JP2000178502A - 2成分型エポキシ樹脂コ―ティング系 - Google Patents

2成分型エポキシ樹脂コ―ティング系

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JP2000178502A JP11319282A JP31928299A JP2000178502A JP 2000178502 A JP2000178502 A JP 2000178502A JP 11319282 A JP11319282 A JP 11319282A JP 31928299 A JP31928299 A JP 31928299A JP 2000178502 A JP2000178502 A JP 2000178502A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐摩耗性、耐候性及び耐放射線劣化性に優れ
たコーティングを提供すること。 【解決手段】 (a)脂肪族又は脂環式エポキシ化合物
を含むエポキシ成分と(b)第2級アミン化合物、第3
級アミン化合物及びそれらの混合物からなる群から選ば
れるアミン化合物を約40重量%〜約100重量%含む
硬化剤成分を含む2成分型エポキシ樹脂コーティング
系。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶及び他の海洋
用途並びに丈夫な耐候性及び耐放射線劣化性の表面、特
に耐紫外線性の表面を必要とする任意の他の用途での使
用に適する耐候性ポリマーコーティング系に関する。本
発明は、そのような耐候性ポリマーコーティング系を硬
化させることにより形成されるコーティング組成物にも
関する。このコーティングは、特に耐久性のある滑り止
め性表面を提供することに有用である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】主に下
にある表面を腐蝕及び他のダメージから保護すること及
びコーティングの対象に審美的又は実用的な色を提供す
ることにも向く耐候性樹脂コーティングが長年にわたっ
て探し求められている。アクリル樹脂、シリコーン樹
脂、ウレタン樹脂及びフルオロポリマーを使用する高耐
候性の光安定な樹脂コーティング系は、タンクコーティ
ング業界(例えば、水タンク、鉄道輸送タンク、製油所
及び天然ガス精製所のタンク等のコーティング)、輸送
業界(例えば、鉄道、航空機等)、並びに建築業界(例
えば、建築物、屋根、標識等)で長年にわたって使用さ
れている。しかしながら、これらの系はおよそ2〜8ミ
ル(0.0508〜0.203mm)の薄い膜厚になりや
すい。
【0003】特定の用途において、コーティングのもつ
1つの機能は、濡れた状況での滑り止め性を提供するこ
とである。例えば、船舶のデッキ表面に使用されるコー
ティング及び他の海洋用途で使用されるコーティングが
丈夫な滑り止め性表面を提供することが概して望まし
い。特に、海軍航空母艦の飛行甲板は、高性能戦闘機及
びヘリコプターの度重なる離着陸に帰因する激しい摩耗
並びに航空機のテールフック及びカタパルトケーブルと
の接触に帰因する衝撃に極めて良く耐える表面を有して
いなくてはならない。航空母艦以外の艦艇及び他の商用
船舶並びに海洋石油採掘作業台もヘリコプター又は短距
離離陸航空機のための飛行甲板を有し、そのような飛行
甲板に対しても耐久性、耐候性及び滑り止め性のコーテ
ィングが有用であろう。各場合において、刻々と変わる
気象条件での海上でのフライトオペレーションで、災害
を防ぐために耐久性、滑り止め性のコーティングが必要
である。
【0004】上記の従来の耐候性コーティング系は、海
軍及び商用の海洋航空機のオペレーションに適切な滑り
止め性表面を提供することに一般的に必要とされる大き
な骨材を保持するのに十分な厚さのコーティングを提供
しない。また、上記の従来のコーティング系は、海上で
の航空機のオペレーションの過酷な条件での摩耗に対す
る十分な耐性を提供しない。アクリル、シリコーン及び
ウレタンコーティングだけでは、12〜18カ月の海上
での飛行甲板オペレーションに耐えることができない。
【0005】これらの組成物及びそれらの前駆体は許容
できないほど高い揮発性有機物含有分(VOC)を有す
る。海軍艦艇及び商用船舶の飛行甲板用の滑り止め性コ
ーティングに望まれる特性の1つは、存在するコーティ
ングが損傷し、補修又は取り替える必要が生じた場合に
必要に応じて海上で人員により適用できるものであると
いうことである。健康上及び環境上の理由から、低又は
ゼロVOCコーティング組成物が必要である。
【0006】エポキシ樹脂は、脂肪族、脂環式又は芳香
族主鎖に結合している3員エポキシ又はオキシラン環を
有する。エポキシ環が種々の基材と反応する能力を与え
るため、これらの樹脂は非常に多用性がある。硬化剤と
反応した場合に、エポキシは、密な架橋ポリマー網状構
造を有する熱硬化性樹脂を形成する。これらの熱硬化性
樹脂は強靱で、種々の基材に対する接着性が良好で、耐
腐蝕性/耐化学薬品性が高く、絶縁性が良好である。エ
ポキシ樹脂は、また、硬化の際の収縮率が低く、種々の
条件で加工し硬化させることができる。エポキシ樹脂
は、例えば、コーティング、ラミネート及び複合材料、
成形用具、成形品及び注型品、構造物、並びに結合剤又
は接着剤等の種々の用途で商業的に使用されている。
【0007】エポキシ樹脂は1成分型又は2成分型エポ
キシであることができる。2成分型エポキシは、硬化剤
とブレンドされると硬化する。2成分型エポキシ樹脂系
は、前述の他の樹脂系に関係するVOCレベルを示さな
い。それらは非常に耐久性が高く、丈夫で航空機の飛行
甲板に付随する過酷な使用に耐えることができる。
【0008】これらの2成分型エポキシ樹脂は、芳香族
(例えば、エピクロロヒドリンとビスフェノールAから
製造される)若しくは脂肪族(例えば、ビスフェノール
Aの代わりにグリセロールのような脂肪族ポリオールを
使用して製造されるもの)又は脂環式(ビスフェノール
A中の芳香環がかなり又は完全に水素化されたもの又は
エポキシド基を形成している2つの炭素がさらに脂環式
環を形成しているものを使用して製造されるもの)であ
ることができる。広く使用されているある液状エポキシ
樹脂は、過剰のエピクロロヒドリンとビスフェノールA
の液状反応生成物(しばしばビスフェノールAのジグリ
シジルエーテル又はDEGBPAと呼ばれる)を硬化さ
せることにより製造される。DEGBPAは過冷却液体
であり、フェノール系ヒドロキシによるエピクロロヒド
リン上のエポキシド基の苛性アルカリで触媒される求核
開環及びそれに続くエポキシドへの再転化のための脱ハ
ロゲン化水素化により調製できる。高分子量化学種を最
低限に抑えるためにDEGBPAに過剰のエピクロロヒ
ドリンが使用される。
【0009】重合度が高いことを除いてDEGBPAの
構造に類似する構造を有する場合がある固体エポキシ樹
脂も利用できる。固体エポキシ樹脂は、DEGBPAの
調製に使用される方法に類似する方法により調製される
が、エピクロロヒドリンとビスフェノールAをほぼ1:
1の比となる量で使用し、化学量論的量のNaOHを使
用する(「タッフィー(Taffy )法」)。代わりに、液
状DEGBPAの触媒による「連鎖延長」又は「アドバ
ンスメント(advancement )」を用い、DEGBPAと
追加のビスフェノールAを反応させることにより固体エ
ポキシを調製することができる。NaOH、KOH、N
2 CO3 若しくはLiOH又はアミン若しくは第4級
アンモニウム塩のような一般的に塩基性の無機試薬であ
る比較的選択性のある触媒が使用される。これらの系は
連鎖延長にさらなるビスフェノールAを必要とするため
に、予備触媒された液状エポキシ樹脂として販売される
場合があり、消費者がビスフェノールAを加えて混合物
を所望の分子量まで重合させる。
【0010】DEGBPAとビスフェノールAを反応さ
せる「アドバンスメント」技術に類似の技術を用いて
「フェノキシ樹脂」、すなわち従来のエポキシ樹脂の分
子量よりも高い分子量を有する熱可塑性ポリマーを製造
することができる。これらの樹脂は末端エポキシド官能
基を持たない。これらの樹脂は熱的に安定で、常用の熱
成形技術により二次加工できるものである。これらの樹
脂の繰返し単位はアドバンスしたエポキシ樹脂と基本的
に同じである。これらの樹脂は、高純度のビスフェノー
ルAとエピクロロヒドリンをモル比1:1で反応させる
ことにより又は高純度DEGBPAとビスフェノールA
をモル比1:1で反応させることにより製造される。
【0011】コーティング用途での使用に適するエポキ
シ樹脂は、ポリマー鎖上のエポキシ末端基又はヒドロキ
シル側基を脂肪酸によりエステル化することにより往々
にして製造される(エポキシエステル)。得られるエポ
キシは、自然乾燥型の保護及び化粧コーティングとして
使用される。
【0012】エポキシフェノールノボラック樹脂(EP
N)及びエポキシクレゾールノボラック樹脂(ECN)
のような多官能性エポキシもエポキシ樹脂として商業的
に使用されている。EPN樹脂は、ホルムアルデヒドと
のフェノールの酸触媒型縮合により得られるフェノール
−ホルムアルデヒド縮合物(ノボラックとしても知られ
ている)のグリシジル化によって製造される。過剰のエ
ピクロロヒドリンとの反応に続く脱ハロゲン化水素化に
よって、グリシジル化されたフェノール系ヒドロキシ部
分を有するノボラックが生じる。ECN樹脂は、ホルム
アルデヒドと縮合するポリマーにフェノールの代わりに
クレゾールを使用して類似の方法で製造される。特に、
ECN樹脂は、硬化すると高い耐熱性及び耐化学薬品性
を示す。もう1つの型の多官能性エポキシ樹脂は芳香族
グリシジルアミン樹脂である。その例としては、アミノ
フェノールのグリシジル化、例えばp−アミノフェノー
ルの過剰のエピクロロヒドリンとの反応により得られる
樹脂、及びメチレンジアニリン(MDA)のグリシジル
化により得られる樹脂が挙げられる。これらの反応の条
件は、急速な重合と起こりうる副反応が避けられるよう
に注意深く制御される必要がある。
【0013】脂環式エポキシ樹脂は、過酢酸のような過
酸によるシクロオレフィンのエポキシ化により得られ
る。これらの樹脂は、ビスフェノールAのようなフェノ
ール系反応物を水素化し、グリシジルエーテルを形成す
ることによっても得られる。
【0014】不溶性の丈夫な固体の熱硬化樹脂を形成さ
せるためには、エポキシ樹脂を硬化又は架橋させなくて
はならない。硬化は2種の異なる機構、すなわち触媒硬
化(catalytic curing)及び共反応硬化(coreactive c
uring )を通じて起こり、これらの一方又は両方が個々
のエポキシ樹脂系の硬化に寄与しうる。
【0015】触媒硬化は、触媒硬化剤、一般的にはルイ
ス塩基又はルイス酸がエポキシ樹脂のホモ重合を開始す
る場合に起こる。ベンジルジメチルアミン又は2,4,
6−トリス(ジメチルアミノエチル)フェノールのよう
な第3級アミンが一般的に使用されているルイス塩基触
媒である。これらの触媒は、エポキシ基のメチレン炭素
との反応により中間体である双性イオンを形成するよう
に作用し、この中間体である双性イオンが次に水素原子
を引き抜いてヒドロキシ部分を形成すると考えられる。
生成したアルコキシドはポリマー鎖がエポキシ部分と反
応する開始点となり、ポリマー鎖のもう一方の末端に新
たなアルコキシドが生成する。三ハロゲン化ホウ素は一
般的に使用されているルイス酸触媒であり、しばしばア
ミンと錯化する。これらのアミン錯体が熱的に解離して
エポキシ基と反応するプロトンを形成し、硬化を開始す
るものと考えられる。エポキシ樹脂は、アリールジアゾ
ニウム塩、ジアリールヨードニウム塩及び周期表第VIa
族元素のオニウム塩のようなカチオン光開始剤によって
も硬化しうる。
【0016】共反応硬化は、硬化プロセス中にコモノマ
ー又は架橋剤として作用する硬化剤の存在下で起こる。
典型的には、硬化剤はポリマー主鎖上のエポキシ及び/
又はヒドロキシル側基と反応する。共反応硬化剤は典型
的には活性水素原子を有し、例えばフェノール、アルコ
ール、チオール、第1級及び第2級アミン並びにカルボ
ン酸である。第1級アミンが最も広く使用されている入
手可能な共反応硬化剤であり、第2級アミンよりも2倍
速く反応する。
【0017】脂肪族ポリアミンは、不適切に取り扱った
場合に皮膚炎を起こす場合があり、作業ポットライフは
短い。その結果、しばしば、それらをエポキシ化合物と
反応させて取り扱いがより用意でポットライフが長い付
加物を形成する。例えば、ジエチレントリアミン(常用
の市販されているアミン硬化剤)はエチレンオキシドと
反応してモノヒドロキシエチルジエチレントリアミンと
ジヒドロキシエチルジエチレントリアミンの混合物を形
成する。この混合物はポットライフも長く、皮膚に及ぼ
す影響も少ない。
【0018】米国におけるエポキシ樹脂の最大の単一用
途はコーティング用途であり、耐蝕性を必要とする船舶
用コーティング及び他の保全コーティングとして2成分
型アミン硬化系が使用されてきた。これらの樹脂の硬化
は典型的には約7日間を要する。
【0019】しかしながら、コーティングが外気に暴露
されるコーティング用途での従来の芳香族エポキシ系の
使用により「チョーキング」現象が起こる場合がある。
従来の芳香族エポキシ系を、海上オペレーションの間に
しばしば遭遇するような紫外線及び湿気に暴露すると、
エポキシポリマーは分解してコーティングの白化及びポ
リマー表面の粉化が起こり、カモフラージュのための
「軍艦灰色」コーティングが白色になる。チョーキング
は、エポキシ樹脂に使用される硬化系の型に依存して概
して3〜12カ月を過ぎると起こることが分かってい
る。
【0020】エポキシ樹脂に紫外線吸収剤をブレンドす
ることにより又はアクリル樹脂若しくはシリコーン樹脂
のようなより光安定性の高い樹脂をエポキシにブレンド
することによりチョーキング過程をある程度遅らせるこ
とが可能であるが、紫外線吸収剤は高価であること及び
他の樹脂を含めることによってエポキシ樹脂系の優れた
物理的及び化学的耐性が低下する場合があることから、
これらの手法はあまり望ましくない。
【0021】チョーキングを防止することをねらったも
う1つの方法は脂環式エポキシ樹脂系を使用することに
ある。これを実施する1つの手法は、エポキシの芳香環
を水素化することである。しかしながら、環が水素化さ
れたエポキシ樹脂及び遊離第1級アミンを高い百分率で
含む硬化剤はチョーキング問題を解決するには不十分で
あることが分かっている。その1つの理由は、これらの
水素化されたエポキシを常用の第1級アミン硬化剤と併
用した場合に、残留する過剰のアミンがコーティングの
表面に現れること(ブラッシング)である。このブラッ
シングは次に紫外線の存在下で水又は大気中の二酸化炭
素と反応してコーティング上にカルバメートを形成し、
チョーキングが望ましくないということと同じ多くの理
由から望ましくないコーティングの白化をもたらす。
【0022】実際に、第1級アミン硬化剤に加えてアミ
ノピペラジン促進剤を使用する反応に、かなり長い予備
反応期間を用いることから第1級アミン硬化剤を使用す
ることに及ぶブラシング現象を防止しようとする多くの
試みが満足のいくものであると証明されていない。
【0023】その結果、紫外線及び湿気の両方と接触す
ることのない用途、すなわち屋内用途に向く広く入手可
能な第1級アミン含有硬化剤とともに水素化エポキシが
使用されている。水素化エポキシは、これまで屋外用途
での使用に適するものとみなされてこなかったし、当然
のことながら海洋用途での使用に適するものではない。
第1級アミン硬化剤は、黄変せず、フローリング及び/
又は壁コーティングとしての用途を含む内部用途で使用
されるパステル又は他の色を歪めないためにこれらの屋
内用途で使用されている。これらの用途は、しばしば、
蛍光への暴露によって樹脂が黄変しないことを必要とす
る。
【0024】従って、当該技術分野では、滑り止め性骨
材を保持するのに十分な厚さの強靱な熱硬化樹脂に硬化
し、チョーキング又はブラッシングを起こさず、耐化学
薬品性及び耐蝕性であり、VOC含有分が低く、著しい
健康及び環境への危害を与えずに適用でき、紫外線吸収
性化合物及び光安定な樹脂を必要としないが、それらの
紫外線吸収性化合物及び光安定な樹脂を使用でき、飛行
甲板のコーティングとしての使用に、取り替える必要な
く少なくとも約12〜18カ月間の航空機飛行甲板オペ
レーションに耐える十分な耐久性があるエポキシコーテ
ィング系を提供することが望ましいであろう。
【0025】
【課題を解決するための手段】これら及び他の目的及び
利点は、従来のエポキシ樹脂系よりも改良された、耐チ
ョーキング性及び耐ブラッシング性を有するエポキシ樹
脂コーティング剤に関する本発明により達成される。本
発明において使用されるエポキシ樹脂系は、非芳香族エ
ポキシ成分と、主に第2級アミン化合物及び第3級アミ
ン化合物から構成され最低限度の量の第1級アミン化合
物を含むアミン硬化剤成分とを含む2成分型系である。
【0026】このコーティング系のエポキシ成分は脂肪
族又は脂環式エポキシポリマーを含む。このポリマー
は、線状又は分枝状の多官能性の液状又は固体ポリマー
であることができるが、概して脂環式環を含む。典型的
には、ポリマー中に存在する環の80%超が非芳香族で
ある。さらに、エポキシ成分は、樹脂の官能性、粘度、
融通性及び硬化速度を変えることを意図された非芳香族
エポキシ希釈剤を含んでよい。具体的な希釈剤として例
えばトリメチロールエタントリグリシジルエーテルが挙
げられる。
【0027】このコーティング系の硬化剤成分は、主に
第2級アミン化合物と第3級アミン化合物から構成さ
れ、使用される場合に非常に限られた量で第1級アミン
化合物を含む。ここで、第1級アミン化合物とは、2個
以上の第1級アミン部分を有する線状又は分枝状の脂肪
族又は芳香族アミン(ポリアミンを包含する)である。
第3級アミン化合物は、第1級アミン部分も第2級アミ
ン部分も持たない芳香族又は脂肪族アミンである。第2
級アミン化合物は、少なくとも1個の第2級アミン又は
アミド部分を有する線状又は分枝状の脂肪族又は芳香族
アミン化合物であり、本明細書で定義するような第1級
アミン化合物でも第3級アミン化合物でもない。本発明
で制限をうける又は本発明から排除される第1級アミン
化合物は概して100未満、特に約50未満の比較的低
い分子量を有する傾向がある。
【0028】概して、硬化剤成分は約40重量%〜約1
00重量%の第2級アミン化合物及び第3級アミン化合
物を含む。硬化剤成分中の第1級アミン化合物の含有量
は概して、当該硬化剤成分の重量を基準にして約5重量
%未満に限られる。特に、硬化剤は、第2級アミン化合
物の全含有量が上記パラメーターの範囲内におさまるよ
うに、イミダゾール末端基を有する少なくとも1種の化
合物とポリアミド又はアミドアミンのようなさらなる化
合物を含むことができる。
【0029】本発明のエポキシコーティング系は、周囲
温度で混合して適用できるものであり、コーティング中
に分散された滑り止め性骨材を保持するのに適する厚さ
で適用できるとともに海水への暴露に関係する腐蝕作用
に耐えることのできる丈夫な耐久性のある不溶性固体コ
ーティングに硬化する。
【0030】このコーティング系(それ自体で本発明の
一部を構成する)の硬化により得られるコーティング
は、度重なる航空機の離着陸並びに航空機のテールフッ
ク及びカタパルトケーブルとの接触に少なくとも12〜
18カ月間耐えられる。
【0031】非芳香族エポキシポリマーが使用されるた
めに、コーティングはチョーキングを生じることなく紫
外線及び湿気への長期間暴露に耐えることができ、コー
ティングの耐久性が向上する。さらに、最低限度の量の
第1級アミンが使用されるため、本発明の系は湿気の存
在下でコーティングの表面に白化ブラッシングを形成し
ない。本発明のコーティング系は黄色であるが、これは
コーティングの色、典型的には「軍艦灰色」を顕著に変
えないため、コーティングのカモフラージュ効果は低下
しない。このコーティングは外部用途で使用されるとと
もにカモフラージュのための灰色又は黒色表面を被覆す
るために使用されるため、黄変の審美的影響は取るに足
らない。
【0032】次の発明の実施の形態の欄を参照すること
で本発明をより明確に理解できるが、この発明の実施の
形態の欄の記載は本発明の範囲を限定することを意図し
たものではけっしてない。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明は、一成分がエポキシポリ
マーである2成分型硬化性エポキシコーティング系に関
する。前記エポキシポリマーは線状又は分枝状であるこ
とができ、一官能性又は多官能性であることができ、液
状又は固体のエポキシポリマーであることができる。し
かしながら、エポキシポリマーの芳香族性はポリマー中
の環の約20%以下に限られる。芳香族性が低いものほ
ど高い耐チョーキング性を与えるために、エポキシポリ
マーの芳香族性が低いほど好ましい。適切なエポキシポ
リマーは概して約100〜約1000EEW(エポキシ
ド当量、1グラム当量のエポキシドを含むポリマーのグ
ラムで表した重量として定義される)の範囲内のエポキ
シ価を有する。
【0034】上記の制約に適合するいかなるエポキシポ
リマーも使用できるが、上記のビスフェノールAの水素
化ジグリシジルエーテルから形成されたエポキシドが特
に適することが見いだされた。反応の正確な機構及び具
体的な型は本発明を実施するにあたって重要ではない
が、エポキシポリマー成分を調製するために水素化ビス
フェノール化合物を使用することが都合良いことが見い
だされた。より詳細には、第1段階で、触媒の存在下、
加圧下でビスフェノールAを水素化して芳香環の99%
以上を水素化し、1%未満を水素化されていないものと
して残す。水素化ビスフェノールAを次にルイス酸の存
在下でエピクロロヒドリンによりエポキシ化する。得ら
れた生成物を次に苛性アルカリにより脱ハロゲン化水素
化し、洗浄して最終的なエポキシポリマーを生成させ
る。この最終的なエポキシポリマーは、最良の可能な耐
紫外線性が得られる程度でできるだけ低い残留塩化物含
有量を有することが望ましい。
【0035】上記方法により製造でき、本発明に従って
使用できる他のエポキシポリマーとしては、100〜1
000EEWの範囲内のエポキシ価を有するもので、ビ
スフェノールA、ビスフェノールF又はノボラック化学
物質をベースとした液体又は固体であることができる。
さらに、これらのエポキシポリマーを、混和性で且つ耐
紫外線性に影響を及ぼさずに粘度、硬化速度、耐化学薬
品性等を改良する非芳香族希釈剤とブレンドすることも
できる。
【0036】上記エポキシ系の硬化剤成分は第2級アミ
ン化合物を含み、場合に応じて第3級アミン化合物も含
むが、使用する場合には非常に限られた量の第1級アミ
ン化合物を含む。いかなる理論にも束縛されるわけでは
ないが、第2級アミン化合物は、エポキシ化合物との共
反応により硬化反応を開始すると考えられる。このプロ
セスにおいて、第2級アミン化合物は第3級アミン化合
物に転化され、残りの第2級アミンにより並びに部分的
に反応したエポキシ化合物自体及び未反応のエポキシ化
合物自体により硬化がさらに促進される。チョーキング
又はブラッシングを生じずにこの効果が得られるよう
に、アミン硬化剤成分は典型的にはポリアミド又はアミ
ドアミン0〜100重量%と脂肪酸又はダイマー酸との
エチレンアミンのイミダゾール反応生成物0〜100重
量%の組み合わせを含むことができ、そして場合に応じ
て添加剤として0〜40%の第3級アミン及び/又は0
〜20%の水素化エポキシ樹脂を含むことができる。
【0037】アミン硬化剤成分での使用に適する第2級
アミン化合物としては、例えば、TETA(トリエチレ
ンテトラアミン):
【0038】
【化1】
【0039】類の第1級アミン化合物、TEPA(テト
ラエチレンペンタアミン):
【0040】
【化2】
【0041】類の第1級アミン化合物及びPEHA(ペ
ンタエチレンヘキサアミン)類の第1級アミン化合物、
特にこれらのアミンとカルボン酸の反応生成物であるカ
ルボキサミドが挙げられる。他のアミン及びアミン類を
使用できるが、上記アミン類が費用及び性能の観点から
特に適切であることが分かった。
【0042】特に上記アミン類に属するアミンと脂肪酸
又はダイマー酸との反応生成物が適切であることが分か
った:
【0043】
【化3】
【0044】これらの脂肪酸としては、限定するわけで
はないが、タル油脂肪酸(リノール酸とオレイン酸の混
合物)及び/又は植物油脂肪酸が挙げられる。ダイマー
酸は、不飽和酸の環化により形成することができる:
【0045】
【化4】
【0046】上記アミン類に属するもののようなアミン
の脂肪酸との反応によって、本発明の硬化剤成分での使
用に適するポリアミド及びアミドアミンエポキシ硬化剤
が生成する。
【0047】アミン硬化剤成分は典型的には約1個〜約
3個の第2級アミン部分と2個の環状第3級アミン部分
と1個の第1級アミン部分を有するイミダゾールを所定
量含む混合物を形成している。典型的には、硬化剤組成
物は、その硬化剤組成物の少なくとも約50重量%の量
のイミダゾール化合物を含むとともにその硬化剤組成物
の約50重量%以下の量の3〜5個のさらなる第2級ア
ミン部分を有するポリアミド又はアミドアミン化合物を
含む。硬化剤組成物は典型的には約1重量%未満の未反
応の第1級ポリエチレンアミンを含む。例えば、TEP
Aとタル油脂肪酸を反応させることにより調製されるア
ミン硬化剤成分は以下の組成を有しうる。
【0048】
【化5】
【0049】
【化6】
【0050】ただし、イミダゾールは約60重量%の量
で存在し、アミドアミンは約39重量%の量で存在し、
遊離エチレンアミンは1重量%未満の量で存在する。ア
ミン部分の全てが第2級アミン、アミド又はイミダゾー
ル窒素である化合物を使用することもできる。
【0051】アミン硬化剤組成物中の全アミンの一部が
前述のような第3級アミン化合物であってもよい。これ
らの第3級アミン化合物はルイス塩基触媒として作用
し、往々にして硬化するのが遅い第2級アミン化合物と
の共反応を促進すると考えられる。アミン硬化剤成分に
含めることができる適切な第3級アミン化合物として
は、2,4,6−トリ(ジメチルアミノメチル)フェノ
ール及びジメチルアミノメチルフェノールのような置換
フェノール系アミンが挙げられる。アミン硬化剤成分中
の第3級アミン化合物の割合は典型的にはアミン硬化剤
成分中のアミンの全重量を基準にして約40重量%以下
である。さらに、水素化エポキシ樹脂を0〜20重量%
で硬化剤組成物に加えることができるが、付加物を形成
することに関して本発明にとって必須ではない。
【0052】本発明のコーティング系に、チキソトロー
プ、溶剤、充填剤、骨材、繊維等のような他の成分を含
めることもでき、これらの他の成分を硬化剤成分中、エ
ポキシ成分中又はこれらの両方に含めることができる。
【0053】チキソトロープはコーティング系の全重量
の約5重量%〜約40重量%の量で含められる。。適切
なチキソトロープとしては、一般的にエポキシコーティ
ング系で適するもの、例えば繊維状無機物(例えばウォ
ラストナイト)、アラミド繊維、粒子又はチップ(例え
ば、KEVLAR(商標))、クレー(例えば、ベントナイ
ト、ヘクトライト、スメクタイト、アタパルジャイ
ト)、アモルファスヒュームドシリカ(未処理及び表面
処理されたものの両方)、並びにワックス(例えば、ポ
リアミドワックス、水素化ヒマシ油)が挙げられる。
【0054】コーティング系の全重量を基準にして約2
0重量%以下の量で溶剤を含めることができ、溶剤はエ
ポキシコーティング系に適すると一般的に見なされてい
るもの、例えばキシレン、メチル−n−アミルケトン、
n−ブタノール、メチルイソブチルケトン、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノエチルエーテル、AROMATIC 100(商標)(石油炭化
水素)、トルエン及びフルフリルアルコールから典型的
に選ばれる。
【0055】コーティング系の全重量を基準にして約2
5重量%〜約40重量%の量で充填剤を含めることがで
きる。充填剤はコーティングを増量する機能を果たすた
め、適用にかかるその費用が低く抑えられる。充填剤は
コーティングに滑り止め性を付与する機能も果たす。適
切な充填剤としては、硫酸バリウム、シリカ、あられ石
閃長岩、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、タルク等
が挙げられる。
【0056】コーティングに滑り止め性を付与するため
に骨材も含められ、コーティング系の全重量を基準にし
て約30重量%〜約50重量%の量で骨材を加えること
ができる。適切な骨材としては、酸化アルミニウム、炭
化ケイ素、スラグ研摩材(slag abrasive )、アルミニ
ウム粉末等が挙げられる。
【0057】本発明のコーティング系は典型的には非芳
香族エポキシポリマー又は硬化剤成分と上記成分のうち
の1つ以上と、場合に応じて脱泡剤、顔料及び/又は湿
潤剤をとを混合することにより調製される。コーティン
グ系が適用されるまでエポキシド成分とアミン硬化剤成
分とを分けたままにしておく。コーティング系を適用す
る際に、アミン硬化剤成分を、コーティング系の全重量
を基準にして約1重量%〜約20重量%の量でエポキシ
成分と混合する。得られた混合物を次に混合時点から約
10分間〜約60分間の時間内にコーティングすべき表
面に適用する。コーティングすべき表面に混合物をロー
ル塗り、はけ塗り又はスプレー塗りすることができ、十
分な時間を要して硬化させる。典型的には75°F(2
3.9℃)で約24時間〜3日間を要して硬化させる。
硬化後、コーティングした表面を意図した通りに、例え
ば船舶又は海軍の飛行甲板オペレーションに使用するこ
とができる。本発明に従って適用されるコーティングは
暗灰色の滑り止め甲板表面で若干の黄変をもたらす場合
があるが、この黄変はチョーキングでもブラッシングで
もなく、塩水等の湿気及び紫外線の存在下で長期間の使
用に耐える。
【0058】所望であれば、本発明のコーティング系に
他の混和性の耐光性樹脂をブレンドしてハイブリッドコ
ーティングを得ることができる。例えば、アクリルポリ
マー、シリコーンポリマー、エポキシ−シリコーンポリ
マー及び他の混和性ポリマーを本発明のコーティング系
に本発明のコーティング系の約40重量%以下の量で本
発明のコーティング系にブレンドすることができる。
【0059】以下の実施例を参照することにより本発明
をより詳細に理解できるであろう。以下の実施例は本発
明を例示するためのものであり、本発明の範囲を限定す
るものではない。
【0060】
【実施例】以下に示すエポキシコーティング系は本発明
に従って調製したものである。
【0061】
【表1】
【0062】これらの組成物の典型的な生産方法は、次
の工程を含む:A部分 工程1−混合容器に樹脂を加えて高速分散機による混合
を開始する。 工程2−溶剤/添加剤/チキソトロープを加え、高速で
30分間混合する。 工程3−充填剤及び骨材を加え、10分間混合してバッ
チを完成する。B部分 工程1−混合タンクに硬化剤を加える。 工程2−15分間混合してバッチを完成する。
【0063】特定の態様に関して本発明を説明したが、
本発明の種々の改良及び変更も本発明の範囲内に含まれ
ることは当業者に明らかである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 5/04 C09D 5/04 5/33 5/33 7/12 7/12 Z // C08G 59/42 C08G 59/42 59/50 59/50 C09D 133/00 C09D 133/00 183/04 183/04

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)脂肪族又は脂環式エポキシ化合物
    を含むエポキシ成分と、 (b)第2級アミン化合物、第3級アミン化合物及びそ
    れらの混合物からなる群から選ばれるアミン化合物を約
    40重量%〜約100重量%含む硬化剤成分、を含む2
    成分型エポキシ樹脂コーティング系。
  2. 【請求項2】 任意の第1級アミン化合物が硬化剤成分
    の重量を基準にして約5重量%未満の量で存在する請求
    項1記載の2成分型エポキシ樹脂コーティング系。
  3. 【請求項3】 任意の第1級アミン化合物が約1重量%
    未満の量で存在する請求項2記載のエポキシ樹脂コーテ
    ィング系。
  4. 【請求項4】 アミン硬化剤組成物(b)が第3級アミ
    ン化合物を含む請求項1記載のエポキシ樹脂コーティン
    グ系。
  5. 【請求項5】 第2級アミン化合物がアミン硬化剤組成
    物(b)の約70重量%〜約100重量%の間の量で存
    在する請求項1記載のエポキシ樹脂コーティング系。
  6. 【請求項6】 後硬化段階又は促進硬化スケジュールを
    必要とせずに約4.4℃(40°F)〜約65.6℃
    (150°F)の範囲内の温度で硬化可能な請求項1記
    載のエポキシ樹脂コーティング系。
  7. 【請求項7】 全樹脂コーティング系の重量を基準にし
    て、エポキシ成分(a)が約80重量%〜約99重量%
    の範囲内の量で存在し、硬化剤成分(b)が約1〜約2
    0重量%の範囲内の量で存在する請求項1記載のエポキ
    シ樹脂コーティング系。
  8. 【請求項8】 全樹脂コーティング系の重量を基準にし
    て、エポキシ成分が、約5重量%〜約40重量%のエポ
    キシ成分と、約0.5重量%〜約5重量%のチキソトロ
    ープと、約20重量%以下の溶剤と、約25重量%〜約
    40重量%の充填剤と、約30重量%〜約50重量%の
    骨材を含む請求項7記載のエポキシ樹脂コーティング
    系。
  9. 【請求項9】 エポキシ成分(a)が、環状ヒドロカル
    ビル部分を有する水素化エポキシ樹脂を含み、前記環状
    ヒドロカルビル部分の少なくとも約80%が非芳香族で
    ある請求項1記載のエポキシ樹脂コーティング系。
  10. 【請求項10】 エポキシ成分(a)が約100〜約1
    000エポキシド当量の範囲内のエポキシ含有量を有す
    る請求項1記載のエポキシ樹脂コーティング系。
  11. 【請求項11】 エポキシ成分(a)が、脂肪族又は脂
    環式エポキシ化合物と他の混和性ポリマーとのブレンド
    を含む請求項1記載のエポキシ樹脂コーティング系。
  12. 【請求項12】 混和性ポリマーが、アクリルポリマ
    ー、シリコーンポリマー、エポキシ−シリコンポリマ
    ー、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項
    11記載のエポキシ樹脂コーティング系。
  13. 【請求項13】 混和性ポリマーが、エポキシ成分の重
    量を基準にして0重量%よりも多く且つ約40重量%以
    下の量で存在する請求項11記載のエポキシ樹脂コーテ
    ィング系。
  14. 【請求項14】 請求項1記載のエポキシ樹脂コーティ
    ング系のエポキシ成分(a)及び硬化剤成分(b)を混
    合し、その混合物を丈夫な不溶性固体樹脂を形成するの
    に十分な条件下におくことにより得られるエポキシ樹脂
    コーティング。
  15. 【請求項15】 条件に約4.4℃(40°F)〜約6
    5.6℃(150°F)の範囲内の温度を含む請求項1
    4記載のエポキシ樹脂コーティング。
  16. 【請求項16】 (a)第2級又は第3級アミン硬化剤
    により硬化した脂肪族エポキシ樹脂を含むマトリックス
    相と、 (b)アラミド粒子、アラミド繊維、無機物粒子及び無
    機物繊維からなる群から選ばれる粒子を含む分散相、を
    含む、滑り止め性、耐候性及び耐紫外線性のコーティン
    グ。
  17. 【請求項17】 (a)脂肪族又は脂環式エポキシ化合
    物を含むエポキシ成分と、 (b)約1個〜約3個の第2級アミン部分、2個の環状
    第3級アミン部分及び1個の第1級アミン部分を有する
    イミダゾールを少なくとも約50重量%含む硬化剤成
    分、を含む2成分型エポキシ樹脂コーティング系。
  18. 【請求項18】 硬化剤成分が、約3個〜約5個の第2
    級アミン部分を有するポリアミド及びアミドアミンから
    なる群から選ばれる化合物を約50重量%以下さらに含
    む請求項17記載のエポキシ樹脂コーティング系。
  19. 【請求項19】 硬化剤成分が約1重量%未満のポリエ
    チレンアミンを有する請求項17記載のエポキシ樹脂コ
    ーティング系。
  20. 【請求項20】 (a)脂肪族又は脂環式エポキシ化合
    物を含むエポキシ成分と、 (b)(1)トリエチレンアミンテトラアミン、テトラ
    エチレンペンタアミン、ペンタエチレンヘキサアミン又
    はこれらの混合物と(2)脂肪酸又はダイマー酸との反
    応生成物を含む硬化剤成分、を含む2成分型エポキシ樹
    脂コーティング系。
  21. 【請求項21】 脂肪酸がタル油脂肪酸又は植物油脂肪
    酸である請求項20記載のエポキシ樹脂コーティング
    系。
  22. 【請求項22】 (1)(a)脂肪族又は脂環式エポキ
    シ化合物と、(b)第2級アミン、第3級アミン及びこ
    れらの混合物からなる群から選ばれるアミン化合物を約
    10重量%〜約100重量%含む硬化剤成分と、(c)
    滑り止め性骨材を混合する工程; (2)得られた混合物を船舶の飛行甲板に適用する工
    程; (3)前記混合物を硬化させる工程;を含む、船舶の飛
    行甲板に耐久性、耐候性及び滑り止め性のコーティング
    を提供する方法。
  23. 【請求項23】 滑り止め性骨材(c)がエポキシ成分
    (a)若しくは硬化剤成分(b)又はこれらの両方とプ
    レミックスされる請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 硬化剤成分が約5重量%未満の第1級
    アミン化合物を含む請求項22記載の方法。
  25. 【請求項25】 任意の第1級アミン化合物が硬化剤組
    成物の約1重量%未満の量で存在する請求項24記載の
    方法。
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