャケットのドラグ)
をなくすことができるからである。また、本発明は、上
記に定めた温度に制限されるものではなく、特定の要求
に基づいて変えることができることに留意すべきであ
る。また、本発明は、包囲形シュー・ロールに関連して
使用することに限定されるものではなく、少なくとも一
部は、開端形ベルトを用いたシュー・プレスユニットに
関連して使用することもできることを理解すべきであ
る。すなわち、特に、本発明によりカレンダを作動する
基本的原理に関して可撓性ベルトに運動を直接(端壁を
使用することなく)伝達できる。最後に、本発明は、種
々の種類の可撓性ベルト(例えば、可撓性ベルトだけで
なく、例えばゴムベルトのような弾性ベルト)に関連し
て使用できる。
いニップを有する本発明のカレンダを端方向から見た概
略断面図である。
り、第1駆動装置を示すものである。
り、本発明による変形した駆動装置および負荷シューの
作用を概略的に示すものである。
り、負荷シューのアクチュエータを概略的に示すもので
ある。
同様な断面図である。
つを示す概略図である。
法を示す図面である。
法を示す図面である。
決法を示す図面である。
示す図面である。
示す図面である。
施形態の1つを示す図面である。
施形態の1つを示す図面である。
図であり、駆動装置の種々の実施形態の1つを示す図面
である。
図であり、駆動装置の種々の実施形態の1つを示す図面
である。
図であり、駆動装置の種々の実施形態の1つを示す図面
である。
る上記カレンダの好ましい実施形態を示す図面である。
る上記カレンダの好ましい実施形態を示す図面である。
ーン 14 支持梁 18 負荷シュー 22 対向ロール(加熱ロール) 24、26 端壁 80 繊維ウェブ 80A、80C ストリップ 94、95、96 レバーアーム機構 98 制御回路 99 検出装置
Claims (31)
- 【請求項1】 繊維ウェブ(80)が、長くかつ加熱さ
れるニップ(1)を通り、該ニップ(1)は、その一方
の側が円筒状の加熱ロール(22)により形成され、他
方の側が、凹状負荷シュー(18)により加熱ロールに
押圧される可撓性管状ジャケット(12)により形成さ
れ、該管状ジャケット(12)は静止支持梁(14)を
包囲し、該支持梁(14)は、負荷シューおよび可撓性
管状ジャケットを加熱ロールに押圧できる少なくとも1
つのアクチュエータ(20)を支持し、負荷シュー(1
8)の軸線方向長さはジャケット(12)および加熱ロ
ール(22)の軸線方向長さより短くて、負荷シューが
加熱ロールに押圧されたときに、ニップ(1)内のジャ
ケット(12)の両端部にテーパ状セクション(12
A、12B)が形成される、繊維ウェブのカレンダ掛け
方法において、前記テーパ状セクション(12A、12
B)は、繊維ウェブ(80)の各縁部における小さいス
トリップ(80A、80B)が前記長いニップ(1)内
でカレンダ掛けされないように、前記繊維ウェブ(8
0)により実質的に覆われることを特徴とする繊維ウェ
ブのカレンダ掛け方法。 - 【請求項2】 前記小さいストリップ(12A、12
B)は先行のニップ内でカレンダ掛けされることを特徴
とする請求項1に記載の繊維ウェブのカレンダ掛け方
法。 - 【請求項3】 前記小さいストリップ(12A、12
B)は、後続のニップ内でカレンダ掛けされることを特
徴とする請求項1に記載の繊維ウェブのカレンダ掛け方
法。 - 【請求項4】 前記小さいストリップ(12A、12
B)は、巻上げ工程の前に切除されることを特徴とする
請求項1に記載の繊維ウェブのカレンダ掛け方法。 - 【請求項5】 前記可撓性管状ジャケット(12)は、
この両端部が端壁(24、26)に取り付けられるよう
にして包囲形シュー・ロール(10)の一部を形成し、
前記端壁(24、26)は前記支持梁(14)に対して
回転可能に取り付けられていて、前記ジャケット(1
2)と協働してシールされた空間(13)を形成し、前
記端壁(24、26)のうちの少なくとも一方は駆動装
置(42、44;19、44)により駆動され、該駆動
装置は、繊維ウェブまたは加熱ロールに対するジャケッ
トの位置とは無関係にジャケットを駆動するように作動
されることを特徴とする請求項1に記載の繊維ウェブの
カレンダ掛け方法。 - 【請求項6】 前記駆動装置はニップが閉じられる前に
作動され、ニップが閉じる瞬間に所望のジャケット速度
を確保することを特徴とする請求項1に記載の繊維ウェ
ブのカレンダ掛け方法。 - 【請求項7】 前記ウェブの速度が測定され、ベルトの
速度は、該ベルトがウェブに接触される前に、ウェブの
速度と同期されることを特徴とする請求項2に記載の繊
維ウェブのカレンダ掛け方法。 - 【請求項8】 紙ウェブが破断されたか否かを検出する
検出装置(99)と、ウェブが破断されると前記駆動装
置が作動され、かつ、同時にジャケット(12)が加熱
ロール(22)とは接触しなくなる方向に移動されるよ
うな方法で、前記検出装置(99)と相互接続されてい
る制御システム(98)とを有することを特徴とする請
求項1に記載の繊維ウェブのカレンダ掛け方法。 - 【請求項9】 前記ウェブの速度は、600〜3000
m/分であることを特徴とする請求項1に記載の繊維ウ
ェブのカレンダ掛け方法。 - 【請求項10】 製造されるウェブは紙であり、ウェブ
の速度は、1,000 〜3,000 m/分であることを特徴とす
る請求項5に記載の繊維ウェブのカレンダ掛け方法。 - 【請求項11】 前記加熱ロールの表面温度は150〜
400℃であることを特徴とする請求項1に記載の繊維
ウェブのカレンダ掛け方法。 - 【請求項12】 前記ニップ内の線圧は50〜500k
N/mであることを特徴とする請求項1に記載の繊維ウ
ェブのカレンダ掛け方法。 - 【請求項13】 前記ニップ内の最大線圧は5〜15M
paであることを特徴とする請求項1に記載の繊維ウェ
ブのカレンダ掛け方法。 - 【請求項14】 前記駆動装置から少なくとも1つの端
壁(24)への力伝達は、摩擦により達成されることを
特徴とする請求項5に記載の繊維ウェブのカレンダ掛け
方法。 - 【請求項15】 前記駆動装置から少なくとも1つの端
壁(24)への力伝達は、確実にグリップする駆動装置
(42、44)により達成されることを特徴とする請求
項5に記載の繊維ウェブのカレンダ掛け方法。 - 【請求項16】 前記端壁(24、26)が軸線方向に
変位でき、包囲形シュー・ロールの作動中でも可撓性ジ
ャケットの位置および/または張力を変化できることを
特徴とする請求項5に記載の繊維ウェブのカレンダ掛け
方法。 - 【請求項17】 円筒状ロール(22)および包囲形シ
ュー・ロール(10)を備えた第1カレンダ(10、2
2)を有し、前記シュー・ロールは、静止支持梁(1
4)を包囲する可撓性管状ジャケット(12)および前
記静止支持梁(14)に取り付けられた少なくとも1つ
のアクチュエータ(20)により移動される負荷シュー
(18)を備えている、繊維ウェブをカレンダ掛けする
1組のカレンダにおいて、第2カレンダ(201、20
0)が、少なくとも1つの小ロール(201)と相互作
用するように取り付けられたロール(200)を有し、
前記小ロールの幅は繊維ウェブの幅より実質的に小さい
ことを特徴とする繊維ウェブをカレンダ掛けするための
1組のカレンダ。 - 【請求項18】 前記小ロール(201)の幅は50〜
500mmであることを特徴とする請求項17に記載の繊
維ウェブをカレンダ掛けするための1組のカレンダ。 - 【請求項19】 前記小ロール(201)は少なくとも
1つのピボットアーム(205)に配置されており、該
ピボットアームは支持部材(204)にピボット式に回
転可能に取付けられ、かつ、油圧ピストン組立体(20
6)により駆動されることを特徴とする請求項17に記
載の繊維ウェブをカレンダ掛けするための1組のカレン
ダ。 - 【請求項20】 ニップ内での小ロール(201)の作
用の良好な制御が行なえる剛性構造を得るため、2つの
ピボットアーム(205)を有し、両ピボットアーム
(205)の間には小ロール(201)が配置されてい
ることを特徴とする請求項19に記載の繊維ウェブをカ
レンダ掛けするための1組のカレンダ。 - 【請求項21】 前記小ロール(201)は別の駆動装
置(209)により駆動されることを特徴とする請求項
17に記載の繊維ウェブをカレンダ掛けするための1組
のカレンダ。 - 【請求項22】 前記可撓性管状ジャケット(12)
は、該ジャケットの両端部にシール態様で取り付けられ
る端壁(24、26)を有し、該端壁(24、26)は
前記支持梁(14)に対して回転可能に取り付けられ、
かつ、前記ジャケット(12)と協働して内部空間(1
3)を包囲し、前記端壁(24、26)のうちの少なく
とも一方は、端壁から少なくとも半径方向に固定されて
配置された力伝達装置(40、46、48、54、5
6;15)および該力伝達装置と相互連結可能な駆動装
置(42、44;19、44)を有していることを特徴
とする請求項17に記載の繊維ウェブをカレンダ掛けす
るための1組のカレンダ。 - 【請求項23】 検出装置(99)および制御システム
(98)を更に有し、検出装置(99)は、紙ウェブが
破断されたか否かを検出するために配置され、制御シス
テム(98)は、ウェブが破断されると前記駆動装置が
作動され、かつ、同時に分離機構が作動されて加熱ロー
ル(22)とジャケット(12)との接触を遮断するよ
うな方法で、前記検出装置と相互接続されていることを
特徴とする請求項22に記載の繊維ウェブをカレンダ掛
けするための1組のカレンダ。 - 【請求項24】 前記分離機構は加熱ロール(22)に
連結されていて、加熱ロール(22)がジャケット(1
2)に接触しなくなるように加熱ロール(22)を移動
させることを特徴とする請求項22に記載の繊維ウェブ
をカレンダ掛けするための1組のカレンダ。 - 【請求項25】 前記分離機構は、一つの軸線(96)
の回りでピボット式に回転する少なくとも1つのレバー
アーム(95)を備えたピボット式回転構造(94、9
5、96)を含み、前記レバーアームは油圧組立体(9
4)により移動されることを特徴とする請求項23に記
載の繊維ウェブをカレンダ掛けするための1組のカレン
ダ。 - 【請求項26】 前記分離機構は摺動構造を含むことを
特徴とする請求項23に記載の繊維ウェブをカレンダ掛
けするための1組のカレンダ。 - 【請求項27】 前記駆動装置は駆動輪(19)を含
み、該駆動輪は、力伝達装置(15)と摩擦係合するた
めの摩擦力増強用外側層(19A)を備えていることを
特徴とする請求項21に記載の繊維ウェブをカレンダ掛
けするための1組のカレンダ。 - 【請求項28】 前記駆動装置から前記力伝達装置(4
0、46、48、54、56)への力伝達は、確実にグ
リップする駆動装置(42、44)により達成されるこ
とを特徴とする請求項22に記載の繊維ウェブをカレン
ダ掛けするための1組のカレンダ。 - 【請求項29】 前記端壁(24、26)のうちの少な
くとも1つは、包囲形シュー・ロールの作動中でも、可
撓性ジャケットの張力を変えられるように軸線方向に変
位できることを特徴とする請求項22に記載の繊維ウェ
ブをカレンダ掛けするための1組のカレンダ。 - 【請求項30】 前記ニップを形成する最終工程が、負
荷シュー(18)により、ジャケット(12)をその非
負荷位置から上方に押して加熱ロール(22)に押し当
てることを伴うことを特徴とする請求項1に記載の繊維
ウェブをカレンダ掛けする方法。 - 【請求項31】 前記ジャケット(12)は、負荷シュ
ー(18)を非負荷状態にすることにより、加熱ロール
(22)に接触しなくなるように移動されることを特徴
とする請求項8に記載の繊維ウェブをカレンダ掛けする
方法。
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